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YOASOBI

日本の音楽ユニット (2019-) ウィキペディアから

YOASOBI
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YOASOBI(ヨアソビ)は、日本音楽ユニット。メンバーは、コンポーザーAyaseボーカルikura

概要 基本情報, 出身地 ...

2019年に、小説投稿サイトmonogatary.com」に投稿された小説を原作として楽曲を制作するプロジェクトとして結成[7][8]。その第1弾楽曲である『夜に駆ける』でブレークすると、その後も『群青』『怪物』『アイドル』等、数々のヒット曲を生み出している[9][10]

音楽スタイルはエレクトロニカやポップ、ロックの要素を組み合わせたキャッチーかつ繊細なサウンドが特徴となっている[11]

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概要

結成のきっかけ
2019年にソニーミュージックが運営する小説&イラスト投稿サイト「monogatary.com」がコンテスト「モノコン2019」を開催[12]。コンテスト内の賞の一つである「ソニーミュージック賞」を受賞した小説の楽曲制作チームを発足する際に、ボーカロイドプロデューサー(ボカロP)として活動をしていたAyaseへスタッフが「小説を音楽にするユニットをやりたい」と声をかけた[13]
AyaseはInstagramあいみょんの「君はロックを聴かない」を弾き語りしていたikuraの動画を発見し、Ayaseからikuraへボーカルを担当してくれないかと声をかけたことで結成に至った。2人の初対面は「夜に駆ける」のレコーディングの打ち合わせだった[13]
名前の由来
YOASOBIの命名者であるAyaseは、ソングライターやプロデューサーとして活動する自身とシンガーソングライターとして活動するikuraのそれぞれが個人活動する姿を「昼の姿」、YOASOBIとして活動する2人の姿を「夜の姿」に例え、遊び心を持ったまま色々なチャレンジができるユニットとして音楽活動をしていきたいという想いを込めて"YOASOBI"という名前を付けた[14]
ユニットのコンセプト
小説を音楽にする」は、ユニットのコンセプトとなっている。全ての楽曲に原作となる作品が存在し、クレジットにも原作が記載される[15][16][17]
コンセプトに沿ってほとんどの原作は小説となっており、小説家漫画家脚本家による書き下ろし、一般公募などの小説作品が楽曲となっている。また、手紙やエピソード、メッセージやパフォーマンス動画、SNSの投稿など、小説以外を原作とした楽曲も存在する。
松任谷由実の楽曲「中央フリーウェイ」に参加した際は、松任谷自身が題材となった小説を原作として新規歌詞を追加した[18]。一方で、メンバー2人とCreepy Nutsがコラボレーションした楽曲「ばかまじめ」は原作となる作品が存在せず、ユニットのコンセプトに当てはまらないため、「Creepy Nuts×Ayase×幾田りら」名義となっている[19]
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メンバー

※公式サイトの「PROFILE」の記載に準拠[20]

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来歴

要約
視点

2019年

2019年10月1日に結成し[21]星野舞夜の小説『タナトスの誘惑』を原作とした1stシングル「夜に駆ける」でデビューした[16]。11月16日にミュージックビデオを公開すると、公開から約5か月でYouTubeでの再生回数は1000万回を突破し[22]、2020年10月に1億回再生を突破した[23]。同曲がSpotifyのバイラルトップ50(日本、2020年1月)やLINE MUSICの月間ランキング(2020年4月)で1位となり、自身の代表曲となる[22][24][25]

2020年

2020年6月27日に発売の雑誌「NYLONJAPAN 8月号」にて新たなアーティスト写真が初公開され、2人の顔写真が正式に公開される[26](テレビ等のメディアにおいては5月下旬の時点で既に顔出しをしていた[27][28])。

「夜に駆ける」が2020年7月20日付(集計期間:2020年7月6日 - 2020年7月12日)のBillboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で総再生回数1億回を突破する[29]なお、「夜に駆ける」は同年10月30日に『MTV Video Music Awards Japan 2020』において「夜に駆ける」で最優秀楽曲賞を受賞し[30]、同年12月にはBillboard JAPANの『Billboard Japan Hot 100』年間総合首位を獲得[31]

