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2024年放送のNHK大河ドラマ第63作 ウィキペディアから
『光る君へ』(ひかるきみへ)は2024年(令和6年)1月7日から放送されているNHK大河ドラマ第63作[2][3]。平安時代中期の貴族社会(平安貴族)を舞台に、世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を執筆した紫式部の生涯を描く[2]。
この記事はプロジェクト:大河ドラマの編集方針を採用しています。編集される方はご一読下さい。 |
光る君へ | |
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ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 大石静 |
演出 |
中島由貴 佐々木善春 中泉慧 黛りんたろう 原英輔 佐原裕貴 松本仁志 ほか |
出演者 |
吉高由里子 (以下五十音順) 秋山竜次 井浦新 石野真子 板谷由夏 柄本佑 上地雄輔 岸谷五朗 木村達成 国仲涼子 黒木華 財前直見 佐々木蔵之介 三遊亭小遊三 塩野瑛久 高杉真宙 高畑充希 玉置玲央 段田安則 橋爪淳 坂東巳之助 ファーストサマーウイカ 本郷奏多 毎熊克哉 益岡徹 町田啓太 松下洸平 三浦翔平 見上愛 三石琴乃 ユースケ・サンタマリア 吉田羊 竜星涼 渡辺大知 |
ナレーター | 伊東敏恵 |
音楽 | 冬野ユミ |
オープニング |
「Amethyst」[1] NHK交響楽団 広上淳一(指揮) 朝川朋之(ハープ) 反田恭平(ピアノ) |
時代設定 | 平安時代中期 |
製作 | |
制作統括 |
内田ゆき 松園武大 |
プロデューサー |
大越大士 高橋優香子 川口俊介(広報) |
製作 | NHK |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2024年1月7日 - |
放送時間 | 日曜 20:00 - 20:45 |
放送枠 | 大河ドラマ |
放送分 | 45分 |
公式サイト | |
番組年表 | |
前作 | どうする家康 |
次作 | べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 |
2022年(令和4年)5月11日に制作発表が行われ、脚本を大石静、主演を吉高由里子が担当し、2023年(令和5年)夏にクランクイン予定であることが発表された[2]。大石は『功名が辻』以来2作目の大河ドラマ担当であった[4]。
タイトルの「光る君」とは、『源氏物語』の主人公・光源氏と、そのモデルのひとりといわれる藤原道長を指しており[2]、本作品では紫式部と道長との関係を「生涯のソウルメイト」と設定している[5]。
西暦3桁の平安時代中期を舞台とした大河ドラマは、平将門を主人公にした1976年(昭和51年)の『風と雲と虹と』以来48年ぶり2作目で、史上2番目に古い時代を描く作品となった[6]。また、女性主人公の大河ドラマは2017年(平成29年)の『おんな城主 直虎』以来7年ぶり15作目[7]で令和改元後初、主演・脚本・制作統括・演出をすべて女性が担当するのは史上初となった[4]。
平安時代の女性の多くは本名(諱)が不明であり、「まひろ」「ききょう」などは本作独自の命名となった[8]。大石は発表会見で、「藤原家が摂関家として権力を誇った平安王朝というのは、山崎豊子さんの『華麗なる一族』と映画『ゴッドファーザー』を足して3倍にしたような権力闘争と面白い話がいっぱいある」と説明し、平安王朝の権力闘争といった「セックス・アンド・バイオレンス」を描きたいとした[4]。また、制作統括の内田ゆきは本作における『源氏物語』の描き方について、「光源氏は誰か」を描いたり劇中劇といった形で本編に登場させる予定はなく物語とは重ならない「紫式部の人生」を描くとしつつ、『源氏物語』には恋愛ストーリーだけでなく、権力闘争や女性たちの喜びや悲しみが描かれているとコメントした[9]。
