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2023年の日米合作のアニメーション映画 ウィキペディアから
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(英: The Super Mario Bros. Movie)は、日本とアメリカ合衆国の合作による[5][6]、2023年のコンピュータ・アニメーション映画。任天堂のゲームシリーズ『マリオシリーズ』を原作として、任天堂とユニバーサル・ピクチャーズが共同出資し[7]、任天堂とイルミネーションが共同製作の上[8]、ユニバーサル・ピクチャーズによって配給された。
ペンギン達が住む氷の国に突如、巨大な飛行要塞が現れる。その要塞から無数のカメの兵士が現れ、その後ろからカメ族の大魔王クッパが降り立つ。ペンギンの王と兵士が立ち向かうも歯が立たず、クッパは側近であるカメックの力も借り、氷の城を炎で破壊する。キノコ王国のピーチ姫と結婚し、世界を支配しようと企むクッパは、城の中に隠されていた強力なパワーアップアイテム、スーパースターを手中にする。
一方、ブルックリンに住むマリオとルイージの双子の兄弟は、高圧的な上司スパイクの下で働くのをやめ、2人で配管サービス「スーパーマリオブラザーズ」を立ち上げる。全財産を費やしラップソングのような自分達のCMを作るなどするが、なかなか仕事が上手くいかず、父親にも非難されて頭を悩ませる。ある日、ブルックリンの地下の配管が破損し、市街地で洪水が発生。テレビのニュースでそれを知ったマリオは、自分達の名前を売るチャンスだと考え、ルイージを連れて無許可で地下の下水道に降り配管の修理を試みるが、失敗し下水道の更に下へと落ちてしまう。そこで謎の土管を発見するが、その土管に2人とも吸い込まれ、それぞれ別々の場所へとワープしてしまう。
マリオが意識を取り戻すと、そこは巨大なキノコが沢山生えた不思議な世界だった。マリオはそこで、この世界の住人だというキノピオと出会う。キノピオの話から、ここがキノコ王国であること、大魔王クッパがキノコ王国を滅ぼそうとしていること、ルイージのワープ先がクッパの支配するダークランドであることを知ったマリオは、彼の案内でプリンセスがいるというピーチ城に2人で向かう。一方、ダークランドに迷い込んだルイージは、カロンやバットンに襲われる。どうにか近くの砦に逃げ込むことに成功するも、安堵したのもつかの間で、クッパの手下のヘイホーやムーチョ達に捕まってしまう。
ピーチ城ではピーチ姫が、キノコ王国に迫っているクッパ軍団を迎え撃つ準備をしていた。ピーチは強力な兵力を保有するコング族と同盟を結ぶべくジャングル王国に向かおうとするが、そこでキノピオと共に到着したマリオと出会う。マリオから「ダークランドに落ちたルイージを救いたい」と言われたピーチは、訓練用のコースを用意して、これをクリアできたらジャングル王国に同行していいと言う。マリオはピーチからパワーアップアイテムのスーパーキノコを受け取り、能力を高めてコースに挑むが、何回やってもクリアできない。しかし、ルイージを救いたいマリオは何度失敗しても諦めず、コースクリアを目指す。結局マリオは一度もコースをクリアできなかったが、ピーチは諦めずにコースに挑み続けたマリオの心意気を認め、ジャングル王国への同行を認める。
マリオとピーチはジャングル王国で国王のクランキーコングと謁見するが、クランキーは同盟を結ぶのを渋り、闘技場で無敗を誇る息子のドンキーコングを倒せたら同盟を結ぶと条件を付ける。マリオはドンキーとの対決に挑むが、圧倒的な力の差を見せつけられ、一方的に打ちのめされる。さらに、パワーアップアイテムだと思って口にしたマメキノコで小さなマメマリオになってしまい、窮地に陥る。しかし、それでも何度やられても諦めずに立ち向かい、パワーアップアイテムのスーパーベルでネコマリオに変身した事で形勢を逆転し、ドンキーに勝利する。コング族と同盟を結んだマリオ達は、クッパ軍団を迎え撃つため、コング族の兵達と共に空に浮かぶレインボーロードをカートで走り、急いでキノコ王国に戻る。
だが、キノコ王国がコング族と同盟を結んだ事を察知していたクッパ軍団は、レインボーロードを走るマリオ達に奇襲を仕掛ける。数々の攻撃を耐えて反撃するマリオ達であったが、追い込まれたノコノコ大将が自ら突貫しレインボーロードの一部を破壊。その衝撃でマリオとドンキーは海に落ち、そのショックで呆けていたコング族はクッパ軍団に捕らえられてしまう。ピーチはキノピオとキノコ王国に戻り、コング族の兵とマリオを失った事を市民に伝えると共に、王国からの避難を促す。海に落ちたマリオは、溺れそうなドンキーを救うが、突如現れたウツボに吞み込まれてしまう。
クッパは飛行要塞ごとキノコ王国に到着し、ピーチに結婚を申し込むが、あえなく断られる。だが側近のカメックがキノピオを魔法で拷問し、拒否できない状況に追い込む事で、ピーチを無理矢理結婚に同意させる。一方、マリオとドンキーはウツボの体内で、互いに父親に認められたい思いを抱いているという共通点を見出すが、どうにも出来ない状況に共に自暴自棄になりかけていた。しかし、ウツボが一緒に飲み込んでいたドンキーのカートのロケットが壊れていない事に活路を見出し、そのロケットに乗ってウツボの体内から脱出。結婚式の開かれるクッパの飛行要塞へと急ぐ。
