はぐれ刑事純情派の登場人物
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はぐれ刑事純情派の登場人物(はぐれけいじ じゅんじょうはのとうじょうじんぶつ)は、テレビ朝日の刑事ドラマ『はぐれ刑事純情派』の登場人物について解説する。
警視庁山手中央警察署
刑事課
- 安浦吉之助
- 演 - 藤田まこと
- 階級は巡査部長(特任)。
- 本作の主人公。山手中央警察署の名物刑事。試験に拠らず、事件解決の功で昇進している万年ヒラである(部長刑事だが主任ポストではない)。
- 設定は1933年(昭和8年)4月13日生まれ[1](第7シリーズでは5月23日、第17シリーズ第10話では昭和24年8月3日生まれという描写もある)。東京・池袋の出身(第14シリーズ最終話)で、父親は大工だった。東京大空襲の頃には11歳で、自宅をその空襲(東京には1944年から1945年にかけて数度の空襲があったが、設定上、どれであったのかは不明)で焼かれたが、その直前に千葉に疎開したと自ら語ったことがある(第2シリーズ第21話より。それによれば、1940年より以前の生まれということになる)。母親は熊本出身で五木の子守唄を幼い日によく歌って聞かせていた(第6シリーズ第13話)。阪神タイガースのファン(第4シリーズ第5話)。大の犬好き。
- 通勤には京王井の頭線を利用。東急世田谷線沿線(世田谷区赤堤六丁目2番[注 1])のとある駅近くの一軒家(借家)[注 2]に第1シリーズから長年居住していたが、第15シリーズ第1話で地主でもある大家(演:奥村公延)から退居の要請があり、初の引っ越しをする[注 3]。第16シリーズで長女・エリの子供服販売店開業のため1階部分が店舗のマンション2階へ再度引っ越す[注 4]。娘達の独立後となる2005年年末スペシャルから2009年最終回スペシャルにわたっては再び赤堤の庭付き一軒家に独りで居住している[注 5]。
- 好物は茶漬け、寿司(第1シリーズ第6話)、ラーメン。茶漬けに関しては特に家庭内で事あるごとに要求していたり食べている(たまに『さくら』でも茶漬けを食べているシーンが出てくる)。娘達への土産はいつもかっぱ巻きであり、顰蹙を買っている。
- 朝食はご飯・納豆・味噌汁の和食派(豆腐の味にうるさい)。パンに牛乳の娘達と一線を画すが、料理は娘達任せで普段はほとんどしない。なお、ラーメンに関しては取り調べ中で不在の屋台店主の代わりを務めたり(第15シリーズ第9話)、長女・エリの結婚相手・島崎の営むラーメン店の味に「麺もスープも最高」と太鼓判を押す(ファイナル第6話)などこだわりを見せた。仕事に忙しいシングルマザーの子供と一緒にカレーライスを作ったこともある(第15シリーズ第13話)。
- 横溝署長、川辺課長、三波鑑識課員からは「安(やっ)さん」と呼ばれている。競馬と酒と美人が好きな典型的な中年男性(初期シリーズでは喫煙者でもあった[注 6])。
- ワイシャツに地味めのスーツ(灰色である場合が多い)[注 7]、なおかつノーネクタイというのが通常のスタイル(冠婚葬祭がらみではネクタイをする場合がある。第2シリーズ中盤でもネクタイを着用、冬場に放送のSP版ではコートを着用する場合もある)。いつも競馬新聞片手に9時半前後に出勤[注 8]、初期シリーズではデスク上が競馬新聞やパチンコの玉などで埋め尽くされていた。
- 容疑者に気を遣うあまり、見逃そうとしたり重大なことを報告しない癖があり、それらが事件の捜査の進展を遅らせる原因として川辺課長らから問題視されるのが常。
- 普段は温厚な人柄だが、怒らせてしまうと相当怖い性格(過去に本気で安浦を怒らせた経験のあるヤクザ者が「もう2度と御免だ」と恐怖するほど)であり、市民を食い物にする暴力団や闇金融には決して容赦しない。しかし、更生の可能性のある人物は見極め、機会あるごとに足を洗うように促し、自ら就職や社会復帰の手助けもしている。市民の側でも人間としての矜持や良心を捨てて私利私欲や身勝手な理由で犯罪を犯す者には厳しく叱責する。初期のシリーズでは取調室で容疑者に暴行して相手を自白に追い込むなど、拷問まがいの尋問も行っており、安浦本人が暴行容疑で逮捕されたこともある。深い洞察力で第一容疑者ではないと真相を見抜くことも度々ある。
- 娘が2人いるが血のつながりはない(それぞれの項で後述)。高級バー「さくら」には毎日のように通い、「3か月9万円」という格安な飲食代を支払っている(第2シリーズより)。SP版など地方への出張捜査でしばらく店に通えなかった場合は事件解決後に土産片手に訪れるのが恒例。
- 演じる藤田の歌唱力を生かして自慢の喉を披露する描写が度々あり、優勝賞金目当てに娘に応募されて『懐メロコンテスト』に出場させられた(第6シリーズ第23話。結果は5等賞で賞品はトイレットペーパー1年分)。「さくら」にカラオケが設置された第16シリーズ以降は店内で歌う場面が増加した。
- 仕事中、携帯電話の着信に出る際は高い確率で『携帯安浦』を名乗る(初出は第12シリーズ第13話)。
- ネット犯罪がテーマの第14シリーズ第4話では、インターネットの匿名掲示板にアクセスするため、自ら家電量販店で液晶デスクトップパソコンとプリンターを買い求めている。同シリーズ中は安浦宅の茶の間のサイドボードに設置されていたが(プリンターは第11話以降撤去)、第4話以外では安浦がパソコンに向かう場面はなく(第17話でユカが使用)、第15シリーズの引っ越し先ではパソコン自体が消滅している[注 9]。
- 2009年の最終回SPでは弁護士殺害事件が発生。安浦自身も更生に尽力していた北原誠司(演:佐藤アツヒロ)が再び容疑者として浮上。本庁捜査一課の岡崎からも「自分の挙げた容疑者の面倒を一生見る?そんなの無理ですよ」「安浦さんみたいな刑事は古いんですよ!」と嫌味を言われながらも北原の無実を信じ、署長に休暇届と退職届を提出。自身の刑事人生を賭けて退職覚悟で捜査を続けた結果、実行犯や事件の黒幕である益山代議士らを逮捕して北原の無実を証明した(岡崎は安浦の一番の理解者である横溝署長からも「安浦にそのようなルールは通用しない。ここのルールは『真実を明らかにせよ』の一つだけだ」と言われてしまい、警視庁へ戻った)。事件解決後、由美にプロポーズ(安浦の母親の墓参り)し、さらに長女のエリは妊娠して初孫を授かった。
- 翌2010年2月17日に、主人公・安浦を演じた主演の藤田が大動脈破裂のため76歳で死去した。
- また、全シリーズを通じて警察車両を運転するシーンは一度もなく、主に覆面パトカーの助手席か後部座席に座ることが多かったため、藤田自身が車の運転免許を持っていなかったものと思われる。
- その辣腕ぶりにより、『桜町中央署』の架川英児など、多くの刑事達の憧れの的になっている。
- 田崎晴子
- 演 - 岡本麗(第1シリーズ - 第7シリーズ(1988年 - 1994年)、第8シリーズ第23話(1995年)、第9シリーズ第8話・最終話(1996年)、第10シリーズ - ファイナル(1997年 - 2005年)、2005年年末スペシャル、2009年最終回スペシャル)
- 階級は巡査。署内では制服を着用していることが多く、署外の捜査活動は私服で行う。女性の被害者・被疑者の聴取などを担当することが多い。署員に対して母親のように口うるさくなってしまう節があり、里見や川辺課長に苦い顔をされるのが定番。生き物の世話(特に犬)は不得手。
- 出身は九州(第16シリーズ第11話)。第7シリーズ第6話では32歳を自称。酒には強いほう。「女安浦」の異名を持ち、たとえ相手が上司であろうとハッキリと意見を言う。被疑者には理路整然と説教する。安浦とコンビを組むことが多く、捜査活動を陰で支え続けた(聞き込み先ではよく夫婦に間違えられる)。安浦との捜査時には覆面パトカーの運転も担当し、彼に倣って『携帯田崎』を名乗り、携帯電話に出る場面がある。
- 異性関係が希薄らしく、よくからかわれる場面があったが、ストーカー被害に遭遇する回もあった。安浦には気があり、本人も「わたしにはやっぱり安浦さんだ」と発言し、一目置いている。由美をライバル視していたが、次第に良き女友達となる。
- 第8シリーズで城南署に異動。何回かのゲスト出演を経て、第10シリーズ第1話で森村玲子の後任・小川咲子(演・渡辺梓[注 10])が辞職したため、山手中央署刑事課に再配属。
- ファイナル第1話にて好意を抱いていた須藤一彦が殉職し、彼の息子・健太を養子に迎える。
