セサミストリート

セサミワークショップが制作する子ども向けテレビ教育番組 ウィキペディアから

セサミストリート

セサミストリート』(Sesame Street)は、アメリカ合衆国非営利団体セサミワークショップが制作する子ども向けテレビ教育番組1969年NET英語版[注釈 2]PBSの前身[1]。)での放送開始以来[2]、世界150以上の国と地域で放送・展開されている。この番組は文字と数字を学ぶことと情操教育が基本となっている[3]

概要 セサミストリート, ジャンル ...
セサミストリート
Thumb
ジャンル 子供番組教育
スケッチ・コメディー人形劇
原案 ジョーン・ガンツ・クーニー
ロイド・モリセット
構成 ジョン・ストーン(1969年 - 1979年)
ジェフ・モス(1970年 - 1974年)
ノーマン・スティールズ(1974年 - 1975年、1979年 - 1997年)
ルー・バーガー(1996年 - 2008年)
トニー・ディセーナ(2002年)
ジュディー・フロイドバーグ(2002年)
ベリンダ・ワード(2008年)
ジョーイ・マッツァリーノ (2009年 - 2016年)
ケン・スカボロウ(2017年 - )
オープニングセサミストリートのテーマ
製作
製作総指揮 デヴィッド・コネル(1969年 - 1972年)
ジョン・ストーン(1972年 - 1978年)
アル・ヒスロップ(1978年 - 1980年)
ドロシー・シンガー(1980年 - 1993年)
マイケル・ローマン(1993年 - 2002年)
ドクター・レイウィス・バースティーン(2003年 - 2005年)
キャロライン・パレンテ(2006年 - 2017年)
ブラウン・ジョンソン(2017年 - 2019年)
ベンジャミン・レハマン(2019年 - )
制作 チルドレンズ・テレビジョン・ワークショップ(1969年 - 2000年)
セサミワークショップ(2000年 - )
放送
放送局 アメリカ合衆国
NET(1969年 - 1970年)
PBS(1970年 - )
HBO(2016年 - 2020年)
HBO Max(2020年 - )
音声形式英語
放送国・地域 アメリカ合衆国
放送期間1969年11月10日 -
放送分(1969年 - 2015年)60分
(2014年 - )30分
回数シーズン51 全4701回[注釈 1](●年●月現在[いつ?]
公式サイト(英語)
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あらすじ

「セサミストリート」とは、番組の舞台となっているニューヨーク市マンハッタンにあるとされる架空の通りの名である。アラビアンナイト(千夜一夜物語)の『アリババと40人の盗賊』の中に出てくる呪文開けゴマ(open sesame)」からきており、「宝物が隠されている洞窟が『開けゴマ』の呪文によって開いたように、この番組によって子どもたちに新しい世界や知識の扉をひらいてほしい」という願いが込められているとされる[4]。この通りのテラスハウスに住む人間やマペットたちの話を中心に、さまざまな就学前教育を目的としたコーナーが放送される。

マペット

番組が子どもたちに、親近感を持ってもらえるような工夫の一つに、番組のシンボルキャラクターであるビッグバードをはじめ、多くのマペット操り人形)およびマペットキャラクターが登場しているのが挙げられる。この番組から生まれたマペットは、個性豊かなキャラクターで世界中の多くの子ども達に愛されている。番組に登場するマペットは、おもに人間型、動物型、モンスター型とがある。マペットの操演者(マペティア)は同時に声優も担当し、ときにはアドリブも繰り出すことがある。

マペットのデザインはジム・ヘンソンが手がけていた。なおマペットとは、「マリオネット」と「パペット」を組み合わせた、ヘンソンの造語である。マペットには2人以上の操演によって滑らかな動きをしているものがあるが、これはヘンソンが来日した際に鑑賞した文楽がヒントになっている。ヘンソンは生前、番組内でアーニー、カーミットなどの操演・声を担当していた。

その他、マペットが出演するテレビ番組にマペット放送局があり、劇場版もある。ヘンソンの作り出したマペット第一号であるカーミットは、どちらにも出演している。

登場するマペットと登場する人物

詳細は「セサミストリートに登場するマペット」「セサミストリートの登場人物」「セサミストリートに登場するアニメキャラクター」をそれぞれ参照。

評価

アメリカ本土での評価は高く、単なる子ども向けの教育番組にとどまらず、有名ミュージシャンが手がけた良質な音楽や、古い映画・テレビ番組のパロディなどもあるため、大人のファンも多い。カーペンターズの『シング』など、番組発のヒット曲も存在する。

1971年に、NHKが制定した教育番組の賞である第7回日本賞グランプリを受賞している[5]デイタイム・エミー賞も2009年までに122個受賞している。「最も人気のある子ども向け教育番組」としてギネスブックにも登録されている。日本の子ども番組『ひらけ!ポンキッキ』と『カリキュラマシーン』は、当番組をモデルに制作された。

中国中央電視台(CCTV)やNHKの協力のもと、中国や日本の平安神宮などアジア各国でロケーション撮影を行った回もある。

ワンポイントで有名俳優・歌手が出ることがあり、それが一つのステータスにもなっている。

ジョー・ラポーゾ、ジョン・ストーン、ブルース・ハートが制作したテーマソング「セサミストリートのテーマ」(セサミストリートのうた)は1994年以後、日本の高等学校の音楽教科書に何度か掲載されている[6]

日本におけるキャラクター商品の販売・権利の管理等について

1989年ソニー・クリエイティブプロダクツが日本におけるライセンサーとなり、キャラクター商品の販売が開始された[7][8]が、NHK版の終了とともに権利を解消する。

2003年、アサツー ディ・ケイウィーヴなど数社が、日本における商品化およびプロモーション事業のマスターライセンスを取得した[9]

2004年、アサツー ディ・ケイ、ウィーヴ、日本経済社テレビ東京ブロードバンドオデッセイコミュニケーションの5社が出資し、日本における『セサミストリート』の権利の管理などを行う企業「セサミストリート パートナーズ ジャパン」(SSPJ)を設立[10][11][12]。同年、サンリオが日本での商品化におけるサブライセンスを取得し、キャラクター商品の企画を開始した[13][14][注釈 3]

2009年、2010年3月31日をもってSSPJが解散すると発表[15]