結婚式でクッパはピーチとの門出の生贄として、ルイージやコング族、ペンギン達を含む全ての囚人を溶岩に落とし処刑しようとする。ピーチはそれを阻止すべく、事前にキノピオから受け取ったブーケに隠してあったアイスフラワーを使い、クッパと鎖の巻き取り機を凍らせる。マリオとドンキーは、キノコ王国の市街地でクッパ軍団を蹴散らし、式場に到着して囚人達を解放する。唯一ルイージが溶岩に落ちそうになるが、マリオがタヌキスーツの飛行能力で救出する。しかし、ピーチが自分のものにならない事に激怒したクッパは自力で氷を破壊。更には巨大なマグナムキラーをピーチ城目掛けて発射し、キノコ王国を完全に破壊しようとする。マリオはそれを止めるべく、マグナムキラーを追い掛け、自分へと誘導させる。自分がこの世界に来た際に通ってきたワープ土管を見つけたマリオは、ギリギリまで引き付けたマグナムキラーをそのワープ土管に吸い込ませ、異空間内で爆発させる事でキノコ王国の破壊を回避する。
だが、異空間でマグナムキラーを爆発させた影響でワープ土管が暴走し、ピーチ達やクッパ軍団、さらには飛行要塞までもがワープ土管に吸い込まれてブルックリンに転移し、ブルックリンは大混乱に陥る。マリオは、結婚式を台無しにされた事に腹を立てるクッパの攻撃を受け、窮地に追い込まれる。しかし、最後まで諦めず、隙を見てピーチの攻撃でクッパが落としたスーパースターをルイージと共に入手。2人は無敵になり、その力でクッパ軍団を圧倒し、遂にクッパを倒すことに成功した。マリオブラザーズに敗れたクッパはマメキノコで縮められ、罰として瓶に投獄された。マリオブラザーズの勇姿を目の当たりにした彼らの両親やスパイクを含むブルックリンの人々は、彼らをヒーローとして賞賛する。その後、マリオとルイージはキノコ王国へと引っ越し、配管業に勤しむ。
担当声優は英語版 / 日本語版の順に表記。なお、日本語版キャストは一部のメインキャストを除いて配役非公表となっているため、本項ではエンディングクレジットにて明記されている配役のみ記載する。
上記の他、『スーパードンキーコングシリーズ』より、ディンキーコング・ファンキーコング・ディクシーコング・チャンキーコング・スワンキーコングも登場。
任天堂は1993年にブエナ・ビスタ(現・ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ)製作で映画化された『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』が批評的にも商業的にも失敗した後、一部のキャラクターを他社の映画作品に貸し出す事例[注釈 7]はあったものの、自社の作品を映画化する際のライセンス供与に慎重になった[15]。マリオの生みの親である宮本茂によると映画とゲーム制作は別物である、という意識があったため、任天堂と自身は映画制作からは距離を置いていた。しかしその後宮本自身、過去のゲームをバーチャルコンソールなどで配信する際に、都度ハードウェアに合わせた移植作業が必要なる事、反して映画であればそれが必要なく、またゲームを遊ばない多くの人の目に触れる機会が増えるため、「マリオにとっては映画があったほうがいい時代がきたな」と考えを改めたと明かしている[16]。併せて「長年愛されてきたソフトと映像資産を組み合わせ、それらを長期的に活用することができれば、コンテンツビジネスはさらに発展する」と認識もしていた[17]。また、映画の制作行程はビデオゲームとは違いが大きいと判断し、映画の専門家に指導してもらいたいとも既に考慮していた[18]。
2014年11月に発生したソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントへのハッキング事件では、プロデューサーのアヴィ・アラッド、スタジオのチーフであるエイミー・パスカル、トライスター ピクチャーズの代表であるトーマス・ロスマン、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションのプロダクション・プレジデントであるミシェル・ライモ・コウヤテの間で交わされたメールが公開され、ソニーが数年前から『マリオシリーズ』の映画化権を獲得しようとしていたことが明らかになった。アラッドは2014年2月と7月に東京の任天堂を訪問し、契約を成立させようとした。10月、アラッドはパスカルにメールを送り、任天堂との契約が成立したと伝えた。パスカルはゲンディ・タルタコフスキーの起用を提案し、コウヤテは「最初から3-4本の映画が考えられる」と述べ、「マリオ帝国を築きたい」と希望を語っていた[15]。しかし、このメールが流出した後、アラッドは取引が行われたことを否定し、交渉はまだ始まったばかりだと述べた。バズフィードは、このメールが、ソニー・ピクチャーズの兄弟会社であるソニー・コンピュータエンタテインメント(任天堂の主要な競争相手のひとつ)との対立の可能性を考慮していないと指摘した[15]。
同時期である2014年には更に、任天堂がユニバーサル・パークス&リゾーツと共同でマリオをテーマにしたアトラクション「スーパー・ニンテンドー・ワールド」を開発していた時期であった。このプロジェクト遂行時に宮本はユニバーサル・ピクチャーズからイルミネーション・アニメーション部門の創設者兼CEOであるクリス・メレダンドリが宮本のファンで彼に会いたがっていると聞き、紹介される。この際にメレダンドリは宮本の過去の記事やインタビューを集めたものを見せ、「自身の創作過程や思考は宮本と似ている」と説明してきたという。最初はメレダンドリのプレゼンテーションかとも思った宮本だが、メレダンドリが自身の失敗談とその自己分析について話してきた際に「メレダンドリは信頼できそうだと感じた」と話している。先述通りマリオの映画を必要だと感じていた時期でもあった宮本は、メレダンドリとイルミネーションと共に映画制作を開始した[16]。彼らは2016年までに本格的な話し合いを始めていたが、もし面白いものを作れなかったら(製作を)やめる、という意思は共有していたものの[18]、2017年11月には、任天堂がユニバーサルとイルミネーションと共同でマリオのアニメーション映画を作ると報道された[19]。任天堂の当時の社長である君島達己は、「まだ最終決定ではないが、近いうちに発表する」と明言していた。君島は、この取引が成功すれば、2020年の公開が可能になると期待していた[20]。2018年1月、任天堂は宮本とメレダンドリの共同プロデュースで本作を進行することを発表した[21]。メレダンドリ及び宮本は、本作はイルミネーションにとって「優先事項」であり、2022年に公開される可能性が高いと述べている[22]。2020年1月、任天堂の社長である古川俊太郎は、本作が2022年の公開を目指して「順調に進んでいる」と述べた。また、古川は、任天堂が映画の権利を持ち、任天堂とユニバーサルの両方が製作資金を提供すると述べた[23]。
