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日本のテレビ特撮ドラマ番組 ウィキペディアから
『ウルトラマン』は、1966年(昭和41年)7月17日から1967年(昭和42年)4月9日まで、TBS系列で毎週日曜19時 - 19時30分(JST)に全39話が放送された、TBS・円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ、およびその作中に登場する巨大変身ヒーローの名称である。
武田薬品の一社提供枠「タケダアワー」内で放送[注釈 2]。TBSにて最初にカラーで放送された特撮テレビ番組でもある[2]。『ウルトラQ』放送中の1966年4月1日に、初めてマスコミに公開された[2]。
本作品はテレビドラマ(以下、テレビシリーズ)の他、漫画や劇場用映画、小説、テレビゲームなどでメディア展開も行われているが、本項目ではテレビシリーズを中心に記述する。また、本作品に続いて放送された一連の番組、およびその作中に登場する巨大変身ヒーローも「ウルトラマン」と総称される場合があり、便宜上これら後続作品のヒーローと区別するため、本作品に登場するウルトラマンを「初代ウルトラマン」と呼ぶ場合もある。種族としてのウルトラマンについては#ウルトラマンを参照。
本作品は、怪獣や宇宙人によって起こされる災害や超常現象の解決に当たる科学特捜隊と、それに協力するM78星雲光の国の宇宙警備隊員であるウルトラマンの活躍劇である。作中に登場する怪獣が好評だった『ウルトラQ』に続く「空想特撮シリーズ」の第2作として[3]、『ウルトラQ』の世界観を継承する番組として制作・放映された。オープニングタイトルの流れはカラー化された『ウルトラQ』のタイトルロゴ映像から赤画面になり、上に『ウルトラマン』、下に「空想特撮シリーズ」とクレジットされる[注釈 3][注釈 4]。
番組フォーマットは、タケダアワーのOP→タイトル画面→CM→OPテーマ→本編(途中でCMを挟まずラストまで放送)の順番で、本編開始の画面下には『カラー』のマークがあった[4][注釈 5]。
テレビシリーズがスタートするや否や『ウルトラQ』を凌ぐ人気番組となり、本放送時の第1話の視聴率は34.4%[4]、平均視聴率は36.8%[5]、最高視聴率は42.8%(1967年3月26日放送の第37話。ビデオリサーチ調べ、関東地区)[6]を記録。テレビシリーズの放送終了後もその人気が衰えることはなく、最初に行われた再放送でも平均視聴率が18%台を記録した。海外でも1970年代から100を超える国・地域で放映されてきた[7]。
テレビシリーズ初放映から半世紀以上が経過した今日も世代を問わず高い認知度を誇り、『決定! これが日本のベスト100』(テレビ朝日系列)の2002年9月8日放送分「特撮&アニメ ヒーロー&ヒロインベスト100」の第2位にランクインしている[8]。固有名詞としての「ウルトラマン」は、『広辞苑』の見出しにも記載されている[9]。また、第39話(最終回)でウルトラマンがゼットンに倒されたシーンは、初放映当時の子供たちに少なからぬ衝撃を与え、影響を受けたと語る著名人も多い。プロレスラーの大仁田厚や前田日明は「ウルトラマンの敵(かたき)を討ってやる!」と、格闘技を始めたきっかけになったことを語っている[10]。
商業的にも成功を収め、本作品やそのキャラクターに関連する商品は玩具だけでなく、生活用品などあらゆる分野で発売されている。商業的側面から本作品で特筆すべき点は、日本のテレビ番組で初めて商品化権の入札制度を導入したことである[注釈 6]。本作品が制作される以前は、テレビ局の担当者とコネがある業者が商品化権を取得していたが、本作品で前述の制度が導入されて以降は金のあるものから優先的に商品化権取得の機会が与えられるようになった。もっとも、実際のところは『ウルトラQ』を商品化したマルサン商店などの業者が優遇されており、本格的に入札制度が機能するのは『キャプテンウルトラ』以降である。
科学特捜隊のハヤタ隊員は小型ビートルで青い球体と赤い球体を追跡するが、赤い球体と衝突したうえに墜落死してしまう。
赤い球体の正体はウルトラマンだった。M78星雲人の彼は、宇宙の墓場への護送中に逃亡した宇宙怪獣ベムラー(青い球体の正体)を追って地球までやって来た。そして、自分の不注意でハヤタを死なせたことに対する罪の意識からウルトラマンは、ハヤタに自分の命を分け与えて地球の平和を守るために戦うことを決意。こうして、ウルトラマンとハヤタは一心同体となった。
以後、ハヤタはベーターカプセルを点火させてウルトラマンに変身し、怪獣や宇宙人と戦う。
ドラマのクライマックスで登場し、怪獣や宇宙人と戦う巨人。その正体はM78星雲光の国出身の宇宙人である。宇宙警備隊員として、怪獣墓場に護送中に逃走した宇宙怪獣ベムラーを追跡して地球を訪れ、誤って死なせてしまった科学特捜隊のハヤタ隊員に自分の命を共有して一心同体となり[12]、地球の平和を守るために戦うことを決意する。
