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茨城県の市 ウィキペディアから
つくば市(つくばし)は、茨城県の県南地域に位置する市である。業務核都市、国際会議観光都市に指定されている。学術・研究都市としての筑波研究学園都市はつくば市全域を区域とする。
つくばし つくば市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 茨城県 | ||||
市町村コード | 08220-1 | ||||
法人番号 | 8000020082201 | ||||
面積 |
283.72km2 | ||||
総人口 |
259,014人 [編集] (推計人口、2024年8月1日) | ||||
人口密度 | 913人/km2 | ||||
隣接自治体 | つくばみらい市、常総市、下妻市、筑西市、桜川市、石岡市、土浦市、牛久市、龍ケ崎市 | ||||
市の木 | ケヤキ | ||||
市の花 | ホシザキユキノシタ | ||||
市の鳥 | フクロウ | ||||
つくば市役所 | |||||
市長 | 五十嵐立青 | ||||
所在地 |
〒305-8555 茨城県つくば市研究学園一丁目1番地1[注釈 1] 北緯36度05分00秒 東経140度04分35秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
特記事項 | 市制施行日:1987年11月30日 | ||||
ウィキプロジェクト |
農村が広がっていた地域であったが、1960年代から筑波研究学園都市として開発が進み、現在は日本国内最大の学術都市となっている[1]。国や県の政策により、1987年(昭和62年)に筑波郡谷田部町・大穂町・豊里町、新治郡桜村の3町1村が新設合併し、つくば市が誕生した[2]。さらに 1988年(昭和63年)に筑波郡筑波町、2002年(平成14年)に稲敷郡茎崎町を編入し、現在の市域になった。そのため、行政上の地区名として旧町村域に対応する谷田部、大穂、豊里、桜、筑波、茎崎が使用されている。
市域には多数の研究機関が立地している他、市の北端に日本百名山の筑波山を擁しており、観光地になっている[3]。また、2005年(平成17年)に首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開業し[4]、市中心部のつくば駅から東京都の秋葉原駅まで最短45分で結ばれている[5]。
市を代表する観光地である筑波山は、市北部に位置する。筑波山周辺を除き、関東平野の一部であり筑波台地や稲敷台地と呼ばれる標高20m〜標高30mの平坦な地形であり、関東ローム層に覆われている。また、つくば市の9月の標高は4月の標高より2cm低くなるが、市内にある国土地理院の研究によると、5月から8月に水田灌漑用として大量の地下水をくみ上げるためである(台地上のため地下水をくみ上げる必要がある)[6]。
平野部である市内長峰(高層気象台)にある観測点(「つくば(館野)」)における1991年(平成3年)から2020年(令和2年)の平年値によると、年平均気温は14.3°C、年間降水量は1326.0mmである。太平洋側気候に属するが、内陸性で年間の寒暖の差、一日の内の気温差が大きい。
冬は、1月から2月には最低気温が-5°Cから-8°Cくらいまで下がることもあり、1952年(昭和27年)2月5日には、最低気温-17.0°Cを観測している。また、当市を含む地方の季節風は「筑波颪」(つくばおろし)との異名があるが当市の地勢とはあまり関係がない。降雪は比較的少なく、20cmを超える積雪の年は1971年(昭和46年)以降わずか4回であり、観測史上最深積雪は27cmで1936年(昭和11年)2月5日まで遡る。
一方、夏は蒸し暑く、猛暑日になることもある。1996年(平成8年)8月15日には最高気温37.8°Cを観測した。また、山間部でも標高がそれほど高くないため平野部とは数°C程度の差であり、市内最高峰の筑波山(女体山)でもわずか877mなので避暑地にはならない。
市街地ではヒートアイランド現象が発生しており、竹園・東新井の気温が最も高く、吾妻・二の宮がこれらに次ぐ[7]。冬の早朝の測定結果によれば、竹園・東新井の気温は、郊外部に比べ4°Cも高くなっている[7]。
つくば市長峰(館野 高層気象台、標高25m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 22.2 (72) |
24.5 (76.1) |
26.6 (79.9) |
28.8 (83.8) |
34.1 (93.4) |
36.7 (98.1) |
37.3 (99.1) |