2020年7月19日(18日27時 - 29時)に『オールナイトニッポン0(ZERO)』にて初の冠番組を担当[32]、12月31日にはNHK紅白歌合戦に初出場し、ところざわサクラタウン角川武蔵野ミュージアム)にて、メディアでの初歌唱となる「夜に駆ける」を歌唱した[33]

2021年

2021年1月6日に初めてのCDとなる1st EP『THE BOOK』とTVアニメ『BEASTARS』第2期オープニングテーマ「怪物」を同時リリースし[34]、同日にはファンクラブサイト『CLUB 夜遊』がプレオープン、1月20日に正式オープンした[34]。同年2月14日に初ライブ「KEEP OUT THEATER」を新宿ミラノ座跡地で建設中のビル内から配信で行った[35]

新番組『オールナイトニッポンX(クロス)』の共通オープニングテーマとしてAyaseがアレンジを担当した「Bitter Sweet Samba -Ayase Remix-」がオンエアされ[36]、3月31日(30日24時 - 24時53分)から初のラジオレギュラーとなる『YOASOBIのオールナイトニッポンX(クロス)』が放送開始[36]

2021年12月4日と5日には自身初となる有観客でのライブ「NICE TO MEET YOU」を開催[37]。出演予定だった「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」が中止となったため、観客がいる中でのライブパフォーマンス自体が初めてのことであった[38]

2022年

移動式本屋「BOOK TRUCK」とコラボした店舗「旅する本屋さん YOASOBI号」が始動し、2022年7月16日から開催された『CURRY&MUSIC JAPAN 2022』に初出店する。原作小説作家の関連作品や、Ayaseとikuraのセレクト書籍、グッズなどが販売された。YOASOBI号は各地の夏フェスやアリーナツアーでも出展された。また、イベントでは「旅する本屋さん YOASOBI号 BOOK & CAFÉ」としてキッチンカーが併設され、「Ayase監修 白の閻魔さまカレー」、「ikura監修 天使のチキンカレー」、「YOASOBIオリジナル クラフトコーラ」が販売された[39]

2023年

2023年4月12日にTVアニメ『【推しの子】』のオープニングテーマ「アイドル」の配信を開始し[40]、同日の深夜0時半(日本時間)にYouTubeでプレミア公開されたアイドルのミュージック・ビデオ(映像制作:動画工房)は[41]、公開から約1か月後となる5月18日にはYoutubeにて1億回再生を超えた[42]

「アイドル」は米国を除く全世界の楽曲チャートであるBillboard Global Excl. U.S.において日本の楽曲で初めてとなる1位、米国を含む全世界の楽曲チャートであるBillboard Global 200において日本のアーティストとして最高位となる7位、Youtubeの楽曲チャートで世界首位を獲得するなど全世界的なヒットとなった[43][44][45][46]

なお、「アイドル」は同年12月20日には「第56回 オリコン年間ランキング2023」の作品別売上数部門のデジタルシングル(単曲)ランキングで1位を獲得、ストリーミングランキングでも期間内再生数57,036.8万回を記録して1位を獲得、合算シングルランキングでは期間内ポイント227.5万PTを記録し1位を獲得し、3冠を達成し[47]、2024年1月10日には「オリコン週間ストリーミングランキング」にて累積再生数6億回を突破すると、登場39週目での達成はオリコン史上最速となった[48]

2023年9月13日に「夜に駆ける」が日本初となるストリーミング10億回再生を突破したことを記念し、2020年にYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で披露した音源が9月21日に「夜に駆ける - From THE FIRST TAKE」として配信された[49][50]。9月21日に初の海外音楽番組出演となる韓国のMnet「M COUNTDOWN」に出演し、「アイドル」を歌唱披露した[51]