普段はハヤタの姿で行動するが、有事の際にはベーターカプセルを点火させてウルトラマンに変身し、怪獣や宇宙人と戦う。
ごく一部の例外を除き、原則として地球人とは会話せず、感情などは動きだけで表現し、「シュワッチ」あるいは「シュワッ」などと表記される数種の掛け声のみを発することがほとんどである。
ウルトラマンのプロフィールは、作中では語られていないが、雑誌記事などでは詳細に紹介されている[要文献特定詳細情報]。
ハヤタがウルトラマンに変身する際に使用するアイテム[注釈 8]。第1話でハヤタがウルトラマンと一体化する際に、ウルトラマンから託される。
カプセル内部には超小型プラズマスパーク核融合装置とベーターコントローラーが内蔵されている。これがないと、ハヤタはウルトラマンには変身できず、常に隊員服の内ポケットに携帯しているが、何度かカプセルを落とすシーンもある。ウルトラマンでいる時もどこかに携帯しているらしく[注釈 9]、第26話ではゴモラとの格闘中に落としたのを現場にいた子供に拾われる。
第39話ではウルトラマンを迎えに来たゾフィーが、自ら持ってきたベーターカプセルを使ってハヤタに命を与えると同時に、ハヤタとウルトラマンを分離させる。
映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では別次元のハヤタが、自身をウルトラマンと気が付いた際にハヤタの右手に実体化する。
『帰ってきたウルトラマン』の原型となる『続ウルトラマン』では、ウルトラマンと一体化したバン・ヒデキの変身アイテムとして登場予定だった[20]。
近年は玩具などで「ベータカプセル」とする記述が増えている。
ハヤタがベーターカプセルの赤いスイッチを押すと、閃光と共に光のエネルギー、ベーター線[注釈 10]が発光部から放射し、ハヤタの周りを渦巻き状に包み込んで[注釈 11]ウルトラマンに変身する。変身・巨大化時のポーズは「右手を宙空に突き上げ、左手は顔の隣に置く」という独特の形であり、ウルトラマンを特徴づけるポーズとして以降の作品でもほぼ踏襲されている[注釈 12]。
書籍設定[要文献特定詳細情報]では、フラッシュビームにM78星雲人の生命の源である人工太陽プラズマスパークと同じエネルギーが含まれ、この光によって元の姿を一定時間取り戻すことができるとされている。
ウルトラマンは様々な特殊能力や格闘術を持っている。作中で名称が明言されたのは「スペシウム光線」と「テレポーテーション」のみで、その他の名称は書籍や年代によってばらつきがあったが、後年には円谷プロにより統一されている。技の一部は後のウルトラマンたちにも継承されている。
ウルトラマンの活動時間は「3分間」と視聴者に認知されているが、本作品の作中およびシナリオにおいて3分間と言及されているわけではない[注釈 22]。作中で「ウルトラマンのエネルギーは3分間しか続かない」と初めて明言されたのは、『帰ってきたウルトラマン』の第1話である。
TBS番組宣伝課発行の「ウルトラマンあらすじ集」には「ウルトラマンの持続時間は胸に点滅するカラータイマーのランプの色と警告ブザーが示す。最初は青色で3分間、途中黄色に変わった時が注意信号で、赤色になるとあと30秒で全ての力を失う危険信号になっている」と記述されているが、これは仮タイトル時の2月15日にTBS第一会議室で作成された「レッドマン最終申し合わせ事項」をほぼそのまま引用したもの。放映直前の「週刊TVガイド」1966年6月24日号では、「ウルトラマンの胸に赤ランプがつくと、彼の超能力もあと30秒で消滅するのだ!」と、青の具体的な持続時間および黄色の注意信号の件が省略され、続く「ジュニアTBSニュース号外」では「ウルトラマンの胸に赤ランプがつきブザーが鳴るのは、もうすぐエネルギーがゼロになるという警告である」と、ラスト30秒の件までが省略されて完成作品におけるナレーションに近いものになっている。ただし第7話には「あと30秒だ」というイデ隊員のセリフがあり、当初の基本設定が踏襲されている。
これら初期の設定を、大伴昌司が『少年マガジン』誌上で簡略化のうえ「3分間」と紹介したものを、円谷特技プロが後から公認したとされる。
なぜ制限が3分間であるかについて、円谷プロの満田かずほ監督は、多額の予算を必要とする特撮・格闘シーンを30分番組の1割に当たる3分間に収めるという約束事がなされたためと語っている。また、当時の人気格闘技ボクシングにおける1ラウンドの試合時間、長嶋茂雄の背番号などからヒントを得たとしている。
撮影費用のかかる特撮部分の経費削減と、ウルトラマンが完全無欠のヒーローでありすぎると話に面白みが欠けるので、子供にも分かりやすい弱点を作ることが目的とされ、当初のデザインでは存在していなかったカラータイマーと変身時間の制限が導入されたといわれている。カラータイマーの点滅については、当時の主流だった白黒テレビを考慮しての面が大きい。
