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つくタクは、茨城県つくば市の乗合タクシーである。市が運行計画し、15の事業者で運行業務を行う。
つくタクの運行には乗降ポイント固定型(セミデマンド方式)を採用している[1]。すなわち特定の路線やダイヤグラムを持たないが乗降場所は定められており、利用客の予約に合わせて柔軟に運行経路・時刻を設定するという形を採っている[2]。運行時刻は平日の9時から17時までで、土休日・祝日は運行しない。
つくタクの運行に際しては、市内を5つの地区(筑波地区・桜地区・谷田部地区・茎崎地区および大穂・豊里地区)に分けており、運行範囲は基本的に地区内のみである(例外等詳しくは利用可能な範囲を参照)。
つくタクを利用する流れは以下のようになる。まず電話かFAXで予約する。予約時刻までに乗車場所に向かい、車両が来たら乗車する。他の利用客と乗合しながら目的地に向かい、予約した降車場所で降車する。なお運賃の支払いに現金は利用できず、利用者はあらかじめ購入した専用の利用券で支払う必要がある。
また、あらかじめ自宅利用登録をすることにより、自宅前からつくタクを利用することもできる。登録するにはつくば市役所で配布されている書類に必要事項を記載の上、つくば市商工会に直接申し込むか郵送する必要がある(いずれも手数料が必要)。
利用可能な範囲は原則として同一地区内であり、異なる地区を跨って利用することはできない。ただし、以下に示す7つの乗降場は共通ポイントと呼ばれ、例外的に市内全ての乗降場から行き来可能である。これら7か所の共通ポイントは2014年4月に設定された[5]。
また、各地区ごとに、地区内利用と同じ料金(300円)で行き来可能な他地区の乗降場が定められている。
桜地区および谷田部地区のうち、つくば駅周辺または研究学園駅周辺のエリアは中心地区と呼ばれ、2014年(平成26年)3月末までは中心地区内の全ての乗降場は市内の全地区から行き来可能であった。中心地区を利用する場合は地区の境界を跨ぐ毎に運賃が1000円加算されるという方式を採っていた[1]ため、中心地区内でも桜側と谷田部側のどちらを利用するかで運賃が異なる場合があった。2014年(平成26年)3月末の時点で中心地区には22の乗降場所(桜側が13、谷田部側が9)が存在した。
2014年(平成26年)4月以降はこのうち7か所の乗降場が共通ポイントとして設定され、引き続きどの地区からでも行き来できる[5]。一方残りの15か所の乗降場は同一地区内でしか行き来できなくなった[5]。
同一地区内の利用は一律300円。共通ポイントまで利用する場合は桜地区・谷田部地区からが300円、その他の地区からが1300円となっている。逆も同じ。
これまでは現金による運賃の支払いには対応しておらず、利用者は専用の利用券により支払わなければならなかったが、2022年(令和4年)10月より現金にも対応するようになった。それに替わり、利用券の購入が取扱店では2023年(令和5年)2月をもって、つくタク車内では同年3月をもって終了となった(利用券は同年4月以降も利用可能)。
セダンタイプとジャンボタクシー(ワンボックスカー[8]タイプ)の2種類が存在する。2012年12月時点の各地区における車両の内訳は以下の通り[7]。
2013年(平成25年)6月の大穂地区と豊里地区の統合に伴って豊里地区の車両1台[9]を谷田部地区に配置換えした[3]。
なお、一車両における定員(運転士を除く)はセダン型が4人、ジャンボ型が9人である[1]。
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(参考:[7])
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