エクストリーム (バンド)
アメリカのロックバンド ウィキペディアから
エクストリーム(Extreme)は、1985年に結成されたアメリカ合衆国のロックバンド。
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エクストリーム | |
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![]() 2017年の『Garage Sound Festival』にて | |
基本情報 | |
出身地 | アメリカ合衆国 マサチューセッツ州モールデン |
ジャンル | |
活動期間 | |
レーベル | |
公式サイト | EXTREME | The Official Website |
メンバー |
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旧メンバー |
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概要
要約
視点
1985年にドリームというバンドにいたゲイリー・シェローンとポール・ギアリーがヌーノ・ベッテンコートを勧誘し加入させ、バンド名をエクストリームに改め活動を開始する。その後1986年とその翌年の1987年と2年連続でボストン・ミュージック・アワードの最優秀ハードロック/ヘヴィメタル・アクトを受賞し、1989年3月アルバム『エクストリーム』でデビューする。エクストリームで一番の代表曲は2作目『ポルノグラフィティ』収録の「モア・ザン・ワーズ」で、バンドはこの曲によりBillboard Hot 100にて全米1位に耀いている[7]。全世界でのトータルセールスは1000万枚を超えている。[8]
前述の通り、このアコースティック・バラード・ソングである「モア・ザン・ワーズ」が特に有名だが、基本的にバンドのサウンドはハードロックを基調としながらも、16ビートを刻むファンクの要素を取り入れた楽曲が主。ファンク・メタルという新たなカテゴリーに括られることも多くそれはレーベル名ともなった。テクニカルなヌーノ・ベッテンコートのギターから繰り出されるリズミカルかつメロディアスなサウンドと、シェローンのパワフルなボーカル・スタイルが特徴である。
しかし3作目『スリー・サイズ・トゥ・エヴリ・ストーリー』は、前2作ほどのヒットは記録できず、4作目『ウェイティング・フォー・ザ・パンチライン』は当時大流行していたグランジ、オルタナティヴ・ロックに大幅に迎合した作風になってしまい、売り上げは低迷した。
フレディ・マーキュリー追悼コンサート
1992年4月20日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた、フレディ・マーキュリー追悼コンサートに2番目のグループとして出演。クイーンの代表曲、11曲から成るメドレーを高い再現度で披露し観客を大いに沸かせた。登場時にクイーンのブライアン・メイに「クイーンの最大の理解者」と紹介されたほど、クイーンに存在が認知されている。
解散
ヌーノ・ベッテンコートがバンドを脱退後、シェローンがヴァン・ヘイレンに加入することが決まり、バンドは自然消滅。ヌーノ・ベッテンコートはアルバムをヌーノ (NUNO)名義で1枚、モーニング・ウィドウズ名義で2枚、ポピュレイション1名義で2枚、ドラマゴッズ名義で1枚リリースしているほか、2007年には元ジェーンズ・アディクションのペリー・ファレルの新プロジェクトであるサテライト・パーティーにも参加した。
再結成から現在まで
シェローンとヌーノ・ベッテンコートは2003年の赤坂での「GUITAR WARS」を皮切りとしボストンや東京でライブを行った。
2005年1月に再結成ライブ(2K5ツアー)が日本限定で行われた。しかしオリジナル・メンバーのパット・バッジャー(ベース)は参加せず、ベースはサポート・メンバーのローレント・デュヴァルが担当した。
2007年暮れにパットを含む編成で再結成(ドラムはヌーノ・ベッテンコートのプロジェクトに参加していたケヴィン・フィグェリド)がアナウンスされた後、2008年夏には新アルバム『サウダージ・デ・ロック』を発表、このアルバムに伴うツアーで来日公演も行った。
2012年、アルバム『ポルノグラフィティ』の完全再現ライブにて、2014年には、25周年ツアーにて来日した。
2016年バンドは9回目のジャパン・ツアーのため来日。そこでは『スリー・サイズ・トゥ・エヴリ・ストーリー』に収録された組曲「エヴリシング・アンダー・ザ・サン」がバンド史上初めて演奏された。
2023年5月2日、船上フェス『モンスターズ・オブ・ロック・クルーズ』内で行われたミュージシャンチーム対一般人チームによるバスケットボールの試合中にヌーノ・ベッテンコートが足を負傷[9]。この影響で、5月6日に出演予定であった『M3 ロック・フェスティバル』への出演がキャンセルされた[10]。
メンバー
現在のメンバー
- ゲイリー・シェローン (Gary Cherone) – リード・ボーカル (1985年–1996年、2004年、2005年、2006年、2007年–)
