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日本の漫画作品 ウィキペディアから
『いじわるばあさん』は、長谷川町子による日本の4コマ漫画作品。毎日新聞社発行の週刊誌『サンデー毎日』において、1966年(昭和41年)1月2日号から1971年(昭和46年)7月18日号まで『意地悪ばあさん』の表題で連載された(後述)。『サザエさん』と共に長谷川町子を代表する作品の一つであり、複数回にわたってテレビドラマやテレビアニメ化されている。
いじわるばあさん (意地悪ばあさん) | |
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ジャンル | 4コマ、ファミリーギャグ |
漫画 | |
作者 | 長谷川町子 |
出版社 | (掲載誌)毎日新聞社 (単行本)姉妹社 (文庫・全集)朝日新聞社 (復刻版)朝日新聞出版 |
掲載誌 | サンデー毎日 |
発表号 | 1966年1月2日号 - 1971年7月18日号 |
巻数 | 6巻(姉妹社版、復刻版) 4巻(朝日文庫) 2巻(長谷川町子全集) |
その他 | 雑誌連載時の表題は「意地悪ばあさん」 |
関連作品 | |
| |
アニメ:いじわるばあさん(第1作) | |
原作 | 長谷川町子 |
脚本 | 吉田喜昭・鈴木良武・青野暉・伊東恒久 他 |
アニメーション制作 | ナック |
製作 | よみうりテレビ・テアトルプロ |
放送局 | 読売テレビほか |
放送期間 | 1970年10月3日 - 1971年8月18日 |
話数 | 全39話[1] |
アニメ:いじわるばあさん(第2作) | |
原作 | 長谷川町子 |
監督 | 森田浩光 |
キャラクターデザイン | 高橋信也 |
音楽 | 和田薫 |
アニメーション制作 | エイケン |
製作 | フジテレビ・エイケン |
放送局 | フジテレビ |
放送期間 | 1996年4月19日 - 1997年6月13日 |
話数 | 全46話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
主人公は漫画の作中でも「いじわるばあさん」と呼ばれることが多いが、本項の文中では設定上の本名である「
アメリカの漫画家ボブ・バトルの『意地悪爺さん』(原題『Egoist』)という意地悪なおじいさんを主人公とした作品が、1956年から1962年まで文藝春秋の雑誌『漫画讀本』に翻訳連載されていた[注 1]。これに触発されて誕生したことを、作者の長谷川は『サザエさんうちあけ話』などで語っている[2]。『いじわるばあさん』の作中でも、主人公である石が旅行先のイギリスで本家の意地悪爺さんらしき人物と遭遇するエピソードがある。
当時の長谷川は朝日新聞の『サザエさん』連載と並行して『サンデー毎日』で『エプロンおばさん』を連載していたが、双方の作品に共通するヒューマニズム色の強い作風に飽きを感じていた。そのような中で『サンデー毎日』の1963年新年号に8ページの漫画を依頼され、執筆したのが『意地悪ばあさん』である[注 2]。主人公を女性に変更したのは『意地悪じいさん』を読んで「おバァさんのほうがグッと迫力あるのになァ」と言う感想を持ったことに由来し[2]、反響を見て連載を依頼しに来た『サンデー毎日』の編集長と話し合った末、1年後の1966年に連載を開始した[3]。単行本の初版はサザエさんのそれよりも発行部数が多く、読者の側もまた、ヒューマニズムに飽いた人が多かったのだろうと、作者は『サザエさんうちあけ話』で述べている。
昭和40年代にして、高齢化社会ならびに老人介護の問題点を取り上げた話も存在する[4]。石自身、たびたび老人介護施設の職員やヘルパーを相手に意地悪を仕掛けている。また、本作では俗に「サザエさん時空」と呼ばれる登場人物が年を取らない方式ではなく、石の長男の子供たちが連載の後半で進学や就職するなど家庭環境の変化が見られる。
日本国外では講談社インターナショナルから『Granny Mischief』というタイトルで英語に翻訳・出版されて人気を博した。出版の際には、一部のコマが左右反転されている。
テレビドラマやテレビアニメ化された中でも、特に青島幸男主演のテレビドラマ(主人公の名前は「伊知割石」でなく「波多野タツ」とされている)は当たり役となり、人気が高かった。ただし、長谷川はアニメの『サザエさん』同様テレビでの登場を快く思っていなかったらしく「漫画作品とは別」と考えており「あれは青島幸男による青島ばあさんです」と述べている。[要出典]漫画でも青島幸男が演じる波多野タツを伊知割石が批判するエピソードがある。ドラマ、アニメ共にDVDなどの映像ソフト化は一切行われておらず、BS・CSでの再放送・オンデマンド配信も実施されていない。
