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M

ラテン文字の13番目の文字 ウィキペディアから

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Mは、ラテン文字アルファベット)の13番目の文字。小文字mギリシア文字Μ(ミュー)に由来し、キリル文字Мに相当する。

概要 ラテン文字 ...

字形

Thumb
筆記体
Thumb
ジュッターリーン体

2つの字形が使われる。

  1. 横に連なる折れ線で、上で2回、下で1回屈曲する4本の直線である。普通は最初と最後の直線が垂直線となる。大文字は一般にこの字形による。
  2. 上の屈曲が丸まり、下部は垂直な線となる。一番左の直線はさらに上にまっすぐのびる。左にセリフを出したり左に曲がったりすることがある。右下は右に曲がったり、さらに上に折り返すことがある。小文字はこの字形である。大文字筆記体でこの字形を取ることがある。フラクトゥールはいずれもこの字形に基づき、である。
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呼称

音価

この文字が表す音素は、[m]両唇鼻音)およびその類似音である。

  • 多くの言語で、唇歯摩擦音 [f], [v] の前では異音として唇歯鼻音 [ɱ] になることがある。
  • フランス語では、同じ単語内の直前に母音があり、直後が母音(発音しない e は除く)か m でなければ、直前の母音を同化鼻母音にする。このとき、/m/ は発音しない。
    • ただしリエゾン(「母音+m(語境界)母音」)の場合、/m/は発音され、鼻母音化も保たれる。
      • 「母音+mm+母音」で鼻母音化が起こるかどうかは語による。
    • これらの振る舞いは n と同様である。
  • スペイン語では、語末で母音を伴わないとき、[n] になる。
  • 日本語のローマ字表記ではま行の子音に用いられる。

M の意味

大文字・小文字

  • 質量 (mass)。
    • 通常の物理量としては小文字イタリック体の m を使う。
    • 大きな質量(2つの質量の大きいほう、天体の質量など)を M で表すこともある。
    • 質量の次元サンセリフローマン体の大文字 M で表す。密度の次元は [長さ]3×[質量]=L3M など。
  • 等級(天体の)(magnitude)。大文字は絶対等級、小文字は実視等級を表す。
  • (month) または (minute)。の表現で、YYYY/MM/DD hh:mm:dd などのように使う。大文字・小文字共に使うが、年月日を大文字、時分秒を小文字と区別することもある(ISO 8601 など)。

原則大文字

学術

工学・産業

交通

Thumb
ロサンゼルス・メトロ
Thumb
東京メトロ

文化

タイトル

原則小文字

  • 単位
    • メートル (metre)。
    • ミリ (milli)。11000 (10-3)。
    • 時間の単位の (minute)。ただし正式な単位記号は min
  • mn斜体)で、2つの自然数 (natural) あるいは整数を表す。(oはゼロと紛らわしいので) n の前の文字として選ばれたためで、m 自体の由来はない。
  • 磁気モーメント (magnetic moment)。
  • m- でメタ (meta) 位を表す。
  • 文法で男性 (masculus)。
  • 文字 m の幅。mダッシュ (―)、mスペース () など。幅の狭い nに対する。
  • 自動車メーカー・マツダの1970年代中期まで使用された丸型ロゴは小文字でサンセリフの"m"の書き始めと書き終わりをそれぞれ長くし、丸の中に収めたもの。
  • 英語am の短縮形 'm
  • 真夜中 (midnight)。正午 (noon) と対になる。
  • フラクトゥールで極大イデアル(とくに局所環の極大イデアル)
  • 短調 (minor)。Am(イ短調)など。
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符号位置

さらに見る 大文字, Unicode ...
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他の表現法

関連項目

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