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1970年にNETテレビ系列で放送された日本のテレビアニメ ウィキペディアから
『魔法のマコちゃん』[注釈 2](まほうのマコちゃん)は、1970年11月2日から1971年9月27日まで、NET(現・テレビ朝日)系列で毎週月曜日19時 - 19時30分に全48話が放送された日本のテレビアニメである。
東映魔女っ子シリーズ | ||
第2作 | ひみつのアッコちゃん | 1969年1月 - 1970年10月 |
第3作 | 魔法のマコちゃん | 1970年11月 - 1971年9月 |
第4作 | さるとびエッちゃん | 1971年10月 - 1972年3月 |
『魔法使いサリー』、『ひみつのアッコちゃん』に続く「東映魔女っ子シリーズ」の第3作である。
それまで漫画原作があった魔女っ子シリーズで、初の東映動画オリジナル企画作品である。アンデルセン童話の『人魚姫』をベースに脚本の辻真先と演出の芹川有吾が中心となって設定した。コミカライズ版は、吉森みき男等の作品が小学一年生などに掲載された。
『魔法使いサリー』を視聴していた年齢層を引き込むため対象年齢を高めに設定し、恋愛劇の要素を取り入れるなど新機軸を打ち出した。マコの母のキャストにはサリーを演じた平井道子が起用されている。また対象年齢の引き上げにより、公害や基地演習問題、受験戦争など、当時の社会問題を取り込んだエピソードも製作されたが、人気の面では前2作に及ばなかった。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
人間に姿を変えた人魚のマコ。彼女の人間界での生活を描く。
人間の世界に行こうとするマコに竜王が餞別として渡した、八芒星の真ん中に青い宝玉が収められたペンダント。自然の光をある一定の時間、宝玉に当てる事で魔法が使える。ただし、電灯や火など、人工的あるいは人為的な光では発動しないが、星明りなど、弱くても自然の光があれば発動する。人を必要以上に傷つけたり、自身の私利私欲のための願いは叶えられないが、人助けや自分自身の身を守るための使用には発動する。また、使用する者が人魚の血を引いていなければ発動しないらしく、マコが山の精霊に貸した際は、山の精霊の手では発動出来ない描写がある。
渡辺岳夫[注釈 3]がBGMおよび主題歌の作曲を行ったほか、作詞も手掛けた。主題歌の編曲に編曲を担当した者がクレジットされていないところは『巨人の星』、『アタックNo.1』などと同様である。
一部のBGMは『好き! すき!! 魔女先生』後期におけるアンドロ仮面の戦闘シーンにも流用された。
主題歌を歌ったのは当時13歳の堀江美都子で、堀江にとっては少女アニメ第1作であり、渡辺岳夫と組んだ最初の作品である。堀江は主人公マコと同年代で同じ横浜市在住だったこともあり、感情移入して歌ったという。オープニングテーマ冒頭の「どこからきたーンのおっ」という歌い方は「アクビ娘の歌」のように、シャクるように歌ってほしい」という渡辺の要望によるものである。またエンディングテーマでのセリフに関して渡辺から「自分の弟が悪戯した時のように言ってごらん」とのアドバイスを受けたという[4]。本作ではオープニングテーマ、エンディングテーマともに曲中にセリフがあるが、堀江が声優としてデビューするよりかなり以前の時期のことである。堀江は本作より10年後、東映魔女っ子シリーズ最終作『魔法少女ララベル』にて主人公役を務める事になる。
オープニング・テーマには大杉久美子によるカヴァー版も存在する。大杉はやはり渡辺岳夫作曲で自身のアニメソング・デビュー曲でもあった『アタックNo.1』の主題歌の録音時にセリフで苦労していたため、「また、セリフ?」と思ったという[5]。
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 作画監督 | 美術 |
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第1話 | 1970年 11月2日 | 初恋 | 辻真先 | 芹川有吾 | 岡田敏靖 | 遠藤重義 |