本作の表題は『サンデー毎日』での連載時には『意地悪ばあさん』と漢字で表記されていたが[5]、姉妹社から単行本が発売された際に『いじわるばあさん』と平仮名へ改められた。テレビドラマのうち青島幸男が「波多野タツ」の役名で主演した2作品は連載版に拠って『意地悪ばあさん』、その他の実写作品とテレビアニメ2作品はいずれも単行本に拠って『いじわるばあさん』を正式な表題としている。
以下は原作漫画の設定であり、ドラマやアニメでは名前や家族構成が作品ごとに異なっている場合がある。
最初の単行本は1966年から1972年にかけて、姉妹社から全6巻が発売された。第1巻の発刊時に初めて『いじわるばあさん』と平仮名の表記が使用されている。1993年に姉妹社が解散した際に他の長谷川町子作品の単行本は多くが絶版となったが、本作と『よりぬきサザエさん』全13巻は財団法人長谷川町子美術館が当面引き継いで刊行する方針が表明され[9]、朝日新聞社が新たに発行を引き受けるまで館内限定で販売されていた。
その後、1995年11月に『サザエさん』と同じく朝日新聞社より朝日文庫全4巻が出版された。ただし、文庫版では作品の一部が裏表紙に書かれているなど姉妹社版とは内容・配列に異同がある。1998年には、朝日新聞社刊の長谷川町子全集第24巻・25巻にも採録された。文庫・全集版とも朝日新聞社の出版部門を分社して2008年に発足した朝日新聞出版から刊行が継続されており、同社では2013年から2014年にかけて姉妹社版を復刻した全6巻の単行本も発売している[10][11]。なお、朝日版では文庫・全集・復刻版とも姉妹社初版4巻56ページの「アフリカ探検」[注 16]と6巻38ページの「甥を撮る」の2編は集録されていないほか、巻末には「現代からすれば不適切な表現が含まれますが、作品のオリジナリティーを尊重してそのまま収録しております」との断り書きが書かれている。
姉妹社・朝日新聞出版の3巻と文庫版2巻、全集版1巻の巻末には『いじわる.タンペン』として『いじわる看護婦』『いじわるクッキー』『まんが幸福論』の3作品が掲載されている。このうち『いじわる看護婦』と『いじわるクッキー』は『意地悪ばあさん』と同じく月曜ドラマランドで実写化された。
B6判。朝日新聞出版から刊行された復刻版では初出時のカラー・2色刷原稿が復元されているのを始め、大半が単行本未収録であった『いじわるばあさん 意地悪クイズ』や作者の手による「自選いじわるばあさん」などのページが追加されている。函入りの全巻セットも発売。
巻数 | 姉妹社(初版) | 朝日新聞出版(復刻版) | |||
---|---|---|---|---|---|
初版発行日 | ISBN | 初版発行日 | ISBN | 備考 | |
1 | 1966年12月 | ISBN 4-7844-2001-0 | 2013年12月6日 | ISBN 978-4-02-258931-6 | 『サンデー毎日』初出時のカラー原稿を復元 |
2 | 1967年7月 | ISBN 4-7844-2002-9 | ISBN 978-4-02-258932-3 | 『いじわるばあさんの意地悪クイズ』付属[注 17] | |
3 | 1968年3月 | ISBN 4-7844-2003-7 | 2014年1月4日 | ISBN 978-4-02-258933-0 | 『いじわる.タンペン』は初出時の2色刷原稿を復元 |
4 | 1969年4月 | ISBN 4-7844-2004-5 | ISBN 978-4-02-258934-7 | 『自選 意地悪ばあさん』(2色刷)収録 | |
5 | 1970年7月 | ISBN 4-7844-200-53 | 2014年2月7日 | ISBN 978-4-02-258935-4 | |
6 | 1972年2月 | ISBN 4-7844-2006-1 | ISBN 978-4-02-258936-1 | 『サンデー毎日』掲載時のタイトルロゴ集を収録 |
文庫・全集とも2008年以降は朝日新聞出版が刊行を引き継いでいる。
講談社インターナショナルから発売された英語版『Granny Mischief』の日本語対訳。英訳はジュールス・ヤング、ドミニック・ヤング。
