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『鉄子の旅』(てつこのたび)は、菊池直恵による日本のノンフィクション漫画。2001年から2006年まで小学館の『スピリッツ増刊IKKI』『月刊IKKI』に連載された。全48旅(話)、単行本は全6巻(小学館IKKI COMIX)。
鉄子の旅 | |
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ジャンル | ノンフィクション漫画、 鉄道漫画、紀行漫画 |
漫画:鉄子の旅 | |
作者 | 菊池直恵 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | スピリッツ増刊IKKI →月刊IKKI |
レーベル | IKKI COMIX |
発表期間 | 2001年 - 2008年 |
巻数 | 全7巻:1 - 6巻、『鉄子の旅プラス』 |
漫画:新・鉄子の旅 | |
作者 | ほあしかのこ |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 月刊IKKI |
レーベル | IKKI COMIX |
発表号 | 2009年7月号 - 2013年3月号 |
巻数 | 全5巻 |
漫画:鉄子の旅3代目 | |
作者 | 霧丘晶 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 月刊サンデーGX |
レーベル | サンデーGXコミックス |
発表号 | 2016年6月号 - 2019年2月号 |
巻数 | 全4巻 |
アニメ:鉄子の旅 | |
原作 | 菊池直恵 |
監督 | 永丘昭典 |
シリーズ構成 | 相馬和彦 |
脚本 | 相馬和彦 |
キャラクターデザイン | 工藤裕加 |
音楽 | SUPER BELL"Z、渡部チェル |
アニメーション制作 | グループ・タック |
製作 | 『鉄子の旅』製作委員会 |
放送局 | ファミリー劇場 |
放送期間 | 2007年6月24日 - 2007年9月23日 |
話数 | 全13話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・鉄道 |
ポータル | 漫画・鉄道 |
作者をほあしかのこに代えて2009年から2013年まで同誌で連載された『新・鉄子の旅』および2016年から2019年まで霧丘晶により『月刊サンデーGX』で連載された『鉄子の旅3代目』についても併せて記述する。
以下菊池版を旧鉄子、ほあし版を新鉄子、霧丘版を3代目と呼称する。
旅の案内人として横見浩彦が同行する鉄道紀行漫画。コンセプトは、鉄道にまったく興味のない作者が鉄道好きのトラベルライターの横見に嫌々日本全国の鉄道に連れ回されるというもの。通常、旅をするメンバーは作者、横見、編集者で、時折ゲストが随行する場合もある。
略称は鉄子(てつこ)で、主要な登場人物たちも使用している。
2000年頃、当時のIKKI編集長であった江上英樹が書泉グランデで横見の著書『乗った降りたJR四六〇〇駅』を読み、同書を知っていたイシカワと盛り上がり、「横見と組んでコラムやエッセイなど何かをしてみたい」ということになった。その後、江上とイシカワで横見に会った際、その場で横見が「横見と編集と女性漫画家で鉄道を旅するルポマンガというのはどうか」と提案し、それが採用された。第3巻収録の第23旅では、江上が「ずっと鉄道漫画をやりたいと思っていた」という事実も描かれている(キクチに「編集長の趣味だろ」と突っ込まれた)。横見本人は作中において「これってもう完全にギャグマンガじゃない」と語っている。
キクチ降板の理由として、カミムラは「体力の限界」と説明、また横見との不仲が取りざたされているが、実際のところ第4巻・第31旅の「読者ツアー」で彼女自身がさじを投げたのが最大の原因と思われる[要出典]。その後、特別企画やゲスト同伴、コラム、読み切りで延命措置が執られたものの、銚子電鉄再訪問取材を最後に執筆終了を宣言、ホアシ、続いてキリオカにバトンが託された。
