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スカパー! (東経110度BS・CSデジタル放送)

日本の有料放送サービス ウィキペディアから

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スカパー!(英称:SKY PerfecTV! Basic Service)は、スカパーJSAT株式会社が運営する衛星基幹放送(東経110度CSデジタル放送およびBSデジタル放送)の有料放送管理サービス(プラットフォーム)である。

かつては「スカイパーフェクTV!2」、「スカイパーフェクTV!110」、「e2 by スカパー!」、「スカパー!e2」と名乗っていた。

2012年10月1日、名称を現在の「スカパー!」に変更した。

なお、チャンネル数は2025年4月1日時点で73(ハイビジョン56、標準画質12、データ放送5)であり、より多チャンネルで全チャンネルがハイビジョン画質のテレビ(131)を放送しているスカパー!プレミアムサービス(東経124・128度CSデジタル放送)とは衛星や受信機器が異なる(後述)。

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概要

要約
視点

スカパー!(110度)は、衛星基幹放送事業者が放送している各種テレビ放送専門チャンネルを配信するサービスであり、スカパーJSATが並行して展開している「スカパー!プレミアムサービス」(以下、プレミアムサービス)とは別のサービスである。

以前の名称であった「e2」は「easy entry」(手軽に加入できる)と「easy entertainment」(手軽に楽しめる)という2つの意味を持っていた[1]。また「2」は当初のサービス名でもある「スカイパーフェクTV!2」(スカパー!2)からの名残でもある。

2011年10月1日からは、一部のチャンネルがCS放送からBSデジタル放送に移り、最大のアピールポイントとなっている。また2018年12月1日からは新4K8K衛星放送が開始され、スカパー!の有料4Kチャンネルが9チャンネル開局し、2024年3月31日まで放送されていた。

2019年10月25日からは、これまで別サービスだったWOWOWのスカパー!を介しての契約・販売が開始された。これによりプレミアムサービスと同様にスカパー!でWOWOWの契約をまとめることが可能となるが、専用のチャンネルを設けて放送されるプレミアムサービスとは異なり、従来通りのWOWOWのBSデジタル放送のチャンネル(BS191 - 193)をそのまま使うことになる[2][3]2021年3月1日には新4K8K衛星放送にて「WOWOW 4K」(BS Ch.4K 191)が開局し、2025年2月28日まで放送されていた。BS191 - 193のWOWOW契約者は追加料金無しで本チャンネルの視聴が可能で[注 1]、プレミアムサービスでは放送されていなかった。

基本サービス

契約者は全員、契約したチャンネルの月額料金に加え、別途基本料が必要。

2024年3月までは新4K8K衛星放送の有料4Kチャンネルを1チャンネル以上契約している場合は「スカチャン1 4K」と「スカチャン2 4K」が[注 2]、2022年10月までは契約者全員「BSスカパー![注 3]」が視聴可能であった。

なお、無料チャンネルのみを視聴する場合は有料サービスへの契約は不要である。

パック・セット

複数のチャンネルを視聴したい場合に、パック・セットが用意されている。

  • スカパー!基本プラン - 対象の50チャンネルが視聴可能[4]スカパー! チャンネル一覧の「SKP」が対象チャンネル。また、月額視聴料3,600円(税込3,960円)でB-CASカード/ACAS番号3枚まで追加料金無しで視聴できる(各B-CASカード/ACAS番号で申し込みが必要)。
  • スカパー!セレクト5 - スカパー!基本プランから「BS釣りビジョン」「囲碁・将棋チャンネル」を除いた48チャンネルのうち観たい5チャンネルを選び視聴可能[5]。観たいチャンネルが5チャンネル以下の場合割安となる。選択チャンネルは月に一回変更可能。選択チャンネル変更は2017年9月までは有料だったが2017年10月1日からは無料。1枚のB-CASカード/ACAS番号でスカパー!セレクト10との同時契約はできない(同時契約を可能にすると合計が4,400円(税込4,840円)となり、スカパー!基本プランよりも料金が高くなるため)。
  • スカパー!セレクト10 - 選択できるチャンネルはスカパー!セレクト5と同一だが、こちらは観たい10チャンネルを選び視聴可能[6]。1枚のB-CASカード/ACAS番号でスカパー!セレクト5との同時契約はできない(理由は同上)。

複数台割引

同じ契約内容で、複数台の視聴を希望される利用者に対しては、スカパー!、スカパー!プレミアムサービス(プレミアムサービス光を含む)の種別を問わず、加入料・基本料を免除したうえで、一部の対象外チャンネルを除き、視聴料を半額にするサービスが適用される[7]

