ももたろうエクスプレスは、岡山県岡山市と鳥取県米子市・島根県松江市・出雲市を結ぶ高速バスである。
愛称は岡山のおとぎ話、桃太郎から。
1989年12月22日の開業当初は岡山 - 松江温泉間を結んでおり、一時休止を経て復活後は岡山 - 松江温泉、更に区間を延長して出雲市までを結んでいる。5社の共同運行で、1日5往復運行している。
※各社が各1往復運行している。(2021年2月以降)
(停留所 - 停留所)でくくった中での乗降はできない。
(岡山駅西口 - 岡山インター) - (米子駅 - 松江駅 - 玉造 - 宍道 - 斐川インター - 出雲市駅)
- 蒜山高原SAで20分間の休憩を取る。
- 2009年9月30日までは大山PAで10分間の休憩だった。
- 日ノ丸自動車担当便は米子駅で乗務員が交代する。
- 1989年(平成元年)12月22日:両備バス(現・両備ホールディングス)・中鉄バス・日ノ丸自動車・一畑電気鉄道(当時)の4社により岡山 - 松江間で運行開始[1]。当時は松江温泉駅(現・松江しんじ湖温泉駅)発着で、1日4往復[1]であった(後に2往復へ減便)。また、高速道路が米子自動車道・山陰自動車道の一部しか開通しておらず、運行経路のほとんどが一般道路だった。
- 1992年(平成4年)9月30日:いったん休止。
- 1997年(平成9年)3月16日:両備バス(現・両備ホールディングス)・中鉄バス・日ノ丸自動車・一畑電気鉄道(当時)の4社により岡山~松江間で運行再開。当時は松江温泉駅(現・松江しんじ湖温泉駅)発着で、1日4往復であった。
- 1998年(平成10年)3月21日:山陰自動車道の米子西IC - 安来IC間の開通に伴い、安来駅前への停車を中止。
- 2000年(平成12年)4月1日:一畑電気鉄道の分社化により、一畑電気鉄道担当便が一畑バスに移管された。
- 2001年(平成13年)4月20日:路線延長により、岡山 - 出雲間となる。これに伴い、松江しんじ湖温泉駅への乗り入れを中止。
- 2003年(平成15年)4月20日:1日7往復に増便[2]。同時にJRバス中国が参入[2]。
- 2006年(平成18年)7月18日:集中豪雨による災害で山陰自動車道の松江玉造IC~宍道IC間は通行不能となったため、該当区間を国道9号経由で迂回した(8月9日まで。一般道区間に臨時停留所を設けて対応)。
- 2010年(平成22年)6月1日:岡山駅前の停車場所を、ドレミの街(10番乗り場)から岡山駅西口バスターミナル(26番乗り場)へ変更。
- 2012年(平成24年)
- 2016年(平成28年)11月1日:1日9往復に増便し、岡山インター発着運賃を岡山駅西口発着運賃と同額に変更(実質的な運賃値上げ)。同時に両備バス・中鉄バス・日ノ丸自動車・一畑バス各2往復、中国ジェイアールバス1往復の運行体制に変更)[4]。
- 2017年(平成29年)5月8日:中鉄バス担当便1往復が両備バス担当便となり、両備バス3往復、日ノ丸自動車・一畑バス各2往復、中鉄バス・中国ジェイアールバス各1往復の運行体制に変更。
- 2018年(平成30年)4月1日:両備バス担当便1往復が中国ジェイアールバス担当便となり、両備バス・日ノ丸自動車・一畑バス・中国ジェイアールバス各2往復、中鉄バス1往復の運行体制に変更[5]。
- 2021年(令和3年)2月1日:利用客減少に伴い、1日5往復に減便。各社が1往復ずつ担当する運行体制となる[6]。
- 4列シート
- フットレスト(両備バス・JRバス中国を除く)
- レッグレスト(日ノ丸バス)
- トイレ(JRバス中国の1往復は原則としてトイレ無し)
- 読書灯(一畑バスのみ)
- ドリンク(日本茶)サービス(両備バス)
“5高速バス路線免許 運輸省 岡山-松江間など”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年12月3日)