カラータイマーはデザイン上の要請とは無関係に後の企画会議で考案されたものであり、デザイナーの成田亨は「ロボットになってしまう」とこれを嫌い[29]、自身が作成したウルトラマンの絵画や塑像にはカラータイマーをつけていないことも多い[59][注釈 23]。また、ウルトラマンの変身・巨大化時の右手を宙空に突き上げたポーズの人形にはカラータイマーがついていないが、ウルトラマンに不可欠なデザイン上の特徴として以後のウルトラシリーズに継承され、他の類似作品にも大きな影響を与えた。成田は、『ウルトラセブン』のデザイン時にこのことを見越してウルトラセブンの額に小さなランプをあらかじめ盛り込んでおり、実際にシリーズ中盤から活動限界を知らせる機能が追加されている。
撮影に用いられた実物は、3ミリの透明板をヒートプレスして透明エポキシ樹脂で点モールドが置かれ、中には青と赤のセロファンが入っている[60]。
作中では、第1話でハヤタは当初巨大宇宙人のことを「彼」と呼び「名なんか無いよ」と言っていたが、イデ隊員に「名無しの権兵衛なんてあるもんか」と言われたためその場で「ウルトラマン」と命名した。この時のハヤタはウルトラマンと一心同体になっていたため、ウルトラマンが自称したと解釈することも可能であるが、この命名がハヤタの意思なのかウルトラマンの意思なのか、作中で明示されたことはない[注釈 24]。その後、敵対する宇宙人やゾフィーからも「ウルトラマン」と呼ばれている。
『ウルトラマンメビウス』第1話ではウルトラの父が「あの星(地球)では我々をそう呼ぶ」と語っている。
映像作品以外で「ウルトラマン」の名前のルーツが明示されることもあり、『小説 ウルトラマン』ではアラシの「ウルトラに強かった」と評するセリフから、漫画『ウルトラマン THE FIRST』では「ウルトラ作戦第一号の協力者」という着想からそれぞれハヤタが名付けている。
ウルトラマンのデザインは、『ウルトラQ』でも怪獣や宇宙人のデザイン、セットの美術デザインを手がけた彫刻家の成田亨が担当。仕上げの最終段階で平面上の作業に見切りをつけたため、デザイン画の決定稿は存在しない[59][61]。成田の指示のもと、美術スタッフの佐々木明が粘土による造型作業を繰り返す中で、マスクと身体の模様が完成した[61][注釈 25][注釈 26]。成田のデザインイメージでは、ウルトラマンはマットなシルバー塗装ではなく、メッキ加工による銀であったという。ウルトラマンでは実現しなかったが、後に成田が美術を担当する『突撃! ヒューマン!!』において、主役ヒーローのステンレス製マスクで結実した[64]。
雛型とスーツ、マスクの製作は佐々木明が担当[29]。
造形は、演技者の古谷敏の体型を採寸してライフマスクを取って完全に古谷専用として作られており、他の演技者が着用することは考慮されていない[61]。古谷の体型が八頭身であることから、マスクを着けることで成田が人体の美の理想とする七頭身になるとしている。
撮影での傷みによる作り直しと改良・修正の意味も併せて、2度大きなモデルチェンジが行われている[61]。これはAタイプ(第13話まで)、Bタイプ(第14 - 29話)、Cタイプ(第30話以降)と呼ばれて区別されている[61][65][注釈 27]。
第2期ウルトラシリーズでは特別視されていたため、単独で客演したことはなかった[74]。だが、平成以降は単独での客演が多くなる。『メビウス』以降の作品では、ウルトラ兄弟の中でも伝説的存在とされる「ウルトラ6兄弟」の1人にカウントされている[出典 10]。
テレビシリーズの終了後、本作品の流れをくむ作品群「ウルトラシリーズ」が制作され、各作品のヒーローは「ウルトラマン」と総称されるようになった。その後、作中世界においても、『ウルトラマンメビウス』の物語冒頭でウルトラの父がメビウスに対し「地球人が光の国の戦士たちを「ウルトラマン」と呼ぶ」と語っており、彼らの総称として「ウルトラマン」という名称が定着していることが物語にも反映された。
その姿は基本的にFRP製のマスクとウェットスーツをベースにしたスーツで造形され、銀と赤を基調としたデザインや、胸部の発光器などの特徴がある。しかし、それぞれの要素に例外が多く、全員の共通項を示すのは難しい。
当初はM78星雲光の国と呼ばれる特定の星の出身と設定されていたが、シリーズが続くにつれてウルトラマンレオやジョーニアス、ウルトラマンオーブなどM78星雲出身でないウルトラマンや、ウルトラマンガイアのように宇宙人でないウルトラマンも登場し、出自の設定も多彩になっている。
隊員の名前はカタカナ表記のみで、フジ・アキコとホシノ・イサム以外のメンバーには名字しか設定されていなかったが、1996年公開の映画『甦れ!ウルトラマン』で全隊員のフルネームと漢字表記が追加設定された。年齢は、TBS番宣課が発行した「ウルトラマンあらすじ集」第一集に基づく[84]。
この節の加筆が望まれています。 |
国際科学警察機構の下部組織で、正式名称は
日本(極東)支部の隊員で作品中に登場するのは5名で、ムラマツ隊長以下副隊長格のハヤタ隊員、アラシ隊員、イデ隊員、フジ・アキコ隊員。途中からホシノ少年も準隊員になり、ピグモンにも特別隊員の称号が贈られる(第37話)。パリ本部やインド支部の隊員が訪れることもある(第7話、22話、23話、31話、32話)[99]。
