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坂井市
福井県の市 ウィキペディアから
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坂井市(さかいし)は、福井県北部にある市。人口は約8.6万人で、福井市に次ぐ福井県内の第二都市である。
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概要

名勝東尋坊や古城丸岡城など、全国的に知られる観光地を擁していることが特徴である。
ほぼ全域が日本海に注ぐ九頭竜川水系の流域。旧三国町にある河口付近より北は東尋坊の断崖をはじめ岩場が多く、その東側は加越台地、河口付近の南は砂地の三里浜。旧丸岡町の東部には標高1000m程度の山岳地があるが、その他大半の部分は福井平野で占められる。
三国港の突堤は、お雇い外国人のジョージ・アーノルド・エッセルにより、オランダの工法を用いた国内最初の港湾施設(エッセル堤)で、国の重要文化財である。
行政と市民が一体となった活動拠点として、市内各地区にコミュニティーセンターが設置されており、課題解決型地域づくりを担う人材育成を目指したワークショップも盛んに開催されている[1]。
地理
要約
視点
地形
気候
旧三国町は日本海に面し、暖流(対馬海流)の影響で雪が非常に少ない。一方、内陸にある坂井市の中心部である旧丸岡町は積雪量が多くなる。
人口
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坂井市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 坂井市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 坂井市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
坂井市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
健康
- 平均年齢 47.6歳(2020年国勢調査)
隣接自治体
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歴史
要約
視点
古代
- 古墳時代
継体天皇が即位前に住んでいたといわれる。旧丸岡町内の女形谷(おながたに)の地名はこの即位により「御名が谷」と呼ばれるようになったものが変化したとされている。
近世
- 江戸時代
近代
- 明治時代
- 大正時代
近現代
- 昭和時代
現代
- 平成時代
市域の変遷
坂井市域の自治体の変遷
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政治
要約
視点
行政
市長
- 歴代市長
- 市長職務執行者 伊藤平一郎(旧坂井町長) - 2006年3月20日 - 2006年4月22日
- 初代 坂本憲男(旧三国町長) - 2006年4月23日 - 2022年4月22日 4期(任期満了)
役所
- 市役所
現在の市役所は旧坂井町役場を使用しているが、本庁舎周辺の施設が分散されていることと市役所の老朽化に伴い[5]、各施設を統合して本庁舎南側に増築棟を建設するものである[6]。2019年(平成31年)4月19日に事業着手し[7]、増築棟完成後に現在の本庁舎の改修も行われる。全体の整備は2021年(令和3年)3月末で完了。
合併前の各町域を管轄する地域自治区ごとに区長(市長が任命する特別職)が総合支所(いずれも旧町役場)に配置され、区長はその長とされた。2008年6月区長制度を廃止、2016年(平成28年)4月には地域自治区及び総合支所を廃止し、坂井町以外の3町に支所を設置した。
- 支所
- 三国支所:三国町中央一丁目5番1号 坂井市みくに市民センター内(2017年10月、旧町役場庁舎より敷地内新築移転)
- 丸岡支所:丸岡町西里丸岡第12号21番地1
- 春江支所:春江町随応寺第17号10番地
- 坂井町に限り、他町では各総合支所にて行っていた事務の一部(税務、農林水産商工業)を、坂井総合支所に隣接する市役所本庁舎の課で取り扱っていた。
広域行政
議会
市議会
- 坂井市議会:定数26
県議会
坂井市から選出される福井県議会議員の定数は4議席である。現任期の満了日は、2027年(令和9年)春である。
- 2023年福井県議会議員選挙
国会
- 衆議院
坂井市は、福井市、大野市、勝山市、あわら市、吉田郡・永平寺町と構成される福井県第1区が選挙区となる。 なお、当選挙区の衆議院選挙比例代表区選出議員については、比例北陸信越ブロックを参照のこと。
- 参議院
市町村合併
坂井郡一市構想
→「坂井郡 § 平成の大合併」も参照
2002年(平成14年)1月23日、坂井郡6町の総務課長で構成する「坂井郡合併検討委員会」を設置し、同時に南部3町(丸岡町・春江町・坂井町)と北部3町(三国町・芦原町・金津町)による部会を併せて、それぞれ設置した。その後、坂井郡6町による任意の合併協議会の設立が提案されるも、同年7月10日に協議会の設立を断念した。しかし南部と北部の3町ずつを基本とした合併の枠組みは維持し、引き続き検討を行った。
北部3町では2002年(平成14年)7月31日に三国町、芦原町、金津町の3町長が3町合併について意見交換し、前向きに考えるとしながらも時間的制約から現時点での3町合併は困難であるとした。三国町が離脱した形で同年8月21日には「芦原町・金津町合併準備会」、10月1日には法定の「芦原町・金津町合併協議会」を設置し、北部2町で2004年(平成16年)3月1日に「あわら市」が発足した。
一方、南部3町では2002年(平成14年)8月21日に丸岡町、春江町、坂井町の3町長による合併問題三者会議を開催し、3町合併の枠組みを残しながらも春江町と坂井町の2町で先行合併を推進することに合意した。
- 春坂市構想
2002年(平成14年)12月2日、「春江町・坂井町合併協議会」を設置した。春江町は2004年(平成16年)3月15日に、隣の坂井町と合併して「春坂市」になる予定だったが、2003年(平成15年)8月13日に坂井町長からの「合併一年延期」の申し入れによって、8月20日に予定されていた合併調印式を延期した(元をたどれば、県内の町では一番人口が多い丸岡町と、競艇場のある三国町が合併に積極的ではなかった)。
しかし、春江町は「2004年3月合併」の期限を堅持することを確認。8月27日の区長会で、当時の春江町長が坂井町長の態度を理由に「合併白紙」を宣言し、9月3日には記者会見で合併白紙を正式に発表した。
これにより、あわら市に次ぐ県内二番目の新市誕生は幻になった。
- 4町合併による坂井市の発足
2004年(平成16年)4月27日、三国町長が坂井郡4町での合併を模索する意向を示した。2003年末には坂井町長が丸岡町と三国町に合併の打診をし、春江町長も福井市への編入を示唆していたのだが、春坂市のしこりが残る坂井郡を一つにまとめようと、あわら市との将来的な合併も視野に入れての提案だった。6月15日に「坂井郡四町合併準備会」、8月20日に法定の「坂井郡四町合併協議会」を設置し、協議も順調に進んで、11月16日には新市名を「坂井市」とすることまで決まった。
しかし、12月21日には春江町長が「町の主張が通らない」として一方的な合併離脱を表明するなか、同年末に福井市長と合併に関する事項を話した(福井市長の記者会見回答による)とされる面談を行うなど、町長の突飛な行動に町議会からの反発も起きた。2005年(平成17年)2月には春江町長が協議への復帰を表明。3月3日には、最後まで決まらなかった「庁舎を坂井町に置く」という項目も受け入れて、3月17日に合併調印式を行った。その後、各町議会の可決、7月5日に福井県議会での可決を経て、8月29日に告示された。
この間、春江町では町政に混乱を来した、として住民が町長のリコールを町選挙管理委員会に請求。合併調印後の2005年(平成17年)4月にその選挙告示を控えた町長が自らその職を辞する結末を迎えたが、その直前に助役、収入役も辞職していた。5月に新人候補2名の町長選挙を経て当選者が就任するまでの間、一般職の総務課長が町長職務代理者を務める異常事態となった。
坂井市の誕生
2006年(平成18年)3月20日、県内では敦賀市や越前市を抜いて2番目の規模となる、人口約9万2000人の「坂井市」が誕生した。
福井県の自治体では初めて地域自治区制度を採用、旧4町と同区域・同名の地域自治区である三国町、丸岡町、春江町、坂井町を設置している。同県における「平成の大合併」では最後の合併で、坂井市の誕生によって坂井郡は消滅した。
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国家機関等
独立行政法人
- 勤労者退職金共済機構 清酒製造業退職金共済事業本部(清退共)福井支部
- 産業技術総合研究所 北陸デジタルものづくりセンター
施設