37.8 (100) |
36.9 (98.4) |
32.7 (90.9) |
25.8 (78.4) |
24.4 (75.9) |
37.8 (100) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.3 (48.7) |
10.2 (50.4) |
13.6 (56.5) |
18.7 (65.7) |
22.7 (72.9) |
25.2 (77.4) |
29.1 (84.4) |
30.6 (87.1) |
26.8 (80.2) |
21.3 (70.3) |
16.3 (61.3) |
11.5 (52.7) |
19.6 (67.3) |
日平均気温 °C (°F) | 3.1 (37.6) |
4.2 (39.6) |
7.7 (45.9) |
12.8 (55) |
17.4 (63.3) |
20.8 (69.4) |
24.6 (76.3) |
25.9 (78.6) |
22.3 (72.1) |
16.6 (61.9) |
10.5 (50.9) |
5.3 (41.5) |
14.3 (57.7) |
平均最低気温 °C (°F) | −2.8 (27) |
−1.8 (28.8) |
1.7 (35.1) |
6.9 (44.4) |
12.3 (54.1) |
16.9 (62.4) |
21.0 (69.8) |
22.1 (71.8) |
18.5 (65.3) |
12.1 (53.8) |
5.2 (41.4) |
−0.5 (31.1) |
9.3 (48.7) |
最低気温記録 °C (°F) | −14.8 (5.4) |
−17.0 (1.4) |
−11.6 (11.1) |
−6.4 (20.5) |
−2.6 (27.3) |
5.7 (42.3) |
9.8 (49.6) |
12.0 (53.6) |
5.0 (41) |
−1.4 (29.5) |
−7.8 (18) |
−11.9 (10.6) |
−17.0 (1.4) |
降水量 mm (inch) | 50.6 (1.992) |
47.1 (1.854) |
95.5 (3.76) |
109.8 (4.323) |
129.8 (5.11) |
131.8 (5.189) |
134.6 (5.299) |
118.2 (4.654) |
187.6 (7.386) |
193.5 (7.618) |
79.1 (3.114) |
48.5 (1.909) |
1,326 (52.205) |
降雪量 cm (inch) | 6 (2.4) |
5 (2) |
1 (0.4) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
1 (0.4) |
13 (5.1) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 5.1 | 6.0 | 10.5 | 11.3 | 11.5 | 12.7 | 12.1 | 8.5 | 11.7 | 11.8 | 8.2 | 5.9 | 115.2 |
平均降雪日数 (≥1 cm) | 1.3 | 1.3 | 0.3 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.2 | 3.2 |
% 湿度 | 64 | 63 | 66 | 70 | 75 | 81 | 82 | 81 | 82 | 81 | 78 | 70 | 74 |
平均月間日照時間 | 206.8 | 181.8 | 182.6 | 181.4 | 182.8 | 129.3 | 152.8 | 182.8 | 136.4 | 138.4 | 153.6 | 185.7 | 2,014.5 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1921年-現在)[8][9] |
市のシンボル的存在である筑波山にちなんだ名称である[10][11]。(「筑波」・「つくば」の語源については、「筑波山#山名の由来」を参照)
市名の命名者は当時の県知事である竹内藤男で、県内初のひらがな市名であった[11][12]。竹内は漢字表記の「筑波市」にすると筑前国・筑後国のように「筑」を「ちく」と誤読される恐れがあることや、ひらがなの方がシンプルで現代的であるとして「つくば市」を推し、合併する予定の4町村(筑波郡谷田部町・大穂町・豊里町・新治郡桜村)にもその意向が伝えられていた[13]。1987年(昭和62年)10月26日に土浦市で開かれた第1回合併協議会の2番目の議題として市名が討議され、「つくば学園市」[注釈 2]や「新つくば市」[注釈 3]などの候補も出されたが、結局「つくば市」で決着した[14]。
