帯広市
北海道の市、十勝総合振興局所在地 ウィキペディアから
北海道の市、十勝総合振興局所在地 ウィキペディアから
帯広市(おびひろし)は、北海道中東部(道東地方)にある市。十勝総合振興局の振興局所在地。計量特定市。
おびひろし 帯広市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 北海道地方 | ||||
都道府県 | 北海道(十勝総合振興局) | ||||
市町村コード | 01207-6 | ||||
法人番号 | 7000020012076 | ||||
面積 |
619.34km2 | ||||
総人口 |
161,369人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年8月31日) | ||||
人口密度 | 261人/km2 | ||||
隣接自治体 |
十勝総合振興局:河東郡音更町、河西郡芽室町、更別村、中札内村、中川郡幕別町 日高振興局:沙流郡平取町、日高町、新冠郡新冠町 | ||||
市の木 | シラカバ | ||||
市の花 | クロユリ | ||||
市の鳥 | ヒバリ | ||||
帯広市役所 | |||||
市長 | 米沢則寿 | ||||
所在地 |
〒080-8670 北海道帯広市西5条南7丁目1番地 北緯42度55分26秒 東経143度11分46秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
北緯42度55分16.99秒 東経143度11分59.96秒 北緯42.921386度 東経143.199989度 | |||||
ウィキプロジェクト |
1883年(明治16年)5月、静岡県出身の依田勉三率いる晩成社一行が入植した[1][2]。帯広の開拓は晩成社はじめ、富山・岐阜など本州からの民間開拓移民によって進められたが、1903年(明治36年)の帯広監獄の設置に伴って急速に市街地が形成された[2]。道東で最大の人口を擁する、十勝地方の中心都市であり、農業を基幹産業とした十勝の農産物集積地となっている。また、食料品加工や地元の資源を活かした製造業も盛んである。明治時代に農耕馬を競争させたことから生まれたばんえい競馬は、唯一帯広市で開催している[3]。2008年(平成20年)には国の「都市と暮らしの発展プラン」に位置づけられている「環境モデル都市」に認定されており[4]、低炭素社会の実現に向けて取り組んでいる[5]。
帯広川のアイヌ語名の「オペㇾペㇾケㇷ゚(o-pere-perke-p)」(川尻・裂け・裂けている・もの=「川尻が幾重にも裂けているもの」)の上部の音を採って、十勝平野の広大さにちなんだ「広」をつけ「帯広」としたとされる[6][7][8]。これは帯広川が札内川に合流する直前で、幾重にも分流する様を表したとされている[7][8]。
また、この由来について、アイヌ語地名研究家の山田秀三は、「娘(少女)」を指すアイヌ語の「オペㇾケㇷ゚」(o-perke-p: 下のところが・割れている・者)との関連を指摘しており、その「ペㇾ(per)」を繰り返すことで、川筋が幾条にも分かれている様を現した、という解釈を示している[7]。
幕末から明治初期の記録には「オペリペリケプ」「オベレベレフ」「オベリベリ」などの記載も残る[9]。
十勝平野のほぼ中央に市街地が形成され、南西部に市域が延びている。山岳地帯は日高山脈襟裳十勝国立公園に指定されている。平地のおよそ半分が農地であり、大規模な畑作地帯となっている[1]。市北部には流域面積日本国内6位の十勝川が流れている[1]。
帯広市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
ケッペンの気候区分では亜寒帯湿潤気候(Dfb)に属する。年間平均気温が6.8℃、年間降水量が888 mm、1 mm以上の降雨日が年間約85日と冷涼少雨の地域になっている[1]。内陸部に位置していることから気温の日較差が大きく、平均で10.4℃ある[1]。最高気温の記録は2019年(令和元年)5月26日の38.8℃[10]で北海道内の観測史上第2位の記録になっている。最低気温の記録は1902年(明治35年)1月26日の-38.2℃[10]で、日本の観測史上第2位[11]の記録。1日で降った雪の記録は1970年(昭和45年)3月16日の102 cm[10]、積雪の記録は1970年(昭和45年)3月17日の177 cmとなっている[10]。1892年(明治25年)創立の帯広測候所によると、2012年(平成24年)までの120年間で帯広の年間平均気温は2.58℃上昇し[12]、最低気温の年間平均は4.75℃上昇と温暖化している[12]。市内の気象観測地点は気象庁によって帯広測候所と帯広空港にアメダスが設置されている他、帯広市農業技術センターでも市内数箇所で気象観測を行い情報提供している[13]。
