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『スーパービックリマン』は、1992年5月17日から1993年4月4日まで、朝日放送を制作局としてテレビ朝日系列で毎週日曜8:30 - 9:00(JST)に全44話が放送された、ASATSU・東映(東映動画)制作のテレビアニメ。
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ロッテより展開されていたチョコレート菓子『ビックリマン』シリーズを原作としたテレビアニメシリーズの第3作目にして、テレビ朝日系列の日曜8時台後半(朝日放送制作枠)にて最後に放送された作品でもある。また、キャストの一部も『ゲッターロボ號』から引き継ぐ形で出演している。
本作品では、前出の『ビックリマン』シリーズのうち1991年より展開された、本作品と同名のシリーズ(以下、原作シール。詳細は後述)を元にしており、従前までのビックリマン世界とは趣の異なる世紀末SFファンタジーアクションの世界を舞台に、伝説の4人の戦士の超聖理力を受け継ぐ少年達と、ザイクロイド・アノドを復活させようとする悪魔軍との戦いを描く。
作品の大きな特徴として、天使達が戦闘に入る際に「サイバーアップ!!」と叫び機械的なプロテクターを装着する点が挙げられる。他にも五 - 六頭身で描かれたキャラクターたち、セントフォース、デビルフォース(超聖理力、超魔力)という「気」や「プロテクター」の価値観、それにヒーロー物に徹しコミカルさをなるべく排した非常にハードなストーリーなども、従来のシリーズ作品とは一線を画している。他方で、従来のシリーズの特色の一つでもあったギャグパートも、比重は小さめとはいえ本作品でもバトルシーンなどを除いた日常シーンで引き続き盛り込まれている。
本作品の完結、それに先行した原作シールの展開終了に伴い、『ビックリマン』のテレビアニメシリーズも制作局・体制を一新した『ビックリマン2000』(1999年 - 2001年、テレビ東京・NAS制作)までの間、しばしの休止期間に入ることとなる。
遥か未来。天魔界に住む悪魔達は、天使達の住む天聖界の光ある世界を疎ましく思い天聖界へと進撃し、天使対悪魔の長い戦いが始まった。
幾度となく続いた戦いは天使軍のヘッドたるスーパーゼウスが敗退した事で悪魔軍の大勝に終わる。敗れた天使達はお守りの住まう天地球へと逃げ延び、反撃の機会を伺っていたが、悪魔軍も天地球へと侵攻し劣勢は続く。悪魔達は伝説の巨魔界神ザイクロイド・アノドを復活させ、その力で世界を完全に支配しようと企んでいた。
疲弊しきった天使達であったが、彼らには微かに希望が残されていた。それはゼウスから魯人フッドに託された少年・フェニックス。彼は伝説の英雄アンドロココの力を受け継ぐ戦士であった。天聖界陥落から10年後、成長したフェニックスはアンドロココの啓示によって自らの使命を知り、仲間達と共にアノド復活の鍵となる石板の欠片を探す旅に出るのであった。
本作品において、悪魔側が復活させようとしていたザイクロイド・アノドが、本作品の世界を創造した超聖神と同一人物であったことが最終回のエピローグで明かされた(おちよしひこ原作の漫画版でも、同様にアノドと超聖神が同一であるということは明かされているが、テレビシリーズとは設定が異なる)。最終回のエピローグでアノドを封印したと同時に本作品の世界すべてが壊滅してしまうという悲劇を迎えたが、アノドがメカタートルに残してくれた世界を再生させるための「光」をフェニックスたちが発動させたことにより、新世界である「聖魔和合界」が誕生する形で物語は完結する。
後年制作されたテレビシリーズ第4作目『ビックリマン2000』の舞台は、本作品の最終回から遥かな時を経た「聖魔和合界」が舞台であることが、同作品のオンライン小説『ビックリマン2000 集中豪無編』にて明かされた。それ故に、(同作品のテレビシリーズでは最後まで明かされていないものの)同作品の世界を作ったフェニックスとその仲間たち4人が超聖神と呼ばれるのに対し、アノドは初代超聖神と呼ばれている。
カッコ内にサイバーアップした時の名前を記述。原作(シール)は個別に表記。