2023年5月22日、題字が発表された[10]。28日、京都の平安神宮でクランクイン[11]。10月30日、初回放送日が2024年(令和6年)1月7日に決定したことが発表された[12]。11月24日、メインビジュアルが公開された[13]。また、同年12月18日にもメインビジュアルの第2弾が公開された[14]。
吉高由里子は2008年(平成20年)の『篤姫』以来2度目の大河ドラマ出演であり、大石の脚本作品では2020年に日本テレビ系列で放送された『知らなくていいコト』の主演を務めていたため、大石は同作での吉高の印象から本作の主演に彼女を推薦した[15]。
2022年11月8日、第1次出演者発表が行われた[16]。以降、2023年2月21日に第2次[17]、3月20日に第3次[18]、5月23日に第4次[19]、7月25日に第5次[20]、8月31日に第6次[21]、11月17日に第7次[22]、2024年7月25日に第8次[23]、2024年9月11日に第9次[24]の出演者発表が行われた。
2023年6月16日、藤原隆家役に決定していた永山絢斗が大麻取締法違反で逮捕され、同役を降板したことが発表された[25]。代役については、同年8月31日に行われた第6次出演者発表の中で竜星涼が務めることが発表された[26]。
貞元三年(978年)、貧しい下級貴族の娘・まひろ(紫式部)は幼い日、身分を隠して散楽を見ていた右大臣家の三男・三郎(藤原道長)と親しくなる。しかしある日、三郎に会おうと急ぐまひろは、偶然三郎の兄・藤原道兼を落馬させ、激高した道兼に母・ちやはを殺害されてしまう。まひろは父・藤原為時に道兼の所業を訴えるが、為時は右大臣・藤原兼家の斡旋で東宮・師貞親王(花山天皇・花山院)教育係の職を得ており、この事件を表沙汰にしなかった。まひろは以来、父との確執を抱えたまま永観二年(984年)裳着を迎え、市中で代書屋として創作をすることに生きがいを見出す日々の中、元服した三郎こと道長と再会する。
一方、兼家は一族の繁栄をすべてに優先し、道兼の殺人をもみ消した上で彼を手先に使い、政治的有利のために円融天皇を退位させようと暗躍する。毒を盛られ健康を害した円融天皇は譲位を受け入れるものの、犯人が右大臣家出身の女御・詮子であると誤解する。何も知らぬまま夫と引き裂かれた詮子は、激怒し父兼家らと決裂する。まひろは道長と互いに本当の身分を明らかにしようとしていた矢先、花山天皇即位関連行事の五節の舞で舞姫のひとりに選ばれ、その場で道長の身分と、道兼の弟であることを知ってしまう。親しくなった散楽の一員・直秀の計らいでまひろに再会し、身分を明かした道長もその事件を告白され、一族の暗黒面を目の当たりにする。
この出来事を経たまひろは、右大臣側による間者的役割を負わされて通っていた左大臣源雅信の娘・源倫子の文学サロンに主体的に参加し、家のためにも右大臣家以外の上級社会と縁を深めようと決意する。まひろは道長から恋の歌を贈られるも、彼への思いを断ち切ろうと悩み、散楽一座に演目を提案するなど没頭できるものを追求するが、偶然に藤原公任ら道長の同僚が語るまひろら下級の女への蔑視と、結婚相手に対する家柄重視の言葉を耳にして傷つく。
その頃、花山天皇と対立する兼家が突然倒れ、意識不明の状態になる。しかしこれは陰陽師安倍晴明と共謀した兼家の策で、実際には回復していた兼家は道兼を使い天皇に取り入って信頼を得るように仕向けており、さらに詮子の産んだ東宮・懐仁親王(一条天皇)への譲位に追い込む計画(寛和の変)を子供たちに明らかにする。そんな中、右大臣家の邸宅に侵入した盗賊が捕らえられ、それが直秀ら散楽一座による義賊集団だと判明する。道長は彼らの罰が軽くなるよう計らうが、その行動が仇となって直秀らは殺害されてしまう。鳥辺野で彼らの遺体を発見したまひろと道長は、彼らを埋葬し嘆き悲しむ。兼家主導で一家を挙げて計画が進む中、道長とまひろは文をやり取りした末、廃屋で密会し初めて体を重ねるが、駆け落ちを持ちかける道長に対し、まひろは道長の使命は自分と結ばれることではなく、高貴な身分の者として政(まつりごと)によって世を変え、直秀に起きたような悲劇をなくすことだと諭す。