なお、「3代目」終了後に江上、イシカワのコメントで「鉄子」シリーズ連載再開(少なくとも「鉄子の旅・4代目(仮称)」)への展望が発表されている[1]。
末期は、菊池の「いつもの3人ではもう味気ない」という提案(第37旅)により、ほぼ毎回ゲストが登場していた。そのため、単行本5、6巻の収録話は1話もアニメ化されていない。
2004年11月30日発行 ISBN 4-09-188541-1
2004年11月30日発行 ISBN 4-09-188542-X
2005年3月30日発行 ISBN 4-09-188543-8
2005年7月29日発行 ISBN 4-09-188544-6
2006年3月30日発行 ISBN 4-09-188314-1
2007年2月28日発行 ISBN 978-4-09-188354-4
2009年2月25日発行 ISBN 978-4-09-188450-3 当初は7巻となる予定だった。
「プラス」には、連載終了後『IKKI』に連載された「実録鉄ヲタブランド化計画」や、後日談としてキクチの描き下ろしも掲載されている。この後日談は新・鉄子に直結する形になっており、キクチは伏線の意を込めて、プラスをもって自分の描く鉄子は完結することを宣言した。最後のページには、何らかのプロジェクトとして連載開始の予告が掲載された。
2010年3月2日発行 ISBN 978-4-09-188508-1
2010年12月30日発行
2011年11月5日発行 ISBN 978-4-09-188558-6
2012年7月4日発行 ISBN 978-4-09-188588-3
この巻のみサブタイトルが付けられた。また、被災地取材となった第22旅〜第24旅は巻末に書かれる旅の行程が割愛されている。
2013年4月3日発行 ISBN 978-4-09-188620-0
2017年2月22日発行 ISBN 978-4-09-157476-3
2018年3月24日発行 ISBN 978-4-09-157518-0
2018年12月19日発行 ISBN 978-4-09-157553-1
2019年7月20日発行 ISBN 978-4-09-157570-8
2007年12月下旬地域別編集で全5巻、本編からセレクトされた全15旅を同時発売。サイズがA4と大きくなり、オリジナルの書き下ろしなども掲載される。IKKI2007年12月号によればこの企画は編集長が提案したらしい。
カラー特別版と共に発売された。カラー特別版全冊の他、キクチ考案カラーの銚子電鉄車両模型(鉄道コレクション)、キクチ・横見・カミムラのフィギュア、新ゲストと行く銚子電鉄再訪編マンガが付録となった。売り上げの一部は実際に銚子電鉄へ寄付された。
菊池・ほあしコラボ企画のおまけ漫画を加えて旧鉄子(菊池)と新鉄子(ほあし)それぞれで刊行
これまでのすべての回の取材時の資料写真を収録している。 電子書籍でのみ発売。2020年7月17日発行 Jp-e 09D069400000d0000000
2012年7月27日発行 ISBN 978-4-09-359208-6 村井美樹が鉄子の旅の取材に同行した模様を中心にしたブログが書籍化されたもの。
小学館の月刊誌『ラピタ』2005年3月号に掲載。「旅の案内人」は矢野直美、舞台は明知鉄道。「横見が相手の時と違ってなぜこんなに楽しいのか」という描き方をされている。この作品は、矢野の『おんなひとりの鉄道旅』文庫版西日本編に収録されている。
『鉄道ピクトリアル』2007年1月号に、「鉄子の旅 幕間散歩」と題して本作の裏話ともいうべき記事が掲載されており、対談形式で菊池、神村および江上編集長も参加している。
日本レストランエンタプライズの駅弁に封入。北海道編、東日本編、東海編、西日本編、四国・九州編でそれぞれの内容に合わせた漫画が入っている。
くりはら田園鉄道の廃止前の2カ月間に菊池直恵プロデュースによるクイズラリーが行われ、全問正解者には鉄子メンバーが描かれたカードが贈られた。また、同じ日に廃止された鹿島鉄道でも、終点の鉾田駅に、菊池の直筆による鹿島鉄道を応援する絵が飾られていた。