2021年8月、イルミネーションのアニメーターのLinkedInのプロフィールに本作が含まれていることが判明し、アーロン・ホーバスとマイケル・イェレニックが監督を務めていることが明らかになった[24]。全キャストの発表に続き、ホーバスとイェレニックが監督を務めることが決定し、マシュー・フォーゲルが脚本を担当することが発表された[25]。
2021年2月、ゲームでのマリオの声優であるチャールズ・マーティネーは、本作での再演の可能性について「驚異的なこと」と語り、もしマリオの声優を依頼されたら、「大きな喜びと幸福感を持って遊びに行く」と語った[26]。8月、セバスティアン・マニスカルコは、ゲーム『レッキングクルー』(1985年)に登場する、スパイクの声を担当することを明らかにした[27]。
2021年9月のNintendo Directのプレゼンテーションで、宮本茂は、クリス・プラット、アニャ・テイラー=ジョイ、チャーリー・デイ、ジャック・ブラック、キーガン=マイケル・キー、セス・ローゲン、ケビン・マイケル・リチャードソン、フレッド・アーミセン、マニスコがボイスキャストの先頭に立つこと、そしてマーティネーがサプライズ・カメオで登場することを発表した[28]。有名俳優がキャラクターの声を担当することを歓迎する人もいれば、1991年からマリオの声を担当しているマーティネーやイタリア人俳優ではなく、プラットをマリオに起用したことなど、批判的な意見もあった[29]。
本作のアニメーションは、これまでのイルミネーション作品の多くを手がけてきたイルミネーション・スタジオ・パリが、フランスのパリで、2020年9月までに製作が進められ、2022年10月にアニメーション制作が終了する[30][31][32][33] 。 ドンキーコングは、テレビゲーム「スーパードンキーコング 」(1994年)以来、初めてデザインを変更した。そのため、『ドンキーコング』(1981年)でデビューしたときのデザインと、現代のデザインの両方の要素を取り入れた[34]。
映画の制作においては、ストーリーだけでなく音楽やステージなど、すべての要素を任天堂と対話しながら作りあげたとメレダンドリはコメントした[35]。例えばキャラクターの形成という部分では、それぞれをオリジナルに忠実なかたちで表現しながら、大きなスクリーンでも説得力を持った存在、生きた存在に作り上げるため、ところどころで新しい要素も追加している[35]。「そのために多くの『スーパーマリオ』作品を参照し、細かなディテールまで練り上げてきました」としている[35]。
本作品と任天堂の関わりについて宮本は「今回はアニメーションを作るわけなので、監督から何から圧倒的多数はイルミネーションのチームなんですね」とコメントし、任天堂からは『ゼルダの伝説』などでデモシーンを専門に作っている人達の中から映画好きを集めた少数の映画プロジェクトチームを作り、毎週会議を行いながら制作したという[36]。ただし映画についてはイルミネーションが本業なのでそこは任天堂スタッフは口出しをせず、あくまでゲームをよく知っている観客としてアイデアを提案し、ゲームを作っている側で知っている情報をできるだけ提供したりしながら、リモート会議を頻繁に行なったという[36]。
宮本は「マリオがスクリーンで動くことに対して初めは心配をしていたけれど、完成品を見た時、40年前に8ビットで描いていたマリオがやっと人間になったという感覚が得られました。スタッフは皆マリオファンで、そういった人達に支えられてできた作品です」とその感動を述べ、また「音楽も素晴らしい仕上がりになっていて、ファンの方には細かいところに注目しながら何回も鑑賞してほしいですね」と語った[35]。
なお、日本語版と英語版では脚本が一部異なっており、宮本は「日本語版の脚本は僕が監修をして日本独自のものを作ろうと提案した」と語っている[37]。その理由として、「リアルに見せる部分がいい加減だとガッカリする[38]」「面白いドラマはセリフ回しがうまい[37]」など、言葉遣いに強いこだわりがあったことが明かされている。日本語版脚本は、任天堂と同じく京都を拠点として活動している劇団ヨーロッパ企画の上田誠が担当した[39]。
2022年10月、メレダンドリはブライアン・タイラーが映画音楽を作曲することを公表した。タイラーは「マリオシリーズ」の音楽を作曲した近藤浩治と連絡を取り合いながら、ゲームの音楽を映画の中に取り入れていった[40]。タイラーによると、映画音楽はオーケストラ、合唱団、バンドに加えて「イタリアの楽器、アコーディオン、生ドラム、マンドリン、口笛を吹く人間の声」や「8ビットサウンド」をフィーチャリングした「ビッグな」構成になっているという[41]。2022年10月17日にワーナー・ブラザースのイーストウッド・スコアリング・ステージでレコーディングが行われ[42]、音響編集はスカイウォーカー・サウンドで行われた。タイラーによると、映画のために15分間の新テーマ曲を作曲したところ、宮本と近藤から好意的な反応を得たという[41]。また、『スーパーマリオブラザーズ3』『スーパーマリオ64』『スーパーマリオ 3Dランド』のライトモティーフをベースにした曲も映画で使用されている[43]。
