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日本テレビ系列のプロ野球中継 ウィキペディアから
『DRAMATIC BASEBALL』(ドラマチックベースボール)は、2020年から日本テレビやその系列各局、および日テレジータス・BS日テレ・日テレNEWS24で放送されている、読売ジャイアンツと千葉ロッテマリーンズ主催ゲームのプロ野球中継タイトル。
本項では、日本テレビ系列で放送されているプロ野球中継(地上波・日テレジータス・BS日テレで行われている主に巨人戦の中継)について説明する。2012年度から2014年度まで系列の衛星チャンネルである日テレプラスで放送されていた別タイトルの中継に関しては「日テレプラス プロ野球中継 HAWKS Perfect Live」(2012年のみ)及び「日テレプラス プロ野球中継 楽天イーグルス HEAT! LIVE」(2013年から2014年まで)を参照。
日本テレビにおけるプロ野球中継は、開局翌日(1953年8月29日)に後楽園球場で行われた巨人対大阪タイガース(のちの阪神)のナイターを『スイートナイター』のタイトルで放送したのが始まりである。以来、基本的に巨人の主催試合[1] のみで、その約9割を同局の制作により独占的に中継している。なお、後に日本テレビは巨人主管試合において読売新聞社、系列スポーツ紙スポーツ報知(報知新聞社)[2] とともに「主催」にクレジットされている[3]。
この他、ビジターゲームでも阪神タイガース戦(読売テレビ制作)、広島東洋カープ戦(広島テレビ制作))を年間10試合前後を放送する他、不定期でパリーグの主催試合も中継する。
系列局でも日本テレビと同じタイトルを使用しているが、一部系列局では日本テレビとは異なるタイトルを使用している局もある(詳しくは#系列局の放送を参照)。
2002年度からは、地上波全国放送に限り、リアルタイム字幕放送を実施している(2005年度からはほぼ全試合に拡大)。また、日テレジータスの一部の中継を除きハイビジョン制作を行っており、地上デジタル放送とBS日テレでは5.1chサラウンド放送、およびデータ放送を実施している(一部地方球場開催分と、地方局のローカル中継を除く)。
2007年から、地上波全国放送は「リーグ開幕戦(開幕戦が前年度Bクラスによりビジターで開幕するときは、東京ドームで行われる主管試合の開幕カード)」や週末に開催するデーゲームなど20試合前後[4] に絞っており、多くの試合はBS・CS、インターネット放送の「ジャイアンツライブストリーム」・「Hulu」に重きを置いているが、2014年からは地上波でデーゲーム中継があっても、全国ネットとはしないで、関東ローカル[5] とする試合もある[6]。
2010年度からは日テレジータスのハイビジョン放送開始に伴い画面比が16:9の「ワイドサイズ」に統一され、地上アナログ放送や日テレジータスの標準画質放送では全試合レターボックス化された。ハイビジョン放送自体は2004年シーズンから行われていた。なお、放送対象地域内に本拠地の球場を持つ球団がある系列局では、巨人のホームゲームに代えて、地元球団のホームゲームの中継に差し替えたり二元中継にしたりすることが多い(「系列局等の放送」も参照のこと)[7][8]。ネットワークセールス枠の通常番組を差し替えるには、日本テレビ(番組編成によっては読売テレビまたは中京テレビも)や各番組のスポンサーとの調整を要するため、ローカル中継については、巨人戦全国ネットの差し替えとデーゲームを中心とする局と、広島テレビの様に恒常的にゴールデンタイムのネットワークセールス番組の差し替えを行う局とに対応が分かれる[9]。ただし、2015年より金曜19時台がローカルセールスに移行したため、金曜の通常番組を差し替えるケースが増えている(主に札幌テレビと広島テレビに多い)。差し替え中継が早く終了した場合は途中飛び乗りで巨人戦全国ネットの中継を放送する場合がある(但し、リアルタイム字幕放送・連動データ放送・副音声放送は非対応の場合がある)。
毎年8月中旬から下旬頃に行われる巨人のホームゲームでは、8月28日が日本テレビの開局記念日であることを祝して「開局記念ナイター」というサブタイトルを冠して開催している(同日か、その直前のホームゲームがそれに充てられる。2009年は行われなかった)。
なお、2000年までは『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』の放送日と重なった場合は『24時間テレビナイター』として行われ、実況アナウンサーや解説者は『24時間テレビ』のオリジナルTシャツを着用して中継に臨んでいた(日曜の場合は『24時間テレビ』が早く終了する。同番組の当該項目も参照のこと)。BS日テレや日テレジータスでも放送されないが、2007年度と2011年度は対ヤクルト戦が、2021年度は対DeNA戦が、BS日テレで何れも放送された。
また、国政選挙(衆議院・参議院)の投開票日と重なった場合は『選挙&ナイター』として、L字型画面の外側に各政党・政治団体の獲得議席数や当選者の情報を表示している。ただし、出口調査の速報を伝えるために20時に一旦中継を中断するのみに留まることもある。
なお、CS放送では、日テレジータスの巨人主管試合中継とは別に、2012年公式戦より、日テレプラス ドラマ・アニメ・スポーツにて福岡ソフトバンクホークス主管試合をJ SPORTSから移管する形で全試合放送し、日テレ系CSでは2つのチャンネルでプロ野球中継が行われることになった。2013年から2014年までは東北楽天ゴールデンイーグルス主管試合の放送をしていた。2018年シーズンからは日テレNEWS24により千葉ロッテマリーンズ主催全試合を中継することになった。
2023年8月現在。なお、以下は全て日本時間である。
時間帯 | 放送局 | 放送時間 | 中継の延長 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ナイター | 地上波 (日本テレビ系列局) | 19:00 - 21:00 | 原則なし[10](開幕戦・クライマックスシリーズ・日本選手権シリーズの中継を除く) | 日本テレビ以外の局では平日の全国ニュース終了後の18:15から中継を開始する局がある。 2022年度より火・水・木の20:54ミニ番組が廃止され、20時台番組が21:00まで拡大(および直前番組との接続はステブレレスに変更)されたため、火・水・木が21:00終了に変更されたが、一部地域では19:54のミニ番組枠を行使するため20:54に終了する。 |
BS日テレ | 18:00 - 20:54 | 最大126分(2020年度から)[11] | 地方球場での巨人主管試合開催で雨天中止となった場合は通常番組を放送[12]、 地上波でナイターを放送する日は2011年度から一部を除き「トップ&リレー」を開催(詳細後述)。18:30の試合開始日は放送時間が30分、19:00の試合開始日は放送時間が1時間、それぞれ繰り下がる。 2014年度からは、20:53を過ぎて試合が続いている場合、最大23:00まで142chで中継する[13]。2018年は同条件で、ロッテ主催も放送する日があった(ロッテ球団製作 日テレNEWS24と同内容) | |
18:00 - 19:00 | 無し | トップ中継。該当試合が地上波全国ネットの場合。 | ||
20:52 - 21:00 | 最大128分 | リレー中継。該当試合が地上波全国ネットの場合。 | ||
日テレジータス | 17:30 - 21:45 (巨人ビジターゲーム)17:45 - 21:45 (再放送)23:00 - 翌3:00 または 翌1:30 - 5:30 (週末のロードレース世界選手権中継放送時など) | 試合終了まで | 後者は撮って出し放送[14]。また地方の屋外球場での巨人主管試合が雨天中止となった場合は後述にある過去の巨人戦名勝負を取り上げた番組を編成する。18:30の試合開始時は30分、19:00の試合開始日は1時間、それぞれ生放送・リピート放送共、放送時間が繰り下がる。なお、2012年と2013年の『日本シリーズ』(東京ドーム)は、リピート放送を行わなかった。 2023年の東京ドーム巨人主催試合開催時は、EPG上は17:30 - 17:45まで、「プレゲームショー」を内包する形となる。 | |
日テレNEWS24 | ロッテ主催試合開催日の18:00 - 22:15 | 2018年より 編成の都合上生放送できない試合日がある。その場合、翌日未明1時30分から5時30分を基本として録画中継する。生放送はスカチャンで迂回放送する | ||
デーゲーム | 地上波 (日本テレビ系列局) | 14:55 - 16:50 (月曜 - 金曜) 15:00 - 17:00 (土曜日) 14:15 - 15:55 15:15 - 16:55 (日曜日) | 原則としてなし | 局によっては試合開始時間に合わせて15:00前から中継開始。 日曜日にシーズン開幕3戦目の全国ネット中継や関東ローカルまたは一部地域ネットで放送される試合に限り最大30分の延長オプションを設定する場合がある。 月曜 - 金曜に『news every.』の17時台のネットを行っている局に限り継続放送を行うことがある。 全国ネット中継は2014年以降は、原則として開幕第2戦・第3戦・阪神対巨人(読売テレビ制作)・クライマックスシリーズのみとなっている。 |
BS日テレ | 13:00 - 15:54 14:00 - 16:54 | 最大126分(2020年度から) | 2020年度からは15:53または16:53を過ぎて試合が続いている場合、最大18:00(13時開始)または19:00(14時開始)まで142chで中継する。 | |
日テレジータス | 12:30 - 16:45 13:30 - 17:45 19:00 - 23:00 | 試合終了まで | 後者は撮って出し放送[14] | |
日テレNEWS24 | ロッテ主催試合開催日の試合開始15分前より4時間15分枠で放送 | 2018年より 編成の都合上生放送できない試合日がある。その場合、翌日未明1時30分から5時30分を基本として録画中継する。生放送はスカチャンで迂回放送する |
放送対象地域 | 放送局 | 担当球団 | 担当曜日 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | 日本テレビ[25](NTV) | 読売ジャイアンツ 千葉ロッテマリーンズ | 全曜日 |