寛和の変は成功し、一条天皇が即位、兼家は幼帝の摂政となる。これに伴い為時も職を失う。困窮してゆく中、再度道長に誘われたまひろは、彼から妾(しょう)になるという形での求婚をされ、道長も兼家および詮子の推挙による倫子との、また兼家を憎む源明子との結婚話を進めてゆく。まひろは妾に対する父の姿勢や、親類の藤原宣孝が持ち込む縁談などを経て葛藤した末、道長から倫子との結婚を告げられ、妾になることも含めて彼との関係を諦める。
4年後、道長は倫子・明子と結婚、倫子との間には娘の藤原彰子が生まれている。また道長の兄・藤原道隆の娘・藤原定子が一条天皇に入内する。明子が兼家を呪詛する中、兼家は次第に弱り、道隆を後継に指名して世を去る。一方、まひろは結婚をしないまま、家の生活を支えるため働き口を探しつつ、貧しい民を少しでも救いたいという思いから、農民の子・たねに文字を教えるが、その親たちに拒絶され苦い思いを味わう。このような中でまひろはさわや定子の女房清少納言ことききょう、兼家の妾藤原寧子らの女性貴族と交流する。
京では疫病が猛威を振るい始め、悲田院に収容されたたねの両親、そしてたね自身も命を落とす。まひろは悲田院で罹患者たちの世話を続け、自身も感染し倒れる。一方で道隆は定子を中宮として栄華を極めるとともに独裁に走り、疫病に苦しむ民にも無関心を貫く。これに憤る道長は、彼に励まされ兼家死後の自暴自棄から立ち直った道兼とともに悲田院を視察した際、病に倒れたまひろを見つける。道長はまひろを為時の家に連れ帰って自ら一晩中看病し、まひろは一命をとりとめる。道長は以降、倫子の協力も得て私財を投じて疫病対策に力を入れる。やがて道隆は病の悪化により病死し、関白を継いだ道兼も疫病で死亡する。道隆の子・藤原伊周と道長のどちらを後継とするかで、伊周の妹である定子と、女院となった母・詮子の間に立つ一条天皇は、詮子の強い説得で、道長に内覧の宣旨を下し、ひと月後には道長を右大臣に任じる。道長が関白職より政治に直接関わることを望んだためである。このころ、まひろはききょうの紹介で定子、そして一条天皇に拝謁して政への提言をし、その話を聞いた道長は為時を越前国の国司に任命、為時は10年ぶりに官職への復帰が叶う。
一方、道長に追い越され荒れていた伊周は、通っていた女の不貞を疑い、それを聞いて伊周の弟・藤原隆家は相手に矢を放つ嫌がらせをするが、その相手が花山院であるとわかり大騒動となる(長徳の変)。伊周・隆家は左遷を命じられ、伊周は検非違使の連行に抵抗して逃走、一条天皇との別離と中関白家の没落に、定子は絶望のあまり自ら剃髪する。ききょうはまひろの勧めで、定子を励ますため『枕草子』の執筆を始める。
まひろは道長と別れを交わしたあと、為時に付いて越前へ旅立ち、宋から来た商人・朱仁聡らに出会う。宋との交易を求める商人らと国司の部下となる人々との利害をめぐる対立がみられる中、朱が殺人の罪を疑われる。朱に仕える薬師見習い・周明は主人をかばうために、日本出身で宋語・日本語双方に堪能であることを明らかにし、証人を連れてきたため朱の疑いは晴れる。宋に興味を持つまひろは周に宋語を教えてもらうようになるが、周には左大臣となった道長とつながるまひろを利用して朱の目的である交易を進めようとする思惑があり、まひろはこれを見抜いて拒絶する。一方、為時の留守中に突然越前にやってきた宣孝が、まひろに求婚する。
このころ、京では体調を崩した詮子の回復のための恩赦で伊周らが帰京、定子と一条天皇との間に脩子内親王が誕生する。天皇は周囲の反対を押し切って定子と脩子を職御曹司に入れ、通い詰めるが、やがて政務に支障をきたすようになる。道長は安倍晴明の勧めに従い、朝廷を正常な状態に戻すための一種の生贄として彰子を入内させるが、天皇は人間的に幼い彰子に惹かれず、定子を変わらず寵愛する。また、女院詮子が四十賀を迎えて間もなく世を去る。