先の戦いでアノドを封印した戦士達。世界の各地には彼ら4戦士を祀った偶像や神殿が点在する。また、メカタートル内の天井画にも石板を所持している姿が描かれている。肉体が失われてからも超聖理力で子孫達を守護し、アノドの封印が一時的に解かれてからはフェニックスたちの体から離れ、アノドの超魔力を抑えていた。
6つに砕けた石板を守護する「石板の番人」。それぞれが得意とするジャンルで勝負し、心の底から参ったと思わせなければ石版を手にする事は出来ない。カッコ内の名前は試練をクリアした時に姿を現すインナーキャラを示す。なお、漫画版ではどちらも聖魔士という表記になっている。
作画スタッフは以前のシリーズから参加している人材が揃い、そこに新鋭の脚本家が加わった形となっている。プロデューサーは大らかな性格で、スタッフのやりたいように自由に仕事をさせていたという。影を多用した実験的な作画方法や、作品の枠に留まらない壮大な展開などにその影響が見られる。
レコード : 日本コロムビア 規格品番:CODC-30
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 作画監督 | 美術監督 | 登場悪魔・聖魔子 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1992年 5月17日 | 天地球を守れ! | 松井亜弥 | 貝澤幸男 | 青山充 | 吉池隆司 | 高周波鬼 トン魔戒 ミイラ魔僧 魔肖ネロ |
第2話 | 5月24日 | 謎の飛行物体! | 角銅博之 | 河野宏之 | 藤田勉 | 狼男魔 妖怪スネーク魔人 | |
第3話 | 5月31日 | 敵か?味方か! | 矢部秋則 | 内山正幸 | 浦田又治 | 魔スターP | |
第4話 | 6月7日 | 明日への旅立ち! | 志水淳児 | 牛来隆行 | 藤田勉 | 地獄耳像 超黒狼 | |
第5話 | 6月14日 | リトルミノス! | 山田徹 | 小山善孝 | 吉池隆司 | 鬼壮士リトルミノス 地獄耳像 | |
第6話 | 6月21日 | 呪いの山の秘密 | 窪内裕 | 岡佳広 | 谷口守泰 | 藤田勉 | デビル・ハーケン |
第7話 | 6月28日 | 聖魔子ロッキング | 設楽博 | 河野宏之 | 塩崎広光 | 火炎魔動 ロッキング | |
第8話 | 7月5日 | 挑戦!ドッジボール | 菅良幸 | 貝澤幸男 | 青山充 | 藤田勉 | ドッジキング 覇パンク |
第9話 | 7月12日 | 魔球を受けとめろ | 矢部秋則 | 渡辺明夫 | 吉池隆司 | ||
第10話 | 7月19日 | 哀しきバイオ悪魔 | 松井亜弥 | 志水淳児 | 内山正幸 | 藤田勉 | クリスタル悪魔 魔グ魔 |
第11話 | 7月26日 | 悪の聖魔子?登場 | 窪内裕 | 山田徹 | 牛来隆行 | 塩崎広光 | ボアボア 蜃鬼RO |
第12話 | 8月2日 | ボアボアの地下迷宮 | 角銅博之 | 馬越嘉彦 | 藤田勉 | ボアボア 悪罠鬼 魔暗小路 | |
第13話 | 8月16日 | 危険なギャンブル | 岡佳広 | 谷口守泰 | 藤田勉 ゆきゆきえ | ダークヘラ ボアボア スカバット お邪魔王 | |
第14話 | 8月23日 | 占い聖魔子とん甲 | 菅良幸 | 岩井隆央 | 青山充 | 浦田又治 | トン魔戒 魔ク魔人 亀卜師とん甲 |
第15話 | 8月30日 | 激闘!占いバトル | 貝澤幸男 | 河野宏之 | 藤田勉 | ||
第16話 | 9月6日 | 運命をきり開け! | 矢部秋則 | 内山正幸 | 吉池隆司 | ||
第17話 | 9月13日 | とんだオリンピック | 松井亜弥 | 志水淳児 | 渡辺明夫 | 藤田勉 | 赤青魔鬼2 ミイラ魔僧 |
第18話 | 9月20日 | 悪魔のコンテスト | 山田徹 | 牛来隆行 | 塩崎広光 | スネーク魔Q陰 | |
第19話 | 9月27日 | いけにえの美女 | 岡佳広 | 青山充 | 藤田勉 | 魔皇サラジン もの魔ね | |
第20話 | 10月4日 | ティキの秘密! | 設楽博 | 谷口守泰 | 吉池隆司 | 石姫ディナス フォーカス眼鬼 魔乱PU | |