キャンペーンなど

また不定期のキャンペーンで、アンテナ工事料金や加入料が割引・免除される場合がある[8]。加入料は2017年10月1日からは無料[9]

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無料放送

2週間お試し体験
B-CASカード/ACAS番号1枚につき1回限り「2週間お試し体験[注 4]」を申し込むことができる。これはプレミアムサービスのICカードにも適用され、同様にお試し体験ができる。2週間お試し体験を申し込まないと本契約はできない。なお、2週間お試し体験や本契約を済ませたカードなら、家中のどの対応テレビやレコーダーに挿入しても視聴できる(「プレミアムサービスとの相違点」で詳述)。2014年3月1日から3月9日までの申し込み分に限り、既に同サービス申し込み済のB-CASカードでも再び同サービスが利用できる「もう1度2週間お試し体験サービス」というキャンペーンが行われた。尚、東映チャンネルのみ対象外。その他、「BSスカパー!最大1年間無料」も対象外。既に加入済のB-CASカード/ACAS番号は申し込みが無効になる。
スカパー!無料の日
「プレミアムサービス」と同様に、毎月第1日曜日の4時頃から翌月曜日の4時頃までの24時間[注 5]、「スカパー!無料の日[注 6]」と称した、一斉無料放送を行っているが、画面下部にスカパー!への加入を促すメッセージが常時表示される(B-CASカードを抜いて視聴すればメッセージが表示されずに視聴できる)。2005年2月までは毎月20日に無料の日が実施されていた。
過去に10日間の無料開放日を年に1 - 2回設けていた時期があった。これらはBS/CSデジタルチューナー(内蔵機器を含む)とアンテナを設置すれば申込み不要で無料視聴できるが、無料放送されない番組やチャンネルも一部ある(AT-Xで対象年齢の制限があるアニメなど)。
なお、ケーブルテレビでは後述のパススルー配信を実施するケーブルテレビ局に挙げた局以外でもパススルーを採用している局によっては、一部のチャンネルでそれを受信できる場合があるが、ほとんどはCSからの再配信となるケースも多いため、無料放送中であっても視聴できないチャンネルがある。
無料番組
一部のチャンネルでは特定の時間帯もしくは番組を無料放送にしている(ホームドラマチャンネル歌謡ポップスチャンネルインターローカルアワーなど)。この場合も画面下部に加入を促すメッセージが表示される(グリーンチャンネルでは表示されない)。
無料チャンネル
ショップチャンネル(Ch.055)とQVC(Ch.161)はノンスクランブル放送で、視聴料金を払わずに視聴ができる[注 7]
その他
スカパー!では、長期契約者向けに、年1回視聴契約者が指定した日から16日間、全てのチャンネルが無料で視聴できるサービスを行っている(その場合、スカパー!から送られてくるDMに付いてくるハガキか、スカパー!ホームページで、指定日までに特典開始日を申し込む必要がある)。
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沿革

  • 2002年
    • 3月1日 - 株式会社プラット・ワンのプラットフォームで委託放送事業者(衛星基幹放送事業者に相当)の一部が放送を開始。
    • 3月25日 - 株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(現:スカパーJSAT)「スカイパーフェクTV!2」で委託放送事業者の一部が放送を開始。
    • 4月1日 - 株式会社プラット・ワンのプラットフォームで本放送を開始。
    • 7月1日 - 株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ「スカイパーフェクTV!2」の本放送を開始。
  • 2004年
    • 3月1日 - 株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズと株式会社プラット・ワンが合併。両者のサービスを統合し、「スカイパーフェクTV!110」に。
    • 4月1日 - 株式会社スター・チャンネルより、BS有料放送チャンネルのスター・チャンネルBS(Ch.200、現:BS10スターチャンネル)の受付顧客管理業務を受託。
    • 9月1日 - 一部のチャンネルでハイビジョン放送を開始。
  • 2005年8月17日 - この日と8月31日にチャンネル番号をジャンルごとに変更[10]
  • 2007年2月1日 - サービス名称を「e2 by スカパー!」に変更。
  • 2008年10月1日 - サービス名称を「スカパー!e2」に変更。
  • 2011年
    • 3月7日 - 一部のチャンネルで三次元映像(3D)番組を放送開始。
    • 10月1日 - 放送衛星のBSアナログ放送終了帯域、及び新規割当周波数におけるBSデジタル放送開始に伴い、スカパー!e2に参加するBS有料放送の衛星基幹放送事業者が、1社から6社へ大幅増[11]
  • 2012年10月1日 - サービス名称を「スカパー!」に変更。
  • 2018年
  • 2019年10月25日 - WOWOWの契約・販売を開始。
  • 2022年10月31日 - スカパー!のメインチャンネルであった「BSスカパー!」が放送終了。
  • 2024年3月31日 - WOWOW 4Kを除く、CS左旋の4K放送8チャンネル[注 8]が放送終了[13]
  • 2025年2月28日 - WOWOW 4Kが放送終了し、スカパー!での4K放送は全て終了した[14]

