2016年リオデジャネイロオリンピック(2016ねんリオデジャネイロオリンピック)は、2016年8月5日から8月21日までの17日間、ブラジルのリオデジャネイロで開催された第31回オリンピック競技大会。リオオリンピック[1]、リオ五輪[2][3]、リオ2016(Rio 2016)などと呼称される。
2016年リオデジャネイロオリンピック | |
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第31回オリンピック競技大会 Jeux de la XXXIe olympiade Games of the XXXI Olympiad Jogos da XXXI Olimpíada | |
開催国・都市 | ブラジル リオデジャネイロ |
参加国・地域数 | 206並びに難民選手団 |
参加人数 | 11,237人 |
競技種目数 | 28競技306種目 |
開会式 | 2016年8月5日 |
閉会式 | 2016年8月21日 |
開会宣言 | ミシェル・テメル 大統領代行 |
選手宣誓 | ロベルト・シェイド |
審判宣誓 | マルティーニ・ノブレ |
最終聖火ランナー | バンデルレイ・デ・リマ |
主競技場 | エスタジオ・ド・マラカナン |
夏季 | |
冬季 | |
Portal:オリンピック |
206の国と地域から約11,000人が参加し、実質19日間(開会式に先立ち男女サッカーの一部試合が行われた2日間を含む)に28競技306種目が行われた。
概要
ブラジル国内および南アメリカ大陸、そしてポルトガル語圏でオリンピックが開催されるのは初めてであり[2][3]、また、南半球での開催は1956年に開催されたメルボルンオリンピックと2000年に開催されたシドニーオリンピックに続き16年ぶり3度目の開催となった[4]。さらに
ブラジルは、開催地の気候が冬の時期に開催される初めての夏季オリンピックとなる[4][注釈 1]。ブラジルにおいて8月は冬期にあたるが、リオデジャネイロでは熱帯気候のため、平年の日平均気温は摂氏22度前後である[5]。
このオリンピックでトランスジェンダー選手の性別変更に関する基準を緩和して、性的適合手術を受けなくても出場を認めた [6]。
2012年のロンドン大会までは各競技の表彰式でメダル贈呈に続いて花束(ブーケ)贈呈があったが、今大会ではリオ五輪のロゴマーク型のメダルスタンド贈呈に代わった[7]。
開催都市決定までの経緯
2009年10月2日にデンマークのコペンハーゲンで開かれた第121次IOC総会で、IOC委員の投票によって開催地が決定した[8][注釈 2]。
参加国・地域
206のすべての国と地域から、各々の国内オリンピック委員会 (NOC) による代表選考を通過した選手が、各国・地域につき少なくとも1名は出場している[要出典]。最初に今大会への選手の出場資格を認めた3ヶ国は、イギリス、オランダ、ドイツで、2014年の世界馬術選手権でメダルを獲得したことにより、各国が4名の選手を馬場馬術団体の代表に選出した[9]。
ブラジルは開催国として、自転車競技のすべての種目と6つのウエイトリフティング競技の出場資格を含む、いくつかの競技で自動的に出場資格を得た[10][11]。コソボと南スーダンにとっては、今大会が初めてのオリンピックへの参加となる。ブルガリアとロシアのウエイトリフティングの選手は、数々の反ドーピング規程の違反により今大会への出場が禁止された[12][13]。
ロシアの国ぐるみのドーピング疑惑が発生してWADAなどがロシアの選手のオリンピックへの出場停止を勧告した。IOCは8月にロシア選手団389人のうち271人の出場を認めた(ロシアにおけるドーピングも参照)[14]。
クウェートは同国のオリンピック委員会にクウェート政府が干渉したことを巡って、2015年10月にIOCから5年間で2度目となる出場資格停止処分を受けた[15]。
内戦などによる難民のために初めて「難民選手団」が結成され、参加した。
参加する国及び地域の代表選手団 |
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実施競技
本大会では、28競技306種目が行われた。以下、括弧内の数字は実施種目数、並びは競技名のアルファベット順。
実施競技の見直し
- 2009年10月の第121次IOC総会で、2016年五輪に新競技または復活競技として検討されている下記の7競技のうち、2競技が投票により候補として採用された[16][17][18]。ゴルフは賛成63票、反対27票、ラグビーは賛成81票、反対8票で、いずれも採用に必要な過半数を獲得した。
- 開催決定
- 落選
- ラグビーは男女それぞれの7人制ラグビーを実施することが国際競技連盟ワールド・ラグビーから提案されており、IOC委員の半数近くを占めるヨーロッパで人気が高く、スピード感あふれるプレーと試合時間および開催期間(案では男女とも2~4日間で実施される)が短いこと、またポリネシアなどの小国でもメダル獲得の可能性があることなどが評価された。選考はエクスハウスティブ・バロット(徹底的な決選投票方式)で行われ、2回目の投票で全委員の過半数の得票を集め、まずはラグビーが採用された。