2021年7月1日、ソニー・クリエイティブプロダクツが日本における『セサミストリート』のライセンシングエージェント契約を締結したと発表された[16]。同社が米国セサミワークショップと契約を締結するのは17年ぶりで、商品化や店頭販促でのキャラクターの使用[16]のほか、将来的には、日本語吹き替え2か国語放送)も含む日本オリジナル版を再度作るために、地上波放送や有料配信、子供教育に向けたゲームソフトを開発することを検討している[17]

キャスティング

セサミワークショップは、字幕版よりも吹き替え版のほうが分かりやすいだろうと吹き替え版を提案していた。日本で吹き替え版を製作する際、セサミワークショップは素人の声優をキャスティングすることを禁じており、長年にかけてNHKで放送されていた舞台出演の経験があり、声の芝居がうまい人を前提にしている。パペティアでは体全体に力を入れて発声しながら演じているため、日本版のパペティアもそれと同じに合わせている。日本語吹き替え版では数人の女性声優にそれぞれのキャラクターを演じてもらう提案をセサミワークショップに提出したが、このとき「アニメの声優はダメ」と断られている[18]

NHK版では、男性声優で真殿、大川、落合、玄田、保志、女性声優で滝沢、亀井、玉川、堀越がそれぞれマペットやゲスト俳優・アーティストなどの吹き替えで兼役を担当したが、一部マペットやゲスト俳優・アーティストでは別の声優を使うこともあった。ゲスト俳優については専属声優(フィックス)をつかった例もあるが、ウーピー・ゴールドバーグの場合だと小宮から別の声優に交代したことがある。テレビ東京版は不明。U-NEXT版ではNHK版とテレビ東京版の声優を流用しているが、兼役は含まれているものの、ゲスト俳優については専属をつかっている様子は今のところみられない。

NHKでのテレビ放送

要約
視点

日本では日本賞受賞を契機に、賞を設けたNHKが教育テレビ(現・Eテレ)で英語教育番組として英語オリジナル版(以下「オリジナル版」)を放送した。最初から最後まで吹き替えも字幕も全くなしの全編英語放送は異例だった。

レギュラー放送開始前、1971年7月21日から8月31日までの午前9時 - 10時・午後1時 - 2時(再放送)に、夏休みスペシャルとして初放送[19][20]。同年12月25日から12月31日まで冬休みスペシャルとして、1972年1月1日から1月7日までお正月休みとして放送し[21][22][23]1972年4月9日(シーズン2 第131話)よりオリジナル版のレギュラー放送が開始された[24]。その後1982年4月4日の放送をもって約5年間中断し、1987年1月10日から1989年4月8日まではBS2で放送され、1987年7月12日からは1989年4月8日まではBS1でも放送されたが、同年6月17日から1990年3月10日までBS2、1988年4月10日からは教育テレビに戻っている。1990年10月5日から1998年4月4日まで視覚障害者向けに副音声による解説放送が実施されるようになった。その解説放送では、今回お送りする内容をオープニングで紹介し、セサミストリートの仲間たちをナレーションが実況している様子がみられたほか、一部のコーナーで吹き替えのような演技を見せる場面もあった。

オリジナル版では58分位の尺があり[注釈 4]NHKではそのまま放送していたが、1997年4月6日の放送からは55分までの放送になりコーナーなどの一部がカット及び差し替えられた[注釈 5]。2001年4月7日から放送終了までは『セサミえいごワールド』の放送の関係で、40分→35分の尺になった。

日本語吹き替え版では当初は1998年4月5日[25]から放送される予定だったが、『第70回記念 選抜高校野球大会[26]を急遽放送することになったため、翌週の4月11日に放送を開始[27]。この日から2か国語放送を実施したことにより、ビッグバードなどの登場キャラクターの声が日本語でも聞けるようになった[25]。それ以前もスペシャルのみ吹替版を制作することがあった。NHKにおいてのレギュラー吹き替え版はシーズン28 第3526話「ママの入院(Maria goes to the hospital Part 1)」からシーズン33 第4030話「オスカーとドライブに行こう(Oscar's Road Trip)」まで、全293話(6シーズン分)が製作された。歌が入るときは日本語で歌うときがあるが、一部の歌によっては英語のままで、日本語字幕が入ることもあったり入らないこともあったが、数字と文字のコーナーでも同様だった[25]。NHK版独自としてサニーデイ・クラブ『今月のうた』と視聴者のためのイラストコーナーも存在した。

なお、放送開始当初から長らく、英語のセリフを理解できるように、セリフを翻訳した番組テキストがNHK出版から発行されていたが、2か国語放送への移行と同時に終了している。

制作プロダクションであるセサミワークショップが幼児向け教育番組としての日本版の共同制作を要望したが、NHK側はアメリカ制作のオリジナル版の放送を継続したいということで折り合いがつかなくなり[28][29]2004年4月3日のシーズン33 第4026話「亀のシーモア(A turtle wanders into Big Bird's nest)」をもってNHKでの放送を終了した[30]

NHK版の放映終了後

2018年2月11日には『バリバラ〜障害者情報バラエティー〜[注釈 6]でマペットのジュリアが紹介され、彼女が初登場したエピソードの一部(シーズン47 第4715話)も放送された[注釈 7]

2020年5月17日には『エルモのおうちで遊ぼう(Elmo's Playdate)』(同年4月14日にPBS KidsおよびHBOTNTカートゥーン ネットワークなどのワーナーメディアが所有している全チャンネルで同時放送)が日曜19時00分から24分枠で放送された[注釈 8][31][32]。NHKにてセサミワークショップ制作の番組が放送されるのは、2004年9月の『タイニープラネット』放送終了以来16年ぶりとなる[32]

2022年4月4日、『グレーテルのかまど』でセサミストリートとのコラボレーションを行い、クッキーモンスターが同番組に登場した[33]。同年11月にも『あおきいろ』でセサミストリートとのコラボレーションを行い、セサミストリートのキャラクターがYOASOBI with ミドリーズと共演している[34]

2023年、国際連合が制定している「世界こどもの日」(11月20日)に合わせて、同年6月から『あおきいろ 1分版』でセサミストリートとのコラボレーションを行い、エルモ、クッキーモンスター、ジュリアが聞き手となり、『いないないばあっ!』のワンワンや『ストレッチマン ゴールド』のストレッチマンレジェンドなどといった、Eテレの人気番組出演者と共演した[35]