北海道 | 札幌テレビ(STV) | 北海道日本ハムファイターズ | 全曜日 |
宮城県 | ミヤギテレビ(MMT) | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 全曜日 |
中京広域圏 | 中京テレビ(CTV) | 中日ドラゴンズ(ビジターゲームのみ) | 日本テレビ系列での中継日 |
近畿広域圏 | 読売テレビ(ytv) | 阪神タイガース オリックス・バファローズ | 月曜日 - 火曜日・木曜日 - 土曜日(火曜日は一時期放映権を手放していたが、2010年度から再開[26])水曜日・日曜日はビジターゲームのみ[27] |
広島県 | 広島テレビ(HTV) | 広島東洋カープ | 全曜日[28](土曜日・日曜日のみデーゲーム) |
福岡県 | 福岡放送(FBS) | 福岡ソフトバンクホークス | 全曜日 |
下記におけるトップ&リレー中継はBS日テレ・日テレジータスと同内容を放送している。かつてはトップ&リレー中継の時間中はネット局が自社仕様のスコア表示を使用していたこともあったが、のちにトップ&リレー中継も日本テレビ仕様のスコア表示を使用するようになった(時期不明)。日本テレビ以外の局が通常番組編成の日にローカル中継を行った場合、ネットスポンサーは原則として野球中継に組み込まれるが、番組の内容やスポンサーの意向によっては振替放送に組み込まれることがある。いずれの場合も事前に番組スポンサー・広告代理店との調整や、日本テレビ(番組によっては読売テレビ・中京テレビも)の許可を受ける必要がある。差し替え対象となった番組は別日に振替放送される。
東京ドームでの巨人主催試合を、平日ナイターは全国ネットで、週末デーゲーム(但し、他競技の中継を優先する等、編成の都合で放送されない試合がある)は関東地方の球団およびオリックス戦を関東ローカルで、オリックス以外の地方球団は地元局との2局ネット(稀に個別の番販購入によりネット局が増加する場合もある)で各々放送する。
ビジターゲームでは、読売テレビ制作の対阪神戦を全国ネット(年度によってはナイター〈水曜・日曜を除く〉または土曜デーゲームのどちらか)で、広島テレビ制作の対広島戦の週末デーゲームを広島テレビとの2局ネット(年度によっては個別の番販購入によりネット局が増加する場合もある)で各々放送する(何れも年度によっては放送が無い場合がある)。
2004年までは、巨人戦のほぼ全てを地上波全国ネットで生中継していたが、2005年と2006年は優勝の可能性が消滅した後の消化試合の生中継をBS日テレ・日テレジータスで放送し、地上波では2005年のみ録画中継を当日深夜に全国ネットで放送した。
その後はゴールデンタイムのレギュラー番組を優先する編成方針から、2007年と2008年には一部試合が、2009年以後は、ほぼ全ての試合がBS日テレ・日テレジータスに移行したため、それ以降の巨人戦の地上波全国ネット中継は東京ドーム主催試合の一部(主管開幕カードは必ず含まれる。東日本大震災の特例で4月12日開幕が宇部ユーピーアールスタジアムでの主管となった2011年も該当)とビジターゲームの対阪神戦(読売テレビ制作)、クライマックスシリーズ(巨人が出場かつ東京ドームで開催する試合のみ)と日本シリーズのみに限られており、巨人主催試合の全国ネット中継は年7試合前後となっている。
2023年9月9日の巨人対中日、23日の巨人対広島のデーゲーム2試合を15:00 - 17:00に中継を行った後、17:00 - 17:30にニュース番組とプロ野球中継のマルチ中継を行った。前者をメインチャンネルで、後者をサブチャンネルで放送した。
2006年以降は巨人戦ナイターを阪神戦(ホーム・ビジター問わず)に差し替えたり、日本テレビ系列で通常番組が編成する日に関西ローカルで放送する場合は、平日は夕方のローカル報道番組『かんさい情報ネットten.』内で数分間中継を挿入している。
2017年までは巨人戦の差し替えを除き、関西ローカルでの差し替え中継は他の系列局と比べて非常に少なく、深夜の録画中継が中心だったが(かつては『トラトラナイター』というタイトルが付いていた)、2018年以降は通常番組を被せる形での差し替え中継を実施している。
かつては後述する広島テレビと同様に、『ニューススクランブル』を17時台に前倒した上で、18時16分から先行中継を開始していた。また、松井秀喜が巨人に在籍した時期には松井が打席に立っている間のみ一旦巨人戦の中継に切り替えたことがあった。
2020年以降の中継では、副音声向けの放送を、「ytvあすリートチャンネル」からのインターネット向け動画配信と連動させている。「あすリートチャンネル」では、中継対象カードの試合開始から試合終了まで、副音声動画のライブ配信を独自に実施。野球関連のYouTuberとして名高い「トクサン」(徳田正憲)や、「トクサンTV」(野球に特化したYouTubeチャンネル)を徳田などと共同で立ち上げた「アニキ」(元・読売テレビプロデューサーの平山勝雄)を、副音声放送と共通のゲストとして随時迎えている。
2021年9月11日には2018年4月28日以来となるビジターゲームの対広島戦を自社制作で放送。この試合は平日朝のローカル情報番組『朝生ワイド す・またん!』とのコラボ企画を実施したが、主音声では「す・またん」出演者(解説:掛布雅之、進行:立田恭三・虎谷温子、ゲスト:森たけし・野村明大、現地リポーター:大野晃佳)が読売テレビのスタジオから、副音声では通常の実況・解説(解説:川藤幸三・実況:平松翔馬)でマツダスタジアムから各々出演するという特殊な中継体制となった(広島テレビとJ SPORTSでは解説:山本浩二・石原慶幸、実況:森拓磨、リポート:澤村優輝)。
後述の通り、2020年以降に阪神対巨人戦を地上波全国ネット・BS日テレ(ナイター開催はトップ&リレー中継、デーゲーム開催は完全生中継)・日テレジータスで放送する際、ナイター開催・デーゲーム開催で放送体制が異なる日がある。この場合、2020年8月6日以降のナイター開催では解説者は地上波と衛星波で同じとなる一方、実況アナウンサーのみ地上波全国ネットが始まる19時を境に入れ替える形式(地上波中継開始以降は地上波同時放送となるため、実質上はトップ中継となる)となる一方で、2021年6月19日以降のデーゲーム開催ではメイン映像・スコア表示等は地上波と衛星波で共有するが、実況・解説は地上波と衛星波で各々異なる形態となる(この場合、衛星波向けの中継には両チームのベンチリポーターは出演せず、実況アナウンサーが選手の談話を紹介する)。
ビジターゲームは、対広島戦は2011年まで、広島テレビで巨人戦差し替えがあっても読売テレビでは放送されない年が多かった(火曜日・土曜日はテレビ大阪、それ以外はサンテレビが放送する場合が多いため)[29] が、2012年は5月に1試合実施(新潟で開催・広島テレビでは2試合放送したが、関西地区では1試合はテレビ大阪で放送)だが、実況・解説・一部映像を自社で差し替えて中継した。2013年も同様に自社の実況差し替えを2試合実施したが、2014年は実施しなかった(逆に阪神主催では広島テレビが1試合ネット受け、1試合自社実況差し替えを実施)。オリックス・バファローズ戦に関しては系列局に対して技術協力しているが、2015年は久々に自社での録画中継を実施した(ミヤギテレビは別実況で生放送)。
2012年以降は、対巨人戦[30]・対広島戦や交流戦を含めたビジターゲームの中継も行うことがあり、日本テレビでの放送が途絶えているヤクルト・DeNA主催の阪神戦も個別契約で自社乗り込みにより放送する。2018年6月16日(土曜日)には交流戦の対楽天戦を放送したが、球団制作映像を利用せず、自社で中継車と制作要員を派遣して独自映像を制作した[31]。
オリックス主催試合についても、年度により1〜2試合程度深夜に録画中継を行うことがあるが、対阪神の交流戦については両本拠地で4試合または6試合開催だった時期に阪神主催分を放送したのみだった(オリックス主催では合併前の近鉄・阪急→オリックスとの関係から朝日放送テレビ・関西テレビ・サンテレビでの放送が多い)。
一時期は甲子園球場で開催されるオープン戦の巨人戦も毎年1試合中継していた。
1968年から1970年には、中国放送発TBS系列または、広島テレビ(当時はクロスネット局だった)発フジテレビ系列との並列中継という形で広島主催の対巨人戦を制作したことがあった。
2022年のセントラル・リーグクライマックスシリーズでは、阪神がレギュラーシーズン3位・DeNAが2位で進出したファーストステージ(横浜スタジアムでのデーゲームで全試合14:00から開始)が10月10日(日曜日)の第2戦で決着せず、翌11日(月曜日・スポーツの日)に第3戦が発生した。読売テレビでは第3戦の地上波向けテレビ放送権を保有する一方で、平日の当該時間帯に『ミヤネ屋』(大阪市内の本社スタジオで制作している全国ネット向けの生放送番組)をレギュラーで編成していることから、地上デジタル放送への移行後初めてレギュラー番組とプロ野球中継のマルチ編成を実施。13:55 ‐ 17:53の時間帯に、自社制作による生放送のレギュラー番組(15:50までは『ミヤネ屋』→以降は関西ローカル番組の『かんさい情報ネットten.』)をメインチャンネル、ファーストステージ第3戦の関西ローカル向け中継(実況:平松、解説:赤星憲広、スペシャルゲスト:福留孝介)をサブチャンネルで放送した。ちなみに、第3戦が17:53以降も続いていればサブチャンネルでの中継を延長することを予定していた[32] が、実際には17:19に試合が終了。さらに、阪神はこの試合での勝利によってファーストステージを突破している。
2023年のセントラル・リーグクライマックスシリーズでは、阪神がリーグ優勝チーム・広島がレギュラーシーズン3位(DeNAとのファーストステージを突破した)チームとして臨んでいたファイナルステージから、第3戦(阪神甲子園球場での阪神対広島ナイトゲーム)を、18:15から広島テレビ放送と同時ネットで近畿地方・広島県向けに生中継。両局とも、基本の中継枠を21:00までに設定していながら、「本来は『金曜ロードショー』(全国ネット番組)の同時ネットを予定していた21:00以降も、同番組を後日の放送に振り替えたうえで、中継を22:54まで延長する」という異例の措置を講じていた(詳細後述)。なお、阪神はこの試合の勝利によるクライマックスシリーズの突破を経て、オリックス・バファローズとの日本シリーズを制覇している。
