『Fate/stay night』(フェイト ステイナイト)は、TYPE-MOON開発による日本のコンピューターゲーム。オリジナルプラットフォームは2004年1月30日に、Windows 98/ME/2000/XP用PC(アダルトゲーム)ソフトとしてリリースされた。ジャンルは「伝奇活劇ビジュアルノベルゲーム」。シナリオライターは奈須きのこ。(当項では、この日にリリースされた版を一部で「PC原作版」・「原典版」と称し記述している)
概要 ジャンル, ゲーム ...
Fate/stay night |
ジャンル |
伝奇活劇・ファンタジー |
ゲーム |
ゲームジャンル |
伝奇活劇ビジュアルノベル、アダルトゲーム |
対応機種 |
Windows 98/ME/2000/XP 7/8/10(復刻版) |
必要環境 |
Pentium III 400MHz以上 |
推奨環境 |
Pentium III 800MHz以上 |
ゲームエンジン |
吉里吉里2 |
開発元 |
TYPE-MOON |
発売元 |
有限会社ノーツ |
キャラクターデザイン |
武内崇 |
シナリオ |
奈須きのこ |
メディア |
CD-ROM3枚組(CD) DVD-ROM1枚組(DVD) ダウンロードカード(復刻版) |
発売日 |
2004年1月30日(CD) 2006年3月29日(DVD) 2014年1月30日(セット版) 2019年6月28日(復刻版) |
売上本数 |
20万本[1][2] |
レイティング |
18禁 |
キャラクター名設定 |
不可 |
エンディング数 |
5+40 |
セーブファイル数 |
300 |
画面サイズ |
800×600 / 65536色 |
全画面表示モード |
あり |
音楽フォーマット |
DirectSoundに対応した PCM音源必須 |
キャラクターボイス |
なし |
その他 |
CD-ROM初回版:設定資料集 『fate/side material』付属 オフィシャル通販特典:特製小冊子 「Fate/side side materiale」 DMMアカウント必須(復刻版) |
ゲーム:Fate/stay night [Réalta Nua] Fate/stay night REMASTERED |
ゲームジャンル |
伝奇活劇ビジュアルノベル |
対応機種 |
PlayStation 2 Windows XP/Vista/7 Windows 10/11(Steam) PlayStation Vita iOS/Android Steam Nintendo Switch |
必要環境 |
600MHz以上(XP) / 1GHz以上(Vista/7) |
開発元 |
TYPE-MOON fuzz [スマホ版/REMASTERED] |
発売元 |
角川書店 [PS2版] 有限会社ノーツ [PC版/スマホ版] 角川ゲームス [PS Vita版] アニプレックス [REMASTERED] |
メディア |
DVD-ROM1枚組 ダウンロード |
プレイ人数 |
1 |
発売日 |
2007年4月19日 [PS2版] 2011年12月23日 [PC版「Fate」] 2012年1月31日 [PC版「UBW」] 2012年2月29日 [PC版「HF」] 2012年11月29日 [PS Vita版] 2015年4月19日 [iOS版「Fate」] 2015年5月30日 [Android版「Fate」] 2015年6月18日 [iOS版「UBW」「HF」] 2024年8月8日 [REMASTERED] |
売上本数 |
20万本[PS2版][1] 10万本[PS Vita版][1] |
レイティング |
CERO:C(15才以上対象) |
キャラクター名設定 |
不可 |
エンディング数 |
5+40、追加エピソード1 |
キャラクターボイス |
フルボイス(On/Off機能あり) |
その他 |
extra edition:PSPソフト 『とびだせ! トラぶる花札道中記』同梱 extra edition予約先着特典: セイバー胸像フィギュア オフィシャル通販特典:特製小冊子 「Fate/side side materiale 3」 |
漫画:Fate/stay night |
原作・原案など |
TYPE-MOON |
作画 |
西脇だっと |
出版社 |
角川書店 |
掲載誌 |
月刊少年エース |
レーベル |
カドカワコミックス・エース |
発表号 |
2006年2月号 - 2012年12月号 |
巻数 |
全20巻 |
話数 |
82話 + 番外編13話 |
漫画:Fate/stay night [Heaven's Feel] |
原作・原案など |
TYPE-MOON |
作画 |
タスクオーナ |
出版社 |
KADOKAWA |
掲載誌 |
ヤングエース |
レーベル |
カドカワコミックス・エース |
発表号 |
2015年6月号[注 1] - |
巻数 |
既刊10巻(2023年4月現在) |
漫画:Fate/stay night [Unlimited Blade Works] |
原作・原案など |
TYPE-MOON |
作画 |
森山大輔 |
出版社 |
KADOKAWA |
掲載誌 |
月刊コミック電撃大王 |
発表号 |
2022年2月号 - |
巻数 |
既刊5巻(2024年6月現在) |
テンプレート - ノート |
プロジェクト |
コンピュータゲーム・漫画 |
ポータル |
コンピュータゲーム・漫画 |
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後に、性的な表現などを削除しレイティング12歳以上推奨としたうえで、新たにキャラクターボイスや新規CG、追加のラストエピソード「“Réalta Nua”」(レアルタ ヌア)などを加え、PlayStation 2ほかマルチプラットフォームに対応した『Fate/stay night [Réalta Nua]』が発売された。また、2024年8月8日には、画面比率を16:9にしたフルHDリマスター版『Fate/stay night REMASTERED』がNintendo Switch/Steam向けに発売された[3]。
本作が好評を博した事により、後述するように『Fate』を冠した作品がゲームのみならずアニメーション、コミック、舞台劇など様々な媒体で作られ続けている。これは「Fateシリーズ」と総称されており、『Stay night』は「原点」にして「原典」と位置付けられている。
本作品は、それまで同人サークルとして活躍していたTYPE-MOONの商業デビュー作品である。また、TYPE-MOONによるほかの作品、『月姫』や『空の境界』などと世界観を共有していることでも知られている。これらの作品の間にはストーリーの直接的な関係はなくそれぞれの作品は単独で内容を理解することができるものの、共通の設定を背景に描かれており、クロスオーバーする部分も存在している。
その骨子は原作者である奈須きのこが『魔界転生』を模倣して中学生時代にノートに書き連ねていた「真の中二病作品」であり、大学生時代に「それカタチにしようよ」と仲間が声をかけて制作が開始された。
後年発売されたファンディスクも合わせた販売累計は約40万本[1]におよび、アダルトゲームの実販売数が集計されるようになってからは(2011年時点で)最高の売上を誇っている[4]。そのヒットの影響は小さくはなく、本作発売当時はコミックマーケットをはじめとする同人誌即売会において「島」と呼ばれるジャンルの一角を担うに至った。また普段アダルトゲームをプレイしない層にも「名前くらいは聞いたことがある」人もいる程度の知名度は獲得した。インターネット上では「Fateは文学」というコピペも流行した[5]。
物語の途中の選択肢によって生まれる状況の差異により、ストーリーが計3ルートに分岐する方式が取られている(後述)。
2006年1月から同年6月まで、「Fate」ルートを基本にし他のルートの内容も盛り込んだ全24話のテレビアニメが放送された。また2010年1月23日に劇場版アニメ「Unlimited Blade Works」が公開された。
2014年秋に「Project Fate/stay night」が始動(『Fate/stay night (アニメ)』を参照)。それに基づいた新たなプロジェクトチームにより、2014年10月より分割2クールのテレビアニメとして「Unlimited Blade Works」が放送された。2014年7月27日には劇場版アニメとして「Heaven's Feel」の章形式での制作も発表され、第一章が2017年10月14日より公開、第二章が2019年1月12日に公開された。第三章は2020年8月15日に公開された。また、2019年12月に開催されたTYPE-MOON展にてPC版から他機種への移植版「Réalta Nua」にて追加されたエピソード「Réalta Nua(ラストエピソード)」の一部が映像化された[6][7]。
テレビアニメ第1作の放送開始に合わせて『月刊少年エース』にて西脇だっとによる「Fate」を基本にした漫画版の連載が開始され、2012年12月号まで連載された。また『ヤングエース』で2015年6月号[注 1]より「Heaven's Feel」の漫画版が、『月刊コミック電撃大王』で2022年2月号より「Unlimited Blade Works」の漫画版がそれぞれ連載中。
ゲーム形式で販売された作品に限定して記載する。そのほかの関連作品については#外伝作品を参照。
- 初版
- ファンディスク
- セット版
- 2014年1月30日 - 『Fate/stay night+hollow ataraxia セット』が発売。(内容は原典版と同じなので、R18要素も含まれる)[8]
- 復刻版
- 2019年6月28日 - 『Fate/stay night+hollow ataraxia 復刻版』が発売。Windows 10に対応。(内容はセット版と同様)
- [Réalta Nua]版
-
- スピンオフ作品
物語の途中の選択肢によって生まれる状況の差異により、ストーリーが計3ルートに分岐する方式が取られており、全てのルートで全てのサーヴァントの役回りが異なる壮大なビジュアルノベルとなっている。また、分岐できるようになる選択肢が現れる条件から、プレイ可能なシナリオの順番は固定されており、隠された真相が後のルートで明かされるという相互補完的な要素が盛り込まれているのも大きな特徴である("Heaven's Feel"シナリオの長大化の原因ともなった)。標準的な攻略時間は60時間にも及ぶ[注 3]。エンディング45の内、バッドエンドやデッドエンドが40という多さも特徴である。
構想段階では3ルートではなく、ライダールートやキャスタールートなど、もっと多くの分岐が考えられていたという。ところが、開発時間の不足と攻略時間の軽減のために削られていき、物語上必須であったイリヤルートまでが削除された結果、イリヤルートの一部は桜ルートに統合されることになった。
- "Fate"(セイバールート)
- セイバーが聖杯を望む理由と、彼女にとっての救いを描いたルート。最初にこのルートをクリアしなければ次のシナリオに進めない形式で、エンディングは1種類のみ。セイバーと士郎がお互いを理解し尊重するようになっていく過程で、自らの折れかけた「思い」を相手の生き方の中に再確認し合い、最後にはその思いを貫くためにそれぞれの道を選ぶ、というもの。
- "Unlimited Blade Works"(遠坂凛ルート)
- セイバールート終了後に分岐可能。サーヴァントとマスターの契約破りや裏切りが横行し、敵味方の関係が目まぐるしく変化するシナリオ。アーチャーの意外な正体が明らかになると共に、士郎自らサーヴァントと戦うなど、主人公・衛宮士郎のルートでもある。これから士郎が歩むことになる険しい道と、それを突きつけられてなお揺るがぬ彼の決意を描く。
- "Heaven's Feel"(間桐桜ルート)
- 上の2ルート終了後に分岐可能になる作品中もっとも長いルート。聖杯戦争を描いたこれまでのルートと根本的に異なり、そもそも「聖杯」とは何か、なぜサーヴァント同士の戦いが必要だったのかという核心の部分の謎を明らかにするシナリオである。また、士郎の人格が抱える歪みを解決し、彼が救われるための在り方の一つを提示する意味も含まれている。なおこのルートには、制作段階で断念された“イリヤスフィールルート”としての側面も含まれている。
- そのほかのエンディング
- 本作品の上記以外の40のバッド・デッドEDについては、「とっさの選択を間違え殺される」というお約束的なものがほとんどだが、中には一つの解決・結末を示すものも存在する。例として、士郎がそれまでの「正義を貫く自分」を桜ルートでも選択する、遠坂凛に記憶を消されて聖杯戦争とは無関係となり生存する[注 4]、など。
