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ウルトラシリーズの登場キャラクター(ウルトラ怪獣) ウィキペディアから
グランドキングは、映画『ウルトラマン物語』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する怪獣。別名は超合体怪獣[1][2][注釈 1]。
ウルトラシリーズ初の映画で新規に登場した怪獣である[4]。
映画『ウルトラマン物語』に登場。
ジュダの力により、宇宙空間に浮遊する怪獣の怨念が融合して誕生した怪獣。強力な怪獣のパーツを繋ぎ合わせ、武装で強化したような外見をしており[8]、身体を構成する部分は角がゴモラ、尾はツインテール、両腕の鋏はサドラ、左腕の装甲はバルタン星人と言われているが、タイラントなどの過去のウルトラシリーズで登場した合体怪獣のように明確に合体した部分が判断できる形状ではなく[9]、全身が銅色の装甲に覆われているため、むしろロボット怪獣との印象が強い。首元から下腹部にかけての中心部分には無数の光源があり、活動中は常に明滅している。
主な武器は頭部から発射する破壊光線グランレーザー[出典 1]で、地球・火星・木星をまとめて貫いて破壊できる威力を持つ[10]。口や尾先に生えた2本の角からも同類の破壊光線[出典 3]を発射し、右腕の巨大な鉤爪スーパーハンド[5]も強力であるほか、爆破性を持つガスを放出することもできる。飛行形態では足首が逆転しており、その本領は空間戦闘ではなく格闘戦である。
惑星フェラントとその宙域にてウルトラ6兄弟と交戦する。フェラントでの最終決戦ではウルトラ6兄弟を怪力で弾き飛ばし、彼らの必殺光線一斉発射すら跳ね返す強固な装甲で追い詰めるが、ウルトラの母からのウルトラサインに応じてウルトラ5兄弟の力を与えられたタロウがスーパーウルトラマンとなった後は彼に圧倒され、シューティングビームやスーパーウルトラキックを経て最後はコスモミラクル光線を浴びて大爆発を起こし、消滅した。
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』第5話「レイオニクス暗殺計画」に登場。
バトルナイザーのデータ収集のためにガッツ星人に呼び出され、巨大化したガッツ星人と共にバトルナイザーの怪獣との戦いを繰り広げた末、倒される。
ステータスは原作同様スピードが低いものの、それ以外は高く設定されている。ロボット怪獣として扱われており、雷属性攻撃には滅法弱く、スピードゲージもロボット怪獣のものである。必殺技は劇中で使用した「グランレーザー」「グランビーム」に加え、両腕の爪で連続攻撃する「グランクラッシュ」が使える。グランビームには高熱属性が付加されている。
漫画作品『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』第18話「レイブラッドを倒せ!」に登場。
レイブラッド星人の使役怪獣(ゲーム版における強化ゼットン)としてイオのゴモラ、ヴィットリオのEXゴモラと戦う。
2体のゴモラ相手に互角以上のパワーで押し合い、レイブラッド星人が変身したレイモン(バーストモード)がイオたちを直接攻撃したため、優勢だったがレイモンと一体化したイオが変身したことによってゴモラが強化され、超振動波とグランレーザーの撃ち合いで敗北し、爆散した。その後、レイモン(バーストモード)も分離したレイモンの特攻を受け、再び実体を失う。
『ウルトラマンギンガ』第10話「闇と光」に登場。
グランドキングを強化した怪獣[出典 5]。頭がよりシャープな形状となり、右腕の鋏が大型化し、左腕の装甲が3本の爪状になるなど、外見が大きく変化している。能力もより向上しており、口や胸から強力な破壊光線を発射する。劇中では単にグランドキングと呼ばれるが、ゲーム『スーパーヒーロージェネレーション』ではスーパーグランドキングと表記されている。