2023年11月、啓発キャンペーン「スゴEフェス」の一環として、『おかあさんといっしょ』でセサミストリートとのコラボレーションを行い、エルモ・ジュリア・クッキーモンスターが同番組に登場した。また、同月25日には『スゴEフェス2023生放送スペシャル!』にも前記3キャラクターが共同パートナーとして出演した[36]

2025年3月、同月31日から放送開始予定の『The Wakey Show~ザ・ウェイキー・ショウ~』との間でパートナーシップを結び、同番組にセサミストリートのキャラクターが出演することがNHKから発表された[37]

日本語吹替版を担当した声優

放送時間

NHK教育テレビの放送時間。一部の回によっては高校野球や夏休みの影響で再放送されないこともあった[注釈 10]

さらに見る 年度, 放送時間(日本時間) ...
年度放送時間(日本時間
本放送再放送
1972 日曜日 19:00 - 20:00(60分) (放送無し)
1973 - 1974 土曜日 15:00 - 16:00(60分) 日曜日 19:00 - 20:00(60分)
1975 日曜日 09:30 - 10:30(60分) (放送無し)
1976 - 1980 日曜日 10:00 - 11:00(60分) 日曜日 19:00 - 20:00(60分)
1981 日曜日 19:00 - 20:00(60分) (放送無し)
1988 日曜日 17:00 - 18:00(60分)
1989 土曜日 12:30 - 13:30(60分)
1990 - 1991 金曜日 18:00 - 19:00(60分) 日曜日 17:00 - 18:00(60分)
1992 土曜日 18:00 - 19:00(60分) 土曜日 08:00 - 09:00(60分)[注釈 11]
1993 - 1996 日曜日 18:00 - 19:00(60分)
1997 - 1998 日曜日 18:00 - 18:55(55分) 土曜日 07:40 - 08:35(55分)
1999 - 2002 土曜日 07:35 - 08:30(55分) 土曜日 16:00 - 16:55(55分)
2003 土曜日 07:40 - 08:30(50分) 土曜日 16:00 - 16:50(50分)
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各話リスト

セサミストリートのエピソード一覧を参照。

主題歌

セサミストリートのテーマ
  • 作詞:ジョー・ラポーゾ、ジョン・ストーン、ブルース・ハート
  • 作曲:ジョー・ラポーゾ
  • 歌:THE KIDS(英語オリジナル版) / 公表されず不明(日本語版)
テストショー版ではボブ・マクグラスが歌い、シーズン1以降は子供達が歌っている。日本では、シーズン29、シーズン30から32まで、シーズン33ともに別々の合唱団が起用されているが、いずれも不明である。
オープニングエンディング映像・歌唱担当も何度か変更されており、シーズン1の主題歌が本編終盤で使用される事もあった(吹き替えの際も英語主題歌のまま使用)。
この曲のフルバージョンは1970年にアメリカで「レコードバージョン」として発売され、後にアルバムCD『プラチナム・オールタイム・フェイバリッツ」』に収録されている。
NHKの放送では、レコードバージョンをエンディングとして使用したこともあり、シーズン1の主題歌をエンディングとして使用していたこともある。
解説放送時代では英語字幕を表記した時期があり、吹き替え版開始当初では英語のままだったが、1999年度から日本語主題歌になり[25]、エルモたちの声などは全て吹替になった、少なくとも3バージョンは存在する。
第3851話「エルモのダンス」では、オープニングの途中でバレエの衣装を着たゾーイが道路に割り込むシーンがある。
第3916話「ベビーベアの誕生日」と第3952話「今日は歌の日」では、セサミストリートの住人たちがフルバージョンで歌われており、番組の最後でも歌われた。吹替版歌詞はテレビ東京版と違って「魔法の絨毯」以降も訳されている。
日本語吹き替え版スタッフ・キャストのエンディングでは、ハーモニカとピアノとトランペットと思われるもので演奏された。

挿入歌

  • Sing - 1970年代の放送で披露されてから有名になった曲。
  • CはクッキーのC - クッキーことクッキーモンスターが歌っている楽曲。
  • 鏡の中のモンスター - グローバーが歌っている楽曲。
  • みんな違ってみんないい - エルモ、ジュリアと仲間たちが歌った楽曲。
  • アヒルくんのうた(ラバーダッキーのテーマ) - アーニーが歌っている楽曲。有名なピアノシンガーも披露していたことがある。
  • 緑でいるのは楽じゃない(ビーイン・グリーン) - カーミットが沼地で歌った楽曲。

ほか

スタッフ

日本語版スタッフ

日本語解説版

さらに見る 語り, 台本 ...
語り 鈴木弘子(1990年度 - 1995年度)[38]
玉川紗己子(1996年度 - 1997年度)[39][注釈 9]
台本 城啓介→滝沢ふじお
演出 河村常平、加藤敏
向山宏志、麦島哲也
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日本語吹き替え版

さらに見る NHK教育⇒NHK Eテレ版, 種類 ...
NHK教育⇒NHK Eテレ版
種類レギュラー版
(1998年4月 - 2004年4月)
スペシャル版
美術館へ行こうビッグバード 中国への旅世界の国からハッピーニューイヤーセントラルパークでシング・シング・シングセサミストリート危機一髪エルモのクリスマスエルモのおうちで遊ぼう[注釈 12]
翻訳・訳詞 埜畑みづき[40][41]
桜井裕子[42]
片岡由紀子
野口尊子[43]
鎌田郁子[44]
滝沢ふじお
山川啓介
滝沢ふじお野口尊子いずみつかさ
演出 清水洋史[40]
佐々木由香
麦島哲也[45]
-- ?加藤敏河村常平 ?平野智子
録音 高橋昭雄→柳川久子-- ?橋本二三郎室克巳 ?戸島聡
効果 桜井俊哉-- ?遠藤尭雄 ?-
プロデューサー -------長岡学
日本語版制作 NHK
NHKインターナショナル
東北新社[40]
ソニー・クリエイティブプロダクツ
スタジオ・エコー
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テレビ東京での放送