ムック本『別冊カドカワ 総力特集 YOASOBI』が発売されたことを記念し、2023年10月4日から27日にダ・ヴィンチストアにて「YOASOBI展」が開催。「旅する本屋さん YOASOBI号~BOOKS&CAFÉ」で販売していたオリジナルカレーのレトルトバージョン「ピリリとマロロ」が限定販売された他、サクラタウン内「ニカケルサン」ではオリジナルカレー2種が販売された。10月14日と15日には、ところざわサクラタウン広場で開催された「埼玉・武蔵野ビールフェス in サクラタウン2023」にてYOASOBI号が来訪した[52]

2023年11月17日、6年ぶりとなるコールドプレイの来日公演にゲスト出演する[53]

2023年12月31日にNHK紅白歌合戦に「アイドル」で出演[54]。大勢の出演アイドル歌手らとパフォーマンスを披露した。

2024年

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バイデン大統領夫妻主催の公式晩餐会。テーブルの奥の真ん中から2番目の席にAyase、4番目の席にikuraが座っている。(2024年4月10日、ホワイトハウスにて)

2024年4月にアメリカの音楽フェス「Coachella Valley Music and Arts Festival 2024」出演およびアメリカでの初の単独公演を控える中で、同10日に行われた日米首脳会談に招待された。ホワイトハウスで行われた公式晩餐会ではバイデン大統領、岸田文雄内閣総理大臣の近くに席を設けられるなど、手厚い歓迎を受けた[55]

同月、アメリカの大手エージェンシーCAAとのエージェント契約が発表された[56]

2024年5月に「NHKスポーツテーマ2024」を担当することが発表された。6月の「第108回日本陸上選手権」にてタイトル「舞台に立って」が発表され、楽曲が初オンエアされた[57]

2024年6月26日、NewJeans初の東京ドーム公演にゲスト出演[58]

2024年8月7日に「アイドル」が「オリコン週間ストリーミングランキング」にて累積再生数が8億回を突破。登場69週目での達成はオリコン史上最速を記録した。これで、「夜に駆ける」に続き通算2作目の累積再生数8億回突破作品となり、同一アーティストが通算2作以上累積再生数8億回を突破するのはオリコン史上初となった[59]

2024年9月12日、YOASOBIが5年間所属したソニー・ミュージックエンタテインメントが新たに発足したマネジメント兼レーベル『Echoes』に移籍[6]

2025年

2025年2月5日、「アイドル」が「オリコン週間ストリーミングランキング」で、累積再生数は9億回再生突破。登場95週目での達成は、オリコン史上最速を記録[60]

2025年5月28日、「夜に駆ける」が「オリコン週間ストリーミングランキング」で、累積再生数は10億回再生突破。「オリコンストリーミングランキング」史上初の10億回再生突破作品[61]

2025年8月16日、ビリー・アイリッシュさいたまスーパーアリーナにて開催した来日公演「HIT ME HARD AND SOFT: THE TOUR」にゲスト出演。ビリーとYOASOBIは2024年に鼎談する機会があり、その縁をきっかけに共演が実現した[62]

2025年9月21日、三谷幸喜が脚本を書き下ろしたフジテレビ水10ドラマもしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』の完成披露試写会にて、本作の主題歌が書き下ろし楽曲「劇上」に決定したことが発表。同楽曲はAyaseが初めてボーカルに参加している。また、連続ドラマへの楽曲提供も初となる[63]

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ディスコグラフィ

要約
視点
概要 リリースリスト, ↙EP ...