- 2005年年末SPで健太が祖母(須藤の母)の食事を作るために小学校を遅刻するなどしている事実を知り、家族のことを考え、警察を退職して高齢者福祉の職に就く。
- 2009年最終回スペシャルでは高校生になった健太が暴力沙汰に巻き込まれたことで安浦と再会。かつて山手中央署着任時に初めて安浦と組んで手掛けた事件の関係者で、安浦が更生にも尽力していた北原に再び殺人容疑が浮上したことを知り、無実を信じ、北原の故郷・福島県二本松市へ捜査に向かった安浦のを追って、民間人ながら元刑事の立場で行動を共にする。
- 第1シリーズからopとedのテロップには「田崎婦警」の表記が長く使用されていた(後任の森村も在職時のテロップは「森村婦警」)が、五十嵐美和が加入の第16シリーズから「 - 刑事」表記に統一されている。
- 里見大観
- 演 - ぼんちおさむ(第1シリーズ - 第16シリーズ(1988年 - 2003年)、ファイナル第6話(2005年)、2007年SP)
- 階級は巡査長。
- 関西出身。実家は仏教寺院で、このような名前をつけられた。性格は直情型。向こう見ずな面があり、「安浦の一番弟子」を自負するも、彼の手を焼かせることも多くある[注 11]。一方、中堅刑事の筆頭格として若手刑事の指導を担当し、安浦譲りの面倒見の良さが発揮されている。
- 自動車運転技能は刑事課随一。第1シリーズ第1話では覆面パトカー(日産・エクサ)を渋谷スクランブル交差点でドリフト走行させるシーンがある。
- 初期では青ジャンパーに手袋というラフな服装が多く、言葉遣いも標準語だった。中期以降、格子柄のジャケットに黄色のネクタイ姿が定着し、関西弁を用いるようになる。
- 私生活では長らく独身を貫き、同じ署内の婦人警官・岩崎千春(演:清水ひとみ)と交際していた時期もあったが、第11シリーズ第12話でアパート隣室に住むシングルマザーのタクシードライバー・坂上恵子(演:あめくみちこ)と結婚。安浦と同様、連れ子の父となった。
- 息子の成長とともに親子関係に悩むことが多くなり、第16シリーズ最終話で家族との時間を大切にするため、警視庁捜査一課への栄転話を蹴って退職を選択。妻と同じ同盟交通[注 12]のタクシードライバーへ転身した。
- その後も2回ゲスト出演している。ファイナル第6話では殺人事件の現場に居合わせた同僚女性ドライバーが口封じに襲われ、安浦の忠告に反し、元刑事の性で独自に犯人捜しを行う。勘付いた犯人に客を装って自らのタクシーに乗り込まれてナイフで脅迫されるも、咄嗟の判断で人気のない河川敷に車両(日産・Y31セドリック)を乗り入れ、連続サイドターンを繰り出し、後部座席の犯人の動きを封じ込めることに成功して容疑者確保に協力した。
- 2007年SPでは故郷で病気療養をする妻に付き添い、山口県長門市へ移住。現地のタクシー会社に勤務し、安浦らが捜査で長門に来ることを妻の身内の長門署関係者から聞き付け、タクシーで案内役を買って出ている。
- 役名の里見は、自身のザ・ぼんちにおける相方・里見まさとに由来。
- 新藤一
- 演 - 木村一八(第1シリーズ(1988年)、第10シリーズ最終話(1997年))
- 巡査。
- 安浦のやり方には常に反抗的であり、彼が報告しないことでも迷わず川辺に報告する。熱い正義感を持っていた。
- 濃紺のスーツ姿は本作の若手刑事のトレードマークとしてシリーズ終了まで受け継がれた。
- 第1シリーズ終了後、突然退職[注 13]。その後、友人の愛人を匿うためにイタリアへ渡り、その愛人と結婚してレストランを開くが、現地でカモッラの構成員を殺害してしまう。元レギュラーが犯人になるという刑事ドラマとしては異例のケースである[注 14]。逮捕され、出所後、妻と帰国している。
- 浅野信一
- 演 - 吉田栄作(第2シリーズ(1989年))
- 巡査。
- 高木直
- 演 - 大場順[注 15](第2シリーズ - 2009年最終回スペシャル(1989年 - 2009年))
- 主に今井とコンビで行動する。機動隊出身の行動派であり、凶悪犯と格闘する時は自ら先頭に立ち、取り押えやアクションシーンを行い、柔道に秀でている。里見や若手刑事とともに覆面パトカーの運転を担当することが多い。
- 今井同様、メインとなることは少ないが、事件の解決となるヒントを今井と協力して見つけてくる。長年にわたっての今井との捜査は「いぶし銀の名コンビ」と呼ばれた。
- シリーズを追うごとに実直・硬派・二枚目といった面で、今井との差別化がなされていった。何事も器用にこなす質で、特殊な道具を使わずに自動車のロックを外から解錠する技も持ち合わせている(2006年SP)。
- 女性には滅法弱く、主演エピソードである第8シリーズ第11話「愛犬が暴く痴漢!? 刑事の片思い」では事件関係者の女性(演:麻里万里)への恋模様が描かれたが、成就することはなく、その後の結婚の有無も定かではない。
- 今井哲也
- 演 - 若林哲行[2](第2シリーズ - 2009年最終回スペシャル(1989年 - 2009年))
- 主に高木とコンビで行動する。高木同様あまりメインとはならないが、コツコツと地道に捜査を続けてヒントを見つけてくる。
- ワイシャツの第一ボタンを開け、ネクタイを緩く締めるのが基本スタイル。真夏は半袖シャツ姿も多い。
- 中期以降は端正で二枚目な高木に対して少々抜けている面が強調され、特に川辺からは説教や嫌味のターゲットにされながらも(同じ恐妻家として連帯する時もある)、時折核心を突く発言や毒舌を吐いて注目を浴びるというキャラクター付けがなされた。
- 酒癖が悪く、酔うと安浦でも手がつけられなくなる。6人の子持ち(第14シリーズ第17話)。ごみの仕分けが趣味という一面も持つ(第10・12シリーズ)。
- 刑事課随一の「根気と忍耐」を買われ、2007年SPでは署長の指名で新人・原口の教育係を務めた。一方、犯人の銃撃を受けて負傷もしている。
- 三田謙一郎
- 演 - 深江卓次(第3シリーズ - 第4シリーズ(1990年 - 1991年)、第11シリーズ第12話(1998年))
- 階級は巡査。父親も警察官だったが、1975年、勤務中に襲撃され殉職。事件を解決するために自分も刑事になった。第3シリーズ第17話「京都殺人風景の女 形見の拳銃」でその犯人を逮捕し、殉職した父親の仇を討つ。
- 第11シリーズで大泉東警察署刑事として再登場した。
- 中上剛
- 演 - 西島秀俊(第5シリーズ(1992年))
- 巡査。昇進試験の勉強中。
- 里見とコンビを組むことが多い。おとり捜査で万引きグループに潜入して逮捕に貢献した。
- 顔が良いためか、聞き込み中には女性によく口説かれる。正義感は強く、おばあちゃん子である。
- 第5シリーズ第20話で不特定多数の人間が出入りするラブホテルの遺留指紋の照合作業に気が進まない発言をしたため、安浦から「大変でもそれが俺たちの仕事だ、嫌なら寝てろ」と説教された。
- 肥田健一
- 演 - 清水貴博(第6シリーズ - 第7シリーズ(1993年 - 1994年))
- 階級は巡査部長→警部補。
- 心優しい性格。それが仇となり、第6シリーズ第19話では少年の容疑者の逃走を許してしまう。その最中、街で偶然会ったエリに誘われるままに酒を飲んで深夜に安浦宅へ押し掛け、なおかつ開き直るような言動をとったため、安浦から平手打ちを喰らう。次の身柄確保の機会も判断の甘さから再び逃がし、川辺から謹慎処分を受けるなど「もはや刑事失格か」と思い悩むが、安浦の援護もあり事件は解決。少年課や少年補導所[注 16]への転属の薦めを蹴り「刑事課で死ぬ気で頑張る」と決意表明した。
- 第7シリーズ最終話で警部補昇進試験に合格し、係長として他署へ栄転異動する。
- 山岡雄作
- 演 - 城島茂(TOKIO)(第8シリーズ - 第11シリーズ(1995年 - 1998年)、1999年スペシャル、第16シリーズ第1話(2003年))
- 階級は巡査部長 → 警部補→警視(後述)。
- 若手刑事では最長[注 17]となるレギュラー4シリーズに渡り在籍。
- 着任早々ユカとバーゲン会場で互いの素性を知らぬまま出会って以降意識するようになり、安浦の娘と知っても果敢にアプローチを続け交際に漕ぎ着ける。
- 仕事においては合理性を重視。当初は安浦の捜査スタイルを小馬鹿にするような言動が見られたが、1999年SPで警部補に昇進して八丈島警察署[注 18]へ係長として栄転する際は「君はもう一人前の刑事だ」と安浦から太鼓判を押されている。