- [Réalta Nua]のみの追加エピソード
- "Réalta Nua"(ラストエピソード)
- 全ルートを攻略すると、タイトル画面が「黎明の風景」から「無数に剣が突き刺さった地平」に変化して選択可能となる。このエピソードを終えるとタイトル画面がさらに変化する。
- まず年老いた士郎の過去(Fateルート)の回想から始まり、1つの時間に留まり続けたセイバーと、正義の味方になるという理想を追い求めた末に精神が磨耗しきった士郎が、「もう一度再会を果たす」という永過ぎる時間に阻まれた叶わぬ「ユメ」を追い求めるシナリオ。選択肢は存在せず、文章量もほかのルートの10分の1もない。攻略後にはPS2版専用のエンディングテーマが挿入されている。
タイガー道場
本編でデッドエンドやバッドエンドを迎えた時に登場する「へんてこヒントコーナー」。全40回。回をこなすごとにタイガースタンプに記録されていく。
道着を着た「タイガ」こと藤村大河と、体操着を着た「ブルマ」こと弟子1号(イリヤスフィール・フォン・アインツベルン)が活躍するが、ポンチ絵で描かれた「へたれセイバー」やタバコらしきものくわえた「やさぐれRIN」など、本編のほかのキャラクターも回によってはデフォルメやモザイクがかかった状態で登場する。ただし、リズと黒桜だけはそのままの姿で登場している。基本的にメタフィクション的な視点で進行するが、本編でどのようなエンディングを迎えたかによって、タイガー道場でのキャラクターたちも微妙に変化する[注 5]。
一応、グッドエンドやトゥルーエンドへのヒントを語っているが、回によってはキャラ同士の掛け合いに終始するだけで、ヒントになっていないこともある。
タイガースタンプ10個につきミニ劇場が1つずつ開放され、となりで眠っているトラの絵が活発化していくギミックになっており、全40回と本編のエンディングを全て見ると、タイガとイリヤのお宝映像を見ることができる。
プロローグ
日本のとある地方都市「冬木市」に数十年に一度現れるとされる、持ち主のあらゆる願いを叶える「聖杯」。7人の魔術師(マスター)は7騎の使い魔(サーヴァント)と契約し、聖杯を巡る抗争「聖杯戦争」に臨む。聖杯を手にできるのはただ一組、ゆえに彼らは最後の一組となるまで互いに殺し合う。ただし、この闘いも魔術も一般人には厳に秘匿されていた。
高校二年生の冬に、遠坂凛は、前回の聖杯戦争で命を落とした父の遺志を継ぎ、聖杯戦争に挑もうとしていた。凛は男性のサーヴァントを召喚するが、彼は年若い魔術師である凛を侮る態度に出たため、思い通りに動かそうと回数制限のある絶対命令権である令呪を使用するという暴挙に出てしまう。抽象的な命令のため効果は薄かったものの自身に作用してくる卓越した魔力に、凛をマスターと認めた彼はアーチャー(弓兵)のサーヴァントだった。
翌日、凛は学校に構内の人間を害する目的の結界が張られていることに気付き、学生の居ない夜間に調査を開始するが、そこに別のサーヴァント・ランサー(槍兵)の妨害が入りアーチャーと戦闘になる。しかし、この戦いを学生に目撃されたランサーは口封じのためにその学生を殺害してしまう。その学生の衛宮士郎は凛にとっては密かにであるが大切な縁があったため、出来る限りの蘇生魔術を施してその場を後にするが、ランサーが殺しそこなった目撃者を見逃すはずは無いと気付き、アーチャーと共に士郎の家に向かったところ、衛宮邸前に現れた新たなサーヴァントに襲撃される。そのサーヴァントは小柄な金髪の少女で、凛が真に召喚を望んでいたサーヴァント・セイバー(剣士)だった。
士郎は10年前(1994年)に起きた冬木大火災の生き残りで、養父の跡を継ぎそこなった半人前の魔術師だった。高校生になっていた士郎はある日、夜の学校で偶然にもアーチャーとランサーによるサーヴァント戦を目撃したことから、ランサーに殺されかかるが駆けつけた凛によって蘇生魔術を施され帰宅する。だが自宅でランサーに再度襲撃されたため庭にある蔵へ逃げ込んだところ、蔵の床に描かれていた魔法陣が発動し、奇縁によりサーヴァントの1人・セイバーが召喚され、士郎自身も聖杯戦争に巻き込まれることとなる。自分を災害時に救ってくれた亡き養父・衛宮切嗣のような「正義の味方」になりたいと願う士郎は、無関係な犠牲者を増やさないために聖杯戦争に参加することを決意する。
Fate
士郎とセイバーは様々な強敵たちと対抗するため、凛やアーチャーと共同戦線を張ることとなる。激闘の末、セイバーは「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」を使用して間桐慎二のサーヴァントであるライダーを撃破。エクスカリバーを使ったことでセイバーの真名はアルトリア・ペンドラゴン(アーサー王)であることが明らかとなり、王の選定の剣を抜いた時から成長が止まり、少女の身のまま男性として振る舞ってきたことが語られる。
その後、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの城にて士郎たちは最強の敵・バーサーカーと対峙する。一度はアーチャーを失うという敗北を喫するも、雪辱戦では士郎がアルトリアの失われた選定の剣「勝利すべき黄金の剣(カリバーン)」を投影してバーサーカーを倒す。サーヴァントを失ったマスター・イリヤスフィールは衛宮邸で保護され、アーチャーを失った凛も引き続き士郎に協力することになる。
だが間もなく、存在しないはずの8人目のサーヴァント・ギルガメッシュが現れ、その圧倒的な力でキャスターを撃破するという事件が発生する。士郎は単身、8人目のサーヴァントというイレギュラーについて監督役の言峰綺礼に聞き出そうとするが、その言峰こそがギルガメッシュのマスターであり、また残るランサーも言峰がほかのマスターから略奪したサーヴァントであったことが判明する。言峰は士郎を聖杯戦争の勝者と認め、聖杯を士郎に与えると言い、聖杯の力であれば10年前の災厄もなかったことにできるだろうと語りかける。しかし士郎は「起きたことはやり直せないし、そんなことはしてはならない」と言い、それを聞いたアルトリアも「王の選定をやり直す」という自身の願いを改める。しかし、聖杯は万能の盃などではなく、呪われた力の渦に過ぎないことが言峰の口から明らかとなる。間もなく窮地に陥る士郎とセイバーだったが、ランサーの命を賭した足止めによって難を逃れる。
直後、言峰は衛宮邸を襲撃して聖杯の器であるイリヤスフィールを誘拐し、自らが聖杯を召喚しようと企てる。士郎は聖杯の破壊をセイバーに提案し、アルトリアは士郎に同意する。そして士郎は自身に埋め込まれていたエクスカリバーの鞘「全て遠き理想郷(アヴァロン)」をアルトリアに返還。「全て遠き理想郷」はギルガメッシュの「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」の一撃をも防ぎ、アルトリアはギルガメッシュを倒し、また士郎も「全て遠き理想郷」を投影し因縁の敵である言峰を倒す。士郎は最後の令呪によってアルトリアに聖杯の破壊を命じ、イリヤスフィールを救出する。そしてアルトリアは、士郎に愛の告白をして彼の前から姿を消す。
聖杯戦争によって起きた被害は、教会から派遣された新しい神父によって元の形を取り戻した。士郎は凛から「セイバーが消えて、もっと落ち込んでいるかと思った」と問われるが、「未練なんてきっとない。いつか記憶が薄れても、セイバーが好きだったことはずっと覚えてる」と言い日常へ戻る。
アルトリアもまた過去に戻り、ベディヴィエールにエクスカリバーを湖に投げ入れるように命じ、剣が湖の乙女に返還されたことを聞き届けたのち静かに安らかな眠りにつく。
Unlimited Blade Works
紆余曲折の末、凛やアーチャーと同盟を結ぶことになった士郎とセイバーだったが、士郎はアーチャーと反りが合わず、アーチャーからも 「理想を抱いて溺死しろ」とまで告げられる。それでも士郎は何故かアーチャーの刀や剣技に惹かれていくのだった。
冬木市内で魔力を集めるために暗躍するキャスターは士郎を柳洞寺におびき出して自分と手を組むよう迫るが、士郎は乗り込んできたアーチャーとセイバーに救われる。その際、柳洞寺の山門の守護にあたっていたアサシンは実はキャスターの傘下にあったことが判明する。さらに士郎と凛は学校に張られた結界の対応にあたるが、結局結界は発動し、その後の戦闘の中で結界を張っていたライダーが何者かに敗れて脱落する。キャスターのマスターは実は凛の担任教諭・葛木宗一郎であり、ライダーを斃したのは彼だった。キャスターの策略によりセイバーと士郎との契約は断たれ、セイバーの令呪はキャスターに奪われてしまう。サーヴァントを失った士郎だったが、なおも単身で聖杯戦争を続行する。
続いてアーチャーが離反してキャスターに与し、孤立した凛は士郎と行動を共にして打開策を練る。同盟相手を模索してアインツベルンの城を訪れるが、そこで士郎たちはバーサーカーが間桐慎二率いるギルガメッシュに敗れ、イリヤスフィールも心臓を抉られて殺害されるという場面に遭遇する。途方に暮れる2人だったが、ランサーの協力を得たことで再びキャスターに挑む。苦戦を強いられる士郎たちだったが、裏切ったアーチャーによってキャスターと葛木は倒される。
しかしアーチャーは凛の元へは戻らず、士郎にその刃を向ける。そこでアーチャーの目的が士郎の殺害であるということが判明する。そこで凛は救出されたセイバーと再契約して危機を脱するが、アーチャーの宝具と言わしめる魔術、固有結界「無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」を見せつけられ、決闘を条件として凛を攫われてしまう。
アインツベルンの城で、アーチャーの正体は未来において英雄になった衛宮士郎であること、またその末路を聞かされ、「お前の理想は間違いだった」と告げられるが、士郎はそれを否定し対決する。一方で拘束されていた凛はランサーによって救出されるが、ランサーはマスターである言峰と相打ちになって果てる。未来の自分の姿であるアーチャーに士郎は苦戦し、またアーチャーは士郎の理想を衛宮切嗣の借り物にすぎないと否定して士郎を追い詰めるものの、士郎もまたその理想が間違いではないという信念を貫く。その様を見たアーチャーはかつての自分を思い出して次第に手が止まり、最後は士郎を認め敗北する。そして終結の最中に突如として現れたギルガメッシュの攻撃から士郎を庇い「お前が倒せ」と言い残してアーチャーは消える。
柳洞寺にてギルガメッシュは聖杯の器であるイリヤスフィールの心臓を慎二に埋め込んだ不完全な聖杯、アヴェンジャーを現界させる。士郎と凛は聖杯のもとへ、セイバーはギルガメッシュのもとへと二手に別れて向かうが、士郎達の前にギルガメッシュが現れ、セイバーはなおも山門を守護していたアサシンに阻まれる。凛は慎二の救出へと走り、そして士郎はギルガメッシュと対峙する。ギルガメッシュの圧倒的な力に劣勢を強いられる士郎であったが、アーチャーの固有結界である「無限の剣製」を自身の手で発動させたことによって形勢を逆転させ、ギルガメッシュを追い詰める。一方、凛は消滅を免れていたアーチャーの援護もあり、聖杯の核となっていた慎二の救出に成功し、アサシンを破ったセイバーの宝具によって聖杯も破壊された。核を失った聖杯は、士郎と交戦中だったギルガメッシュを新たな核として取り込もうとするが失敗し、ギルガメッシュを巻き込んで消滅する。そしてアーチャーは凛に士郎の後事を託し、満足しながら消滅する。
その後、日常に戻った士郎は理想の自分と対峙したことを感慨深く振り返り、理想を追い求める決意を固める。そして、アーチャーもまたかつての自分と対峙したことを抱きつつ、正義の味方になることを誓った切嗣との思い出の光景を浮かべながら、「それでも―俺は、間違えてなどいなかった―」と口にし、自分を受け入れていくのだった。
Heaven's Feel
凛に同盟を提案されるがこれを拒否した士郎とセイバーは、新都で一般人を襲っていたライダーとそのマスターである間桐慎二に勝利する。敗北のショックで荒んだ慎二から守るため、士郎は慎二の妹である間桐桜を衛宮邸に匿う事を決める。
その頃、桜たちの祖父である魔術師・間桐臓硯によって柳洞寺のアサシンを生贄にもう1人のアサシン(真アサシン)が召喚される。またキャスターやランサーは何者かの策略に嵌まり早々に脱落する。監督役である言峰綺礼からも警戒を促された士郎は、セイバーとともに夜の市内巡察を行う。そして士郎や凛たちは、深夜の市街地で謎の「黒い影」と遭遇する…。
