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札幌市中央区にある企業 ウィキペディアから
加森観光株式会社(かもりかんこう)は、札幌市中央区にある企業である。
1981年(昭和56年)設立。前身は加森勝雄が登別温泉において第三セクターによる「登別温泉ケーブル」を建設し、ロープウェイの山頂に「のぼりべつクマ牧場」を造成したことに始まる[1][2]。しかし登別温泉ケーブル周辺は国有地だったため資産性に乏しかったことから札幌でのビル経営も行う中で、ロープウェイ経営のノウハウを生かしたスキー場経営を構想する[3]。
その後、冬場の収入源を確保するために「加森観光」を設立し、「大和ルスツスキー場」として営業していた施設を買収[1][4]。入園料を支払えば遊園地内の乗り物や遊具が無料になる「入園料方式」を遊園地業界で初めて取り入れるなど[2]、スキー場と宿泊施設のみであったルスツを通年型リゾートへと拡大していった[1]。1994年頃からは日本長期信用銀行系の不良債権化していた東京浜松町・大森のホテル買収を皮切りに国内での不良債権物件への投資を行い[5]、1997年(平成9年)以降は経営破綻した施設を買収することにより事業拡大を図り、総合的なリゾート・観光施設事業を展開している[6]。
ルスツリゾートにおけるヘルスツーリズムへの取組みが評価され、2009年(平成21年)に『第2回ヘルスツーリズム大賞』を受賞している[7][8]。札幌国際大学と連携協定を結んでしているほか[9]、千葉商科大学サービス創造学部の「公式サポーター企業」になっている[10]。
2008年以降は保有している施設の閉鎖および譲渡が相次いでいる。
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