- 選考はローラースポーツ、スカッシュ、野球の順で脱落、残る3競技の選択投票の時点で過半数の得票を得たゴルフが採用された。案では男女各60人による72ホール(4日間)のストロークプレーの個人戦として実施され、タイガー・ウッズや各国の有名選手が多く、スポンサー獲得などの実績がオリンピックにつながると評価された。ラグビー採用決定後、6競技に対する投票が行われた時点では最も多い得票数だった空手は、投票を重ねる毎に得票数を減らし、採用に至らなかった。
- 野球・ソフトボールと空手とローラースポーツ(スケートボード)は、2016年8月3日に開催されたIOC総会で、2020年東京オリンピックの追加種目として開催されることが決定した。
開催日程
2016年8月3日 - 21日, 数字は金メダル確定数, •は予選, Rは予備日, GはGALA GYMNASTICS(公開競技)
競技 / 日付 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 計 |
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開会式・閉会式 | 開 | 閉 | - | |||||||||||||||||
アーチェリー | 1 | 1 | • | • | • | 1 | 1 | 4 | ||||||||||||
陸上競技 | 3 | 5 | 4 | 5 | 5 | 4 | 6 | 7 | 7 | 1 | 47 | |||||||||
バドミントン | • | • | • | • | • | • | 1 | 1 | 2 | 1 | 5 | |||||||||
バスケットボール | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | 1 | 1 | 2 | |||
ボクシング | • | • | • | • | • | • | • | • | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 3 | 4 | 13 | |||
カヌー(スラローム) | • | • | 1 | 1 | 2 | 16 | ||||||||||||||
カヌー(スプリント) | • | 4 | • | 4 | • | 4 | ||||||||||||||
自転車(ロード) | 1 | 1 | 2 | 18 | ||||||||||||||||
自転車(トラック) | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 3 | ||||||||||||||
自転車(BMX) | • | • | 2 | |||||||||||||||||
自転車(MTB) | 1 | 1 | ||||||||||||||||||
水泳(飛込) | 1 | 1 | 1 | 1 | • | • | 1 | • | 1 | • | 1 | • | 1 | 8 | ||||||
馬術(馬場馬術) | • | • | 1 | 1 | 6 | |||||||||||||||
馬術(総合馬術) | • | • | • | 2 | ||||||||||||||||
馬術(障害飛越) | • | • | 1 | 1 | ||||||||||||||||
競技 / 日付 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 計 |
フェンシング | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 10 | ||||||||||
ホッケー | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | 1 | 1 | 2 | |||||
サッカー | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | 1 | 1 | 2 | |||||||
ゴルフ | • | • | • | 1 | • | • | • | 1 | 2 | |||||||||||
体操(体操競技) | • | • | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 | 3 | 3 | G | 18 | |||||||||
体操(新体操) | • | 1 | 1 | |||||||||||||||||
体操(トランポリン) | 1 | 1 | ||||||||||||||||||
ハンドボール | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | 1 | 1 | 2 | |||
柔道 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 14 | ||||||||||||
近代五種 | • | 1 | 1 | 2 | ||||||||||||||||
ボート | • | • | • | • | 2 | 4 | 4 | 4 | 14 | |||||||||||
ラグビー(7人制ラグビー) | • | • | 1 | • | • | 1 | 2 | |||||||||||||
セーリング | • | • | • | • | • | • | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 10 | ||||||||