要約
視点
概要 セサミストリート(テレビ東京版), ジャンル ...
セサミストリート(テレビ東京版)
ジャンル 子供向け番組
演出 松木創岡田倫太郎植田泰史ほか
出演者 松本健太(エルモ)
水城レナ(ティーナ&ピエール)
鶴岡聡(ビッグバード)
菊地慧(クッキーモンスター)
戸田ダリオ
太田在
ほか
オープニング 「サニー・デイズ」
エンディング #テレビ東京版主題歌を参照
製作
プロデューサー 紅谷佳和、青木俊志(テレビ東京)
高橋知子、近藤孝子
制作 テレビ東京
放送
音声形式二ヶ国語放送(主:日本語 / 副:英語)
放送国・地域 日本
放送期間2004年10月10日 - 2007年9月30日
放送時間日曜日9:00 - 9:30
放送分30分
回数全153

特記事項:
BSジャパンは水曜日18:00 - 18:30に遅れネット
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NHK版の終了から半年後、テレビ東京系列で日米共同制作による日本版セサミストリートが2004年10月10日から放送開始された。BSジャパン(3日遅れ、現・BSテレ東)、アニマックス(2005年1月から土曜8時00分 - 8時30分に放送[46])でも時差放送されていた。

日本で制作されたマペット劇が中心で、「心、自我、感情表現」や「自然、環境」をメインに取り扱っていた。日本のセサミストリートにはコンビニがあり、ストリート以外でも「セサミの森」という場所が登場した。アメリカなどで制作されたライブラリ映像も合わせて放送したり、「イングリッシュ on ストリート」という英語を教えるコーナーも登場した。キャラクターの声はNHK版から刷新されたほか、番組内では日本だけのオリジナルキャラクターが登場した。

2005年10月3日 - 2005年12月23日にかけて、平日帯番組として、早朝6:40 - 6:45に5分間番組の『プチプチ!セサミストリート』も放送された(2006年1月9日 - 2006年3月31日までは再放送)。演出は打越領一が担当した[47]

第76話(2006年4月2日)から番組がリニューアルされ、グローリーとメグが日本オリジナルキャラクターとして新たに加わった。出演者にコミュニティーセンターのおじさんとして、戸田ダリオがヒューマンキャラクター(出演者)として加わった。さらに、英語コンテンツの充実が図られた。第102話(2006年10月1日)から国際性をはぐくむをテーマにリニューアルを行ったことに伴い、マペットが一般家庭を訪問するコーナーが追加された。エルモズワールドを、一部日本で撮影されたものを加えるなど、再構成したものを放送するようになった。

2007年9月30日をもってテレビ東京系列での放送を終了した。この枠での3年間の放送は子供向け番組枠になった2002年7月以降の番組としては最長記録。

日本版パペティア

日本版出演者

テレビ東京版主題歌

さらに見る オープニングテーマ, 曲名 ...
オープニングテーマ
曲名使用期間訳詞作詞作曲編曲備考
サニー・デイズ(セサミストリートのテーマ)2004年10月10日 - 2006年3月26日(第1話 - 第75話)The Kidsジョー・ラポーゾ
ジョン・ストーン
ブルース・ハート
ジョー・ラポーゾ第25話からオープニング映像を変更。
2006年4月2日 - 2007年9月30日(第76話 - 第153話)東京少年少女合唱隊竹田浩有澤考紀[注釈 13]
エンディングテーマ
曲名使用期間訳詞作詞作曲編曲備考
A Kiss From The Sun2004年10月10日 - 2006年3月26日(第1話 - 第75話)大貫妙子大貫妙子
I Will Be With You2006年4月2日 - 2006年9月24日(第76話 - 第101話)平原綾香村山晋一郎
サニー・デイズ(インストゥルメンタル・ヴァージョン)2006年10月1日 - 2007年9月30日(第102話 - 第153話)ジョー・ラポーソ不明
Sing一部ソフトのみエルモと仲間たち星加ルミ子ジョー・ラポーゾ佐藤秦将
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テレビ東京版スタッフ

