角川書店(かどかわしょてん)は、日本出版社KADOKAWAブランドの一つ。東京都千代田区に事業所を置く。

概要 角川書店, 前身 ...
角川書店
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前身 株式会社角川書店
現況 KADOKAWAブランド
設立日 2013年(平成25年)10月1日
主要出版物 角川文庫
定期刊行物 月刊少年エース
月刊ニュータイプ
出版以外の事業 映像事業
関係する人物 角川源義(創業者)
角川春樹(元代表取締役社長)
大洞國光(元代表取締役社長)
角川歴彦(元代表取締役社長)
佐野正利(元代表取締役専務)
福田峰夫(元代表取締役社長)
本間明生(元代表取締役社長)
井上泰一(元代表取締役社長)
井上伸一郎(元代表取締役社長)
椎名保(元代表取締役専務)
佐藤辰男(元取締役、KADOKAWA元社長)
松原眞樹(元取締役、KADOKAWA元社長)
関谷幸一(元社員)
村川忍(元社員)
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本項では、ブランドカンパニー化以前の株式会社角川書店: Kadokawa Shoten Publishing Co., Ltd.)についても解説する。

概要

1945年11月10日国文学者角川源義により創業[1]。出版第1号は佐藤佐太郎歌集「歩道」。1949年に「角川文庫」を創刊し、岩波書店の文庫編集者だった長谷川覚を招き入れる。1952年、「昭和文学全集」の成功により文芸出版社としての地位を確立した。1954年4月2日株式会社角川書店2019年以降の社名はKADOKAWA Future Publishing、2023年12月以降はKADOKAWA KEY-PROCESS(2代目)、法人番号1010001013874)を設立。1956年に「角川国語辞典」「角川漢和辞典」を刊行し、辞典分野に進出。翌1957年「高等学校国語 総合」を発刊し、教科書分野に進出。

1970年代に入って角川文庫を文芸路線から横溝正史を初めとする一般大衆向けに路線転換し、成功を収める。1975年角川春樹が社長就任後、翌1976年には映画製作に進出。書籍を映画化しテレビコマーシャルを利用して大々的に販売するメディアミックス戦略を成功させ、日本映画界に角川映画旋風を巻き起こした。その後、映画製作関連して映像パッケージの製作や音楽著作権ビジネスにも進出した。

1980年代からは『ザテレビジョン』や『東京ウォーカー』などの情報誌の企画なども行う様になり、80年代後半には漫画雑誌ゲーム情報誌を多数創刊。1988年には角川スニーカー文庫を創刊し、後に関連会社(アスキー・メディアワークス富士見書房)も含めてライトノベル市場の国内最大手となった。

2003年4月1日持株会社制度に移行し、角川ホールディングス(2019年以降の社名はKADOKAWA Future Publishing)に社名変更して純粋持株会社となる一方、事業会社として新規に株式会社角川書店(二代目法人)を設立する。

角川書店(二代目法人)は事業再編の一環として分社化が進められ、2004年1月に映画製作を担当していたエンタテイメント部門を同グループ傘下の角川大映映画(現:角川映画)へ譲渡、翌2005年10月に富士見事業部を富士見書房(二代目法人)として分社化、2006年4月にはテレビ情報事業を角川ザテレビジョンに、ウォーカー事業部と広告事業部を角川クロスメディアに分社化。2007年には書籍事業部・アニメコミック事業部・カルチャーコンテンツ事業部を新設の株式会社角川書店(三代目法人)、雑誌事業部(CDでーた、DVDでーた、花時間)は角川マガジンズ(初代法人)、映画関連子会社は角川ヘラルド映画(現:角川映画)にそれぞれ分社化され、角川書店(二代目法人)は株式会社角川グループパブリッシングに商号変更した。

角川書店(三代目法人)は2011年1月に角川映画と合併し、同社の映画事業と映像ソフト事業を継承。2013年10月1日にKADOKAWA(現:KADOKAWA KEY-PROCESS)に吸収合併され、ブランドカンパニーとなる。2015年4月1日なKADOKAWAが社内カンパニー制を廃止し、「角川書店」は文芸書のブランド名の一つとなり、社名からは姿を消した[2]

沿革

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関連会社の統廃合図

角川書店

株式会社角川書店(初代法人)

