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日本の俳優、男性声優 (1928−2017) ウィキペディアから
槐 柳二(さいかち りゅうじ、1928年3月27日[3][4][6] - 2017年9月29日[7])は、日本の俳優、声優。東京府(当時)出身[2][3][4]。最終所属はテアトル・エコー[2][3]。
早稲田大学を卒業[5]後、演出劇場、劇団演出座、劇団3の会[5]、演劇集団未踏[5]を経て劇団テアトル・エコーに所属[4]。
初舞台は神谷量平作の『歴程』[5]。
かつてはテアトル・エコー附属養成所の所長も務めており[8][9]、コント赤信号、中村有志、野沢直子、ダチョウ倶楽部の上島竜兵と寺門ジモンを育てた。
晩年は朗読を中心に活動しており、声優業はほとんど行っていなかった。
吹き替え草創期より活躍し、若手時代から持ち前のしわがれ声を活かした老人役を得意としており[3][4]、ずっと老人役を引き受けていたために「ご先祖様」と呼ばれていた[10][3][4]。
独特の声質となった理由について、槐自身は戦時中に身体を悪くしたことや軍事教練で声を荒らげたことなどが原因であったのだろうとしている[3]。
『仮面ライダーアマゾン』で声を演じたモグラ獣人は、槐にとっても思い出深い役と述べている[3]。同役で初めてファンレターをもらったという[3]。鳴き声については録音担当の大田克己が「モグラってのはネズミに似てるから、チューチューって入れて」と言われたので、それに応じたと語っている[3]。
槐の死後、役を引き継いだ人物は以下の通り。
後任 | 役名 | 概要作品 | 後任の初担当作品 |
---|---|---|---|
佐藤正治 | ドクターH | 『チキチキマシン猛レース』 | 『チキチキマシン猛レース』3DO |
伊井篤史 | ウォルドーフ | 「マペットシリーズ」 | 『スタジオDC:オールスター・ライブ』 |
吉富英治 | 『マペット・ベビー』 | ||
鈴村健一 | ガラガランダ | 「仮面ライダーシリーズ」 | 『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』 |
平井啓二 | 村長 | 「ドラゴンボールシリーズ」 | 『ドラゴンボール 天下一大冒険』 |
高木渉 | くしゃみ | 『白雪姫』 | 『ディズニー・クリスマス・ストーリーズ』 |
駒谷昌男 | ラフィキ | 「ライオン・キングシリーズ」 | 『ライオン・ガード』 |
太字はメインキャラクター。
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