ムラマツ隊長以下のムラマツ班の他にも、『ウルトラマンメビウス』には宇宙での任務を目的としたサコミズ班が登場するほか、設定上はミナト班やヤマト班などが存在しており[103][99]、金城哲夫の小説では100人以上の隊員がいると設定されている。また、漫画『ウルトラマン 科特隊奮戦記 ジャイアント作戦』には、電波班・分析班・技術班などのほか、科特隊日本支部上層部の人間としてサイゴウ総司令、ミヤジマ副司令が登場する。
設定では、『ウルトラQ』に登場した一ノ谷博士らが中心となって日本支部を設立したとされ[104]、『ウルトラQ』と本作品の間の出来事を描いた円谷プロ公認のPCゲーム『ウルトラ作戦 科特隊出動せよ!』では、ウルトラマンが現れる以前から怪獣と戦っており、創設者の一ノ谷博士も最初はメンバーに入っていたが第1話「科特隊日本支部誕生」の六角村での核露怪獣ゴルドキング迎撃作戦時に重傷を負い、第一線から退いている[注釈 50]。第31話のムラマツキャップの話によると、少なくとも20年は歴史がある。
ビデオ『ウルトラマンのすべて!』(バンダイビジュアル)では科学特捜隊が創設されることになった理由として『ウルトラQ』に登場したゴメス、ゴロー、ペギラ、ガラモンの映像を見せている。
本来は戦闘よりも調査に重点を置いた組織として描かれているが、科特隊が独力で倒す怪獣も多く(科特隊がいなければ、ウルトラマンが倒されていたかもしれないケースもある)、その数は歴代の防衛チームで最多である[注釈 51][注釈 52]。
東京近郊(城西方面)に位置し、スロープに囲まれた五面体型で銀色の建造物と五面体型で黒色の建造物を組み合わせた「本部」と呼ばれる支部、効率的に配置されたジェットビートルの発着ポートなどの付属建造物で構成されている[102][105]。本部の外壁は、あらゆる光線や熱線を遮る特殊な合金を加えた鉄筋コンクリート製[99]。基地内部には、隊員たちが勤務する地下に大型電子頭脳が装備された司令室をはじめ、司令室の上階とポールで繋がる隊員寝室や、ホテル並みの環境が整った来客用のレスト・ルーム、回収された遺留品を研究する保管室に、新装備開発のための作業室などが置かれ、基地周囲には、自動消火装置や鉄壁も設置されている[102]。
24時間体制で隊員と守衛が常駐して備えている[102]。
第17話で、ブルトンが生み出した四次元空間に包まれ、第31話ではゴトウに化けたケロニアに侵入されるなど、襲撃を受けることも少なくない。また最終回では、ゼットン星人に侵入されて内部を破壊され、ゼットンの火球攻撃を受けて火災が発生する。
第38話と最終回である第39話では、司令室の大型電子頭脳以外に様々なレーダー機や計測器といったコンソールシステムが導入されている[注釈 53]。
『ULTRAMAN』の世界では表向き解体されており、日本支部はウルトラマンの軌跡、活躍を展示した「光の巨人記念館」となっている。
科学特捜隊は数々の特殊装備を持ち、状況に応じて運用している。装備の開発は主に科学センター所属の岩本博士[注釈 54]とイデ隊員が行っている。
通常任務や非番の際は威圧感を与えないために青いブレザーとライトブラウンのスラックスとネクタイ(フジ隊員はスカート)、白いワイシャツを着用している[102][99]。作戦出動時の戦闘服はオレンジ色で、オレンジ色のネクタイ、黒いブーツとグローブをつける[102]。肩から背中はセーラー服のような処理がされており、ワイシャツのようにもなっている[109]。耐寒・耐熱性が高く、宇宙空間では簡易宇宙服の機能も持つ[110][111]。ネクタイピンのオートジャイロ[33]は放射能や電磁波を感知してランプが点滅する危険探知機である。また、設定のみではあるが、小型カメラがベルトのバックルにある[109]。左胸のスリットに収納するためのチャックがあるが、ハヤタのみの仕様である[112]。
普段着ている青いブレザーの下に出動時のユニフォームを身に着けており、着替えを必要としないのも、本作品だけの設定である。また、簡単な調査活動や一般市民への聞き込み、他の支部から来た隊員の出迎えなどの場合には、ブレザーのままで出る(第3話、22話、28話、31話、32話)。
本作品には科特隊とは別に、通常の防衛組織が怪獣や宇宙人との戦闘に参加している。その呼称は防衛隊(軍)とされたり自衛隊とされたりしているが、明確な区別はない。また、東宝特撮映画に登場した架空兵器のプロップが流用されていることが多いのも特徴である。
