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サンデースポーツ

NHKのスポーツニュース番組 ウィキペディアから

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サンデースポーツ』(サンデースポーツ、SUNDAY SPORTS )は、NHK総合テレビジョン日曜日生放送されているスポーツニュース番組。

概要 サンデースポーツ, ジャンル ...

概要

要約
視点

1985年4月に『サンデースポーツスペシャル』としてスタートした。この時期は略語である「SSS」がロゴとして使われていた。1989年度は『スポーツタイム』(第1期)の帯番組化に合わせ『サンデースポーツタイム』に改題された。1990年に『スポーツタイム』が『ミッドナイトジャーナル』開始に伴い終了したため『NHKサンデースポーツ』に改題。1991年度よりNHKの冠が外れ『サンデースポーツ』となる。2018年度(初回は2018年4月1日22:00 - 23:00放送)より2020年東京オリンピックを見据えて日本スポーツの「今」を掘り下げる番組内容などに一新され、番組タイトルも『サンデースポーツ2020』(英題:SundaySPORTS- 2020 -)に改題したが、2020年10月4日の放送分から「2020」を外した元の題名に戻した。またこれをきっかけにタイトルロゴ・スタジオを全面リニューアルするとともに、番組のレギュラー出演者も副島以外の全員を入れ替えとした[1]

番組は開始当初、『ニュースセンター9時』などで使用していたCT-510スタジオの「ワーキング・スタジオ」風セット(ニュースセンター9時の項も参照)を用いていた。1988年度からは『NHKニュースTODAY』(1988 - 1989年度)→『NHKニュース21』(1990 - 1991年度)→『ミッドナイトジャーナル』(1992年度)と共用のセットでの放送となり、その後は年度により番組独自のセットか別時間帯のニュース番組と共用のセット(2000年度の場合は『NHKニュース10』『NHK週刊ニュース』と共用のセット)からの放送となっている。1989年2月5日(この番組が旧ニュースセンターからの最終番組となった)はニュースセンター移転作業のため別のセットからの放送となり、同年2月12日からは現在のニュースセンター棟(放送センター北館)に移転した。

担当者は、NHKプロ野球解説者が総合司会を担当したり、アナウンサーだけで進行したりと、時代によって大きく異なる[注 1]。2011年4月 - 2013年3月は1998年度以来13年ぶりの司会者3人となる。アナウンサーの場合はスポーツ中継を担当するアナウンサー[注 2] 以外にも、本来はスポーツ中継に携わらず報道・情報などのジャンルのアナウンサー[注 3] も多数参加する。

大規模連休時は、年末年始と夏季・冬季五輪、パラ五輪(大会により一般スポーツのニュースを10分程度流した場合もある)の時期を除けば通常通り生放送されるが、2023年8月13日は、「プロ野球マジックの継承者たちⅡ 栗山メモ~知られざる采配の舞台裏~」を放送するため夏季編成では珍しく休止(代替として21時50分から22時にスポーツニュースを放送)となった。

海外向けのNHKワールド・プレミアムでは、月曜日 0:00 - 0:59(JST)に時差放送する[注 5]。NHKワールドTVは英語放送強化による番組改編で2008年3月30日(日本国内)放送分で終了となった。

NTSC2010年7月18日[注 6] 放送分からはアナログ放送、NHKワールド・プレミアムともにレターボックス16:9での放送に変更された[注 7]2015年4月より、『サタデー』とともに、リアルタイム字幕放送を開始している。

プロ野球速報パートでは、2020年度までは一部を除きランニングテーブル(イニングごとのスコア・責任投手、ホームラン打者)の表示があったが、2021年度からは簡略化され、試合のVTRの終わりのところで合計スコアと責任投手のみ(試合によっては合計スコアのみ)をスーパーインポーズで表示する程度にとどまった。