帯広市東4条南(帯広測候所、標高38m)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 8.0 (46.4) |
14.7 (58.5) |
20.3 (68.5) |
31.7 (89.1) |
38.8 (101.8) |
36.0 (96.8) |
37.8 (100) |
37.0 (98.6) |
34.4 (93.9) |
29.7 (85.5) |
23.5 (74.3) |
16.0 (60.8) |
38.8 (101.8) |
平均最高気温 °C (°F) | −1.5 (29.3) |
−0.2 (31.6) |
4.8 (40.6) |
12.2 (54) |
18.2 (64.8) |
21.3 (70.3) |
24.3 (75.7) |
25.4 (77.7) |
22.0 (71.6) |
15.9 (60.6) |
8.4 (47.1) |
1.0 (33.8) |
12.7 (54.9) |
日平均気温 °C (°F) | −6.9 (19.6) |
−5.7 (21.7) |
−0.4 (31.3) |
6.0 (42.8) |
11.6 (52.9) |
15.2 (59.4) |
18.9 (66) |
20.3 (68.5) |
16.9 (62.4) |
10.3 (50.5) |
3.5 (38.3) |
−3.8 (25.2) |
7.2 (45) |
平均最低気温 °C (°F) | −13.0 (8.6) |
−12.0 (10.4) |
−5.4 (22.3) |
0.8 (33.4) |
6.2 (43.2) |
10.8 (51.4) |
15.1 (59.2) |
16.5 (61.7) |
12.7 (54.9) |
5.3 (41.5) |
−1.1 (30) |
−8.9 (16) |
2.2 (36) |
最低気温記録 °C (°F) | −38.2 (−36.8) |
−36.0 (−32.8) |
−35.2 (−31.4) |
−22.4 (−8.3) |
−7.9 (17.8) |
−1.9 (28.6) |
1.8 (35.2) |
2.1 (35.8) |
−4.7 (23.5) |
−10.6 (12.9) |
−20.3 (−4.5) |
−34.2 (−29.6) |
−38.2 (−36.8) |
降水量 mm (inch) | 40.5 (1.594) |
28.8 (1.134) |
43.8 (1.724) |
60.1 (2.366) |
84.7 (3.335) |
81.1 (3.193) |
107.1 (4.217) |
141.3 (5.563) |
140.2 (5.52) |
85.7 (3.374) |
54.2 (2.134) |
52.3 (2.059) |
919.7 (36.209) |
降雪量 cm (inch) | 52 (20.5) |
37 (14.6) |
36 (14.2) |
9 (3.5) |
1 (0.4) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
10 (3.9) |
51 (20.1) |
198 (78) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 6.2 | 5.6 | 8.5 | 9.7 | 10.3 | 9.6 | 11.1 | 12.0 | 11.6 | 8.8 | 8.1 | 7.3 | 108.9 |
平均降雪日数 | 13.8 | 14.8 | 16.4 | 9.1 | 0.4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 1.2 | 9.8 | 13.6 | 79.2 |
% 湿度 | 69 | 67 | 65 | 65 | 69 | 79 | 82 | 82 | 80 | 74 | 68 | 68 | 72 |