防衛隊(軍)は第2・11・15話に登場する。戦力としては放映当時の自衛隊が装備していた61式戦車、M4中戦車(M4シャーマン[33])などの他、架空兵器である火炎放射戦車、メーサー殺獣光線車、熱線砲車などがある。火炎放射戦車はオリジナルの装軌式車両の上部に旋回式の火炎放射器を装備した物で、第9話ではガボラ、第15話ではガヴァドンBに対して攻撃を行う他、第15話でもギャンゴに対して出動する。熱線砲車は『怪獣大戦争』(1965年、東宝)に登場したAサイクル光線車の牽引車をオミットし、本体から拡声器と照明塔を外したもので、第3話ではネロンガ、第11話ではギャンゴに対する攻撃に使われる[143][144]。第3話ではAサイクル光線車のものと同じ見た目の光線を放つが、第11話では直線的な赤い光線に変わっている。その牽引車に本体から外した照明塔をつけて改造した照明車も、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(1966年、東宝)で使われた後、第15話で使用され、ガヴァドンAを包囲する戦車群の中に見られる。メーサー殺獣光線車は、第11話で熱線砲車と共にギャンゴへの攻撃に向かう姿が確認できるが[143]、その後の戦闘シーンは描かれておらず、こちらも牽引車は使われていない。また、第2話では本部と思われる防衛基地が登場。都心に現れたバルタン星人に対し、防衛基地の屋上に備え付けられたランチャーから新型核ミサイル「はげ鷹」[114]を2発発射するが、小爆発を起こしただけでほとんど効果がない[注釈 72]。
自衛隊は第4・26・27・34・39話に登場する。第4話で海上自衛隊の護衛艦[注釈 73]がイデ隊員の提案でラゴンに音楽を聞かせる。第26・27話で伊丹市に駐屯している陸上自衛隊のロケットランチャー・トレーラーがゴモラを攻撃する。また第27話では61式戦車やM4などの実在兵器の他に、9連装の装輪式自走ロケット砲とおぼしき架空兵器が登場する。第34話では科特隊が怪獣風船化作戦で浮かび上がらせたスカイドンを航空自衛隊のF-86F戦闘機が誤って撃墜してしまった。航空自衛隊は第39話にも登場し、精鋭パイロットからなる戦闘機編隊がゼットン星人の円盤群迎撃のために出動して一部を撃墜するが、逆襲を受けて全滅する。同話では出撃シーンにはF-86Fが、戦闘シーンではF-104もしくはX-3に類似した形状の架空機[注釈 74]が登場する。
上記以外にも防衛組織が敵を攻撃する場面のある話は多く存在する(第3・9・17 - 19・21・23・31 - 33話)。だがそれらの多くでは、その組織が防衛隊、自衛隊、あるいは機動隊のいずれに属するのかについて触れられていない。第18話では『モスラ』(1961年、東宝)に登場した装軌式ミサイル車両がにせウルトラマンを攻撃する。
この他の防衛組織としては、第22話に「国際宇宙開発軍」なる組織の名前が登場する[145]が、その詳細については特に言及されていない。また、第25話には「地球防衛委員会」という組織が登場する。こちらは国際的な組織のようであり、彗星ツイフォンからの放射線による水爆の自然爆発を防止すべく、世界中の核保有国に対して水爆の安全性強化を命令する。『ウルトラマンレオ』第25話「かぶと虫は宇宙の侵略者!」にも同名の組織が登場するが、関連性については特に触れられていない。
当初、イデ隊員役には石川進がキャスティングされ、制作第1話の一部や番宣スチールの2日分の撮影に参加していたが、契約上の問題により降板し、東宝出身の二瓶がキャスティングされたという[出典 17]。そのため、第7話の脚本では「トレードマークのおでこから血が出るイデ隊員」という記述があった[154]。
※参考文献:『キャラクター大全ウルトラマン全調査報告』(講談社・2012年)
※参考文献:『キャラクター大全ウルトラマン全調査報告』(講談社・2012年)
※参考文献:『キャラクター大全ウルトラマン全調査報告』(講談社・2012年)
本作品の企画が始動したのは、1965年8月ごろのことだった。当時、第2クールを制作中の『ウルトラQ』が日曜19時台にて翌年1月2日からスタートとほぼ決定したことも追い風となり、TBSプロデューサーの
会議の中では「主人公が怪獣では問題がある」という意見も強く、監修者の円谷英二からも「スーパーマンのようなヒーローを」との提案が出された[169]。また、この時期に円谷が特技監督を担当した東宝特撮映画で、人間に味方する巨人と凶暴な怪獣が死闘を展開する『フランケンシュタイン対地底怪獣』(1965年・東宝)が公開されており、この映画も本作品の企画に少なからず影響を与えていると言われている。
ここでフジテレビ用に企画されていた番組『WoO』の「人間に味方する友好的宇宙人の活躍」というアイデアが流用され、『科学特捜隊ベムラー』というSF活劇の企画書が作成された[出典 18]。この企画書では、「本部をパリに置き、警察の手に負えない常識を越えた異変や怪事件を専門に調査する科学特捜隊の日本支部」と彼らに協力する正体不明の正義の宇宙人ベムラーが設定されている[出典 19]。「飛行機事故で消息を絶った主人公がヒーローになって生還する」という設定はこの時点ですでに見られるが、主人公とベムラーの関係は企画書には明記されていない。科学特捜隊のサコミズが変身することは決まっていたものの、あえて変身の描写はオミットされ、ベムラーの正体はぼかす方向性であったという[101][171]。また、変身アイテムもなく、変身時に両腕を掲げ、忍術のようなポーズをとっていた[71]。この時点では、平田昭彦と藤田進の配役が予定されていた指揮班があった[171]。