- 異動後は多忙のあまりユカと連絡が途絶える(第12シリーズ第22話)時期もあったが、第16シリーズ第1話で八丈島から事件関係者を追跡し都内に入った際に再会。事件解決後の結婚を約束した[注 19]。その後ユカとの待ち合わせ場所の東池袋の公園で犯人逮捕の意趣返しの命を受けた2人組の男に刺され、その2人に自ら手錠をかけた後、安浦とユカに見守られながら殉職した(2階級特進で警視)。
- 第16シリーズ第3話の終盤に一瞬だが回想シーン(第1話で張り込み中の飲食店でユカと一緒にいるシーン)で登場する(キャストには表記されていない)。
- レギュラー2人目の殉職刑事であり、この山岡の殉職がユカが警察官を志す強い動機になった。
- 森村玲子
- 演 - 七瀬なつみ[注 20](第8シリーズ - 第9シリーズ(1995年 - 1996年)、第10シリーズ第1話・第15話(1997年))
- 階級は警部補。
- 転勤した(のちに復帰)田崎の後任として山手中央署へやって来た。階級は警部補だが、係長ポストではなく一刑事である(番組内では階層は課長以下はフラットで、捜査係といった部署も存在しない)。
- 田崎同様、署外活動時は私服だが署内では原則として制服を着用している。
- 第10シリーズの第1話で警視庁捜査第二課へ異動。同シリーズの中盤にてゲストとして登場。
- 家族についてはストーリーに登場する機会はあまりなかったが、第8シリーズ第6話内で3歳になる1女を育てるシングルマザーと判明する(当初は本人の希望で署長以外には伏せられていた)。第10シリーズでゲスト出演した回では、別れた夫(演:海津亮介)が事件に関係しているような描写があった。
- 野田秀幸
- 演 - ケイン・コスギ(第12シリーズ - 第14シリーズ(1999年 - 2001年)、2002年スペシャル)
- 階級は巡査部長→警部(後述)。
- 交番から山手中央署へ配属。長らくニューヨーク在住だったため、英語のほうが堪能。武術を嗜んでおり、体格が良い。
- ハンサムかつ性格はいたって誠実。事件関係者のことを心の底から想い涙を流す場面も一度や二度ではない。
- 女性にも好印象を持たれることが多いが女運がない。彼がメインとなる話では女性との淡い想いが破綻してしまうことが多く、最後まで特定の恋人を得ることはなかった。
- 2002年に捜査中の事案関係者の護衛中に淡路島で犯人側の暴力団員達に刺傷と銃撃を受け、安浦に見守られながら殉職(2階級特進で警部となった)。母親は刑事となった野田を誇りに思っており(作中には未登場)、野田自身も母親思いの性格。死に際には「お母さん」と呟いた。皆に可愛がられており、その死に対し、刑事課の面々は怒りを爆発させた。事件解決後、亡骸(遺体か遺骨かは不明)は来日した母親と共にニューヨークへと旅立った。
- シリーズ最初の殉職刑事でもある。
- 林勇作
- 演 - 賀集利樹[3](第15シリーズ - 第16シリーズ(2002年 - 2003年)、2004年スペシャル、2007年スペシャル)
- 階級は巡査。
- 殉職した野田の後任として管内の渋谷坂上交番から刑事課へ配属。
- 情けに厚く、年下の面倒見が良い。腕っぷしも強いが、逃走を図る女性容疑者に巻かれたことがあり、五十嵐からは「足が遅い」と指摘された(第16シリーズ第5話)。その五十嵐とは互いに想い合っているかのような描写があったものの、のちの異動によって進展せずに終わった。
- 2004年SPで命令違反を犯し、なおかつ重傷を負うが、交番勤務からの再出発を決意して異動。
- 2007年SPで東池袋署刑事課に異動。刑事に復帰して山手中央署と合同捜査を行った。
- 川辺からは、昔の恋敵の苗字が「林」だったことから、苗字で呼びたくないために「勇作」と下の名前で呼ばれている。
- 幼少期に父を亡くしており(第15シリーズ第3話)、2004年SPで初登場する保険外交員の母・珠子(演:沢田雅美)と妹(演:中村かすみ)がいる。
- 五十嵐美和
- 演 - 森ほさち(第16シリーズ - 2007年スペシャル(2003年 - 2007年))
- 階級は巡査。
- 大阪出身[注 21]で大阪府警から山手中央署へ(転籍届による異動と思われる)。
- 異動前の送別会の帰り道、夜の道頓堀で山岡殺害の捜査で来阪しチンピラ相手に荒っぽい聞き込みを行っていた安浦に遭遇し、警察手帳を提示し(勤務時間外だが)職務質問をしている。
- 酒好き(関西弁をまくしたて始めると要注意のサイン)。勤務時は署内でも私服姿で、制服を着用することは稀であり[注 22]、自ら覆面パトカーを運転するシーンも存在しない[注 23]点などが歴代女性刑事の田崎や森村と異なる。
- 第16シリーズ第15話で林と、第17シリーズ第7話では真木と共に重要参考人や事件関係者の行動監視で水着着用でプールに入る。その林に気があるかのような描写も各話であり、林もまんざらでもない様子だったが[注 24]、林の異動があったために進展することはなかった。
- 林異動後は安浦とコンビで動くことも多くなり、田崎の後任の立ち位置も見受けられた。
- 2007年SPで警視庁への栄転話が持ち上がり、当初は山手中央署への残留を希望したものの、周囲の勧めで受け入れる。
- 須藤一彦
- 演 - 国広富之[注 25](第17シリーズ - ファイナル第1話(2004年 - 2005年))
- 階級は警部→警視正(後述)。
- 次代の捜査一課を担う人材と目されていたが、ある理由から警視庁捜査第一課より山手中央署へ配属(里見の後任ポジション)。
- ファイナル第1話で殉職(2階級特進で警視正)。死別していた妻との間に小学生の息子・健太がいたが、殉職後は田崎が引き取った。
- シリーズ3人目の殉職刑事でもある。
- 真木大輔
- 演 - 村上信五(関ジャニ∞)(第17シリーズ - 2009年最終回スペシャル(2004年 - 2009年))
- 階級は巡査。交番勤務へ異動した林の後任として赴任。
- 茶髪にロン毛[注 26]、「っす」体の多用など、本作の中では異色の若手刑事として描かれた。
- レギュラーシリーズ終了後のスペシャル4作にも全て出演しており、刑事課の若手刑事の在籍年数では歴代最長である[注 27]。
- 夏目修二
- 演 - 植草克秀(少年隊)[注 28](ファイナル第2話 - 2006年スペシャル(2005年 - 2006年))
- 階級は巡査長→警部補(後述)。
- 殉職した須藤の後任として交通機動隊から配転。暴走族とも顔見知りの間柄。2005年の年末SPで事件の際の所在が不明確だったこと、状況証拠が全て不利だったことから関与を疑われて否認のまま送検一歩手前まで行くが、安浦らの捜査で嫌疑が晴れる。
- 愛妻家として知られていたが、2006年SPで大地という子供を庇い、妻(演:生稲晃子[注 29])と娘(演:工藤あかり)を残して殉職(2階級特進で警部補)。大地の最後の言葉には「勇気だ、勇気」と教えた。
- 死後、娘と大地が仲良く遊ぶ光景が見られ、それを見ていた妻も子供を守りながら殉職した亡き夫の行動を誇りに思うことをほのめかしていた。レギュラー4人目の殉職刑事である。
- 小池瑤子
- 演 - 池上季実子[注 30](2006年スペシャル - 2009年最終回スペシャル)
- 田崎の後任として千代田署から異動。2007年SPでは丸の内東署時代に逮捕した男が殺害され、2009年最終回SPで麻布西署時代に知り合い親交のあった弁護士・杉本由里子(演:須部浩美)が殺害される憂き目に遭っている。いずれも真相解明に努めた。
- 原口淳平
- 演 - 町田慎吾(2007年スペシャル - 2009年最終回スペシャル)
- 本作最後の新人刑事。管内の代々木交番から刑事任用試験に合格。
- 2007年SPで横溝署長の計らいにより刑事課で実地研修を積む。
- 2009年最終回SPでも引き続き刑事課に所属している。
- 見た目は爽やかだが、無駄に声が大きく、一言多い。
- 川辺精一
- 演 - 島田順司
- 刑事課長。階級は警部。
- 最初期はまともな人物として描かれていたが、年月を経て、上司にはへつらい部下には辛く当たるといった典型的な中間管理職のイメージそのもののキャラクターに変化していった。経費節減を念押しし、署員から呆れられることがある。
- 大変な恐妻家。一応人情には厚い面はあり、登場人物中でも人気が高かったとされる。