なおも探索を続けていた士郎とセイバーだったが、セイバーが真アサシンに敗れ、黒い影に取り込まれてしまう。サーヴァントを失った士郎だったが、ライダーが実は桜のサーヴァントであったということ、そして桜とその命は臓硯の手中にあるということを知らされる。冬木に被害をもたらすかもしれないという桜を士郎は守ると誓う。士郎はイリヤスフィールを頼ろうとするが、そこで士郎は消滅したはずのセイバーがバーサーカーを破る光景を目撃する。真アサシン、そして黒い影を味方に付けたセイバーは士郎たちにも牙を剥くが、アーチャーの犠牲によって士郎たちはなんとか生還する。そしてそこで左腕を失った士郎は、アーチャーの腕を移植することで命脈を保つ。
衛宮邸で安静にしていた桜であったが、その実聖杯の器として既に覚醒しており、黒い影を操る正体であったことが判明する。ギルガメッシュをも取り込んで力を得てしまった桜は、兄・慎二を殺害してしまったことから遂に正気を失ってしまう。真の聖杯の器であるイリヤスフィールを連行した桜と臓硯であったが、士郎は言峰と協力してイリヤスフィールを奪還。そこで士郎はセイバーと同じく黒い影に囚われたバーサーカーと対峙し、アーチャーの腕を解放することによって限界以上の力を発揮する方法を自覚し、バーサーカーを撃破した。
間桐臓硯は聖杯として膨大な魔力を得た桜に離反され、真アサシンも桜によって殺害される。桜を救いたいというライダーの協力を得た士郎は、セイバーを激闘の末に倒す。また時を同じくして凛は桜に挑むが、情から桜を殺すことができずに敗れ、桜は罪の意識にさいなまれる。そこへ現れた士郎によって桜はついに黒い影から解き放たれ、臓硯も現れたイリヤスフィールと対峙し、この世への未練を捨て去り昇天する。
大聖杯を破壊するために1人残った士郎だったが、そこへアヴェンジャーの誕生を悲願とする言峰が現れる。士郎は言峰と激闘を繰り広げ圧倒されるが、言峰もまた既に限界を突破しており、その戦いの最中に息絶える。士郎は最後の力を振り絞って大聖杯を破壊しようとするが、イリヤスフィールがそれを制止し、その力を使い果たして大聖杯の起動を収めた。士郎は肉体こそ死亡したが魂だけは生存し、第三魔法によってその魂を新たな身体に移す事に成功。これによって第五次聖杯戦争はその幕を閉じた。
この作品は、他のTYPE-MOON作品の多くと世界観を共有している。
聖杯
- 「万能の釜」や「願望機」とも呼ばれる。手にする者の望みを実現させる力を持った存在で、本来の意味での聖杯とは全く別物である。
- 冬木の聖杯は聖堂教会に観測された第726個目の聖杯候補であり、表向きは真贋の判断が付いていないことになっている。しかし、実は失われた第三魔法[注 6]・魂の物質化、天の杯を再現するために作られた贋作であるとの判定はできている。
- 聖杯自体は実体を持たず、魔術師などが体内に持つ魔力を精製するための疑似神経である魔術回路を持つ存在を「器」として、サーヴァントの魂が溜まった「器」に降霊することで現われ、後述するシステムとしての「大聖杯」に対し「小聖杯」と呼ぶこともある。
- ただし、広義的に見て願いを叶える「願望機」としての役割も器は確かに備えており、サーヴァント5体以上の死亡による儀式の完成によってもたらされる膨大な魔力を用いれば大抵の願いは叶えることが可能なので、実質的には真作の聖杯を手にしたのと変わらない。そのため、実際は贋作と分かっていてなお、魔術協会が主催を務め、聖堂教会が監督役を派遣して「聖杯戦争」を見守っている。
- しかし、第三次聖杯戦争においてルールを破って召喚されたアヴェンジャーが原因で、聖杯が溜め込む「無色の力」は汚染されて「人を殺す」という方向性を持った呪いの魔力の渦と化すようになり、それ以降、冬木の聖杯は全ての願いを「人を殺す」という結末に拡大解釈する欠陥品になってしまっており、正体を知った凛は「猿の手みたいなもの」と評している。こうして聖杯の中に淀み始めた黒い泥は、触れたものの魂を汚染してしまい、サーヴァントさえも性格を悪しき方向へと反転させ暴走状態にしてしまう。これを黒化と呼ぶ。
- 天の杯(ヘブンズフィール)
- 物質界において唯一、永劫不滅でありながら肉体という枷に引きずられる魂を、それ単体で存続できるよう固定化させる魔法。
- 本来、三次元世界上の法則には従わず、物質世界では存在できないものである「魂」の次元を上げる、いわば「高次元の魂」を創造する魔法で、これによって魂は物質界より次元の高い概念世界である星幽界に属することになり、物質世界からは絶対に手出しできない無敵状態となって、肉体は星幽界からラジコン操作のように操られることになる。1つの魂が一度に操ることのできる肉体は1つだけで、ほかの魂を宿している肉体を強引に奪うことはできないなどの制約はあるものの、要は魂が寿命を迎えるまで死ぬことがないようにする魔法である。
聖杯戦争
- 広義においては真贋を問わず聖杯と呼ばれるものを手に入れるための行為全般を指すが、必ずしも「戦争(武力闘争)」であるとは限らず、例えば「聖杯」が売りに出され、それを買うためにオークションなどを行うことも「聖杯戦争」と呼ばれる。冬木の地の聖杯戦争は、聖杯によって選ばれた7人のマスターが、サーヴァントと呼ばれる特殊な使い魔を使役して戦いあう形をとる。
- 冬木の地の聖杯戦争は、その聖杯と同様に、失われた第三魔法の再現のための儀式である。一連の儀式は200年前、アインツベルン・遠坂・マキリ(間桐)の3家がそれぞれの思惑から協力したことで始まった。儀式の成功にマスターが戦いあう必要はなく、召喚された7騎のサーヴァントの魂を全て「器」に注いでしまえばそれでよかったのである。しかし最初にその方法をとった時は、儀式を始めた者たちの間で、完成した聖杯の唯一の権利を独占するために殺しあいが始まってしまい失敗に至った。そのため、2回目の儀式からは円滑に儀式が進むように権利争奪を兼ね、外部の魔術師4人も呼び寄せ「聖杯戦争」の形となったのである。
- 元々、 魔術の行使自体が秘匿されなければいけない掟のため、戦闘は基本的に夜間で行われる。加えて聖杯戦争出場者以外の部外者や一般人に見られた場合は、口封じのため速やかに抹殺しなければならないとされている。
- 聖杯戦争の実施にあたっては、柳洞寺のある円蔵山地下に隠された大聖杯と呼ばれる巨大な魔法陣により、冬木の土地の霊脈が枯渇しない程度に少しずつ魔力を吸い上げて儀式に必要な量を溜める必要がある。そのインターバルは通常60年を要するところだが、前回の第四次聖杯戦争では呼び出された聖杯が結局「使用」されないままに終わり、本作の舞台である第五次聖杯戦争の開催が早まる原因となった。
- 本編の10年前に、衛宮切嗣の手により「洞窟内に瘤を発生させ、そこに堆積したマナが30年から40年の間に破裂し大聖杯を龍洞に崩落させる」という細工が為されていたが、上の事情によって第五次聖杯戦争が早まっていたために不発に終わった。しかし、聖杯が出現した際にそれは発動し、洞窟を崩壊させ、そして本編の10年後に遠坂凛とロード=エルメロイII世によって大聖杯の完全解体が達成され、冬木の聖杯戦争はその歴史に終止符を打つことになる。
マスター
- サーヴァントと契約して聖杯戦争に参加する者。聖杯が選別したマスター候補者が、召喚されたサーヴァントと契約することでその資格を得る。
- サーヴァントとの間には見えないつながりが築かれ、現界のための依り代と魔力供給の役割も併せ持っており、召喚者にはサーヴァントを支配・制御するための令呪と呼ばれる聖痕が与えられる。また、マスターには人それぞれのマスターが最も認識しやすい形でサーヴァントのパラメータを認識する能力と、英雄に関する知識が与えられる。なお、魔力循環のためのつながりによってサーヴァントの過去をマスターが夢などで見ることもある。
- 召喚者以外の者がマスターとなる場合もあり、その際は脱落者の未使用の令呪が与えられる。ただし、聖杯が認めるマスターの最低限の条件は「魔術回路があること」で、そのほかの方法でマスターになった者を聖杯はマスターと認めず、令呪を与えることもない。これは他者の意志の介在により移譲や奪取する場合も同様である。
- 令呪(れいじゅ)
- 聖杯により与えられるマスターの資格で、自らのサーヴァントに対する絶対命令権。
- 腕のどこかに3画の聖痕として現れ、3回までの命令が有効。個人によって形状の差異はあるが、使用するたびに1画ずつ消えていくと言う共通点を持ち、いずれも強大な魔力が込められている。命令が具体的なものであればあるほど強制力が大きく、場合によっては数kmの瞬間移動したり、侵入不可能な結界内にも移動するなどの本来なら不可能な行為を可能にすることもできる。逆に、例えば「常にマスターの命令通りに行動させる」というような命令が曖昧で長期に渡る具体性のないものは効果が薄くなり、さらにペナルティはかかるもののサーヴァントが命令への抵抗も出来る。
- 令呪を使い果たしたとしてもサーヴァントが裏切らなければ契約自体は維持できるが、もし裏切れば自分のサーヴァントに殺害されることが多いという事情のため基本的に使い果たすのは推奨されていない。だがそれも方便で本当の意味は別にあり、聖杯を真に稼働させるためには7人全てのサーヴァントの死が必要であるため最終的な勝者も自身のサーヴァントに自害を強いる必要があるため。しかし、サーヴァントにその情報は与えられておらず、アインツベルン・遠坂・マキリの魔術師を除き、マスターもそのことを知らない場合がある。
サーヴァント
- 単に使い魔とも表現される。聖杯の助けを得たマスターによって召喚・使役される「英霊」。全並行世界の過去・現在・未来の英雄たちの霊である。実在したか否かを問わず、人類史や神話・伝承において偉大な功績をあげ、死後もなお人々の信仰の対象とされる英雄の霊格が、人間霊よりも高位である精霊・神霊・聖霊 に昇華された存在。英雄の情報が、世界の外側、根源の渦の内部にある「英霊の座」と呼ばれるデータベースに登録されることで、時間や因果、そして輪廻からも外れて不変の現象となったもの。ただし、座にいる英霊本体を直接召喚・使役できるのは抑止力(後述)のみであるため、厳密には英霊の分身というべき存在である。攻撃能力はおよそ戦闘機1機分といわれ、破壊力に関しては近代兵器の方が強力なものが多いが、霊体であるため通常の兵器や攻撃が効かないという点で優位。機関銃(通常攻撃)とミサイル(宝具)を備え、魔力の補給が必要という点でも戦闘機に例えられる[11]。
- 本来、英霊として召喚される彼らは意思を持たない純粋な「力」として使役される。しかし、冬木の聖杯戦争においては、一度の聖杯戦争につきセイバー(剣士)・アーチャー(弓兵)・ランサー(槍兵)・ライダー(騎兵)・キャスター(魔術師)・バーサーカー(狂戦士)・アサシン(暗殺者)が7つの基本的なクラス(器)として用意され[注 7]、該当する属性をもった英霊をそのクラスへと憑依させ、人のカタチと人格を再現する。セイバー、アーチャー、ランサーは三騎士と称され、総じて強力とされる。三騎士は聖杯によって確実に用意されるが、ほかのクラスはたびたびエクストラクラスに変わる。英霊の能力をそぎ落とし限定するこのシステムによって、魔法使いにも不可能な英霊の召喚を容易にしている。ただし、クラスの制限に従い、ランサーとして召喚された英霊がセイバーであれば有していた筈の剣の宝具を失うなどということもあり得る。しかし、単純に武装によってクラスが決まるのではない。例えば、アーチャーは、マスターに侍られなくても長時間に渡り現界用の魔力を保持できるという「単独行動」のスキルが与えられ、視力が驚異的に高くなる他、自身の低ステータスを補う優れた宝具を所有する特性があり、単独の飛び道具や遠距離攻撃武器をもたないか、主体でない英霊でも割り当てられることがある。また、バーサーカーなど属性の強いクラスの場合、英霊の一部の側面を強調することで通常とは異なる姿で現界する場合がある。バーサーカーは召喚時の詠唱に2小節を加えることによって、任意で召喚できる。
- サーヴァントの真名を知られるということは同時に弱点を晒すということでもある。これは、英霊は基本的に神話伝承に語られる英雄であり、その物語の中には彼らの最期や弱点なども含まれ、宝具と同様に属性として備わっていることが多いためである。真名がマスター以外の者に知られないように、サーヴァントは真名ではなくクラス名で呼ばれる。肉体年齢については、逸話や呪いなどがない限り全盛期の姿である。
- 英霊である彼らは人間がまともに戦って敵うような相手ではないとされ、彼らの半身ともいえる宝具を筆頭として、現代の人間より遙かに強い力をもった存在として描かれる。さらには、元々の力に加えて、その英霊の知名度や伝説への信仰による恩恵を得て戦うこともできるが、その基準は聖杯戦争の舞台によって変わり、冬木の聖杯戦争の場合は日本における知名度が影響する。したがって、聖杯戦争が開催される土地が英霊の出身地・文化圏に近いほど、当該サーヴァントはステータスの低下や宝具・スキルの喪失といった劣化を避けられる。