  • 1954年(昭和29年)4月2日 - 株式会社角川書店に改組。資本金は385万円。本社は東京都千代田区富士見二丁目7番地。
  • 1956年(昭和31年) - 4月に『角川国語辞典』、9月に『角川漢和辞典』をそれぞれ発刊し、辞典分野に進出。
  • 1957年(昭和32年) - 高校教科書『国語』(総合)で教科書分野に進出。
  • 1958年(昭和33年) - 文庫及び単行本の改装と在庫管理を目的として、東京都町田市に鶴川分室を設置。
  • 1965年(昭和40年) - 角川春樹が入社。
  • 1966年(昭和41年) - 角川歴彦が入社。
  • 1967年(昭和42年)
    • 大阪府豊中市に大阪営業所を設置。
    • 朗読音声を収録したソノシート付きの『カラー版世界の詩集』を発刊。
  • 1969年(昭和44年) - 福岡県福岡市博多区に九州営業所を設置。
  • 1970年(昭和45年) - 映画「ある愛の詩」の原作小説『ラブ・ストーリィ』を発刊。
  • 1971年(昭和46年)
    • 角川文庫から横溝正史作品を刊行。
    • エンターテインメント路線の開始。NHK番組の出版化した『日本史探訪』を発刊。
  • 1972年(昭和47年) - 株式会社富士見書房を設立し、角川書店発刊の教科書の自習書の発刊・販売を開始。
  • 1974年(昭和49年)
  • 1975年(昭和50年) - 創業者の源義社長が死去。編集局長の春樹が社長に就任。
  • 1976年(昭和51年)
    • 春樹が株式会社角川春樹事務所を設立。
    • 角川文化振興財団を設立。
    • 角川映画第一作「犬神家の一族」公開。映画製作と出版を連携させ、角川映画ブームを起こす。
  • 1977年(昭和52年) - 森村誠一「人間の証明」を映画化。
  • 1979年(昭和54年) - 映画「悪魔が来りて笛を吹く」「蘇える金狼」「戦国自衛隊」他公開。
  • 1981年(昭和56年) - 映画「ねらわれた学園」「悪霊島」「セーラー服と機関銃」他公開。
  • 1982年(昭和57年) - テレビ情報誌『ザテレビジョン』創刊。
  • 1983年(昭和58年)
  • 1984年(昭和59年)11月 - 本社を東京都新宿区揚場町4番地に移転。
  • 1985年(昭和60年)
  • 1987年(昭和61年) - 「ビデオでーた」(現:DVD&動画配信でーた)・「CDでーた」創刊。
  • 1988年(昭和63年)
  • 1989年(平成元年)
    • 株式会社角川春樹事務所を吸収合併。
    • メディアミックス漫画雑誌『月刊コミックコンプ』を『コンプティーク』の増刊として創刊。
  • 1990年(平成2年)3月 - 都市情報誌『東京ウォーカー』を創刊。
  • 1991年(平成3年)
    • 株式会社富士見書房を吸収合併し、富士見事業部を設置。
    • 大型漢和辞典「角川大字源」発刊。
  • 1992年(平成4年)
    • 株式会社角川興産を吸収合併。
    • 耽美・BL専門ライトノベル「角川ルビー文庫」創刊。
    • 9月 - 副社長の歴彦が辞任。
  • 1993年(平成5年)
    • 3月 - 株式会社ザテレビジョン、株式会社角川春樹事務所(二代目法人)及び株式会社角川メディア・オフィスを吸収合併し、雑誌事業部(新宿区)、ソフト事業部(文京区)、雑誌編集部(千代田区)を設置。
    • 8月 - 大阪支社を大阪府大阪市西区に移転すると共に、関西支社に昇格。
    • 8月29日 - 春樹社長がコカイン密輸などの容疑で千葉県警に逮捕される。
    • 9月 - 取締役会で春樹社長の辞任が了承され、専務の大洞國光が代表取締役社長に就任。歴彦が顧問として角川書店復帰。
    • 10月 - 臨時株主総会が開催され、歴彦が代表取締役社長に、佐野正利が代表取締役専務にそれぞれ就任。
  • 1994年(平成6年)
  • 1995年(平成7年)
    • 4月1日 - 本社を東京都千代田区富士見二丁目13番3号に新築移転。
    • 10月 - 「本の旅人」創刊。
    • 12月 - 愛知県名古屋市東区に東海支社を設置。
    • 株式会社ヘラルド・エースを傘下に収め、株式会社エースピクチャーズに社名変更。