2007年6月24日から9月23日に、CSのファミリー劇場で放送、全13話。SUPER BELL"Zが主題歌、エンディング、鉄音効果を担当。
アニメ化にあたってのキャッチコピーは、第1巻の帯にも使われている「今日もいっぱい列車に乗れるぞ!!」。これは横見が道中で語った言葉で、乗り鉄系である鉄道に対する横見の気持ちを如実に表している。
10月15日より、番組改編のため以下の時間に変更
以下、変更前の放送時間
話数 | サブタイトル | 原作エピソード | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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第1旅 | 久留里線全駅乗下車 | 第1旅(1巻) | 永丘昭典 | はしもとなおと | 長坂寛治 |
第2旅 | 130円・一都六県大回り | 第2旅(1巻) | 福田貴之 | 竹内昭 | |
第3旅 | 土合・湯檜曽…鉄子流デートコース | 第5旅(1巻) | 平田豊 | 三家本泰美 | Jo Eun-ju Ryu Dong-gyun |
第4旅 | 南東北・横見スペシャル | 第22旅(3巻) | 鴫野彰 | 久保山英一 | Jang Haen-gen |
第5旅 | 岩手県の自然を味わう旅 | 第7旅(1巻) | 辻伸一 | はしもとなおと | 長坂寛治 |
第6旅 | わたらせ渓谷鐵道と廃線跡歩き | 第13旅(2巻) | 福田貴之 | 竹内昭 | |
第7旅 | 海底駅そして北海道初上陸 | 第14旅(2巻) | 小林治 | 佐藤豊 | 吉崎誠 |
第8旅 | 飯田線・秘境駅巡り | 第15旅(2巻) | 七条寺貴 | 奥野耕太 | 服部憲知 |
第9旅 | まだ間に合う! くりはら田園鉄道 | 第30旅(4巻) | 小林治 | 成川武千嘉 | 遠藤靖裕 |
第10旅 | 祝・鉄子ご一行様四国初上陸 | 第16旅(2巻) | 辻伸一 | 安藤健 | 松岡謙治 |
第11旅 | 長野電鉄の魅力を味わう | 第19旅(3巻) | 小林治 | 井上茜 | 河内日出夫 |
第12旅 | 見どころ満載、肥薩線 | 第27旅(4巻) 第28旅(4巻) | ヤマトナオミチ | 吉本毅 | 服部憲知 |
第13旅 | これが北海道だ! | 第23旅(3巻) 第24旅(3巻) | 永丘昭典 | 福田貴之 | 竹内昭 |
レンタルは2007年9月14日より、一般販売は2007年9月21日から順次開始。
鉄子の旅 Vol.1は通常版と初回限定生産版の2種類がある。初回限定生産品には鉄道コレクションの長野電鉄2000系現行塗装(鉄道コレクション5弾では旧塗装のりんご色)、鉄子の旅外伝〜アニメ製作地獄〜、鉄分サプリ増補完全版、旅の思ひでポストカードが封入。旅の思ひでポストカードのみ通常版の初回生産分にも封入。ファミリー劇場で放送されているCMのナレーターは石丸謙二郎が担当。DVDではファミリー劇場で放送したものを一部修正しているシーンが多数ある。
菊池がプロデュースする鉄子オリジナルの弁当。包装は菊池の書き下ろし。菊池が弁当を企画する過程を描いた漫画が封入されている。2007年11月25日から2008年1月末まで、東京駅、上野駅、新宿駅、品川駅、大宮駅などの日本レストランエンタプライズの売店で北海道編が発売。2008年2月からは第2弾の東日本編になり、1月25日から鉄道博物館で先行販売。同年5月26日から第3弾の東海編、10月12日からは第4弾の西日本編が発売され、前日から日比谷公園での「鉄道フェスティバル」で先行販売。そして2009年1月15日に最終作となる四国・九州編が発売。
西日本編の包み紙は、最初に製作されたものに描かれている鉄道車両の色に間違いがあることをIKKI編集長が指摘し、途中から修正されたため、2種類のバージョンが存在する。
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