平均月間日照時間 | 188.2 | 191.5 | 217.9 | 192.9 | 188.8 | 148.2 | 121.9 | 125.2 | 137.8 | 167.6 | 168.2 | 172.0 | 2,020.1 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1892年-現在)[15][16] |
帯広(帯広測候所)1961—1990年平均の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | −2.2 (28) |
−1.3 (29.7) |
3.3 (37.9) |
11.2 (52.2) |
17.8 (64) |
20.5 (68.9) |
23.6 (74.5) |
24.9 (76.8) |
21.0 (69.8) |
15.4 (59.7) |
7.6 (45.7) |
1.0 (33.8) |
11.9 (53.4) |
日平均気温 °C (°F) | −8.2 (17.2) |
−7.2 (19) |
−1.9 (28.6) |
5.2 (41.4) |
11.1 (52) |
14.6 (58.3) |
18.3 (64.9) |
19.9 (67.8) |
15.6 (60.1) |
9.2 (48.6) |
2.5 (36.5) |
−4.0 (24.8) |
6.3 (43.3) |
平均最低気温 °C (°F) | −14.7 (5.5) |
−13.8 (7.2) |
−7.2 (19) |
0.0 (32) |
5.4 (41.7) |
9.9 (49.8) |
14.3 (57.7) |
16.2 (61.2) |
11.1 (52) |
3.7 (38.7) |
−2.2 (28) |
−9.3 (15.3) |
1.1 (34) |
出典:理科年表[要文献特定詳細情報] |
帯広泉(帯広空港)2003—2020年(降雪量は2006年〜2020年)平均の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 5.4 (41.7) |
14.4 (57.9) |
15.8 (60.4) |
29.2 (84.6) |
37.8 (100) |
35.0 (95) |
36.0 (96.8) |
35.8 (96.4) |
32.3 (90.1) |
27.3 (81.1) |
21.2 (70.2) |
12.0 (53.6) |
37.8 (100) |
平均最高気温 °C (°F) | −3 (27) |
−1.9 (28.6) |
3.1 (37.6) |
10.2 (50.4) |
17.2 (63) |
20.1 (68.2) |
22.9 (73.2) |
24.5 (76.1) |
21.2 (70.2) |
15.1 (59.2) |
7.7 (45.9) |
0.0 (32) |
11.4 (52.5) |
日平均気温 °C (°F) | −9.3 (15.3) |
−7.8 (18) |
−1.9 (28.6) |
4.6 (40.3) |
10.8 (51.4) |
14.5 (58.1) |
18.0 (64.4) |
19.6 (67.3) |
15.9 (60.6) |
9.1 (48.4) |
2.2 (36) |
−5.8 (21.6) |
5.8 (42.4) |
平均最低気温 °C (°F) | −16.9 (1.6) |
−15.7 (3.7) |
−8.2 (17.2) |
−1.2 (29.8) |
4.7 (40.5) |
9.8 (49.6) |
14.1 (57.4) |
15.6 (60.1) |
11.1 (52) |
3.0 (37.4) |
−3.5 (25.7) |
−12.6 (9.3) |
0.0 (32) |
最低気温記録 °C (°F) | −26.7 (−16.1) |
−29.6 (−21.3) |
−22.6 (−8.7) |
−12.5 (9.5) |
−3.8 (25.2) |
0.7 (33.3) |
4.7 (40.5) |
5.5 (41.9) |
0.3 (32.5) |
−5.6 (21.9) |
−16.7 (1.9) |
−25.3 (−13.5) |
−29.6 (−21.3) |
降水量 mm (inch) | — | — | — | — | 78.0 (3.071) |
83.3 (3.28) |
94.1 (3.705) |
123.2 (4.85) |
