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ウルトラシリーズの登場キャラクター(ウルトラ怪獣) ウィキペディアから
テンペラー星人(テンペラーせいじん)は、特撮テレビ番組『ウルトラマンタロウ』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の宇宙人。別名は極悪宇宙人。
この記事に雑多な内容を羅列した節があります。 |
1973年の『ウルトラマンタロウ』で初登場。
当初はエンペラ星人として登場予定で、デザイン画にもエンペラー星人の名前が記載されていたが、実際の映像作品では別人扱いとなっている。帯番組『ウルトラ怪獣大百科』(テレビ東京・1988年)では両者の同一人物説として、「出身地のテンペラー星雲がどこに存在するのか誰も知らない」や「M78星雲の犯罪指名手配101号」などと解説され、『週刊 ウルトラマン OFFCIAL DATA FILE』No.106 12ページでは兄弟説が言及されている。
容姿はバルタン星人やヒッポリト星人など、それまでの強敵・宿敵宇宙人の意匠を合わせたものとなっており、特に頭部の形状や鋏状の両手などはバルタン星人の要素が強く、「貫禄の増したバルタン星人」とも言われている[1]。また、『決定版ウルトラ怪獣大百科』(小学館・1979年)にはバルタン星人やヒッポリト星人の遠い親戚との記述がある[要ページ番号]。2度目の登場となる2006年の『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』でデザインがリニューアルされたため、それ以降は『タロウ』出演当時とは容姿が大きく異なっている。
『ウルトラマンタロウ』第33話「ウルトラの国大爆発5秒前!」、第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」に登場。
全宇宙の制覇を狙っている悪質な宇宙人。ウルトラの国やウルトラ兄弟を以前から狙っており、抹殺しようと企む。劇中ではウルトラ6兄弟を誘き寄せるための配下とボス格の2体が登場(外見上の違いは特になし)。目的はウルトラ5兄弟であってウルトラマンタロウは眼中になく、タロウを「末っ子の甘えん坊」呼ばわりするなど軽視。知略を駆使した作戦よりも、真っ向から攻撃しての破壊活動を得意とする。ボス格は配下がタロウに倒された際に「貴重な犠牲者」と戦死を尊ぶ、地球に現れた際に東光太郎の作戦で目を回して疲れた様子を見せる、光太郎を捕らえた際には急に踊りだすなどコミカルな面、白鳥さおりに憑依する際にも「可哀想だが」と詫びるなど、極悪らしからぬ一面を見せる。
人間の姿を借りたウルトラ兄弟の正体を見破る特殊スペクトル光線[出典 3]や、テンペラー星の科学を集結して編み出したウルトラ戦士のみに対して絶大なダメージを与えるウルトラ兄弟必殺光線[出典 4]といった光線技の他にも、電気エネルギーを鞭のように飛ばすムチ状光線[5][3][注釈 1]、手からの火炎放射[出典 5]、ロケット弾[2]、ガス攻撃、人間への憑依など、多彩な能力を持つ。さらに、クモ状の形態に変身できる。背中のマントは、あらゆる攻撃を防ぐ黄金マント[7]とされる。
配下がウルトラの星を破壊しようとするが、ウルトラ5兄弟がタロウの招待で地球に遊びに行ったことを、正体不明のシンバルを叩くサルの玩具(わんぱくスージー[注釈 2])の形をした通信機から聞かされ、5兄弟を追って地球に向かう。到着後はすぐに街を破壊し始め、ウルトラ兄弟を誘い出そうとする。その戦闘力は単独でも強大で、傍にいる兄たちに甘えていたタロウをたやすく倒すが、ウルトラマンボールを用いた奇襲作戦によってタロウに体内に入り込まれ、タロウが巨大化したことで破裂して倒される。
6兄弟が全員姿を見せたことで、ボス格が行動を開始する。さおりに憑依して光太郎に近づき、油断したところで彼を誘拐してウルトラ兄弟をおびき寄せる。ウルトラ兄弟がZAT隊員と大谷博士、バレーボール部部員の身体を借りても、6人いることですぐに正体を見破る。6兄弟との全面対決では多彩な技で圧倒するが、タロウのタロウカッターで両腕を切断されたうえ、5兄弟リフターで空中へ放り投げられたところをネオ・ストリウム光線を浴びて爆発四散する。逃げようとした宇宙船も、5兄弟の必殺光線一斉発射(グランドスパーク)を浴びて破壊される。