  • 1996年(平成8年)7月 - 「東海ウォーカー」創刊。
  • 1997年(平成9年) - 新角川映画「失楽園」、「新世紀エヴァンゲリオン」が大ヒット。
    • 6月 - 「九州ウォーカー」創刊。
    • 11月 - 神奈川県横浜市中央区に横浜支社を設置。
  • 1998年(平成10年)
  • 1999年(平成11年)
    • 4月 - 台湾国際角川書店股份有限公司(現:台湾角川股份有限公司)を設立。
    • 5月 - 東芝との合弁でテレビ番組制作プロダクション「トスカドメイン」を設立。
    • 11月 - 株式会社キャラクター・アンド・アニメ・ドット・コムを設立。
    • 12月 - 株式会社角川インタラクティブ・メディアを設立。
  • 2000年(平成12年)
  • 2001年(平成13年)
  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)4月1日 - 分社型新設分割により事業を株式会社角川書店(二代目法人)に継承させ、株式会社角川書店から株式会社角川ホールディングスに社名変更し、持株会社化。歴彦が代表取締役社長兼CEOに就任。
  • 2004年(平成16年)
  • 2005年(平成17年)
  • 2006年(平成18年)
    • 2月 - 株式会社角川オーバーシーズを吸収合併。
    • 7月1日 - グループ一体の連結経営を強力に推進する責任が当社にあることをグループ内外に示す為、株式会社角川ホールディングスから株式会社角川グループホールディングス(角川GHD)に商号変更。
  • 2007年(平成19年)1月 - 角川GHDの子会社株式会社角川・エス・エス・コミュニケーションズの管理事業を新設分割し、株式会社角川・エス・エス・コミュニケーションズと株式会社角川マガジンズ(初代)の持株会社「株式会社角川マガジングループ」を設立。
  • 2008年(平成20年)4月1日 - 佐藤辰男が代表取締役社長兼COOに就任。
  • 2009年(平成21年)4月 - 株式会社中経出版の株式を取得し子会社化。
  • 2010年(平成22年)6月 - 歴彦が取締役会長に、佐藤辰男が代表取締役社長に就任。
  • 2011年(平成23年)11月 - リクルートから株式会社メディアファクトリーの株式を取得し、子会社化。
  • 2013年(平成25年)
    • 4月1日 - 株式会社角川グループパブリッシング(二代目角川書店)を吸収合併、事業会社となる[3]。代表取締役専務に井上伸一郎が就任。
    • 6月22日 - 株式会社角川グループホールディングスから株式会社KADOKAWAに商号変更[4]
    • 10月1日 - 株式会社角川書店(三代目法人)、株式会社アスキー・メディアワークス(旧:メディアワークス)、株式会社角川マガジンズ(旧:角川マガジングループ)、株式会社メディアファクトリー(旧:リクルート出版)、株式会社エンターブレイン(旧:ベストロン映画)、株式会社中経出版、株式会社富士見書房、株式会社角川学芸出版(旧:飛鳥企画)、株式会社角川プロダクションを吸収合併。
  • 2014年(平成26年)
    • 3月31日 - 新規ネットサービス運営事業を分割し株式会社Walker47を設立。
    • 4月1日 - 松原眞樹が代表取締役社長に就任。
  • 2015年(平成27年)3月 - 株式会社Walker47を吸収合併。
  • 2019年(平成31年 / 令和元年)
    • 4月1日 - 代表取締役副社長執行役員に井上伸一郎が就任。
    • 7月1日 - ビルディング・ブックセンターとKADOKAWA KEY-PROCESSの株式所有に関わる事業を除く全事業をカドカワ株式会社(株式会社KADOKAWA)に簡易吸収分割で承継させ、株式会社KADOKAWAから出版物の製造・物流子会社を束ねる中間持株会社「株式会社KADOKAWA Future Publishing」に商号変更。関谷幸一が代表取締役社長に就任。
  • 2023年(令和5年)
    • 6月 - 村川忍が代表取締役社長に就任[5]
    • 12月1日 - 株式会社KADOKAWA KEY-PROCESS(初代法人)を吸収合併。事業会社「株式会社KADOKAWA KEY-PROCESS(2代目法人)」に商号変更。