2024年のセントラル・リーグクライマックスシリーズでは、阪神がレギュラーシーズン2位・DeNAが3位で進出したファーストステージから第2戦(甲子園球場の阪神対DeNAデーゲーム)を関西ローカル向けに中継。この試合は10月13日(日曜日)の14:01に始まったが、読売テレビでは『そこまで言って委員会NP』(自社制作によるレギュラーの収録番組)の放送を優先する関係で、前述した2022年のファーストステージ第3戦と同様のマルチ編成を実施。『そこまで言って委員会』を放送中の13:30 - 15:00にはサブチャンネル、15:00 - 17:30にはメインチャンネル、17:30以降は『笑点』(日本テレビ制作の全国ネット番組)をメインチャンネルで放送しながら試合終了(17:36)の直後までサブチャンネルで中継を放送した。ちなみに、阪神は第1戦からの2連敗によってファーストステージで敗退。一方のDeNAは、巨人(リーグ優勝チーム)とのファイナルステージ(地上波テレビでは第2戦以外の全試合を日本テレビ系列で中継)を突破したばかりか、ソフトバンク(パシフィック・リーグ優勝チーム)との日本シリーズも制している。
ナイターの地上波全国ネット放送が対中日戦に限り、平日のローカルニュース番組『キャッチ!』を短縮して18時18分から「トップナイター」として先行放送を行う。その場合、川又米利が解説者だった時代は川又が解説を務めることが多かった。また、かつては対広島のビジターゲーム(オープン戦を含む)で広島テレビと共同制作で放送することがあり、その際には解説者やベンチリポートのアナウンサーを派遣していた。
2014年はネット受けしなかったものの、デーゲーム1試合で広島テレビへベンチリポート派遣を実施した。
2016年7月18日の同カードは広島テレビとは別に独自に実況・解説を用意して中日応援実況を行った(解説:立浪和義・井上一樹、実況:吉田太一)が、スコア表示については広島テレビ仕様をそのままを使用した(過去のJ SPORTS向けと同様、広島テレビの自社向け企画・告知のみ消去した映像を使用し、独自に右上のアイキャッチを挿入)。これ以降も広島テレビの中継時には年1回程度同様の自社実況差し替えを実施することがあったが、2020年は日程の関係で実例がなく、2021年は開幕カード2試合(3月26・28日)がプロデューサー・ベンチリポートのアナウンサー、解説者(立浪和義・岩瀬仁紀)を派遣の上での同時ネットとなり、広島テレビはこれに配慮してプレゼント企画を両地域の視聴者に対応したものとして、オープニングも「完全カープ主義」のオープニングキャッチを省略する対応を取った(3月28日は広島テレビが13:00から、中京テレビが15:00からのため飛び乗り以降両地域に対応)[33]。
かつては、日本ハム対中日(後楽園球場→東京ドーム。東京ケーブルネットワーク協力)や春季キャンプ地で開催のビジター扱いのオープン戦や、ナゴヤ球場で開催されたパ・リーグの試合(主に近鉄主催ゲーム)を自社製作した事があった(後者は読売テレビ主管となる場合もあった)。また、地上波の全国中継が削減されて以後(2007年以後)、BS日テレ製作(実質裏送り)の中継をトップナイターとして放送した試合がある(19時まで。それ以後はネット協定のため中継せず)。
日曜日の巨人戦がBS日テレ等で中継される場合、『スポーツスタジアム☆魂』の放送開始を前倒しして、同番組に内包して中継することが稀にあるが、出演者はBSと同一であった。2016年5月8日の同カードでは独自に実況・解説を用意して中日応援実況を行った(解説:井上、実況:吉田)。
2021年4月20日(火曜日)には対DeNA戦(横浜スタジアム)で久々にビジターの地元系列局での放送時以外のビジターゲーム独自中継(全国ネット中継の『巨人対阪神』の差し替え中継)を実施した(解説:立浪和義、岩瀬仁紀、実況:濱田隼平、リポーター:岡田健太郎)が、現地からではなく名古屋からのオフチューブ中継[34][35] となった[36]。映像についてはDeNA球団・TBSアクト制作の映像をメインに使用し、番組名・テーマ曲・ハイライトの回数表示のCGは日本テレビと同一とした。スコア表示は日本テレビ系列準拠のデザインを用意したが、恒常的に制作・中継を行っている札幌テレビ・ミヤギテレビ・読売テレビ・広島テレビ・福岡放送とは異なり、全体的に動画が簡略化され、対戦表示に先発・2番手など投手の順番や投手・打者の左右の区別がない点(左右については6月30日に追加)、ランニングスコアに次の回の打者3人の名前と顔写真が出ない点、フォントや文字サイズが異なる点など完全に基本仕様が統一できなかった特徴がみられた。なお、同年6月30日の同カード(神宮球場)も名古屋からのオフチューブで放送した(解説:立浪和義・岩瀬仁紀、実況:濱田隼平。全国ネットの『巨人対広島』の差し替え中継)。
1975年にテレビ新広島が開局するまでは、当時のネット編成に応じて曜日ごとに日テレ系(クロスネット末期は主に水・土曜)、フジテレビ系(クロスネット末期は主に火・木曜)にネットラインを切り替えていた。
1980年代から、巨人戦のナイトゲームを広島のゲーム(主にホームゲーム)に差し替えたり、日本テレビ系列で通常番組が編成されている日にローカルで放送する場合は、平日はローカル情報番組『テレビ派』を17時台のみに縮小し、18時15分放送開始となる。また放送枠内で試合が終了していない場合は後続の「広テレNews」も差し替えて中継を行う。2007年度より観客席カメラ以外の映像がハイビジョン化し、2009年度のマツダスタジアムへの本拠地移転後から完全ハイビジョン化した。ただし、呉市営二河野球場・広島県立びんご運動公園野球場・みよし運動公園野球場などの地方球場では16:9の「ワイドサイズ」であっても標準画質となっている時期があったが、2011年のデジタル化完全移行後の2012年より、地方戦(呉、尾道、三次、新潟〔2009年はテレビ新潟技術協力のクレジットがあったが、2012年は新潟放送(TBS系列)が勧進元だったためかクレジットなし〕)も順次HD化された。
逆に2018年以降は、平日に東京ドームで行われる対巨人戦ナイトゲームのうち、BS日テレ・日テレジータスで中継のあるカードについて『テレビ派』18時台の枠の差し替えのみを中継に充てたり、可能な場合は19時・20時台の番組も差し替えて中継する事例が見られるようになった(日本テレビ制作分をそのままネット受けし、実況差し替え等はないが、右上のアイキャッチは独自に差し替える場合あり)。
対巨人戦以外の試合はJ SPORTSの『J SPORTS STADIUM』へ配信する(地上波開始前・終了後も裏送りで放送)。稀に、J SPORTS側が独自又は広島テレビ解説者・アナウンサーから別出演者を立ててJ SPORTS向けの中継を二重製作する場合がある(星野仙一、新井貴浩が出演した試合が該当)。
2012年まで、広島が関与するオープン戦や交流戦のパ・リーグ主催試合はダイエー〜ソフトバンク主催のネット受けのみ実績があった。
2013年は日本ハム戦を札幌テレビとの間で広島主催と相互にネットする(広島テレビ制作中継には札幌テレビから西崎幸広と岡崎和久アナウンサーを派遣。札幌テレビ制作分は広島テレビから池谷公二郎と長野正実アナウンサーを派遣)予定だったが、広島主催は雨天中止となった復活開催分は広島テレビ・札幌テレビが放映権を返上し、J SPORTS単独で放送)。翌2014年6月21日の同カードで札幌テレビから西崎と神谷誠アナウンサーが派遣され、1年越しで相互ネットが実現した。2015年も相互ネットを実施した。
2013年9月29日は、この年限りで引退する前田智徳の一軍登録にあわせてBS日テレの中継をそのまま放送した(ゴルフ中継の放送のため飛び降り、飛び乗りもあり)。
対巨人戦の中継では、2005年までは日本テレビ系列全国ネットで放送されることがあった[37]。2006年以降の平日ナイターは広島テレビのみの放送となったが、2008年からは週末デーゲーム1試合が日本テレビ(2018年から2020年にかけては放送なし)でも放送されるようになり、2015年5月5日・2017年9月23日は山口放送・日本海テレビ、2016年4月3日は四国放送でも何れも同時ネットで放送された。但し、西日本放送・南海放送・高知放送では何れの試合も同時ネットあるいは深夜の録画中継のいずれの形式でも放送されなかった[38][39]。ただし、BS日テレ(2017年以降)・日テレジータスでは地上波との同時ネットで放送したため、実質上は視聴ができた。
1980〜1990年代初期までは、年度により巨人戦以外でも開幕カード等のデーゲームを、日本テレビ系列全国ネットまたは日本テレビ・対戦相手地元局を含む一部系列局ネットで放送したことがあったが、巨人戦と異なり広島テレビ主管制作で、スコア表示・提供クレジットも広島テレビ仕様を使用していた。
2014・2015年はオリックス主催ゲームをほっともっとフィールド神戸・京セラドーム大阪に乗り込み自社制作を実施した(読売テレビが協力していたかクレジットがないため不明。球団制作映像をメインに使用し、一部独自映像を挿入)。ただし、広島主催の対阪神戦は、ナイター時は広島テレビがローカル中継を編成していても(巨人戦差し替えを含む)テレビ大阪やサンテレビが自社制作を行う場合が多い。一方デーゲームでは散発的に読売テレビが実況差し替えで中継することがある[40]。逆に阪神主催では1980〜90年代のゴールデンタイムと[41]、2013年からは自社乗り込みでの実況差し替えを実施することが多いが[42]、副音声・連動データ放送も含めてネット受けで放送することもあり、この場合も広島テレビからも解説者とアナウンサーを派遣していた。
2018年から2020年にかけて、対阪神戦ビジターゲームの放送を1試合も行わなかった。
2021年4月15日には、2017年4月15日以来となる対阪神戦ビジターゲーム(地上波全国ネットで放送の『巨人対中日』の差し替え)の生中継を放送した。同日は読売テレビからのネット受けとなったが(字幕放送・QUOカード総額10万円プレゼント案内の連動データ放送は相互ネットとなる19:00以降のみ。4月28日の広島対DeNA戦内野席観戦チケットペア1組のプレゼントも広島テレビで独自に実施)[46]、同局では他系列局への同時ネットの有無を問わず18時台にトップナイターの編成を行っていない(先述)ため、18:15 - 19:00については完全に読売テレビからの裏送りとなった。