特記が無い限り、レーベルはソニー・ミュージックエンタテインメント

シングル

CDシングル

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アナログ盤シングル

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デジタルシングル

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デジタルシングル(英語版)

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EP

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EP アナログ盤

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配信限定EP(英語版)

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映像作品

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ミュージックビデオ

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参加楽曲

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タイアップ一覧

楽曲の採用

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コラボレーション

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関連書籍

楽曲の原作作品

  • 夜に駆ける YOASOBI小説集
    単行本(2020年9月18日、双葉社ISBN 978-4-575-24321-5
    文庫本(2021年9月16日、双葉社、ISBN 978-4-575-52504-5
  • 夢の雫と星の花(2021年2月14日、双葉社、ISBN 978-4-575-44001-0
  • ハルカと月の王子様(2021年2月19日、双葉社、ISBN 978-4-575-31602-5
  • 大正浪漫 YOASOBI『大正浪漫』原作小説
    単行本(2021年9月16日、双葉社、ISBN 978-4-575-24446-5
    単行本(Blu-rayつき限定版)(2021年9月16日、双葉社、ISBN 978-4-575-24447-2
    文庫本(2022年9月8日、双葉社、ISBN 978-4-575-52608-0
  • はじめての(2022年2月16日、水鈴社ISBN 978-4-16-401004-4
  • New me ―文藝×monogatary.com小説集―(2024年11月11日、河出書房新社ISBN 978-4-30-903921-3

特集書籍

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評価と影響

1000万組のアーティストの世界ランキングを毎日計測する「Chartmetric」で400~600位(最高では296位)を推移し、日米首脳会談後の公式晩さん会にも招かれるなど、世界的な評価が非常に高く、J-POP世界進出の最前線に位置する音楽ユニットと評されている[152]

ヒットした楽曲は「夜に駆ける」「ハルジオン」「群青」「怪物」「アイドル」など[153]で、ストリーミングの再生回数では億単位の数字が並ぶ[154]

メディア出演

ラジオ

テレビ

  • NHK MUSIC SPECIAL YOASOBI 〜小説を音楽にする魔法〜(2023年5月11日、NHK総合[162]
  • YOASOBI「NICE TO MEET YOU」(2023年7月8日、WOWOWプライム[163]
  • YOASOBI ARENA TOUR 2023 “電光石火”(2023年7月8日、WOWOWプライム)[163]
  • NHK MUSIC EXPO 2023(2023年9月14日、NHK総合)[164]
  • スゴEフェス2023 生放送スペシャル!第2部(2023年11月25日、NHK Eテレ[110]
  • YOASOBI 18祭「1000人の心音」(2023年12月25日、NHK総合)[165]
  • NHKスペシャル 世界に響く歌~日韓POPS新時代~(2024年1月7日、NHK総合)[166]
  • YOASOBI ZEPP TOUR 2024 “POP OUT”(2024年3月10日、WOWOWライブ[167]
  • YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE 2024 “超現実”(2024年12月28日、WOWOWプライム)[168]
  • NHKスペシャル 新ジャポニズム 第2集 J-POP “ボカロ”が世界を満たす(2025年3月16日、NHK総合)[169]
  • YOASOBI 世界を駆ける(2025年3月18日、NHK総合)[170]
  • Ado × 新しい学校のリーダーズ × YOASOBI「matsuri '25: Japanese Music Experience LOS ANGELES」(2025年3月29日、WOWOWプライム)[171]
  • NHK MUSIC SPECIAL J-POP 世界への挑戦(2025年5月8日、NHK総合)[172]
  • YOASOBI LIVE AT WEMBLEY ARENA(2025年8月1日、WOWOWライブ)[173]
  • YOASOBI Special Program at WEMBLEY ARENA(2025年9月20日、WOWOWライブ)[173]
  • “YOASOBI ASIA TOUR 2023-2024” LIVE IN SEOUL KOREA(2025年11月9日、WOWOWライブ)[174]
  • YOASOBI ASIA TOUR 2024-2025 “超現実 | cho-genjitsu” IN SINGAPORE(2025年12月6日、WOWOWライブ)[175]

NHK紅白歌合戦出場歴

さらに見る 年度, 放送回 ...

映画

  • 劇場版 YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE 2024 “超現実”(2025年2月21日、WOWOW FILMS[179]
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ノミネート

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ライブ・イベント

要約
視点

主催ライブ

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出演イベント

バンドメンバー

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脚注

外部リンク

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