- トレードマークの眼鏡はシリーズ途中からかけ始めたもので、大抵下にずれている。安浦には「(やっさんの)刑事の勘という言葉を聞くと頭痛がする」などと言って厳しく接することが多いが、横溝署長同様、良き理解者である。
- 事件が起こると毎回単純な推理を披露し、課の面々と方針が対立するのがお約束。安浦が川辺を飛び越えて横溝署長へ意見具申を行って「おいおい、やっさんやっさん!」と常に口を挟む。結局刑事課の誰もが川辺の言うことを聞かず、横溝が「課長。ここは一つ、やっさんの勘に賭けてみようじゃないか」と安浦の肩を持ち、いつも「署長の仰る通りで。頼むよ、やっさん」との流れになり、安浦の推理が正しかったことに気付かされる。稀にだが、安浦と最初から意見が合っている時もあり(『善意が生んだ殺意!?急行電車を停めた男!』など)、その時は大抵事件の真相も同じである。
- 日和見的なところが強調されているが、長年警察で飯を食っているため、ヤクザに対して毅然としている。
- 後期ではストレスが原因で胃薬をよく服用するようになる。酒を飲むと酔って安浦に絡み、泣き上戸の一面もある。
- 最終回SPでは、管理職でありながら捜査に出て何日も張り込む姿が見られ、黒幕の国会議員と同級だったよしみから事情聴取を行う執念を見せている。
- 安浦に負けず劣らずの歌好き。山手中央署コーラス部の部長も務めている(第16シリーズ第12話)が、カラオケでは地声を張り上げて歌うスタイル。第12シリーズ第14話にて、カラオケスナックで『噂の女』を前川清ばりに熱唱するあまり、酒癖の悪い店員(演:高汐巴)から「うるさい!」と絡まれる描写がある。
鑑識課
- 三波健治
- 演 - 加藤茶[注 31](第14シリーズ 第13話 - 第15シリーズ[注 32](2001年 - 2002年)、2003年スペシャル、2005年新春スペシャル)
- 階級は警部補。鑑識課主任。
- 北海道稚内市出身(2003年SP)。安浦とはかつてコンビを組んでいた古馴染み。上役・部下の関係でありながらも同等で話せる人物。初登場時の自己紹介によると、幼いころのあだ名は「ケンちゃん」だったらしい。
- 寝たきりの義母の面倒を長年見ている(第14シリーズ第13話)一方、嫁姑問題にも悩んでいる描写があった(第15シリーズ第21・24話)。
- 台東署(第14シリーズ第22話)や北新宿署を経て、自ら希望して山手中央署に転勤。
- 短気で口は悪いが、仕事への責任感は強く、鑑識の領分を侵されることを何よりも嫌い、刑事達にも容赦なく声を荒げる。
- 2003年SPで前任の北新宿署時代にボランティア仲間の女医・大賀雅代(演:渡辺美佐子)を庇おうと鑑識活動中に事件現場で発見した証拠を隠滅していたことが事件捜査の過程で発覚したため、責任を取って辞職。再就職先には福祉系を選んだ。
- 2005年新春SPでは全国の老人ホームを回る劇団を立ち上げており、公演先の唐津で捜査に訪れた安浦と再会した。
- なお、彼が絡むと(演者の加藤に因んで)相手役がドリフのギャグをかまして[注 33]三波がズッコけ、「それ、あたしが言うんですよ」とツッコむのがお約束だった。
- 鑑識官
- 演 - 五野上力(第1シリーズ - 第11シリーズ(1988年 - 1998年))※不定期出演
- 宮田雄一:演 - 丹波義隆(第7シリーズ第23話(1994年)[注 34])※ゲスト出演
- 演 - 川端良香(第10シリーズ - 第11シリーズ(1997年 - 1998年))※不定期出演
- 宮田(二代目)[注 35]:演 - 亜南博士(第11シリーズ - 第13シリーズ(1998年 - 2000年))※不定期出演
- 演 - 木下順介[4](第13シリーズ - 第14シリーズ(2000年 - 2001年))※不定期出演
署長
- 横溝重忠
- 演 - 梅宮辰夫
- 山手中央署長。階級は警視。
- 茨城県水戸市出身(第11シリーズ第24話)。安浦の一番の理解者。
- 第1シリーズでは「さくら」のママ・片桐由美との愛人関係を想起させる描写があったが、第2シリーズ以降、この設定はなかったことにされた。
- 趣味は釣りと料理。第1シリーズでは署長室机上のパソコンで料理のレシピをまとめるシーンがしばしば挿入され、板前に扮した小料理屋での潜入捜査では華麗な包丁さばきを披露したり(第3シリーズ第7話)、安浦に懇願されて事件関係者の営む弁当店に調理の応援に入る(第15シリーズ第3話)など、演ずる梅宮の腕が役の上でも遺憾なく発揮されている。
- 刑事ドラマの署長ポジションとしては珍しく、助言・後見役としてほぼ毎回出演しているが、第16シリーズ第11話『安浦刑事人質事件』のような署を揺るがす事件の回に出演していないケースもある。出演時は制服姿が定番だが、主演回などは背広姿の場合もあり、劇場版でも背広姿で署長専用車(覆面パトカー)に乗って現場に臨場していた。
- 安浦を演じた藤田が2010年2月17日に大動脈破裂のために76歳で死去した9年後の2019年12月12日に梅宮も慢性腎不全のために81歳で死去。レギュラー陣2名を失うこととなった[5]。
その他
- 城山竹子
- 演 - あき竹城(第1シリーズ - 第12シリーズ(1988年 - 1999年))
- 不定期に出演。管内の中町交番に勤務する巡査。仕事ぶりは真面目で無遅刻無欠勤である。演じるあきそのままの山形訛りが特徴。独身。家族はスナックを経営している母・妙子(演:大坪日出代)がいる。
- 第12シリーズ第20話にて事件に巻き込まれ、責任を感じて警察官を辞する。
- 女性警察官
- 演 - 宮尻佳子(第10シリーズ - 2007年SP[注 36](1997年 - 2007年))
- 不定期に出演。刑事課への事務連絡や来訪者の案内[注 37]、女性容疑者の身柄移送(第16シリーズ第5話、ファイナル第2話)、事件現場での住人女性の事情聴取(ファイナル最終話)など署内外で刑事課をサポート。
- 2001年SPでは安浦を中傷する内容の無差別FAXに関する市民からの問い合わせが殺到している刑事課の電話応対を務める。
- 第17シリーズ第7話では子供の目撃証言による似顔絵の作成(田崎曰く「お絵描きの上手なお巡りさん」)に尽力。
- 2005年年末SPでは山手中央署で研修を受けているユカを含む新規採用の女性警察官の先導役を務めている。
- 内山典子
- 演 - 鷹城佳世(第13シリーズ第25話)
- センター通り二丁目交番[注 38]の巡査。
- 安浦刑事も時々見かけていた、毎日のように犬連れで駅前に佇む高齢男性(のちに遺体として発見)の存在を知りながらも声掛けをしなかったことを悔やむ。
警察関係者
- 武藤公子
- 演 - 二宮さよ子(第1シリーズ - 第4シリーズ(1988年 - 1991年))
- 警視庁外事課警視。
- 中村
- 演 - 草野裕
- 刑事。第11シリーズで大泉東署刑事課勤務。三田の同僚。
- 筒井正行
- 演 - 渡辺徹(2005年年末スペシャル)
- 警視庁捜査一課の刑事。夏目を取り調べ、容疑否認のまま送検しようとする。
- 岡崎健二
- 演 - 林泰文(2009年最終回スペシャル)
- 階級は警部。最終回スペシャルで主任官として捜査本部を率いる、警視庁捜査一課のキャリア組刑事。「組織のルール厳守」を金科玉条に掲げ、単独行動の安浦に繰り返し嫌味を言うが、そのルール故に警視庁上層部からの政治的圧力に屈せざるを得なくなり、横溝からも「安浦にそのようなルールは通用しない。ここのルールは『真実を明らかにせよ』の一つだけだ」と諭される。
安浦家
- 安浦ユカ
- 演 - 小川範子
- 安浦の次女。安浦夫人の連れ子(旧姓は大西、実父の墓は徳島県鳴門市に所在?〈2002年SP〉)。
- 昭和49年3月17日生まれの設定[6]。
- 第1シリーズでは私立白銀女子学園中学校に通学する高校受験を控えた中学3年生[注 39]。
- 第2シリーズから私立桜台高等学校[注 40](この時にクラスメートで親友の大崎まゆみ〈演:桜井智〉と事件に巻き込まれる[注 41])へ進学。
- 山手中央署へは泊りで捜査にあたる父に着替えを届けにしばしば出入りし、刑事課の面々とも顔馴染み。将来の職業に警察官を目指す描写が散見され、基本的には真面目で正義感の強い性格(それ故、しばしば事件にも巻き込まれる)。思春期真っ只中のシリーズ初期は刑事である父を尊敬しつつも多忙で触れ合う時間の少ない寂しさから姉以上に反発する場面もあり、安浦にとっては悩みのタネでもあった。寿司、うな重、ケーキ、メロンを一人で平らげる大食漢ぶり(第7シリーズ第16話)、成人後は酒癖の悪さも判明する(第16シリーズ第4話)などの一面もある[注 42]。