一方、まひろは京に戻って宣孝との結婚生活を送っていたが、宣孝の不貞やふたりで交わした文を周囲に見せびらかす行為をめぐっていさかい、宣孝の通いが途絶える。悩んだまひろは石山寺に参詣し、偶然道長に出会う。ふたりは激情に流されて一夜の関係を結び、まひろは道長の子を懐妊する。罪悪感に苛まれたまひろは宣孝に離縁を申し出るが、宣孝はすべてを受け入れ、やがて娘・賢子が生まれる。まひろたちは家族として幸せを得るが、ある日まひろは宣孝が病死したとの知らせを受ける。
折しも、為時は国司に再任されずに帰京し、まひろの家は再び困窮する危機を迎えるが、道長が嫡男・田鶴(藤原頼通)への漢詩指南役を為時に斡旋したことと、まひろも四条宮での和歌の指南役を得たことで暮らしを立てる。 その中でまひろは娘のために物語を書き、四条宮でも評判になる。
宮中では、定子が立て続けに一条天皇の子を産むも、第三子の出産の際に命を落とす。残された子のうち、敦康親王は彰子の元で養育されることになる。伊周は定子の死は道長に原因があるとして憎み、道長の追い落としと自身の復権を目論む。そして『枕草子』を広めて一条天皇が亡き定子に囚われ続けるように図ったため、彰子は成長後も一条天皇に見向きもされない日々が続く。この問題に頭を悩ませた道長は、公任からまひろの物語の評判を偶然聞いたことで、まひろの物語の力で天皇の関心を引くという賭けにでる。
まひろは自身の経験や道長から聞いた宮中の話を元に、新しい物語を書き始め、一条天皇の関心を引くことに成功する。そして、一条天皇が作者への面会を希望したため、道長はまひろに彰子の女房として物語を書くように頼む。まひろは悩んだ末に賢子を置いて出仕し、藤式部という女房名を得て、慣れない宮中生活を送ることになる。
史実についてはリンク先の記事を参照。
放送回 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 紀行 | 地上波視聴率 | |
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テーマ | 訪れたところ | |||||
第 | 1回1月 7日 | 約束の月 | 中島由貴 | 平安京 | 平安神宮(京都府京都市) | 12.7%[118] |
第 | 2回1月14日 | めぐりあい | 天皇の住まい | 京都御所(京都府京都市) 平安宮内裏弘徽殿(京都府京都市) 平安宮内裏内郭回廊跡(京都府京都市) 大極殿跡(京都府京都市) | 12.0%[118] | |
第 | 3回1月21日 | 謎の男 | 平安貴族の生活と遊び | 風俗博物館(京都府京都市) | 12.4%[118] | |
第 | 4回1月28日 | 五節の舞姫 | 佐々木善春 | 寝殿造 | 歴史公園えさし藤原の郷(岩手県奥州市) | 11.3%[118] |
第 | 5回2月 4日 | 告白 | 中泉慧 | 雅楽 | 市比賣神社(京都府京都市) | 11.7%[118] |
第 | 6回2月11日 | 二人の才女 | 黛りんたろう | 清少納言 | 防府天満宮(山口県防府市) 周防国衙跡(山口県防府市) | 11.0%[118] |
第 | 7回2月18日 | おかしきことこそ | 中島由貴 | 打毬 | 豊烈神社(山形県山形市) 長者山新羅神社(青森県八戸市) | 10.9%[118] |
第 | 8回2月25日 | 招かれざる者 | 佐々木善春 | 琵琶 | 木之本町(滋賀県長浜市) | 10.8%[118] |
第 | 9回3月 3日 | 遠くの国 | 中泉慧 | 散楽 | 東大寺(奈良県奈良市) | 11.2%[118] |
第10回 | 3月10日 | 月夜の陰謀 | 黛りんたろう | 花山天皇 | 平野神社(京都府京都市) 元慶寺(京都府京都市) 中山寺(兵庫県宝塚市) | 10.3%[118] |
第11回 | 3月17日 | まどう心 | 中島由貴 | 安倍晴明 | 一条戻橋(京都府京都市) 晴明神社(京都府京都市) | 11.4%[118] |
第12回 | 3月24日 | 思いの果て | 佐々木善春 | 庚申の夜 | 八坂庚申堂(京都府京都市) | 10.6%[118] |