エピソードリスト

さらに見る 話数, 放送日 ...
話数 サブタイトル
[49][50][51][52][53][54][55][56][57][58][59]
放送日
1ナゾのともだちがやってくる!2004年
10月10日
2たいへんだぁ!10月17日
3もりへいってみよう!10月24日
4かみかざりはどこに!?10月31日
5でっかいプレゼント11月7日
6はっぱさん おちないで!11月14日
7かみかざりはどこに!?11月21日
8オバケがでたぞう!11月28日
9てぃーなのあかちゃん12月5日
10たからのちずでだいぼうけん!!12月12日
11サンタクロースにあいたい12月19日
12としわすれ!!セサミうたがっせん12月26日
13エルモのゆうびんやさん!2005年
1月9日
14ゆきのまほう!?1月16日
15セイデンキってなあに?1月23日
16エルモのおおまちがい1月30日
17エルモのたんじょうび2月6日
18ナゾのななつどうぐ2月13日
19ダンス・ダンス・ダンス2月20日
20はるをさがせ!2月27日
21ハーモニカの少年3月6日
22しろいタンポポ3月13日
23みんなでエルモダンス!3月20日
24しんたいそうにちょうせん!3月27日
25みんなで歌おう!4月3日
26おともだちになろう4月10日
27セサミのもりの大きな木4月17日
28モジャボにライバル出現4月24日
29ビッグバードとTシャツ5月1日
30お兄さんの大ピンチ!5月8日
31セサミ運動会!5月15日
32宝の地図み~つけた!5月22日
33不明5月29日
34不明6月5日
35不明6月12日
36不明6月19日
37不明6月26日
38不明7月7日
39不明7月10日
40不明7月17日
41不明7月24日
42不明7月31日
43不明8月7日
44不明8月14日
45不明8月21日
46不明8月28日
47エルモと色鉛筆9月4日
48アイちゃんは 誰のお友達!?9月11日
49エルモは名探偵9月18日
50新音楽グループデビュー9月25日
51不明10月2日
52不明10月9日
53不明10月16日
54不明10月23日
55ありがとうエルモより10月30日
56不明11月6日
57不明11月13日
58アーサー自慢の絵11月20日
59こちらセサミ放送局11月27日
60助けて、エルモ!?12月4日
61みんなで変身!12月11日
62クッキーを追え!12月18日
63だ~いすき クリスマス!12月25日
64新春なぞなぞ大会2006年
1月8日
65明日はスキーだ!1月15日
66セサミ de サンバ1月22日
67クッキーさしあげます!1月29日
68 ?2月5日
69かわいそうな手袋2月12日
70順番守ろうよ!2月19日
71 ?2月26日
72 ?3月5日
73くるまをつくろう!3月12日
74おいしいお花?3月19日
75うれしいプレゼント3月26日
76お友達がふえたよ!4月2日
77エルモとかたつむり4月9日
78ビッグバードの大活躍4月16日
79まっかなエルモ4月23日
80エルモとかくれんぼ4月30日
81不明5月6日
82不明5月13日
83不明5月20日
84不明5月27日
85雨に踊れば…6月3日
86紙ひこうきを作ろう6月10日
87ストリート忍者参上!6月17日
88不明6月24日
89不明7月1日
90不明7月8日
91不明7月15日
92不明7月22日
93不明7月29日
94不明8月5日
95不明8月12日
96不明8月19日
97不明8月26日
98クッキーをプレゼント9月3日
99つみきであそぼう!9月10日
100エルモとナナおばさん9月17日
101わけあいまショー9月24日
102不明10月1日
103不明10月8日
104不明10月15日
105不明10月22日
106不明10月29日
107不明11月5日
108不明11月12日
109不明11月19日
110不明11月26日
111不明12月3日
112不明12月10日
113不明12月17日
114不明12月24日
115不明2007年
1月7日
116不明1月14日
117不明1月21日
118不明1月28日
119エルモとおふろ2月4日
120エルモとあかちゃん2月11日
121エルモと手2月18日
122エルモと足2月25日
123不明3月4日
124不明3月11日
125不明3月18日
126不明3月25日
127不明4月1日
128不明4月8日
129不明4月15日
130不明4月22日
131不明4月29日
132エルモのしょうぼうし5月6日
133あいてとじて5月13日
134エルモと髪の毛5月20日
135エルモといぬ5月27日
136エルモとバナナ6月3日
137エルモと歯みがき6月10日
138エルモとペット6月17日
139エルモと恐竜6月24日
140不明7月1日
141不明7月8日
142不明7月15日
143不明7月22日
144不明7月29日
145不明8月5日
146不明8月12日
147不明8月19日
148不明8月26日
149エルモとしょうぼうし9月2日
150エルモとペンギン9月9日
151いろいろな家族9月16日
152エルモとむし大集合9月23日
153はやいおそい9月30日
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日本版制作にあたって

日本版の制作にあたっては、「セサミストリートアドバイザーボード」が組織され、日本の子どもたちの直面する諸問題をリアルタイムに把握し、番組のカリキュラム作りに反映している。アドバイザーには、放送大学教授永野重史、国際幼児教育学会会長で筑波大学名誉教授の松原達哉、文部科学省幹部でデザイナーの松浦季里筑波大学附属小学校元副校長の清水尭などが名を連ねた。

放送事故

2006年3月19日放送分にて、数字を英語で教えるアニメーションコーナーで一つの数字につき1秒間に12回の光の点滅(通称「パカパカ」)を使い、『アニメーション等の映像手法に関するガイドライン』の「光の点滅は1秒間に3回を超えて使用してはならない」との規定に抵触していたことが発覚した。

当時の報道によると、同番組を視聴して体調不良になった視聴者は出ていないとのことだったが、テレビ東京は同番組を録画したビデオ・DVDの視聴を避けるようにと注意を呼びかけた[60][注釈 14]

CSテレビ局での放送(テレビ東京版)

当番組の中のひとつのコーナーだった『エルモズワールド』は後に単独番組となり、アニマックス(2004年11月1日からアニメっこMAXで放送[61])やディズニーチャンネルで放送された。『エルモズワールド』とは、日本でも人気の高い、赤いふさふさの毛と大きな目が特徴のエルモが、毎回決めたテーマに沿って、靴の履き方や手の洗い方、歯の磨き方など、身近なものについて、テレビの前の子どもたちと一緒に楽しみながら学んでいく、知育性豊かな番組である。

U-NEXTでの配信

セサミワークショップとU-NEXTが日本国内の独占配信契約を締結したことに伴い、2021年11月12日午後12時からセサミストリートを含む25作品の全214話のテレビ番組と読み聞かせ動画と10冊分の電子書籍を独自配信を始めた[62]。 今後は追加エピソードも配信するほか、共同制作にも取り組み、コンセプト・世界観を拡大し、子ども等の可能性を広げ様々な取り組みにおいてパートナーシップを築き上げ、『学べるU-NEXT』を開始させキッズジャンルを強化するという[62]。なお、シーズン50から日本語吹き替え版とオリジナル英語版が配信されており、声優やスタッフはYouTube版と同じ[62]

日本語版スタッフ・キャストのクレジットは映像からは無く、U-NEXTの作品ページで表記される。

現在はシーズン48から54まで10本ずつ配信されているが、それ以前のシーズンはまだ配信されていない。Maxではシーズン1からシーズン38までの約200話を丸ごと削除しており、現在はシーズン39以降のエピソードが配信されている[63]。U-NEXTがそれ以前のシーズンを配信するかは不明だが、それより古いシーズンも日本語版制作することになれば現代風に一部のコーナーを差し替えたMax配信版を採用する可能性もある。しかし、NHK放送時のシーズン28から33の日本語吹き替えがU-NEXT版で再利用されるかは不明。

日本語版スタッフ

ビデオ・DVD

要約
視点

アメリカ版

発売当初は字幕版がプレイブック付属で発売されていたが、「ザ・ベスト・オブ・エルモ」からは吹き替え版が導入された。2009年6月に「クックブック」と「ビジッツ・ドクター」を発売して以降は吹き替え版が作られていない。