株式会社角川書店(2代目法人)

  • 2003年(平成15年)
    • 4月1日 - 株式会社角川書店(初代法人)が、分社型新設分割により事業会社として株式会社角川書店(2代目法人)を設立。歴彦が代表取締役会長兼CEOに、福田が代表取締役社長に、本間が代表取締役専務にそれぞれ就任[6]
    • 9月 - ストック型フリーペーパー「東京インデックス」創刊。
    • 11月 - 文芸誌「野性時代」新創刊。フロー型フリーマガジン「カドナビ」を名古屋及び福岡地区で創刊。
  • 2004年(平成16年)1月 - エンタテインメント事業部を分割し、角川大映映画に譲渡。
  • 2005年(平成17年)10月1日 - 富士見事業部の会社分割により株式会社富士見書房を設立。
  • 2006年(平成18年)
    • 3月 - 井上泰一が代表取締役社長に就任。
    • 4月1日 - 角川書店(2代目法人)の人的新設分割により、ウォーカー事業部と広告事業部、株式会社ウォーカープラス及び株式会社角川書店北海道の株式を新設会社の「株式会社角川クロスメディア」に、また、テレビ情報事業(ザテレビジョン)と株式会社角川インタラクティブ・メディアの株式を新設会社の「株式会社角川ザテレビジョン」に承継。
    • 6月 - 井上伸一郎が代表取締役専務に就任。
  • 2007年(平成19年)
    • 1月 - 角川書店(2代目法人)の会社分割により、出版事業部・カルチャーコンテンツ事業部を新設する「株式会社角川書店」(三代目法人)に、雑誌事業部を「株式会社角川マガジンズ」(初代法人)に、映像関連子会社とその管理を角川ヘラルド映画に、経営管理・統括部門を角川GHDにそれぞれ承継。株式会社角川書店(2代目法人)は、株式会社角川グループパブリッシングに商号変更し、角川グループ出版事業における営業・物流・販売・宣伝・生産を担う会社となる。
    • 3月 - 関谷幸一が代表取締役社長に就任。
  • 2012年(平成24年)7月1日 - 子会社・角川出版販売株式会社を吸収合併。角川シネプレックス株式会社を子会社化[7]
  • 2013年(平成25年)
    • 3月26日 - 子会社・角川シネプレックス株式会社をユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングス株式会社に売却[8]
    • 4月1日 - 株式会社角川グループホールディングスに吸収合併され解散[3]

株式会社角川書店(3代目法人)

概要 種類, 市場情報 ...
株式会社角川書店(3代目法人)
Kadokawa Shoten Publishing Co., Ltd.
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角川書店
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
102-8177
東京都千代田区富士見1丁目8番19号
角川第3本社ビル 3 - 8F
設立 2007年(平成19年)1月4日
廃止 2013年(平成25年)10月1日
KADOKAWAに吸収合併)
業種 情報・通信業
事業内容 出版・編集業、アニメーション・ゲーム製作、映画の企画製作・買付・配給、映像パッケージ販売、スタジオ運営
代表者 代表取締役社長 井上伸一郎
資本金 1億円
売上高 401億76百万円(2012年3月期)[9]
営業利益 21億45百万円(2012年3月期)
経常利益 22億20百万円(2012年3月期)
純利益 18億22百万円(2012年3月期)
純資産 170億30百万円(2012年3月期)
総資産 295億97百万円(2012年3月期)
従業員数 160名
主要株主 角川グループホールディングス 100%
関係する人物
  • 角川歴彦(元取締役会長)
  • 椎名保(元代表取締役専務)
  • 山下直久(元代表取締役専務)
  • 新名新(元常務取締役)
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  • 2007年(平成19年)1月 - 株式会社角川書店(2代目法人)の出版事業部及びカルチャー・コンテンツ事業部を会社分割により、小説・コミックのストーリーコンテンツ及び映像ソフト・書籍・ムック・雑誌を含むカルチャーコンテンツを中心とした専門出版社として株式会社角川書店(三代目法人)を設立[10]井上伸一郎が代表取締役社長に就任。
  • 2008年(平成20年)4月 - 角川書店のクロスメディア事業関係会社である株式会社角川デジックス、株式会社角川ジェイコム・メディア、株式会社キッズネットの管理に係る事業に関する権利義務を株式会社角川マーケティングに譲渡[11]
  • 2011年(平成23年)
    • 1月 - 角川映画株式会社を吸収合併。「角川映画」の名称は映像事業のブランドとして存続する[12]椎名保が代表取締役専務に就任。
    • 4月1日 - 角川書店他グループ各社の家庭用ゲームパブリッシング事業を角川ゲームスに統合。
    • 6月13日 - 本社を角川第3本社ビルに移転。これに先立つ形で同年5月30日に管理局及び紀尾井町オフィス(旧:角川映画本社)が同所に移転しており、本社の統合が完了。
    • 11月 - ニコニコ動画と連携し、ニコニコ動画会員に向けて提供されるWEB漫画誌「ニコニコエース」創刊[13]
  • 2012年(平成24年)
    • 5月 - NTTドコモと共同でスマートフォン向けアニメ配信事業を行う合弁会社、株式会社ドコモ・アニメストアを設立。
    • 7月 - 子会社・角川シネプレックス株式会社の管理事業を株式会社角川グループパブリッシングに譲渡[7]
  • 2013年(平成25年)
    • 3月 - 角川シネプレックス株式会社がユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングス傘下になるのに伴い、角川シネマ新宿、角川シネマ有楽町が角川書店直営に移行する。
    • 4月 - スタジオ事業部門を会社分割により新設した株式会社角川大映スタジオに継承。
    • 10月1日 - 株式会社KADOKAWAに吸収合併され解散[4]