『いじわるばあさんかるた』は、数少ないキャラクターグッズとして姉妹社から1976年に発売されたかるた。姉妹品の『サザエさんかるた』シリーズ(全3組)に比べて札のサイズが大きくなっている。
長らく絶版で入手困難となっていたが、コラムニストのブルボン小林が気に入って2012年3月20日放送のTBSラジオ『小島慶子 キラ☆キラ』で紹介したことから評判となり、2014年に赤ちゃんとママ社から復刻版が発売された。
本作を基にしたテレビドラマは合計4本製作されている。
上記のうち、1.と3.は意地悪ばあさん (テレビドラマ)を参照のこと。
藤村有弘主演版のドラマ『いじわるばあさん』は、フジテレビ系で1971年10月12日から12月28日まで毎週火曜日21時00分〜21時30分に放送された。
本作は他のドラマ版と違い、芸術座からの公開録画となっている。主演の藤村は本作以前に同じ長谷川町子原作のドラマ『エプロンおばさん』の日本テレビ版で、主人公の敷金なしを演じていた。主人公の名前こそ異なるが長男夫婦の名前は原作と同じで、設定上は読売テレビ版よりもやや原作に近くなっている。
ytv版の完結から2年振りの登場で、フジテレビ製作としては第1作となるが同日放送の『ゲバゲバ一座のちょんまげ90分!』(日本テレビ系。枠は20時 - 21時26分)に人気を取られたためytv版ほどヒットせず、3か月で終了した。本作を最後にフジテレビ火曜21時枠のドラマは長期の中断に入り(30分ドラマは終了)、次にこの枠でドラマが放送されるのは25年後、いわゆる「火9」の第1作となった1996年4月16日開始の『みにくいアヒルの子』からである。
レギュラーの中には後年、アニメ版『キャプテン』(日本テレビ系)で主演した和栗正明(子役)がいた。
この節の加筆が望まれています。 |
特記の無い限り全て放送時間は火曜 21:00 - 21:30、同時ネット。
いじわるばあさん (市原悦子版) | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 長谷川町子 |
企画 | 熊谷剛、松崎容子 |
脚本 | 別項 |
演出 | 別項 |
出演者 | 市原悦子 |
製作 | |
プロデューサー | 赤司学文、石川好弘 |
制作 | フジテレビ、オセロット |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
いじわるばあさん(パート1) | |
放送期間 | 2009年1月9日 |
放送時間 | 金曜21:00 - 22:52 |
放送枠 | 金曜プレステージ |
放送分 | 112分 |
回数 | 1 |
いじわるばあさん2 | |
放送期間 | 2010年4月23日 |
放送時間 | 金曜21:00 - 22:52 |
放送枠 | 金曜プレステージ |
放送分 | 112分 |
回数 | 1 |
いじわるばあさん3 | |
放送期間 | 2011年1月28日 |
放送時間 | 金曜21:00 - 22:52 |
放送枠 | 金曜プレステージ |
放送分 | 112分 |
回数 | 1 |
市原悦子主演版のドラマ『いじわるばあさん』は、2009年から2011年にかけてフジテレビ系の「金曜プレステージ」枠で3作が放送された。1999年に青島幸男主演の最終作『意地悪ばあさんリターンズ』が放送されたのを最後に実写ドラマ・アニメなどの映像化はされていなかったが、10年ぶりの復活となる。
本作以前の映像化作品ではドラマ・アニメを問わず全て男性の俳優もしくは声優が主演していたので、市原は「いじわるばあさん」を演じた史上初めての女優になる。複数話のオムニバス構成であり、オープニングや話のつなぎではドラマ用に新規作成された『いじわるばあさん』のアニメーションが挿入され、杉並児童合唱団が歌うフジテレビの1981年版主題歌「意地悪ばあさんのテーマ」の行進曲風アレンジが挿入歌として使用された。
金曜プレステージ版では、少子高齢化社会や振り込め詐欺などの製作時を反映した社会問題を取り入れるなど、コメディだけでなく社会派ドラマの要素が盛り込まれている。
また、同作のコラボレーションには、「どこでもいっしょ」のトロ、クロ、ピエール、リッキー、ジュン、スズキがキャラクターで扮した登場人物が3回で登場している。
フジテレビ系列 金曜プレステージ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
さんまの笑顔映像グランプリ
※21:00 - 22:52 (2008年12月19日) |
いじわるばあさん
(2009年1月9日) |
これが日本の大家族!