ジャック・ブラックとキーガン=マイケル・キーが歌う曲は、彼らが即興で作った曲である[44]。また、ブラック・ハイドラは「スーパー・マリオブラザーズのテーマ」をベースに「スーパー・マッシュルーム」を作曲しており、同曲は2022年11月30日からYouTubeで公開された[45]。2023年3月、セス・ローゲンはドンキーコングが登場する際に『ドンキーコング64』でグラント・カークホープが作曲した「モンキーラップ」が使用されることを明かした[46]。しかし、エンディングでは「from Donkey Kong 64′」とクレジットされ、カークホープの名前はクレジットされていない[47][48]。
クッパがピーチ姫への愛を歌う「ピーチス」はジャック・ブラック、アーロン・ホーバス、エリック・オズモンド、ジョン・スパイカーが作詞している。「クッパがラブソングを歌う」というアイディアはブラックの発案であり[49]、2023年4月7日にコール・ベネットが手掛けた「ピーチス」のミュージックビデオが公開された。ブラックによると、撮影は数時間で終了したという[50]。「ピーチス」はリリース時にiTunesストリーミングチャートで第61位になっており[51][52]、Billboard Hot 100では第83位になっている[53]。
上記以外の曲にも、劇中ではa-haのテイク・オン・ミーやAC/DCのサンダーストラック、ボニー・タイラーのホールディング・アウト・フォー・ア・ヒーローなどといった洋楽も使用されている。
本作はユニバーサル・ピクチャーズにより、製作が行われている[54]。当初、アメリカでは2022年12月21日に公開を予定していたが[54]、2022年4月26日に任天堂はアメリカでは2023年4月7日、日本では同月28日にそれぞれ公開日を変更することを発表した[55][56]。さらにアメリカでの公開日が4月5日になることを3月1日に発表した。
また、日本語版をアメリカ(ホノルル・ロサンゼルス・シアトル・ニューヨーク・サンフランシスコ)とカナダ(トロント・バンクーバー)の一部劇場にて限定公開することを2023年4月26日に発表した[57]。
2023年4月5日より、順次公開がスタートし、9日までの興行収入は全世界で約3億8000万ドル(約500億円)を記録[58]。これは、『アナと雪の女王2』がこれまで保持していた記録を抜き去り、世界興行収入としてはアニメーション映画史上最高のオープニング記録となった[59]。
国・地域 | 公開日 | 配給 | 題名 | 出典 |
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アメリカ合衆国 | 2023年4月5日 | ユニバーサル・ピクチャーズ | The Super Mario Bros. Movie | [60] |
カナダ | The Super Mario Bros. Movie(英語版) Super Mario Bros. le film(フランス語版) |
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オーストリア | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | Der Super Mario Bros. Film | ||
オーストラリア | The Super Mario Bros. Movie | |||
バングラデシュ | ||||
ベルギー | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | |||
ボリビア | Super Mario Bros.: La película | |||
ブラジル | Super Mario Bros. O Filme | |||
スイス | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | Der Super Mario Bros. Film | ||
チリ | Super Mario Bros.: La Película | |||
中国 | 超级马力欧兄弟大电影 | |||
コロンビア | Super Mario Bros. La Película | |||
ドイツ | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | Der Super Mario Bros. Film | ||
ドミニカ共和国 | ||||
スペイン | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | Super Mario Bros.: La película | ||
フランス | Super Mario Bros. le film | |||
イギリス | The Super Mario Bros. Movie | |||
香港 | 超級瑪利歐兄弟大電影 | |||
マカオ | ||||
インドネシア | ||||
アイルランド | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | Super Mario Bros. | ||
アイスランド | Super Mario Bros. Biómyndin | |||
イタリア | Super Mario Bros - Il film | |||
ルクセンブルク | ||||