株式会社KADOKAWA 角川書店

  • 2013年(平成25年)10月1日 - KADOKAWAに吸収合併され、ブランドカンパニーとなった[9]
  • 2015年(平成27年)4月1日 - KADOKAWAが社内カンパニー制を廃止し、「角川書店」は組織名からは姿を消す[14]
  • 2021年(令和3年)8月17日 - KADOKAWAオフィシャルサイト内の角川書店のブランドページが閉鎖[15]

出版物

雑誌

かつて発行・発売していた雑誌

  • 四季[16]
  • 表現[17]
  • 俳句(1952年 - )※角川学芸出版に譲渡。
  • 短歌(1954年 - )※角川学芸出版に譲渡。
  • 国語科通信[18]
  • 社会科通信[19]
  • 野性時代(1974年 - 1996年)※同名の2003年に新創刊したムックがある。
  • バラエティ(1977年 - 1986年[20]
  • ザテレビジョン(1982年 - )※角川ザテレビジョンに譲渡。
  • 月刊カドカワ(1983年 - 1998年[21]
  • 小説王[22][23]
  • マル勝ファミコン→マル勝スーパーファミコン→マル勝ゲーム少年
  • TV cosmos[24]
  • Wheelie[25] ※バイク雑誌
  • ビデオでーた→ビデオ&DVDでーた→DVD&ビデオでーた→DVDでーた ※角川マガジンズ(初代法人)に譲渡
  • CDでーた ※角川マガジンズ(初代法人)に譲渡
  • 月刊コミックコンプ(1988年 - 1994年)
  • Peach[26]
  • マル勝PCエンジン
  • 東京ウォーカー(1990年 - )※角川クロスメディアに譲渡。
  • ヤングロゼ(1990年 - 1997年[27]
  • コンプRPG ※コンプティーク増刊
  • ミステリーDX(1992年 - 2003年[28]
  • 歴史ロマンDX ※ミステリーDX増刊
  • マル勝メガドライブ ※増刊誌
  • パズル王国[29]
  • Chou Chou(シュシュ)(1993年 - 2009年[30])※角川クロスメディアに譲渡。
  • ザ・スニーカー(1993年 - 2011年[31]
  • 関西ウォーカー(1994年 - )※角川クロスメディアに譲渡。
  • Game Walker(1994年 - 2000年[32]
  • ASUKA CIEL→CIEL(シエル)(1994年 - 2016年)
  • 月刊ASUKAファンタジーDX→ふぁんデラ
  • 小説あすか ※月刊あすか増刊
  • 月刊ザテレビジョン(1995年 - )※角川ザテレビジョンに譲渡。
  • 本の旅人(1995年 - 2019年)
  • マンスリーウォーカー(1995年 - 1996年[33]
  • コミックニュータイプ ※ニュータイプ別冊
  • 東海ウォーカー(1996年 - )※角川クロスメディアに譲渡。
  • MEN'S WALKER(1996年 - 2000年[34]
  • 九州ウォーカー(1997年 - )※角川クロスメディアに譲渡。
  • (1997年 - 2018年)※ムック
  • 横浜ウォーカー(1998年 - )※角川クロスメディアに譲渡。
  • 関西ウォーカーChou Chou→月刊シュシュ関西 ※角川クロスメディアに譲渡。
  • feature(1998年 - 2000年[35]
  • ザ・ホラー(1998年 - 2000年[36]
  • 花時間 ※同朋舎から取得。角川マガジンズ(初代法人)に譲渡。
  • 月刊エースネクスト(1999年 - 2000年)
  • ミセスザテレビジョン しってる?【全国版、首都圏版、関西版、中部版】(1999年 - 2002年)
  • marie claire(1999年 - 2003年[37]
  • KADOKAWAミステリ(1999年 - 2003年)※ムック
  • 千葉ウォーカー(1999年 - 2009年)※角川クロスメディアに譲渡。
  • 神戸ウォーカー(2000年 - 2008年)※角川クロスメディアに譲渡。