勘三郎感動密着413日 涙と笑いの親子愛スペシャル ※19:57 - 21:49 (2009年1月23日) |
さんま&くりぃむの
第5回芸能界(秘) 個人情報グランプリ (2010年4月16日) |
いじわるばあさん2
(2010年4月23日) |
浅見光彦シリーズ第三十七弾
長崎殺人事件 (2010年4月30日) |
浅見光彦シリーズ39
遺骨 (2011年1月14日) |
いじわるばあさん3
(2011年1月28日) |
検事・霞夕子
森を歩く死体 (2011年2月4日) |
これまでに2回アニメ化されている。タイトルはいずれも原作単行本と同じ『いじわるばあさん』だが、両作品に製作スタッフ・キャストの面で繋がりは無い。
『いじわるばあさん』のアニメ第1作は、ドラマ第1作と同じよみうりテレビ(ytv)製作で1970年10月3日から1971年8月18日まで放送された。全39話[1]。放送時間(JST)は、開始当初は土曜19時30分 - 20時00分だったが、1971年4月以降は水曜19時30分 - 19時56分[注 19]となった。製作局はytvだが、日本テレビ系列において土曜19時30分枠でytv製作番組が放送された事例は他に無く、水曜19時30分枠に関しては39年後の2010年1月から3月まで水曜19:00 - 19:56に放送されたytv版『SUPER SURPRISE』のみとなっている。
ナックが製作した初のテレビアニメである。同じくytv製作だった1967年版ドラマで3代目の波多野タツを演じた高松しげおが「原野タツ」の役名で主演している。そして、1967年版では、波多野平四郎と波多野良子をそれぞれ演じた佐藤英夫と姫ゆり子は準レギュラーとして「原野平四郎」と「原野良子」役で出演している。各話のサブタイトルクレジット部はサブタイトルを読み上げずに、タツがその回のエピソードに関する話題を述べるという他のアニメではあまり見られない独特の手法が採られている。原作のラッシーに相当するキャラクターとして、ばあさんの相棒的な犬の「ペケ」が登場する。
最終回の翌週はプロ野球中継だったが(その事に関しては後述)、当時の新聞のテレビ欄では雨傘番組として「いじわるばあさん」と記載されている。未放映の回の放送または放送済の回の再放送の予定だったのかは不明。
関東地区では、終了後に日本テレビの夕方枠で何度か再放送されたが、1970年代後半以降は全く再放送されず、映像ソフトも一切発売されていない。ただし、ytvの開局50年を記念して関係者に配布された『読売テレビ50年社史』付属のDVDには、第1話(タツがゴルフに行った回)の一部が収録されている。
2010年11月に日本テレビ系『DON!』番組内「きょうは何の日」のコーナーで「長谷川町子美術館がオープンした日」が特集された際、本作の映像の一部が流された。
ほか
レコード(フィリップス FS-1158)が発売されており、後年発売されたアニメソングのコンピレーション・アルバムでも何度か収録されているがCD化は実現しておらず、バップが日本テレビ開局60周年および読売テレビ開局55周年記念盤として発売した『日テレ60&YTV55 アニメソング アルティメットBOX I -昭和篇-』(VPCG-84952)へも収録されなかった[注 20]。
二本立てで放送。
話数 | 1本目サブタイトル | 2本目サブタイトル | 放送日 |
---|---|---|---|
1 | 女の敵はゴルフ | ペケの初恋 | 1970年 10月3日 |
2 | 有名になりたい | イジワル免許証 | 10月10日 |
3 | 嫁が病気だ | ペケは名犬 | 10月17日 |
4 | ドロボー降参 | 人助けはいいことだ | 10月24日 |
5 | 院長は楽じゃない | 誰が帰るもんか | 10月31日 |
6 | 犬も歩けば | 私もデートが大好き | 11月7日 |
7 | 濡れ衣は晴らすぞ | 町内揃ってノイローゼ | 11月14日 |