警察
- 坂井警察署(旧・丸岡警察署、丸岡町笹和田) - 丸岡町・春江町・坂井町を管轄
- 坂井西警察署(旧・三国警察署、三国町緑ケ丘4丁目) - 三国町と福井市の一部を管轄
- 福井県運転者教育センター
消防
- 本部
- 消防署
- 嶺北消防署(春江町随応寺)
- 嶺北丸岡消防署(丸岡町愛宕)[9]
- 嶺北三国消防署(三国町中央1丁目)
医療
市内に病床数200以上の医療機関は存在しない。100以上200未満は以下の2機関。
郵便局
- 主な郵便局
図書館
文化施設
運動施設
- テクノポート福井総合公園 ・テクノポート福井スタジアム
- 坂井屋内スポーツセンター
- 三国運動公園
- 丸岡運動公園
- 丸岡スポーツランド
- 丸岡B&G海洋センター
- 春江B&G海洋センター
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対外関係
姉妹都市・提携都市
国内
- 姉妹都市
- 提携都市
経済
- 産業人口(2005年国勢調査、旧町分の合計)
- 第一次産業: 2,901人
- 第二次産業:17,810人
- 第三次産業:28,891人
第一次産業
農業
畜産業
- 若狭牛 - 福井県内最大の育成地
第二次産業
工業
- 主な事業所(いずれも福井臨海工業地帯(テクノポート福井)内に所在)
拠点を置く企業
- 株式上場企業
- Genky DrugStores(東P・9267)
- PLANT(東S・7646)
- 前田工繊(東P・7821)
情報・通信

マスメディア
放送局
- テレビ放送
- さかいケーブルテレビ - 市出資の第三セクターケーブルテレビ局、市全域がサービスエリアに含まれる。
送信所
- ラジオ放送
生活基盤

福井火力発電所
ライフライン
電力
電信
福井市の西日本電信電話(NTT西日本)福井支店が管轄。
- 市外局番
- 市外局番は市全域で0776。
ガス
教育
高等学校
- 県立
中学校
- 市立
小学校
- 市立
特別支援学校
- 県立
交通
要約
視点