  • Sports yeah!(2000年 - 2006年[38]
  • サイトでーた(2000年 - 2002年)
  • Newtype.com(2000年 - 2002年[39]
  • ライコスマガジン(2000年 - 2001年)
  • Newtype THE LIVE 特撮ニュータイプ(2001年 - 2013年[40]
  • BSザテレビジョン(2001年 - 2002年)
  • 少女帝国(2001年[41]
  • 月刊東京ウォーカーTHE Tag(2001年)
  • BS&CSザテレビジョン(2002年 - 2006年)[42] ※角川ザテレビジョンに譲渡。
  • CIEL Tre Tre(シエル トレ・トレ)※ASUKA CIEL増刊
  • 特撮エース ※特撮ニュータイプ増刊
  • エース特濃 ※少年エース増刊
  • ファミリーウォーカー【東京、関西、東海、九州】※各ウォーカーの増刊、角川クロスメディアに譲渡。
  • 大人のウォーカー【東京[43]、関西、東海、九州】(2004年 - 2009年)※角川クロスメディアに譲渡。
  • Rimina(ルミーナ)(2004年 - 2006年[44])※シュシュ増刊、角川クロスメディアに譲渡。
  • 大人のウォーカー ※角川クロスメディアに譲渡。
  • ケロロランド ※少年エース、ケロケロエース増刊
  • .hack//: The World ※増刊誌 
  • .hack//G.U.: The World ※増刊誌
  • ニュータイプ・ロマンス ※ニュータイプ増刊
  • コンプH's ※コンプティーク増刊
  • コミックチャージ(2007年 - 2009年[45]
  • エースアサルト ※少年エース増刊
  • ケロケロエース(2007年 - 2013年[46]
  • コミック怪 ※コミックス扱い
  • テイルズ オブ マガジン ※コンプエース増刊
  • 娘TYPE(2009年 - 2017年)
  • マクロスエース(2009年 - 2011年)※ガンダムエース増刊
  • 4コマnanoエース(2011年 - 2013年)※少年エース増刊
  • ニュータイプエース(2011年 - 2013年[47]
  • アルティマエース ※ヤングエース増刊
  • サムライエース ※ヤングエース増刊
  • メディアファクトリーから移管[48]、移管後はムック。

書籍

電子書籍

  • 小説屋sari-sari(休刊)

教科書

  • 高等学校国語一総合
  • 高等学校国語二総合
  • 高等学校国語三総合
  • 高等学校総合国語1
  • 高等学校総合国語2
  • 高等学校精選国語1
  • 高等学校精選国語2
  • 高等学校国語1
  • 高等学校国語2
  • 高等学校新国語1
  • 高等学校新国語2
  • 高校生の国語1
  • 高校生の国語2
  • 高等学校現代国語一
  • 高等学校現代国語二
  • 高等学校現代国語三
  • 高等学校現代語
  • 高等学校国語表現
  • 高等学校現代文
  • 高校生の現代文
  • 高等学校古典総合一
  • 高等学校古典総合二
  • 高等学校古典総合三
  • 高等学校古典1
  • 高等学校古典2
  • 古典講読 (源氏物語・大鏡)
  • 古典講読 徒然草・枕草子・評論
  • 高等学校古典一
  • 高等学校古典二
  • 高等学校古典三
  • 高等学校古典乙1古文1
  • 高等学校古典乙1古文2
  • 高等学校古典乙2古文
  • 日本古典文学
  • 高等学校古文一
  • 高等学校古文二
  • 枕草子抄
  • 源氏物語抄 夕霧の君
  • 徒然草抄
  • 芭蕉
  • 古典文学選 つれづれ草・枕草子・源氏物語
  • 古典文学選 更級日記・源氏物語・大鏡
  • 高等学校漢文一
  • 高等学校漢文二
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辞典・辞書