ラトビア | Super Mario brāļi: Filma | |||
北マケドニア | ||||
マルタ | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | |||
メキシコ | Super Mario Bros.: La película | |||
オランダ | ||||
ノルウェー | ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ | Super Mario Bros. Filmen | ||
ニュージーランド | The Super Mario Bros. Movie | |||
ペルー | Super Mario Bros. La película | |||
パラグアイ | ||||
スウェーデン | Super Mario Bros. Filmen | |||
タイ | เดอะซูเปอร์มาริโอบราเธอส์มูฟวี | |||
台湾 | 超級瑪利歐兄弟電影版 | |||
ウクライナ | B&H Film Distribution | Брати Супер Маріо в кіно | ||
アルメニア | 2023年4月6日 | |||
アルゼンチン | ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ | Super Mario Bros.: La película | ||
ボスニア・ヘルツェゴビナ | ||||
キプロス | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | |||
チェコ | Super Mario Bros. ve filmu | |||
デンマーク | Super Mario Bros. filmen | |||
エクアドル | Super Mario Bros | |||
フィンランド | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | The Super Mario Bros. Movie | ||
ジョージア | ||||
ギリシャ | Tanweer Alliances | Super Mario Bros: Η ταινία | ||
クロアチア | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | Super Mario Bros. Film | ||
ハンガリー | Super Mario Bros.: A film | |||
イスラエル | ||||
カザフスタン | ||||
モロッコ | ||||
モンテネグロ | ||||
ポルトガル | Cinemundo | Super Mario Bros. O Filme | ||
セルビア | Super Mario Braća Film | |||
シンガポール | ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ | The Super Mario Bros. Movie | ||
スロベニア | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | Brata Super Mario Film | ||
スロバキア | Super Mario Bros. vo filme | |||
ベネズエラ | Súper Mario Bros. La película | |||
ブルガリア | 2023年4月7日 | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | Супер Марио Bros.: Филмът | |
エストニア | Super Mario Bros. Film | |||
インド | सुपर मारियो ब्रदर्स मूवी | |||
リトアニア | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | Super Mario broliai | ||
ベトナム | Phim Anh Em Super Mario | |||
トルコ | 2023年4月14日 | Süper Mario Kardeşler Filmi | ||
フィリピン | 2023年4月19日 | The Super Mario Bros. Movie | ||
アラブ首長国連邦 | 2023年4月20日 | |||
バーレーン | ||||
エジプト | ||||
イラク | ||||
ヨルダン | ||||
クウェート | ||||
レバノン | ||||
マレーシア | ||||
オマーン | ||||
カタール | ||||
サウジアラビア | ||||
韓国 | 2023年4月26日 | 슈퍼 마리오 브라더스 | [61] | |
日本 | 2023年4月28日 | 東宝東和 | ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー | |
ポーランド | 2023年5月26日 | ユニバーサル・ピクチャーズ・インターナショナル | Super Mario Bros: Film |
2023年7月15日時点の興行収入は北米市場で5億7414万ドル、海外市場で7億8117万ドルを記録した[2][3]。これにより、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』はゲーム原作の映画の中で歴代最高額、アニメーション映画では歴代2位の興行収入を記録する映画となった[62][63]。
