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1937-1995, 女優。 ウィキペディアから
野添 ひとみ(のぞえ ひとみ、1937年2月11日 - 1995年5月4日[1])は、日本の女優。本名:川口 元(かわぐち もと)。夫は川口浩。実姉で双子の野添和子はひとみの付き人を長く務めた後、大映テレビでプロデューサーになった。
東京市牛込区(現東京都新宿区富久町)出身。6人兄弟(姉4人に兄1人)の末っ子として誕生。
丸の内に勤める父が近所の人に頼み、同行させてもらった疎開先の敦賀市が軍港だったため戦災に遭い、苦渋の策として秩父の遠戚家庭へ移り住む、中学2年生でようやく帰京が叶って中野坂上に落ち着いた。
松竹歌劇団(SKD)の新人募集に超難関を潜り抜けて合格し、中学校卒業と同時に養成所である松竹音楽舞踊学校に入ると早速声がかかり、1952年に松竹映画『うず潮』で佐田啓二の相手役として銀幕デビューした[1]。
幾つかの松竹作品に出演したが、1957年に交際中の川口浩が大映重役である父親の川口松太郎に頼み込み、大映へ移籍した[1]。
1959年4月26日、カンヌ国際映画祭に出席のためフランスへ出発。同5月22日、日本へ帰国した。当時はまだ海外渡航自由化の前で、貴重なフランス訪問となった。
1960年、大映で共演の多かった川口浩と結婚。2人の娘をもうけるが、1983年2月には次女を17歳で失い、1987年11月には夫・浩にがんで先立たれる。他にも川口の兄弟の薬物事件などもあった。その後は自身も甲状腺がんにかかり、1995年5月4日、夫と同じく東京都新宿区の東京女子医大病院で死去。58歳没[1]。墓所は雑司ヶ谷霊園。
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