映像事業

映画ブランド「角川映画」とアニメブランド「角川アニメ」を有している。また、「角川映画」が立ち上げた劇場アニメ配給レーベル「角川ANIMATION」がある。

1976年に角川春樹事務所(現・KADOKAWA)が『犬神家の一族』で映画製作に参入し、映画ブランド「角川映画」を創設。1983年に「角川アニメ」映画第一弾『幻魔大戦』が公開、以降角川はアニメ製作を行うことになる。1984年に東映ビデオと提携して「角川ビデオ(KADOKAWA VIDEO)」レーベルでVHS『少年ケニヤ』を発売し、映像パッケージ製作に参入した。その後、出版ルートでのパッケージ販売を開始し、1988年にはVHS「角川アニメ」世界名作劇場総集編シリーズを販売している。2002年11月大映の営業権を取得し、映像IPと撮影スタジオを継承。2003年にアニメは「角川アニメ(KADOKAWA Anime)」レーベルへ移行。2004年に角川エンタテインメント(現・KADOKAWA)が設立され角川グループ内で映像パッケージ販売(セル・レンタル)を担うようになった。2005年3月日本ヘラルド映画を子会社化し、洋画配給・映画興行業・日本語版制作事業を取得。2011年11月メディアファクトリーを子会社化し、メディアファクトリーの映像事業が角川グループに加わる。

2018年現在KADOKAWAは、旧角川書店(4997766)、旧角川エンタテインメント(458219484)、旧日本ヘラルド映画(4988132)、旧大映(4988111)、旧エンターブレイン(4541993)、旧メディアファクトリー(4935228)のGS1事業者コードを保有しており、映像ソフトでは、旧大映、旧メディアファクトリー、旧エンターブレインのGS1事業者コードを使用している。

2009年1月31日付の産経新聞オンライン版では、角川グループホールディングス著作権を有するアニメの違法アップロードは、YouTubeに限り作品によっては「公認バッジ」を与え、広告を動画に入れる事を条件に認めるとし、原則的に広告収入はYouTubeを経営する米グーグルと角川で分配し、優秀なMAD作品に対しては広告収入の一部を動画作成者に還元すると報道された。尚、これらの前提条件として示された物は「対象のアニメ作品に愛情が感じられる事」であった。[49] しかし、2011年10月12日付のJ-CASTニュースによると角川は、Shareにて角川アニメを違法に共有していた人物を告訴したが、その理由として「アニメなどの本編映像を使用する事を許可している訳では無く、MAD映像程度のものだけを許可している」と言った旨を角川書店法務部のコメントとして紹介した。[50]

角川アニメ作品一覧

KADOKAWA(旧・角川書店、旧・角川映画、旧・角川春樹事務所)の製作で、角川ビデオ(KADOKAWA VIDEO)レーベル、角川アニメ(KADOKAWA Anime)レーベルまたはKADOKAWA(旧・角川書店、旧・角川映画、旧・角川エンタテインメント)からパッケージリリース・配給されたアニメ作品を挙げる。KADOKAWA(旧・メディアファクトリー)製作作品は、メディアファクトリー#アニメを参照。

1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1995年
1996年
1997年
1998年
2000年
2001年
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2008年
2009年
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2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
2025年

その他製作参加作品

1987年
1990年
1991年
  • 老人Z ※株式会社ザテレビジョン製作
1993年
1997年
2001年
2002年
2012年
2013年

映画興行

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角川シネマ有楽町がある読売会館

2013年3月29日、子会社であった角川シネプレックスが、ユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングスに譲渡されたため、角川シネマは角川書店直営となった。

  • 角川シネマ有楽町(東京都千代田区有楽町、読売会館内)<1スクリーン、257席>

旧「シネカノン有楽町1丁目」の跡地に2011年2月19日オープン。全席指定・各回入替制を導入している。

旧「新宿文化シネマ」の跡地に2006年12月9日「新宿ガーデンシネマ」としてオープン。2008年6月14日に「角川シネマ新宿」に改称。
2018年7月、アニメ専門シアターへとリニューアルすると同時に現館名に改称。スクリーン2を廃止し1スクリーン化したが、わずか5年後の2023年8月24日を持って営業終了[54]。跡地は同年11月16日よりキノフィルムズに譲渡され「kino cinéma 新宿」となった[55]