渡辺明がデザインしたベムラーの容姿は日本の伝説上の生物・烏天狗を思わせる翼を持つスマートなもので、関係者から「敵怪獣との区別がつきにくい」や「ヒーローとしてのキャラクター性が弱い」との指摘があった。そこで『ベムラー』企画は再検討され、新たに『科学特捜隊レッドマン』が企画されることとなった[注釈 105]。この企画書では、正義の怪獣ではなく「甲冑を思わせるような赤いコスチューム」をまとった謎のヒューマノイドタイプの宇宙人として設定されている[101]。身長は2メートルから40メートルまで伸縮自在と設定されている。また、変身時間の制限も導入された。主人公とヒーローの関係についても「飛行機事故でサコミズを死なせた宇宙人レッドマンが責任を取ってサコミズの肉体を借りる」と明記され、後の完成作品におけるウルトラマンの設定の基本的な部分は完成していた。その一方、レッドマンは故郷がX星人の侵略で滅亡している遊星人であること[171]、サコミズ本人はすでに死亡してその心はレッドマンであること、サコミズには人気歌手の恋人・由木ひかるがいることなど、完成作品との相違部分もある[71]。
こうして成田亨が担当したレッドマンのデザインは火星の運河状のラインをもつスマートなボディで、幾分かヒーロー的になったものの、拵井はもっとシンプルでインパクトのあるメタリックカラーを基調としたデザインを要求した[171][22]。また、前述のように本作品はアメリカへのセールスを前提としており、アメリカの事情に詳しいTBS編成局企画部の大谷乙彦らが海外輸出を考慮して「今の形では外国人には受け入れられない。もっと無表情な鉄仮面のようなものの方が謎があっていい」などと提案した[出典 20]。こうして試行錯誤した結果、生命感のある究極なる徹底した単純化を図ったレッドマンのデザインが完成した[101][171][注釈 106]。成田は、デザインを描かずにマスクの原型を佐々木明に依頼したが、最後はアトリエに篭って一人で完成させた[29]。
「ベムラー」の名は、第1話に登場する怪獣の名前として残された[173]。脚本家の関沢新一は、円谷英二から企画の相談を受けた際に、自身が『ウルトラマン』という題名を言ったのかもしれないと述べている[167]。
前作の『ウルトラQ』は放送前に全話の撮影を終了させていたが、本作品は放映と平行して制作する一般的なドラマのスタイルとなった。TBSから支給された予算は1クールにつき7000万円(1本約538万円)、本編のクランクインは1966年3月16日だった[174]。
本作品は、ほぼ同時期に放映された『マグマ大使』とともにカラー放送による[注釈 1]連続テレビ映画の草分けだったうえ、巨大な宇宙人を主人公とする大がかりな特撮中心のドラマは世界にも類例が存在しないため、番組制作は苦難の連続だった。
『ウルトラQ』では、円谷英二の「16mmのクォリティでは特撮はできない」との主張で劇場映画用と同じ35mmフィルムで撮影し、放映用フィルムとして16mmに縮小するという手法が採られた。この手法によりテレビ作品としては異例のクオリティを得られたが、フィルム代で予算が圧迫される問題が発生した[注釈 107]。本作品では高価なカラーフィルムを使用することから、合成カットのみ35mm、それ以外は本編・特撮とも16mmとすることで、合成映像の不自然さを低減させつつコストダウンを図った。しかしカラー撮影のノウハウが少ないため、調整や取り直しなどで時間やフィルムを浪費することとなり、3月中旬まで飯島敏宏組の本編クランクインはずれ込んでしまう[66]。
撮影では飯島敏宏監督によるAブロック(放映第2話、第5話、第3話)は本編・特撮を同一スタッフが手がける一斑編成で開始したが、カラーフィルムの入念なテスト(色彩設計や照明の光量など)やウルトラマンの着ぐるみの度重なる塗り直し(初期は、ラテックス製のマスクと未塗装の黒いウェットスーツを使用していた)などカラー撮影にまつわる細々とした対応の他、操演中のジェットビートルをホリゾントにぶつけて大破させるなどの事故も重なり撮影は遅々として進まず、野長瀬三摩地監督のBブロック(放映第7話、第4話、第6話、第9話)からは制作費的にも合理的な別班編成に変更された[171][66]。Bブロックは円谷一監督によるCブロック(放映第1話と第8話)の本編シーンの撮影を優先したため、完成済みの第7話を除いて後回しにされた。第1話に先駆けて放映されたテレビ番組『ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生』のおかげで、なんとか無事に放映が始まったものの、スケジュールは次第に切迫し、特撮を2班編成にしてもその遅れは間に合わなくなってきた。円谷英二のダメ出しによる撮り直しだけでなく、スタジオと撮影機材のレンタル費、脚本費、俳優費、スタッフ費も大きな負担になっており、1本平均の直接制作費が450万~470万円になるなど予算・時間共に余裕の無い状況となっていた。ソフビ人形などのマーチャンダイジングの収益が、版権所有各社で莫大な版権使用料として分配されることで、円谷特技プロの運営はようやく安定していた[171]。