2022年5月10日(火曜日)の対阪神戦ビジターゲームは、読売テレビが関西ローカルでの放送(解説:川藤幸三・赤星憲広、実況:平松翔馬)を予定しているが、同年は広島テレビにおいてホームゲームでの火曜ナイターの中継と、それに伴う通常番組(ヒューマングルメンタリー オモウマい店・踊る!さんま御殿!!)の後日振り替えが増加している[47] ことによる差し替え回数の調整と、NHK BS1の並列放送(解説:今中慎二、実況:伊藤慶太)が予定されていることを考慮し、読売テレビからのネット受け、広島テレビのアナウンサー・解説者による実況への差し替えのいずれの形式でも放送を見送り、前記2番組を通常通り放送した[48]。
2015年からは、ローカル放送時に限り『広テレ!完全カープ主義』のキャッチフレーズを掲げ、『完全カープ主義』のオープニングキャッチの後で全国中継と同じオープニングが流れ、中継内で『鯉党応援スタジアム』(2013 - 2017年)→『完全カープ主義 鯉党VOICE』(2018年)で視聴者からの応援メッセージ(観戦チケットなどの抽選プレゼントあり)を受け付け、画面にも表示していたが、ビジターの地元局への同時ネットがある場合はネット局に配慮して『完全カープ主義』のオープニングキャッチを省略し、応援メッセージ企画も実施しなかった(ビジター側系列局が別制作した場合を除く)。2019年からは応援メッセージ企画を休止しているが、電話受付による観戦チケットや物品などの抽選プレゼント企画は継続している。
同年9月13日には、久々にウエスタン・リーグ公式戦の録画中継を行った[51]。広島2軍がファーム日本選手権に進出した場合、この試合も中継する予定が同番組中で告知されたが、優勝を逃したため実現しなかった。翌2017年も数試合ウエスタン・リーグの生中継を実施し、同年はファーム日本選手権に進出したため、J SPORTSからの映像提供により独自の実況(広島テレビのスタジオからオフチューブ。途中で顔出しあり)で生中継したが、スコア表示はJ SPORTSのものをそのまま使用した。なお、開催地の宮崎県では、宮崎放送(TBS系列)がJ SPORTS制作中継をそのまま放送した。
2016年6月11・12日には、対楽天戦で11日はミヤギテレビとの同時ネットを実施し、広島テレビが制作協力で参加、翌12日は同局の制作協力による自社制作(解説:野村謙二郎、実況:宮脇靖知)で放送し、主催ゲームと同様「鯉党応援スタジアム」も実施した[52]。2017年には楽天主催の1試合を球団制作映像の利用とミヤギテレビ制作協力で放送(宮城県では東北放送で放送)。2018年6月10日(日曜)の広島主催での同カードは広島テレビ・J SPORTS(広島テレビではアルパークの冠スポンサー番組として放送。解説:池谷公二郎、野村謙二郎、実況:森拓磨、リポート:宮脇靖知)とミヤギテレビ(解説:笘篠賢治、実況:外賀幸一)が別制作で中継した。
2012年 - 2014年には年1回ほど、広島テレビで放送される広島主催ゲームのうち1試合を、開局50周年を記念して開始した「“平和へのひと筆”プロジェクト Piece for Peace HIROSHIMA」とのタイアップ企画を織り込んだ「Piece for Peace GAME」としてスポンサードしていた。この際には球場内でもイベントを実施する他、前座で特別番組を放送したり、中継内でも特別企画を盛り込んでいた。
放送権を持っているにも関わらず、当日に全国ネットのゴルフ中継が編成され、野球中継が細切れの2部編成となるケースがあった。地上波での中継が中断となっている間はJ SPORTSへの裏送りのみ配信となっていたが、2016年5月8日は公式動画配信サイト「広テレ!みんさいと」にて同時無料配信が行われるため、有料放送に加入していない視聴者や放送エリア外の視聴者も無料で中継を見ることができる。この試合以降、公式動画配信サイトでの並列中継の事例は無かったが、2020年11月7日の対阪神戦では石原慶幸(翌年から広島テレビ・日本テレビ野球解説者に転身し、2023年にコーチとして広島に復帰)の引退セレモニー枠を試合終了後から『広島テレビオンデマンド』で同時配信した。また、2023年にはクライマックスシリーズでの地上波中継を公式YouTube上で同時配信(IPサイマル放送)した[53]。
関東圏で開催のビジターゲーム(主に対DeNA戦が中心だが、年度により対ロッテ戦も放送。2022年は初めて対西武戦も放送)でも、前述のオリックス戦同様に球団公式映像を利用する形で現地乗り込みまたは広島からのオフチューブでの自社制作を行っているが(乗り込み時はベンチリポートのアナウンサーも派遣。オフチューブ時はリポーターの有無が随時異なる)[54]、対ヤクルト戦は2023年に開幕カードで初めて放送した(日テレ・テクニカル・リソーシズ〈NiTRo〉が制作協力)。
2018年以降、21:00以降にまたがる長時間特別番組を野球中継に差し替える際には、差し替えが原則として21:00までに限られるため、21:00(番組内容によっては少し早め)から飛び乗りで特別番組を放送した後、改めて土曜または日曜の午後に完全版を放送している。また、この場合はビジターの地元系列局とのネット(実況の別制作を含む)を行わないカード(ビジター側の他系列局及び独立局の別制作や、対巨人戦のBS日テレ・日テレジータスへのネットは実例あり)を選択している。
ナイターでは巨人戦差し替え・通常番組差し替え共実施する他、『めんたいワイド』の18時台の放送を休止して18時15分より生中継を行っており、一部デーゲームは長崎国際テレビ・熊本県民テレビ・テレビ大分・テレビ宮崎・鹿児島読売テレビにも同時ネット(ネット局では延長なし)で放送される。交流戦では対巨人(日本テレビ制作のBS日テレおよび日テレジータス向け)・対広島(広島テレビ制作・福岡放送制作協力)・対阪神(読売テレビ制作・福岡放送制作協力)のビジターゲームを放送する場合がある。ローカル中継において、在福他局はベンチサイドレポーターをホークス側にしか置かないことが多いが、福岡放送では一部を除き、ビジターチームの地元テレビ局(ロッテなら日本テレビ)のアナウンサーをビジターチームのレポーターとして配置している。
広島テレビ制作の対広島戦や読売テレビ制作の対阪神戦ビジターゲームにも福岡放送から解説者、リポーターが派遣される。さらに、対日本ハムのビジターゲームでは札幌テレビから同時ネットする場合と、独自の解説・実況で放送する場合とがあるが、後者だと、北海道側が他系列局で放送の場合は日本ハム球団・GAORA制作(北海道内開催及び関東圏以外の地方開催。道内では札幌映像プロダクション・HTB映像・オーテックも協力)または日本ハム球団・GAORA・TCN制作(東京ドーム開催)の球団公式映像の配給を受ける。
2010年以後、巨人主管の交流戦において、BS日テレ・日テレジータス向けの中継(いずれも制作は日本テレビ)を受ける形でゴールデンタイムに福岡放送向けのみの中継をした試合もある。また2016年はソフトバンク主催の巨人戦1試合を、2017年はそれに加えて対オリックス戦2試合をBS日テレにも同時ネットした。
2018年6月15日(金曜日)の対広島戦は広島テレビ・BS日テレとの3局ネットで放送され(BS日テレではサブチャンネルでも対応)、この関係で日本テレビと広島テレビが制作協力でクレジットされた。ただし、オープニング映像は福岡放送と広島テレビとで個別に対応していた(広島テレビでは通常の自社制作時と同様18:15に『広テレ! 完全カープ主義 トップナイター』の、19:00に『完全カープ主義』のオープニングキャッチと『Fun! BASEBALL!!』のオープニングを流し、右上の注目内容の表示もBS日テレと同一だった)。
2022年5月26日のセパ交流戦対DeNA戦(巨人対オリックス戦の差し替え放送)ではFBS開局以来初めて横浜スタジアムからの中継を実施した。(但しTBSテレビとDeNA球団制作映像をメインに一部独自映像を挿入して放送)
2022年のクライマックスシリーズファイナルステージでは第1、2戦を放送したが(読売テレビが技術協力のクレジット有り)第2戦に関しては通常放送される秘密のケンミンSHOW極(読売テレビ制作)を差し替えた上特別に延長して放送した。(尚、第1戦は22時まで日本テレビ系列が特番を編成していた為かあらかじめ22時まで放映権が取得出来ていた模様)
開局から1978年までは、当時福岡を本拠地としていた西鉄ライオンズ→太平洋クラブライオンズ→クラウンライターライオンズ(後の埼玉西武ライオンズ)の主催ゲームを制作していた。ライオンズの埼玉県への移転後も福岡県で開催の巨人・阪神など主催ゲームの制作協力を行っていた。
2007年度より、ナイターでも日本ハムのゲームをローカルで放送するようになった(キャッチフレーズとして、2015年までは「ぞっこん!ファイターズ」、2017年からは「GO!GO!ファイターズ」を採用)が、2013年度は巨人戦ナイトゲームの差し替えにとどまっていた他、コスト低減のため球団公式映像も併用していた。
また、対ソフトバンクのビジターゲームでは、福岡放送(福岡側で九州朝日放送・テレビ西日本など他系列局が放送する場合は福岡ソフトバンクホークス)から映像提供を受け、札幌からのオフチューブで実況を差し替えて放送する場合がある。
対楽天はミヤギテレビからのネット受け(解説者・レポーターが札幌テレビから派遣される)[55]。
対埼玉西武ライオンズ・千葉ロッテマリーンズ・横浜DeNAベイスターズについては日本テレビの技術協力の上で、独自映像と球団製作映像(西武=テレテック・ロッテ=東京フィルム・メート・DeNA=東通/TBSテレビ)併用の自社制作となる。ただし、対オリックス・バファローズのビジターゲーム(讀賣テレビ技術協力、オリックス球団・Express制作映像併用)に関しては2014年9月7日に初めて中継を行った。また、日本ハム主催の東京ドームでの中継は日本テレビの放送席を借りて放送する。
一方、交流戦のホームゲームにおける対巨人戦は2015年までの実績はローカル中継のみだが日本テレビから解説者・レポーターが派遣され、対阪神戦は札幌テレビ主管で読売テレビとの共同制作として放送[56]。ビジターの対巨人戦については日本テレビで放送がある場合のみ中継されるが、デーゲームにおいては日本テレビの中継開始前よりBS日テレ・日テレジータス向けの映像を受ける形で試合開始より放送(必ずしも放送するとは限らない)。対広島戦は前述の通り、広島テレビと相互に出演者を派遣して放送することが多いが、2018年の広島主催は、前述の通り編成上の都合で北海道放送が別制作した。