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邦題タイトル原題タイトル販売形式発売日
アメリカ合衆国の旗
発売日
日本の旗
販売元
日本の旗
セサミストリートのクリスマスChristmas Eve on Sesame Street英語教材ビデオ1987年
ランダムハウス版)
1995年
(ソニー版)
1989年
10月21日
ソニー・ミュージックエンタテインメント
1巻 "はじめましてABC"Learning About Letters1986年1998年
12月2日
2巻 "かぞえてみよう123"Learning About Numbers1988年1995年
4月21日
3巻 "読めるよ 言えるよ!"Getting Ready to Read1986年1998年
12月2日
4巻 "いっしょにあそぼう"Play-Along Games and Songs1986年1998年
12月2日
5巻 "じぶんのことしってる?"I'm Glad I'm Me1986年1998年
1月1日
6巻 "よくねむれるおはなし"Bedtime Stories and Songs1986年1995年
4月21日
7巻 "げんきに学校いくよ!Getting Ready for School1987年1998年
1月1日
8巻 "えいごでさんすう"Learning to Add and Subtract1987年1998年
12月2日
9巻 "みんなでうたおう!"Sesame Street Sing-Along1987年1998年
1月1日
10巻 "おはなしきかせて"Big Bird's Story Time1987年1998年
12月2日
11巻 "カウントダウン・ショー"Count it Higher: Great Music Videos from Sesame Street1988年1998年
12月2日
12巻 "アルファベット・ゲーム"The Alphabet Game1988年1995年
4月21日
13巻 "なかよしアーニーとバート"The Best of Ernie and Bert1988年1998年
1月1日
14巻 "パーティーにあつまれ!"Big Bird's Favorite Party Games1988年1998年
12月2日
みんなでダンス!Dance Along!1990年1990年
11月1日
モンスター・ベスト・イレブンMonster Hits!1990年1990年
11月1日
ロックンロールショウRock & Roll!1990年1990年
11月1日
ハチャメチャ・ソングSing Yourself Silly!1990年1990年
11月1日
セサミストリートの病院見学Sesame street: Visits Hospital1990年1991年
2月27日
セサミストリートの消防署見学Sesame Street Visits Firehouse1991年1991年
2月27日
エルモのみんなでなかよくKids' Guide to Life:Learning to Share吹替版ビデオ1996年1998年
10月21日
ザ・ベスト・オブ・エルモThe Best of Elmo1994年
8月17日
1999年
4月21日
ザ・ベスト・オブ・カーミットThe Best of Kermit on Sesame Street1998年
9月1日
1999年
4月21日
だいすきなえいごのうたKids' Favorite Songs英語教材DVD1999年2005年
6月24日
インターチャネル
だいすきなえいごのうた2Kids' Favorite Songs 22001年2005年
10月19日
セサミストリート: ドゥー・ジー・アルファベットDo the Alphabet1996年
3月18日
2009年
3月18日
日本コロムビア
セサミストリート: エルモサイズElmocize吹替版DVD1996年
3月18日
2009年
3月18日
セサミストリート: 123 いっしょにかぞえよう123 Count with Me1997年2006年
3月15日
セサミストリート: あの歌の名前はなーにー?What's the Name of That Song?2004年
4月6日
2006年
8月25日
セサミストリート: エルモズ・マジック・クックブックElmo's Magic Cookbook2001年2009年
6月24日
セサミストリート: エルモ・ビジッツ・ドクターElmo Visits the Doctor2005年2009年
6月24日
セサミストリート ザ・ムービー: おうちに帰ろう、ビッグバード!Sesame Street Presents: Follow That Bird英語教材VHS1986年
(VHS、LD)
1993年
(VHS[注釈 15]
未発売-
英語教材DVD2002年
(DVD)
2009年
(25周年DVD)
2014年
(DVD)
2009年
4月8日
ワーナー・ホーム・ビデオ
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日本版

さらに見る 商品名, 販売形式 ...
商品名販売形式発売日[65]販売元
セサミストリート: エルモのたんじょうびVHS/DVD2005年
4月20日
インターチャネル
セサミストリート:イングリッシュ ON ストリート Yummy! ヤミー!編2005年
2月16日
セサミストリート:イングリッシュ ON ストリート Let’s Play! あそぼうよ!編2005年
5月18日
セサミストリート:イングリッシュ ON ストリート I did it! やっとできた!編2005年
7月20日
セサミストリート: みんなでエルモダンス!2005年
8月26日
キャラクターソング あつまれ!セサミストリー2005年
2月24日
セサミストリート しあわせならてをたたこう 〜どうよう・あそびうたいっぱい〜2005年
9月21日
セサミストリート HA♪HA♪HA セサミのなかまとうたおう!あそぼう!
セサミストリート ベスト!キャラクターソングス2005年
7月20日
HA♪HA♪HA セサミストリート キャラクターソング2005年
3月16日
セサミストリート: エルモといろえんぴつDVD2006年
1月27日
もっと! セサミストリート エルモとお友だち2006年
7月19日
もっと! セサミストリート たのしくえいご! 〜apple/shoes/foot/banana〜
もっと! セサミストリート たのしくえいご! 〜telephone/nose/grass/handkerchief〜2006年
8月25日
もっと! セサミストリート たのしくえいご! 〜pencil/mouth/umblella/airplane〜2006年
9月20日
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音楽CD

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商品名販売形式発売日
日本の旗
販売元
セサミストリート・イン・ハーモニー洋楽オムニバスCD1990年10月25日ワーナーミュージック・ジャパン
セサミ・ストリート アルファベットアルバム AからZまでソング英語教材ミュージックCD1991年4月25日ソニー・ミュージックレコーズ
SESAME STREET SERIES / いちにちの時間わり〜朝から晩までソング1991年4月25日
かぞえまショウ〜1から10までソング〜1991年4月25日
1997年10月22日
1999年4月21日
セサミストリートのうた1991年7月1日
SESAME STREET / セサミ・ディスコ1991年11月1日
セサミストリート・フィーバー1991年11月1日
セサミストリート ザ・ベスト・オブ・ビッグバード1992年4月22日
セサミストリート ザ・ベスト・オブ・クッキーモンスター1992年4月22日
セサミストリート ザ・ベスト・オブ・オスカー1992年11月21日
セサミストリート ザ・ベスト・オブ・グローバー1992年11月21日
セサミストリート ザ・ベスト・オブ・ザ・カウント1992年11月21日
セサミストリート ザ・ベスト・オブ・バート1992年11月21日
セサミストリート エルモのうた1997年7月1日
1999年4月21日
セサミストリート セサミストリート ベスト・ヒット・アルバム〜人気いっぱいソング〜1999年4月21日
セサミストリートのクリスマス1997年10月22日
HAHAHA! セサミストリートキャラクターソング日本版キャラクターソング2005年03月16日アイシーアベニュー音楽出版
セサミストリート キャラクターソングアルバム あつまれ!セサミストリート2005年12月14日
セサミストリート キャクターソングアルバム I will be with you 〜いつもそばに〜2006年6月30日インデックス・ミュージック
セサミストリート THE BEST OF ELMO〜ベスト・オブ・エルモ〜英語教材ミュージックCD2006年5月17日
セサミストリート プラチナム・オールタイム・フェイバリッツ2009年3月18日日本コロムビア
僕たちの街/Sunny DayYUKAによるシングル・ソング2013年2月27日エイベックス・インフィニティ
セサミストリート Let’s Enjoy! ハロウィン・パーティー英語教材ミュージックCD2013年9月25日キングレコード
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スピンオフ作品

