愛希れいか
日本の女優 (1991-) ウィキペディアから
愛希 れいか(まなき れいか、1991年[3]8月21日[4] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団月組トップ娘役[4]。愛称は、ちゃぴ[1][5]。
まなき れいか 愛希 れいか | |
---|---|
生年月日 | 1991年8月21日(33歳) |
出身地 | 日本 福井県坂井市 |
身長 | 167 cm[1] |
血液型 | A型[2] |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台・ドラマ |
活動期間 | 2009年 - |
活動内容 |
2009年:宝塚歌劇団入団、月組配属 2011年:娘役へ転向 2012年:月組トップ娘役就任 2018年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開 |
事務所 | アミューズ |
公式サイト | 愛希れいかオフィシャルファンクラブ |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『ロミオとジュリエット』 『ベルサイユのばら』 『1789-バスティーユの恋人たち-』 『グランドホテル』 『エリザベート』 舞台 『エリザベート』 『ファントム』 『フラッシュダンス』 ドラマ 『青天を衝け』 『大奥』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 | |
来歴
2007年、宝塚音楽学校入学。2009年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に95期生として入団[7][3]。入団時の成績は14番[7]。宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で男役として初舞台[7][3]。その後、月組に配属[7][3]。2011年5月30日付で娘役へと転向[8]。同年の「アルジェの男」で新人公演初ヒロイン[9][1]。続く「アリスの恋人」(バウホール・日本青年館)で、バウホール・東上公演初ヒロイン[10][11]。2012年、霧矢大夢・蒼乃夕妃トップコンビ退団公演となる「エドワード8世」で、2度目の新人公演ヒロイン[9][11]。同年4月23日付で月組トップ娘役に就任[1][12]。龍真咲の相手役として、同年の「ロミオとジュリエット」でトップコンビ大劇場お披露目[13][5]。2016年に龍が退団後は、天海祐希に次ぐスピード就任となった珠城りょうを2人目の相手役に迎え[14]、翌年の「グランドホテル/カルーセル輪舞曲」で新トップコンビ大劇場お披露目。同公演の演出家トミー・チューンには、「言葉の壁がなければブロードウェーにも立てる」と高く評価された[12]。2018年の「愛聖女(サントダムール)」で、娘役としては異例となるバウホール公演初主演[14][12][1]。トップ娘役のバウホール主演は、月影瞳以来17年ぶりのこととなった[12][14]。同年11月18日、「エリザベート」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[5][1]。トップ在任期間はトータル6年7か月に渡り[1]、花總まり・遥くららに次ぐ歴代3番目を記録した[4][15]。同年12月よりアミューズ所属となり、芸能活動を再開[4]。
2019年の東宝ミュージカル「エリザベート」で、退団後初舞台[4][16][5]。自身がサヨナラ公演で演じたタイトルロールのエリザベート役を再び演じることとなった[16]。
人物
3歳からクラシックバレエを習い始め、小さい頃から歌ったり踊ったりすることが好きだった[2]。小学3年の時に、地元に来た宙組全国ツアー公演「エクスカリバー/シトラスの風」を観て、宝塚のファンになった[2][17]。学生時代は、バレエと両立できる放送部に所属していた[2]。中学卒業時に音楽学校を受験し、1回で合格した[18]。音楽学校時代は、1年目の予科生は娘役として授業を受けていたが、身長が伸びたこともあり、2年目の本科生になる前に男役に転向した[17]。その後、周囲から娘役転向を勧められたこともあったが、入団後に龍真咲から「絶対に娘役の方がいい」と言われたことなどがきっかけとなり、入団3年目に娘役へ再び転向した[18]。
愛称の「ちゃぴ」は本名の響きに由来する[17]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
初舞台
- 2009年4 - 5月、宙組『薔薇に降る雨』『Amour それは…』(宝塚大劇場のみ)
月組男役時代
- 2009年10 - 12月、『ラスト プレイ』『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』
- 2010年4 - 7月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - ルイ・シャルル、新人公演:ベン(本役:煌月爽矢)[11]
- 2010年9 - 11月、『ジプシー男爵-Der Zigeuner Baron-』 - ヴィオルカ『Rhapsodic Moon(ラプソディック・ムーン)』
- 2011年1月、『Dancing Heroes!』(バウホール)[11]
- 2011年3 - 5月、『バラの国の王子』 - 新人公演:ハチドリ(本役:珠城りょう)『ONE』
月組娘役時代
月組トップ娘役時代
- 2012年6 - 9月、『ロミオとジュリエット』 - ジュリエット 大劇場トップお披露目公演[13]
- 2012年10 - 11月、『愛するには短すぎる』 - バーバラ・オブライエン『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』(全国ツアー)
- 2013年1 - 3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 - ロザリー/エトワール
- 2013年5月、『ME AND MY GIRL』(梅田芸術劇場) - サリー・スミス
- 2013年7 - 10月、『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』 - カーラ・ド・レルヌ『Fantastic Energy!』
