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NHK地球エコ(えぬえいちけいちきゅう- )は、日本放送協会が2008年から展開する地球環境問題をテーマとした年間キャンペーンである。
日本国は京都議定書の内容に基づいて、2008年からの5年間で二酸化炭素の排出量を1990年に於ける推定排出量を基準としてその6%削減する義務を負うが、実際には増加の一途を辿っている。
そこで、上記を含めて喫緊の課題となっている地球温暖化問題について、国民を啓発し、環境問題について考えるきっかけにしようと、2003年から共同通信社、全国各地の地方新聞社と協力し展開してきた「地球だい好き環境キャンペーン」を発展させる形で、このキャンペーンが企画され、2008年1月から早速取組みが始められた。
当初2008年のみの年間キャンペーンであったが、メッセージを継続して発信する必要があることから、2009年以後も継続される。特に2010年は日本テレビ放送網が当時実施していた同種の環境キャンペーン「日テレ系ecoウィーク[1]」と連携し、それぞれの放送局のアナウンサーやタレントを起用したキャンペーンを行った。2011年の東日本大震災発生以後は、NHK東日本大震災プロジェクトにキャンペーンの重きを置いており、NHKによる環境問題に関する大規模キャンペーンは縮小された。
統一スローガンは「明日(あした)のエコではまにあわない。」
この節の加筆が望まれています。 |
NHKが開発した衛星用ハイビジョンカメラを搭載したJAXAの月周回衛星“かぐや”がとらえた「地球の出」の映像などを使用する。まずこのスポットの放送からキャンペーンがスタートした。
2008年6月6日から8日までの3日間、及び同年12月29日、環境問題について考える目的で放送された特別番組である。メインパーソナリティは藤原紀香、司会は松本和也が担当した。特に7日と8日は午後から深夜にかけてレギュラー番組の特別編を含めた長時間生テレソンが行われた。なお、年末特集は教育テレビ放送時間の大幅短縮を伴った。
2008年7月6日、地球温暖化対策の一環で放送時間の短縮を通し電力から発する二酸化炭素の削減を進める事を目的として、教育テレビの深夜放送を23:00(通常の日曜は月曜未明1:35)で終了し、7日4:30まで5時間半休止した。教育テレビの通常の深夜放送休止では、送信所のメンテナンスでない限り送信所の停波は行われないが、この時の休止ではアナログ放送で送信所の停波も約5時間行われた。23:00での放送終了はオイルショックの影響によって電力節減を訴えた1974年ごろ以来である。
当初は通常の開始時刻5:00まで休止するはずだったが、テニスのウインブルドン選手権男子決勝が、雨天中断もあり大幅に伸び、総合テレビで放送できなくなったため、急遽再開時刻を繰り上げ、その後約1時間にわたって放送した。
2008年10月以後は、週末の編成を見直し、放送休止時間枠を拡大した。また、アナログ放送では、放送終了後に余程のことがない限りは必ず停波するようにした。その後、2009年4月7日未明より関東・東海・近畿地方ではデジタル放送も停波するようになった。
なお、教育テレビの一部番組は、コンテンツのデジタル化を進めており、再放送廃止の代替措置として、インターネットサイトで視聴できるようになった。『NHK高校講座ライブラリー』の廃止などは、これらの進捗状況を見ながら判断されており、実際、2012年度から深夜の「ライブラリー」放送を日中(主に14時から15時半)のマルチチャンネル編成(Eテレ3)に移動し、深夜の放送終了を1:30前後に、また平日朝の放送開始も5:30に繰り下げるなどした。
2008年12月29日は、『SAVE THE FUTURE』年末特集に併せ、放送時間自体を12:30 - 21:30の僅か9時間だけとした。これについては賛否両論が寄せられ、終了前の生番組でも紹介された。ただこの番組中の録画メッセージで、福地(会長)は更なる放送時間削減を検討していることを明言した。この日の教育テレビは、12:30-12:50にオープニング「親子で環境を考える」を、林家たい平とがんこちゃん(声優・あきやまるな)の進行で生放送したのを皮切りとして、日中の13:05-14:50に「ど~する?地球のあした」から7本を選んで再放送を行った。また21:00-21:30にもエンディングとして今回の取り組みについてのNHKの考え方を生放送した[6]。また総合テレビでも同様にキャンペーン特番を19:30-(30日)4:00まで編成し、関連特番を一部アンコール放送を含め編成した[7]。
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