- 英霊は、サーヴァントとして召喚される際にクラス(器)へと収まることで、三騎士の「対魔力」やバーサーカーの「狂化」などクラスに応じた固有のスキルや、聖杯戦争のシステム、召喚された地域やその時代についての知識が与えられる。また、マスターの性質や魔力の量によりその能力には補正がかかる。上述のとおり架空の英霊の召喚は可能だが、本人ではなくその英霊の特徴に該当する亡霊が呼び出される。ただし、聖杯は西洋由来の概念であるため、東洋の英霊など、聖杯の概念が浸透していない地域や時代の英霊を召喚することは(例外こそあるものの)原則不可能である。何らかの要因で死の要素を持たない不死者やあるいは神も、あらゆる並行世界において英霊になる未来が存在しない為に召喚することはできない。
- 彼らは使役する立場であるマスターより遥かに強力な存在だが、「現界のための絶対条件」としてマスターからの絶対命令権である令呪の縛りが課せられていて、マスターはサーヴァントに3度だけ絶対に従わせる命令を下せる。さらにサーヴァントらは現世に留まるために現代の依り代を必要とし、現界のための魔力もほぼ自給できないため、マスターとの協力関係を余儀なくされる。
- 彼らの本質は霊体であるため、たとえ彼らが実体化している時でも、神秘の存在しない攻撃は効果がないとされる。逆に言えば、神秘が同格であるサーヴァント同士であればペーパーナイフでも傷つけられる。魔力供給を断たれると霊体に戻り、マナと呼ばれる、自然や空間に存在する魔力の薄い無機物を通り抜けることができる。その状態でもマスターと意思を通わせることは可能である。霊体のままだと通常干渉を受け付けないが、現実への干渉力も同様に落ちる。
- サーヴァントは、敗北した後、記録だけを「英霊の座」へとフィードバックし、通常の時間軸から消え去る。その性質を利用して「根源の渦」への孔を穿つのが冬木の聖杯戦争という魔術儀式の真の姿である。孔を開くためには、サーヴァント全員の魂を器たる「小聖杯」に蓄え、力が満ちた後に解き放つことが必要なので、自身のサーヴァントも殺す必要がある。令呪の1画を残すことがセオリーとされるのはそのためであり、その知識がサーヴァントに与えられることはない。
- 黒化したサーヴァントはその時点で聖杯の力によって受肉するため、物理的な干渉力は増大するが霊体化はできなくなる。また魔力の制限がなくなり、戦闘力が大幅に強化される。
- 作中世界で数ある聖杯戦争の中でも英霊をサーヴァント(使い魔)として召喚する方式は冬木にしか存在しない。それ故に根源への到達さえ可能とする聖杯の存在も含めて極東のマイナーな儀式にもかかわらず、きわめて完成度が高い魔術儀式であるために魔術協会や聖堂教会からも冬木の聖杯戦争が注目される要因となっている。
- Fate/Grand Orderによれば、元々、降霊儀式・英霊召喚とは、「文明より生まれ文明を食らうもの、自業自得の死の要因(アポトーシス)」である7つの人類悪「ビースト」を討つために人理を護る、その時代最高峰の七騎の守護者を召喚し、霊長の世を救う為の決戦魔術である。
- 触媒・聖遺物
- サーヴァントの召喚において、特定の英霊を召喚したい場合にはその英霊に縁のある聖遺物を触媒として用いることで召喚する英霊の指定が可能。ただし、触媒が縁として弱い物、或いは複数の英霊が該当する触媒、および触媒なしで召喚した場合には召喚者であるマスターと性格や人生が似通った英霊が召喚される(この場合あくまで似通った性質が呼ばれるだけで相性が良いとは限らず、同族嫌悪となり相性が悪くなる可能性もある)。例えば、アルゴー船の残骸を触媒とした場合には船長であるイアソンを始め、「最強の大英雄」「裏切りの魔女」「医術の神」「純潔の狩人」、円卓の欠片を用いれば「全ての円卓の騎士」と大勢の候補からマスターに最も似通った英霊が召喚される。希少例だが、召喚される側がマスターと縁のある品を所持していることでも召喚対象となる場合があり、命を救われた士郎が生涯持ち続けた凛のペンダントが縁となり未来からアーチャーが召喚されている。
- 宝具(ほうぐ)
- 人間の幻想を骨子にして作り上げられた武装のこと。
- 英霊は、生前彼らが持っていた武器や固有の能力・魔術・特徴、あるいは彼らを英霊たらしめる伝説や象徴が具現化したモノとして、伝承由来の宝具を持つ。宝具には、具体的な武具の形を取らず、身体能力として常時発動するようなものも含まれることがある。ひとりの英霊が持つ宝具の数は、その英霊の伝承の数や種類によって異なる。
- 基本的に宝具は、魔力を注ぎ宝具の真名を口にすることで秘められた真の力を発現させる「真名開放」によって行使される。これにより、英霊より格上の存在である幻想種最強の竜種を倒すことも可能とされる絶大な威力を発揮可能。ただし、能力の発動は任意の発動から使用条件といったものもあり、全ての宝具に真名開放があるわけではない。
- 武器などの現存する宝具が多いが、それら自体には一種の概念武装ではあるが宝具としての能力は付与されず、基本的にはその武器を象徴する使い手のサーヴァントが手にすることでのみ、宝具と成り得る。
- 全て遠き理想郷(アヴァロン)
- セイバーの使用する宝具だが、作中ではセイバーと共に召喚されたものではなく、概念武装の聖遺物として伝存している。
- アーサー王が死後に辿り着いた妖精郷と同じ名を持つエクスカリバーの鞘。老化を停滞させ、事象に対しても有効な無制限の治癒能力を発揮する。宝具としての能力は魔法を含むあらゆる攻撃を寄せ付けない絶対的な防御力を誇る結界宝具であり、ギルガメッシュの乖離剣エア、「この世全ての悪」の泥さえも跳ね返す。
- 前回の第4次聖杯戦争より衛宮切嗣が使用しており、冬木大災害の場で士郎の命を救うため、切嗣によって士郎の体内に埋め込まれた。後にこれは士郎によってセイバーに返還されるが、ルートによっては返還されずに士郎の体内に宿ったままとなるものの、大聖杯の解体によって星へと帰って行くことになる[12]。
- この鞘の治癒能力は基本的にセイバーとの接点が必要であり、契約による繋がりがある限り何の問題もなく治癒能力を発揮する。
- 干将・莫耶(かんしょう・ばくや)
- アーチャーの使用する夫婦剣。
- 白と黒の短刀で、黒い剣が陽剣・干将、白い剣が陰剣・莫耶。互いに引き合う性質をあり、巫術、式典用の魔術兵装としての側面を持つ。干将と莫耶を揃えて使うことで所有者の対魔術、対物理が向上する。作中に彼の宝具と言われることがあるが、宝具ではなくアーチャーの能力による複製品。ただし、「干将・莫邪」の本来の持ち主たる英霊が所持する本物なら、怪異に絶大な効果がある対怪異用宝具となるという。投擲する活用法もあり、性質を利用することで避けられても再び襲いかかっていく。また投影の負担が軽いので複数本用意できる。
- 性質と投影を駆使した干将・莫耶の究極技ともいえる「鶴翼三連」がある。本作では"Heaven's Feel"ルートのとある展開で、彼ではなく士郎が移植したアーチャーの腕より引き出しセイバーオルタ相手に自壊覚悟で倒した技で、2対の投擲と斬撃の重ね×切りのコンビネーション技である。テレビアニメ第1作では彼自身が使用し、さらに刀身を強化することで鳥の羽のような巨大な剣「干将・莫耶オーバー・エッジ」にて斬撃する。これは原作では描かれておらず、奈須が監督の山口に「この剣は大きくなるんですよ」と語ったのがきっかけで作られたものである[13]。「干将・莫耶」に刻まれている詩が発動呪文でもある。
- 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
- ギルガメッシュの使用する宝具。
- ギルガメッシュが貯蔵する膨大な数の武器や財の納められた宝物庫を開く鍵剣こそが本体。それ自体に脅威はなく使用者の財がなければただの鍵でしかないが、人類史全ての財を所有すると言われたギルガメッシュだからこそ意味のある宝具と言える。鍵剣を使わなくても財を取り出すことはできるが、乖離剣を呼び出す際にはしばしば鍵剣を使用している。ただし、ヘラクレスの「十二の試練」など、英雄の生涯における逸話や技などが基になった形のない宝具までは所有していない。
- あくまで圧倒的なのは「王の財宝」に収納された宝具の量であり、ギルガメッシュ自身の戦闘能力は第五次聖杯戦争に参加したサーヴァントたちのトップクラスには及ばないとされているが、ギルガメッシュのパラメータ自体はセイバーと同等(筋力:B / 耐久:C / 敏捷:C / 魔力:B)となっている他、出現させる宝物庫の扉の位置と同時発生数などは自由自在であり、それによる宝具の掃射を掻い潜れる者は少ない。
- 生前のギルガメッシュの逸話からAランクを超える宝具も大量に保持しているため、ヘラクレスの「十二の試練」を破る攻撃が可能だが、ヘラクレスは宝具の嵐を強行突破して肉薄することも可能なため、ギルガメッシュ本人がそれを承知して「分が悪い」とも告げ、確実に葬るためにイリヤを狙っている。
- 『Fate/EXTRA CCC』ではより定義が明解にされており、『英雄の伝承は人類最古の英雄であるギルガメッシュの伝説から派生したもの』であることから、英雄の宝具の原典もまた彼に行き着き、そしてその原典は「人類の知恵の原典にしてあらゆる技術の雛形」とされている。ゆえに宝物庫には人類が生み出すものであれば、過去未来の時間軸問わず全てを保有している。逆に、「基本的に全く別の新人類、または別天体の知的生命体の文明技術によって生み出された全く別の概念による物」や「その英雄の逸話などが昇華された物」は収蔵されておらず、また「存在こそしても使用した伝承がない宝具」は、原典が何に当たるかわからないため宝物庫から取り出すことが不可能。
固有結界
- 心象世界を具現化し、現実世界へ侵食させることで、一定領域を、通常とは異なる法則が支配する結界へと創り変える魔術。「世界」に干渉するというその特性上、発動中は「世界」、すなわち二種の抑止力(星の抑止力・霊長の抑止力)からの修正を常に受け続ける。したがって、結界の展開・維持にはそれ相応の魔力が必要であり、人間の術者は高々数分しか使用することができない。術者の心象は術者ごとに異なるため、その能力もそれぞれ異なる。魔法に最も近い魔術であり、魔術師の目指す到達点の一つだが、夥しい代償を負うことが少なくないため禁呪として扱われる。
- 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)
- アーチャー、及び衛宮士郎が使用する固有結界。アーチャーのものは、スキル「魔術:C-」の一部であって本来は宝具ではないが、アーチャーのシンボルということで彼の事実上の宝具となっている。
- 数多の剣が、あたかも墓標のように大地に突き刺さっている剣の丘の心象世界。内部は武具を構成するあらゆる要素で満ちている。武具を視認するだけで、それが例え宝具であろうともその構造を瞬時に読み取り、複製して心象世界内に貯蔵する。投影魔術を用いれば、貯蔵されている武具を現実世界へ引っ張り出すことが可能である。通常の投影魔術の燃費は決して良いものではないが、アーチャーと士郎の場合は心象世界から武具を取り出す際の僅かな魔力消費のみで成立する。彼らの魔術はすべてこの固有結界から零れ落ちたものに過ぎない。
- 武具の複製の際には、その構造のみならず、オリジナルに宿る製作者の理念や本来の使い手の技術をも読み取る。そのため、本来の使い手には及ばないものの、アーチャーと士郎は擬似的な武具の担い手となることができ、それが宝具であれば、彼らの力が追いつく範囲の中で「真名開放」を行うことができる。また、「複製した宝具は替えが利く」という特性から、アーチャーは宝具を敢えて破壊することでその魔力を爆発的に解放する「壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)」をなんの躊躇いもなく使用する。その他、複製するだけにとどまらず、自分好みのアレンジを施すことも可能。ただし、宝具を複製した場合はオリジナルよりランクが一つ落ちる。加えて、盾や鎧など防具の投影には、剣の投影にかかる2倍から3倍の魔力が必要となる。これらの能力から、ギルガメッシュは彼らのことを「贋作者(フェイカー)」と称して蔑む。
- セイバーの「約束された勝利の剣」やギルガメッシュの「乖離剣エア」など、神造兵装の複製は原則不可能である。ただし、「約束された勝利の剣」に限ってはセイバーオルタのものを士郎が投影したと思しき描写が存在し、アーチャーは「完全な複製は不可能だが、真に迫る物なら投影できる」と述べている。『Fate/EXTRA CCC』ではアーチャーが永久に遙か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)を投影している。