8 | 家なんか建てさせないよ | 息子の土産が欲しい | 11月21日 |
9 | 家出もまた楽し | 誘拐ギャング親孝行 | 11月28日 |
10 | お喋りにチャック | ボーナス闘争 | 12月5日 |
11 | ハワイ旅行 | 最後の妙薬はこれだ | 12月12日 |
12 | ボーイフレンド | 過ぎたるは及ばざるが如し | 12月19日 |
13 | ただまる儲け | ペケのドラ猫退治 | 12月26日 |
14 | 今年もお騒がせします | ギャング王カポネ | 1971年 1月2日 |
15 | 意地悪は情無用 | ヒッピー芸術家への道 | 1月9日 |
16 | 宇宙飛行士になりたい | 家庭教師は救いの神 | 1月16日 |
17 | 成金野郎をやっつけろ | 禁酒禁煙大騒動 | 1月23日 |
18 | お誕生日おめでとう | ボロは着てても心は錦 | 1月30日 |
19 | これがいじわるだ | いじわる戦争 | 2月6日 |
20 | 空き巣に御用心 | ようこそ社長さま | 2月13日 |
21 | 意地悪はむずかしい | お巡りさんスキスキ | 2月20日 |
22 | 可愛い子にはスパルタで | 長生きの秘密 | 2月27日 |
23 | 気楽なもんです | 負けてたまるか | 3月6日 |
24 | ペケが猫になった | ドロボーなんかに負けないで | 3月13日 |
25 | 大混乱 | やっぱり孤独がいいわ | 3月20日 |
26 | パリはステキだね | へんなアルバイト | 3月27日 |
27 | 赤ちゃん騒動 | ホスピタルをぶっつぶせ | 4月7日 |
28 | 意気地なしは死んじゃいな | 押しても駄目ならハガしてみな | 4月14日 |
29 | 教育ママゴン退治だよ | 暴力タクシーをこらしめろ! | 4月28日 |
30 | エキストラはつらいよ | 意外なご対面 | 5月19日 |
31 | ワンちゃん解放 | みどりのバーさん | 5月26日 |
32 | 遊園地がダーイ好き | 美人はこうしてつくられる | 6月16日 |
33 | 天下の名探偵 | はれんち合戦 | 6月30日 |
34 | 人生相談ですよ | トップスターはつらいよ | 7月7日 |
35 | ペケの大サーカス | デパートはメッタメタ | 7月14日 |
36 | 婆さんの意地だよ! | わが家はマンション | 7月28日 |
37 | パートタイマー | 史上最低の対決 | 8月4日 |
38 | 困っている人を助けよう | ああダムに嘆く意地悪魂 | 8月18日 |
39 | バッチリ社員教育[29] | (不明) | 未放送 |
水曜時代の1971年4月以降は中断が多くなっていたが、これはプロ野球中継のため。当時のプロ野球放送枠は20:00 - 21:26だったが、日本テレビは前年の1970年より水曜のプロ野球中継を19:00 - 21:26と2時間半に拡大していた。しかし次番組『新・オバケのQ太郎』のヒットにより、翌1972年より元の20:00 - 21:26枠に戻した。
『いじわるばあさん』のアニメ第2作は1996年4月19日から1997年6月13日まで、フジテレビ系列で放送された。全46話。
放送時間(JST)は当初、金曜19時00分 - 19時29分であったが、テレビ朝日『ドラえもん』の裏と言うこともあり視聴率が伸びず、1996年8月から関東広域圏のみのローカル枠となる金曜日17時30分 - 18時に移行し、ほとんどの地域では、7月19日放送の第9話で終了した。当初は、7月26日にもナイター中継「阪神対巨人」戦の雨傘番組として放送が予定されており、同時ネットで放送された福島テレビの番組欄でも、7月26日に最終回マークがついているが、予定通りに試合が開催されたため7月19日放送分で終了した[35]。第38話からは『FNNニュース555 ザ・ヒューマン』スタートに伴い金曜日17時25分 - 17時55分と放送開始が5分早くなった。