チャンネル一覧

要約
視点

2025年3月現在[15]

ハイビジョン放送

例外はあるものの現在は原則12スロット(4K放送は、BSが40スロット、CSが60スロット)で放送している[16]。4K放送を含めたBS放送のリモコンキーIDWOWOWBS10スターチャンネルにしか指定されていない。〈〉のハイビジョン放送開始日はCS放送時代の日付。

さらに見る ネットワーク, チャンネル 番号 ...

16:9SD放送

以下のチャンネルでは、スカパー!プレミアムサービスまたは、ケーブルテレビ局日本デジタル配信など)でのハイビジョン放送開始に合わせ、スカパー!ではハイビジョン放送を行わないものの画面比16:9の画角情報を付与し、標準画質ながらフルサイズでの放送を行っている。なお、CS1ネットワークでの標準画質は2018年9月25日を以て、BSデジタルでの標準画質は2021年5月31日を以て、全チャンネルのハイビジョン化により放送終了となった。原則6スロットで放送している。

さらに見る ネットワーク, チャンネル 番号 ...

データ放送

さらに見る ネットワーク, チャンネル 番号 ...
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衛星基幹放送事業者一覧

要約
視点

放送中、あるいは過去に放送していたチャンネルはスカパー! チャンネル一覧を参照。

東経110度CSデジタル放送

旧:スカイパーフェクTV!2

右端太字は2008年9月までの受託放送事業者基幹放送局提供事業者に相当)。現在の基幹放送局提供事業者はスカパーJSAT。2009年まで、アップリンク地球局を東京都世田谷区東北新社等々力放送センターとしていたグループ。

放送中

旧:プラット・ワン

右端太字は2008年9月までの受託放送事業者。現在の基幹放送局提供事業者はスカパーJSAT。2009年まで、アップリンク経路が東京都品川区の小山台送出センターを経て、茨城県常陸大宮市の宇宙通信(スーパーバード)茨城ネットワーク管制センターの地球局から送信としていたグループ。

放送中

スカパー!(旧:スカパー!e2)以降

2009年に旧:スカイパーフェクTV!2、旧:プラット・ワンのアップリンク経路を統合し、以後は前年新築した東京都江東区のスカパー東京メディアセンターを主局に等々力放送センターは設備を拡張の上副局とし、東経110度CSデジタル放送全チャンネルのアップリンク二重化を実現している。ただし両局とも東京(直線距離は16.7km)にあるため、東京渋谷埼玉県久喜市に分かれているBS(後述、同45km)と比べ降雨対策や防災面等に難がある。

以下は、WOWOWデジタルプラスの撤退やBSデジタル放送への移行で生じた空き帯域を再割当てされた事業者、もしくは番組供給事業者傘下の事業者に移管した事業者である。

放送中
WOWOWデジタルプラス撤退による空き帯域を利用
BSデジタル放送移行による空き帯域を利用
その他

BSデジタル放送

基幹放送局提供事業者は放送衛星システム(B-SAT)。他BS各局と同様、アップリンク主局は東京都渋谷区NHK放送センター、副局は埼玉県久喜市NHK菖蒲久喜ラジオ放送所の各施設内にある。