2021年度までは、原則としてMC2-3人+放送時期によりレポーター・コメンテーターが若干名(下記参照)加わるという体だったが、2022年度からは大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のパロディーになぞらえて「サンデースポーツの8人」と称し、コメンテーターを大量8人態勢とし、2020年度下半期からレギュラー解説者として出演していた上原浩治中澤佑二、特別レポーターの相葉雅紀の3人が「オリジナルメンバー」(上原=プロ野球、中澤=サッカー、相葉=一般スポーツ担当)として残り、さらにプロ野球担当の落合博満[注 8]藤川球児[注 8][注 9]、サッカー担当の中村憲剛、パラスポーツ担当の谷真海、その他一般スポーツ担当の村上茉愛の5人が「ニューメンバー」としてコメンテーター陣に加わり(相葉は原則VTRのみ、他の7名はその中から週替りで1-2名程度が参加)、それぞれ持ちコーナーも担当する[2]。特に2020年10月以後「解説」として迎えた上原と中澤と、2022年にニューメンバーに加わった5人には、「-2020」時代の畠山同様にそれぞれの専門種目以外の競技についても取材・コメントをしてもらう[1]

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放送時間・出演者の変遷

要約
視点

無印:NHKアナウンサー(福島敦子は専属契約アナ)、○印:NHK野球解説者、◎印:外部キャスター(いずれも出演当時)

さらに見る 年度, 放送時間 ...
備考
  • 前番組『NHKスペシャル』の内容によって、繰り下がる時あり。
  • 年度により22:55まで、あるいは22:05から放送したのは、定時ニュースがあったため。
  • 1990年4月から2005年12月まで、本番組のキャスターは山際・原を除いていずれも『サタデースポーツ』を兼任した。
  • 2008年度以降は、『地球エコ』関連のミニ番組が22:40から22:50に放映されるため、1996年度以来12年ぶりに50分番組となった。
  • 日曜日は通常公職選挙の投票日にあたるため、国政選挙などの大規模な選挙特番が行われる日は基本的に休止となる。また各地方自治体の選挙の日には地域によって全部または一部を開票速報に差し替えて放送するところがあり、当該地域では差し替えられた部分の振替放送は行わない。また、ウィンブルドン選手権の決勝戦の週は通常番組は休止する代わりとして、テニスの試合開始前に10 - 15分程度のスポーツニュースを送る[注 21]
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コメンテーター

要約
視点

以下、アナウンサーがメインを担当するようになった1997年から2008年、および2011年以後の主な出演者。

野球

大相撲

サッカー

ウィンタースポーツ

全ジャンル

マンスリーキャスター

2015年4月5日(一橋・杉浦シリーズ初回)から、毎月1か月間(4回−5回)を通して、スポーツ関係者やスポーツファンの各界著名人・有識者を「マンスリーキャスター」として迎える。NHKの番組表では「ゲスト」として扱われるが、実際には番組のメインキャスターの役柄を担い、レギュラーの一橋→酒匂・杉浦はそのアシスタント的な役割を果たしていた。2018年度の放送から「サンデースポーツ2020」と番組名が変更されたことに伴い、マンスリーキャスター制度は廃止された。

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さらに見る 2016年度, 年月 ...
さらに見る 2017年度, 年月 ...
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ナレーター

  • 速報VTR部分は、原則として専属のナレーター(氏名テロップ出し無し)が担当する。ルポルタージュVTRはスポーツ記者・アナウンサーが自ら取材・報告する場合がある。
  • サンデースポーツ2020ではトビー上原吉江まりもが担当。
  • 過去は磯部弘湯本久美山形美房他が担当していた。

テーマ曲 (テーマソング)

テーマソング・タイトル映像は基本的に姉妹編『サタデースポーツ』と共同で使用される[注 25]