ナックル星人グレイ(SD)が闇に魅入られた美鈴と共にダークライブし、降星小学校を襲撃する。美鈴を人質に取る形でウルトラマンギンガとジャンナインを動揺させて優位に立った後、ヒカルを美鈴の意識の中に送り込み動けなくなったギンガを援護するため、千草がウルトライブしたウルトラマン(SD)、石動がウルトライブしたウルトラセブン(SD)、健太がウルトライブしたウルトラマンティガ(SD)が加勢しても圧倒し、口からの破壊光線[17]で全員を倒す。残ったジャンナインをも追い詰めるが、ヒカルに美鈴を奪還されて弱体化し、最後はギンガに空中へ投げ飛ばされ、ギンガサンシャインで内部にいたグレイ諸共倒され、描写は無いもののスパークドールズに戻った模様。
『ウルトラファイトビクトリー』に登場。
ジュダ・スペクターが宇宙に漂流する怪獣の亡霊を結集させて生み出した[25]、スーパーグランドキングの別形態。体色がジュダと同様の金色に変色し、頭部の角が変化し、右腕の鋏がバットキャリバーと同様の刀に変化している[26]。また、角にはジュダのマークも刻印されている。
ジュダの命令で、ウルトラマンギンガビクトリー、ウルトラマンA、ウルトラマンレオ、アストラに襲いかかる。A、レオ、アストラの攻撃を軽くあしらうどころか、ギンガビクトリーのメビュームシュートをも腹部からの赤色の破壊光線で弾き返し、フュージョンを解除させてギンガとビクトリーに戻すなど、レオ曰くジュダを倒さなければ止めることができない強さでギンガたちを圧倒する。その後もギンガ、A、レオ、アストラを苦しめるが、ビクトリーナイトによって発されたビクトリウム・コアのエネルギーの余波で弱体化し、最後はギンガのギンガクロスシュート、Aのメタリウム光線、レオとアストラのウルトラダブルフラッシャーの斉射で倒される。
『ウルトラマンオーブ』第2話「土塊の魔王」に登場。
ウルトラマンタロウによって地底深くに封印されていた、土属性の魔王獣。頭部には魔王獣特有のマガクリスタルを有する。『太平風土記』には「土を禍々しく乱せし巨大な魔物」と呼ばれる「
ウルトラマンオーブ(スペシウムゼペリオン)のスペリオン光線も通じないほど、きわめて頑丈な皮膚による防御力に加え、全身からエネルギーを放射するマガ一閃[27][29]で周囲を吹き飛ばすほか、胴体から放つレーザー光線のマガ穿孔[27]はビルに風穴を開けるほどの威力を持つ。オーブとの戦いでは攻守に優れた能力を発揮して追いつめるが、ガラス張りのビルだけにはマガ穿孔が反射されたことにヒントを得たオーブがバリアで作った鏡面に反射させた結果、自らがマガ穿孔を受けて風穴を開けられてしまい[注釈 3]、そこにスペリオン光線を受けて内部から肉体を破壊され、倒される。
『ウルトラマンR/B』第20話「星屑の記憶」、第21話「あめ玉とおまんじゅう」に登場。
美剣サキがウルトラマンロッソとウルトラマンブルを倒すため、ジャイロと怪獣クリスタルを用いて変身する。巨大な両腕メガロスアームや胸から放つ破壊光線メガロスブラスター[出典 9]、右手にエネルギーを集中させて形成する光の剣メガロスヘルブレード[36][37]、角から電撃を放つメガロスサンダーブレイク[36]、額から破壊光線を連射するメガロスグランレーザー[36][37]、分離可能な背中の突起メガロススパイン[36]、メガロススパインから放つ破壊光線スパインストーム[36][37]、メガロススパインで発生させる防御壁スパインイレーザー[36]、口から放つ最大威力の光線メガロスデストロイド[36][37]など多彩な武器を持ち[36][37]、その全身を覆う頑丈な装甲を通常の攻撃で傷付けることは不可能である[37][38]。
ロッソやブルと交戦していたゴモラから超振動波を浴びせられるが、平然と受け流して破壊光線で返り討ちにすると、ロッソやブルとの戦いに突入する。装甲で攻撃を寄せ付けずメガロスヘルブレードによる攻撃で追い詰め、ウルトラマンルーブへの合体変身ができないままの彼らにメガロスブラスターを放つ。しかし、ロッソフレイムに跳ね返されてダメージを受けたところにブルグランドのアースブリンガーを受けて引き分けとなり、サキの姿へ戻る。
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