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金山 泉(かなやま いずみ、1982年6月5日 - )は、毎日放送(MBS)のアナウンサー。
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2006年4月1日から2009年1月31日までは、中京テレビのアナウンサーであった。2009年2月1日付で毎日放送へ移籍してから、スポーツ中継の実況を本格的に担当。JNN・JRN加盟局の優秀なアナウンサーを表彰するアノンシスト賞では、2016年度・2019年度に「テレビ・スポーツ実況部門」で優秀賞[1]、2021年度に「ラジオ・スポーツ実況部門」で優秀賞を受賞している[2]。
新潟県上越市の出身で、身長177cm。実家は、1492年に建立された浄土真宗・大谷派の由緒ある寺・照金山泉光寺(しょうきんざん せんこうじ)[3]。その関係で、得度の資格を有している(得度後の僧名は「釈 祥泉」)。名前の“泉”も、同寺の名前から取られた[3]。ちなみに、実兄の洋祐はアミューズの社員(スポーツ文化事業部スポーツ文化事業室マネジャー)で、『プロ野球 そこそこ昔ばなし』(Amazonプライム・ビデオ)などのプロデュースを担当している。
新潟県立高田高等学校から成城大学法学部へ進学。大学時代までは、野球部に所属していた。高校時代には新潟県内で注目されるほどの選手だったが、浦和学院高等学校との練習試合で、当時の主戦投手だった坂元弥太郎・大竹寛に歯が立たなかった。この対戦をきっかけに、将来の目標をプロ野球選手からアナウンサーに変更したという[4]。
大学卒業後の2006年に、プロ野球中継の実況を志しながら、アナウンサーとして中京テレビに入社。その結果、新潟県出身者で初めて大学野球を経てアナウンサーになった。同期入社のアナウンサーに我妻絵美が、NNN・NNS系列局では虎谷温子(読売テレビ、入社当時の先輩アナ・神ひろしと同じ青森県出身、当時の後輩アナ・鹿内美沙と同じ同県弘前市、青森県立弘前高等学校の先輩)がいる。
しかし、毎日放送(虎谷が勤務している読売テレビと同じ在阪民放他局)によるスポーツアナウンサーの中途採用[5] へ応じたことから、2009年1月末日で中京テレビを退社。同年2月に毎日放送へ移籍した。移籍に踏み切ったのは、中日ドラゴンズのホームゲーム中継権を持たない中京テレビのプロ野球中継では、スポーツアナウンサーの出演機会がビジターゲーム中継での中日側ベンチリポートに限られていることによる[6]。
毎日放送への入社後に初めて出演したのは、2009年2月7日にMBSラジオで放送された『INO-KONボンバイエ』。初めてのラジオ出演ながら、生放送中に読経を披露したり、東京ヤクルトスワローズのファンであることを明かしたりした。その一方で、翌3月開幕の第81回選抜高等学校野球大会テレビ中継での実況デビューが入社の条件に定められていたことから、入社の翌日(2月2日)から赤木誠によるマンツーマン方式の実況練習に臨んでいた。
2009年のプロ野球シーズンからは、MBSラジオの『MBSタイガースナイター』を中心に、スポーツ中継のベンチリポーターや特別番組の司会を担当。同年7月8日には、出身の新潟県で開催された広島東洋カープ×阪神タイガース戦(HARD OFF ECOスタジアム新潟)において、プロ野球中継の実況デビューを果たした[7]。その後は、関西ローカルのラジオ中継にとどまらず、『ニッポン放送ショウアップナイター』として関東地方でも放送される阪神戦中継(土・日曜日)の実況も担当している。
2009年のナイターオフ期間には、『MBSたびぐみ とっておき旅ラジオ』(以下『MBSたびぐみ』)の金曜日で、先輩アナウンサー・上泉雄一との共演ながらラジオパーソナリティにも本格的に挑戦。同曜日の収録取材コーナー「金山泉のお寺探訪 拝みます」で、毎週自身の好きな寺院を巡っては、スポーツアナウンサーならではの描写力でその寺院の魅力を伝えた。2010年1月15日から3月末までは、MBSテレビの看板情報番組『ちちんぷいぷい』金曜日17時台のVTR取材企画「週末ウォーカー」に、月に1回のペースで「金山泉のお寺探訪 拝みます」の連動企画を担当した。ちなみに、「週末ウォーカー」の担当週には、同コーナーへの出演を終えてから『MBSたびぐみ』の生放送に臨んでいた。
2010年10月からは、MBSテレビで平日夕方に放送中のローカルニュース番組『VOICE』で、毎週月曜日にサブキャスターとして「ヴォイスポ」と「みんなde天気」を担当。MBSラジオでは、2009年度に続いて『MBSたびぐみ』の金曜日でパーソナリティを務めたほか、『MBSとらぐみタイガースライブ!』『こんちわコンちゃんお昼ですょ!』(いずれも木曜日)にも出演していた。
2014年4月以降は、テレビ・ラジオとも、スポーツ中継の実況・リポートを主に担当。スポーツ関連の番組を中心に出演するほか、情報・バラエティ系の番組(『ちちんぷいぷい』など)で進行・リポートを任されることもある。2016年度と2019年度には、アノンシスト賞のテレビ・スポーツ実況部門で優秀賞を受賞[1]。プライベートでは、2017年3月の結婚を経て、2018年6月に第1子(長女)を授かった。
なお、「新日本放送」時代の1959年3月1日からテレビ放送事業とラジオ放送事業を兼営してきた毎日放送は、2021年4月1日付でラジオ放送事業を「株式会社MBSラジオ」へ移管。毎日放送は移管を機にテレビ単営局へ移行したが、金山はアナウンス職のまま同社の総合編成局(移管を機に新設)へ在籍する一方で、株式会社MBSラジオが制作・放送する番組にも「MBSアナウンサー」として出演している。移管翌日の2021年4月2日(金曜日)[8]には、「株式会社MBSラジオ」として初めて自社で制作・放送したプロ野球のラジオ中継(京セラドーム大阪の阪神×中日ナイトゲーム中継)で実況を担当した。
2023年には、9月14日の阪神×読売ジャイアンツ戦のラジオ中継(解説:鳥谷敬・狩野恵輔)で、阪神が2005年以来18年振りにセントラル・リーグでの優勝を自力(この試合での勝利)で決めた瞬間を実況。阪神がオリックス・バファローズと対戦した日本シリーズでは、毎日放送とTBSテレビの共同制作による第3戦(いずれも阪神甲子園球場でのナイトゲーム)の全国ネット向けテレビ中継で実況を任されていた。金山による日本シリーズの実況は、ラジオ中継を含めてもこの試合が初めてである。
B'zの大ファンとして
中京テレビアナウンサー時代
毎日放送への移籍後
以下はいずれも、TBSテレビの制作による全国ネット番組。
以下の人物はいずれも、TBSテレビの系列局(毎日放送と同じくラジオとの兼営局が母体のテレビ単営局)に勤務するスポーツアナウンサーで、前述した『金山・南波のB'zブラザーズ』シリーズにも出演。金山と同様に、勤務局とグループ会社のラジオ単営局で主にプロ野球中継の実況を担当する一方で、B'zの大ファンであることを担当番組などで公言している。
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