第21話 | 10月11日 | 海の帝国の王子 | 貝澤幸男 | 玉川達文 | 藤田勉 | 石姫ディナス フォーカス眼鬼 デスザート | |
第22話 | 10月18日 | 荒野の果ての友情 | 矢部秋則 | 河野宏之 | 塩崎広光 | 石姫ディナス サボ10鬼 逃水鬼 やめ妖怪 | |
第23話 | 10月25日 | アノド復活の序曲 | 窪内裕 | 志水淳児 | 内山正幸 | 藤田勉 | 地獄耳像 |
第24話 | 11月8日 | 恐怖のリトルミノス | 山田徹 | 渡辺明夫 | 吉池隆司 | 鬼壮士リトルミノス | |
第25話 | 11月15日 | 二枚の石板の秘密 | 菅良幸 | 岡佳広 | 牛来隆行 | 藤田勉 | ミイラ魔憎 フォーカス眼鬼 |
第26話 | 11月22日 | 第三の戦士! | 貝澤幸男 | 横山健次 | 塩崎広光 | 魔皇サラジン ダークヘラ | |
第27話 | 11月29日 | パワー全開!アスカ | 隅沢克之 | 梅澤淳稔 | 青山充 | 藤田勉 | 守護族ザルドス |
第28話 | 12月6日 | 月光聖アマゾアムル | 松井亜弥 | 矢部秋則 | 内山正幸 | 吉池隆司 | 魔皇サラジン ダークヘラ 魔スターP 月光聖アマゾ・アムル(悪) |
第29話 | 12月13日 | 衝撃!悪魔のアムル | 志水淳児 | 河野宏之 | 藤田勉 | 魔皇サラジン ダークヘラ 魔スターP 月光聖アマゾ・アムル(悪) | |
第30話 | 12月20日 | アノド復活!? | 菅良幸 | 山田徹 | 馬越嘉彦 | ゆきゆきえ | 月光聖アマゾ・アムル(悪) 巨魔界神ザイクロイド・アノド |
第31話 | 12月27日 | 神樹界の戦士たち | 松井亜弥 | 貝澤幸男 | 谷口守泰 | 藤田勉 | |
第32話 | 1993年 1月10日 | クロスビーム天聖剣 | 菅良幸 | 岩井隆央 | 横山健次 | 吉池隆司 | 繁盛屋ベニソス 魔ボット・ギガダロス |
第33話 | 1月17日 | マーニャと聖ボット | 窪内裕 | 岡佳広 | 渡辺明夫 | 藤田勉 | 月光聖アマゾ・アムル(悪) |
第34話 | 1月24日 | 目ざめよ!聖ボット | 設楽博 | 牛来隆行 | 塩崎広光 | 月光聖アマゾ・アムル(悪) | |
第35話 | 1月31日 | 死闘へラクライスト | 隅沢克之 | 角銅博之 | 青山充 | 藤田勉 | 魔皇サラジン 魔ボット・ギガダロス |
第36話 | 2月7日 | サラジンの挑戦! | 松井亜弥 | 梅澤淳稔 | 内山正幸 | 吉池隆司 | 魔皇サラジン ダークヘラ 魔スターP |
第37話 | 2月14日 | 魔皇サラジンの最期 | 矢部秋則 | 河野宏之 | 藤田勉 | 魔皇サラジン 鬼壮士リトルミノス | |
第38話 | 2月21日 | 伝説の愛の戦士 | 志水淳児 | 横山健次 | 塩崎広光 | 鬼壮士リトルミノス 月光聖アマゾ・アムル(悪) | |
第39話 | 2月28日 | リトルミノスの逆襲 | 菅良幸 | 山田徹 | 内山正幸 | 藤田勉 | 鬼壮士リトルミノス クィーンマジェスティ ブラックナイト |
第40話 | 3月7日 | わたしを斬れ! | 岡佳広 | 馬越嘉彦 | 塩崎広光 | デビルゼウス ダークヘラ 魔スターP 鬼壮士リトルミノス クィーンマジェスティ ブラックナイト | |
第41話 | 3月14日 | 6人目の伝説の戦士 | 松井亜弥 | 岩井隆央 | 牛来隆行 | 藤田勉 | 鬼壮士リトルミノス クィーンマジェスティ ブラックナイト 巨魔界神ザイクロイド・アノド |
第42話 | 3月21日 | 天魔界の最後! | 角銅博之 | 横山健次 | 塩崎広光 | 鬼壮士リトルミノス 巨魔界神ザイクロイド・アノド | |
第43話 | 3月28日 | アノド!最終決戦 | 矢部秋則 | 河野宏之 | 藤田勉 | 鬼壮士リトルミノス 巨魔界神ザイクロイド・アノド(アノド・ミノス) | |
第44話 | 4月4日 | 光あれ! | 志水淳児 | 内山正幸 | 塩崎広光 | 巨魔界神ザイクロイド・アノド(アノド・ミノス) |
放送系列は放送当時、放送日時は個別に出典が掲示されてあるものを除き、1993年2月中旬 - 3月上旬時点のものとする[1]。