映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』に登場。
ドキュメントZATに記録が残っている、かつてウルトラマンタロウら6兄弟に倒されたテンペラー星人の同族[18]。両腕のハサミ・クロウハンド[20]から放つ高熱火炎[18][注釈 3]や、鞭状にした電撃[16][18][注釈 4]が武器。背面のマント状の触手の間に丈夫な飛膜を張り、翼として飛行することも可能[18]。
Uキラーザウルス=ヤプールを復活させようと、ザラブ星人、ガッツ星人、ナックル星人らと宇宙人連合を結成して地球に現れる。頭脳派な他の3人の宇宙人たちと違い、真っ向から挑む力押しタイプな性格で、自らの力に絶対な自信を持っている。宇宙人連合のリーダーとなることを目論んでおり、そのためにウルトラマンメビウスを倒して己の力を見せ付けようと、1番手として神戸の街に出現する。メビウスを倒そうとするが、最後は空中戦の末に電撃をバリアで防がれてメビュームシュートで撃ち返されながら爆死し、宇宙人連合の中で最初に敗退した。
様子を見ていたガッツ星人からは「口ほどにもない」とまで言われるが、この時の戦いはナックル星人たちに分析され、メビウスのデータを収集することに役立っている。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第9話「暗黒の鎧」に登場。「RB」は「レイオニクス・バトラー」を意味する[26]。
テンペラー星のレイオニクスバトラー。アリゲラを操る。
メフィラス星人とのレイオニクスバトルに勝利し、バトルナイザーを踏み潰して立ち去る。その後、ただならぬ波動を感じてアーマードメフィラスとなったメフィラスと出会い、アリゲラを召喚して再びレイオニクスバトルを挑もうとする。メフィラスの持っていた剣(ダークネスブロード)に見覚えがあり、そのことに気付いた直後、メフィラスによってアリゲラ共々断殺される。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。
ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活した、ベリアル軍団の1体[27]。怪獣墓場でウルトラ戦士やレイの怪獣たちを襲撃し、主にレイのゴモラと戦う。その後も軍団の中では長く残るが、最後はウルトラマンゼロのワイドゼロショットで倒される。
回想シーンでもレイブラッド星人が指揮する怪獣軍団の中に姿があるほか、ベリュドラの首を構成する怪獣の1体としても登場する[28]。
『ウルトラゾーン』第2話のコントパート「怪獣転校生」に登場。
私立小学校の6年2組に転校生として現れる。前の学校では他人を馬鹿にした態度のせいもあってクラスメートと馴染めなかったと言われているが、今度の学校でも教室に入ってくるなり高笑いしたり、教室にウルトラ兄弟がいるのではないかと疑っていきなりクラスメートに特殊スペクトル光線を放ったり、先生にウルトラ兄弟必殺光線を放ったりして、転校初日から先生に怒られる羽目になる。
『ウルトラマン列伝』内のアクションドラマ『ウルトラゼロファイト』第2部「輝きのゼロ」に登場。
「あのお方」と呼ばれる何者かに仕えてウルトラマンゼロの戦闘力・能力を探る宇宙人集団ダークネスファイブの1人。目の色は赤。一人称は「我輩」で、古風な物言いをする。初代同様、ウルトラ兄弟必殺光線やビームウィップを武器とする[33]。タイラントを相棒と称して
「仲間とは強く、役に立つ者」という考えを持つ実力主義者で、ゼロに敗れ去ったヒッポリト星人・地獄のジャタールを「弱い者など仲間とは言わぬ」という理由で役立たずと嘲笑する。また、ゼロの反撃を受けたタイラントにも一時役立たずと言い放ったため、ゼロには「ころころ手のひらを返すような奴」と言われる。だが、ジャンボットの攻撃を次々に凌ぎ、さらにはジャンナインとの合体技「ダブルジャンナックル」すらも単独で防ぐなど、その言い分に恥じないダークネスファイブ屈指の実力の持ち主である。