空路
- 福井空港(定期便の発着なし)
- 定期便のある最寄りの空港は小松空港(石川県)となる。後述するように、連絡バスが運行されている。
鉄道
この他、西日本旅客鉄道(JR西日本)の北陸新幹線が市内を通過するが駅はない。
2023年10月より市役所最寄りの丸岡駅と三国駅および丸岡バスターミナルを結ぶ路線バスの運行体制が行われている(日曜・年末年始は運休)が、それらよりも三国駅・丸岡バスターミナルともに県代表駅の福井駅(福井市)とを直接結ぶ鉄道または路線バスの本数のほうが多い
坂井市は市であるが、市役所の最寄り駅である丸岡駅を含め、すべての駅が無人駅である。
バス
路線バス・乗合タクシー
高速バス
- 空港連絡バス
道路
- 県道
- 福井県道・石川県道5号福井加賀線
- 福井県道7号三国東尋坊芦原線
- 福井県道9号芦原丸岡線
- 福井県道10号丸岡川西線
- 福井県道17号勝山丸岡線
- 福井県道20号三国春江線
- 福井県道29号福井金津線
- 福井県道30号福井丸岡線
- 福井県道38号丸岡インター線
- 福井県道101号三国金津線
- 福井県道102号春江川西線
- 福井県道103号福井三国線
- 福井県道106号三国丸岡停車場線
- 福井県道108号春江丸岡線
- 福井県道109号南横地芦原線
- 福井県道110号北野松岡線
- 福井県道112号栃神谷鳴鹿森田線
- 福井県道119号三国停車場線
- 福井県道151号加戸三国線
- 福井県道154号高柳矢地線
- 福井県道155号八幡横越線
- 福井県道156号佐野山岸線
- 福井県道159号長畑金津線
- 福井県道160号板倉高江線
- 福井県道163号高江針原線
- 福井県道166号北潟平山線
- 福井県道226号三国停車場桜谷線
- 福井県道234号福井空港線
- 福井県道256号福井港線
- 福井県道257号坂井金津線
- 福井県道259号龍ヶ鼻ダム公園線
- 福井県道272号金津丸岡線
道の駅
航路
観光





坂井市は観光業が盛んであり、福井県一の観光客数を誇る。2007年度には497万人が訪れた。[13]
景勝地
名所・旧跡
- 主な城郭・館
- 丸岡城 - 国の史跡・重要文化財
- 主な神社
- 主な寺院
- 主な史跡
観光スポット
- 福井県総合グリーンセンター
- ゆりの里公園・ユリーム春江
- 東尋坊観光交流センター
- 三国湊町家館
- 三國湊座
- 一筆啓上茶屋
- 竹田水車メロディーパーク・メロディーパーク木工館
- 越前竹人形の里
- 東尋坊タワー
- 東尋坊観光遊覧船
温泉
レジャー施設等
海水浴場
文化・名物
祭事・催事
名産・特産
- アンテナショップ
スポーツ

サッカー
フットサル
公営競技
競艇
マスコットキャラクター
市公式キャラクター
- 坂井ほや丸
- 2023年10月よりオンライン会議で見た目・性格などを構想し誕生。
- 誕生日 10月17日 (上記オンライン会議開催日)
その他
- 城丸くん
- DMOさかい観光局のキャラクター
- 辛みちゃん
- 越前坂井辛み蕎麦であなたの蕎麦で辛み隊のキャラクター
- 辛味大根がモチーフ
出身関連著名人
出身著名人
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ゆかりのある人物
- 継体天皇(古墳時代の大王(天皇))- 幼い時に父の彦主人王を亡くしたため、母・振姫の故郷である越前国高向(たかむく、現在の福井県坂井市丸岡町高椋)で育てられ、「男大迹王」として5世紀末の越前地方(近江地方説もある)を統治していた。
- 本多重次(安土桃山時代の武将。「日本一短い手紙」を書いた)- 丸岡町の本光院が墓所である。
- 本多成重(江戸時代の大名、本多重次の子)- 丸岡藩の初代藩主。
- ジョージ・アーノルド・エッセル(オランダ人土木技術者)- 坂井港(三国港、福井県)のエッセル堤、龍翔小学校(現:坂井市龍翔博物館)の設計、指導を行った。
- 小野忠弘(美術家、造形作家)- 旧制三国中学校で美術教師をしていた。三国町の自宅で死去した。
- 三好達治(詩人)- 1944年(昭和19年)から5年間、雄島村(三国町)に住んでいた。
- 野坂昭如(小説家)- 下の妹を疎開先の春江町(坂井市)で栄養失調で亡くした。後に福井県で妹を亡くした経験から贖罪のつもりで『火垂るの墓』を記した。
- 開高健(小説家)- 母方の祖父母が丸岡町出身、父親が坂井町出身。
- 日野陽仁(俳優)- 幼少期を坂井市で過ごす。
脚注
関連項目
外部リンク
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