2016年より行われている静岡草薙球場でのホームゲームを静岡第一テレビ技術協力で中継している(静岡第一テレビでは放送なし)[57]。
かつて日曜デーゲームの中継が行われる場合、時差ネットで放送していた「誰だって波瀾爆笑」を月曜午前に振り替えて放送し、日本テレビにて巨人戦デーゲームが中継される場合は日本ハム戦終了後に飛び乗っていた。なお、2006年度まではデーゲームのみを中継し、ナイターでは巨人戦の中継内で同局のスタジオから独自に情報を伝えるコーナーを設けていた。
STVラジオでも『STVファイターズLIVE』で放送し(2016年までと2021年以降は原則ナイターのみ)、札幌テレビの放送時間内に試合が終わらない場合は、放送終了直前にデータ放送と併せて字幕スーパーと実況アナウンサーの口頭で案内をする。
2018年のビジターゲームは対巨人戦を除き全試合で自社乗り込みを実施。
日本ハムの北海道移転以前から巨人主催北海道シリーズの制作協力に参加し、実況アナウンサーの派遣、技術面での協力等を行っていた。特に、1980年代初期まではスコア表示の機材も札幌テレビが用意していた。また必ず1試合は実況を札幌テレビのアナウンサーが担当していた。
2022年から一部の試合をBS日テレにも同時ネットする形で全国に配信することになった(後述)。
ホームゲームの対日本ハム戦は札幌テレビから解説者・レポーターを派遣。ビジターゲームは各球団と公式映像制作会社および現地系列局の協力により独自の実況で放送することが多い。一部デーゲームは青森放送・テレビ岩手・秋田放送・山形放送・福島中央テレビにも同時ネット(ネット局では延長なし)で放送される。
楽天球団誕生以前は、宮城球場で開催された巨人・広島等の主催ゲームの制作協力に参加していた。
2012年5月9日水曜日には初めてナイトゲームでの差し替えを行った。
対広島戦は、2015年の広島主催分と2016年・2024年の楽天主催分は広島テレビとの相互ネットで(広島テレビでは、2016年は宮城県および東北ブロックで他局が放送する楽天主催試合でも別にミヤギテレビ協力で自社制作を実施)、2018年の広島主催は前述の通り別制作で放送した。2022年6月8日に中継した楽天主催分は、ミヤギテレビでの中継権確保時期が遅かったためか、広島テレビではゴールデンタイムの中継差し替えについての日本テレビやスポンサーとの調整、振り替え枠確保などの兼ね合いから放送を見送り、『有吉の壁』2時間スペシャルを通常通り放送した。
クロスネット局であるテレビ大分とテレビ宮崎では、『news zero』を日本テレビ系列からネット受けしており、ゴールデンタイムにおいてフジテレビ系列の番組をネットする曜日(詳しくは両放送局の記事を参照のこと)に日本テレビ系列で巨人戦の全国放送があり、放送時間が延長された場合は穴埋め番組として『巨人戦ハイライト』を放送する。日本シリーズ中継で同様の事例が発生した場合にも『日本シリーズハイライト』が放送される(直近では2023年11月1日の日本シリーズ第4戦で、テレビ宮崎向けに行使)。
また、2005年に実施された「日曜薄暮開催」(17時開始)の日においてはフジテレビ系列の番組(サザエさんなど)との兼ね合いで19時00分から19時58分のみ(最大20時28分まで延長あり)で放送されたことがあった。
開局当初は巨人戦を地上波で優先し、中継を行っていなかった[65] が、開局直後の2001年には西武対オリックス戦(スコア表示が入った球団制作映像に日本テレビが実況を差し替え)をBS単独放送で中継した。巨人戦はかつては試合を1時間にまとめたハイライトや、優勝の可能性が消滅した後の消化試合のみの生中継を放送していたが、地上波中継が減少した2007年度から放送を開始し、2009年からは中継本数が大幅に増加した。現在は東京ドーム(地方球場開催試合を含む)の平日ナイターのほぼ全てをカバーするほか、週末・祝日デーゲームを中心に地上波と並列放送も行う(地上波放送を行う日は平日ナイターはトップ&リレー中継、週末・祝日デーゲームは地上波並列放送である)。
多くのスポンサーがついており、他系列の巨人戦中継と比べても、同局の方が圧倒的に多く、公式ホームページにはスポンサーのバナー広告が19社程度掲載されている。また、中継している時間帯には、視聴率の統計でもBS・CS・独立局などを表す「その他」が地上波を上回ることがある[66]。
これまで20:54以降に試合がもつれ込み、最大1時間の延長が生じた場合はそれ以後の番組を中継終了後に順延(その分放送日付上最終の番組である「日テレNEWS24」の同時放送を短縮)する措置をとっていたが、2013年9月30日から報道番組『深層NEWS』(22時から23時)を開始するのに伴い、「生番組で開始時間が遅れるのは好ましくない」として、野球中継実施日は2013年度の残り試合(クライマックスシリーズ・日本シリーズ含む)は21時台の定時放送を取りやめて、フィラー扱いで別番組を編成し(野球が延伸した場合はその分放送時間短縮)、22時から『深層NEWS』の放送を定時通りに開始する。2014年4月以後は新マスターを設置しマルチチャンネル編成を開始したため[67]、「野球と定時番組の並列放送を行う」としており、2020年以降の平日ナイターでは、20:53から最大23:00まで、週末・祝日デーゲームでは、13時開始は15:53から最大18:00まで、14時開始は16:53から最大19:00まで、何れも142ch(SD画質)でマルチチャンネル放送を実施する。マルチチャンネル放送前には、イベントリレー機能を利用して141ch→142chの誘導案内を実施している[68]、但し、2019年9月1日に開局したBS日テレ4Kではマルチチャンネル放送は実施しない[69]。
巨人主催試合では2019年5月24日から8月29日までと2021年3月26日からの平日ナイター、2014年3月29日から2019年9月16日までと2021年3月27日からの週末・祝日デーゲームを地上波(平日ナイターは全国ネット、週末・祝日デーゲームは全国ネット・一部地域ネット・関東ローカルのどちらか)・BS日テレ(平日ナイターはトップ&リレー中継、週末・祝日デーゲームは並行中継)・日テレジータスで同時放送する場合、地上波と衛星波で実況・解説が別々となる[70][71]。
地方開催の巨人主催試合やビジターゲームの対阪神戦・対広島戦(前者は2017年、後者は2008年と2017年)では、雨天中止となった場合には「プロ野球特別番組」またはレギュラー番組を放送する。「プロ野球特別番組」では前年度(主に前半戦)、または当該年度(主に後半戦)に行われた巨人戦の試合ダイジェストが放送されている。
2017年からは、ビジターゲームの対阪神戦(読売テレビ制作)・対広島戦(広島テレビ制作)も放送。対阪神戦は地上波での平日ナイターを関西ローカルで深夜に録画中継で放送または土曜・祝日デーゲームを地上波全国ネットによる生中継で放送する際は何れも完全生中継での放送となり(前者は読売テレビからの全編裏送りとなる)、2017年からは平日ナイターを地上波全国ネットによる生中継で放送する際は地上波とのトップ&リレー中継で放送する。対広島戦は平日ナイター(広島県ローカル)、週末・祝日デーゲーム(広島県ローカルまたは日本テレビとの2局ネットあるいは日本テレビ他一部地域ネット)共に地上波との同時ネットで放送する(阪神戦は全国ネットで地元球団の中継に差し替える局や広島戦は広島テレビ以外の系列局でも視聴可能となる)。
2021年6月19日(土曜)の阪神対巨人戦(読売テレビ制作)では、読売テレビが地上波向けと衛星波向け(BS日テレ・日テレジータス)での二重制作を初めて実施。メイン映像とスコア表示等は地上波と衛星波で共有した他、地上波と衛星波での制作クレジットも日本テレビはノンクレジット扱いで「制作著作 ytv」と表記された。
2016年からは福岡放送制作のソフトバンク主催試合を地上波福岡県ローカルとの同時ネットで放送しており、2016年からは交流戦の対巨人戦を、2017年からはセ・パ交流戦を含む対巨人戦以外の試合を放送している。この場合は日本テレビもプロデューサー・ディレクターを派遣するなど制作協力として関与し、巨人戦同様にサブチャンネル延長対応も行うが、後者については巨人が関与していないため、連動データ放送や野球観戦ポイントの加算プレゼント企画の対象外となっている。なお交流戦を除くパ・リーグ公式戦の放送は2001年以来である。なお、日テレジータスでの放送は、スカパー!の別チャンネル・スポーツライブ+がソフトバンク球団との一括契約で放送しているため実施されていないが2021年のエキシビションマッチでのソフトバンク対巨人戦は特例で放送された(BS日テレでも第3戦を放送)。
2018年は一部ロッテ主催試合を、千葉ロッテマリーンズ制作で、日テレNEWS24と同時ネットで放送した(上述のソフトバンク主催試合とは異なり、日本テレビからアナウンサー・解説者等の派遣は行わない)。この場合でも、サブチャンネルでの延長対応は行ったが、野球観戦ポイントの加算や連動データ放送は行わないほか、スポンサーも巨人戦やパ・リーグの系列局制作分とは異なりパーティシペーションのスポットスポンサーか、番組宣伝のみであった。対巨人戦は2023年に放送されたが、この時は球団制作中継をそのまま放送しつつ、巨人が関与しているため野球観戦ポイント加算付きのデータ放送をBS日テレで独自に実施し、スポンサーも巨人・日本ハム・ソフトバンク戦と同様の企業が就いた[72]。一方後述の日テレジータスでは、並列生中継時に限り別に日本テレビが実況と解説を用意する形式となるが、2023年は並列放送を実施しなかった。