射撃 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 | 2 | 2 | 1 | 15 | ||||||||||
水泳(競泳) | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 1 | 1 | 34 | |||||||||
水泳(シンクロ) | • | • | 1 | • | 1 | 2 | ||||||||||||||
競技 / 日付 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 計 |
卓球 | • | • | • | • | 1 | 1 | • | • | • | • | 1 | 1 | 4 | |||||||
テコンドー | 2 | 2 | 2 | 2 | 8 | |||||||||||||||
テニス | • | • | • | • | • | • | 1 | 1 | 3 | 5 | ||||||||||
トライアスロン | 1 | 1 | 2 | |||||||||||||||||
バレーボール(ビーチバレー) | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | 1 | 1 | 4 | ||||||
バレーボール(インドア) | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | 1 | 1 | ||||
水泳(水球) | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | • | 1 | 1 | 2 | |||||
ウエイトリフティング | 1 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 15 | |||||||||
レスリング(グレコローマン) | 2 | 2 | 2 | 18 | ||||||||||||||||
レスリング(フリースタイル) | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 | |||||||||||||||
金メダル 計 | 12 | 14 | 14 | 15 | 20 | 19 | 24 | 21 | 22 | 17 | 25 | 16 | 23 | 22 | 30 | 12 | 306 |
国・地域別メダル獲得数
※大会日程全競技終了時点[注釈 3]。 ※金メダル獲得数順に掲載。
競技会場
ブラジルでは、一定以上の規模のプールにはライフガードの配置が法律で義務付けられているために、競泳をはじめとする水泳競技のプールにライフガードが配置された[19][20]。
リオデジャネイロ市内
- バッハ地区
- カリオカアリーナ[21]
- カリオカアリーナ1 - バスケットボール
- カリオカアリーナ2 - 柔道、レスリング
- カリオカアリーナ3 - テコンドー、フェンシング
- フューチャーアリーナ[21] - ハンドボール
- リオ五輪アリーナ[21] - 体操、新体操、トランポリン
- 五輪ゴルフコース[21] - ゴルフ
- 五輪テニスセンター[21] - テニス
- 五輪水泳競技場[21] - 競泳、水球(決勝トーナメント)
- マリア・レンク水泳センター[21] - 飛込、シンクロナイズドスイミング、水球(グループ試合)
- ポンタル[21] - 陸上(競歩)、自転車(ロード)
- リオ中央体育館[21]
- パビリオン2 - ウエイトリフティング
- パビリオン3 - 卓球
- パビリオン4 - バドミントン
- パビリオン6 - ボクシング
- リオ五輪ベロドローム[21] - 自転車(トラック)
- カリオカアリーナ[21]
- コパカバーナ地区
- デオドロ地区
リオデジャネイロ市外
いずれもサッカー予選・決勝トーナメントの会場。広大なブラジル各地に点在しており、リオデジャネイロから最も遠く赤道に程近いマナウスまでは、直線距離で約2,800kmほど離れている[25]。
- マネ・ガリンシャ競技場[26](ブラジリア)
- ミネイラン競技場[26](ベロオリゾンテ)
- フォンチノバ・アリーナ[26](サルヴァドール)
- コリンチャンス・アリーナ[26](サンパウロ)
- アマゾニア・アリーナ[26](マナウス)
開会式
開会式は2016年8月5日にエスタジオ・ド・マラカナンで挙行された。オリンピックの開会式が陸上競技場以外の会場で開催されたのは、1900年のパリオリンピック以来、116年ぶりのことである。オリンピック憲章に指示された通り、式典は(歓迎スピーチ、オリンピック旗の掲揚、選手らの入場行進を含む)国際的なスポーツイベントの開幕を示す格式が高い儀式と、開催国の文化を披露する芸術的なショーを兼ねたものである。開会式の会場には約78,000人の観衆が詰めかけた。[27] 開会式のクリエイティブ・ディレクターには、フェルナンド・メイレレス、ダニエラ・トマス、そしてアンドルーチャ・ワディントンが、エグゼクティブ・プロデューサーにはトリノオリンピック、ソチオリンピックのセレモニーを手がけたマルコ・バリッチが就いた[28]。ブラジルで最も著名なコレオグラファーのデボラ・コルカーは、6000人を超えるボランティアの出演者を用意して、開会式で踊らせた。式のリハーサルは2016年5月の終わり頃に始まった。[29]