一時はグローザ星系人・氷結のグロッケンやデスレ星雲人・炎上のデスローグも加わってゼロを袋叩きにするが、駆け付けたゼロの仲間であるウルティメイトフォースゼロに妨害され、タイラントと共にジャンボットとジャンナインの「鋼鉄のジャン兄弟」と対決する。その途中、ゼロダークネスが出現してウルティメイトフォースゼロに襲い掛かると、「我らが出る幕ではない」として他のメンバー共々戦いを傍観する立場に回るが、ゼロダークネスよりベリアルの魂が抜けて覚醒したシャイニングウルトラマンゼロのシャイニングスタードライヴによりベリアルの魂が消滅したため、状況を不利と判断したメフィラス星人・魔導のスライに指示されて他のメンバーと共に撤退する。エピローグでは、時間逆行によりかつての肉体を取り戻したベリアルと再合流する。
映画『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』に登場。
宇宙魔女賊ムルナウがダークリングで怪獣カードから呼び出した宇宙人の1体。執事同然に使役されている。最初はヒッポリト星人カリストやガッツ星人ドッペルと共にサデスとの戦闘で疲弊したオーブ(ハリケーンスラッシュ)を連行し、その後はオーブ(オーブトリニティ)を相手にデアボリックやカリストと共に戦闘を繰り広げる。ウルトラマンギンガ・ウルトラマンビクトリー・ウルトラマンエックスが宝石化状態から復活した後はカリストとのコンビでギンガやビクトリーと戦い、最後はカリストとの合体光線[注釈 5]をギンガとビクトリーのギンガビクトリーアルティメイタムに押し返され、カリスト共々倒される。
PlayStation Portable専用ソフト『ウルトラマン Fighting Evolution 0』に登場。
ウルトラ兄弟抹殺のため、バルタン星人、ヒッポリト星人、ナックル星人、ババルウ星人と手を組み、ヤプールに利用されている。100体を超えるバキシム軍団を指揮し、ウルトラ兄弟を地球に誘き寄せる。力を完全に取り戻していないウルトラ戦士を倒すのは自分のプライドに反するとして決闘を直々に申し込むが、力を取り戻したウルトラ戦士と対峙した際に調子に乗って怪獣やウルトラ戦士から奪い取った力を吸収しすぎたため、その反動で弱って自滅に近い形で敗れる。
ババルウ星人からゾフィー(レオ編ではセブン)の始末を命じられるが、プライドゆえにその命令には従わず、自らを破ったウルトラ戦士に褒美と称して返還する。隠しストーリーでは、ヤプールによって覚醒したテンペラー星人も登場する。
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』第1話「力を継ぐもの」、第2話「悪魔の挑発」に登場。
マグマ星人、ババルウ星人、キリエロイドと共にカネゴンのバトルナイザーを奪おうとするが、その途中で平行世界に迷い込む。その後、カネゴンを見つけてバトルナイザーを100万円で買い取ろうとするが、カネゴンがそれ以上の金額を要求したのに業を煮やし、力尽くで奪おうとしたところをキリエロイドに制止される。レイオニクスである主人公の力を試そうとするキリエロイドの提案に賛同し、共に主人公に襲いかかるが、バトルナイザーの怪獣によって返り討ちにされる。
ステータスはそれほど高くないが、星人系キャラクターの中ではパワーがかなり高い。また、『NEO』以降はステータスが大幅に強化されている。必殺技は、劇中でも使用した「ビームロッド」、「火炎放射」、「ウルトラ兄弟必殺光線」が使用可能である。また、『NEO』第4弾では『メビウス&ウルトラ兄弟』のメビウスとの空中戦の際に使用した、手から光弾を連射する「クローショット連射」という必殺技が追加された。この必殺技には、ビームロッド同様に雷属性が付加されている。
「ウルトラマン倶楽部2 帰ってきたウルトラマン倶楽部」と「ウルトラマン倶楽部3 またまた出撃!!ウルトラ兄弟」に登場、ともにボス怪獣。
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