- 第7シリーズ[注 43]から聖華女子大学で心理学を専攻。
- 第8シリーズで山手中央署に着任した山岡と出逢い、当初は父の目を盗みつつ交際を進め、やがては公認の仲となる。
- 大学卒業後、専門学校で社会福祉士の資格を取得。区の福祉事務所でケースワーカーとして勤務(この時、職場の同僚で韓国出身の栗原梨花〈演:中原果南〉が事件の参考人となり、栗原や刑事課一行と韓国・釜山に渡っている[注 44])。
- 1999年SPで山岡が八丈島へ異動となり、同年8月の第12シリーズ第22話では音信不通状態であると語られ、相思相愛は続き、2003年の第16シリーズ第1話で山岡が捜査で都内を訪れた際に結婚を約束。しかし、同話で山岡は襲撃され、安浦とユカが見守る中、殉職。山岡の死に直面したことで警察官への志が強くなり、同シリーズでは六法全書や武道(合気道)の教本を読み始めるなどの描写がある。
- ファイナル第1話で須藤の殉職に涙を流す健太の姿を見て決意を固め、警視庁の採用試験を受ける。最終話で見事に合格し、亡き母への報告でエリと根室を訪ねる。だが、安浦の殺害を画策する暴力団トップの黒河(演:神田正輝)の命を受けたヒットマンに後を追われて対峙。拳銃を向けられつつも身を呈してエリを守り、相手を説得して発砲を思いとどまらせた[注 45]。
- 2005年年末SPにて研修で山手中央署を訪問しており、警察官の制服姿を初披露している。
- 警察学校卒業後となる2006年SPにて杉並北署地域課に配属され、繁華街の北町交番[注 46]に勤務。SP4作中で「警察官・安浦ユカ」の姿が最も多く描写されており、夜遊びする女子高校生に早めの帰宅を促したり、居酒屋の酔客トラブルの仲裁にも出動。また、山手中央署が捜査中の重要参考人にも遭遇するも手配書の顔写真を見落としていたために取り逃がしてしまうミスを犯し、駆け付けた安浦からは「失敗を悔やんでもしょうがない。次の仕事で挽回するんだ」と諭され、目撃者捜しに駆け回るという「警察官親子」としての共演も実現した。
- 続く2007年SPでは職務中の描写はないものの、同署の少年課へ異動している。
- 2009年の最終回SPで山手中央署少年課[注 47]に配属となる。父の部下の1人になり、健太の正当防衛を証言する少女を署に連れて来る。
- 島崎(結婚改姓前は安浦)エリ
- 演 - 松岡由美
- 安浦の長女。
- 昭和46年12月2日生まれの設定[7]。
- 安浦夫人の連れ子。第1シリーズでは19歳の女子大英文学科生で、第5シリーズまで在学。高校は共学校の出身[注 48]。学生時代は合気道(第11シリーズ第1話)とテニス(第14シリーズ第5話)を嗜んでいた。
- 安浦家の家事や財布を預かり、父に何かと文句を言いつつも家事全般をユカと協力して担っている。現代っ子らしい自由奔放な性格が描かれことが多く、シリーズ初期では入浴シーンや風呂上がりにバスタオルを巻いただけの姿で茶の間に現れるなど、お色気担当の役回りも見られた。
- 父への当たりはユカに比べ、当初からやや強い傾向があるも、長女として父とユカの間を取り持つ場面もあった。
- ユカと比較して要領の良さやちゃっかりとした面がある。
- 劇場版で大沢和也(演:小西博之)と恋仲となるが、第6シリーズ第1話で関係解消となってしまう。
- 第6シリーズで大学を卒業したものの、当時世間も賑わせていたバブル崩壊後の女子大生の就職難に直面。フリーターをしながら職探しに奔走する姿が描かれた。
- 第7シリーズから安浦の先輩であり元刑事の勝又謙吾(演:財津一郎)が社長を務める勝又運送で事務員として長らく勤務した[注 49]。
- 勝又運送退職後、第16シリーズから安浦一家が転居した店舗併用マンションの1階で子供服販売店「キッズブティック・ママのお気に入り」を開業して経営者となる。
- 2005年新春SPで高校時代の同級生でラーメン屋の店長でもある「ブーちゃん」こと島崎宗一[注 50](演:瀬戸陽一朗)と同窓会で再会して意気投合し、ファイナル第5話で安浦に島崎を紹介し婚約。年末SPで式を挙げた[注 51]。
- 2009年最終回SPで懐妊している[注 52]。
- 安浦志津枝(故人)
- 演 - 久保田民絵
- 安浦の妻。死別した前夫との間の子であるエリとユカを連れて安浦と再婚(実際には安浦が志津枝の借りていた家に転がり込んだ形)後、病死。
- 遺影写真以外では第7シリーズ第5話で彼女を看取った女医・遠山志乃(演:左時枝)が事件関係者として登場した際に回想シーンがある。
- 北海道根室市立花咲第三小学校出身で、当時の担任教諭・美山雪絵(演:有馬稲子)が子供時代を知る語り部として2回ゲスト出演している。
バー「さくら」
- 片桐由美
- 演 - 眞野あずさ[8]
- 安浦刑事行きつけのバー「さくら」(劇中の看板表記はBAR さくら)のママ。番組の最後はさくらのシーンで締めくくられることが多く、シリーズを通して安浦とプロポーズまがいの言動を交わし、その都度はぐらかしたりはぐらかされたりする。中盤で登場する際は彼女の何気ない一言が事件解決の糸口になることもある。安浦の私生活での一番の理解者であり、安浦にとってかけがえのない女性(第1シリーズでは横溝署長とも関係があったが後に切れた模様)。初期シリーズでは衣裳や髪型は統一されておらずドレスや洋服姿でも登場していたが、それ以降は着物姿が定番になっている。店舗があるビル裏のマンションが住まいとなっていて初期シリーズでは安浦が訪れたりエリ、ユカが宿泊したりするという回があったが、シリーズ後半は住まいは全く出て来なくなった。安浦の要請でエリやユカの相談相手にもよくなっており、彼女らにも母親候補として認められている。第2シリーズ第12話のみ登場の大学生の妹(演・福井希容)がおり、第7シリーズ第17話の会話の中では既婚者になっている。第6シリーズ第4話で長野県松本市の出身であることが語られ[注 53]、同市が舞台となった第22話[注 54]では安浦を松本に旅行に誘うが[注 55]、奇しくも松本出身者が複数関係する事件が管内で発生したため安浦は仕事で行かざるを得なくなり、現地で短時間合流するのみだった。2009年の最終回スペシャルで安浦からプロポーズ(安浦の母親の墓参りへの同伴を申し込み)される。
- BAR「さくら」の店員(歴代)[注 56]
- ストーリーに直接絡むことはないが、安浦にとっては娘達同様、若者世代の考え方や流行を知る存在でもある。第2シリーズ以降は男女1人ずつに固定され、第7シリーズ以降は役名付き(女性(名前)・男性(名字)の順)でエンディングにクレジットされるようになった。また女性店員は在籍2年目から台詞が多くなる傾向があり、男性店員は安浦の求めに応じてメニューにない料理(湯豆腐、鍋物など)に腕を振るうこともあった。服装は男性がバーテンダースタイル、女性が私服にエプロン着用を標準としていたが、なお(三代目)の途中(第14シリーズ第6話)から女性もバーテンダースタイルになっている。
- しんちゃん(鈴木信吉)
- 演 - 妹尾友信(第1シリーズ - 第4シリーズ)
- ?(女性)
- 演 - 森田まゆみ、高森えつ子(第1シリーズ)、祭田あゆみ(第1シリーズ - 第2シリーズ)
- ともちゃん
- 演 - 鎗田直美(第3シリーズ - 第5シリーズ)
- いくちゃん
- 演 - 野田行哉[9](第5シリーズ - 第6シリーズ)
- ともちゃん(二代目)〜 朋子
- 演 - 有村亜美→(改名後)有村つぐみ(第6シリーズ - 第7シリーズ)
- 歴代の女性店員の中では比較的出番が多く、23歳の誕生日を迎えた第7シリーズ第6話では常連客の業界人からコンサートチケットのプレゼントを約束されたことに対抗心を燃やした安浦が、署に近いケーキ店でバースデーケーキを予約注文し、朋子と誕生日が近い田崎に見つからぬよう殺人事件の捜査の合間を縫って(部下の肥田まで巻き込みながら)どうにか本人に手渡そうと奔走する様子がコミカルに描かれている。
- 吉田
- 演 - 小篭行雄(第7シリーズ - 第8シリーズ)
- なお
- 演 - 加藤なお(第8シリーズ - 第9シリーズ)
- 吉田(二代目)
- 演 - 吉野容臣(第9シリーズ前期)、大杉真也(第9シリーズ後期)