ジルマ・ルセフ大統領が弾劾により職務停止となったために、ミシェル・テメル大統領代行が国家元首として開会宣言をした。
オリンピック栄誉賞が創設されて初めての受賞者(キプチョゲ・ケイノ)が選ばれ、鳩凧を揚げたケニアのオリンピックキッズと共にケイノは入場した。
なお、オリンピック開催に莫大な費用がかかるために、一部市民によるデモなど反対運動がおこり、開会式の際も会場の周辺でデモ隊と機動隊の衝突が発生した。
閉会式
2016年8月21日、フェルナンド・メイレレス総監督が執った閉会式が、開会式同様にエスタジオ・ド・マラカナンで挙行され、開催都市のリオデジャネイロから次回開催都市の東京へオリンピック旗が引き継がれた。
問題点
- 2014年5月、当時のジョン・ダウリング・コーツIOC副会長が、リオデジャネイロの準備状況について「過去最悪」と表現した。競技施設の建設の遅れなどを指摘している[30]。
- 高犯罪率「レベル1: 十分注意してください。」発出、および黄熱病、デング熱やジカウイルス、狂犬病などの感染症。防犯対策、予防接種などの詳細は、下記外部リンクの総領事館ウェブサイトを参照。
ジカウイルス
2016年、ブラジルではジカウイルスが蚊によって拡散されつづけている。第一ベクターは蚊であるが、危険な性交渉によって、そのウイルスが人から人へ感染することもありうる。WHOは、妊婦は引き続きジカウイルス伝染地域への渡航を控えるよう推奨した[31]。また、もし妊婦のパートナーが伝染地域から戻ってきた場合には、性交渉を安全に行うか、もしくは妊娠中は性交渉を控えるべきであるとの声明も出している。安全な性交渉とは、コンドームを正しく使うことなどである[31]。
ブラジルでは感染対策が伴っていない為、テニスの選手から出場を不安視する声が相次いでいる。男子ゴルフやバスケット界でも出場辞退を検討する声が出ている[32]。
WHOは、現地に行くアスリートや旅行者がブラジル滞在中に心がけるべき事項を挙げている[31]。
- 全身をカバーするような明るめの色の衣類を着用するなどして、蚊に十分注意すること。
- 性交渉は安全に行うか、もしくは性交渉を行わないこと。
- 空調設備の整った宿泊施設に滞在し、窓やドアは常に閉めた状態にしておくこと。
- 貧困・過密地域、衛生状態の悪い地域には立ち寄らないこと。
公共サービスと治安
公共サービス
治安、医療、交通などは、市の財政難によりサービスを担保できない事態が発生しており、開催2か月前にリオデジャネイロ州が財政危機を宣言。ブラジル政府が支援を行うことになった[33]。警察官への給料の遅配も発生しており、警察官のデモが発生する一方で、路上強盗、ひったくりが頻発するようになった[34]。また、警察の士気の低下によって、リオデジャネイロ市内に点在するスラム「ファベーラ」を根拠とするギャングと警察との銃撃戦も増加している。
治安
オリンピック開催前からリオデジャネイロ市内では白昼でも路上強盗が発生するなど治安の悪さが指摘されてきた。ブラジル政府は軍や特殊部隊の投入で治安の維持に躍起になっているが、オリンピック観戦のためにリオデジャネイロを訪れた観光客のみならず、選手や報道関係者、外国の政府高官までもが盗難、強盗、投石などの被害にあっている[35][36][37]。
リオ市内[38]や選手村で盗難被害が相次いでいる[39]。オーストラリア選手団が7月29日にパソコンなどの備品が窃盗される被害に遭って[40]以降、セキュリティが強化されたにもかかわらず、選手村での窃盗は相次いだ。また、選手による女性への性的暴行被害も複数起こっている[41]。
大麻
ブラジル国内においては、大麻(マコーニャ)の個人使用の少量所持に罰則は無いが、たとえ少量であっても、日本国領内に入って大麻を所持している時点で、大麻取締法が適用されて違反となる。
大会運営上のトラブル
- 国旗、国歌の間違い
- サッカーの日本対ナイジェリアの試合で、ナイジェリアの国歌と誤ってニジェールの国歌が流された。ナイジェリアもニジェールも国名はニジェール川に由来しており、英語とフランス語の違いでしかなかったため、取り違えた。
- 表彰式で間違った中華人民共和国の国旗が掲げられた。正しい国旗は4つの小さな星の先端が大きな星に向かって傾いているが、掲げられた国旗はそれらが水平に並んでいた[42]。
- プールの水質問題
飛込競技のプールの水が藻が発生したように緑色に変色する事態が発生した。運営側は薬剤の調整のミスで安全性に問題はないとして競技が行われた。また、飛込競技用プールに隣接する水球用プールでも目の痛みなどを訴える選手が現れており、水質管理の不備が指摘されている。なお、水球用プールの水は、8月13日にシンクロナイズドスイミングが始まる前に入れ替えが行われた[43]。
- 大会ボランティアの欠勤
リオデジャネイロオリンピックの大会ボランティアは約5万人ほどいるが、そのうち1万5000人ほどが開催1週間で欠勤状態となった[44]。
- その他
大会マスコット
2016年リオデジャネイロオリンピックのマスコットは2014年11月23日に一般公開された[47]。名前はインターネット上で行われた一般投票で「ビニシウス」に決定した[48]。ボサノヴァの名曲「イパネマの娘」を作詞したヴィニシウス・ヂ・モライスに由来する[48]。
脚注
関連項目
外部リンク
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