  • 1997年4月 - 1998年3月:「I can see your smile!!」(歌:Sammy、作詞:有馬寿美、作曲・編曲:山崎利明)
  • 1998年4月 - 1999年3月:
  • 1999年4月 - 2000年3月: タイトル不明 先代のアレンジ版
  • 2000年4月 - 2002年3月:「WAY BACK HOME」(作曲:内池秀和
  • 2002年4月 - 2005年3月:「Believe」(作曲:内池秀和、二胡演奏:チェン・ミン
  • 2005年4月 - 2007年3月:OP「タイトルなし[注 26]」(作曲・ハーモニカ演奏:西脇辰弥)/ED「心の扉」(作詞:樋口侑、作曲:内池秀和、歌:D.D.D
  • 2007年4月 - 2009年3月:オリジナル曲「サンデースポーツテーマ」(作曲:吉俣良、演奏:NHK音響効果部)
  • 2009年4月 - 2011年3月:OP 「WiLL」(作曲:澤野弘之)/ED「Black & Blue Room」(作曲:澤野弘之)
    • EDの『Black & Blue Room』は、2009年7月15日発売のオリジナル・アルバム[musica]に、OPの『WiLL』とEDの『Black & Blue Room <TV Edit>』は、2013年2月27日発売の[澤野弘之 NHK WORKS]に収録されている。
  • 2011年4月 - 2013年3月24日:「Walk on」(作曲:Jazztronik
  • 2013年3月31日 - 2015年3月29日:(作曲:菅野祐悟
  • 2015年4月5日 - 2018年3月25日:
  • 2018年4月1日 - 2020年9月27日:「Body& Spirit」/SOIL&"PIMP"SESSIONS
  • 2020年10月4日 - 現在:
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テーマタイトル映像

2006年度はその日のスポーツニュースの主役となる人物のインタビューや実況映像(アバンタイトル)をまず出した後タイトル→ヘッドラインと繋がっていく。

2011年度はヘッドラインが無くなったが、その代わり「土曜スポーツタイム」や同年度からのサタデースポーツと同じように、司会者が挨拶する前にその日の特に注目すべきスポーツニュースを1点選んで、それに関連したミニドキュメンタリーを絡ませつつそれを伝える(キャスター自らが取材したものもある)。なお、プロ野球速報では公式戦でスコアテーブルを原則として全試合表記するが、オープニングで取り上げた項目がプロ野球である場合はスコアテーブルが表記されない試合がある。2015年度(一橋・廣瀬シリーズ)では、ミニドキュメント形式で伝える最初の項目はアバンタイトルの形式(「土曜スポーツタイム」の方式と同じ)で始める。

山岸が担当した時代は、エンディングでは翌日の「アスリートの魂」(ない週は省略)と次週のサタデースポーツについての予告スーパーが放送され、終りに山岸から「来週のサタデースポーツは○時○分からです。お楽しみに!」(開始当初は「来週のサタデースポーツもお楽しみに…」)と話して締めた。

それ以外の年はタイトル出しの後ヘッドライン→スタジオ進行部分となる。年度によって、選手が生出演する場合、アバンタイトルでメッセージを述べてからタイトル→ヘッドライン→本編というケースもあった。

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企画もの

要約
視点

同番組では不定期でスポーツ界で活躍する選手をゲストに迎えて対談したり、あるいはミニ特集(サンデープライム等)でアスリートの活躍ぶりや素顔に迫る特集を行ったが、2005年度からは毎週の放送となり「インサイド」(2005年度)→「特集サンデー」(2006年度)→「プレミアム・サンデー」(2007年度・2008年度)→「サンデースペシャル」(2009年度・2010年度)と題して番組後半(22:20前後から)に放送されることになった。毎回今が旬のスポーツ選手に密着取材したドキュメンタリーとゲストを交えたトークのコーナーで構成される。この関係から、日曜日のスポーツニュースは番組の前半に集中して伝える。

大相撲が開催される時期には、千秋楽当日に幕内優勝力士がゲスト出演する。ただし、地方開催(春場所・名古屋場所・九州場所)に関してはそれぞれの会場がある地域の放送局からの中継出演となり、この場合キャスターのどちらか1人が聞き手として中継で出演、もう1人は東京のスタジオから単独で進行する。2014年5月場所からは好角家のデーモン閣下も出演するようになった。

毎年12月の最終日曜日(カレンダー配置によってはその一つ手前の週も)は「サンデースポーツ」としては休止する代わり、「スポーツハイライト」と題してその1年間のスポーツシーンのまとめを紹介する特番が組まれる。年度によりサンデースポーツの司会者がナレーターを担当することがある[注 27]