主人公の名前はytv版アニメと異なり、原作に準じて伊知割 イシとなっている。性格は原作に比べるとかなりマイルドになっており、町内会の高齢者を引き連れて一緒に意地悪を行う回、今どきの女子高生と意気投合する回、手術を怖がる子供のために町の人に100回意地悪を行う回など、人間関係が良好に描かれるエピソードも散見された。
番組ラストのフォーマットは、金曜19時台はストーリー直後に「いじわるクイズ」の問題を出した後にCM→エンディング→予告→「いじわるクイズ」の答だったが、金曜17時台移動後は予告の直前に出題されるようになった。これに伴い、予告の締めゼリフも「次回も見ないと、いじわるしちゃうぞ!」から「次も見ないと、いじわるするよ!」に変更された。この「いじわるクイズ」は、ある物のシルエットを映して、それが何かを当てる物だが、答を発表する時は必ずシルエットが天地逆になって、予想と違う物になるというパターンだった。
ytv版と異なり再放送の実績は地上波・衛星放送を問わず皆無である。また『サザエさん』やytv版アニメと同様に映像ソフト化はされておらず、東映ビデオ発売の『エイケンTVアニメ主題歌大全集』(VHS、LD、DVD)にも未収録となっている。
ほか
同じ長谷川町子原作・エイケン制作のアニメ版『サザエさん』のOP映像とED映像では、歌詞テロップが一切表示されないが、本作のオープニングとエンディングでは歌詞が表示されていた。
2本立てで放送。
回 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放映日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | わたしゃ死んじゃった! | 村山修 | 小華和ためお | 柳瀬譲二 | 1996年 4月19日 | |
10年早いぞ! | 森田浩光 | 松崎一 | ||||
2 | 盗られてたまるか! | 岩崎慶 | 渡辺健一郎 | 小林勝利 | 4月26日 | |
お楽しみ?地獄温泉 | 池田眞美子 | 笠山葉一 | 朝倉隆 | |||
3 | わたしゃ胸キュン! | 江上潔 | 栗本宏志 | 平岡正幸 | 5月3日 | |
は~い! 裸になって | 井上敏樹 | 谷田部勝義 | 山崎友正 | 前田康成 | ||
4 | ちゃっかり稼げ! | 池田眞美子 | 波多正美 | 鈴木卓夫 | 本木久年 | 5月17日 |
私しゃおじゃま虫 | 村山修 | 腰繁男 | 小林勝利 | |||
5 | 嫌われたくない! | 池田眞美子 | 小華和ためお | 本木久年 | 6月7日 | |
物騒な世の中じゃ | 北上佳菜 | 高野カリン | 鈴木卓夫 | 今野博司 | ||
6 | パァッとやりましょ | 池上太郎 | 野間吐史 | 柳瀬譲二 | 6月14日 | |
たのめば地獄!? | 北上佳菜 | 大庭秀昭 | 栗本宏志 | 平岡正幸 | ||
7 | 今夜は最低! | 辻真先 | 小華和ためお | 松崎はじめ | 6月21日 | |
イシの上にも3年 | 池田眞美子 | 波多正美 | 山崎友正 | 朝倉隆 | ||
8 | 恋のしかけ人! | 小華和ためお | 本木久年 | 6月28日 | ||
わしよりウワテ? | 北上佳菜 | 谷田部勝義 | 鈴木卓夫 | 前田康成 | ||
9 | 私しゃお助けマン | 腰繁男 | 大町繁 | 小林勝利 | 7月19日 | |
我慢じゃガマン! | 山田隆司 | 笠山葉一 | 今野博司 | |||
10 | おたから鑑定団 | 村山修 | 江上潔 | 栗本宏志 | 平岡正幸 | 8月2日 |
泥んこダイエット | 池田眞美子 | 波多正美 | 山崎友正 | 柳瀬譲二 | ||
11 | しっかりせんかい! | 山田隆司 | 小華和ためお | 松崎はじめ | 8月9日 | |
鍵はどこかな~? | 高屋敷英夫 | 森田浩光 | 朝倉隆 | |||
12 | 外人さんいらっしゃい | 山田隆司 | 鈴木卓夫 | 前田康成 | 8月16日 | |