2022年は日本ハム主催試合(札幌テレビ制作)も5月20日の対西武戦(解説:平野謙、実況:岡崎和久、リポーター:佐藤宏樹)、5月28日の対巨人戦(解説:高橋由伸・森本稀哲、実況:神谷誠、リポーター:岡崎和久、安藤翔)、6月17日の対ロッテ戦、8月26日の対ソフトバンク戦(いずれも札幌ドーム、8月26日のソフトバンク戦において系列局の福岡放送はネット受け、自社での出演者差し替え共に実施せず)の放送に着手した(いずれも札幌テレビも地上波ローカルで放送 対巨人戦以外はスコア表示は札幌テレビのものを使用〈デザイン・フォントなどは日本テレビとほぼ同一だが、配球チャートがなく、球速表示に黄色の座布団がなくフォントが異なる。また5月20日はランニングスコアの番組名がローカル放送時の『GO!GO!ファイターズ』のままとなっていたが、6月17日はBS日テレに合わせて『DRAMATIC BASEBALL 2022』に変更していた〉。放送内容は札幌テレビの地上波中継と同一だが、一部裏送り時間帯もあり、また日本テレビからプロデューサーとディレクターが参加しているにもかかわらず、福岡放送(ソフトバンク主催)・広島テレビ(広島対巨人戦)と異なり、日本テレビの制作協力とプロデューサー・ディレクター名の日本テレビの肩書がクレジットされなかった。対巨人戦は日本テレビでも関東地区での地上波放送を行い(札幌テレビとBS日テレは14:00から放送。日本テレビは15:00飛び乗り)、解説者(高橋由伸)と巨人ベンチのリポーター(安藤翔)が日本テレビからも派遣された。技術面・配信担当・スタッフなどの制作体制については、札幌テレビと日本テレビの共同制作名義ながら日本テレビ主導となり(札幌テレビのクレジット通常の『STV』ロゴではなく『札幌テレビ』のゴシック体表記)、制作協力にも通常の日本テレビ制作中継と同様に日テレアックスオンとオフィスて・らがクレジットされた。スコア表示も日本テレビ側が担当したため、配球チャートと球種が表示され、球速表示も日本テレビと同様の座布団付きとなり、ランニングスコアの番組名も『DRAMATIC BASEBALL 2022』となった。なお。放送権の異なるCS放送は、いずれの試合も別途GAORAで自社と球団の共同制作中継が放送される。
2023年もソフトバンク(福岡放送制作)・ロッテ(球団制作・対巨人のみ1試合)・日本ハム(札幌テレビ制作)の主催試合を放送したが、札幌テレビ制作分では、イメージソングに『Cross』(亀梨和也)ではなく、札幌テレビのローカル放送と同様に『Mela!』(緑黄色社会)を21時台以降の裏送り時間帯も含めてそのまま使用した。また同局制作分ではプレゼント企画の応募をBS日テレの視聴者も対象としていた。
NNN24(のちの日テレNEWS24)において、巨人戦を「トップ&リレー中継」したのが始まり。トップは19時まで、リレーは21時22分から放送していた(当時の地上波中継は30分の延長オプションがあったため)。1997年から2000年9月まではホームゲームのみではあったがCS★日テレ(日本テレビ地上波の同時放送)でも放送されており、実質NNN24とCS★日テレのリレーナイターともなっていた。
2003年には東京ドーム本拠地最終年の日本ハム主催試合を巨人の遠征時に放送していたが、東京ケーブルネットワーク制作の映像を使用し、日本テレビのアナウンサーと解説者やフリーの解説者による実況に差し替えていた。また、巨人主催試合と異なり、最大延長は22:00までだった。
日テレジータス開局後は、日テレジータスで巨人の主催全試合および巨人主催のクライマックスシリーズを試合開始から終了までノーカットで生中継している。さらに、2009年度からは試合終了後に撮って出しのアンコール放送も行われている(詳しくは「放送時間」を参照のこと)。また、日本シリーズも基本的に日本テレビ系列全国放送の試合で同時放送を行う(この場合、試合の延長に備えて、翌朝3-5時(2009年は5-7時)に放送休止枠=カラーバーを設けていたが、2014年度以後は休止枠は設定せず、3-5時については過去試合のダイジェスト・「ジャイアンツタイムマシーン」を基本枠としながら、野球が延長した場合別のフィラーを放送することで終日放送を維持する。これは巨人主管だけでなく、日本テレビ系列局で放送可能な阪神・広島とのビジターの試合であっても同じである)。 オープン戦も巨人主催試合のほぼ全試合を生中継しているが、西暦偶数年の東京マラソン中継などで録画となる場合もある。2014年の東京マラソン開催日は対戦相手が楽天ということもあり、日テレプラスで生中継、日テレジータスでは録画中継となった。2019年度からはDAZNへのインターネット配信も担当する事になった[73]。
この他にも日本テレビ系列が放映権を持つ、阪神(読売テレビ制作、1試合は全国ネット、他の試合は関西ローカルで放送)・広島(広島テレビ制作。2005年度から開始。2008年からは年度によっては週末デーゲーム1試合を日本テレビでも同時ネット、他の試合は広島県ローカルで放送)対巨人戦も完全生中継で放送する[74]。何れも地上波同時放送だが、阪神戦については地上波全国ネットで放送する場合、2020年8月6日以降のナイター開催では地上波が始まる19時を境に実況アナウンサーを入れ替える方式を採り(実質上は「トップ中継」扱いとなる)、2021年6月19日以降のデーゲーム開催では巨人主催試合と同様に地上波向けとは別制作で放送する。但し、日テレジータスがプロレス・格闘技などの他競技の中継を優先する場合は、他チャンネルへの振り替えを行う場合がある[75]。
札幌ドームの対日本ハム戦については、地上波中継の担当局にかかわらず他カードと同様にGAORAで同社制作の中継が放送される(パ・リーグ各球団は有料BS・CS放送での放映権契約をカードを問わず一括しているため)。
巨人主催試合を地上波(平日ナイターは全国ネット、デーゲームは全国ネット・一部地域ネット・関東ローカルのどちらか)・日テレジータスで放送する際は、ナイターは2019年5月24日から8月29日まで[76][77] と2021年3月26日から、デーゲームは2014年3月29日から2019年9月16日までと2021年3月27日からは何れも地上波とは別の実況アナウンサー・解説者を配置する[78]。解説者についても、現在[いつ?]は試合開始から出演するが、地上波で巨人戦全試合を中継していた時代は、地上波全国ネットでの放送開始まで解説者は出演せず、実況アナウンサーのみで進行していた。地方局のトップ中継がある場合も同様の対応だったが、対中日戦でかつ中京テレビでもトップ中継が行われる場合は、川又米利(当時中京テレビ解説者)が出演することがあった(その場合、地上波全国ネットでも解説を担当する場合と、全国ネット開始後に別の解説者と交代する場合の両方のパターンがあった)。
主に地上波放送がない時間帯にCM枠があるが、それ以外のイニング間はCM枠がなく、クイズなどのG+独自企画もしくは球場の様子などの映像を流す。
権利上の都合により、地上波・BSで流される他球場の途中経過や企画もので用いられるVTRは日テレジータスでは流されない(音声のみ、詳しくは前述)。この点は、映像全体や一部に静止画を被せて差し替えるが一般的な他局とは異なり、球場内の中継映像を流したままで「権利の都合により映像をお見せすることができません」という断りを表示している(系列局の制作時も同様)。メジャーリーグ試合映像については2006年度から使用できることになった。
広島主催ゲーム(広島テレビ制作)については対巨人戦以外はJ SPORTSの『J SPORTS STADIUM』で放送される(主に「J SPORTS 1」で放送。地上波の開始前、終了後も同一の出演者が担当する)。得点表示などは、2009年度はテレビ新広島(フジテレビ系列)/TSSプロダクション仕様が使用されたが[79]、2010年からは再度広島テレビと同じ日テレ系仕様となったが、2016年途中からはJ SPORTS仕様に差し替えている[80]。この場合は、16:9の「ワイドサイズ」(4:3で配信している事業者ではレターボックスサイズ)で放送される。
また、2012年から日テレプラスでもプロ野球中継が実施されており、セ・パ交流戦において、日テレプラスが放送を担当するチームが主催・主管する巨人軍との対戦については日テレジータス(系列局または日テレ制作)と日テレプラス(球団制作)で同カードを別内容で放送する。(2012年のソフトバンク戦は、日テレジータスは東京からのオフチューブで日本テレビの解説者・アナウンサーと徳光和夫等のゲスト出演で放送。2013年の楽天戦は前日に地上波ミヤギテレビのローカル放送があったためか解説者・アナウンサーを現地に派遣し、ベンチリポートも日本テレビ・ミヤギテレビから配置した。ミヤギテレビ技術協力で一部独自映像を挿入しスコア表示もミヤギテレビ出しの日本テレビ仕様を使った。日テレジータスはAFCチャンピオンズリーグを優先したため2戦目のみの放送だった)。2014年度の楽天戦は第1戦・第2戦とも日テレジータスと日テレプラスでそれぞれ別内容で放送、第1戦は日テレジータスはミヤギテレビ制作のミヤギテレビ・テレビ岩手・山形放送との3局ネットによる生中継を同時放送し、解説者(山村宏樹・山崎武司)・実況(伊藤拓)・リポーター(加藤智也・河村亮)を配置(BS放送ではテレビ朝日制作によりBS朝日で放送)。第2戦は地上波はテレビ朝日系列全国放送(テレビ朝日制作著作、東日本放送制作協力)のため日テレジータス・日本テレビの独自製作(解説:吉村禎章、実況:平川健太郎)・リポーター(伊藤拓・蛯原哲)で放送。2013年からは、一部の試合の中継をNOTTVへ配信している[81]。
日テレNEWS24がロッテ主催試合の放送権を獲得した2018年からは、前述の日テレプラスでの放送と同様にセ・パ交流戦の対巨人戦で、生中継となる6月15・17日は日テレNEWS24(球団制作)と日テレジータス(日本テレビ制作)で別内容で放送し、録画中継となる16日(日テレNEWS24では生中継)はロッテ球団制作中継をそのまま放送した。また、8月21日のロッテ対西武戦は東京ドームでの開催だったことから、日テレNEWS24と日テレジータスが同内容で並列放送した。なお、2021年6月11日~13日の「日本生命セ・パ交流戦 千葉ロッテマリーンズVS読売ジャイアンツ」戦は、日テレジータスでも、特別生中継として、事実上のサイマル放送を行った。2018年の両局生中継時と同様、日テレジータス側は別途日本テレビのアナウンサーと解説者が実況を担当し、名目上日本テレビを製作著作としたことから、千葉ロッテマリーンズは「製作協力」扱いとなった(BS12トゥエルビでのビジター応援副音声に相当する実況を、別チャンネルで行ったような形態となった)。ただし、スコア表示は球団制作映像のものをそのまま使用した(前述のエキシビションマッチのソフトバンク対巨人戦もこれとほぼ同様の対応であったが実況は福岡放送のアナウンサーがすべて担当した)。また、2022年4月10日開催の対オリックス・バファローズ戦において、投手の佐々木朗希が完全試合を達成したことを受けて、同月25日に日テレジータスにて1994年5月18日開催の対広島東洋カープ戦で投手の槙原寛己が完全試合を達成した巨人戦中継と共に再放送を行う予定[82][83]。