そのため、番組の続行を望むTBS側とこれ以上の続行は不可能とする円谷特技プロとの間で協議が重ねられ、「赤字はともかく、週1回の放送に間に合わないのが確実になった」[175]ために、1967年初頭に高視聴率を維持していながらも第4クール目の発注が断念され、3クール39話の放送で一旦終了することが決定した[出典 21][注釈 108]。
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
テレビシリーズの本放送当時は厳密な時代設定の統一は行われておらず、その当時の現実と未来とが混在している。
本放送当時にTBS番宣課が発行した「ウルトラマンあらすじ集」第一集[177]と、『週刊少年マガジン』1966年31号(8月7日号)でのグラビアページの時代設定は、「1975年ごろ」という記載がある。スタッフの認識は近未来という程度で明確な合意はなく、第23話でジャミラの墓標に没年が1993年と記されていたり、第39話で「1930年代から40年以上」とのセリフがあるなど一定していない。
唯一の前後編である第26話・第27話は、作中で子供たちが怪獣の存在を否定していたり、子供のごっこ遊びでウルトラマンの変身方法が知られていたりと、現実世界寄りの演出がされている。また、第35話では延長工事途中の首都高速道路や日本で唯一の超高層ビル[注釈 109]など、放送当時の東京の景観がそのままミニチュアセットで再現されている。
『ウルトラマン』に続いて一連のシリーズ作品が制作・放映された。毎回、巨大ヒーローと怪事件処理専門チームが連携し、宇宙や異次元、地球のどこからか現れる怪獣や宇宙人たちと戦うというコンセプトの特撮番組で、子供たちから人気を博す。これらの作品は、「ウルトラシリーズ」や「ウルトラマンシリーズ」と呼ばれる。
放送回 | 放送日 | 制作順 | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 | 脚本 | 特技監督 | 監督 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 1966年 | 7月10日- | ウルトラマン前夜祭 | - | 金城哲夫 | - | 30.6% | |
1 | 7月17日 | 5 | ウルトラ作戦第一号 | ベムラー | 高野宏一 | 円谷一 | 34.0% | |
2 | 7月24日 | 1 | 侵略者を撃て | バルタン星人 | 千束北男 | 的場徹 | 飯島敏宏 | 34.6% |
3 | 7月31日 | 3 | 科特隊出撃せよ | ネロンガ | 山田正弘 | 33.6% | ||
4 | 8月 | 7日7 | 大爆発五秒前 | ラゴン | 南川竜 | 高野宏一 | 野長瀬三摩地 | 29.5% |
5 | 8月14日 | 2 | ミロガンダの秘密 | グリーンモンス | 藤川桂介 | 的場徹 | 飯島敏宏 | 29.0% |
6 | 8月21日 | 8 | 沿岸警備命令 | ゲスラ | 山田正弘 | 高野宏一 | 野長瀬三摩地 | 34.9% |
7 | 8月28日 | 4 | バラージの青い石 | アントラー |
|
34.0% | ||
8 | 9月 | 4日6 | 怪獣無法地帯 |
|
|
円谷一 | 36.6% | |
9 | 9月11日 | 9 | 電光石火作戦[注釈 114] | ガボラ | 山田正弘 | 野長瀬三摩地 | 39.5% | |
10 | 9月18日 | 11 | 謎の恐竜基地 | ジラース | 金城哲夫 | 満田かずほ | 39.0% | |
11 | 9月25日 | 10 | 宇宙から来た暴れん坊[注釈 115] | ギャンゴ | 宮田達男 | 30.1% | ||
12 | 10月 | 2日12 | ミイラの叫び |
|
藤川桂介 | 円谷一 | 37.6% | |
13 | 10月 | 9日13 | オイルSOS | ペスター | 金城哲夫 | 38.3% | ||
14 | 10月16日 | 15 | 真珠貝防衛指令 | ガマクジラ | 佐々木守 | 高野宏一 | 実相寺昭雄 | 37.8% |
15 | 10月23日 | 14 | 恐怖の宇宙線 | ガヴァドン | 37.4% | |||
16 | 10月30日 | 17 | 科特隊宇宙へ | バルタン星人(二代目) | 千束北男 | 飯島敏宏 | 38.9% | |
17 | 11月 | 6日16 | 無限へのパスポート | ブルトン | 藤川桂介 | 36.0% | ||
18 | 11月13日 | 19 | 遊星から来た兄弟 |
|
|
野長瀬三摩地 | 39.8% | |
19 | 11月20日 | 18 | 悪魔はふたたび |
|
|
36.8% | ||
20 | 11月27日 | 20 | 恐怖のルート87 | ヒドラ | 金城哲夫 | 樋口祐三 | 39.0% | |
21 | 12月 | 4日21 | 噴煙突破せよ | ケムラー | 海堂太郎 | 36.5% | ||
22 | 12月11日 | 23 | 地上破壊工作 |
