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マリオシリーズのキャラクター ウィキペディアから
キラー (Bullet Bill) は、任天堂が発売したコンピュータゲームソフトのシリーズ、マリオシリーズに出てくる架空のキャラクター。
弾丸もしくは砲弾のような形をしたキャラクター。『スーパーマリオブラザーズ』で初登場。基本色は黒。シャークマウス風の2つの目に、手が付いている(『スーパーマリオランド2』と『スーパーマリオサンシャイン』ではシャークマウスも描かれている)。
攻撃時は「キラー砲台」(作品によっては「キラー大砲」)と呼ばれる専用の砲台から発射され、一直線に飛んで行く(壁もすり抜ける)という性質を持つ。キラー同士がすれちがった際は、そのまますり抜けて進む場合と互いに上下に避ける場合がある。また、砲台は基本的に双頭であるため、背後から飛んでくることもある。ただし砲台に密着している時や上に乗っている時は発射されないことが多い。『スーパーマリオブラザーズ』、『スーパーマリオブラザーズ2』、『スーパーマリオワールド』では、砲台がなくても画面外からキラーが飛んでくる箇所が存在する。基本的な設定は変更されていないが、作品によってはデザインが微妙に変わっている事がある。また、砲台は変化が著しく、2D系マリオでは『スーパーマリオブラザーズ』のようなドクロマークの書かれた砲台が登場することが多いが、3D系マリオでは足場などに大砲のみ取り付けられているものが多い。踏んで倒せるが、ファイアボールは効かない。
兵器同然に扱われている為、細かい人格設定はなされていない。その点、一種族として成長していったボム兵とは対照的である。
長年、中身は空(徹甲弾)で、踏めば倒せたが、最近では火薬が詰まり、着弾後に爆風が広がる物(榴弾)も登場し、こちらは踏めない。但し、『スーパーマリオサンシャイン』以降の作品では例外も存在し、「放物線を描いて飛んでいく」「チョロプーなどが発射している」「前面に追尾用のカメラが取り付けられている(一部は準備工事のみ)」などの、特別な設計がなされたミサイルタイプも登場している。『スーパーマリオサンシャイン』では色によって性質が分けられており、通常のキラーは黒で、紫はホーミング機能があり、金色は倒した時に落とすコインの枚数が多く、ラストボスのクッパ戦でのみ登場する青色は倒すと1UPキノコやポンプの水を補給するペットボトルを落とす。
基本的には砲台がある限り無限に発射され続ける(砲台は通常壊せないが、『New スーパーマリオブラザーズ』では巨大マリオで、『スーパーマリオメーカー』シリーズでは上からくつクリボーの靴の踏み付けで壊せる)。『スーパーマリオランド2』では、普通に踏むだけだと倒してもまた発射され、倒した敵としてカウントされないが、スピンジャンプで倒すと敵1匹を倒したことになり以降発射されなくなる。『スーパーマリオRPG』の沈没船でも、キラーをジャンプで踏んで落とすとそのキラーが出ていた砲台からはキラーが出てこなくなる(キラーの正面に接触すると、そのまま押されて下の足場に落とされる。沈没船とミニゲームのちくわブリッジ以外の場所に登場するキラーは触れると戦闘になる)。
『スーパーマリオワールド』では裏ステージに進むとマリオUSAに登場するドドリゲスのような姿になる。
『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』に登場するキラーは、本体・砲台共に緑色をしている。また、ヨッシーを狙うかのように砲台が回転し、壁に当たると方向を変える黄色いキラーも登場する。更にリメイク版の『スーパーマリオアドバンス3』では、発射された後にヨッシーに向かってくるホーミングタイプの赤いキラーが登場する(SFC版では本編には登場しないが、データ上は存在する)。
『マリオカートDS』以降のマリオカートシリーズではアイテムとして登場。使用するとキャラクターがキラーに変身し、相手を弾き飛ばしながら高速で進むことができる。『マリオカートDS』『マリオカート7』『マリオカート ツアー』では「キラーシップ」というコースも登場する。『マリオカート ダブルダッシュ!!』ではクッパJrの専用カートとして、『ツアー』ではノーマルのマシンとしてマグナムキラー(後述)を模した『マグナムカート』というマシンが登場するほか、『ツアー』では色違いのノーマルとしてマグナムサーチキラー(後述)を模した『マグナムサーチ』、ウルトラレアとして『シルバーマグナム』というマシンも登場している。『マリオカートWii』では「ロケットキラー」というハングオンタイプの小型バイクが登場する。最高速(スピード)、ドリフト走行、ミニターボの持続時間に優れている。
『スーパーマリオギャラクシー』では、出てくる全てのキラーがマリオを追尾するようになった。また、この追尾する特性を活かして、キラーを当てて爆発させなければ壊すことが出来ないグラスゲージなども多く存在する。しかし、『スーパーマリオギャラクシー2』では再び直進型も登場するようになった。
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』ではマグナムキラーがステージの「やくもの」(仕掛け)として登場。キャラの十数倍以上の大きさがあり、時々ゆっくり壁に激突し、めり込んで一定時間後に爆発する。とてつもない爆発力があり食らったらほとんどの場合吹っ飛んでしまう。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』のアドベンチャーモード「亜空の使者」および『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』のフィールドスマッシュでは、敵キャラとして登場。こちらは踏みつける事ができない。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では変化アイテムのひとつとして登場。使用したキャラがキラーに変身し、まっすぐ突進して攻撃する。
『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』ではミニゲームのキャラとして登場し、『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』では巨大化し、ライバルとして立ちはだかる。アドベンチャーツアーズでは雪のようせいのリーズの番人をしている。
『マリオパーティ8』では「キラーキャンディ」というアイテムとして登場し、使ったキャラの足をキラーに変える能力がある。この状態でライバルにぶつかるとそのライバルからスターを奪える。また、エクストラミニゲーム「いせきでパズル」にも登場。早く消さないと制限時間を減らしてしまう。
このほかにも『スーパーマリオRPG』のラストボスであるカジオーが顔を砲台に変形させることがある。また、『マリオ&ルイージRPG2』ではヘイホーの一種である「ヘイホーほう」「エリートヘイホーほう」がキラーを発射する砲台を持っている。
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