- 吉田(三代目)
- 演 - 沢口修一(第10シリーズ)
- なお(二代目)
- 演 - 吉田有希(第10シリーズ)
- 吉田(四代目)
- 演 - 日比谷雷太(第11シリーズ - 第13シリーズ)
- なお(三代目)
- 演 - 和泉早紀(第11シリーズ - 第14シリーズ)
- 池田
- 演 - 斎藤誠(第14シリーズ)
- 岡田
- 演 - 大柳孝一(2002年スペシャル[注 57]、第15シリーズ - 第16シリーズ)
- なみ
- 演 - 大谷麻衣子[注 58](第15シリーズ)
- 詩織
- 演 - 藤田ひでみ(第16シリーズ - 2005年年末スペシャル)
- 渡辺
- 演 - 井田友和[10][注 59](第17シリーズ - 2009年最終回スペシャル)
- 有貴
- 演 - 林亜沙子(2006年スペシャル)
- 有貴(二代目)
- 演 - 山内智美(2007年スペシャル - 2009年最終回スペシャル)
刑事の家族
- 里見(坂上)恵子
- 演 - あめくみちこ[注 60](第11シリーズ第12話、第13シリーズ第12話、第16シリーズ第4話・最終話)
- 里見の住むアパート「サンコーポ」の隣人。職業はタクシー会社・同盟交通のドライバー。小学生の息子・佑介を育てるシングルマザーで、里見のプロポーズを受け、第11シリーズ第12話で結婚。
- 第16シリーズ第4話では里見のことを「ダーリン」と呼んでいた。同シリーズ最終話で逃走犯と衝突して階段から転落。一時は意識不明の重傷を負い、就労が困難になったため、里見が警察官を辞めて同盟交通のドライバーへ転職。
- 里見がゲスト出演したファイナル第6話と2007年SPには未登場。2007年SP内で自身の病気療養のため、故郷の山口県長門市に夫婦で移住したことが安浦によって語られている(里見は現地のタクシー会社でドライバーを続けており、捜査で長門入りした安浦らの案内役として登場)。
- 里見(坂上)佑介
- 演 - 大場俊輔(第11シリーズ第12話、第13シリーズ第6話・第12話)→石塚大樹(第16シリーズ第4話)→佐保祐樹(第16シリーズ最終話)
- 坂上恵子の息子。第13シリーズ時点で小学6年生。同シリーズの第12話では担任教諭への傷害の疑いをかけられてしまう。
- 中学3年生の第16シリーズ最終話では母の車に同乗中、車ごと逃走犯に奪われて拉致監禁に巻き込まれる。
- 須藤健太
- 演 - 石坂良磨(第17シリーズ第8話)→井手雅紀(第17シリーズ最終話、ファイナル第1話、2005年年末SP、2009年最終回SP)
- 須藤の息子。将来の夢は刑事になって犯罪をなくすこと。
- 父の殉職後、田崎の養子となる。
- 高校1年生時の最終回SPで不良に絡まれていた少女を助けようと喧嘩騒動を起こしてしまう。
ゲスト
要約
視点
最多出演者は一柳みるで、第1シリーズ(1988年)から第17シリーズ(2004年)にわたり15回(うちメインゲスト9回)出演[注 61]。
第1シリーズ(1988年)
第2シリーズ(1989年)
第3シリーズ(1990年)
- 第7話「ソープランドから拉致された安浦刑事」
- 第8話「囮捜査!? 受刑者の愛人」
- 第10話「張り込み・覗かれた人妻」
- 第11話「安浦刑事に捧げるラブソング」
- 第12話「レイプえん罪事件・すり替わった焼死体」
- 第13話「危険な宅配便・疑惑の目撃者」
- 第14話「友達が殺人!? 疑われた女刑事」
- 第16話「必死の逃亡者・子供を捨てた女」
- 第17話「京都殺人風景の女・形見の拳銃」
- 第18話「黒いロープの殺意! 赤ん坊を拾った男」
- 第19話「結婚を餌にした女」
- 第20話「裏切られた美談・亡き娘に捧げる挽歌」
- 第21話「証言を翻した女・盗まれた旧紙幣」
第4シリーズ(1991年)
第5シリーズ(1992年)
1992年スペシャル
第6シリーズ(1993年)
- 第3話「雨の夜の犯罪 囮にかかった女」
- 第4話「自己調査を頼んだ男 粗品がアリバイ!?」
- 第5話「アリバイの無い女・取り違えた名前」
- 第6話「親切ドロにあった女美容師」
- 第7話「同僚を密告した女 パートで働く女たち」
- 第8話「妻をもっと愛したい!犯罪を予知した女」
- 第9話「コンビニ強盗 噂で強請られた女」
- 第10話「勘当された娘 落語家に化けた刑事」
- 第11話「死体の手に印鑑!マイホームを夢見た男」
- 第12話「自転車泥棒の女 衝動殺人!」
- 第13話「保険金疑惑の蔭の女」
- 第14話「蘭の鉢植えを持つ女 見えない絆」
- 第15話「怯える写真 夜の教室に立つ女」
- 第16話「クレジット詐欺の女 父と娘」
- 第17話「貢いで捨てられた女 殺意の重奏」
- 第18話「整形美容の罪 美しくなりたい!」
- 第19話「女詐欺師を狙った男」
- 第20話「安浦刑事が仲人!掏摸からすった男」
- 第21話「転職を勧める女 若い愛人の罠」
- 第22話「信州松本 故郷に帰れなかった女」
- 第23話「懐メロコンテストに出た安浦刑事」
- 第25話「向日葵の髪飾りの女 指紋の無い凶器」
- 第26話「パッチワークの女・血染めのブラウス」
第7シリーズ(1994年)
- 第2話「人が殺される!?霊感を利用された女」
- 第3話「お時間ありますか?駅に立つ女」
- 第4話「母性の殺意!女刑事の怒りと悲しみ」
- 第5話「カラオケ女医者 血痕の付いた引き出物」
- 第6話「女カメラマンの秘密 携帯電話の盲点」
- 第7話「同窓会殺人事件 女が嘘をつく時」
- 第8話「悲しい酒!女艶歌歌手の野望」
- 第9話「幸せを売る女 靴跡の秘密!」
- 第10話「凶器は鋏!ベッドを買った男」
- 第11話「死者が歩いている!変身願望の罠」
- 第12話「偽造金券の罠 逃げる妹の婚約者」
- 第21話「三行広告の女!電子手帖の記憶」
第8シリーズ(1995年)
- 第3話「通販を買う女 父に愛人が!」
- 第4話「不倫妻!帰宅拒否症の男」
- 第6話「女刑事の秘密!謎の心中死体」
- 第7話「娘に裏切られた男 路上の殺意」
- 第8話「張込み お化け屋敷の女!?」
第9シリーズ(1996年)
第10シリーズ(1997年)
第11シリーズ(1998年)
1999年スペシャル
- 「安浦刑事、九州天草へ飛ぶ!6000万円横領事件に引き裂かれた夫婦愛!?美しい島の花嫁」
- 影山雅美(クラブ「楽園」ホステス・朋子の姉) - かとうかずこ
- 大橋洋子(クラブ「楽園」ホステス) - 伊佐山ひろ子
- 塚本茜(クラブ「楽園」ホステス) - 十勝花子
- 砂岡朋子(雅美の妹) - 魏涼子
- 横田良幸(明東電子経理部課長) - 草野裕
- 藤村宗平(農家・俊彦の父) - 竹本純平
- 影山和弘(明東電子経理部係長) - 鈴木一功
- 高崎慎吾(明東電子経理部社員) - 藤敏也
- 藤村俊彦(朋子の婚約者) - 平井真軌
- 須永千重、東出典子、菅野達也、鶴田東、小林操、鎌田功、池谷美加、栗田真由子、中西浩之、滝智行、早川亜希、川村真由、江崎俊一、山崎浩、寺島三和子、長谷川澄雄、岡崎佳子、高橋久志、東映アカデミー
- 芝田高志(クラブ「楽園」店長 - 堀内孝雄
- 砂岡四郎(漁師・雅美の父) - 左とん平
第12シリーズ(1999年)
- 第2話「強盗犯を逃がした人妻!? しがみつく女!」
- 第3話「犬と暮らす鎌倉夫人の嫉妬!? 嫌われた女」
- 第4話「殺意の出世争い!? 安浦刑事が信じた女!」
- 第5話「復讐のピアノ!? 婚約者を殺された女」
- 第6話「宝くじを盗まれた死体!? 笑う女!」
- 第7話「結婚3日前の殺意!?愛を破棄された女!」
- 第8話「死体に赤い墨汁が!? 手を握る女!」
- 第9話「イタズラ電話がアリバイ!?愛を買う女!」
- 第10話「カラスが告発した真犯人!? 近所迷惑な女」
- 第11話「謎の投身自殺!?夫の退職金を盗んだ女!」
- 第12話「襲われた夫は強盗犯!?捜査を邪魔した女」
- 第13話「安浦刑事が朝帰り!? 証言を拒む女!」
- 第14話「夫と話したかった女!? 二重指紋の謎!」
- 第15話「ストーカーが自殺志願!? 逮捕状を待つ女」
- 第16話「山手線を一周する女!? 結婚記念日の秘密」
- 第17話「5分間だけの新婚旅行!? 説教する女!」
- 第18話「無礼な女と自信のない女!謎の三角関係」
- 第19話「略奪愛!? 川辺課長を騙した女!」