放送中

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スカパー!プレミアムサービスとの相違点

さらに見る スカパー!(73), ハイビジョン (56) ...
衛星
「スカパー!」と「スカパー!プレミアムサービス」(以下プレミアムサービス)では異なる衛星を利用する。スカパー!用の通信衛星N-SAT-110)は、BSデジタル放送に用いる放送衛星群(BSAT-3aBSAT-3bBSAT-3c/JCSAT-110R)と同じ東経110度に位置している。対してプレミアムサービス用の通信衛星群は東経124度及び同128度に位置する。
アンテナとチューナー、受信機器
「スカパー!」はBS/110度CS用のアンテナチューナー、「プレミアムサービス」はプレミアムサービス用のアンテナとチューナーを使って受信する。アンテナを合わせる方角(左右)と仰角(上下)も異なる。但しスカパー!では3波(BS・110度CS、124度CS、128度CS)対応アンテナも用意されており、それを使うとアンテナは一つで済む(3波対応アンテナは家電量販店などでは取り扱われず、スカパー!に直接申し込む必要がある)。
この様にスカパー!は衛星の位置や放送規格(下記参照)、アンテナ、チューナー、受信機器が、BSと110度CSで共通化されているので、アンテナ(BS/110度CSアンテナ)一つで両方を受信できる点が強みとなっている。またテレビやレコーダーなどの受信機器には、BS/110度CSチューナーが内蔵されているものが多く、この場合はBS/110度CS対応アンテナを設置するだけで受信できる。
一方、プレミアムサービスを受信するには別途専用チューナーを購入するかレンタルする必要がある。例外的にソニーシャープがプレミアムサービス(124/128度CS)チューナーも同時に搭載したレコーダー(地上波・BS・110度CS・124/128度CSの4波対応)を2012年に市販したが機種数は少ない。
複数台受信
偏波の切り替えの必要がないスカパー!では、1つのアンテナに対し、チューナーやテレビの複数台接続が可能である。これにより、集合住宅や共聴施設での設置が容易である。対してプレミアムサービスでは、1つのアンテナ(正確にはコンバータ)に対するチューナーの接続台数に制限がある。
放送規格と画面アスペクト比
スカパー!では放送規格にISDBを採用している。画角情報の送出が可能で、標準画質の放送でも画面比16:9の番組をそのまま引き伸ばして放送することができる[注 13]。対してプレミアムサービスではDVBを採用している。
文字多重放送
日本語による字幕放送信号の送出が可能(「プレミアムサービス」でも実施。ただし、「プレミアムサービス(標準画質)」では不可だった)。一方、英語のクローズドキャプション機能には未対応で、文字多重放送に英文を載せる形式を採っている。
受信カード
Thumb
BS 110度CS 地上デジタル共用B-CASカード
Thumb
スカパー!ICカード(プレミアムサービス)
スカパー!ではビーエス・コンディショナルアクセスシステムズが管理する「B-CASカード[19]を用いているため機器間の互換性があり、申し込みを済ませたカードであれば、(B-CASカードとminiB-CASカードの物理的な違いを除けば)家中のどのテレビやレコーダーでも差し替えて視聴することができる。対してプレミアムサービスでは、限定受信システムとしてスカパーJSATが独自に発行している「スカパー!ICカード」[20]を用いている。このICカードはチューナーに付属して管理されているため、他のチューナーに差し替えて視聴することはできない[21]。ACASチップを内蔵した受信機では、機器に内蔵されたACASチップが用いられる[22]
契約条件
契約条件には「必ず、1つ以上のチャンネル、パック・セットの契約が必要」で、基本料だけで契約を継続することは出来ない(プレミアムサービスはPPVサービスがあるため、この条件はない)。
PPVとアダルトチャンネル
スカパー!ではPPV放送は、開始以来行われていない[注 14]。また、スカパー!はプレミアムサービスと違い、アダルト株式[注 15]といった視聴者が著しく限定されるジャンルのチャンネルや、音声のみのチャンネル[注 16]もない。なお、開始当初は公営競技パチンコ外国語放送、釣り囲碁将棋教育[注 17]専門のチャンネルもなかったが、現在は存在する[注 18]。なお、深夜に成人向け番組を放送する衛星劇場は当該時間はR-15指定(15歳未満は視聴不可)映画やR-15指定版の日活ロマンポルノに差し替えて放送している。衛星劇場の深夜の成人映画放送を含む成人向け番組を視聴するにはプレミアムサービスに加入する必要がある。
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受信上の注意(旧BSアンテナで受信する場合など)