|
佐々木守 | 実相寺昭雄 | 38.0% | |
23 | 12月18日 | 22 | 故郷は地球 | ジャミラ | 38.2% | |||
24 | 12月25日 | 24 | 海底科学基地 | グビラ | 藤川桂介 | 飯島敏宏 | 35.8% | |
25 | 1967年 | 1月 1日25 | 怪彗星ツイフォン |
|
若槻文三 | 35.7% | ||
26 | 1月 | 8日26 | 怪獣殿下 前篇 |
|
|
円谷一 | 37.5% | |
27 | 1月15日 | 27 | 怪獣殿下 後篇 | ゴモラ | 37.0% | |||
28 | 1月22日 | 28 | 人間標本5・6 |
|
山田正弘 | 野長瀬三摩地 | 37.7% | |
29 | 1月29日 | 29 | 地底への挑戦 | ゴルドン |
|
36.1% | ||
30 | 2月 | 5日31 | まぼろしの雪山 | ウー | 金城哲夫 | 樋口祐三 | 39.9% | |
31 | 2月12日 | 30 | 来たのは誰だ | ケロニア | 海堂太郎 | 38.7% | ||
32 | 2月19日 | 32 | 果てしなき逆襲 | ザンボラー | 藤川桂介 | 鈴木俊継 | 39.2% | |
33 | 2月26日 | 33 | 禁じられた言葉 |
|
金城哲夫 | 40.7% | ||
34 | 3月 | 5日34 | 空の贈り物 | スカイドン | 佐々木守 | 実相寺昭雄 | 33.9% | |
35 | 3月12日 | 35 | 怪獣墓場 | シーボーズ | 37.2% | |||
36 | 3月19日 | 36 | 射つな! アラシ | ザラガス | 山田正弘 | 満田かずほ | 38.4% | |
37 | 3月26日 | 37 | 小さな英雄 |
|
金城哲夫 | 有川貞昌 | 42.8% | |
38 | 4月 | 2日38 | 宇宙船救助命令 |
|
上原正三 | 円谷一 | 34.4% | |
39 | 4月 | 9日39 | さらばウルトラマン |
|
金城哲夫 | 高野宏一 | 37.8% |
この節の加筆が望まれています。 |
本作品の音楽は、前作『ウルトラQ』に引き続き宮内國郎が担当した。メインタイトル映像のうち『ウルトラQ』のロゴを使った部分の曲は、『ウルトラQ』のメインタイトル曲(M-1T2)に本作品オリジナルの曲(タイトルT6)を被せたものである。第1話のハヤタ隊員とウルトラマンの出会いのシーンに『ウルトラQ』第28話「あけてくれ!」用の音楽が選曲されるなど、過去に宮内の書いた東宝特撮映画『ガス人間第一号』や『ウルトラQ』、『快獣ブースカ』の楽曲が流用されることも多い。
『ウルトラマン』自体の汎用BGM録音は3回行われた。「特捜隊のテーマ」など一部の曲は主題歌録音と同時にステレオで録音されたが、モノラルのコピーしか残存していない。また、実相寺昭雄が監督した第14・15・23話では追加録音が行われ、これらの楽曲は他のエピソードでも使用される。追加録音は最終回の第39話でも行われたが、これらの追加録音曲はいずれもテープの所在が確認されていない。
(TBS、1966年7月10日 19:00放送)
2016年7月9日・10日、『ウルトラマン』放送開始50年を記念して開催されたイベント。会場は『ウルトラマン誕生』と同じ杉並公会堂。この「ウルトラマンの日」は日本記念日協会公認の記念日とされており、当日は初代ウルトラマンを初めとする歴代ウルトラシリーズ出演者が当時のイベントを再現するとともに、ライブ、トークショーなどを展開。会場内ではウルトラシリーズのソフビやフィギュアなどを製作する各メーカーが集結した「『ウルトラマンの日』スペシャルホビーマーケット」も開催された。当日のステージの一部は2016年7月10日にTBSチャンネル1で生放送された[197]。
不思議な映画館を舞台にした、4部作で再構成の4K版オムニバス映画。2023年12月1日公開の『円谷映画祭2023 Part2』で第1部「生命のものがたり」を上映[199]、2024年には『円谷映画祭2024』内で2024年10月4日公開のPart1で第2部「浪漫のものがたり」、同年10月18日公開のPart2で第3部「仲間のものがたり」第4部「正義のものがたり」を上映[200]。
話数 | 配信日 | 登場怪獣 | ロケ地 |
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EPISODE:01 | 2021年12月 | 7日レッドキング | ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ |
EPISODE:02 | 12月14日 | ネロンガ | ジュエル・チャンギ・エアポート |
EPISODE:FINAL | 12月21日 |
| マリーナ・ベイ |
編集/制作は全てスタジオ・ハード。
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