126.2 (4.969) |
93.0 (3.661) |
— | — | — |
降雪量 cm (inch) | 60 (23.6) |
64 (25.2) |
54 (21.3) |
25 (9.8) |
1 (0.4) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
2 (0.8) |
19 (7.5) |
69 (27.2) |
298 (117.3) |
出典:帯広空港出張所による独自観測 気象庁 |
帯広市の市街地形成は1892年(明治25年)の北海道庁による殖民区画に基づいている[17][18]。
市街地の区画は当初現在の帯広駅北側エリアにおよそ約1900戸分を画地した[17][18]。1区画およそ1.2ヘクタールで道路をはさんだ2街区からなり、区画は丁目で数えた[17][18]。さらに区画を20等分して番地とし、番地は道路をはさんで交互に数えている[17][18]。
道路は東西を走る国道38号(旧石狩街道)と南北を走る国道236号(旧広尾街道)を軸にほぼ500mごとに碁盤目状の幹線道路があり、大半の市街地で「西(東)〇条南(北)〇丁目」という住居表示を用いている[1][18]。これに斜交して「火防線」という延焼防止地帯が設けられており、現在では道路や緑地帯として利用している[1][18]。一説には、帯広市街地を区画する道路が碁盤目状の街路に斜めにも道路が走っていることから、計画的に造られた都市として知られるアメリカの首都ワシントンD.C.をモデルに建設されたといわれている[19]。
大通りは1892年(明治26年)に初めて整備されたメインストリートであり、1900年(明治33年)にはそれに平行して西2条通りが整備され、1905年(明治38年)に帯広駅が開業したことで駅前通りとして発展した[20]。さらに晩成社から国へ土地が寄付され、1897年(明治30年)に電信通りが整備された[20]。
大正時代になると現在の帯広駅南側エリアへ地造成が進み、1922年(大正11年)には十勝監獄用地解放に伴いおよそ2,000戸分が画地された[17]。戦後は帰還者や離農者の流入などにより人口が急激に増加。1945年(昭和20年)の人口およそ4万人は1965年(昭和40年)におよそ12万人となった[17]。この間、1957年(昭和32年)には川西村・大正村と合併し市域が拡大。1959年(昭和34年)には全国に先駆けて総合計画を策定し、都市と農村がともに発展していく「近代的田園都市」を目指した[17]。1967年(昭和42年)からは、新住宅市街地開発事業として大空団地(およそ103ヘクタール)を造成した[17]。1969年(昭和44年)の「新都市計画法」施行に伴い、帯広市・音更町・芽室町・幕別町の1市3町による「帯広圏都市計画区域」「市街化区域及び市街化調整区域」を定め、より計画的な市街化を進めた[17]。1974年(昭和49年)に都市計画決定された「帯広の森」事業は、十勝川や札内川河畔林までを森でつないで市街地をグリーンベルトで囲む100年計画になっている[1][17]。1989年(平成元年)に根室本線の連続立体交差事業に着手し、1996年(平成8年)に鉄道高架が供用開始した[17]。同時に帯広駅周辺の土地区画整理事業を実施し、中心市街地の都市機能充実化を計った[17]。また、「みどりのまちづくり条例」「帯広市環境基本条例」を策定するなど、循環型・環境保全型の環境共生都市を目指している[17]。
市街地には大正時代の建造物がいくつか残されている。
帯広市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 帯広市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 帯広市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
帯広市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
帯広市市勢要覧「年表」参照[22]
代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
帯広町長(二級町村時代・官選) | ||||
初 | 神崎延太郎 | 1902年(明治35年)4月1日 | 1906年(明治39年)3月31日 | |
2 | 石原重方 | 1906年(明治39年)4月1日 | 1906年(明治39年)12月22日 | |