また、2023年9月時点での世界興行収入は13億5975万4799ドルを記録。同月3日に『バービー』(ワーナー・ブラザース配給)にその座を明け渡すまで、2023年に公開された映画の中で最も興行収入を獲得した作品となっていた[64][65]。
アメリカ・カナダでは『AIR/エア』と同日である2023年4月5日に公開され、当初の予測では公開5日間で4025劇場から1億2500万ドルの興行収入、海外市場では1億ドルの興行収入を見込んでいた[66][67]。しかし、公開初日に3170万ドル、2日目に2650万ドルの興行収入を記録したことで、公開5日間の予測は1億4100万ドルに引き上げられ、金曜日に5500万ドルの興行収入を記録したことで、予測はさらに1億9100万ドルに引き上げられた。最終的には公開5日間の興行収入は2億460万ドル(このうち週末3日間の興行収入は1億4640万ドル)を記録しており[67][68][69]、『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』の記録(7210万ドル)を抜きビデオゲーム原作の映画として歴代最高額のオープニング収入を記録し、さらに同作の国内興行収入1億9000万ドルも抜きビデオゲーム原作の映画として歴代最高額のオープニング収益及び興行収入を記録した[70]。また、イースターのオープニング週末としては『ワイルド・スピード SKY MISSION』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に次いで歴代第3位の成績を記録した[71]。さらに、水曜日公開映画の5日間の興行収入として『トランスフォーマー/リベンジ』を抜き、イルミネーション作品として『ミニオンズ』を抜き、それぞれ歴代最高額の興行収入を記録している[72]。これに加えて、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の記録を抜いて2023年公開映画として最高額のオープニング週末成績となり[73]、アニメ映画としては『ライオン・キング』『インクレディブル・ファミリー』に次ぐ歴代第3位のオープニング週末成績となっている[74]。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は海外市場でも人気を集め、オープニング週末の合計興行収入は3億7500万ドルを記録し、『アナと雪の女王2』を抜いて歴代最高額を記録した[71]。また、ゲーム原作の映画として『ウォークラフト』を抜いて歴代最高額の世界オープニング週末成績を記録している[68]。公開第2週末の興行収入は9250万ドル、公開第3週末には5990万ドルを記録し、『アナと雪の女王2』『インクレディブル・ファミリー』を抜いてそれぞれアニメ映画歴代最高額を記録した[75][76]。公開第4週末の興行収入は4000万ドルを記録し、2023年4月30日には世界興行収入が10億ドルを超えた[77]。
アメリカ・カナダ以外の地域でのオープニング週末は1億7280万ドルを記録し、アニメ映画として10市場で歴代最高額、ビデオゲーム原作の映画として44市場で歴代最高額のオープニング週末成績を記録した[78]。公開第2週末には71市場で1億250万ドル[79]、公開第3週末には78市場で7070万ドル[80]、公開第4週末には80市場で6830万ドルの興行収入を記録している[81]。
5月28日、公開から31日間で観客動員705.7万人、興行収入100.58億円を記録し、日本での洋画アニメーション史上最速で100億円を突破した[82]。
8月8日、興行通信社は同月6日時点での興行成績において、135.3億円を突破したことを発表した。これにより、2023年に封切りされた映画の中で1位、ユニバーサル・ピクチャーズが製作し配給した全ての作品の中で1位になったことを明らかにした[83]。
6月、本作品好調による相乗効果で「マリオカート8 デラックス」などといった、マリオが登場する任天堂のゲームソフトの販売も好調であることがファミ通から報じられた[84]。
動員数 (万人) |
興行収入 (億円) |
出典・備考 | ||||
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週末 | 累計 | 週末 | 累計 | |||
1週目の週末 (2023年4月28日・29日・30日) |
1位 | 127.6 | 127.6 | 18.4 | 18.4 | [85][86] |
2週目の週末 (5月5日・6日・7日) |
174.6 | 467.7 | 24.7 | 65.4 | [87][88] | |
3週目の週末 (5月12日・13日・14日) |
72.1 | 569.2 | 10.7 | 80.5 | [89][90] | |
4週目の週末 (5月19日・20日・21日) |
2位 | 50.5 | 643.3 | 7.4 | 91.4 | [91][92] |
5週目の週末 (5月26日・27日・28日) |
1位 | 42.6 | 705.7 | 6.3 | 100.6 | 公開31日で興収100億円を突破[82][93]。 |
6週目の週末 (6月2日・3日・4日) |
37.9 | 767.5 | 5.8 | 109.6 | [94][95] | |
7週目の週末 (6月9日・10日・11日) |
2位 | 29.7 | 810.2 | 4.3 | 115.9 | [96][97] |
8週目の週末 (6月16日・17日・18日) |
3位 | 19.0 | 839.0 | 2.8 | 120.0 | [98][99] |