- ひとたび結界を展開すれば、武具は自在に操ることができるうえに瞬時に手にすることもできる。加えて、霊長の守護者であるアーチャーは世界側の存在であるため、ペナルティを受けないとされるがこのペナルティが何であるかは詳細不明。しかし、結界展開後、破壊されてしまった武具を修復する、結界展開時には貯蔵されていなかった武具を新規に複製するなどの場合は著しく魔力を消費する。なお、アーチャーと士郎の心象はそれぞれ異なるため、発動呪文と結界内の風景には若干の違いが存在する。
- ギルガメッシュの「王の財宝」の天敵と呼べる魔術である。擬似的な武具の担い手となれるアーチャーと士郎に対して、ギルガメッシュは基本的に持ち主に過ぎないが故に同じ武具でも相殺することができる上、接近戦の場合にはギルガメッシュは必ず宝物庫を開いてから宝具を取り出す必要があるが、アーチャーと士郎は結界内の武具を手元に引き寄せるだけでよい。以上の理由により、ギルガメッシュはアーチャーと士郎に後れを取ることになる。しかしながら、対界宝具たる乖離剣エアを使用する場合はこの限りではない。
霊長の守護者
- 「抑止の守護者」とも、あるいは単に「守護者」とも呼ばれる。英霊の中でも、人類の自滅を回避するための究極の力として存在する者たち。自由意思を剥奪された状態で霊長の抑止力(アラヤ)に召喚・使役され、絶滅を回避するという大義の下、現場の人間を加害者・被害者問わず全て殺害する。霊格・神性が低い所謂アラヤ寄りの英霊や、専らアラヤとの契約によって英霊となった者にこの仕事が割り振られる。
- PC版
- キャラクターデザイン・原画 - 武内崇
- シナリオ - 奈須きのこ
- プログラム - 清兵衛
- スクリプト - つくりものじ
- グラフィック - こやまひろかず、BLACK、蒼月誉雄
- サウンド - KATE
- サポートなど - OKSG
- OPアニメーション制作 - タツノコプロ
- PS2版
- OPアニメーション制作 - タツノコプロ
- プロデューサー - 石川学、高田真宏
- コンテ / 演出 - 千葉高雪
- 総作画監督 - 武内崇
- 作画監督 - 濱川修二郎
- アクション・エフェクト作画監督 - 橋本敬史
- 美術監督 - 若松栄司
- 色彩設定 / 色指定 - 永井留美子
- CG監督 - 安藤雄一郎
- 撮影監督 - 鈴木清崇
- 制作進行 - 佐野正衛
- 音響効果 - スワラ・プロ
- デジタル制作 - 畑中宏信
- PS Vita版
- OPアニメーション制作 - ufotable
- 制作プロデューサー - 近藤光
- コンテ / 演出 - 三浦貴博
- 総作画監督 - 須藤友徳
- 作画監督 - 菊池隼也
- 美術監督 - 海老沢一男
- 色彩設定 / 色指定 - 千葉絵美、松岡美佳
- 3DCG - ufotable
- 撮影監督 - 寺尾優一
- オープニングテーマ「THIS ILLUSION」
- 作詞:芳賀敬太 / 作曲・編曲:NUMBER 201 / 歌:M.H.
- エンディングテーマ「days」
- 作詞:芳賀敬太 / 作曲・編曲:NUMBER 201 / 歌:CHINO
『Fate/stay night [Réalta Nua]』(フェイト ステイナイト レアルタ ヌア)は、原典版『stay night』のアダルト描写(R18シナリオ・ストーリーとCG)を削除したうえで新規エピソード・“Réalta Nua”を追加し、新規CG・演出・キャラクターボイス(前年放送されたアニメ版のキャスティングを継承)を追加した版(“Réalta Nua”の詳細は#攻略ルートを参照。)。Réalta Nuaは、アイルランド語で「新しい星」を意味する。
2007年にPS2へ原典版を移植する際に作られたのが初版。以降「stay night」を他機種へ移植する場合は全て“Réalta Nua”版となっている。シナリオの削除による部分的な内容の変更が発生しているため、設定面で原作PC版と“Réalta Nua”版を区別する場合もある。
- PS2版
- 発売元は角川書店(現・KADOKAWA。PS Vita版も同様)。基本的な追加要素は上記文参照。当初2006年12月発売予定だったが、諸事情により一旦2007年初頭へと延期され、最終的に同年4月19日に発売された。
- 初回限定版「extra edition」にはPSP用花札ゲーム『とびだせ!トラぶる花札道中記』[注 51] を同梱。
- PC版
- 3つのルートを3分割し、Amazon.co.jpにてダウンロード販売された。基本的にはPS2版との差異はない。
- 『Fate/stay night [Réalta Nua] -Fate-』 - 2011年12月23日販売開始
- 『Fate/stay night [Réalta Nua] -Unlimited Blade works-』 - 2012年1月31日販売開始
- 『Fate/stay night [Réalta Nua] -Heaven's Feel-』 - 2012年2月29日販売開始
- PlayStation Vita版
- 2012年11月29日に発売。PS2版をベースに下記の通りさらなる新規要素が追加された。
- 3ルートのオープニングアニメーションを、テレビアニメ『Fate/Zero』以降の『Stay night』系アニメ版を手がけたUfotableが製作。
- 本作のグラフィック画角を上記OPアニメを含め、すべて16:9に再構成。
- タッチスクリーンによる操作モード追加。
- 特典としてPS2版「extra edition」に同梱されていたPSPソフト『とびだせ!トラぶる花札道中記』及びPSP用完全新作ソフト『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』のダウンロード版プロダクトコードが封入(両作ともPS Vita版“ Réalta Nua ”の特典作品につき、通常販売はない)。
- スマートフォン(iOS&Android向け)版
- 詳細は「#スマートフォンアプリ」の節を参照。
- Nintendo Switch/Steam版
- 2024年8月8日に『Fate/stay night REMASTERED』のタイトルで発売。英語・簡体字に対応し、CG・演出をフルHD化している。発売はTYPE-MOONが、販売はアニプレックスが行っている[3]。
主題歌(Réalta Nua)
- オープニングテーマ
- 「黄金の輝き」(PS2版・PC版)
- 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 編曲:James Harris / 歌:MAKI
- 「ARCADIA」(セイバールート、PS Vita版・スマートフォン版)
- 作詞:Rico / 作・編曲:齋藤真也 / 歌:earthmind
- 「HORIZON」(遠坂凛ルート、PS Vita版・スマートフォン版)
- 作詞:Rico / 作・編曲:齋藤真也 / 歌:earthmind
- 「Another Heaven」(間桐桜ルート、PS Vita版・スマートフォン版)
- 作詞:Rico / 作・編曲:齋藤真也 / 歌:earthmind
- エンディングテーマ
- 「Link」
- 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 編曲:James Harris / 歌:rhu(from "Colorvariation")
- 挿入歌(ラストエピソード)
- 「夢の終わり」
- 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 編曲:NUMBER 201 / 歌:河井英里
『Project Fate/stay night』の企画の一つとして、シリーズの全ての元となる『Fate/stay night [Realta Nua]』をスマートフォン(iOS&Android向け)のネイティブアプリとして配信する企画。「Fate(セイバールート)」、「Unlimited Blade Works(凛ルート)」、「Heaven's Feel(桜ルート)」を3分割して配信するが、特に「セイバールート」に関しては当初期間限定で無償配布を行うと告知された。これは、ufotable代表の近藤光が武内崇の「セイバールートがすべてのFateの中心にある」という言葉を聞き、それならテレビアニメ『Unlimited Blade Works』放送のタイミングでみんなが無償でセイバールートを楽しめる環境を作りたいと武内に相談したことにより決まった。このアプリ版は原典のPC版よりも高解像度(1280×960)グラフィックになっているほか、機種の横・縦持ちどちらにも対応する。オープニングアニメーションはPS Vita版に使用されたufotable制作のアニメーションが同じく使用されている。
セイバールートの配信予定は「Project Fate/stay night」の公表当初から告知されていたが延期され、2015年4月19日からiOS版が配信開始、2015年5月30日からAndroid版が配信開始(公式に動作可能を保証している機種は限られている。詳細は配信サイト[25] を参照)。この影響で、当初は2015年6月末までと告知されていた無料配信機期間は同年10月末に延長。更に10月初頭には無料配布の期限そのものを撤廃。(配信が続く限りは)「永久無料」化される事になった。
なお、凛ルート・桜ルートはiOS版が2015年6月18日から配信開始されている。
批評家の東浩紀は、例えば「そもそも聖杯戦争に参加しない」という選択肢がない(厳密には選択肢はあるものの、選ぶと必ず殺されてしまう)など本作は自由度が低く、美少女ゲームという形式を採用してはいるが事実上漫画やアニメのシミュレーションに近い存在であり、かといって自由度が低いということに特別な意味がこめられているわけでもないと述べた。そして、1995年のアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』以降、美少女ゲームを含むオタク文化圏には、それまでにはなかった思春期の自意識を直接的に扱うというパラダイムが定着したが、本作では主人公である衛宮士郎の内面の葛藤も描かれず、『機動戦士ガンダム』以前の物語へ回帰していると指摘している[26]。
評論家の前島賢も、本作が『新世紀エヴァンゲリオン』以前の物語消費に回帰したという前述の東の史観を支持すると述べている[27]。
評論家の宇野常寛は、衛宮士郎が戦いを躊躇しないのは『新世紀エヴァンゲリオン』以前への回帰ではないとして東の見解を批判している。宇野によると、21世紀に入るとアメリカ同時多発テロ事件や聖域なき構造改革の影響で、『新世紀エヴァンゲリオン』での碇シンジのような自意識の問題を織り込み済みで「なにもしなければ生き残れないから自力でどうにかする」というサヴァイヴ感を前面に押し出した作風へと物語系想像力のパラダイムシフトが起こっており、本作も後者の想像力の中のひとつと考えられるという[28]。
コンテンツプロデューサーのまつもとあつしは、2014年アニメ化された『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の放映にあたり、「人を救いたい」「正義を貫こう」と苦闘する主人公が辿る道は、勝ち抜くことが出来たとしても、苦さや暗さを含んだ結末となるにもかかわらず、発表から長期に渡って受け入れられているのは、逃れられない「Fate=運命」に翻弄され抵抗するという現実的な様相が共感を得ているせいではないかと考察している[29]。
アニメーション化は、2006年に「Fate」ルートを軸に他ルートの要素も盛り込んで映像化した、テレビアニメ『Fate/stay night』から始まり、「Unlimited Blade Works」ルートが2010年に劇場アニメ『Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』、2014年から2015年にかけてテレビアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』として映像化された。
さらに、2017年に上映が開始された「Heaven's Feel」ルートのアニメーション化作品『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]』全三部作をもって、3つあるルートが全てアニメ化されたことになる。
また、2019年12月に開催された「TYPE-MOON展 Fate/stay night -15年の軌跡-」にて、PC版から他機種への移植版「Réalta Nua」にて追加されたエピソード「Réalta Nua(ラストエピソード)」の一部が映像化された[6][7]。
CD
- Fate/stay night ORIGINAL SOUND TRACK
- 2004年2月25日発売。PCゲーム版のオリジナルサウンドトラック。