市内には国や大手企業の研究拠点が多数存在し、約300に及ぶ研究機関・企業と20,185人[15]の研究者を擁し、このうち日本人の博士号取得者は7,215人[15]に達する。外国からの研究者や留学生が多く、外国人登録者数は133カ国7,565人[16]に及び、総人口の約3.5%[注釈 4]を占める。研究者や大学生が数多く住んでいるため、転勤や入学・卒業に伴って毎年3月末の人口が大きく減少し、4月に元に戻る現象が発生する。2015年(平成27年)現在の人口は約23万人である。この結果、日立市を抜いて、県内2位の人口となっている。平均寿命は男性79.2歳、女性86.2歳である[17]。
2023年(令和5年)には人口増加率が2.30%となり、市区部における人口増加率が全国1位になった[18]。転入超過数では、全国14位であり、特別区及び政令指定都市を除くと、全国5位になる[19]。可住地面積が243.47 km2[注釈 5]、千人当たりの出生率が9.7‰と[注釈 6]、共に県内1位であるが、一方で未婚率も29.04%と県内1位である[注釈 7][20]。
つくば市と全国の年齢別人口分布(2005年) | つくば市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― つくば市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
つくば市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
市の中央部に位置する「センター地区」と呼ばれる地区(現在のつくば駅周辺)は、筑波研究学園都市建設の一環で1980年代につくばセンタービルを核として計画造成された市街地で同都市の中心をなし、事実上の本市の中心地でもある。
碁盤の目のような格子状の道路網の中にトナリエつくばスクエアを始めとするショッピングセンター、つくば国際会議場などの公共施設やライトオン、筑波銀行など民間企業の業務拠点が集積している。また、地中には総延長約7.4kmの共同溝が埋め込まれ、上水道管、地域冷暖房配管、廃棄物運搬用真空集塵管、電力線、電話線、ケーブルテレビ(ACCS)線などが収容され、これらの工事の際に道路を掘り返す必要がないように配慮されている。
合併により誕生した市であり、合併前の旧町村の中心をなしていた谷田部、北条などの各既成市街地はいずれも本市の中心にはならなかった。一方、市役所庁舎は長らく旧町村ごとの分散庁舎体制を取りつつもその代表的な庁舎は谷田部に置かれていたが、2010年に研究学園地区(研究学園駅周辺)の現庁舎に集約移転した。
上記中心市街地以外の周辺をつくば市では「周辺市街地」と称している。
1987年(昭和62年)11月30日に筑波郡谷田部町、大穂町、豊里町、新治郡桜村の3町1村が新設合併し、人口約11万人のつくば市が誕生。むつ市、いわき市、えびの市に次ぐ日本で4番目のひらがな表記の市となった。合併当時の桜村は人口4万人超で、単独市制は不可能であったものの、日本で一番人口の多い村であり、4町村中人口が最も多かった。市外局番も「0298」に統一した。
つくば市には、つくば市役所及び7つの窓口センターがある。詳しくはつくば市役所を参照。
つくば市は、「産業支援事業」「誘客・定住促進のための情報発信PR事業」を柱とする事業を行うため、つくばエクスプレス沿線である秋葉原に、「つくば市東京事務所」を設置していた[105]。
2022年(令和4年)度の決算で、財政基盤の強弱を示す財政力指数は1.06[106]、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は88.9%[107]、将来財政を圧迫する可能性の度合いを示す指標である将来負担比率は7.4%(県内29位)、財政の柔軟性を示す実質公債費比率は5.5%(県内31位)である[108]。
2022年(令和4年)11月現在[109]
2005年(平成17年)の国勢調査において人口が20万人を突破したことから、特例市移行を検討。2006年(平成18年)6月の定例市議会において指定申出議案を可決、同年12月に閣議決定し、2007年(平成19年)4月1日に特例市に移行した。関東地方では13番目、県内では2番目の特例市であった。2015年(平成27年)4月に特例市制度が廃止されたため、現在は「施行時特例市」となっている[110]。
2011年(平成23年)3月25日につくばモビリティロボット実験特区の認定を受け、日本で初めて搭乗型モビリティロボットの公道実験が可能になった。