- 2013年11 - 12月、『JIN-仁-』 - 橘咲/結命『Fantastic Energy!』(全国ツアー)
- 2014年1月、『風と共に去りぬ』(梅田芸術劇場) - メラニー・ハミルトン 初エトワール
- 2014年3 - 6月、『宝塚をどり』『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』 - レイラ『TAKARAZUKA 花詩集100!!』 - 花のエトワール/マーガレット/蘭の女王/トップスター女/レディ/銀の花の女
- 2014年7 - 8月、『宝塚をどり』『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』 - レイラ『TAKARAZUKA 花詩集100!!』(博多座)
- 2014年9 - 12月、『PUCK(パック)』 - ハーミア『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』
- 2015年2 - 3月、『風と共に去りぬ』(中日劇場) - メラニー・ハミルトン エトワール
- 2015年4 - 7月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - マリー・アントワネット、新人公演:兵士[4]
- 2015年11 - 2016年2月、『舞音-MANON-』 - マノン『GOLDEN JAZZ』
- 2016年3 - 4月、『激情』 - カルメン『Apasionado(アパショナード)!!III』(全国ツアー)
- 2016年6 - 9月、『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』 - 帰蝶『Forever LOVE!!』
- 2016年10 - 11月、『アーサー王伝説』(文京シビックホール・ドラマシティ) - グウィネビア
- 2017年1 - 3月、『グランドホテル』 - エリザヴェッタ・グルーシンスカヤ『カルーセル輪舞曲(ロンド)』
- 2017年5月、『長崎しぐれ坂』 - おしま/芸者『カルーセル輪舞曲(ロンド)』(博多座)
- 2017年7 - 10月、『All for One』 - ルイ14世
- 2017年11 - 12月、『鳳凰伝』 - トゥーランドット『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』(全国ツアー)
- 2018年2 - 5月、『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』 - 高崎美波『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 - グッディ
- 2018年7月、『愛聖女(サントダムール)-Sainte♡d’Amour-』(バウホール) - ジャンヌ・ダルク[1][12]
- 2018年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - エリザベート 退団公演[1][12]
出演イベント
- 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
- 2012年3月、蒼乃夕妃ミュージック・サロン『VERY BEST OF ME』
- 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
- 2013年10月、第52回『宝塚舞踊会』[19]
- 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年9月、愛希れいかミュージック・パフォーマンス『Wonder of Love』 主演[20]
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
- 2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』[21]
- 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
- 2019年6 - 8月、『エリザベート』(帝国劇場) - エリザベート主演[注釈 1][5]
- 2019年11 - 12月、『ファントム』(TBS赤坂ACTシアター・梅田芸術劇場) - クリスティーヌ・ダーエ[注釈 2][22]
- 2020年9 - 10月、『フラッシュダンス』(日本青年館・日本特殊陶業市民会館・ドラマシティ) - アレックス・オーウェンズ 主演[23]
- 2021年1月、『The Illusionist-イリュージョニスト-』(日生劇場) - ソフィ[24]
- 2021年4月、『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』(梅田芸術劇場・東急シアターオーブ) - エリザベート[25]
- 2021年6 - 7月、『マタ・ハリ』(東京建物 Brillia HALL・アイリス・梅田芸術劇場) - マタ・ハリ 主演[注釈 3][26]
- 2021年12月、『泥人魚』(シアターコクーン) - 月影小夜子[27]
- 2022年10 - 2023年1月、『エリザベート』(帝国劇場・御園座・梅田芸術劇場・博多座) - エリザベート 主演[注釈 1][28]
- 2023年3 - 4月、『マリー・キュリー』(天王洲 銀河劇場・ドラマシティ) - マリー・キュリー 主演[29]
- 2024年1 - 3月、『トッツィー』(日生劇場・梅田芸術劇場・御園座・博多座・岡山芸術創造劇場) - ジュリー・ニコルズ[30]
- 2025年3 - 4月、『イリュージョニスト』(日生劇場・梅田芸術劇場) - ソフィ[31]
- 2025年10 - 11月、『マタ・ハリ』(東京建物 Brillia HALL・梅田芸術劇場・博多座) - マタ・ハリ 主演[32]
ドラマ
TV出演
- 2012年9月、TBS『オールスター感謝祭秋』
- 2017年3月、フジテレビ『2017 FNSうたの春まつり』
- 2025年1月、NHK総合『漫画家イエナガの複雑社会を超定義』(大河ドラマSPコラボ!クリエイターエコノミー)[43]
広告・CM出演
受賞歴
脚注
参考文献
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.