BS日テレで前述の通り、一部の地上波全国放送、ないしはブロックネットが行われる試合では、地上波とCSの出演者を一部差し換えて(映像は同内容)放送する試合も存在する。
スポーツ専門チャンネルという特性を生かして、一軍の公式戦以外にも以下に挙げた特殊な生中継も行っている。
韓国では、2006年に李承燁が巨人へ移籍してから球団の人気が上昇傾向で、他の日本のプロ野球球団よりも認知度が高い。そのため、在籍した2010年までの間、SBSの衛星波「SBSスポーツチャンネル」で毎日、地上波では不定期で巨人戦を中継していた。
実況などはSBS側で差し替えているが、日本テレビ(もしくは地方局)の制作映像をそのまま使うため、日本側の実況者の顔が映ることもある。このことは、日テレの『スポーツうるぐす』や『スッキリ!!』でも取り上げられた。なお、SBSではホーム・ビジター問わず全ての巨人戦が中継の対象となったため、他系列局制作の映像も使われていた。
また、2004年度のみアメリカ合衆国・ハワイの『KIKU-TV』でも放送されていた。
2012年には、台湾のケーブルテレビ局『東森電視』の総合チャンネル『超級テレビ』で6月9日から9月23日までの14試合を生中継することとなった[90]。
2013年はアメリカの『ONE World Sports』によって北米地域での巨人主催72試合の放送を行う(試合から1週間以内の録画放送)[91]。
陽岱鋼入団の2017年から台湾のスポーツ衛星放送「緯來體育台」にて、巨人主催試合が生中継されることになっている、2017年に締結された契約は5年間。
2019年5月からは日本テレビがディレクTVを利用した在米日本人向け専門チャンネルとして『NIPPON TV Channel』を開設。現地の生活時間に合わせる都合上、日本との同時生中継では無くて時差放送ではあるが、2年振りに北米地域で巨人主催ゲームの視聴が出来るようになった[92][93]。
※フジテレビ系列とのクロスネット時代の広島テレビと札幌テレビは、ゴールデンタイムをフジテレビ系の編成としていた曜日に、フジテレビ・東海テレビからのネット受けでヤクルト・大洋・中日主催試合を放送していた。
以下は試合ごとの個別契約などでの放映権の取得は可能なため系列局が独自に放送することがあるが、2020年度に日本テレビ・BS日テレ・日本テレビ系CS各局で主催ゲームが放送された実績がない。また球団制作映像を利用する形で本拠地側が他系列局で、ビジター側が日本テレビ系列局の放送となる場合や、その逆の例もある。なお、中継する際に独自映像を局主導で制作するか、球団制作映像をメインに利用し、部分的に独自映像を挿入するかはその時々により異なる。
年度 | タイトル | 備考 |
---|---|---|
開局時 | スイートナイター[98] | |
不明 - 1991年 | 〇曜ナイター[99] | 1970年代 - 1984年頃まではアーチ状のタイトルロゴが流れていた。1987年から日本テレビ・読売テレビではCGでタイトルを表記するようになったが、広島テレビのローカル放送ではロゴの書体のみCGと同じにしただけで旧来の紙焼きテロップだった。 |
1992年 - 2001年 | 劇空間プロ野球(2000年・2001年は末尾に西暦が付された) | このタイトルに改題後、日本テレビ開局以来のオープニングテーマ曲『スポーツ行進曲』は使用されなくなった。1995年のタイトルロゴは、同時期に放送していた『ロバの耳そうじ』のそれと同じ書体だった。1994年、1996年に巨人が日本シリーズへ出場した際には『劇空間プロ野球 日本選手権試合』のタイトルロゴで放送した[100]。2000年にスクウェア・エニックスから同名タイトルの野球ゲームソフトがPlayStation 2で発売された。 |
2002年・2003年 | THE BASEBALL 2002(2003) バトルボールパーク宣言 | コナミの野球ゲームソフト(#テレビゲームを参照)とのタイアップによるもの。 |
2004年・2005年 | 1球の緊張感 THE LIVE 2004(2005) | |
2006年 - 2010年 | 日本プロ野球 | サブタイトルは2009年までは『PRIDE&SPIRIT 日本プロ野球』(末尾に西暦が付された)だったが、2010年のみ『元気を日本に 日本プロ野球2010』(巨人のスローガン「GIANTS PRIDE」「元気を日本に」から取ったもの)を使用。 |
2011年 - 2014年 | Dramatic Game 1844 | 公認野球規則で定められている打者の立つバッターボックスから投手の立つマウンドまでの距離[101] が18.44mであることから取ったものであり、この18.44mの空間で描かれる激闘の数々を伝えていこうという趣旨が込められている。 |
2015年 - 2017年 | 次の瞬間、熱くなれ。THE BASEBALL | |
2018年・2019年 | Fun!BASEBALL!! | |
2020年 - | DRAMATIC BASEBALL | |
日テレプラス放送分 | ||
2012年 | 日テレプラス プロ野球中継 HAWKS Perfect Live 2012 | ソフトバンク戦のみ |
2013年・2014年 | 日テレプラス プロ野球中継 楽天イーグルス HEAT! LIVE | 楽天戦のみ |
テーマソングに関する妄想ネタの投稿はご遠慮ください。 |
ハイライトやエンディングで使用されており、後者では放送の終了と同時に曲も終了するようになっている。
なお、読売テレビと札幌テレビではローカル放送において別のテーマソングを使用している(対戦相手のチームの地元局で同時ネットされる場合でもそのまま使用される)。
広島テレビでは、公式戦中継ではローカル放送でも全国放送と同じイメージソングを使用し、シーズン中の変更にも対応している。また『J SPORTS STADIUM“野球好き”』で同時放送する際には、2016年8月途中まで地上波での放送がない裏送り時間帯(主に試合終了後)でのハイライト・エンディングでもJ SPORTSのテーマソングに切り替えず、そのまま日本テレビ系列各年度のイメージソングが使用されていたが(送り出し方法が異なった2009年度を除く。2013年以降は裏送り時のオープニングのみJ SPORTSオリジナルのテーマ曲を使用)、DAZNへの映像配信を開始して以降は実況は同一ながらスコア表示とテーマソングをJ SPORTSのものに差し替えている。一方オープン戦では独自に既存の楽曲を選曲して使うことがある。
年度 | 曲名 | アーティスト | 備考 |
---|---|---|---|
日曜ナイター | |||
- 1991年 | スポーツ行進曲 | 黛敏郎作曲 | 日本テレビスポーツのテーマ |
劇空間プロ野球 | |||
1992年 | BEGINNING | HOUND DOG | |
1993年 | 果てしない夢を | ZYYG、REV、ZARD&WANDS featuring 長嶋茂雄 | |
1994年 | STAY GOLD | ZIGGY | |
1995年 | 未来のために(上半期) | DEEN | |
空を見なよ(下半期) | シャ乱Q | ||
1996年 | はだかの王様 〜シブトクつよく〜 | SMAP | |
1997年 | 見えないもの | ||
1998年 | -花火- | TUBE | |
All or Nothing | 宮本和知 | ||
1999年 | さよならじゃない | Something ELse | |
2000年 | BLACK OR WHITE? version 3 | T.M.Revolution | 4・5月度、日本シリーズ第1戦で使用[102]。 |
LOVE 2000 | hitomi | 6・7月度、日本シリーズ第2戦で使用[103]。 | |
パール | THE YELLOW MONKEY | 8・9月度、日本シリーズ第4戦で使用。 | |
2001年 | CORAZON | DA PUMP | 4・5月度 |
初恋 | TUBE | 6・7月度 | |
たいせつなひと | 19 | 8・9月度 | |
THE BASEBALL バトルボールパーク宣言 | |||
2002年 | independent | 浜崎あゆみ | |
2003年 | FULL JUMP | 愛内里菜 | |
1球の緊張感 THE LIVE | |||
2004年 | real world | EXILE | |
花風 | aiko | ||
2005年 | New World(上半期) | L'Arc〜en〜Ciel | |
yumekaze(下半期) | ORANGE RANGE | ||
PRIDE&SPIRIT 日本プロ野球 | |||
2006年 | With your smile(上半期) | 倖田來未 | |
太陽のテイクオフ(下半期) | 渚のオールスターズ | ||
2007年 | SAMURAI | タッキー&翼 | |
2008年 | I'll Be Lovin' U Long Time | マライア・キャリー | |
2009年 | 情熱 | ONE☆DRAFT | |
元気を日本に 日本プロ野球 | |||
2010年 | スピリッツ | いきものがかり | |
Dramatic Game 1844 | |||
2011年 | DIAMOND | KAT-TUN[104] | |
2012年 | SPIRIT | ||
2013年 | DRAMATIC | ||
2014年 | Believe In Myself | ||
次の瞬間、熱くなれ。THE BASEBALL | |||
2015年 | 熱くなれ | KAT-TUN | |
2016年 | BRAND NEW STAGE | ||
2017年 | Wonderful World | 亀梨和也 | |
Fun!BASEBALL!! | |||
2018年 | FUNtastic | KAT-TUN | |
2019年 | 手をのばせ | 亀梨和也 | |
DRAMATIC BASEBALL | |||