- Wish
- 2005年3月2日発売。キャラクターイメージソング集。うち3曲がボーカルソングで、4曲がインストルメンタル。
- memory(セイバー)
- 歌:M.H. / 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 編曲:James Harris
- Over the Mountain(遠坂凛)
- 歌:rhu / 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 編曲:James Harris
- 桜咲いて(間桐桜)
- 歌:Haruka Futaki / 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 編曲:James Harris
- Elfe(イリヤ)
- 作曲:KATE / 編曲:James Harris
- GAZE(ライダー)
- 作曲:KATE / 編曲:James Harris
- 悲恋(キャスター)
- 作曲:KATE / 編曲:James Harris
- フィーバー(藤ねえ)
- 作曲:KATE / 編曲:James Harris
- Fate/another score -super remix tracks-
- 2006年3月23日発売。PC版および『Fate/hollow ataraxia』の一部楽曲のリミックス集。全13曲収録。
- Fate/stay night A.OST
- 2006年6月28日発売。TVアニメ版のオリジナルサウンドトラック。作曲は川井憲次。
- Fate/stay night キャラクターイメージソング
- TVアニメ版のキャラクターソングシリーズ。
- Fate/stay night [Réalta Nua] Original Sound Track
- 2007年4月25日発売。PS2版のオリジナルサウンドトラック。初回版はPCゲーム版よりの楽曲も収録。
- Fate/Recapture -original songs collection-
- 2009年12月23日発売。PC版、『hollow ataraxia』、PS2版の全ヴォーカル曲を収録したアルバム。また、オリジナル新曲として「Alive」(歌:荒牧陽子)も収録される。ボーナストラックには「THIS ILLUSION」と「hollow」のアレンジヴァージョンが収録。
- なお同時発売作品として、TVアニメ版などでボーカルを務めたタイナカサチによるカバーアルバム『Mariage -tribute to Fate-』がある。このアルバムでは「THIS ILLUSION」と「アタラクシア」以外の本作収録曲を全てカバーしている。
- ricordanza -Fate/stay night TV song collection-
- 2009年12月23日発売。TVアニメ版のヴォーカル曲のベストアルバム。新曲「imitation」(歌:タイナカサチ)も収録。
- 劇場版Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS ORIGINAL SOUND TRACK
- 2010年4月28日発売。劇場版アニメのオリジナルサウンドトラック。
- Fate/stay night [Réalta Nua] Original Sound Track Reproduction
- 2012年12月26日発売。PS Vita版のオリジナルサウンドトラック。
- Garden of Avalon - glorious, after image
- 2016年3月23日発売。TVアニメ版UBWのBD-BOXの特典小説『Garden of Avalon』のサウンドトラック、ドラマCD[33]。
- Fate song material
- 2019年12月18日発売。Fateシリーズ15周年記念コンピレーションアルバム。
- アニメ『Unlimited Blade Works』『Zero』『Apocrypha』『EXTRA Last Encore』、PS Vita版『Réalta Nua』『hollow ataraxia』、ゲーム『EXTELLA』『EXTELLA LINK』の主題歌を収録。また、PS2版『Réalta Nua』の主題歌「黄金の輝き」のReoNaによる新規アレンジ・カバーも収録。完全生産限定盤にはそれぞれノンクレジットOPED映像を収録したBlu-ray Discが付属[34]。
- Fate/hollow ataraxia
- 続編に当たるファンディスク。
- Fate/Zero
- 本編の10年前、第四次聖杯戦争について扱った小説作品。執筆はニトロプラスシナリオライターの虚淵玄。
- TAKE MOON
- TYPE-MOON作品・関連作である「月姫」や「メルティブラッド」などの作品のキャラクターが交わるアンソロジー漫画。2002年から刊行。
- Fate/Prototype
- 奈須が学生時代に描いていた、Fateの原型(プロトタイプ)にあたる作品。本作とは直接のつながりは無い。
- 『Character Material』に主人公であるセイバーと沙条綾香のイラストと沿革が掲載され、『カーニバル・ファンタズム』Season3の特典映像として、12分のショートフィルムが制作された。後に桜井光によって前日譚にあたる小説シリーズ『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』が執筆された。
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- 本作の平行世界が舞台の、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンを主役としたひろやまひろしによる漫画。続編に『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』がある。
- 氷室の天地 Fate/school life
- 氷室鐘を主役とした、磨伸映一郎による4コマ漫画。外伝に『マキジ大作戦』がある。
- フェイト/タイガーころしあむ
- スピンオフ作品の対戦アクションゲーム。続編に『フェイト/タイガーころしあむ アッパー』がある。
- Fate/unlimited codes
- 本編シナリオを基軸とした3D格闘ゲーム。
- Fate/strange Fake
- 本編の数年後、偽りの聖杯戦争について扱った小説。執筆は電撃文庫の成田良悟。
- Fate/EXTRAシリーズ
- 本編とは違う歴史を辿った未来で起こった聖杯戦争を描くロールプレイングゲーム。続編に『Fate/EXTRA CCC』『Fate/EXTELLA』『Fate/EXTELLA LINK』がある。
- Fate/Apocrypha
- 本編とは違う次元で起こった聖杯戦争を描く小説。執筆は東出祐一郎。元は『Fate/complete material IV Extra material』に情報が掲載された作品。
- ロード・エルメロイII世の事件簿
- 『Fate/Zero』に登場したロード・エルメロイII世(ウェイバー・ベルベット)を主人公とする小説。執筆は三田誠。
- Fate/Grand Order
- 本作をはじめとする歴代作品のサーヴァントが登場するスマートフォン専用ロールプレイングゲーム。通称「FGO」。
- 月世界旅行〜Fly me to TYPE-MOON〜
- 電子書籍「GA文庫マガジン」で連載されているギャグ漫画。
- 闘え!タイガーお悩み相談所
- 携帯版公式WEBサイト「まほうつかいの箱」で連載されている、黒八による4コマ漫画。原作の「タイガー道場」のスピンオフ作品で、藤村大河とイリヤスフィールが主軸に置かれる。
- ハーフ&ハーフ&ハーフ
- 携帯版公式WEBサイト「まほうつかいの箱」で連載されている、森井しづきによる4コマ漫画。登場人物の多くが『Fate/hollow ataraxia』からとなり、主人公はカレン・オルテンシアとアヴェンジャー。
- 某月某日。幸せな空の下で。
- 『Fate/side side materiale complete』に収録されている、星空めておによるスピンオフ短編小説。ベルギーへ向かう旅客機内で起きたテロ事件を描く。登場人物は遠坂凛とカレン・オルテンシア。そして本作オリジナルキャラクターである、宝石研磨職人・ケビン。本作はケビンの視点で語られる。なお、ライダーが本作以降に装着している魔眼殺しの眼鏡は、ケビンの所属する工房で作成されたものである。
- Fate/ステイナイトカフェ 〜cafeに集う英霊達〜
- 「月刊newtype」にて2014年11月号から連載されている漫画。制作はProject Fate/stay nightにてアニメーション制作を担当しているufotable。
- とあるカフェを舞台に「Fate/stay night」のキャラクターたちが2頭身化されたかわいい姿で活躍するスピンオフ作品。
- 衛宮さんちの今日のごはん
- 衛宮士郎が料理を振る舞う日常を描いたスピンオフ漫画作品。ヤングエースUPにおいて2016年2月9日配信分から連載されている。作者はTAa。料理監修は只野まことが担当している。
- ぐだぐだエース
- TYPE-MOONの歴史を解説するスピンオフ漫画「コハエース」の続編漫画。沖田総司、織田信長を中心にライダー、土方歳三、茶々の5人で進行する。作者は経験値。
- Fate/Samurai Remnant
- マルチプラットフォームゲーム。『Stay night』の基本設定やキャラクターをモチーフとして、日本の江戸時代を舞台として物語が展開されるスピンオフ作品。
- 『FGO』同様、アニプレックスがTYPE-MOONと連名でリリースしているが、製作上の経緯から、開発は主としてコーエーテクモゲームスが行っている。(詳細は上記項目を参照)
- Lycée
- 2005年12月22日発売のトレーディングカードゲーム「Lycée」に「Fate/stay night」がver.TYPE-MOON 1.0から参戦しており3.0までと、ベースドエディションに収録。「Fate/Zero」もver.TYPE-MOON 3.0から参戦。
- ドラゴン☆オールスターズ
- 2006年7月11日発売のトレーディングカードゲーム「ドラゴン☆オールスターズF」に「Fate/stay night」がどらぱれパックに収録されている。
- 萌きゅあねっと、ぷるるん美少女、アニメTVモバイル
- 2008年7月6日よりウィンライトの提供するオンラインサイト内部のアバター着せ替えサービスにて「Fate/stay night」の衣装が登場した。
- ヴァイスシュヴァルツ
- 2008年10月25日より発売「ヴァイスシュヴァルツ」のトライアルデッキにて参戦。2008年12月20日にブースターパック発売。
- 2009年11月21日に「Fate/hollow ataraxia」のエクストラブースターが発売。2011年11月26日に「Fate/Zero」のトライアルデッキ、2012年2月25日にエクストラブースター、2012年9月8日にブースターパックが発売。「ヴァイスシュヴァルツ ポータブル」でも参戦。
- ファンタシースターポータブル2
- 2009年12月3日より発売のPSP用ソフト「ファンタシースターポータブル2」にて「Fate/stay night」の衣装が登場している。
- 続編「ファンタシースターポータブル2 インフィニティ」でもPlayStation Storeにてダウンロード用に衣装が用意されている。
- MAPLUS ポータブルナビ3
- 2011年5月24日発売のナビゲーションソフト。「Fate/stay night」のきせかえパックを配信。
- 朗読少女
- 2011年9月29日より読書エンターテイメントアプリケーション「朗読少女」にてコラボレーションアイテムとして「Fate/stay night」の衣装が登場。
- Tartaros-タルタロス-
- 2011年12月7日よりMORPG「Tartaros-タルタロス-」にて「アニメ Fate/Zero」と、2012年7月5日より「Fate/stay night」のタイアップとしてコラボアバター、イベントが開催された。
- ねんどろいど じぇねれ〜しょん
- 2012年2月23日より発売のねんどろいどを扱ったRPG『ねんどろいど じぇねれ〜しょん』に「Fate/stay night」のキャラクターを模した人形が登場する。
- プリズムコネクト
- 2012年12月14日発売のトレーディングカードゲーム「プリズムコネクト」に「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」が、2013年5月17日に「Fate/Zero」が参戦している。