第13回 | 3月31日 | 進むべき道 | 中泉慧 | 春日信仰 | 春日大社(奈良県奈良市) | 10.9%[118] |
第14回 | 4月 7日 | 星落ちてなお | 黛りんたろう | 藤原兼家 | 宇治橋(京都府宇治市) | 10.8%[118] |
第15回 | 4月14日 | おごれる者たち | 中島由貴 | 石山詣 | 石山寺(滋賀県大津市) | 10.7%[118] |
第16回 | 4月21日 | 華の影 | 原英輔 | 墨 | 興福寺(奈良県奈良市) | 10.5%[118] |
第17回 | 4月28日 | うつろい | 佐々木善春 | 祇園祭 | 八坂神社(京都府京都市) 神泉苑(京都府京都市) | 10.1%[118] |
第18回 | 5月 5日 | 岐路 | 中泉慧 | 藤原道兼 | 石清水八幡宮(京都府八幡市) 粟田口(京都府京都市) | [118] | 9.4%
第19回 | 5月12日 | 放たれた矢 | 黛りんたろう | 筆 | 安曇川町(滋賀県高島市) | 10.8%[118] |
第20回 | 5月19日 | 望みの先に | 中島由貴 | 検非違使 | 検非違使庁址(京都府京都市) 賀茂御祖神社(下鴨神社)(京都府京都市) 賀茂別雷神社(上賀茂神社)(京都府京都市) | 11.2%[118] |
第21回 | 5月26日 | 旅立ち | 原英輔 | 枕草子 | 伏見稲荷大社(京都府京都市) 清水寺(京都府京都市) | 10.7%[118] |
第22回 | 6月 2日 | 越前の出会い | 佐々木善春 | 京から越前への旅路 | 白鬚神社(滋賀県高島市) 深坂古道(滋賀県長浜市) 氣比神宮(福井県敦賀市) 気比の松原(福井県敦賀市) | 10.7%[118] |
第23回 | 6月 9日 | 雪の舞うころ | 中泉慧 | 藤原行成 | 石清水八幡宮(京都府八幡市) 旧嵯峨御所 大本山大覚寺(京都府京都市) | 11.4%[118] |
第24回 | 6月16日 | 忘れえぬ人 | 佐原裕貴 | 越前国府 | 本興寺(福井県越前市) 總社大神宮(福井県越前市) 紫式部公園(福井県越前市) | 10.7%[118] |
第25回 | 6月23日 | 決意 | 中島由貴 | 越前和紙 | 岡太神社・大瀧神社(福井県越前市) 越前和紙の里(福井県越前市) | 10.1%[118] |
第26回 | 6月30日 | いけにえの姫 | 黛りんたろう | 藤原宣孝 | 離宮八幡宮(京都府大山崎町) 廬山寺(京都府京都市) | 10.9%[118] |
第27回 | 7月14日 | 宿縁の命 | 佐々木善春 | 藤原彰子 | 大原野神社(京都府京都市) 飛香舎(京都御所内)(京都府京都市) | 11.0%[118] |
第28回 | 7月21日 | 一帝二后 | 中泉慧 | 藤原定子 | 六波羅蜜寺(京都府京都市) 鳥辺野陵(京都府京都市) 泉涌寺(京都府京都市) 今熊野観音寺(京都府京都市) | 11.1%[118] |
第29回 | 7月28日 | 母として | 佐原裕貴 | 藤原詮子 | 真正極楽寺(真如堂)(京都府京都市) 元真如堂(換骨堂)(京都府京都市) 宇治陵一号墳(総拝所)(京都府宇治市) | 10.0%[118] |
第30回 | 8月 4日 | つながる言の葉 | 中島由貴 | 和泉式部 | 圓教寺(兵庫県姫路市) 貴船神社(京都府京都市) | 10.3%[118] |
第31回 | 8月18日 | 月の下で | 源氏物語 | 源融河原院址(京都府京都市) 宇治十帖モニュメント(京都府宇治市) 宇治十帖の古蹟「総角」「早蕨」「夢浮橋」(京都府宇治市) 紫式部像(京都府宇治市) | 10.3%[118] | |
第32回 | 8月25日 | 誰がために書く | 黛りんたろう | 赤染衛門 | 長谷寺(奈良県桜井市) | 11.2%[118] |
第33回 | 9月 1日 | 式部誕生 | 佐々木善春 | 藤原定家 | 小倉百人一首の歌碑(京都府京都市) | 10.4%[118] |