ゲームソフト

パソコンゲーム、特にアダルトゲーム家庭用ゲーム機用にして発売しているものが多い。2003年に新ブランド「WellMADE」を設立したが、現在は角川書店本体に吸収されている。2009年ホビボックスとの共同ブランド「角川書店×HOBIBOX」(カドカワホビボックス)を設立。2011年4月に家庭用ゲームパブリッシング事業は角川ゲームスに統合されており、以後企画・制作を角川書店が、販売を角川ゲームスが手がけるという体制になっている。1997年にはESPに出資し合同で設立したが、2002年以降は買収され現在は他社と合併している。

スーパーファミコン

  • 妖怪バスター ルカの大冒険
  • ロードス島戦記

Wii

ゲームボーイカラー

ゲームボーイアドバンス

  • カエルBバック

ニンテンドーDS

ニンテンドー3DS

セガサターン

ドリームキャスト

PlayStation

PlayStation 2

2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
WellMADEブランド作品

PlayStation Portable

その他

ワンダースワン
  • リング∞
Xbox
  • WWE RAW
iPhone/iPod touch

過去の販売業務提携

  • アシェットフィリパッキジャパン→アシェット婦人画報社 - 1997年から2001年12月まで角川書店に販売業務を委託。
  • 同朋舎 - 1998年から2002年まで角川書店に販売業務を委託。花の雑誌「花時間」は同社から取得。
  • メディアワークス - 1999年1月から角川書店に販売業務を委託。
  • 主婦の友社 - 1999年5月から2002年3月まで角川書店に販売業務を委託。
  • ローカス (出版社)

角川書店とゆかりのある会社

以下の各社は上述角川グループとの資本関係はない。

  • 角川春樹事務所 - 元社長角川春樹によって設立された出版社。春樹が社長になっている。
  • 幻戯書房 - 角川源義の娘で作家の辺見じゅんが設立した小規模の出版社。角川春樹が会長を務めており、角川春樹事務所と連携し、文芸本を手がける。
  • 幻冬舎 - 1993年に、角川書店の有力編集者であった見城徹、小玉圭太、石原正康、舘野晴彦、米原一穂、斉藤順一が同社を退社して設立した。
  • ティー・オーエンタテインメント - 社員であった本田武市と柴田維が独立し設立。

角川書店・幻冬舎・角川春樹事務所の間を転職していく編集者もいる。

メディアワークス問題(お家騒動)

1992年9月、当時の社長・角川春樹の下で副社長を務めていた春樹の実弟・角川歴彦が、春樹との路線対立から春樹により辞任させられ、同年10月株式会社メディアワークスを設立。これに伴い歴彦が社長を務めていた角川メディアオフィスの従業員も大挙して退社、メディアワークスに移籍するという分裂状態が発生した。

不祥事

1949年7月26日角川源義と不倫関係とだった角川書店事務員の中井照子が角川源義と間に生まれた男児を籍のことから悩み絞め殺したことが、同年7月28日朝日新聞ほかより報じられた。

1993年2月に、取締役国際部長兼社長室長を務めていた春樹の長男による角川書店社員へのホモセクハラ疑惑が週刊文春より報じられ、春樹の長男は降格のちに退職。

1993年7月角川書店写真室係長が成田空港にてコカイン密輸現行犯で逮捕され、8月11日角川書店関連会社役員が逮捕、同月12日ロサンゼルスにあるKADOKAWA PRODUCTIONS U.S. INCを、同月26日角川書店本社を家宅捜索し角川書店労働組合が春樹社長の解任要求、同月27日春樹を除く角川書店役員全員が春樹社長の解任要求、同月28日春樹社長がコカイン密輸容疑で逮捕される。9月2日開催の取締役会で春樹の社長辞任が承認され、後任に大洞國光が社長に就任。同月6日に角川書店発行高校教科書「国語 I 」収録の「無人警察」をめぐり筒井康隆が断筆を宣言。同月15日に歴彦が顧問として復帰。同月24日森村誠一松原治らが、角川書店の将来を考える会を発足。10月19日開催の臨時株主総会を経て歴彦がメディアワークスの社長を兼務する形で角川書店社長に就任。最終的にはメディアワークスを角川書店の子会社化することで決着を見た。

脚注

外部リンク

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