3 | 遠藤守 | 1906年(明治39年)12月22日 | 1908年(明治41年)3月27日 | |
4 | 鈴木簾四郎 | 1908年(明治41年)4月22日 | 1909年(明治42年)10月31日 | |
5 | 神崎延太郎 | 1909年(明治42年)11月1日 | 1913年(大正2年)6月27日 | |
6 | 松宮直次郎 | 1913年(大正2年)8月8日 | 1914年(大正3年)1月2日 | |
7 | 岡田熊太郎 | 1914年(大正3年)3月26日 | 1915年(大正4年)3月31日 | |
帯広町長(一級町村時代・官選) | ||||
初 | 奥野小四郎 | 1915年(大正4年)7月22日 | 1915年(大正4年)12月31日 | |
2 | 岡田熊太郎 | 1916年(大正5年)2月9日 | 1924年(大正13年)2月22日 | |
3 | 飯田誠一 | 1924年(大正13年)4月17日 | 1928年(昭和3年)4月16日 | |
4 | 横瀬農夫也 | 1928年(昭和3年)5月25日 | 1933年(昭和8年)3月31日 | |
帯広市長(官選) | ||||
初 | 渡部守治 | 1933年(昭和8年)7月10日 | 1941年(昭和16年)11月24日 | |
2 | 橋本東三 | 1942年(昭和17年)2月13日 | 1945年(昭和20年)12月13日 | |
3 | 奥野小四郎 | 1946年(昭和21年)1月28日 | 1947年(昭和22年)1月4日 | |
帯広市長(公選) | ||||
4 | 佐藤亀太郎 | 1947年(昭和22年)4月5日 | 1955年(昭和30年)6月25日 | 3期 |
5 | 吉村博 | 1955年(昭和30年)8月6日 | 1974年(昭和49年)3月4日 | 5期 |
6 | 田本憲吾 | 1974年(昭和49年)4月21日 | 1990年(平成2年)4月20日 | 4期 |
7 | 高橋幹夫 | 1990年(平成2年)4月21日 | 1998年(平成10年)4月20日 | 2期 |
8 | 砂川敏文 | 1998年(平成10年)4月21日 | 2010年(平成22年)4月20日 | 3期 |
9 | 米沢則寿 | 2010年(平成22年)4月21日 | 現職 | 4期 |
帯広市民憲章
澄んだ青空と、きれいな水に恵まれている広大な十勝平野。先人は多くの苦難を乗りこえて、その中心に平原のまち、帯広を拓(ひら)きました。
わたしたちは、豊かな自然と、この地によって培(つちか)われたおおらかな気風に誇りをもち、住みよいまちをめざし、よりよい市民として前進するために、この憲章を定めます。
— 昭和57年6月17日制定[47]
- 1 明るく働き、豊かなまちにしましょう。
- 1 きまりを守り、なごやかなまちにしましょう。
- 1 あたたかい心をもち、うるおいのあるまちにしましょう。
- 1 自然を大切にし、やすらぎのあるまちにしましょう。
- 1 北国の文化を高め、楽しいまちにしましょう。
都市宣言
2022年(令和4年)3月26日、小森議員辞職
同年4月17日、清水議員補欠当選
同年8月19日、藤澤議員辞職 欠員1名
特殊法人等
体育館
スケート場
野球場・ソフトボール場
サッカー場・ラグビー場
陸上競技場
テニスコート・フットサル
プール
カーリング
研修・宿泊施設
パークゴルフ場
農業が基幹産業となっており、輪作体系に基づく小麦・てん菜・豆類・ジャガイモ(馬鈴薯)などの畑作、大規模な土地で酪農・畜産などを展開している[1]。1戸あたりの平均耕地面積は27.7ヘクタール(2008年度)と都府県平均のおよそ20倍となっている[63]。総農家数に対する専業農家数がおよそ8割に達し、家族経営を主とした農業が行われている[63]。帯広市は「バイオマスタウン構想」「環境モデル都市行動計画」を策定し、環境に配慮した農業の展開を目指している[63]。また、農業に関連して農協施設・卸売市場・食品加工施設・選果場などが集積しており、十勝地方や道東圏の農産物を道央圏や北海道外へ出荷する役割を担っている[1]。
帯広広尾自動車道芽室帯広IC近くに帯広工業団地・新帯広工業団地・帯広市西20条北工業団地の工業団地が立地している[64][65]。
卸売業・小売業の年間商品販売額は8,927億円(2007年)で北海道内では札幌市、旭川市に次ぐ規模となっている[1]。
百貨店
