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青森県上北郡野辺地町にある青い森鉄道・東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
野辺地駅(のへじえき)は、青森県上北郡野辺地町字上小中野にある青い森鉄道・東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅[1][2]。両社の共同使用駅。
青い森鉄道の青い森鉄道線とJR東日本の大湊線が乗り入れ、接続駅となっている。大湊線は当駅が起点である。
青い森鉄道線は、元々はJR東日本(1987年〈昭和62年〉までは日本国有鉄道)の東北本線の一部であり、上野発着の夜行列車や昼行特急「つがる」「白鳥」「スーパー白鳥」などの優等列車が停車していた。しかし、2010年(平成22年)12月4日に東北新幹線が新青森駅まで延伸されたことに伴う並行在来線の経営分離により、駅施設は青森県に譲渡された。また、この時から大湊線はほかのJR東日本の路線と接続せず孤立した路線となっている(JRにおける当駅の所属線は、東北本線から大湊線に変更されている)。
かつては、上記路線に加えて南部縦貫鉄道線も乗り入れていたが、1997年(平成9年)に休止されたのち、2002年(平成14年)に廃止された。しばらくは通路が閉鎖され、線路も外されただけでそのまま手付かずで残っていたが、跨線橋が2003年秋に撤去され、残されていた駅舎とホームも2005年(平成17年)にすべて解体撤去された。
単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線の計3面5線のホームを持つ地上駅である。駅舎とホームは跨線橋で連絡している。駅舎は線路の上り方を向いて左側(北東側)にある。反対側への出口はない。
1番線の大湊線ホームと青い森鉄道線のホームを行き来する場合、円形改札の横にある狭い通路を利用して跨線橋へ至るという特殊な構造をしている。また、かつては改札が必要であったが、駅舎ホーム側窓口で改札を行うよう変更され、乗り換えに伴う改札は不要になった。円形改札には常夜灯の模型が設置されている。
青い森鉄道の直営駅で、管理駅として、乙供駅 - 小湊駅間の各駅を管理している。青い森鉄道への移管前は、JR東日本の直営駅(駅長・助役配置)であり、管理駅として東北本線の乙供駅 - 小湊駅間の各駅と大湊線の北野辺地駅・有戸駅を管理していた。
各番線の発着できる方面は下記のとおりである。
運転番線 | 営業番線 | 青森方面着発 | 東京方面着発 | 大湊方面着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
上3 | 1 | 到着・出発可 | 不可 | 到着・出発可 | |
上2 | 不可 | 不可 | 到着•出発可 | ||
上1 | 2 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | |
上本 | 3 | 到着可 | 出発可 | 不可 | 上り本線 |
下本 | 4 | 出発可 | 到着可 | 不可 | 下り本線 |
下1 | 5 | 出発可 | 到着・発車可 | 不可 |
出札窓口では定期券・回数券(JRの回数券については大湊線内区間のみ)、「たびショップ」ではJRの「ビジネスえきねっと」を利用したJR指定券類などの取扱も行っている[13]。また、JR大湊線の乗車券は青い森鉄道が営業する出札窓口および自動券売機で発売している。自動券売機で購入可能なJR線連絡乗車券は、弘前、蟹田、鮫までである。
みどりの窓口およびタッチパネル式自動券売機1台が設置されていた。また、2000年代前半までは2・3番線にも売店・そば店(伯養軒)があった。
主な駅弁は下記の通り[14]。
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は240人である[利用客数 1]。
2009年度(平成21年度)まではJR管理時代のもの。なお、JR東日本の統計であるため青い森鉄道線の乗車人員は含まれておらず、そのため、2010年度(平成22年度)と2011年度(平成23年度)に数値が激減している。
1日平均乗車人員推移(JR東日本) | ||||
---|---|---|---|---|
年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
2000年(平成12年) | 1,041 | [利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 1,051 | [利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 974 | [利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 917 | [利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 868 | [利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 865 | [利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 840 | [利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 838 | [利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 849 | [利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 883 | [利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 673 | [利用客数 12] | ||
2011年(平成23年) | 300 | [利用客数 13] | ||
2012年(平成24年) | 248 | 51 | 300 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 257 | 47 | 304 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 245 | 46 | 292 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 241 | 48 | 290 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 240 | 50 | 291 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 238 | 47 | 285 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 238 | 55 | 294 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 223 | 52 | 276 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)91 | 47 | 139 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)105 | 44 | 149 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)152 | 49 | 202 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)183 | 56 | 240 | [利用客数 1] |
※臨時快速「リゾートあすなろ下北」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
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