9週目の週末 (6月23日・24日・25日) |
2位 | 17.5 | 862.7 | 2.5 | 123.4 | [100][101] |
10週目の週末 (6月30日・7月1日・2日) |
4位 | 884.3 | 2.2 | 126.4 | ||
11週目の週末 (7月7日・8日・9日) |
5位 | 898.5 | 1.6 | 128.4 | [102][103] | |
12週目の週末 (7月14日・15日・16日) |
1.4 | 130.1 | 7月17日(祝日)まで累計興収131.0億円、動員916.7万人。[104] | |||
13週目の週末 (7月21日・22日・23日) |
925.2 | 0.9 | 132.2 | |||
14週目の週末 (7月28日・29日・30日) |
6.3 | 939.0 | 0.8 | 133.9 | [105][106] | |
15週目の週末 (8月4日・5日・6日) |
8位 | 4.3 | 950.5 | 0.6 | 135.3 | |
16週目の週末 (8月11日・12日・13日) |
10位 | 961.6 | 0.8 | 136.8 | ||
17週目の週末 (8月18日・19日・20日) |
圏外 | 973.0 | 138.4 | |||
18週目の週末 (8月25日・26日・27日) |
978.4 | 139.1 | ||||
19週目の週末 (9月1日・2日・3日) |
980.7 | 139.4 | ||||
20週目の週末 (9月8日・9日・10日) |
981.5 | 139.5 | ||||
21週目の週末 (9月15日・16日・17日) |
139.5 | 累計興収は9月18日(祝日)までのもの。 | ||||
22週目の週末 (9月22日・23日・24日) |
139.6 | |||||
23週目の週末 (9月29日・30日・10月1日) |
139.6 | |||||
24週目の週末 (10月6日・7日・8日) |
139.6 | 累計興収は10月9日(祝日)までのもの。 | ||||
25週目の週末 (10月13日・14日・15日) |
983.8 | 139.9 | 10月13~19日にMX4D、4DX版復活上映[107]。 | |||
26週目の週末 (10月20日・21日・22日) |
984.5 | 140.1 | 10月18日に興収140億円を突破[108][109]。 |
映画賞 | 授賞式 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
ゴールデン・トレーラー賞 | 2023年6月29日 | イノベーティブ広告賞 |
|
ノミネート | [110] [111] |
2023MTVミャウ・アワード | 2023年8月4日 | ミャウディオ賞 | 「ピーチス」 | [112] [113] | |
キラーシリーズ/映画賞 | 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 | 受賞 | |||
第14回ハリウッドメディア音楽賞 | 2023年11月15日 | アニメ映画部門作曲賞 | ブライアン・タイラー | ノミネート | [114] |
アニメ映画部門歌曲賞 | 「ピーチス」 | ||||
ハリウッド・プロフェッショナル・アワード | 2023年11月28日 | アニメ映画部門カラー・グラディング賞 | ジェイソン・ハーネル | [115] | |
第48回報知映画賞 | アニメ作品賞 | 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 | 受賞 | [116] [117] | |
The Game Awards 2023 | 2023年12月7日 | 脚色賞 | ノミネート | [118] | |
第27回ラスベガス映画批評家協会賞 | 2023年12月13日 | アニメ映画賞 | [119] [120] | ||
歌曲賞 | 「ピーチス」 | ||||
#XTrendAward 2023 | 2023年12月27日 (発表日) |
ジャンル別 映画 | 「マリオの映画」 | 5位 | [121] |
第13回ジョージア映画批評家協会賞 | 2024年1月5日 | 歌曲賞 | 「ピーチス」 | ノミネート | [122] |
2024アストラ映画賞 | 2024年1月6日 | 声優賞 | ジャック・ブラック | [123] | |
第81回ゴールデングローブ賞 | 2024年1月7日 | 興行成績賞 | 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 | [124] | |
アニメ映画賞 | |||||
主題歌賞 | 「ピーチス」 | ||||
デンバー映画批評家協会賞 | 2024年1月12日 | アニメ映画賞 | 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 | [125] | |
ハワイ映画批評家協会賞 | 歌曲賞 | 「ピーチス」 | [126] | ||
声優/モーションキャプチャ演技賞 | ジャック・ブラック | ||||
第29回クリティクス・チョイス・アワード | 2024年1月14日 | 歌曲賞 | 「ピーチス」 | [127] | |
第48回サターン賞 | 2024年2月4日 | アニメ映画賞 | 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 | [128] [129] | |
ブルーリボン賞 | 2024年2月8日 | 外国作品賞 | 受賞 | [130] | |