つくば市の就業者のうち、第一次産業従事者は2,807人(2.5%)、第二次産業従事者は21,400人(19.3%)、第三次産業従事者は86,814人(78.2%)である(2020年10月1日現在)[20]。
また、市内総生産(名目)は1兆5,075億円で県内1位[注釈 8]、製造品出荷額は3,760億円(県内9位)[注釈 5]、商品販売額は5,906億円(県内2位)[注釈 5]、小売事業所売場面積は361,346 m2(県内2位)[注釈 9]となっている[20]。
研究学園地区以外では農業も行われており、特に筑波山麓で収穫される「北条米」は昭和初期に皇室への献上米になるなど高級米として知られる。また、畑面積の約3分の1を占める芝は日本一の作付面積(2,245ha)を誇る。近年では、摘み取り園式のブルーベリー栽培が行われるなど、新しい形の農業にも取り組んでいる。つくば市及び東京都小平市・山梨県北杜市が「日本三大ブルーベリー」の地とされる。また搾菜の栽培が行われ、有名中華料理店などに出荷されたり、たまり漬として加工されている。つくば市では、JAつくば市とJAつくば市谷田部の2つの農業協同組合が事業を展開する。
つくばエクスプレスの開通に伴い、都内や近県からの筑波山への観光客が増加している。また、市内にはパン屋が多く、2004年(平成16年)より「パンの街つくば」として振興を図っている[117]。
つくば市立中学校卒業生のうち、市内の県立高校へ進学する割合は例年3割程度である[122]。
学校名 | 設立区分 | 郵便番号 | 住所 | 開校年 |
---|---|---|---|---|
茗溪学園中学校・高等学校 | 私立 | 305-0061 | 稲荷前1番地1 | 1979年(昭和54年) |
並木中等教育学校 | 県立 | 305-0044 | 並木四丁目5番地1 | 2008年(平成20年) |
つくば市は2012年(平成24年)4月より、市内全小中学校で小中一貫教育を開始。1中学校の学区と、学区内の小学校を1つの「学園」と定めた。
学園名 | 中学校名 | 設立区分 | 郵便番号 | 住所 | 開校年 |
---|---|---|---|---|---|
大穂学園 | 大穂中学校 | 市立 | 300-3264 | 篠崎475番地 | 1976年(昭和51年) |
桜学園 | 桜中学校 | 市立 | 305-0019 | 金田1500番地(さくらの森32) | 1957年(昭和32年) |
桜並木学園 | 並木中学校 | 市立 | 305-0044 | 並木三丁目8番地 | 1979年(昭和54年) |
高崎学園 | 高崎中学校 | 市立 | 300-1245 | 高崎1730番地 | 1986年(昭和61年) |
高山学園 | 高山中学校 | 市立 | 300-2669 | 下河原崎503番地(高山) | 1952年(昭和27年) |
吾妻学園 | 吾妻中学校 | 市立 | 305-0005 | 天久保一丁目9番地1 | 1992年(平成 | 4年)
茎崎学園 | 茎崎中学校 | 市立 | 300-1255 | 小茎450番地 | 1947年(昭和22年) |
輝翔学園 | 谷田部中学校 | 市立 | 305-0861 | 谷田部6100番地 | 1961年(昭和36年) |
竹園学園 | 竹園東中学校 | 市立 | 305-0032 | 竹園三丁目11番地 | 1974年(昭和49年) |
洞峰学園 | 谷田部東中学校 | 市立 | 305-0046 | 東二丁目25番地1 | 1988年(昭和63年) |
豊里学園 | 豊里中学校 | 市立 | 300-2642 | 高野1213番地 | 1960年(昭和35年) |
虹色学園 | 研究学園中学校 | 市立 | 305-0817 | 研究学園二丁目26番地 | 2023年(令和 5年) |
翠輝学園 | みどりの南中学校 | 市立 | 305-0884 | みどりの南106番地1 | 2024年(令和6年) |
光輝学園 | 手代木中学校 | 市立 | 305-0035 | 松代五丁目10番地 | 1980年(昭和55年) |
学校名 | 設立区分 | 郵便番号 | 住所 | 開校年 |
---|---|---|---|---|
春日学園義務教育学校 | 市立 | 305-0821 | 春日二丁目47番地 | 2012年(平成24年) |
秀峰筑波義務教育学校 | 市立 | 300-4231 | 北条5073番地 | 2018年(平成30年) |
学園の森義務教育学校 | 市立 | 305-0816 | 学園の森二丁目15番地1 | 2018年(平成30年) |
みどりの学園義務教育学校 | 市立 | 305-0882 | みどりの中央12番地1 | 2018年(平成30年) |
