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東日本旅客鉄道・北海道旅客鉄道が運行する新幹線列車 ウィキペディアから
はやぶさは、東日本旅客鉄道(JR東日本)・北海道旅客鉄道(JR北海道)が東北新幹線・北海道新幹線の東京駅 - 仙台駅・盛岡駅・新青森駅・新函館北斗駅間などで運行している特別急行列車の愛称である。
はやぶさ | |
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概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 特別急行列車(新幹線) |
現況 | 運行中 |
地域 | 東京都・埼玉県・茨城県[注 1]・栃木県[注 2]・福島県[注 2]・宮城県・岩手県・青森県・北海道 |
前身 |
新幹線「はやて」 特急「つがる」(八戸 - 青森間) 特急「スーパー白鳥」「白鳥」(新青森 - 函館間) |
運行開始 | 2011年3月5日 |
運営者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
路線 | |
起点 | 東京駅・仙台駅 |
終点 | 仙台駅・盛岡駅・新青森駅・新函館北斗駅 |
営業距離 | 823.7 km(東京 - 新函館北斗間)[注 3] |
列車番号 |
号数+B(下記以外の単独列車) 1000B+号数(仙台発着) 3000B+号数(東京 - 盛岡間で「こまち」と併結する列車) 4000B+号数(盛岡発着かつ古川 - 新花巻間の各駅に停車する列車) |
使用路線 |
JR東日本:東北新幹線 JR北海道:北海道新幹線 |
車内サービス | |
クラス | グランクラス・グリーン車・普通車 |
身障者対応 | 5・9号車 |
座席 |
グランクラス(10号車) グリーン車(9号車) 普通車(1 - 8号車) (全車指定席) |
食事 | 一部列車を除きグランクラスで軽食の提供あり |
技術 | |
車両 |
E5系電車(JR東日本新幹線総合車両センター) H5系電車(JR北海道函館新幹線総合車両所) E6系電車(JR東日本秋田新幹線車両センター) |
軌間 | 1,435 mm |
電化 |
交流25,000 V・50 Hz (架空電車線方式) |
最高速度 |
110 km/h(東京 - 上野間) 130 km/h(上野 - 大宮間) 275 km/h(大宮 - 宇都宮間) 320 km/h(宇都宮 - 盛岡間) 260 km/h(盛岡 - 新函館北斗間) |
備考 | |
一部列車は東京 - 盛岡間で新幹線「こまち」と併結 |
JR東日本が東北新幹線において2011年(平成23年)3月5日からE5系の運用を開始するにあたり、新たに設定した愛称[新聞 1][JR東 1]である。その後、E5系の増備によって順次本数を増やしていき、新青森駅発着の「はやて」の大半を置き換えている。
宇都宮駅 - 盛岡駅間において、E2系「はやて」「やまびこ」の275 km/hを上回り国内最速となる最高速度320 km/hでの営業運転を行い、東北新幹線の最速達種別の列車として位置付けられる。また、大宮駅 - 宇都宮駅間も、かつての最高速度240 km/hを上回る275 km/hで運転する。なお、盛岡駅以遠は整備新幹線区間であるため、最高速度は線路規格の関係上「はやて」と同一の260 km/hに留まる。
当初は東北新幹線八戸駅 - 新青森駅間の延伸開業と同時に運行開始する計画であったが、延伸開業が2010年(平成22年)12月4日に前倒しとなったため、新青森駅までの延伸開業から約3か月遅れての運行開始となった。
仙台駅 - 新函館北斗駅間に限り、立席扱いながらも新幹線定期券「FREX」(FREXパル含む)による普通車指定席への乗車が可能で、空席に着席できる。
「はやぶさ」の愛称は、東北新幹線のフラグシップたる最速達列車として、2010年3月に行われた列車名の一般公募の結果を基にしたものである。公募にあたっては、「新型高速新幹線車両にふさわしく、かつお客さまにわかりやすい」ことが選考基準とされ[JR東 2]、150,372通の応募があった[JR東 3]。この中から、応募総数第7位であった「はやぶさ」が選ばれ、2010年5月11日に発表された[JR東 3]。
応募総数の上位にはかつての東北方面を結ぶ優等列車の愛称であった「はつかり」(第1位)、「みちのく」(第3位)や、現行列車の愛称でもある「はやて」(第5位)、さらにはE5系のカラーリングがVOCALOIDソフトのキャラクター、初音ミクを彷彿とさせることからネットユーザーを中心に票を集めた「はつね」[新聞 2](第2位)などが挙がったが、これら上位を抑え、「親しみやすさとスピード感がある」ことから「はやぶさ」の愛称を採用した[新聞 3]。