第34回 | 9月 8日 | 目覚め | 松本仁志 | 曲水の宴 | 平城京左京三条二坊 宮跡庭園(奈良県奈良市) 毛越寺(岩手県平泉町) | 11.2%[118] |
第35回 | 9月15日 | 中宮の涙 | 中泉慧 | 御嶽詣 | 金峯山寺(奈良県吉野町) | 10.3%[118] |
第36回 | 9月22日 | 待ち望まれた日 |
NHKでは、平安時代がテーマとなっているテレビアニメ『おじゃる丸』(NHK Eテレ)とのコラボレーションキャンペーンを、1年間かけて展開する。2023年12月26日から、主要キャラクターである坂ノ上おじゃる丸と電ボ三十郎が登場し、2分間の番組宣伝がスポット放送された[119]。また、2024年4月開始の第27シリーズにおいても、本作をイメージしたキービジュアルが披露されたほか、2024年1月には「おじゃる源氏シリーズ」の全5話が再放送された[120][注釈 37]。これは、紫式部をモデルとしたキャラクター・赤紫式部[注釈 38]が執筆した設定となっている[122]。さらに、2024年3月には全10回にわたり、着ぐるみのおじゃる丸が京都府・滋賀県・福井県および本作の撮影スタジオを訪れ、観光や取材をする案内番組「光る君へ×おじゃる丸コラボ 平安ツアーでおじゃる」が放送された[123]。一方で、2024年9月8日放送の本作第34回「目覚め」では、おじゃる丸役の声優・西村ちなみが筑前の命婦役でゲスト出演した。これに合わせて公式サイトでは、西村がおじゃる丸の声で「空蝉」を朗読する動画が公開されている[97]。
NHKアーカイブス内の「NHKクリエイティブライブラリー」では、本作にも登場した平安時代の仮名文字を使い、文をつくる体験ができる「かなふみ」が公開中である。仮名文字は全て題字担当・根本知が清書したものであり、平仮名48文字と変体仮名74文字が使用可能となっている[124]。
NHK for Schoolでは、平安時代に関する過去の番組が「平安時代まるわかりプレイリスト」として動画配信されている[125]。
上記のコラボレーション企画をはじめ、本作に合わせて2023年末から2024年にかけて放送、および配信された企画である。2023年以前の放送分が期間内に再放送される場合もある。
2024年1月7日、初回放送当日に「パブリックビューイング&トークショー in 京都」が行われ、吉高由里子と柄本佑が参加した[318]。同様に、1月7日[319]・6月16日[320]に越前市、1月30日[321]・4月14日[322]に大津市、3月20日に宇治市[323]、5月26日に敦賀市[324]でもパブリックビューイングや出演俳優のトークショーが行われた。
大津市、越前市、宇治市で大河ドラマ館/大河ドラマ展が開設されている。
また、「光る君へ」展として以下の会場でドラマの衣装・小道具やパネルなどが展示されている。
2023年10月30日、越前市の總社大神宮では紫式部切り絵御朱印の頒布を発表した[332]。また、ドラマ放送を記念して、2024年1月1日から宇治市の三室戸寺では光源氏・薫大将・浮舟・紫式部の御朱印[333]、京都市の梨木神社では源氏物語の特別御朱印[334]、1月15日から紫式部の氏神とされる京都市の大原野神社では特製の紫式部御朱印[335]が配布されている。
2024年1月6日から3月18日まで、京都市観光協会の第58回「京の冬の旅」では「紫式部と源氏物語」をテーマの一つとして、普段は見学できない文化財が特別公開された[336]。
3月18日、石山寺ではドラマの放送に合わせて修復中だった紫式部人形が披露された[337]。
5月23日、滋賀県内の郵便局では源氏物語の世界が描かれた切手の販売が始まり、石山寺で贈呈式が行われた[338]。
2024年1月23日から3年間、JR西日本は東海道本線・山陽本線の米原駅 - 上郡駅間にて、225系6両編成のラッピング列車「びわこおおつ 紫式部とれいん」が運行されている[339][340]。
