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日本の音楽ユニット ウィキペディアから
SUPER BELL"Z(スーパー ベルズ)は、日本の音楽ユニット。DJの野月貴弘を中心とするテクノユニットである。
ミュージシャンとしてテクノ等を織り交ぜた社会風刺楽曲を制作していた。その一環として、鉄道の車内放送を音楽に取り入れることを思いつきテクノポップに乗せたパロディ音楽を製作し、「車掌DJ」あるいは「モーターマン」と称する楽曲群で知られている。1999年のデビュー以来UP STREAM(東芝EMI)に所属していたが、2005年に独立。2006年にそれまでのメンバー制を廃止し、野月その他によるフリーメンバー制が採用された(後述)。
デビューシングル「MOTER MAN(秋葉原〜南浦和)」がヒットし、以来「MOTO(e)R MAN」シリーズを多数手がけている((e):正確にはOの中にeを書く。以下同じ)。その中でも、「MOTOR MAN SOTETSU!!」はTVKテレビ「YOKOHAMAちけってぃ」のオープニングテーマ、「MOT(e)R MANでGO!」はタイトー社製鉄道ゲーム「電車でGO! FINAL」のエンディングテーマとして使用された。他にも、あらゆるネタソング満載の「スーパーベルズファン」(航空機における客室乗務員のアナウンスを基にした「エア・クルウ」などを収録)や、F1実況ネタの「Formula Man」もリリース。また、狩人「あずさ2号」へのアンサーソングとして「かいじ101号」「しなの3号」なども製作した。
公式ファンクラブは「若獅子会」。最近では、音楽交流サイトJammyにて未発表曲や新曲の発表を行っている。またワンマンライブや各種鉄道イベントへの出演を中心に活動を続けている。
2006年1月より行動の幅を広げるため、メンバー合意のもと今までのメンバー制を廃止。 基本的に車掌DJ野月が筆頭で、ライブのスタイル(「MOTER MAN SIDE」または「OUTサイドサイドクダマSIDE」)に合わせてメンバーを選択する。
楽曲の性格上、メンバー全員が鉄道マニアと誤解されることもあるが、実際に「鉄道」が趣味と公言しているのは野月1人だけである。
フリーメンバーの詳細は下記「Member Project of SUPER BELL"Z」を参照。
鉄女育成スクール出身メンバー。
鉄女育成スクール出身メンバー。
鉄女育成スクール出身メンバー。
初代世界エアトレインチャンピオン。
以上メンバーの他にも、宮崎恵子(デビューシングルでは、正規メンバー「ヴォーカル、コーラス 紅一点担当」としてクレジットされた)・MARCO・中村美律子・山本シュウ・グリニス・マーティン・本間秋彦・NOZOMIX・春菜道子・豊岡真澄・南田裕介・S-Flyer桜井(セクシーフライヤーDJさくらい)・横見浩彦(ライブのみ)・ルミルミ・太華・SharLee・向谷実・クリステル・チアリなどがゲストとして楽曲に参加した。
このうち、S-Flyer桜井は北総開発鉄道7000形電車の大ファンである事から、「鉄音アワー」で主に北総鉄道やエアトレイン絡みでよくゲスト出演する。さらに過去に2ヶ月間「乗り鉄」目的で失踪したこともある。また、クリステル・チアリは実際の列車と同様に、英語アナウンス担当として楽曲に多く参加している。
正式なメンバーではないが、SUPER BELL"Z内ではアイドルユニットとして、堂込聖美・山本紗由美・安井 愛と宮田千春・TJレミアで国鉄キハ40系気動車(キハ48)とAKB48をもじった「KIHA48(キハ・フォーティエイト)」を結成し、ベルズの曲やアナウンスを担当している。なお、クリステル・チアリはこのメンバーには該当しない。 うち、堂込、山本、安井はMember Project of SUPER BELL"Zの主力メンバーとなった(安井は2019年に拠点を関西へ戻すが、精力的に活動を続ける)。
モーターマンは、SUPER BELL"Zが製作している、鉄道の車内放送を曲に合わせて電子音楽にした「車掌DJ曲」に総じて付される題名。元来の意味は「電気機関車運転手(en:motorman)」であるが、ここでの名前の由来は野月貴弘が上京後に住んでいた埼玉県熊谷市でよく通っていた鉄道模型店「ASAMI」の店主が元秩父鉄道の運転士で、その人から「昔は鉄道の制服に「MOTORMAN」の刺繡があった」と聞いたことである。
特にJR東日本(JR EAST)の路線をテーマにした曲は「MOTER MAN」、それ以外の路線をテーマにした曲は「MOTOR MAN」と表記するが、出版物やWEB上では誤植があちこちに見られる。
以下の曲のように、JR東日本とそれ以外の路線を直通運転する場合は"MOTER MAN"となる。
以下の曲については、JR東日本の区間を全く通らないが、なぜか"MOTER MAN"というタイトルが付されている。