なお、列車愛称としての「はやぶさ」は、1958年(昭和33年)10月1日から2009年(平成21年)3月14日までの50年あまりにわたって東京と九州を結ぶ寝台特急に用いられたものであった[新聞 4][JR東 4]。「はやぶさ」の採用にあたっては、伝統ある列車で長く親しまれた名称ということで、JR九州には事前に承諾を取り、その他にも商標上のチェックなどが行われている[1]。「はやぶさ」の愛称を採用するにあたり、一部の鉄道ファンからは「九州の印象が強すぎる」と反対の声があった一方で、E5系に設けられるグランクラス(当時は「スーパーグリーン車」の仮称で呼ばれていた)の存在を指し「伝統の名前にふさわしい」との賛成意見も出るなど、賛否両論が渦巻いた[新聞 3]。なお、廃止された寝台特急と同名の新幹線列車としては、この他に山陽新幹線・九州新幹線の新大阪駅 - 鹿児島中央駅間を直通運行する「みずほ」・「さくら」(本列車運行開始の1週間後に運行開始)、北陸新幹線・敦賀駅 - 富山駅間の区間運転列車に「つるぎ」がある[JR東 5][注 4]。
2016年(平成28年)3月26日に北海道新幹線の新青森駅 - 新函館北斗駅間が開業し、東北新幹線との相互直通運転を開始したが、それに先立つ2014年11月20日、東京・仙台 - 新函館北斗間の列車を「はやぶさ」とすることが発表された[JR東 6]。
北海道新幹線区間の営業最高速度は260 km/hとするが、新青森駅 - 新函館北斗駅間約149 kmのうち青函トンネル(海峡線、約54 km)を含む約82 kmの区間はJR貨物のEH800牽引による貨物列車との共用区間で、すれ違いの風圧による影響を考慮して当面は最高速度140 km/hで運行していたが、2018年9月2日 - 9月19日に青函トンネル内で160 km/h - 210 km/hの速度向上試験や160 km/hで貨物列車とのすれ違い試験を実施し、160 km/hでも営業運転に支障がない事が確認されたため、2019年3月16日のダイヤ改正で最高速度が160 km/hに引き上げとなった[JR北 1]。
2023年3月18日現在、東京駅 - 新函館北斗駅間に10往復、東京駅 - 新青森駅間に下り8本・上り7本、東京駅 - 盛岡駅間に下り4本・上り5本、東京駅 - 仙台駅間に2.5往復、仙台駅 - 新函館北斗駅間に1往復が運行されている。運行開始当初は「はやて」と運行区間が重複しており、最高速度320 km/h運転の列車が「はやぶさ」、最高速度275 km/h運転の列車が「はやて」と区別されていたが、2019年3月16日より東京駅発着で大宮駅 - 仙台駅間無停車の定期列車は全て「はやぶさ」に統一された。
盛岡駅・新青森駅・新函館北斗駅発着列車のうち16往復は、盛岡駅以南で秋田新幹線「こまち」(E6系)との併結運転を行う。そのため、東京駅 - 新函館北斗駅間での所要時分は4時間20 - 30分となっている。列車番号は、新青森駅・新函館北斗駅発着の単独列車が号数+B、「こまち」を併結する列車が号数+3000B(仙台駅発着の95号・96号を含む)、盛岡駅発着で仙台駅 - 盛岡駅間各駅停車となる列車が+4000B、仙台駅発着の2号・37号が+1000Bとなる。
北海道新幹線開業までは、新青森駅で函館方面への特急「白鳥」・「スーパー白鳥」、秋田方面への特急「つがる」と接続するダイヤが組まれ、新青森駅始発の上り1本は、青森駅 - 函館駅間運行の急行「はまなす」の接続列車を兼ねていた。
2013年3月16日のダイヤ改正からは宇都宮駅 - 盛岡駅間の最高速度が320 km/h(E5系単独運転時)へ引き上げられ、東京駅 - 新青森駅間の最短所要時間は2時間59分となっている。また、2012年10月にJR東日本が発表した「グループ経営構想V(ファイブ)~限りなき前進~」においては、「東北新幹線において320 km/h運転区間のさらなる拡大を目指す」旨が盛り込まれている[JR東 7]。運行開始当初は最高速度300 km/hで東京駅 - 新青森駅間の所要時間は最短3時間10分であったが、2014年3月15日のダイヤ改正からは、「こまち」と併結する列車も含む全列車が最高速度320 km/h運転を実施している[JR東 8]。
2017年7月には、初めて大宮駅発着となる臨時「はやぶさ」が運転された[JR東 9]。以後、連休に適宜運転されている。
運行開始当初は上野駅(一部)・大宮駅・仙台駅・盛岡駅・八戸駅(一部)のみ停車の速達パターンが大半であったが、運行本数の拡大に伴い「盛岡以北各駅停車」「仙台以北各駅停車」などのパターンが生まれており、途中駅停車が基本だった「はやて」との差異がなくなっている[注 5]。なお、現在に至るまで大宮駅 - 仙台駅間は全定期列車がノンストップで運行されており、栃木県・福島県内には停車駅はない。ただし、過去に東北本線の寝台特急に大幅な遅延が発生した際、振替輸送のため通常は通過する駅に臨時停車したこともある。
号数 | 運行 本数 |
東京駅 | 上野駅 | 大宮駅 | … | 仙台駅 | 古川駅 | くりこま高原駅 | 一ノ関駅 | 水沢江刺駅 | 北上駅 | 新花巻駅 | 盛岡駅 | いわて沼宮内駅 | 二戸駅 | 八戸駅 | 七戸十和田駅 | 新青森駅 | 奥津軽いまべつ駅 | 木古内駅 | 新函館北斗駅 | 備考 | |
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下り | 上り | ||||||||||||||||||||||
1 - 48号 | 2 | 1 | ● | - | ● | - | ● | - | - | - | - | - | - | ● | - | - | - | - | ● | - | - | ● | |