正月3が日と重複する日は原則として休止するが、2010年1月3日と、2016年1月3日は「新春スペシャル」として放送された。

レポーターの取材コーナー

毎週、取材レポーター(2011年度・小宮山、2012年度・酒井)は全国各地で行われる注目のスポーツイベントを取材し、その取材レポートと、現地(週によっては東京のスタジオ)から取材後記を述べるコーナーがあった[注 28]

2020年10月からは、野球関係は上原が「That’s so cool!(ザッソウ(雑草)クール)」、サッカー関係は中澤が「Bomb-Analyze(ボナライズ)」、また2021年1月からは不定期シリーズ企画として、相葉による『グッと!スポーツ』→『2020スタジアム』の事実上の続編である「AI BUZZ」のコーナーで選手や特定のチームを取材したコーナーが設けられている。

2022年からは上記3人+新参加の5人を加えた8人の交代制となり、各コメンテーターがそれぞれの専門分野(相葉、村上は一般スポーツ全般、谷はパラスポーツ全般が中心だが一般スポーツを取材することもある)に特化した担当コーナーを持っている(上記3名は従前どおりのタイトル)。

  • 落合:「落合独自(オレジナル)」
  • 藤川:「球×児→自×論(きゅうじろん)」[注 29]
  • 中村:「Kengo’s Lab(ケンゴズ・ラボ 中村憲剛研究室)」
  • 谷:「たに色まみ色」
  • 村上:「#my(茉愛)オシ」

その他

「サンデー」では、数々のスポーツの課題・問題点、注目のアスリートに取材したルポルタージュやインタビューを行う他、2014年度のサッカー日本代表の低迷後は「日本サッカーの明日を考える会議」と題し、NHKサッカー解説者やサッカーに精通した有識者・芸能・文化人をゲストに迎えた討論会が行われた。

2015年度はこれに加え、アスリートを科学の視点で解析する教養番組的な「神髄」と題したコーナーも新設する。

また当番組からのスピンオフとして、2014年には「サンデースポーツpremium Two Souls」と題し、同年度の本編特集にて、三浦知良葛西紀明(MC:松尾)、大谷翔平萩野公介(MC:杉浦)、さらに2015年には同題名による澤穂希中村俊輔(ナレーター:一橋)の特別対談に、未公開シーンを含めて再編集したものをNHK BS1にて、2015年には4月の特集で放送された王貞治長嶋茂雄(MC:星野仙一)による特別対談に、やはり未公開シーンを含めて再編集した「長嶋茂雄×王貞治~“ON”として生きる~[4]」が総合テレビのゴールデンウィーク特番として放送された。

特別拡大放送

1997年11月16日1998 FIFAワールドカップ・アジア予選・いわゆるジョホールバルの歓喜「日本対イラク」戦が行われた際、地上波では放送権の関係で放送することができなかったが[注 30]、当時メンテナンスタイムとなっていた(11月17日の)午前0時から2時まで、この試合に特化した特集が行われた。内山はこの特集番組の資料付けのため試合をモニターしていたため、通常の放送には出席せずに有働の単独司会で放送を行った。

2010年1月3日は本来であれば休止日であるが、この年行われたバンクーバーオリンピック2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会を舞台とした特集が放送された。

2013年9月8日2020年東京オリンピック招致の実現に当たり、当初は22:00 - 22:50放送予定だったものを、24:00までに拡大[注 31] し、当初からコメンテーターとして参加することになっていた小久保裕紀に加え特別客演(室伏広治澤穂希有森裕子為末大萩原智子潮田玲子。特別ゲストMCとして生島淳)を招いた2時間特別篇を放送した。

2014年1月5日、同年初回の放送も「新春特集」として22:05 - 24:00までの2時間拡大放送を行う。この回はソチオリンピック2014 FIFAワールドカップブラジル)が番組の舞台となり、それらの大会で活躍が期待される日本のアスリートを特集した。

2014年6月15日はワールドカップブラジル大会初戦の「日本コートジボワール戦」をメインとした21:00 - 22:50の1時間50分拡大放送が行われた。

2016年は本来であれば休止日である1月3日リオデジャネイロオリンピックを舞台とした90分スペシャル(21:15 - 22:45)が放送され、澤穂希三浦知良による新春ビッグ対談が行われる。

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脚注

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関連項目

外部リンク

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