  • Play with Me Sesame
バート、アーニー、グローバー、プレーリー・ドーンが主演の子供向け番組。「Play with Me」は「いっしょにあそぼう」という意味で、視聴者と一緒にアヒルくんゲームを手伝ったりする。
  • Sesame Beginnings
2歳から5歳までを対象にした子供向け番組。主におかあさんが子供に読み聞かせをするという内容である。エルモは赤ちゃんとして登場する。
  • The Not-Too-Late Show with Elmo
深夜のトーク番組で、2020年5月27日にHBOmaxにて配信された。
  • The Furchester Hotel
イギリス(英国)の子供向け番組、BBCのCBeebiesにて放送された。
  • エルモとタンゴの不思議なミステリー
アメリカでは2022年にHBOMaxで配信され、日本でもU-NEXTで配信されている。
  • くるみ割り人形
アメリカでは2022年にHBOMaxで配信され、日本でもU-NEXTで配信されている。
  • エルモのあたらしいこいぬ(Elmo Friends Forever)
アメリカでは2021年にHBOMaxで配信され、日本では2022年からU-NEXTで配信されている。
  • メカビルダーズ(MECHA BUILDERS)
アメリカでは2020年からカートゥーンネットワークカートゥニートで放送され、日本では2022年8月26日からU-NEXTで配信されている[66]

主に放送されたコーナー

これは日本で放送・配信されたコーナーの一部を抜枠したもの。

アメリカで1998年から放送されているコーナー。エルモが子供たちに向けて帽子のことや靴のことを学んだりする番組。
  • カーミットニュース(News Flash)
アメリカで1970年代から2000年代まで放送されたコーナー、日本でも放送されたことがあるが、解説放送版と日本語吹き替え版が存在する。これはカーミットが、とある街の状況をお伝えするという内容がテーマとなっている。
  • スーパーグローバー(Super Glover)
アメリカで1970年代から2000年代まで放送されたコーナー。日本ではどちらも放送・販売された実績がある。スーパーグローバーが、困った人たちを救おうとしてドジをするのが毎度のオチである。
  • スーパーグローバー 2.0(Super Glover 2.0)
アメリカで2020年代から放送されているコーナー、「スーパーグローバー」の続編。日本でもセサミストリートの中から日本語吹き替え版が視聴できる。
  • ヒーローガイ(Hero Guy)
アメリカで2001年から2004年まで放送されたコーナー、日本では2002年から放送された。ベビーベアが空想に描いたキャラクターを主人公とした作品。テリーも何回か登場した。
  • アーニーが教えてあげる(Ernie's Show and Tell)
アメリカで2001年から放送されたコーナー。子供たちがゲストとして登場し、アーニーが進行していた。
  • アーニーをさがせ!(Journey to Ernie)
アメリカで2002年から放送されたコーナー、日本では2003年度に放送。ビッグバードがいろんな街(アニメ映像)などでエルモの箱を探しながらアーニーを探すという内容だった。
  • モンスタークラブハウス(Monster Club House)
2002年から(日本では2003年から2004年まで)放送されたコーナー。ムーバー(シーズン33からグーゲル)、メル、ナーフ、グルーグル(シーズン33からフィービー)の4人がクラブハウスの中で何か楽しいことをするという内容だった。ホラティオ・ザ・エレファントも度々だが登場していたことがある。
アーニーとバートがさまざまな大冒険に出るというアニメ作品。日本ではディズニー・チャンネルで放送された。
  • グローバル・グローバー(Global Glover)
グローバーが世界各国の旅に出るというショートコーナー、日本では独立番組として2011年1月17日からディズニー・チャンネルで放送された。

映画作品

  • おうちに帰ろう、ビッグバード!英語版(Sesame Street Presents: Follow That Bird)
1985年8月2日に公開された長編映画、日本ではDVDスルー2009年4月8日に発売された。
1999年10月1日に公開された長編映画、日本では2000年7月29日に公開された。
2022年1月14日公開の映画(日本での公開は未定)。
アメリカでは2021年1月15日[67]に公開される予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響で同年6月4日に変更されるも[68]、2022年1月14日に再延期されている[69]

ドキュメンタリー作品

2021年4月23日にサンダンス映画祭で公開されたドキュメンタリー映画、同年5月7日にはHBO Maxで配信された。日本では2023年9月23日から2024年6月22日までNetflixで配信され、2024年6月23日から「ストリートギャング セサミストリートが誕生するまで」というタイトルでU-NEXTで配信されている(参照)。このタイトルの由来はジャーナリストで作家のマイケル・デイビスが書いた実話の本『Street Gang: The Complete History of Sesame Street英語版』から来ている。日本語音声・字幕あり。Netflix配信時では日本語版スタッフ・キャストが無かったが、U-NEXT配信時に初めて付いた。
  • Through Our Eyes 小さな瞳に映る世界
2021年7月21日にHBO maxで配信された短編ドキュメンタリー、日本でもU-NEXTで配信されている(参照[62]