1 | 1 | ● | ● | ● | - | ● | - | - | - | - | - | - | ● | - | - | ● | - | ● | - | - | ● | こまち号と併結 | |
1 | 0 | ● | ● | ● | → | ● | → | → | → | → | → | → | ● | → | → | ● | → | ● | → | ● | ● | こまち号と併結 | |
0 | 2 | ● | ● | ● | ← | ● | ← | ← | ← | ← | ← | ← | ● | ← | ← | ● | ← | ● | ● | ● | ● | こまち号と併結 | |
1 | 0 | ● | ● | ● | → | ● | → | → | ● | → | → | → | ● | → | → | ● | → | ● | ● | ● | ● | こまち号と併結 | |
1 | 2 | ● | ● | ● | - | ● | - | - | - | - | - | - | ● | - | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | こまち号と併結 | |
3 | 1 | ● | ● | ● | - | ● | - | - | - | - | - | - | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | こまち号と併結 | |
0 | 2 | ● | ● | ● | ← | ● | ← | ← | ← | ← | ← | ← | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ← | ← | ● | こまち号と併結 | |
0 | 1 | ● | ● | ● | ← | ● | ← | ← | ← | ← | ← | ← | ● | ← | ← | ← | ← | ● | ← | ● | ● | こまち号と併結 | |
4 | 2 | ● | ● | ● | - | ● | - | - | - | - | - | - | ● | ● | ● | ● | ● | ● | こまち号と併結 | ||||
2 | 1 | ● | ● | ● | - | ● | - | - | - | - | - | - | ● | - | ● | ● | ● | ● | こまち号と併結 | ||||
2 | 1 | ● | ● | ● | - | ● | - | - | - | - | - | - | ● | - | - | ● | - | ● | 上下各1本がこまち号と併結 | ||||
0 | 1 | ● | ← | ● | ← | ● | ← | ← | ← | ← | ← | ← | ● | ← | ← | ● | ← | ● | 4号 | ||||
0 | 1 | ● | ● | ● | ← | ● | ● | ← | ● | ← | ● | ← | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 8号 | ||||
0 | 1 | ● | ← | ● | ← | ● | ← | ← | ← | ← | ← | ← | ● | 6号、こまち号と併結 | |||||||||
1 | 1 | ● | - | ● | - | ● | |||||||||||||||||
1 | 0 | ● | ● | ● | → | ● | |||||||||||||||||
95・96号 | 1 | 1 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | - | - | ● | こまち号と併結 | ||||
101 - 112号 | 4 | 4 | ● | ● | ● | - | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
はやぶさ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
← 東京 新函館北斗 →
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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E5系(U編成、新幹線総合車両センター所属)のほか、320 km/h運転に対応したH5系やE6系が使用される。
全列車が全車指定席で運行されている。かつて仙台以北の区間列車となる95・96号には例外的に「はやて」時代から自由席を設定していたが、2016年3月26日のダイヤ改正よりこれらも全車指定席となった。
先述の通り盛岡以南では大半の列車がE6系を新青森方に併結しており、仙台駅もしくは盛岡駅発着となる列車ではE6系も「はやぶさ」車両として全区間17両編成で運行されるものもある。
なお、COVID-19の拡大を理由に、2021年11月8日から2023年3月17日まで一部の「はやぶさ」がE6系7両編成単独で運転されていた[JR東 10]。