- ヌーノ・ベッテンコート (Nuno Bettencourt) – ギター、ブラス&オーケストラ・アレンジ、キーボード、ピアノ、バック・ボーカル (1985年–1996年、2004年、2005年、2006年、2007年–)
- パット・バッジャー (Pat Badger) – ベース、バック・ボーカル (1986年–1996年、2006年、2007年–)
- ケヴィン・フィグェリド (Kevin Figueiredo) – ドラム、パーカッション、バック・ボーカル (2007年–)
旧メンバー
- ポール・ギアリー (Paul Geary) – ドラム、パーカッション、バック・ボーカル (1985年–1994年、2004年、2005年–2006年、特別ゲスト 2017年)
- ポール・マンゴーン (Paul Mangone) – ベース、バック・ボーカル (1985年–1986年)
- ピーター・ハント (Peter Hunt) – ギター、バック・ボーカル (1985年)
- ハル・リボークス (Hal Lebeaux) – ギター、バック・ボーカル (1985年)
- マイク・マンジーニ (Mike Mangini) – ドラム、パーカッション (1994年–1996年、2004年、特別ゲスト※3回 2006年)
- カール・レスティヴォ (Carl Restivo) – ベース、バック・ボーカル (2004年)
- スティーヴ・フェラッツォ (Steve Ferlazzo) – キーボード (2004年)
- ローレント・デュヴァル (Laurent Duval) – ベース、バック・ボーカル (2005年)
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
- 『エクストリーム』 - Extreme (1989年)
- 『ポルノグラフィティ』 - Pornograffitti (1990年)
- 『スリー・サイズ・トゥ・エヴリ・ストーリー』 - III Sides to Every Story (1992年)
- 『ウェイティング・フォー・ザ・パンチライン』 - Waiting for the Punchline (1995年)
- 『サウダージ・デ・ロック』 - Saudades de Rock (2008年)
- 『シックス』 - Six (2023年)
ライブ・アルバム
- 『テイク・アス・アライヴ』 - Take Us Alive (2010年)
- 『ポルノグラフィティ・ライヴ25』 - Pornograffitti Live 25 (2016年)
コンピレーション・アルバム
- 『ベスト・オブ・エクストリーム』 - The Best of Extreme: An Accidental Collication of Atoms? (1997年)
来日公演
- SHOWCASE GIG(1989年)
- 10月15日 川崎 クラブチッタ川崎
- Pornograffitti Tour(1991年)
- III Sides to Every Story Tour(1993年)
- Waiting for the Punchline Tour(1995年)
- 7月横須賀芸術劇場 9日 横須賀
- 7月11日 東京 日本武道館
- 7月12日・13日 大阪 大阪フェスティバルホール
- 7月15日 北九州 九州厚生年金会館
- 7月16日 広島 広島厚生年金会館
- 7月17日 名古屋 センチュリーホール
- 7月19日 大宮 大宮ソニックシティ
- 7月20日 仙台 仙台サンプラザホール
- Reunion Tour 2005(2005年)
- 1月12日・13日 東京 SHIBUYA-AX
- 1月14日 名古屋 愛知県勤労会館
- 1月16日 大阪 なんばHATCH
- 1月18日・19日 東京 渋谷公会堂
- Take Us Alive Tour(2008年)
- 11月CCレモンホール 1日・2日・4日・5日 東京
- 11月 8日 大阪 大阪厚生年金会館
- 11月名古屋市公会堂 9日 名古屋
- 11月10日 広島 広島ALSOKホール
- Pornograffitti Live(2012年)
- 4月16日・17日 東京 東京ドームシティーホール
- 4月18日 大阪 なんばHATCH
- 4月20日 東京 渋谷公会堂
- 25th Anniversary Japan Tour(2014年)
- 6月昭和女子大学人見記念講堂 8日 東京
- 6月 9日 東京 渋谷公会堂
- 6月10日 東京 東京ドームシティーホール
- 6月12日 大阪 なんばHATCH
- Japan Tour 2016(2016年)
- Thicker Than Blood Tour 2023(2023年)
- 9月17日 仙台 仙台GIGS
- 9月19日 横浜 KT Zepp 横浜
- 9月21日・21日 東京 昭和女子大学人見記念講堂
- 9月25日 名古屋 日本特殊陶業市民会館
- 9月26日 大阪 Zepp難波
- 9月27日 東京 Zepp羽田
出典
外部リンク
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