放送対象地域 | 放送局 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|
近畿広域圏 | 朝日放送 | 日曜 8:30 - 9:00 | テレビ朝日系列 | 制作局、現・朝日放送テレビ。 |
北海道 | 北海道テレビ | |||
青森県 | 青森朝日放送 | |||
秋田県 | 秋田朝日放送 | 1992年10月開局のため、第20話から放送。 | ||
山形県 | 山形テレビ | 1993年3月まではフジテレビ系列。 本放送時は最終話のみ放送(番組表には[終]マークはなし)[2]。 未放送分は後に月曜16:30 - 17:00に改めて全話放送された[3]。 | ||
宮城県 | 東日本放送 | |||
福島県 | 福島放送 | |||
関東広域圏 | テレビ朝日 | |||
新潟県 | 新潟テレビ21 | |||
長野県 | 長野朝日放送 | |||
石川県 | 北陸朝日放送 | |||
静岡県 | 静岡けんみんテレビ | 現・静岡朝日テレビ。 | ||
中京広域圏 | 名古屋テレビ | |||
広島県 | 広島ホームテレビ | |||
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |||
福岡県 | 九州朝日放送 | |||
長崎県 | 長崎文化放送 | |||
熊本県 | 熊本朝日放送 | |||
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |||
岩手県 | テレビ岩手 | 土曜 5:40 - 6:10 | 日本テレビ系列 | 1993年2月27日から土曜 5:40 - 6:10にて放送[4][注 10] |
山梨県 | テレビ山梨 | 日曜 6:00 - 6:30[5] | TBS系列 | 本放送終了後、1994年頃に放送。 |
富山県 | 北日本放送 | 月曜 17:00 - 17:30 | 日本テレビ系列 | 放送期間:1992年9月21日 - 1993年8月30日 最終放送日のみ月様 17:00 - 18:00直前にて放送[6]。 |
島根県・鳥取県 | 山陰放送 | 木曜 17:30 - 18:00 | TBS系列 | |
山口県 | 山口放送 | 日曜 9:30 - 10:00 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
愛媛県 | 南海放送 | 月曜 16:55 - 17:25 | 日本テレビ系列 | |
宮崎県 | テレビ宮崎 | 金曜 16:30 - 17:00 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
沖縄県 | 琉球放送 | 水曜 16:00 - 16:30 | TBS系列 |
いずれも発売元は日本コロムビア。
『月刊コロコロコミック』と小学館の学年別学習雑誌に連載された。いずれもテレビシリーズとはストーリーや一部の登場人物が異なる。
脚本は窪内裕、監修は反後D.が担当。
『別冊コロコロスペシャル』(別コロ)1991年2月28日号にて連載開始。その後『別コロ』とはストーリーが繋がらない形で『月刊コロコロコミック』に1991年11月号から1993年4月号まで、小学四年生にも1991年11月号から1993年3月号まで連載された。本作品の漫画版の中で唯一単行本化された作品である。単行本は全6巻発売され、絶版後の2006年1月に復刊ドットコムから全2巻の形で復刊された。
『別コロ』に連載開始した時点では、原作シールは未だ全国販売されておらず、『コロコロ』での連載においても初代ビックリマンのキャラクターが独自のアレンジで登場している。また、ティキ、アスタラネモ、アスカについては、おちのデザインが「逆輸入」の形でシール化されたものとなっている。〈小学館の学年別学習雑誌〉でのスーパービックリマンの紹介記事では、『別コロ』掲載分を含めたおち版の内容を掲載していたこともあった。作者のおちがロボットアニメやファンタジーゲームのファンであることから、作中にもその影響を受けた要素が盛り込まれている。一例として、おちがデザインした聖ボットヘラクライストは、サンライズの勇者シリーズの一作・『勇者エクスカイザー』の主人公エクスカイザーがイメージモデルであることを、(伏せ字にはしているものの)自身の単行本特設ページにて言及している。同様に魔ボット・ギガダロスについても、量産型の戦闘シーンは同作品のライバルキャラクター・ダイノガイストをイメージしている。
