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竹原市
広島県の市 ウィキペディアから
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竹原市(たけはらし)は、広島県の市。古くから瀬戸内の交通の要衝として発展した。室町時代より港町として知られ、江戸時代後期は製塩業で栄えた。「安芸の小京都」と呼ばれる[注釈 1]。1982年にはたけはら町並み保存地区が「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、2000年には「都市景観100選」に選定された。

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地理
要約
視点

2010年4月25日撮影の9枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
広島県の南中部に位置する。市街地は、JR竹原駅を中心として扇状に広がる官公庁・商業地区、港を中心とした港湾・工業地区、文化財が集中する寺院等を含む町並み保存地区に大別される。また、市の特産物であるタケノコなどの産地である小吹地区などに分類される。たけはらケーブルネットワークがある。
気候
瀬戸内海式気候の特徴が強い。
隣接する自治体
人口
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
竹原市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 竹原市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 竹原市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
竹原市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
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歴史
墾田永年私財法により、京都・下鴨神社の荘園地として開墾されたのが最初とされるが、名前の由来は、「竹の原」なのか或いは荘園管理者が「竹原氏」であったからかに分かれている。戦国時代には、毛利元就三男隆景が、小早川氏の養子として竹原で幼少期を過ごしている。江戸時代後期の「塩田」と「酒造」により発展し、忠海町には関所払いができたほどである。また、塩はその当時広島県が全国の80%のシェアを占め、遠く大阪や江戸まで北前船で輸送した。
1930年(昭和5年)、高崎町の阿波島周辺の「スナメリクジラ回遊海面」が天然記念物に指定されている。これは1960年代までスズキなどの魚をスナメリを目印に釣る伝統漁法によって指定されたものである。しかし保護指定にもかかわらず、スナメリは減少し、現在この漁は行われていない。なお、この関連施設として宮島水族館が指定されており、スナメリも飼育されている。
沿革
かつては12村27通りで竹原村と下野村とを区切り、1町16村で成り立っていた。
- 1952年(昭和27年)4月1日 - 賀茂郡竹原町・下野村が合併し竹原町(2代)が発足。このときには16村のうち8村ほどを事前統合済みである。
- 1954年(昭和29年)3月31日 - 東北部に当たる賀茂郡東野村と東部の豊田郡大乗村、及び南方村字立石等の区域のうち一部を編入。
- 1955年(昭和30年)3月31日 - 賀茂郡荘野村、豊田郡田万里村と合併。
- 1956年(昭和31年)4月1日 - 賀茂郡・豊田郡の郡域再編(詳細は各郡の記事を参照)により同日付で豊田郡の所属となる。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 豊田郡吉名村、賀永村大字仁賀のうち賀茂郡西条町へ編入された区域以外を編入。
- 1958年(昭和33年)11月3日 - 豊田郡竹原町、忠海町が合併し市制施行。竹原市が発足。
- 2025年(令和7年)1月6日 - 市役所が竹原市中央五丁目6番28号に移転[1]。
災害
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行政
行政機関
竹原市市役所については旧たけはら合同ビルを改修して移転することになり、2024年(令和6年)12月1日に改修工事が完了して落成式が行われ、2025年(令和7年)1月6日に利用を開始した[10]。2024年12月27日、市中央の市役所現庁舎での業務を終え閉庁式を行った[11][12]。
- 竹原市役所(竹原市中央五丁目6番28号)[1]
- 忠海出張所(忠海中町)
姉妹都市・提携都市
国内
- 提携都市
過去の交流
議会
市議会
→詳細は「竹原市議会」を参照
- 定数:14人
- 任期:2022年11月23日 - 2026年11月22日
- 議長:大川弘雄(2018年11月 - )
- 副議長:山元経穂(2022年11月 - )
衆議院
- 選挙区:広島5区(呉市、竹原市、三原市(旧本郷町域)、尾道市(旧瀬戸田町域)、東広島市(旧安芸津町域)、江田島市(旧江田島町域)、豊田郡)
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 当日有権者数:242,034人
- 投票率:54.52%
経済
漁業
- 吉名漁港
- 長浜漁港
工業・エネルギー
特産品
- 清酒「竹鶴」(中央)
- アトムの作業用手袋
教育
小学校
- 竹原市立大乗小学校
- 竹原市立荘野小学校 - 2005年4月、竹原市立田万里小学校を統合。
- 竹原市立竹原小学校
- 竹原市立竹原西小学校
- 竹原市立忠海小学校 - 2015年4月、竹原市立忠海西小学校と竹原市立忠海東小学校を統合して開校。
- 竹原市立中通小学校
- 竹原市立仁賀小学校
- 竹原市立東野小学校
中学校
- 竹原市立賀茂川中学校
- 竹原市立竹原中学校
- 竹原市立忠海中学校 - 忠海中学校と忠海小学校は併設型であり、2つをまとめて忠海学園とも呼ばれる。
義務教育学校
高等学校
大学
- 広島大学生物生産学部付属水産実験場
交通