テレビ以外の日本でのメディア展開

インターネットコンテンツ

  • 2003年11月からインターネット・サービス・プロバイダのDIONでは、教育コンテンツとして「セサミBB」を提供していたが、2006年9月30日にサービスが終了となった。
  • テレビ東京ブロードバンドによるセサミストリートの公式モバイルサイト
  • 2009年10月から、以前からあったPC版の公式サイトの運営主体が、米国のセサミワークショップ(エージェント:株式会社ウィーヴ)に引き継がれている。内容も一新され、米国のサイトへのリード役と日本独自の情報発信の二つの役割を担っている。
  • 定額制動画配信サービスHulu日本テレビグループ)でも2014年6月からの一時期、本番組(英語版のみ)と「エルモズワールド」(英語版・日本語吹替版)の一部シーズンを配信していたことがある[70]
  • 2015年に、YouTubeSesame Street Japanを開設した。配信内容は、主に英語版の字幕版・吹き替え版[注釈 16]のほかに新作、セサミストリート:ELMO IN JAPANを投稿している。
  • 2021年11月にU-NEXTが本番組の日本独占配信契約を締結。同月12日からテレビ番組や読み聞かせ動画、電子書籍の配信を開始することを発表した(#U-NEXTでの配信を参照のこと)[71]
  • 2022年4月にYouTubeにて公開された「THE FIRST TAKE」において、日向坂46とのコラボレーションを行い、同メンバーの3人(加藤史帆上村ひなの髙橋未来虹)がエルモ、ジュリア、クッキーモンスターと共演した[33]

テーマパーク

アメリカ合衆国

1980年7月にペンシルベニア州フィラデルフィアに「セサミプレイス」を開園。さらに2019年3月、テレビシリーズ50周年を記念して、フロリダ州にあるシーワールド・オーランド内に「セサミストリートランド」をオープンした。

日本

東京都あきる野市に「東京セサミプレイス」(1990年10月1日開園)という、セサミストリートをテーマにしたテーマパークがあった(東京サマーランド・東京ムツゴロウ動物王国に隣接)が2006年12月31日に閉園した。

大阪市にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)では「セサミストリート 4-D ムービーマジック」があり、セサミストリートのキャラクターたちによる園内随所でのライブショーやウォークアラウンドも盛んに行われている[注釈 17]。2011年3月31日に10周年を迎えたユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、14番のシアターにて、「セサミストリートのハッピーサプライズ」のショーが行われていた(2011年2月28日 - 2012年2月26日)。

セサミストリートマーケット

日本において、公式のグッズ販売や飲食をセサミストリートマーケットとして事業展開している[72]。オンライン通販のほか、実店舗「セサミストリートマーケット」を、東京の池袋地区にあるサンシャインシティ内で2023年11月30日にオープンした[73]

打ち切り騒動と放送局移管

補助金減額・中止騒動

制作局であるPBS(公共放送サービス)は公共放送ではあるが、日本のNHKやイギリスのBBCなどとは異なり、視聴者に受信料の支払いを求めない代わりにアメリカ合衆国連邦政府や各州政府による補助金、民間からの寄付金などによって賄われている。この為、議会議員の中から政府補助金の減額または取り止めを示唆する発言が行われる事もあり、結果的に本番組を巻き込む騒動に発展する事が度々発生している[74][75]

2012年10月に行われたアメリカ大統領選挙前のテレビ討論で共和党ミット・ロムニー候補がPBSへの補助金打ち切り政策の一例として「人気キャラクターの『ビッグバード』は好きだが、中国から借りた金(財政赤字)を増やしてまで国が支援すべきではない」と番組終了を匂わす発言をしたため、抗議デモまで発生した[74][76]。この発言に民主党が、ロムニーはウォール街の富裕層を優遇する姿勢だという概要のネガティブ・キャンペーンCMを放送、これに対し共和党は「大統領は国民でなく、ビッグバードを助けるのに躍起になっている」と弁解している[77]

2021年11月、セサミワークショップは番組初のアジア系アメリカ人マペットとして、韓国系アメリカ人の新キャラクターであるジヨンが同月放送の特別番組にて登場することを発表した[78][79]。これに対し、一部の保守系有力者が不満を示し、「公営放送PBSは正気ではない。我々はPBSに対する資金支援を中止すべき」との旨をTwitterに投稿したことが報じられた[75][80][81]

HBOへの移管

PBSからの協賛金が減らされていることに加え、インターネット動画配信サービスの普及に伴い、番組DVDやビデオソフトなどの売上も落ちていることから、2015年秋からタイム・ワーナー(現・ワーナーメディア)系列の有料ケーブルチャンネル「HBO」で本番組の新作を優先的に放送することになった[2]。この合意に伴う制作資金の確保により、制作本数が増加したり、スピンオフシリーズの制作やインターネット上でのオンライン事業などといった新たなビジネスの展開でできるようになった[2]。その一方で、有料チャンネルHBOを契約できない世帯にいる子どもへの選別の問題が生じた。これについては、HBOでの新作独占放映権が消滅する9か月後に、PBSが遅れネットすることで解決した[2]。しかし、資金を出すHBOが番組に干渉して、これまでの制作手法や内容が変わる可能性も指摘されている[2]。さらに、PBSは重要番組を手放すことにより、公共放送における責任を放棄しているとの批判の声も残る[2]

その他

当番組で使われている数字・アルファベットの書式はFuturaが多く使われているが、数字の「1」は上部のひげ飾りの部分が省略され小文字の「l」とほぼ似ている。「4」は斜線部と縦棒がつながっていない形になっている。

2018年11月16日、日本のユニバーサルミュージックから洋楽のクリスマスソングを収録したコンピレーション・アルバムである『ワンダフル・クリスマス』(規格品番:PROT-1238)がタワーレコード限定で発売され、そのジャケットデザインに『セサミストリート』のマペットキャラクター(イラスト)が起用された[82]。なお、ジャケットにマペットキャラクターが描かれているが、アルバムに『セサミストリート』およびマペット関連の曲は一切収録されていない[82]。同アルバムは2020年11月13日に同品番で再発売されているが、再発売盤はジャケットデザインが変更されており、マペットキャラクターは起用されていない[83]

2019年に番組開始50年になるのを記念して、同年5月にニューヨーク市内の通りに「セサミストリート」が実際に命名された[84]。HBOが制作している人気ドラマ番組とのコラボレーションも行い、エルモが『ゲーム・オブ・スローンズ』に、クッキーモンスターが『ウエストワールド』にそれぞれゲスト出演している動画が公開された[85]

2023年10月30日、ハリウッド・レポーターは、セサミストリートが長年の「雑誌」フォーマットを廃止し、11分のストーリーセグメントを2つと新しいアニメーションシリーズ「Tales from 123」と組み合わせた、より物語的なフォーマットを選択すると報じた。

脚注

関連項目

外部リンク

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