おち版はテレビシリーズ同様にシリアスな内容で、打ち切りの為に未完のまま終了した。作者自身も完結させられなかったことを残念がっており、最終巻表紙の折り返し部分に、「これで終わっちゃうんです、ごめんなさい」の文面とともに真っ白に燃え尽きた自画像を描いている。他にも「アンケートの評価は別コロのときから悪かった」「相撲の土俵でサッカーをやっていた(のがよくなかった)」というような文も掲載されている。
後に発表されたオンライン小説『ビックリマン2000 集中豪無編』では、ティキ(テレビシリーズのティキであるイエツィラーティキとは別人)とシルヴァ・マリアが登場している。
おち版の連載と同時期に、樫本学ヴによる連載も始まった。こちらは『小学二年生』に1991年11月号から、学年をまたいで『小学三年生』の1993年(1992年度)3月号まで連載された。これとは別に、『小学一年生』にも1992年(1991年度)2月号から、学年をまたいで『小学二年生』の1993年(1992年度)3月号まで連載された。
当初はおち版と同様にハードでシリアスな内容が志向され、特に1991年『小学二年生』の連載はストーリー自体が「テラサピエンスでサラジンと対決」、「ブーメランを武器にするマリア」、「ゼウスに化けたデビルが聖樹王国に潜入」など、おち版と同様の内容だったが、どちらの連載もテレビシリーズの放送が開始した頃の1992年6月号(5月1日前後発売)から、テレビシリーズのストーリーに合わせて石版を探す物語に移行した。同時に、シリアスな内容を通したおち版やテレビシリーズとは対照的に、樫本版はギャグを基調とするコミカルな内容へと路線変更し、サイバーアップした姿や戦闘シーンの描写もそれに伴って極端に少なくなった。
樫本版では、フェニックス、ティキ、サタンマリアの3人が主人公で、アスカに当たる人物が登場しない。またザイクロイド・アノドと超聖神の関係も描かれておらず、最後は復活したザイクロイド・アノド(作中末期では大悪魔アノドと呼ばれている)を倒して、ギャグテイストではあるものの一応のハッピーエンドとなっている。
1992年度の『小学一年生』は、当初はスーパービックリマンの紹介記事が掲載されていただけだったが、1992年9月号から沢田ユキオによる漫画が連載された。上記の2作品とは異なり、沢田版はテレビシリーズの放送開始後に連載が始まったため、おおまかな内容もテレビシリーズのそれに準じている一方、2ページのみの連載である都合上かなり短くまとめられている。連載は1993年1月号で終了しており、最終回の内容は、リトルミノスがデビルから石版を奪ったが、イザナ・アスカがそのミノスを倒して石版を奪い返したというものである。そのため、ザイクロイド・アノドは復活していない。
『新ビックリマン』放送終了後の1991年より展開が開始された、1個50円のシール付きウェハース。従前までの『悪魔VS天使シール』の外伝的な位置づけで、同シリーズと並行して1990年末にまず四国で先行販売され、翌年3月に販売地域を九州、中国に拡大、最終的に全国で販売されるようになった。
バイオ悪魔対メカ天使の対立を描き、悪魔や天使がそれぞれ機械的あるいは生態的に強化されている。体温によって絵柄が変る温感シールや二重構造になっているダブルシールなど、従来のシリーズと比べるとギミックに富んだ仕様となっている。後述の通り独自のストーリー展開が始動したのは四弾からで、それ以前の弾では裏書に明確なストーリーが書かれておらず、旧作のリデザインという趣が強かった。全10弾がリリースされたものの、セールスが振るわずストーリー未完のまま展開を終了。テレビシリーズの方も、原作シールの打ち切りに伴い予定よりも早期終了とされ、その結末も独自の解釈で描かれており、『ビックリマン2000』以外での関連性を明確にしていない。
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