最寄りの空港である広島空港と竹原駅・竹原港との間に安全タクシー[14]によるジャンボタクシーが運行されている。
鉄道
バス
道路
港湾

航路
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名所・旧跡・観光スポット

祭事・催事
- 二窓の神明祭(2月)
- 宮床祭り(4月)
- 竹祭り(5月)
- 仁賀れんげ祭り(5月)
- 忠海祇園祭(7月)県の無形文化財に指定されている
- たけはら夏まつり花火大会(8月)
- 磯宮八幡宮大祭(9月)
- 憧憬の路(10月または11月)
- 恵比寿講(11月)
竹原を舞台とした作品
漫画・アニメ
- 「たまゆら」(2010年 [OVA])
- 「たまゆら〜hitotose〜」(2011年 [TVアニメ])
- 「たまゆら〜もあぐれっしぶ〜」(2013年 [TVアニメ])
- 「たまゆら〜卒業写真〜」(2015-2016年 [OVA・劇場公開作品])
テレビドラマ
- NHK連続テレビ小説「マッサン」
映画
- 「時をかける少女 (1983年の映画)」
- テロルンとルンルン
竹原市ゆかりの有名人
- 池田勇人 - 政治家。内閣総理大臣。
- 池田行彦 - 政治家。外務大臣。池田勇人の娘婿。
- 中川俊思 - 政治家。衆議院議員。
- 佐渡斉 - 政治家。千葉県四街道市長。千葉県議会議員。
- 河相達夫 - 情報局総裁兼外務次官、終戦連絡中央事務局次長。
- 河野一之 - 大蔵事務次官、太陽神戸銀行会長。
- 伊藤修令 - 自動車開発技術者。
- 阪田恒四郎 - サカタインクス創業者。
- 竹鶴政孝 - ニッカウヰスキー創始者。
- 村上定 - 実業家、ジャーナリスト。
- 頼杏坪 - 儒学者、漢詩人。
- 頼春水 - 儒学者、漢詩人。
- 頼春風 - 儒学者、漢詩人、医師。
- 頼山陽 - 儒学者。父・頼春水は竹原出身であるが、山陽は大坂江戸堀に生まれ、広島杉ノ木小路で育つ。
- 白崎泰夫 - プロ野球選手。
- 長谷川繁雄 - プロ野球選手。
- 樋口賢 - プロ野球選手。
- 大内寛文 - ラグビー選手。長善寺住職。
- 今井政之 - 陶芸家。
- 大藤剛宏 - 医師。
- 唐島基智三 - 政治評論家、ジャーナリスト。
- 桐谷広人 - 将棋棋士、投資家。
- 中井正一 - 美学者、評論家。
- 油谷誠至 - 映画監督。
- 五十嵐広行 - ダンサー、プロデューサー。
- 土肥美緒 - 女優・エステティシャン。
- 浜田省吾 - シンガーソングライター。
- 平和勝次 - 芸人、演歌歌手。
- 六代目柳亭左楽 - 落語家。
- 伊藤みのり - 広島ホームテレビアナウンサー。
- 近藤志保 - 広島エフエム放送アナウンサー。
- 笹原綾乃 - フリーアナウンサー、広島エフエム放送アナウンサー。広島ホームテレビリポーター。
- 水野小次郎 - コロンビア移住者。日系コロンビア人の開拓者。
- 飯田知彦 - 鳥類学者、一般社団法人日本希少鳥類研究所 所長。
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脚注
外部リンク
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