小野川小学校を除いたつくば市立小学校は、小学校の学区が複数の中学校の学区に跨ることなく定められている。
学園名 | 小学校名 | 設立区分 | 郵便番号 | 住所 | 開校年 |
---|---|---|---|---|---|
大穂学園 | 大曽根小学校 | 市立 | 300-3253 | 大曽根2917番地 | 1890年(明治23年) |
要小学校 | 市立 | 300-2622 | 要449番地1 | 1879年(明治12年) | |
前野小学校 | 市立 | 300-3267 | 前野1367番地 | ||
吉沼小学校 | 市立 | 300-2617 | 吉沼1010番地 | ||
桜学園 | 栗原小学校 | 市立 | 305-0001 | 栗原2018番地 | 1875年(明治 | 8年)
九重小学校 | 市立 | 305-0023 | 上ノ室2126番地 | 1872年(明治 | 5年)|
栄小学校 | 市立 | 305-0013 | 金田54番地 | 1872年(明治 | 5年)|
桜並木学園 | 桜南小学校 | 市立 | 305-0043 | 大角豆789番地1 | 1876年(明治 | 9年)
並木小学校 | 市立 | 305-0044 | 並木二丁目12番地 | 1978年(昭和53年) | |
高崎学園 | 茎崎第一小学校 | 市立 | 300-1245 | 高崎2290番地 | 1886年(明治19年) |
高山学園 | 島名小学校 | 市立 | 300-2645 | 島名537番地1 | 1877年(明治10年) |
真瀬小学校 | 市立 | 300-2656 | 真瀬2103番地 | 1877年(明治10年) | |
香取台小学校 | 市立 | 300-2657 | 島名1716番地 | 2023年(令和5年) | |
吾妻学園 | 吾妻小学校 | 市立 | 305-0031 | 吾妻二丁目16番地 | 1978年(昭和53年) |
茎崎学園 | 茎崎第二小学校 | 市立 | 300-1274 | 上岩崎1076番地 | 1875年(明治 | 8年)
茎崎第三小学校 | 市立 | 300-1255 | 小茎798番地1 | 1980年(昭和55年) | |
輝翔学園 | 谷田部小学校 | 市立 | 305-0861 | 谷田部2938番地 | 1875年(明治 | 8年)
谷田部南小学校 | 市立 | 305-0867 | 境田191番地1 | 1988年(昭和63年) | |
柳橋小学校 | 市立 | 305-0842 | 柳橋360番地 | 1876年(明治 | 9年)|
竹園学園 | 竹園東小学校 | 市立 | 305-0032 | 竹園三丁目13番地 | 1974年(昭和49年) |
竹園西小学校 | 市立 | 305-0032 | 竹園二丁目19番地4 | 1990年(平成 | 2年)|
洞峰学園 | 小野川小学校 | 市立 | 305-0067 | 館野731番地 | 1878年(明治11年) |
東小学校 | 市立 | 305-0046 | 東二丁目24番地 | 1995年(平成 | 7年)|
二の宮小学校 | 市立 | 305-0051 | 二の宮四丁目11番地 | 1988年(昭和63年) | |
豊里学園 | 今鹿島小学校 | 市立 | 300-2641 | 今鹿島1762番地 | 1875年(明治 | 8年)
上郷小学校 | 市立 | 300-2645 | 上郷2499番地 | 1875年(明治 | 8年)|
沼崎小学校 | 市立 | 300-2631 | 沼崎1650番地 | 1873年(明治 | 6年)|
翠輝学園 | みどりの南小学校 | 市立 | 305-0884 | みどりの南106番地3 | 2024年(令和6年) |
光輝学園 | 葛城小学校 | 市立 | 305-0822 | 苅間689番地 | 1877年(明治10年) |
手代木南小学校 | 市立 | 305-0035 | 松代四丁目24番地 | 1979年(昭和54年) | |
松代小学校 | 市立 | 305-0035 | 松代三丁目3番地1 | 1991年(平成 | 3年)
学校名 | 設立区分 | 郵便番号 | 住所 | 開校年 |
---|---|---|---|---|
つくば特別支援学校 | 県立 | 300-3255 | 玉取2100番地 | 2007年(平成19年) |
かつては筑波鉄道筑波線が旧筑波町を通っていたが、1987年(昭和62年)3月31日の運行をもって廃止された。この路線は現在の市北東部(沼田・北条地区)を経由しており、当時の筑波駅は筑波山への交通拠点となっていたものの、一方で学園都市の中心部からは大きく離れておりアクセス手段とならなかった。現在、廃線跡はサイクリングロード(茨城県道505号桜川土浦潮来自転車道線、愛称:つくば霞ヶ浦りんりんロード)となっている。