第2話 | 11月9日 | 海より愛をこめて | 雪室俊一 | 高見義雄 | 高橋信也 | |
第3話 | 11月16日 | からたち学園 | 北原しげみ | 芹川有吾 | 細田暉雄 | 山崎誠 |
第4話 | 11月23日 | 新しい芽 | 久岡敬史 | 岡田敏靖 | 遠藤重義 | |
第5話 | 11月30日 | 奪われた魔力 | 布勢博一 | 佐々木勝利 | 江藤文男 | 山崎誠 |
第6話 | 12月7日 | 再会の涙 | 小川英 神山一機 | 岡崎稔 | 永樹凡人 | 横井三郎 |
第7話 | 12月14日 | 面影の人 | 浪江志摩 | 山本寛巳 | 高橋信也 | 遠藤重義 |
第8話 | 12月21日 | サンタは何処に | 松本守正 | 芹川有吾 | 菊池城二 | |
第9話 | 12月28日 | 港が丘の決斗 | 岡本克己 | 高見義雄 | 細田暉雄 | 横井三郎 |
第10話 | 1971年 1月4日 | 学園の星 | 浪江志摩 | 勝田稔男 | 木暮輝夫 | |
第11話 | 1月11日 | 逃げないでジム! | 布勢博一 | 岡崎稔 | 永樹凡人 | 沼井一 |
第12話 | 1月18日 | 海のひびき | 浪江志摩 | 久岡敬史 | 江藤文男 | 遠藤重義 |
第13話 | 1月25日 | パパとデート | 辻真先 | 芹川有吾 | 岡田敏靖 | 沼井一 |
第14話 | 2月1日 | さまよう青春 | 山本和子 | 勝田稔男 | 田中英二 | 遠藤重義 |
第15話 | 2月8日 | 明日に賭けるトランペット | 荒木芳久 | 岡崎稔 | 永樹凡人 | |
第16話 | 2月15日 | 制服はいやよ | 岡本克己 | 高見義雄 | 細田暉雄 | 遠藤重義 |
第17話 | 2月22日 | 雪の夜に笛が聞える | 辻真先 | 芹川有吾 | 江藤文男 | 伊藤主計 |
第18話 | 3月1日 | しぶきの中の二人 | 近藤正 | 佐々木勝利 | 木暮輝夫 | 沼井一 |
第19話 | 3月8日 | 危険な年頃 | 鈴樹三千夫 | 山本寛巳 | 大貫信夫 | 遠藤重義 |
第20話 | 3月15日 | スチュワーデスとパイロット | 岡本克己 | 岡崎稔 | 永樹凡人 | 沼井一 |
第21話 | 3月22日 | うそつき学園 | 辻真先 | 高見義雄 | 田中英二 | 遠藤重義 |
第22話 | 3月29日 | 誰かが呼んでいる | 鈴樹三千夫 | 久岡敬史 | 高橋信也 | |
第23話 | 4月5日 | 即席キューピッド | 辻真先 | 山本寛巳 | 江藤文男 | |
第24話 | 4月12日 | あたしは誰なの? | 雪室俊一 | 勝田稔男 | 木暮輝夫 | 沼井一 |
第25話 | 4月19日 | 山のかなたへ | 浪江志摩 | 西沢信孝 | 細田暉雄 | 遠藤重義 |
第26話 | 4月26日 | いたずら王子 | 辻真先 | 芹川有吾 | 田中英二 | 沼井一 |
第27話 | 5月3日 | 赤いギャラック | 押川国秋 | 勝田稔男 | 木暮輝夫 | 遠藤重義 |
第28話 | 5月10日 | グランドの天使 | 辻真先 | 岡崎稔 | 永樹凡人 | 沼井一 |
第29話 | 5月17日 | おねがいしま〜す! | 岡本克己 | 高見義雄 | 江藤文男 | 伊藤主計 |
第30話 | 5月24日 | 人魚姫 | 雪室俊一 | 金子允洋 | 荒木伸吾 | 遠藤重義 |
第31話 | 5月31日 | 終点の王様 | 久岡敬史 | 田中英二 | 沼井一 | |
第32話 | 6月7日 | 生きているルル | 辻真先 | 芹川有吾 | 高橋信也 | 遠藤重義 |
第33話 | 6月14日 | 子ジカ街を行く | 北村秀敏 | 山本寛巳 | 江藤文男 | |
第34話 | 6月21日 | ささくれの歌 | 雪室俊一 | 佐々木勝利 | 荒木伸吾 | 辻忠直 |
第35話 | 6月28日 | 社長七変化 | 辻真先 | 岡崎稔 | 永樹凡人 | 沼井一 |
第36話 | 7月5日 | 命売ります | 西沢信孝 | 細田暉雄 | 辻忠直 | |