迷犬ラッシー!? | 井上敏樹 | 腰繁男 | 小林勝利 | |||
13 | 社長がなんじゃい! | 山田隆司 | 野間吐史 | 本木久年 | 8月23日 | |
爆発寸前3秒前! | 池田眞美子 | 栗本宏志 | 平岡正幸 | |||
14 | 学校にゆうれいが!? | 野間吐史 | 今野博司 | 9月6日 | ||
浮気は許さんぞ! | 北上佳菜 | 野田作樹 | 山崎友正 | 本木久年 | ||
15 | 敬老会をぶっ飛ばせ | 山田隆司 | 森田浩光 | 朝倉隆 | 9月13日 | |
SOSはウソ八百 | 雪室俊一 | 鈴木卓夫 | 前田康成 | |||
16 | めざせ!1日100回? | 山田隆司 | 腰繁男 | 小林勝利 | 9月20日 | |
対決ジジ・ババ! | 北上佳菜 | 小華和ためお | 松崎はじめ | |||
17 | 家庭訪問(珍)騒動 | 山田隆司 | 前田康成 | 9月27日 | ||
食うか食われるか | 池田眞美子 | 石崎すすむ | 朝倉隆 | |||
18 | 私の意地悪グッズ | 森田浩光 | 本木久年 | 10月25日 | ||
わたしゃ狙われている!? | 山田隆司 | 小華和ためお | ||||
19 | 恐怖のフライデー | 雪室俊一 | 森田浩光 | 11月1日 | ||
史上最悪の1日? | 山田隆司 | 小華和ためお | ||||
20 | ラッシーの家出 | 野間吐史 | 前田康成 | 11月8日 | ||
お婆ちゃんはチョモログー | 鈴木卓夫 | 朝倉隆 | ||||
21 | 嫌な客追い出し作戦 | 小華和ためお | 柳瀬譲二 | 11月15日 | ||
むかしの恋はセピア色 | 雪室俊一 | 森田浩光 | 松崎はじめ | |||
22 | 家出はおまかせ? | 早川啓二 | 本木久年 | 11月22日 | ||
お父さんはつらいよ! | 山田隆司 | 小華和ためお | ||||
23 | 忘れん坊将軍は誰だ!? | 腰繁男 | 小林勝利 | 11月29日 | ||
アメリカからの贈り物 | 池田眞美子 | 森田浩光 | 野田作樹 | |||
24 | 特訓! 七転び八起き | 奥田誠治 | 山崎友正 | 松崎はじめ | 12月13日 | |
めざせ! 福引一等賞 | 山田隆司 | 森田浩光 | 柳瀬譲二 | |||
25 | おばあちゃんなんか大嫌い | 早川啓二 | 本木久年 | 12月20日 | ||
クリスマスプレゼント大作戦 | 池田眞美子 | 奥田誠治 | 志村錠児 | |||
26 | 激闘!寒中トライアスロン | 山田隆司 | 小華和ためお | 1997年 1月10日 | ||
強敵! ガンコがやって来た | 池田眞美子 | 森田浩光 | 岡嶋国敏 | 臼田美夫 | ||
27 | 赤ちゃんパニック | 鈴木卓夫 | 前田康成 | 1月17日 | ||
家族いじわる合戦 | 山田隆司 | 奥田誠治 | 森田浩光 | 朝倉隆 | ||
28 | 非情のライセンスじゃ~っ | 雪室俊一 | 小華和ためお | 松崎はじめ | 1月24日 | |
55年後のラブレター | 山田隆司 | 早川啓二 | 柳瀬譲二 | |||
29 | 仲直りはいじわるで | 鈴木卓夫 | 前田康成 | 1月31日 | ||
カラ~~ンコロン! ゲタの音 | 雪室俊一 | 小華和ためお | 朝倉隆 | |||
30 | レンタルばあちゃん | 池田眞美子 | 腰繁男 | 小林勝利 | 2月7日 | |
強いお父さんが好き | 水出弘一 | 奥田誠治 | 山崎友正 | 本木久年 | ||
31 | お婆ちゃんと見た夕焼け | 山田隆司 | 早川啓二 | 朝倉隆 | 2月14日 | |
俺は男だ! ジャンケンポン | 小華和ためお | 前田康成 | ||||
32 | 対決!料理の達人 | 池田眞美子 | 鈴木卓夫 | 柳瀬譲二 | 2月21日 | |
おばあちゃんが赤ちゃんに | 雪室俊一 | 奥田誠治 | 山崎友正 | 松崎はじめ | ||