2020年 | to the NEXT | KAT-TUN | |
2021年 | Light and Blue(上半期) | ||
We Just Go Hard feat. AK-69(下半期) | 6月30日の「巨人 vs 広島」より使用 同日中継を差し替えた 「楽天 vs 日本ハム」(ミヤギテレビ) 「DeNA vs 中日」(中京テレビ)でも使用 | ||
2022年 | Into The Light(上半期) | ||
ゼロからイチへ(下半期) | |||
2023年・ 2024年 | Cross | 亀梨和也 | 2023年途中まで演奏のみのバージョン(作曲:布袋寅泰)を使用 |
読売テレビの関西ローカル中継では、関西地区と関係の深いアーティストの歌う楽曲が中心である。対戦相手のチームの地元局でも同時ネットされる場合があるが、この場合もそのまま同じテーマソングが使用される。
2009年・2012年以降は日本テレビ版と同じテーマソングを使用。
年度 | 曲名 | アーティスト | 備考 |
---|---|---|---|
2004年 | sun glow | センチライン | |
2005年 | あの雲を探して | TRIPLANE | |
2006年 | monopoly | TRIPLANE | ハイライトではオリジナル曲を使用。 |
2007年 | A Street Story | RSP | |
2008年 | 神様がくれたもの | スケルト・エイト・バンビーノ | |
2010年 | NEXT LEVEL | ET-KING | |
2011年 | 太陽維新 | アンダーグラフ |
札幌テレビの北海道ローカル中継では、北海道と関係の深いアーティストの歌う楽曲が中心である。他局と異なり、中継の終了時のみ使用されている。2011年以降は、ハイライト放送時に日本テレビと同じテーマソングを使用している。また、系列局およびBS日テレと同時ネットで放送する場合はエンディングも日本テレビと同じテーマソングとなることがある。
なお、2007年までは日本テレビ版と同じテーマソングが使用されていた。
年度 | 曲名 | アーティスト | 備考 |
---|---|---|---|
2008年 | ヒネクレJumper | Violent is Savanna | |
2009年・2010年 | がむしゃらファイター | MEN☆SOUL | |
2011年 | Gloria〜賛歌〜 | 藤澤ノリマサ | |
2012年 | イチバンボシ | TRIPLANE | |
2013年 - 不明 | ファイターズと共に | TRIPLANE | 日本ハム北海道移転10thSeasonプロジェクトテーマソング。『GAORAプロ野球中継』の日本ハム戦でも使用。 |
2023年 - | Mela! | 緑黄色社会 | BS日テレへのネット時(裏送り時間帯を含む)も使用。 |
球団制作のため、球団側が選曲した楽曲を使用している。
●印は系列局解説者で日本テレビにも出演する解説者(系列局からの派遣扱いも含む)。
日テレ解説者の大半は巨人OBで占めており、ほぼ必ず1名は巨人OBが出演するが、まれに中継する試合のチームOBではない解説者のみの出演となるケースもある[105]。全国中継を担当する解説者に阪神・中日・広島OBはいるが、阪神・中日・広島の絡む試合でも巨人OBのみの場合がある。
解説者は地上波がある場合は2名だが、地上波がない試合は1名(地上波がない試合でも2名で解説する日もある。)の場合が多く、2名以上の解説と同じく、まれに巨人OBではない解説者が出演する時もある[105]。
下記系列局の解説者については、日本テレビには中継の解説への出演がない一方、副音声企画に出演した人物(松中信彦など)や、タレント・コメンテーターなどの扱いで日本テレビおよび読売テレビ制作のバラエティ番組や情報番組に出演歴がある人物(西崎幸広・藪恵壹・東尾修・山崎武司など)もいる。
地上波での中継がメインだった2000年代中盤までは、かつてのトップ中継(全国放送とは別のアナウンサー単独または日本テレビ・RFラジオ日本いずれかの解説者と2人で担当)の名残で、地上波全国放送の開始までの時間は解説者は出演しないという形式で放送していた[106]。
年度によっては地上波にも出演。ファームも担当。
実制作はフジテレビ系列のフジ・メディア・テクノロジー(2023年10月・東京フイルム・メートが左記会社と統合)であり、日本テレビは制作に関与していない。
◎:2014年までのFOX時代から続投
○:2017年までのTBSニュースバード時代から続投
中日主催試合の放映権がないため、ビジターとなる試合に本数契約で出演。
鶴岡以外はSTVラジオの中継も兼任。
|
ローカル副音声と差し替え実況・系列局中継派遣のみ。
専属の解説者がいなかった期間は、日本テレビ・読売テレビなど系列局からの派遣・応援で対応していた。
岩本以外はSTVラジオの中継を兼任。
2005年はすべての試合を中畑・水野が、2006年は池谷(対広島戦、HTVでは放送なし)が日本テレビからの派遣で担当。 |
巨人戦中継の基本シフトとしては次のとおりである。
一部試合はフリーアナウンサーによる一人実況となる。
主にベンチリポート・副音声実況
|
→「FOX→TBSニュースバード時代から続投していたアナウンサーはS☆1 BASEBALL #過去の実況・リポーター」も参照
|
※その他、系列局の技術スタッフ、ディレクター、プロデューサーが携わる。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
2013年でプロ野球中継60年を迎えた記念として、ベストナインを国民の投票で決める企画。投票結果は2013年8月29日に中継内で発表された[163]。
★
順位 | 選手名 | 得票数 |
---|---|---|
1 | 門田博光 | 6823 |
2 | オレステス・デストラーデ | 3325 |
3 | 松中信彦 | 3153 |
4 | アレックス・カブレラ | 2780 |
5 | タフィ・ローズ | 2750 ★ |
6 | ラルフ・ブライアント | 2730 |
7 | 落合博満 | 1914 ★ |
8 | 山﨑武司 | 1859 |
9 | 張本勲 | 1639 ★ |
10 | ランディ・バース | 1541 |
★は巨人在籍選手
2022年4月29・30・5月1日(29日のみナイター、他デーゲーム)の阪神戦にて、ボリュメトリックビデオという映像技術を生かした世界初の実況を試みた(29日は地上波全国放送と・BSリレー中継、30・1日はBSと地上波の関東・関西ブロックネット。また3日間ともCS完全生中継対象)。
これは、キヤノンが開発した映像技術で、複数のカメラで撮影された動画をデータ化して、360度様々な空間・角度からの視点で映像を3Dで再現するというもの。このボリュメトリックビデオ用のカメラを実に80台以上設置して、実際のリアルタイムから3秒程度で様々な角度からプレーを映し出すことができるというもの[164]。なお全編は有料会員制の動画配信コンテンツサイト「GIANTS TV」「hulu」にも提供されている[165]。
2023年シーズンは東京ドームに当撮影機材を設置し、巨人主催試合でリプレイ映像やハイライト映像として中継などに活用される[166]。(あくまでも中継等に使われる技術であり、審判技術に取り入れられるわけではなく、現状では視聴者が楽しむためのものとして使用される。)
日本テレビの野球中継とタイアップをした野球ゲームが数作発売されている。
もともと、2000年3月30日にスクウェア(後のスクウェア・エニックス)から「劇空間プロ野球 AT THE END OF THE CENTURY 1999」というタイトルでPlayStation 2用ソフトとして発売される予定だった。新ハードであったPlayStation 2の性能を生かした当時としてはハイレベルなグラフィックや、前年新人王を獲得した松坂大輔(当時:西武ライオンズ)が登場することもあって、発売前から注目されていた。
しかし、ソフトの開発が遅れ、発売の延期が決定。前年にコナミ(後のコナミデジタルエンタテインメント)が日本野球機構(以下NPB)から「NPBが保有する知的財産権を野球ゲームにおいて独占的に使用する権利」を取得していたため(権利期間は2000年4月から2003年3月まで)、スクウェアはコナミからサブライセンスを取得しなければならなくなった。しかしコナミが権利を保有する4月1日以降もソフトの宣伝活動を続けたため、NPBの知的財産権を侵害する結果となった。NPBとの問題解決は6月1日まで長引いてしまい、コナミとのサブライセンス契約に至っては7月28日にようやく締結することとなった。ソフトの発売もペナントレースが終盤に差し掛かった9月7日にまでずれ込んだ。選手データは開発時点(1999年シーズン終了時)のままであったため、「2000年シーズン終盤に1999年シーズン終了時のデータの野球ゲームを発売する」という事態になってしまった。これら一連の騒動は大きな話題となった。
こうしたトラブルがあったが前評判は高く、出荷本数は60万本を超えるなど売り上げは好調だった。ゲーム内容については試合のバランスやゲームモードの少なさへの批判が多い。
2002年に同じくスクウェアから発売した「日米間プロ野球 FINAL LEAGUE」があるが、本作とは別物であり、プロ野球中継との関係もない。
2002年にコナミが、ナムコ(後のバンダイナムコゲームス)とフジテレビのタイアップで「熱チュー!プロ野球2002」を発売することを発表したのを受けて、前年暮に発売していた「プロ野球JAPAN2001」の続編「日本プロ野球2002」として発売する予定だった作品を急遽、日本テレビの野球中継とタイアップする形でタイトル変更し、発売された。なお、「プロ野球JAPAN2001」は実況・解説に日本テレビのアナウンサー・解説者を起用していた。
2004年にタイアップを解消し、プロ野球スピリッツ2004を発売する(一部システムは本作を踏襲している)。
※ゲームキューブ版は、PlayStation 2版との同時発売であり、内容も同一。
2002年版はプロ野球JAPAN2001、2003年版はTHE BASEBALL 2003 バトルボールパーク宣言 パーフェクトプレープロ野球を参照。
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