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朝日ニュースター(あさひニュースター)は、かつて朝日新聞社、テレビ朝日のグループ(朝日新聞社、テレビ朝日、朝日放送、東映)が運営していたニュース専門放送局。
スカパー!プレミアムサービス・スカパー!・ケーブルテレビで視聴可能だった。
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
150-0001 東京都渋谷区神宮前一丁目3-12 |
設立 | 1986年3月20日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 通信衛星を利用した委託放送事業 |
代表者 | 代表取締役社長:川原徹郎 |
資本金 | 1億円(2011年3月31日時点) |
純利益 | △5923万8000円(2011年3月期) |
純資産 |
8億9162万7000円 (2011年3月31日時点) |
総資産 |
10億6957万3000円 (2011年3月31日時点) |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 |
朝日新聞社 83.2% (2011年3月31日時点) テレビ朝日 朝日放送 |
外部リンク | https://www.tv-asahi.co.jp/newstar/ |
特記事項:2012年4月1日付でテレビ朝日にCS放送事業を譲渡。同年6月に解散。 |
1989年10月1日から、『衛星チャンネル』の名称でケーブルテレビ向けに配信を開始。後に名称を『朝日ニュースター』に変更。1993年10月1日にスカイポートTVによる一般向け放送を行い、1997年3月13日からパーフェクTV!に進出。『朝日新聞ニュース』を中心に、独自制作番組やテレビ朝日の『スーパーJチャンネル』や『朝まで生テレビ!』などの時差放送を編成し、24時間無休で放送していた。
2012年3月31日までは、テレビ朝日に加え朝日新聞社などが出資する株式会社衛星チャンネルが運営していた。同社は朝日新聞社の子会社であり、テレビ朝日グループには属していなかった。スカパー!e2(現・スカパー!)では、シーエス・ワンテンが衛星基幹放送事業者として放送していた。
本社の「:BS(コロンブス)」には、CNNjを運営する日本ケーブルテレビジョン(JCTV)やBS朝日の本社も入居していた。(2006年10月1日に朝日新聞東京本社内から移転)
ニュース専門チャンネルであるが、アンカーが報道スタジオから24時間、絶え間なくニュースを伝える他局のスタイルとは大きく異なり、討論番組や時事解説番組が大部分を占めていた。どちらかというと、朝日新聞に近い左派・リベラル論調の番組が多いものの、右派・保守論客や政権担当者が出演することもあった。
またマスコミ検証的な番組も多く、他のメディアでは見られない様な(朝日新聞やテレビ朝日も含めた)メディア業界の自己批判(記者クラブ制度やメディア業界の金権体質などへの批判)が積極的になされていたことも特徴である。さらにビデオジャーナリストによる取材の導入や記者会見の専門番組があることでも、他局とは一線を画していた。
2009年春の改編で10番組が終了して以降、独自番組の数は減少傾向となり、再放送回数の増加やテレビ朝日・BS朝日の番組の時差放送の比率が高くなった。他局と比べても、独自のドキュメンタリーやニュース番組の貧弱さ、局専属アナウンサーの不在などが目立った。
2011年7月29日、テレビ朝日が衛星チャンネルからCS放送事業を譲受し、2012年4月1日より運営を開始した。これにより、TBSニュースバード(現・TBS NEWS)や日テレNEWS24、日経CNBCと同じように、地上波民放と同一の法人によるチャンネルとなった[1](チャンネル名称・ロゴマークは変更なし)。これにより、法人格としての衛星チャンネルは6月に解散[2] し、従業員は全員退職した[3]。
同日からは抜本的な番組編成の見直し[注 1] が図られ、開局当初から続いた朝日新聞社制作・提供の番組がほぼ全て終了・縮小されたほか、同じくテレビ朝日が運営する『テレ朝チャンネル』(現在の『テレ朝チャンネル1』)からの移行によるトーク・情報系番組や、プロ野球・埼玉西武ライオンズ主管全試合の生中継を初めとするスポーツ中継[注 2] も強化された。
なお、テレ朝チャンネル(当時)で放送されていたニュース番組も同時に終了し、テレビ朝日のCS放送におけるニュース番組は当チャンネルに統合された。それでも他局に比べると生放送のニュース枠は少なく、一日数回の『News Access』(BS朝日との同時放送)や、地上波・テレビ朝日系列で放送された報道・情報ワイド番組の時差放送程度に過ぎない。その他の時間帯は、報道以外のオリジナル番組か、テレビ朝日系列の情報・ドキュメンタリー番組、もしくは衛星チャンネル運営時代に製作された番組の再放送などが編成されている。
スポーツ中継が組み込まれたことなどにより、ハイビジョン放送(朝日ニュースターHD)も順次開始している。2012年4月1日の日本デジタル配信を皮切りに、同年7月1日にはスカパー![注 3]、9月29日よりスカパー!プレミアムサービス(Ch.HD612)でも開始している。また、スカパー!e2(当時)では同日0時より画角情報を4:3から16:9に変更した(画質は標準のまま)。
2013年4月1日には、チャンネル名を『テレ朝チャンネル2 ニュース・スポーツ』に改名。ニュース専門チャンネルから、テレビ朝日の番組を総合的に編成する娯楽系のチャンネルに生まれ変わった。改称に際して、テレビ朝日は「元々はテレ朝チャンネル(「テレ朝チャンネル1 ドラマ・バラエティ・アニメ」に改名)だけでCSをやっていたところに朝日ニュースターを朝日新聞社から譲り受けて、テレ朝直営でやってきたが、ちょうど1年になるにあたり、思い切ったブランディングとして、テレ朝のCS衛星放送であることをより視聴者にわかりやすくしたい」と説明している[4]。
『テレ朝チャンネル2』となってからの概要は、『テレ朝チャンネル』を参照のこと。
制作著作のクレジット表記は、2012年4月より「朝日ニュースター」から「テレビ朝日」名義に変更された。
地上波やBS朝日の時差放送番組では、CMは基本的に朝日ニュースターやテレ朝チャンネル、および地上波の番組案内スポット[注 4](30秒)のみ。番組によっては、CM枠を完全にカットする場合もある(代わりにステーションIDが5秒間挿入される)。
2012年より、テレビ朝日がプロ野球・埼玉西武ライオンズの主催全試合のCS放映権を獲得[5]。これにより、当チャンネルではプロ野球中継も放送されることになった。
中継の開始当初、スカパー!の当チャンネルはハイビジョン放送を行っていなかったため、スカパー!HDの『スカチャン HD』でハイビジョンによる同時放送も行った(「プロ野球セットHD」など、当チャンネルを含む各種パックの契約世帯で視聴可能)。
なお開局直後の一時期に限り、「サテライトナイター」という題名で西武やヤクルトのプロ野球中継を行ったこともある[注 5]。ちなみに、テレ朝チャンネル1ではプロ野球中継を行ったことは一度もない。
スカパー!ではデータ放送を行っており、仕様はテレ朝チャンネルと共通である(メニュー画面の色は青で、テレ朝チャンネルのオレンジと色違い)。
1996年に在ペルー日本大使公邸占拠事件が発生した際は、深夜にIPCスペイン語チャンネル(現在のTVグローボ・インターナショナルチャンネル)を延々と放送していた。
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