JR東日本サービスクリエーションが担当する車内販売が行われている[2]。なお東京ー仙台間のみ運転の列車・臨時列車等では行われていない。グランクラスアテンダントによる接客サービスは東京駅発着の列車のみとなる。
「はやぶさ」と「はやて」「やまびこ」との料金の差額[JR東 11] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(単位:円) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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特急料金は東北新幹線列車としては初めて、東海道・山陽新幹線「のぞみ」「みずほ」と同様に、他列車に比べて最大520円の加算料金が上乗せされる[JR東 11]。加算料金は大宮 - 盛岡間の乗車に対して設定され、東京 - 大宮間および盛岡 - 新函館北斗間相互発着となる場合は増額なしとなっている。この増額分は「高速性や快適な居住性の付加価値分」とJR東日本では説明している[新聞 5]。
2011年4月29日から9月22日までは震災による臨時ダイヤで運転だったため、減速運転であることを考慮して追加料金は徴収しなかった[新聞 6]。
この「はやぶさ」特急料金は国土交通大臣への認可申請に基づくものだが、申請内容には運行開始時には基本停車駅となっていなかった仙台以北各駅相互間の料金も設定されており[JR東 11]、将来の停車駅増に対応した料金設定となっている。
「はやぶさ」と「はやて」「やまびこ」を乗り継いだ場合の特急料金については「のぞみ」「みずほ」のケースと同様になり、全区間に対応する「はやて」「やまびこ」の特急料金に「はやぶさ」の乗車区間に応じた差額料金を上乗せした特急料金となっている[JR東 11]。また、全車指定席で運行を開始することもあって立席特急券が全区間に設定されることになっているが、この料金は特定特急券の設定されている区間(隣接駅間・盛岡以北相互間など)を除いて「通常期の指定席特急料金から530円引き」すなわち「自由席特急料金+差額料金」となり[JR東 11]、自由席特急料金に対して差額料金を徴収しない「のぞみ」「みずほ」と異なる対応となっている。例外的に2014年に「はやて」から振り替えられた全区間各駅停車となる95・96号については特例として自由席に乗車する場合には差額料金の適用が除外されていた。
北海道新幹線開業後、新青森駅をまたいで東北新幹線と北海道新幹線を通しで乗車する場合、原則として両者の指定席特急料金を別々に計算し、合算した金額となる。グリーン料金やグランクラス料金も、同様に計算する。但し、座席指定料金(大人、通常期の場合530円)は全乗車区間を通じて1席分とし、単純に加算すると2席分になるので、その過剰分が差し引かれる。また、七戸十和田駅と北海道新幹線各駅との相互間の指定席特急料金は、七戸十和田駅 - 新青森駅間の特定特急料金と北海道新幹線区間の立席特急料金または特定特急料金を合算し、さらに座席指定料金を加算する。東北新幹線各駅と奥津軽いまべつ駅との相互間の指定席特急料金も同様に、東北新幹線区間の立席特急料金または特定特急料金と新青森駅 - 奥津軽いまべつ駅間の特定特急料金を合算し、さらに座席指定料金を加算する[JR北 2]。
特別企画乗車券については「のぞみ」「みずほ」と異なり、「フルムーン夫婦グリーンパス」や「ジャパンレールパス」などが利用可能となる(新幹線回数券は除く)。割引については「レール&レンタカーきっぷ」「ジパング倶楽部」「大人の休日倶楽部(ミドル・ジパング)」が対象(グランクラスは除く)。北海道新幹線開業後も引き続き利用可能で、北海道新幹線の区間も対象となる[JR北 3]。
北海道新幹線開業後、青春18きっぷの利用者については、奥津軽いまべつ駅 - 木古内駅間のみの乗車に限り、別途「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を購入する事で、普通車の空いている席を利用できるようにした[JR北 3]。
このきっぷでは、奥津軽いまべつ駅 - 木古内駅間で「はやぶさ」「はやて」、および木古内駅 - 五稜郭駅間で江差線を経営移管する道南いさりび鉄道の普通列車がそれぞれ片道1回利用できる(行程が連続する事が条件で、道南いさりび鉄道各駅での途中下車は不可)。青森駅から津軽線で奥津軽いまべつ駅へ向かう場合、隣接する津軽二股駅下車となる。
また、国会議員には国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律第10条に基づきJR全線の運賃料金が個室やグリーン車等も含めて無料となる特殊乗車券(無料パス)が支給されるが、JR東日本から衆議院・参議院への申し入れにより、グランクラスについては無料パスの適用外となり全区間の料金を別途支払う必要がある(運賃のみ無料)[新聞 7]。
修学旅行の「連合体輸送」については1編成の約半数にあたる350席程度まで確保が可能で、通常の団体割引の料金は無割引だが、連合体輸送の場合、中学生は半額、高校生は2割引になる[JR北 4]。
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