33 | SOS! 恐怖の珍客 | 山田隆司 | 早川啓二 | 本木久年 | 2月28日 | |
ミソシル大学へ行こう! | 雪室俊一 | 小華和ためお | ||||
34 | おばあちゃんの事件簿 | 山田隆司 | 早川啓二 | 前田康成 | 3月7日 | |
スランプのお助けマン? | 池田眞美子 | 腰繁男 | 小林勝利 | |||
35 | おばあちゃんを見学したい!? | 雪室俊一 | 鈴木卓夫 | 柳瀬譲二 | 3月14日 | |
すてきな趣味をもとう | 水出弘一 | 志村錠児 | 松崎はじめ | |||
36 | 早起きのススメ | 池田眞美子 | 森田浩光 | 本木久年 | 3月21日 | |
おばあちゃんの誕生日 | 山田隆司 | 小華和ためお | ||||
37 | 発掘! いじわるの壺 | 雪室俊一 | 奥田誠治 | 山崎友正 | 前田康成 | 3月28日 |
くたばれ! リモコン人間 | 山田隆司 | 森田浩光 | 朝倉隆 | |||
38 | ラッシーのバックドロップ | 鈴木卓夫 | 松崎はじめ | 4月4日 | ||
楽しい楽しい定期券 | 雪室俊一 | 早川啓二 | 柳瀬譲二 | |||
39 | ばあちゃんは童話作家 | 奥田誠治 | 山崎友正 | 本木久年 | 4月11日 | |
タケノコ大作戦! | 志村錠児 | |||||
40 | おばあちゃんの遺言状 | 山田隆司 | 野間吐史 | 前田康成 | 4月18日 | |
反省反省また反省 | 腰繁男 | 小林勝利 | ||||
41 | メカオンチはオカチメンコ | 雪室俊一 | 野間吐史 | 松崎はじめ | 4月25日 | |
ストレス解消法 | 池田眞美子 | 早川啓二 | 朝倉隆 | |||
42 | おばあちゃんのフィアンセ | 鈴木卓夫 | 本木久年 | 5月2日 | ||
二代目いじわるばあさん | 山田隆司 | 奥田誠治 | 山崎友正 | |||
43 | どっちが有名人? | 高屋敷英夫 | 腰繁男 | 小林勝利 | 5月2日 | |
がんばれ! 大工さん | 山田隆司 | 森田浩光 | 柳瀬譲二 | |||
44 | 釣りもまた楽し | 志村錠児 | 朝倉隆 | 5月30日 | ||
おばあちゃんが二人? | 池田眞美子 | 早川啓二 | 前田康成 | |||
45 | 保健室の花子さん | 雪室俊一 | 立場良 | 松崎はじめ | 6月6日 | |
なりたい! カード人間 | 森田浩光 | 本木久年 | ||||
46 | いじわるじいさん再び | 池田眞美子 | 鈴木卓夫 | 6月13日 | ||
おばあちゃん国会に行く! | 山田隆司 | 早川啓二 | 柳瀬譲二 |
放送時間は個別に出典が提示されているもの以外は1996年6月中旬 - 7月上旬時点のものとする[36]。
フジテレビ 金曜19時台前半枠(当番組のみアニメ) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
いじわるばあさん
(アニメ第2作) (1996年4月19日 - 7月19日) |
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フジテレビ 金曜17:30 - 18:00枠 | ||
ドラゴンボールZ(再放送)
※月曜 - 金曜 → 月曜 - 木曜 |
いじわるばあさん
(アニメ第2作) (1996年8月2日 - 1997年3月28日) |
|
フジテレビ 金曜17:25 - 17:55枠 | ||
17:25 - B-Wave
※月曜 - 金曜。5分繰上げ 17:30 - いじわるばあさん |
いじわるばあさん
(アニメ第2作) (1997年4月4日 - 6月13日) |
ゲゲゲの鬼太郎(第3作)(再放送)
※月曜 - 金曜 |
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