- サムライ&ドラゴンズ
- 2013年1月9日よりPlayStation Vita専用オンラインゲーム「サムライ&ドラゴンズ」に「Fate/stay night」とのコラボレーションカード登場。2013年8月28日より「Fate/stay night」に加えて「Fate/hollow ataraxia」と新規キャンペーン実施。
- モンスターハンターフロンティアG
- 2013年4月18日より「モンスターハンターフロンティアG」の世界で「Fate/stay night」の「セイバー」と「アーチャー」の武器と衣装が使用可能なコラボ。2015年4月15日に「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」とコラボ。大型アップデートされた「モンスターハンター フロンティアZ」でも2017年11月1日より「Fate/EXTELLA」と、2018年2月7日「Fate/Apocrypha」とコラボした。
- ファンタシースターオンライン2
- 2013年11月27日より「Fate/stay night」及び「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」に登場する主要キャラクターたちのコスチュームや迷彩武器、ボイスチケット、ポスター(ルームグッズ)などが「ファンタシースターオンライン2」に登場する。
- ネットとリアルで体感ゲーム
- 2014年11月5日より体感型ゲームを企画する「ネットとリアルで体感ゲーム」と「Newtype」と「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」」がコラボレーションしたARG(代替現実ゲーム)が催された。
- スカッとゴルフ パンヤ
- 2014年12月18日よりPC用オンラインゴルフゲーム「スカッとゴルフ パンヤ」にて期間中、「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」」の「遠坂凛」や「アーチャー」の衣装が販売されるほか、ログイン日数でアイテムが手に入るキャンペーンなども実施。
- ディバインゲート
- 2014年12月26日よりスマートフォン向けパネルRPG「ディバインゲート」にて「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」のコラボイベントやコラボユニットなどを開催。2015年2月13日・2015年5月15日より再開催されコラボクエスト、コラボスクラッチ等を実施。
- ミリオンチェイン
- 2015年3月13日よりスマートフォン向けパズルアクションRPG「ミリオンチェイン」で「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」」とのコラボレーションが実施された。
- GOD EATER
- 2015年3月21日より開催されたAnimeJapan 2015にて「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」とのコラボ商品としてラバーストラップが販売された。ともにufotable制作のアニメーション作品ということで実現したコラボである[35]。
- 乖離性ミリオンアーサー
- 2015年4月15日よりスマートフォン向けキャラクターコマンドRPG「乖離性ミリオンアーサー」で「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」とのコラボレーションが実施された。アーチャー、ギルガメッシュと戦闘を行うこともでき、アーチャーに至っては無限の剣製による固有結界の演出も存在する。2017年2月15日「Fate/EXTELLA」ともコラボ。2019年3月29日「Fate/EXTELLA LINK」ともコラボ。
- LORD of VERMILION III
- 2015年4月27日よりトレーディングカードアーケードゲーム「LORD of VERMILION III」と「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」とのコラボで新カード「セイバー」「ギルガメッシュ」「アーチャー」「遠坂凛」が登場。
- ケリ姫スイーツ
- 2015年6月26日〜7月10日までスマートフォン向けアクションパズルRPG「ケリ姫スイーツ」と「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」とのコラボレーションの開催で、聖杯戦争と遭遇戦の2種類のステージが登場し、コラボガチャからは衛宮士郎、遠坂凛、セイバー、キャスター、アーチャー、セイバーと凛コスチュームドレスが出現した。 7月3日には新たにコラボガチャと上記の2ステージにギルガメッシュが追加された。追加されたガチャからは衛宮士郎、遠坂凛、セイバー、バーサーカー、ギルガメッシュ、セイバーと凛コスチュームドレスが出現。
- マビノギ
- 2015年8月17日より「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」とのタイアップイベント実施[36]。
- レジェンド オブ キングダム〜王国騎士団の絆〜
- 2015年10月28日よりスマートフォン向け多人数ベルトスクロールアクションRPG「レジェンド オブ キングダム〜王国騎士団の絆〜」にて「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」とのコラボクエストやコラボガチャ。
- フルボッコヒーローズX
- 2016年2月1日よりスマートフォン向け爽快フルボッコRPG「フルボッコヒーローズX」で「アニメ Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」のコラボクエストやコラボガチャが用意された。
- 嫁コレ
- 2016年2月2日よりセイバー、2016年2月12日より遠坂凛、2016年2月23日よりイリヤスフィール・フォン・アインツベルンの「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」をもとに、ボイス付きカードゲームアプリ「嫁コレ」が配信。
- サモンズボード
- 2016年2月29日よりスマートフォン向けボードゲーム・RPG「サモンズボード」にて「アニメ Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」とのコラボダンジョンやコラボガチャ、ランキングバトル。2017年11月28日より「アニメ Fate/Apocrypha」とコラボ。2019年にと「劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]」ともコラボが予定されていた。
- ファントム オブ キル
- 2016年3月1日よりスマートフォン向けシミュレーションRPG「ファントム オブ キル」にて「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」とのコラボクエストやコラボガチャ。
- ポコロンダンジョンズ
- 2016年4月22日よりスマートフォン向けのなぞるパズルRPG「ポコロンダンジョンズ」にて「アニメ Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」とのコラボガチャ、コラボクエスト、コラボミッション。
- スクールガールストライカーズ
- 2016年5月9日よりソーシャルゲーム「スクールガールストライカーズ」にて「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」とのコラボでオリジナル3Dモデルかつ録り下ろしボイス付きのセイバー、遠坂凛、イリヤが登場した。スピンオフゲーム「スクスト トゥインクルメロディーズ」ともコラボしたことがある。
- グリモア〜私立グリモワール魔法学園〜
- 2016年6月1日よりスマートフォン向けアドベンチャーゲーム「グリモア〜私立グリモワール魔法学園〜」にて「アニメ Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」とのコラボイベント、コラボカード。
- オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-
- 2016年7月15日よりスマートフォン向け戦記RPG「オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-」にて「アニメ Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」とのコラボユニット、コラボシナリオ。
- モンスターハンター エクスプロア
- 2016年7月20日よりスマートフォン向けハンティングRPG「モンスターハンター エクスプロア」にて「アニメ Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」とのコラボ。2018年9月26日より「Fate/EXTELLA LINK」とのコラボ。
- ユニゾンリーグ
- 2016年10月19日よりスマートフォン向けリアルタイムRPG「ユニゾンリーグ」にて「アニメ Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」とのコラボとしてコラボクエストやコラボガチャなど。
- 幻塔戦記 グリフォン〜新章〜
- 2016年11月30日よりスマートフォン向けファンタジーアクションRPG「幻塔戦記 グリフォン〜新章〜」にて「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!」とコラボした。
- 誰ガ為のアルケミスト
- 2016年12月27日よりスマートフォン向けタクティクスRPG「誰ガ為のアルケミスト」が「アニメ Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」とコラボした。
- ヴァルキリーコネクト
- 2017年2月8日よりスマートフォン向けオンラインリアルタイムストラテジーゲーム「ヴァルキリーコネクト」が「アニメ Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」とコラボした。
- かんぱに☆ガールズ
- 2017年4月28日よりファンタジーRPG「かんぱに☆ガールズ」が「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!」とコラボした。
- さんぽけ〜三国志大戦ぽけっと〜
- 2017年7月27日よりボード型パズルRPG「さんぽけ〜三国志大戦ぽけっと〜」が「Fate/EXTELLA」とコラボした。
- Shadowverse
- 2017年9月28日より対戦型オンラインTCG「Shadowverse」が「Fate/stay night[Heaven's Feel]」とコラボした。
- RED STONE
- 2017年10月14日よりPC用MMORPG「RED STONE」が「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」とコラボした。
- にゃんこ大戦争
- 2017年10月30日よりスマートフォン向けタワーディフェンスゲーム「にゃんこ大戦争」と「Fate/stay night [Heaven's Feel]」がコラボした。
- 戦刻ナイトブラッド
- 2018年4月6日よりスマートフォン向けシミュレーションゲーム「戦刻ナイトブラッド」と「Fate/EXTELLA」がコラボした。
- リアル脱出ゲーム
- 2018年5月11日よりリアル謎解きゲームの「リアル脱出ゲーム」と「Fate/Grand Order」がコラボした。
- 白猫テニス
- 2018年8月31日よりスマートフォン向けスポーツ「白猫テニス」と「Fate/stay night [Heaven’s Feel」がコラボした。
- パズル&ドラゴンズ
- 2019年1月7日よりスマートフォン向けパズルRPG「パズル&ドラゴンズ」と「劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」がコラボした。
- パズドラレーダー
- 2019年1月7日より位置情報ゲーム「パズドラレーダー」と「劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」がコラボした。