2月10日から12月末まで、福井鉄道では福武線(たけふ新駅 - 福井駅・田原町駅)を中心に、F1004号車3両編成の「光る君へ」ラッピング列車が運行されている[341]。
2月16日から2025年1月末まで、京阪電車は大津線(石山坂本線)にて、600形車両1編成の「光る君へ」ラッピング列車が運行されている[342]。
ドラマ放送期間およびその前後に、ドラマの舞台地を始め全国各地で紫式部や平安時代、源氏物語に関する展覧会が開かれている。
展覧会の例 | |||||
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都道府県 | 市町村 | 施設名 | 会期 | 内容 | 出典 |
京都府 | 京都市 | 嵯峨嵐山文華館 | 2024年1月18日 - 4月7日 | 「よきかな源氏物語」 | [343] |
京都文化博物館 | 2024年2月10日 - 4月7日 | 「紫式部と『源氏物語』」 | [344] | ||
大覚寺門跡霊宝館 | 2024年3月22日 - 5月27日 | 「源氏物語と嵯峨野古典文学めぐり」 | [345] | ||
京都市歴史資料館 | 2024年4月3日 - 6月23日 | 「京都と源氏物語 受け継がれし物語」 | [346] | ||
福井県 | 越前市 | 武生公会堂記念館 | 2024年4月26日 - 2025年3月9日 | 「紫式部・源氏物語関連館蔵品展」 | [347] |
滋賀県 | 大津市 | 大津市歴史博物館 | 2024年1月10日 - 2025年2月2日 | 「源氏物語と大津」 | [348] |
千葉県 | 野田市 | 茂木本家美術館 | 2024年2月7日 - 3月24日 | 「源氏絵 浮世絵にみる『源氏物語』」 | [349] |
東京都 | 渋谷区 | 國學院大學博物館 | 2024年4月20日 - 6月16日 | 「恋とさすらいの系譜 源氏物語と平安文学」 | [350] |
八王子市 | 東京富士美術館 | 2024年2月24日 - 3月24日 | 「源氏物語 THE TALE OF GENJI 『源氏文化』の拡がり 絵画、工芸から現代アートまで」 | [351] | |
富山県 | 高岡市 | 高岡市万葉歴史館 | 2024年4月24日 - 9月1日 | 「万葉集と源氏物語」 | [352] |
三重県 | 多気郡明和町 | 斎宮歴史博物館 | 2024年4月20日 - 6月2日 | 「源氏物語と斎宮 王朝のきらめき 光る君の栄華」 | [353] |
大阪府 | 大阪市 | あべのハルカス美術館 | 2024年4月27日 - 6月23日 | 「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」(国宝「源氏物語絵巻」と源氏物語の「初音」の帖にちなんだ国宝「初音の調度」が特別出展) 東京都港区のサントリー美術館にも巡回(2024年7月3日~9月1日) |
[354][355] |
兵庫県 | 西宮市 | 白鹿記念酒造博物館 | 2024年7月10日 - 8月26日 | 「GENJI 江戸と明治の別物語」 | [356] |
丹波篠山市 | 丹波篠山市立歴史美術館 | 2023年12月5日 - 2024年4月7日 | 「源氏物語 平安王朝の雅」 | [357] | |
島根県 | 出雲市 | 出雲文化伝承館 | 2024年3月20日 - 5月12日 | 「日本画で綴る源氏物語五十四帖展 松榮堂コレクション」 | [358] |
愛媛県 | 宇和島市 | 宇和島市立伊達博物館 | 2024年6月22日 - 10月7日 | 「伊達家と『源氏物語』」 | [359] |
熊本県 | 熊本市 | 島田美術館 | 2024年7月3日 - 9月23日 | 「森本錦絵コレクション いづれの御時にか」 (明治時代の浮世絵師・尾形月耕が制作した源氏絵『源氏五十四帖』を展示) |
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