2005年(平成17年)のつくばエクスプレス開業によって学園都市中心部に鉄道が通り、その後は沿線において「つくばスタイル」の名の下で開発が行われている。
JTB時刻表による市の代表駅はつくば駅であるが、市役所の最寄り駅は研究学園駅である。
関東鉄道・ジェイアールバス関東によりつくばエクスプレス、JR常磐線、関東鉄道常総線の各駅を結ぶ路線があるほか、筑波山登山に便利な「筑波山シャトル」や市内の研究施設を巡る「つくばサイエンスツアーバス」といった観光路線も運行されている。また、市が企画し関東鉄道が運行するコミュニティバス「つくバス」が交通不便地域をカバーしている。さらに、隣接する筑西市及び桜川市が企画し関東鉄道が運行する広域連携バスがつくば市内に乗り入れてつくバスに接続することで、茨城県西部とつくば市及びつくば経由による東京方面と茨城県西部の交通の便を確保している。主なバスターミナルはつくば駅に隣接するつくばセンターや筑波山の麓の筑波山口などである。
自転車歩行者専用道路であるペデストリアンデッキ(略称:遊歩道、ペデ)が設置されている。赤塚公園からつくばセンターを経て筑波大学に南北につながる「つくば公園通り」約5kmと、センター地区及びその周辺における約43kmがある。
つくば市は、北部の筑波山麓を除いて大部分が平野であり、1980年代ごろまでに学園都市として幹線道路整備が行われた。「日本の道100選」にも選ばれた学園東大通りを初めとして、計画的に整備された大通りが複数存在する。広範囲に分散する研究所の移動手段や通勤手段に自動車が使われることが多く、人口に対して交通量が多くなっている。2010年(平成22年)現在、1世帯あたりの自動車保有台数は1.7台である[128]。市では「自転車のまちつくば」と位置づけて、市民の積極的な自転車利用を呼びかけている。
市内中心部においては、土浦学園線および学園東大通り・学園西大通り・学園南大通り・学園北大通りの各大通りが道路網の中核を成す。それぞれ4 - 車線が確保されているが、交通量の増加、つくばエクスプレスの開通に伴い中心部では近年渋滞が目立ち始めている。このため市では「つくバス」の導入や駐車場の立体化に取り組んでいる。国道354号は2車線であるが、大規模ショッピングモール等が出店した影響で、市内有数の渋滞箇所となっている。
高速道路は、常磐自動車道(常磐道)が市の南部から東部へ走っており、谷田部IC・桜土浦ICの2つのインターチェンジが存在する。また、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が市の西部から南東部にかけて通り、常磐道を挟んで東側につくば牛久IC、西側につくば中央ICが設けられ、両道路はつくばJCTで接続している。
国際科学技術博覧会の計画策定以前の1972年(昭和47年)頃から、筑波研究学園都市と常磐線を結ぶ新交通システムが検討されていた[129](日本モノレール協会誌「モノレール」1979年(昭和54年)6月号「筑波研究学園都市の交通計画 」には、「荒川沖駅〜高エネルギー」と「土浦駅〜バスセンター」の2系統が掲載されている)。1978年(昭和53年)度予算要求において、交通需要の比較的多いと思われる筑波大学の北側から花室地区を通り土浦駅に至る14.6キロメートルのL字型部分について予算要求を行い、筑波大学附属病院から花室バスセンターに至る1.5キロメートルの区間が事業採択された(建設省の予算がついた)[130]。しかしながら、その後検討を進めるなかで採算性に問題があることが判明し、事業中止された。
なお、土浦ニューウェイ及びつくば花室トンネルは、新交通システムとしての事業中止後に道路として建設されたものであるが、将来的に交通量が増加した際に新交通システム(神戸のポートライナー、横浜の金沢シーサイドライン計画を参考に4両編成を想定[131])に転用しうるよう設計されている[129]。
県内の中でも観光入込客数が多い方であり、2022年(令和4年)度は2,746,700人が訪れた[134]。特に近年はつくばエクスプレスの開通により、東京からのアクセスが向上したため、観光客数は増加している。
つくば市は、市役所内にフィルムコミッション室(つくばフィルムコミッション)を設けて、テレビや映画の撮影誘致活動を行っている。つくば市のロケ地としての利点は、東京都心から比較的近距離であること、研究所などにデザイン的に優れた前衛的な建物があること、学術・研究都市として計画的に整備された理路整然とした街並があること、手付かずの自然があることをあげることができる。スーパー戦隊・仮面ライダーシリーズ等の特撮番組のロケ地としても有名である。また、つくば市を舞台とした作品も存在する。