- 第20話「女巡査が犯人!? 水着を買う女!」
- 第21話「親孝行殺人!? どケチな女!」
- 第22話「蒸発した夫が殺人犯!? 10年待った女!」
- 第23話「女教師の秘密!? 密室殺人の女!」
- 第24話「1分間だけの不倫!? 三度襲われた女!」
- 第25話「死体は整形していた!? 夫をほめる女」
- 第26話「安浦刑事祭り太鼓を打つ!喪服の女」
2000年スペシャル
第13シリーズ(2000年)
- 第1話「長崎平戸、オランダ橋の女!夫を尾行する妻の秘密…迷走する家族!?」
- 第2話「未練のラーメン!? 別れた妻へのプロポーズ」
- 第3話「妊娠3ヶ月の投身自殺!? 神田川を唄う女」
- 第4話「うなぎの味は親子の絆!? 婚約者を売った女」
- 第5話「8年間騙された妻!? 秘密のラストダンス」
- 第6話「夫婦で偽証!? 行列のできるギョーザ屋!」
- 第7話「安浦刑事が目撃者!死体が歩いた!?」
- 第8話「安浦刑事が漫才師に!? 泣き笑いの女!」
- 第9話「匿名電話の女!足音がアリバイ!?」
- 第10話「襲われた女子大生!殴られ屋が殺人犯!?」
- 第11話「善意が生んだ殺意!? 急行電車を停めた男!」
- 第12話「学級崩壊殺人!? 里見刑事の息子が犯人?」
- 第13話「」
- 第14話「花に殺意を!? 嫉妬する女!」
- 第15話「安浦刑事が女になった!? 母と娘の秘密」
- 第16話「バス停を盗んだ女!500メートルの愛!?」
- 第17話「ニセ安浦刑事が殺人!? 横恋慕された女!」
- 第18話「代行殺人!? 覗かれた女」
- 第19話「夫がチカン!?噂を流された女」
- 第20話「殺人アリバイの謎!面会を拒んだ女」
- 第21話「真夜中の連続殺人!頭に来る女!?」
- 第22話「笑う死体!? 愛を二度横取りされた女!」
- 第23話「少年が見た母の犯罪!? 駄菓子屋の女」
- 第24話「ずぶ濡れの女!? 遅すぎた再会!」
- 第25話「津軽海峡、さいはての母!息子は殺人犯!? 東京-青森-龍飛岬、犬だけが真実を知っていた…」
- 白井芳美(正三の娘) - 久野綾希子
- サダ(飲み屋サダチャン店主) - 正司照枝
- とよ(龍飛の住人・ハツエの近所の家の住人) - 石井トミコ
- 白井哲雄(郵便局勤め・芳美の夫) - 井上高志
- 湯浅正三(ハツエの父の同僚) - 外山高士
- 夏川加奈子、杉田浩子、小柳友貴美、小林敬、伊藤初雄、速見領、石田哲也、岩崎聡子、浜松弘太、宮尻佳子、大佳央、森実昭子
- 小山悟(正文の幼馴染・東京の寿司屋勤め) - 井前和樹
- 白井正文(悟の幼馴染・蟹田病院入院患者) - 加藤史典
- 内山典子(山手中央警察署センター通り二丁目交番婦警) - 鷹城佳世
- 米倉雅人(青森県の弁護士) - 水谷誠伺
- 藤村(池袋のアパートの大家) - 菅野達也
- 本橋卓朗、平野良、高田瑞紀、田村学、木村晋也、浜浦麗菜、伊藤良和、高橋誠一郎、菊池謙介、宮下富美子、本目優真、山田実里、塩味薫、杣谷茂子、杉江美幸、工藤容子、鶴田東、東映アカデミー
- チビ - 吉田警察犬訓練学校
- 小山ハツエ(飲み屋住み込み店員) - いしだあゆみ
2001年スペシャル
- 「飛騨高山、白川郷に消えた女!安浦刑事が誤認逮捕で辞職の危機!?夫婦の絆を断ち切る巨大な殺意の罠!」
- 水原新平(実演販売士) - 吉幾三
- 水原千夏(新平と前妻との娘) - 山田まりや
- 倉田昭二(城西大学病院外科部長) - 潮哲也
- 工藤信也(久美子の夫) - 鈴木正幸
- 望月恒夫(街金業者・順子の夫) - 河西健司
- 望月順子(元看護婦・ホステス) - 朝加真由美
- 寺尾繁輝、山村賢、中村潤、国渕秀幸、宮崎豊、山本優、八百原寿子、只野進ノ介、小林敬、島ひろ子、佐久間まち子、山田順子
- 石橋道代(定食屋の店員) - 山口京子
- 岩佐二郎(医者) - 児玉謙次
- 立花健治(検事) - 筒井巧
- 工藤久美子(元看護婦) - 舟木幸
- 勝見淳一(外科医・倉田の部下) - 藤岡大樹
- 松山尚子、山本直輝、清水望帆、合田昌未、静恵子、鈴木伸幸、野間清史、佐名木一實、茂田奈穂美、高橋広樹、小谷欣也、大塚麻恵、相川美樹子、東映アカデミー
- 水原雪江(出所者・新平の妻) - 山本陽子
第14シリーズ(2001年)
- 第1話「安浦刑事を愛した女 東京~倉敷~瀬戸内、空白の28年・・・危険な再会!」
- 小倉好子(民芸喫茶「くら」店主) - 白木万理
- 西本幸子(恵比寿のバー「すずらん」のママ) - 一柳みる
- 間秀夫(もんじゃ店店主) - 三波豊和
- 山田勝(宝石商ヤマダジュエル) - 冨家規政
- 間弥生(秀夫の娘) - 清水真実
- 樋口佳枝(ヤマダジュエル社員) - 日向明子
- 飯田正弘(宝石商) - 関時男
- 萩原(目撃者) - 藤木孝
- 玉木義男(ホテルLYNX社員) - 朝倉伸二
- 水上陽子(山田の婚約者) - 望月ゆかり
- 間博子(秀夫の後妻) - 桑田和美
- 芝村洋子、須部浩美、宮崎豊、大谷麻衣子、小林功、太田佳伸、久保田真紀、茂呂真紀子、宮尻佳子、大門公人、斎藤恵輝、横谷友紀子、佐名木一實、妹尾明男、戸田玲子、中奥あみ、大塚久美子、斉藤純子、押坂裕子、東映アカデミー
- 佐々木(住職) - 新克利
- 竹内久子(民芸喫茶「くら」店員・安浦の知り合い) - 池上季実子
- 第2話「安浦刑事が魚屋に婿入り!?匂いを嗅ぐ女」
- 第3話「密室に風船100個の愛!?幸せを探す女」
- 第4話「IT殺人!?インターネット犯罪に挑戦した安浦刑事」
- 第5話「署長の秘密!?一度死んだ女」
- 第6話「襲われた刑事!高級マンションを買う女」
- 第7話「妻が見た三角関係の秘密!拾われた女!?」
- 第8話「同窓会の夜の不倫!?靴を買い換えない女」
- 第9話「オマケの男を愛した女!犯人は有名人!?」
- 長谷川誠(お笑いコンビ「ノックアウト」マコちゃん) - 徳井優
- 和泉寛(お笑いコンビ「ノックアウト」カンちゃん) - 肥後克広(ダチョウ倶楽部)
- 長谷川佳予子(「長谷部鍼灸院」受付) - 元井須美子
- 谷口健三(株式会社「美浜亭グループ」社長) - 伊藤初雄
- 桜井美那子(「クラブカトレア」のママ) - 槇由紀子
- 小倉典之(お笑いコンビ「ノックアウト」マネージャー) - 重松収
- マンション「アクアマリン希望ヶ丘」管理人 - 小柳友貴美
- 伊達あおい、石渡幸児、菅野達也、岡崎宏、児玉多恵子、加田斎、松澤仁晶、伊藤順、久保田芳之、河野大輔、服部健児、佐名木一實、木村方則、岡田孝之、浅川和恵、加藤史典、斉藤大貴、作道大地、東映アカデミー
- 第10話「女たちの戦い!殺意のガーデニング」
- 第11話「高級ブランドの女!夫は小遣い250円!?」
- 第12話「苦情処理係が殺人!?ロボット犬を飼う女」
- 第13話「山手中央署に新メンバー登場!移動する血痕の謎!?」
- 第14話「美人は得?キレイになりたい女の逆襲!?」
- 第15話「東京タワーで待つ女」
- 第16話「恩返し殺人!?570回の嫌がらせ!」
- 第17話「最後の家族旅行!?光る泥ダンゴの秘密」
- 第18話「他人の家で寝る女」
- 第19話「ひまわりが見た母の殺意!無銭飲食の女」
- 第20話「ぬれぎぬ殺人!ついてない男と女!?」
- 第21話「愛の殺意!安浦刑事にすがる女!?」
- 第22話「友情殺人!?結婚式をドタキャンした女」
- 第23話「28色の声で笑う女!?30分だけの親子団欒」
- 第24話「立待岬に消えた女!東京-函館-奥尻島 死んだ母は生きていた!?」
2002年スペシャル
第15シリーズ(2002年)
- 第1話「伊勢志摩、真珠の海に消えたふたりの女 瞼の母は殺人犯!?」
- 第2話「身代金2000万円と父が消えた!?安浦刑事を馬鹿野郎と呼んだ女」
- 第3話「殺人現場から消えた女 安浦刑事、弁当屋になる!?」
- 第4話「まだ見ぬ娘に捧げる子守唄 引き裂かれた家族写真!」
- 第5話「息子が痴漢!?親バカ殺人事件」
- 第6話「癒し殺人!?観覧車に揺れる女」
- 第7話「初恋の人が殺人犯!?女が化粧を落とす時」
- 第8話「1円玉強盗!?宅配便で送られた妻!」
- 第9話「ラーメンが暴いた真犯人!目撃者は見なかった!?」
- 第10話「刑務所に入りたい女!?赤い口紅の殺意」
- 第11話「衝動殺人!ラブホテルで強請られた母!?」
- 第12話「盗聴された女の秘密!?復讐される家族!」