- DARTSLIVE
- 2019年1月10日よりオンラインダーツマシン「DARTSLIVE2」「DARTSLIVE3」が「劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」II.lost butterfly」がコラボした。
- シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK
- 2019年1月21日よりスマートフォン向けオートバトルゲーム「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」と「Fate/EXTELLA LINK」がコラボした。
- 戦国アスカZERO
- 2019年6月1日よりスマートフォン向け戦国美少女RPG「戦国アスカZERO」と「Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!」がコラボした。
- 天華百剣 -斬-
- 2019年7月18日よりスマートフォン向け美少女剣撃アクションRPG「天華百剣 -斬-」と「映画 Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム」がコラボした。
- アンジュ・ヴィエルジュ 〜ガールズバトル〜
- 2019年8月16日よりスマートフォン向け学園美少女バトルRPG「アンジュ・ヴィエルジュ 〜ガールズバトル〜」と「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!」がコラボした。
注釈
公式サイト等での表記は『フェイト/エクストラ』[9]。
PC用アドベンチャーゲームの標準的なテキスト量は2MBだが、本作のテキスト量は4.3MBとなっている[10]。
このエンディング後のタイガー道場ではトゥルーエンドだと冗談を言われる。
大河が誘拐中はコーナーがお休みになる、凛の頭が吹き飛んだ時は「RIN」が飛頭蛮状態で登場するなど。
Type-Moon作品の多くが共有する世界観において、魔術によって引き起こされる現象は科学技術などのほかの方法を用いても再現しうるのに対し、魔法とは、その時代の技術レベルにおいて、どれほどの費用や労力を注ぎ込んでも達成不可能な本物の奇跡を実現する神秘であり、第一から第五までの5つが存在するのみである。それを扱える魔法使いは世界に現在4人しかいない。
「アヴェンジャー(復讐者)」のように、上記以外のエキストラクラスが用いられた時もある。
火災が終息した時点で、教会の地下室に拉致された子供たちの生存者がいる。
師である切嗣からは「なんて無駄な才能だ」と呆れられており、物事の核である中心を即座に読み取り、誰よりも速く変化させることに重点を置いた魔術師の戦いでは、物の構造を視覚で捉えている時点で無駄が多いとのこと。
セイバーと契約するまで、毎晩毎晩失敗続きの「強化」の練習の片手間に、気分転換として「投影」を行っていた。これはほかの魔術師なら考えられないことである。
本来なら「投影」された物体はもともと世界に存在しない異物であるため、世界からの修正によりすぐに消滅してしまう。
切嗣が士郎に「投影」ではなく「強化」を修得するよう勧めたのは、「強化」であれば器に通常の物体をそのまま利用するため、より無駄がないという理由による。「魔術師」として神秘を極めるのならより高度な「投影」を修得するべきところ、「魔術使い」を目指す生き方に「投影」は役立たないと判断したのである。
初回特典集では「アーチャーが詠唱を守るため投影した」と書かれているが、『Fate/complete material III』では細かく述べられており、「天地乖離す開闢の星」から守ったのがアーチャーの仕業。これにより固有結界に記録されて投影が可能となり、士郎が詠唱中に投影した。また、「丘から盾を引きずり上げる」という描写は悟りを開けたからこその表現だとされる。
無契約の場合は後者のセイバーがじかに接触するのみでしか回復は発動しない。回復の行程は回りくどく、まず筋肉を刀身に変換し、そこから穴が開いた部分を剣で縫い付けてから元に変換し直すというもので、本編中でも何度か傷口から剣が見えたという描写がある。剣としての強度があるため、ライダーの鉄杭が貫き通せなかった。また「約束された勝利の剣」で受けた傷は回復しない。
通常、人体に霊体をつなげるとショック死は避けられない。そもそも、魂の蘇生・復元は魔術では扱えない神秘であり、異なる霊体同士の接続自体が禁呪である。それでも移植に成功したのは、後述の出自等の関係で士郎とアーチャーの霊的相性が非常に良かったため。
ただし、完全に使用できるわけではない。例えば固有結界「無限の剣製」は士郎とアーチャーの心象世界が異なるため継承できず、投影できるのは士郎が直接学んだものか、アーチャーが記録した宝具のみという制約がある。
作中では「時限爆弾にスイッチが入る」と例えられている。
セイバーの身体を魔力で強化するスキルで、甲冑もそのスキルで纏った物でもあることから、彼女が甲冑を消すのは身体の強化だけに集中するためである。また、自身以外の対象も可能。
本人によると「魔力の供給不足を補うため」だが、作中で士郎に疑問視されている。
四次や五次では3体分に相当するギルガメッシュが存在するため、彼をくべることを絶対条件として儀式を成功させることはできる。
本質は有名な聖剣を隠すものだが汎用性が高く、剣ではない対象も可能(広範囲の物でも可能)で不可視だけではなく風の防御壁を張ることもできる。また、纏わせた風を解放することで暴風として撃ち出す「風王鉄槌(ストライク・エア)」がある。使い方次第でロケットのように推進力としても使えるが、再び風を纏わせるには多少時間を要するために連発はできない。宝具扱いだが正しくは魔術であり、マーリンが施したとされる。
精霊の加護に依り、水海を沈むこともなく足を付けることも可能。また、「Fate/side side matriale 3」のBLACKの漫画では瞬時に髪を結わえるのは髪結の精霊キューティクルとメデュラの加護に依るものと解説され、ほかに糧と仕立ての精霊もいるとも述べている。
作中では名前が明かされていないが、初回特典のデザイン画にセイバー・オルタナティブと書かれており、外伝作品(『Fate/unlimited codes』など)および関連商品で正式に「セイバーオルタ」、または「セイバー・オルタナティブ」の名称がつけられた。
『Fate/unlimited codes』での表記が初出。この時は表記のみでボイスは「エクスカリバー」であったが、『Fate/Grand Order』ではボイスも「モルガン」となっている。『劇場版Fate/stay night [Heaven’s Feel]』の公開を記念した『パズル&ドラゴンズ』内での当作品とのコラボでは、ゲーム内に実装されたセイバーの繰り出す武器(宝具)の名前として、通常セイバーでは「エクスカリバー」、オルタでは「エクスカリバー・モルガン」と区別がされている。
この性分は父・時臣が死んだことで彼の魔術師としての冷酷な本性を知らなかったが故に形作られたものであり、もし時臣が生存していた場合は影響を受け、魔術そのものを忌避するか父同様の冷酷な魔術師となるかのどちらかだったとのこと。
実際には袖と胸部を覆ったトップと腹部を飛ばしてボトムが別れているセパレートタイプのため外套には相当しないが、原作者は「『腰布をはためかせて』と描いても様にならない」などとして「外套」と表現している。
材質や形状などの物理的な特性ではなく、儀式や積み重ねた歴史、語り継がれる伝承などにより付与された概念、すなわち魂魄の重みに依って特定の能力を発揮する強力な武装のこと。物理的な効果にとどまらず、空間や節理、対象の意味などにまで影響を及ぼすことができる。なお、宝具もその成り立ちから一種の概念武装であるということができ、例えば「熾天覆う七つの円環」は宝具の域にまで昇華した概念武装である。
シナリオ原作者はこの概念礼装について『月姫』のシエルから譲り受けたものと示唆するコメントを述べている。
PC版・アニメ第2作では声優は起用されず、サウンドエフェクトが使用されている。アニメ第1作と『Réalta Nua』では西前が起用され、咆哮と台詞を担当している。劇場版『Heaven's Feel』では咆哮はサウンドエフェクトが使用されているが、一部の台詞でのみ西前が起用されている。
"Heaven's Feel"ルートでは聖杯の泥により黒化してしまうが、それでもイリヤを護る意志が消えていないことが説明されている。
作中で、一撃の下に5回殺した「勝利すべき黄金の剣(カリバーン)」のランクは不明だが、A++(「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」)より低く、かつAランク以上(「十二の試練」に通用)である。また、その特性上全ての宝具の原点を持つギルガメッシュと、強力な宝具を投影するアーチャーは相性が悪い。ただし、直接的な戦闘力という意味ではギルガメッシュとアーチャーの双方を遙かに凌駕している。
テレビアニメ第2作にてその詳細が明らかにされ、1画は警戒されマスターに宝具を使うなと命じ、その後残りの2画で自害を命じるも、事前に破戒すべき全ての符を自身に使い契約破棄により無効にし、マスターを殺害した。
灰被りの花嫁。メディアが城を焼き尽くしたウェディングドレス。
悪を行い人々から呪われる存在でありながら、それが結果的に人々の救いとなって奉られた英雄を指す。英霊の分類の一つ。
「トラぶる花札道中記」や「フェイト/タイガーころしあむ」シリーズでは別人となっており、両方のイリヤが共演することもある。ただし、ドラマCDなど一部の作品では同一人物だと思わせる発言があった。
聖堂教会における異端審問員で、神の代行と称して教義に存在しない異端を狩る殺し屋。死徒と呼ばれる吸血鬼や禁を犯した魔術師を主な標的とする。
心臓自体はもはや機能しておらず、損傷を受けても致命傷とはならない。
PC版原作においては綺礼自身がギルガメッシュの召喚者であった。
魔術行使をサポートするための特殊な武装。持ち主の魔力を増幅するもの、魔力を流し込むだけで特定の魔術を発動するものなど。
fateシナリオでライダーの「鮮血神殿」の結界で弱りながらも一人だけ動けた彼女が、倒れていない慎二に生徒や同僚の救助のために、救急車を呼ぶよう頼んだ際に慎二が彼女を足蹴にして放置したと聞かされると、直前までの冷静さを失って慎二を本気で殺そうとした他、UBWシナリオでは、キャスターに大河が人質に取られた際に、直前まで凛とデートをしていたにも関わらず、不用意に動いて大河を危険に晒すならキャスターより先に凛を始末しようと考えており、さらにUBWのアニメ版一期最終話では、キャスターから士郎の令呪を奪うために、士郎の左腕を差し出せと要求された際にはほとんど躊躇うことなく差し出し、他人のためにそこまでする必要は無いと言う凛に対しても、自分の腕の一本や二本で大河が助かるなら安いものだと述べている。
原作者の奈須きのこは『Fake/states night(Fate/strange Fakeに改名)』のコメントの際に自分がロード・エルメロイII世(ウェイバー)を描いたことがないことを不満に述べている。後に脚本を担当するドラマCDとテレビアニメ第2作で出すことが出来た。
出典
『Fate/stay night+hollow ataraxiaセット 復刻版』発売前のデータ。
『Fate/stay night アニメスピリチュアル』角川書店、2006年8月8日、16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,頁。
劇場版アニメ『Fate/stay night Heaven's Feel』第1部『presage flower』の特典冊子。
テレビアニメ版『Fate/Zero』BD-BOX II 特典ドラマCD IIより。
きのことたかしの一問一答 劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」III.spring song編
『Fate/stay night[UBW] Animation Elements』p.19-20より
“「Fate[UBW」森山大輔によるコミカライズ版が大王で開始、ほか新連載2本]”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年12月25日). 2021年12月25日閲覧。
- 原典版公式情報ページ
- 『 [Réalta Nua] 』各版公式情報サイト
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