2013年発売のアルバム「MOTOR MAN みちのく」以降に収録されたモーターマンの新曲は、JR東日本・他路線に関わらず曲名は"MOTOR MAN"となっている。
なお、MOTER MANとMOTOR MANをあわせて「MOTO(e)R MAN」((e):正確にはOの中にeを書く)と表記することがある。
楽曲によっては、現在の路線もしくは列車の実態と合わなくなった部分が存在したり(例:急行能登、阪急京都線特急)、本来登場するはずの駅や路線が省略されている場合などもある。なお、太字は鉄子の旅のもの。
『鉄道戦隊 レオ☆レンジャー』(てつどうせんたい レオレンジャー)は、2003年にSUPER BELL"Zが「西武電車フェスタ」に初めて参加することに合わせて誕生した、西武鉄道の車両を戦隊ヒーローに例えた彼らのオリジナルキャラクター。 西武鉄道かわら版2004年2月号にはこれに関連してインタビューが載せられた。
その後のライブや鉄道イベントでも、ヒーローショーのようなレオ☆レンジャーの劇が度々行われており、派生キャラクターとなる「鉄道ヒーロー」が多数登場している。
一度限りの登場キャラクターも増えてきたため、複数回登場した主要なキャラクターを中心に記述する。
下記のほか、CDのみ登場の泥棒怪人スリラーや、ゲスト的人物の扮したベル将軍(ベル君)、女怪人シャハーン(木村裕子)といったキャラクターもいる。
ネットラジオ「鉄音アワー」から生まれた言葉。これは電車の音を口で忠実にものまねしていくコーナーで、鉄音アワー放送開始1周年記念として始まった企画。採用されると景品としてパスケースや携帯ストラップが贈られる。2007年6月20日にCDを発売。また、2008年10月8日には2枚目のCDを発売した。
SUPER BELL"Zが参加する各種イベントでは、一般参加型の「エアトレイン大会」が行われることがある。この様子はテレビ朝日系列の番組『ナニコレ珍百景』で取り上げられたこともある。
ちなみに野月の得意なエアトレインは「真空吸引式トイレを流した時の音」で、鉄音アワー68回目で披露し、土屋と桜井の大爆笑を誘った。
そしてついには、鉄音アワー198回目で土屋が「E233系近郊型の真空吸引式トイレの流したときの音」を披露し、桜井にいたっては「近鉄22600系Aceのトイレのウォシュレットの音」を披露した。この桜井の作品に対して、野月は「最低のエアトレインだ」、土屋は「下品極まりない」という感想を語った。さらに「ウォシュレットの音を録る時、用を足しながら股の間にICレコーダーを入れて録った」という桜井の発言に対し、土屋は「変態の鑑だ」というコメントを残した。
これに似たものとして、野月と土屋の間で少覚の喋りのマネをする「エア少覚」、横見浩彦のマネをする「エア横見」、南田裕介のマネをする「エア南田」、久野知美のマネをする「エア久野」もある。
ワンマンライブ・オムニバスライブの他、鉄道関係のイベントなどでミニライブが実施される。
各曲におけるステージのパフォーマンスは非常に濃い。 アマチュア時代の楽曲を始め、社会を騒がせた“時の人”を風刺する様々な楽曲、宇多田ヒカルの父から抗議が来たという「ヒカル東芝」(東芝の企業イメージソング「光る東芝の歌」の替え歌)のように、諸事情でCD化が出来ない曲もライブで披露されることがある。また、ライブならではのオリジナルアレンジやアドリブが施されることも多く、例えば2005年10月のライブでは、「東北新幹線はやて最速Mix」と「青函トンネル zone 539」を繋ぎ合わせた「東北新幹線はやて新函館行Mix」、「あずさ2号」と「かいじ101号」を繋ぎ合わせたMix(あずさに乗り遅れたために仕方なくかいじに乗るという設定)が披露された。2010年代以降の年頭ライブにおいては、前年に世を騒がせた諸問題・諸事件のネタを織り込んだ「謝罪ストレッチ」が演奏されることが定番となっている[5]。
2007年からTOKYO CULTURE CULTURE(ニフティが運営するイベントスペース)で開催されているイベント。鉄道関連のゲストを多数招き、ライブやエアトレイン大会の他、鉄道に関する様々な話題のトークを行う。このイベント限定のグッズも販売される。イベントの様子の一部は鉄音アワーや鉄道チャンネルなどでも放送されることがある。
なお、年明け最初の鉄道ナイトでは「宮田千春の駅弁まだまだだ」、および野月らが年始に行った鉄道旅行の報告「正月乗り鉄」のコーナーが行われることが恒例になっている。
※この他にアニメ版鉄子の旅とRAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-では鉄道効果やアナウンスを担当している。
野月貴弘が作り上げたSUPER BELL"Zの公式グッズ。ブランド名は「しびれ」で、土屋が鉄音アワーにて命名した。
なお、これらの商品は「鉄ホビ・ダイレクト」の通販でも購入が可能となった。
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