ショッピングセンター・スーパーマーケット 「都道府県別・政令指定都市別・市町村別SC」参照[67]
「帯広市内の商店街」参照[70]
50音順
小規模保育・事業所内保育
へき地保育所
認可外保育施設
あいのりバス(毎日交通)
十勝地区ハイヤー協会会員(帯広市)を記載[110]
あいのりタクシー(大正交通)
市内を通る幹線道路は、シーニックバイウェイの「トカプチ雄大空間」、大雪—富良野—十勝を結ぶ「北海道ガーデン街道」になっている[112][113]。 また、十勝地方を8の字で巡る広域ナショナルサイクルルート「トカプチ400」の起点及び終点が帯広駅前に設定されている[114][115][116]。
「帯広市の国・道・市指定文化財」参照[117]
重要文化財(建造物)
重要文化財(美術工芸品)<書跡・典籍の部>
重要文化財(美術工芸品) <考古資料の部>
登録有形文化財(建造物)
重要無形民俗文化財
名勝
天然記念物
無形文化財(芸能)
有形文化財(美術工芸品)
有形文化財(建造物)
日本アイスホッケー連盟「大会情報一覧」[132]、日本スケート連盟「Japan Skating Federation Official Results & Data」[133]、北海道スケート連盟「過去の競技結果」[134]、帯広スケート連盟「スケートの足跡(沿革)」[135]参照
ジャガイモ・トウモロコシ・アスパラガス・長いも・牛乳・食肉などの農畜産物があり[140]、農産物直売所には新鮮な野菜が揃う[140]。また、生産者が取れたての野菜を軽トラックに積んだまま荷台で販売する「軽トラ市」が市内複数の会場で行われる[140]。
十勝産の小麦粉・牛乳・砂糖・卵・小豆を使用した良質で比較的安価な菓子(洋菓子)を堪能できる[141]。六花亭、柳月、クランベリーの本店は帯広市にある(柳月の本社所在地は音更町)。
豚丼発祥の地であり[142]、諸説あるが中華ちらしも市内割烹料理店の賄い料理がいつしかメニューとなり普及していったとされている[142][143]。
ほかにもご当地グルメとして「とかち牛じゃん麺」、「十勝おびひろ枝豆サラダ麺」がある[142]。
ウィンタースポーツではスケート(スピードスケート)・アイスホッケー・クロスカントリースキー・カーリングなどが行われ、『国民スポーツ大会』(国スポ)や『世界選手権大会』氷上競技の開催地として度々選ばれている。2009年にリニューアルオープンした明治北海道十勝オーバルは、日本国内で二つ目の屋内型スピードスケートリンクであり、『2017冬季アジア札幌大会』のスピードスケート競技の会場となっている。
野球では、『全国高等学校野球選手権大会』(夏の甲子園大会)に北海道帯広三条高等学校が『第41回大会』(1959年)、『第44回大会』(1962年)、『第47回大会』(1965年)、『第68回大会』(1986年)、『第83回大会』(2001年)の5度出場しているほか、帯広北高等学校が『第69回大会』(1987年)、『第71回大会』(1989年)の2度出場、北海道帯広農業高等学校が『第64回大会』(1982年)、『第103回大会』(2021年)の2度出場、帯広高校(現在の北海道帯広柏葉高等学校)が『第31回大会』(1949年)、北海道帯広工業高等学校が『第63回大会』(1981年)、帯広大谷高等学校が『第95回大会』(2013年)に出場している。また、『選抜高等学校野球大会』(春の甲子園大会)では『第92回大会』(2020年)の出場校に21世紀枠として北海道帯広農業高等学校が選出されたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により大会開催が中止となり、事実上の代替試合として2020年甲子園高校野球交流試合が夏に開催され出場した。
サッカーでは、『全国高等学校サッカー選手権大会』に帯広北高等学校が『第80回大会』(2001年~2002年)に出場している。また、中札内村とともに2011年から日本クラブユースサッカー選手権 (U-15)大会の開催地となっている。
2001年(平成13年)に『インターナショナルラリーイン北海道』として始まったラリー大会は、翌年から『ラリー北海道』と改称して帯広市を含む十勝エリアで開催している[144]。2004年(平成16年)から2007年(平成19年)までは『世界ラリー選手権』(WRC)ラリー・ジャパンが開催された。
50音順
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.