ムービーガイド賞 | 2024年2月9日 | ファミリー映画賞 | ノミネート | [131] | |
第28回美術監督組合賞 | 2024年2月10日 | アニメ映画部門美術賞 | [132] | ||
作曲・作詞家協会賞 | 2024年2月13日 | コメディ/ミュージカル映画部門歌曲賞 | 「ピーチス」 | [133] | |
第51回アニー賞 | 2024年2月17日 | 長編声優賞 | ジャック・ブラック | [134] [135] | |
第49回ピープルズ・チョイス・アワード | 2024年2月18日 | 作品賞 | 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 | [136] | |
第22回視覚効果協会賞 | 2024年2月21日 | アニメ映画部門シミュレーション効果賞 |
|
[137] [138] | |
第35回全米製作者組合賞 | 2024年2月25日 | アニメ映画賞 | 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 | [139] | |
2024アストラ・クリエイティブ・アーツ賞 | 2024年2月26日 | パブリシティ・キャンペーン賞 | [140] | ||
歌曲賞 | 「ピーチス」 | ||||
映画音響協会賞 | 2024年3月3日 | アニメ映画部門音響賞 | 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 | [141] | |
ゴールデン・リール賞2023 | アニメ映画部門音響編集賞 |
|
[142] | ||
第28回サテライト賞 | 主題歌賞 | 「ピーチス」 | [143] [144] | ||
第18回声優アワード2023 | 2024年3月9日 | キッズ・ファミリー賞 | 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 | 受賞 | [145] |
映像外部リンク | |
---|---|
IlluminationJP / Nintendo 公式チャンネル | |
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』セカンド予告(吹替版)(2022年11月30日) | |
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー Direct 2022.10.07 (第1弾トレーラー)(2022年10月7日) | |
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー Direct 2022.11.30 (第2弾トレーラー)(2022年11月30日) |
イルミネーションは以前よりフジテレビとの国際的戦略提携を結んでおり[146]、後述の同局主催のイベントへの出展のほか[147]、同系列局での放送を通じて宣伝が多く行われた[148][149][150]。
いずれも放送日時・放送時間はフジテレビ(制作局、関東地区)のもの。
2023年5月16日、アメリカやカナダにて、デジタル配信が先行する形で本作品のソフトレンタル並びに販売を開始した[167]。
2023年8月3日からはNBCユニバーサル傘下の定額制動画配信サービスであるPeacockプレミアムにて見放題独占配信された[168]。
2023年8月1日、日本航空(JAL)の「JAL 機内エンターテイメント」にて本作品が配信された[169][170]。
2023年8月21日、日本でも本作品のソフトレンタル並びに販売を開始することを発表。同月23日からデジタル版の先行販売、同年9月6日からデジタル版のレンタルを開始[171]。
2023年12月30日、定額制動画配信サービスのAmazon Prime Videoにおいて、字幕版と吹替版の見放題配信が開始された[172]。
2023年12月30日からWOWOWにて字幕版、同月31日から同放送局にて吹替版の放映が行われた。また、WOWOWオンデマンドでもサイマル配信を行い、初回放送終了後から見逃し配信も実施する[172]。
2023年9月6日、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンより4K UHD、Blu-ray DiscとDVDが発売された[173]。
2021年5月、任天堂の社長である古川俊太郎は、マリオの映画が成功した場合、他の任天堂IPを使ったアニメーション映画作品をさらに製作する意向を表明した[174]。
その後、2023年11月に『ゼルダの伝説』の実写映画化を発表した。任天堂とソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが共同出資し、任天堂が制作費出資比率50%以上を保持し制作を主導、ソニーが映画配給を担当する[175][176]。プロデューサーはマリオに引き続き宮本茂が務め、もう一人の映画プロデューサーはソニーがマリオの映画化計画の初期段階当時、尽力し動いていたアヴィ・アラッドが参加している[177]。
2024年3月10日夜[注釈 8]、任天堂は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の続編の制作を発表した。タイトルは未定。アメリカを含む多くの国と地域では2026年4月3日の公開を、日本では同月24日の公開を、それ以外の地域でも同月中の公開を予定している[178][179][180]。
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