第37話 | 7月12日 | はじめての口紅 | 雪室俊一 | 高見義雄 | 木暮輝夫 | 沼井一 |
第38話 | 7月19日 | ジャングル番長 | 辻真先 | 岡崎稔 | 永樹凡人 | 遠藤重義 |
第39話 | 7月26日 | マオ死なないで | 押川国秋 | 久岡敬史 | 田中英二 | |
第40話 | 8月2日 | 花嫁になる研究 | 雪室俊一 | 金子允洋 | 木暮輝夫 | 沼井一 |
第41話 | 8月9日 | めぐりあい | 山崎忠昭 | 勝田稔男 | 高橋信也 | 辻忠直 |
第42話 | 8月16日 | たったひとつの記録 | 辻真先 | 芹川有吾 | 荒木伸吾 | 遠藤重義 |
第43話 | 8月23日 | 幽霊がそこにいる | 池田宏 | 江藤文男 | 辻忠直 | |
第44話 | 8月30日 | 絵のないアルバム | 雪室俊一 | 岡崎稔 | 永樹凡人 | |
第45話 | 9月6日 | 日曜日のあいつ | 西沢信孝 | 木暮輝夫 | 沼井一 | |
第46話 | 9月13日 | 妖怪の涙(前編) | 小川英 神山一機 | 高見義雄 | 細田暉雄 | 遠藤重義 |
第47話 | 9月20日 | 妖怪の涙(後編) | 久岡敬史 | |||
第48話 | 9月27日 | また逢う日まで | 辻真先 | 山本寛巳 | 江藤文男 | 辻忠直 |
放送系列は当時のもの。
放送局 | 放送系列 | 放送時間 | 備考 |
---|---|---|---|
NETテレビ | NETテレビ系列 | 月曜 19:00 - 19:30 | 制作局 |
北海道テレビ | |||
青森放送 | 日本テレビ系列 | 日曜 9:00 - 9:30[8] | |
テレビ岩手 | 日本テレビ系列 NETテレビ系列 | 月曜 19:00 - 19:30[9] | |
秋田放送 | 日本テレビ系列 | 日曜 9:00 - 9:30(1972年3月まで) 月曜 17:00 - 17:30(1972年4月 - 5月)[10] | |
山形放送 | 日曜 9:00 - 9:30[11] | ||
宮城テレビ | 日本テレビ系列 NETテレビ系列 | 月曜 19:00 - 19:30[12] | [注釈 4] |
福島中央テレビ | 月曜 19:00 - 19:30[14] | ||
新潟総合テレビ | フジテレビ系列 NETテレビ系列 日本テレビ系列 | ||
信越放送 | TBS系列 | ||
山梨放送 | 日本テレビ系列 | ||
静岡放送 | TBS系列 | ||
北日本放送 | 日本テレビ系列 | ||
北陸放送 | TBS系列 | 月曜 - 木曜 17:25 - 17:55[15] | |
福井放送 | 日本テレビ系列 | 月曜 17:20 - 17:50[16] | |
名古屋放送 | NETテレビ系列 日本テレビ系列 | ||
毎日放送 | NETテレビ系列 | 当時の朝日放送はTBS系列局[注釈 5] | |
山陰放送 | TBS系列 | ||
岡山放送 | フジテレビ系列 NETテレビ系列 | 当時の岡山県・香川県内の民放局はそれぞれの放送局本社所在地の県内のみの放送エリアが設定されていた。 | |
瀬戸内海放送 | NETテレビ系列 | ||
中国放送 | TBS系列 | 放送期間中に広島ホームテレビへネット局の変更が行われた。 | |
↓ | |||
広島ホームテレビ | NETテレビ系列 | ||
山口放送 | 日本テレビ系列 | ||
四国放送 | |||
南海放送 | |||
高知放送 | |||
九州朝日放送 | NETテレビ系列 | ||
長崎放送 | TBS系列 | ||
熊本放送 | |||
テレビ大分 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 NETテレビ系列 | ||
宮崎放送 | TBS系列 | ||
鹿児島テレビ | フジテレビ系列 日本テレビ系列 NETテレビ系列 | ||
沖縄テレビ | フジテレビ系列 |
『東映まんがまつり』内で、2本が上映されている。
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