- 第13話「死を呼ぶ恋人ごっこ!川辺課長が殺人!?」
- 第14話「嫉妬殺人!?40才違いの恋人の秘密」
- 第15話「不法侵入殺人!人妻の不倫がアリバイ!?」
- 第16話「殺意のウェディングドレス!移動美容室の女」
- 第17話「お子様ランチ殺人事件!?高齢出産の女」
- 第18話「ご近所付き合いの殺意!引き裂かれた朝顔!?」
- 第19話「"ありがとう"で殺人!?ふたりの母と同居する女」
- 第20話「ピッキングする女!犬が見た姉妹の秘密」
- 第21話「嫁VS姑、大バトル!チョコレートうどんを食べる女」
- 第22話「張込み」
- 第23話「天使の殺意!?飛び降り志願の女」
- 第24話「安浦刑事の嫁姑戦争!?殺人逃亡者を愛した女」
- 第25話「包丁を抱く女!安浦家に大事件が!?」
- 最終話「みかんの丘で泣く女東京−伊豆北川温泉−大島三原山 連続殺人ルート!さくらのママ危機一髪!安浦刑事が怒る時」
2003年スペシャル
- 「東京〜稚内〜礼文島 北の最果での宗谷岬、それぞれの旅立ち さよなら、三波主任!」
- 北見沙織(大賀医院看護婦・雅代の養女) - 伊藤蘭
- 大賀雅代(大賀医院院長) - 渡辺美佐子
- 島村稔(英男の秘書) - 下条アトム
- 芦原英男(礼文東高校教師・沙織の同級生) - 河西健司
- 夏川暎子(あかねの義母) - 久野真紀子
- 夏川あかね(沙織の子供) - 新穂えりか
- 持田(大賀医院患者) - 赤塚真人
- 大木(大賀医院患者) - 石井トミ子
- 田部店長(選挙違反で前科) - 工藤俊作
- 夏川雄太郎(元国会議員) - 小沢象
- 夏川典子(雄太郎の妻) - 池田道枝
- 香取(カマタ運送社長) - 丸岡奨詞
- 木村幸一(待ち伏せ強盗) - 蟹江一平
- 吉田香澄(レストラン店員) - 棟里佳
- 藤田真奈美(健二の母親) - 元井須美子
- 大田彩子(沙織の同級生) - 須部浩美
- 芦原未代子(礼文東高校生徒・英男の娘) - 長谷川恵美
- 夏川新一(あかねの父・新民党議員候補) - 五森大輔[12]
- 川端(鉄工所社長) - 松田章
- 礼文町船舶診療所院長 - 大矢兼臣
- 吉村(あかねの担任) - 藤井美和子
- 遠井真也(沙織の同級生・記念写真屋) - 岩田丸
- 黒川正弘(沙織の同級生・礼文の駐在の息子) - 世古陽丸
- 大賀辰也(大賀医院医師・雅代の息子) - あおい輝彦
第16シリーズ(2003年)
- 第1話「安浦刑事、怒りの大捜査線 娘の恋人・山岡刑事、殉職す!」
第2話「覗かれた母の交換日記!月の沙漠殺人事件」
第3話「赤ちゃんが消えた!? 人殺しと呼ばれた父」
第4話「わが子を叱れない!殺意の家族写真」
第5話「夫と子供を返して…完全犯罪トリックを崩せ!」
第6話「潜入捜査!故郷を捨てた男と女」
第7話「悪質商法殺人!安浦刑事を騙した女」
第8話「新人女性刑事の恋人が犯人!? 倹約殺人!」
第9話「娘よ!最終バスを盗んだ父と母」
第10話「狙われた六月の花嫁」
第11話「安浦刑事人質事件」
第12話「誤認逮捕が悲劇を生んだ!2300万円の殺意!?」
第13話「秘密の指輪を持つ女」
第14話「1億円の悪女」
第15話「女子大生主婦40才の犯罪!時間差で死んだ姑!?」
第16話「白昼の通り魔!星占いの女」
第17話「スキャンダル殺人!女性エリート官僚の裏の顔」
第18話「噂の殺意!? 耳掃除の好きな女」
第19話「表札マーキング殺人事件 ミニ豚を飼う女」
第20話「おふくろさん殺人事件!? モノマネが暴いた真犯人」
第21話「謎の落書犯!東京-富士五湖、樹海に消えた父」
第22話「安浦刑事が殴った女!」
第23話「田崎刑事が母に!? 顔のない男」
第24話「さよなら里見刑事!視姦!? 覗かれた真犯人」
2004年スペシャル
- 「さよなら 林刑事…生きるんだ! 東京ー熊本ー阿蘇山噴火口、安浦刑事決死の潜入大捜査線」
- 井尻美佐子(ゆり子の同僚・淳子の母) - 酒井和歌子
- 片倉淳子(亮祐の妻) - 吉本多香美
- 福田きみ(ふくちゃん食堂元店主) - 正司歌江
- 片倉亮祐(芳江の弟) - 岡田浩暉
- 林珠子(林勇作の母) - 沢田雅美
- 竹原かおる(竹原牧場オーナー・淳子の高校の友達) - 久野真紀子
- 青木加代子(青木の妻) - 重田千穂子
- 後藤貴俊(淳子の元恋人) - 小林健
- 野沢ゆり子(菊南温泉ユウベルホテル従業員) - 須部浩美
- 井尻正治(淳子の義父) - 山本紀彦
- 片倉芳江(ブティック経営) - 芝村洋子
- 島村(新宿中区役所職員・亮祐の同僚) - 吉岡扶敏
- 大泉(熊本県警刑事) - 吉中六
- 内田洋子(ブティック従業員) - 藤井美加子
- 青木(八百屋店主) - 橋沢進一
- 山下(熊本県警刑事) - 井田友和
- 根岸大介、増田英治、岡健治、福田達也、篠永あや、望月裕太、宮尻佳子、中村かすみ、田村学、髙橋一ニ、都築和博、和田暁幸、渡辺啓太、栗原貴恵、桃色咲希、矢山隆広
- 方言指導 - 山田孝子
- 東映アカデミー
第17シリーズ(2004年)
- 第1話「能登和倉温泉に甦る親子愛…疑惑の再会」、第2話「能登和倉温泉に引き裂かれた親子愛の謎!」
- 第3話「ふしだらな女の秘密 路上で消えた犯人!?」
- 第4話「三毛猫は見た!狙われた駐在さん」
- 第5話「妻が見た三角関係!カラスの女房殺人事件!?」
- 第6話「青年介護士の犯罪!? 優しい男がキレる時」
- ハーモニカ演奏・指導:齋藤嘉孝、伊藤加奈、東和美
- 第7話「安浦刑事、真夏の夜の大捜査!5つの事件を結んだ3つの家族の点と線」
- 第8話「家族よ甦れ!12才の危険な親孝行!?」
- 第9話「安浦刑事が花嫁の父!? 嫁姑、涙の手料理」
- 第10話「保険証詐欺の女たち!? 結婚指輪の秘密」
- 第11話「密室殺人!? 謎の高級ブランド夫婦が消えた!」
- 最終話「東京-岩手花巻温泉500Km運命の男と女、愛の完全犯罪トリック」
2005年新春スペシャル
- 「東京-九州唐津、玄界灘に消えた男と女 デパ地下グルメ完全犯罪を暴け!」
第18シリーズ(ファイナル)(2005年)
- 第2話「安浦刑事を騙す女!? 最後の新刑事、登場!」
- 第4話「雨宿り殺人!? 容疑者を泣かせた安浦刑事」
- 第6話「タクシードライバー殺人事件!帰ってきた里見刑事!?」
- 竹下浩美(タクシードライバー) - 川上麻衣子
- 島本勝子(島本巡査の母) - 阪上和子
- 島本巡査(旭橋交番勤務) - 水野純一
- 川原登志子(勝子の隣人) - 阿部光子
- 関根和巳(証券会社勤務) - 曽田邦之
2005年スペシャル
- 「帰ってきた安浦刑事 そして…さよなら田崎刑事」
2006年スペシャル
2007年スペシャル
最終回スペシャル(2009年)
- 「さよなら安浦刑事!命を懸けた最後の大捜査!福島二本松、岳温泉に消えた、"母と呼べない息子"の連続殺人トリック!人情刑事・安浦、衝撃の過去が明らかに!」
- 北原夏江(誠司の母) - 赤座美代子
- 北原誠司(前科者) - 佐藤アツヒロ
- 芹沢佐代子(バーのママ・土屋の元妻) - 渡辺梓
- 河合ノリコ(バーの店員) - はるな愛
- 遠藤恵子(実の元妻) - クノ真季子
- 深沢二郎(深沢建設 社長) - 山本紀彦
- 谷崎真一(ネットカフェ難民) - 伊藤毅
- 杉本由里子(弁護士) - 須部浩美
- 益山の秘書 - 坂俊一
- 黒沢裕司(深沢の甥) - 手塚秀彰
- 土屋正行(佐代子の元亭主) - 山本優
- 遠藤実(杉本が調べていた事件の当事者) - 浜近高徳
- 曽我部一郎(雑誌記者) - 剣持直明[17]
- ネットカフェの客 - 菊池隆志
- 東田武夫(増山の秘書) - 藤岡大樹
- 黒沢の手下 - 細川純一
- 石原辰己、平野貴大、渡辺寛二、荒井眞理子、竹内照夫、松本勝、立石亮、小野島由惟、小田島敏子、村上恭未、河西賢司、阿部翔、池田宜大、岡野友信、田村崇一、鮎河圭吾、辻内南季、江藤大我、高山晃欣、佐藤潤四郎、宮田岩男、冬本ジュー、橋本好浩、森英樹、佐藤基行、大内彩花、増川恵理子、中塚翔、岳温泉の皆さん、二本松市の皆さん、芸優、放映プロジェクト、東映アカデミー
- 益山孝次郎(国土交通大臣・川辺の友人) - 津嘉山正種
脚注
関連項目
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