さらに見る 受信部 定格衛星周波数, コンバーター 定格中間周波数 ...
電波の混合
スカパー!(旧:e2)とスカパー!プレミアムサービスでは中間周波数帯域が重なるため、混合器などを使って電波の混合は出来ない。両方見たい場合はそれぞれに対応するアンテナや同軸ケーブルなどを用意する必要がある。上述のスカパー!の直販アンテナは両者に対応しており、2本の同軸ケーブルを別々のコンバーターに接続することにより、両方の放送の視聴に使用できる。
旧BSアンテナで受信する場合
スカパー!(旧:e2)放送開始より前に販売されたBSアンテナの場合、コンバーターの(CS-IF)帯域が古いアンテナの想定を超過した結果コンバータ内部のフィルタ回路により無効化される場合があり[注 19]、その場合はアンテナの交換が必要となることが多い(右表を参照)。運営するスカパーJSATでは、「QVC(キュー・ヴィー・シー)」(Ch.161)[注 20][注 21]が受信できることを確認してから加入申込みをするよう呼びかけている[23]
旧同軸ケーブルや分配器で受信する場合
一部の同軸ケーブルや分配器などにはスカパー!(旧:e2)のCS-IFに非対応のものがあるため、e2放送より前から設置しているBSアンテナや同軸ケーブル、分配器のままで受信を考えている世帯は注意が必要。特にマンションなどの共同アンテナで受信している場合は、アンテナから各家庭までの伝送経路すべてがCS-IFに対応している必要があり、未対応だと受信できない。また、テレビにBS/110度CSアンテナを接続する時に、BSアナログチューナーが内蔵されたレコーダー等の録画機器を経由させると、当該録画機器に内蔵の分配器が非対応である時にCSチャンネルが受信できない事がある。
放送切替操作
CS(BS)のチャンネルを視聴中、BS(CS)のチャンネルを選局する場合、リモコンで「放送切替」操作が必要である。CS同士でも受信機の機種によっては、CS1ネットワークとCS2ネットワークの「放送切替」操作も必要となる。
受信機のメーカーによっては、CSネットワークの区別やBS4KとCS4Kの区別を行っていたりいなかったりするため、視聴に際しては機器の取扱説明書をよく読む必要がある。パナソニック2016年の製品までCS1とCS2を別扱いしていたが、その他のメーカー[注 22]は特に区別せずCSとしている。BS4KとCS4Kを別扱いしているメーカーはソニーLGTCLで、その他のメーカーは特に区別せず4Kとしている。
NHK放送受信契約による衛星契約
全てのチューナーで自動的にNHKBSデジタル放送が受信可能となる関係で、必然的にNHK放送受信契約による衛星契約を結ぶ義務が発生する。多くのチューナーでは、未契約の状態で当該チャンネルを選局すると、画面上に契約を促すメッセージが表示される。
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コールサイン

基幹放送局提供事業者のスカパーJSATおよび放送衛星システム(B-SAT)の衛星基幹放送局には、以下のコールサイン(識別信号)が指定されている(CS帯域がスカパーJSAT、BS帯域がB-SAT)。

スカパーJSAT
  • JO82-CS-UHTV
  • JO83-CS-HDTV
  • JO83-CS-TV
B-SAT
  • JO31-BS-HDTV
  • JO31-BS-TV
  • JO32-BS-HDTV
  • JO32-BS-TV
  • JO35-BS-UHTV

パススルー配信を実施しているケーブルテレビ局

要約
視点

以下のケーブルテレビ局では、多チャンネルサービスの一環としてスカパー!のパススルー配信を実施している。対応する受信機(地上・BS・110°CSデジタルチューナー内蔵テレビ・BDレコーダーなど)を揃えれば、チャンネルの設定のみで視聴ができる。

2008年10月、総務省の技術基準改正により地上アナログテレビジョン放送の最高周波数(770MHz)を超える周波数帯を用いるケーブルテレビ放送が可能となり、これの先行承認として淡路島テレビジョンが初めて同年4月にサービスを開始した。その後も、最高で従来のケーブルテレビより3倍近く高い周波数となるCS-IFの伝送に対応するための路上設備改修が不要なFTTH-RF方式(光放送)を採用しているケーブルテレビ局(主に公設公営・公設民営局)へ広がっている。 現在はスカパーJSATが2009年4月より開始している。

現在

過去

各処の図書館での対応

国立国会図書館 東京館では、CSを調べるにはスカパーガイド誌が2010年6月から調査可能である。それ以前のものは利用できず、オークションなどで入手するしか手段がない状況にある。関西館では利用できるかは不明だが、館内PCから国立国会図書館デジタルコレクションを通じて中身を見ることができる。それ以外の図書館では調査できないが、ケーブルテレビガイド誌ならば一部の図書館で貸し出しは不可能だが調査可能である。朝日新聞毎日新聞読売新聞日本経済新聞でも調査することはできるが、ケーブルテレビガイド誌と同様に掲載されているチャンネルは限られている。なお、『週刊TVガイド』や『ザテレビジョン』関連のBS/CS専門雑誌でも探索できる。アニメ専門チャンネルの場合、『電撃B-magazine』などでも閲覧できる。

国立国会図書館で調査できるスカパー番組ガイド誌は以下の通り。

  • スカパー!TVガイドプレミアム(2012年10月 - )
  • スカパー!TVガイド(2010年6月 - 2012年9月)
  • スカパー!e2TVガイド(2010年6月 - 2012年9月)
  • スカパー!TVガイドBS+CS(2012年10月 - )
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脚注

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関連項目

外部リンク

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