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日本の東京都渋谷区にある芸能事務所 ウィキペディアから
東京俳優生活協同組合(とうきょうはいゆうせいかつきょうどうくみあい、英: Tokyo Actor's Consumer's Cooperative Society、略称:俳協)は、日本の芸能事務所。日本芸能マネージメント事業者協会・日本声優事業社協議会会員。
「相互扶助の精神に基づき、組合員の生活の文化的経済的改善向上を計る」と定款に謳い、芸能界の革新を通じ、芸能界文化の向上に寄与することを目的として設立された、日本で唯一の「俳優の生活協同組合」である。
本部は東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目11番13号にあり、東京都新宿区上落合1丁目17番9号に事業所を置く。出資金は3295万7千円(2005年3月現在)。理事長は朝田孝二(2018年6月現在)。社名の英語表記のアクロニムと所在地にちなみ「TACCS1179」とも呼ばれる事業所には俳協演劇研究所、俳協ボイスアクターズスタジオが置かれ俳優や声優などの育成を行っている他、劇場も運営している。
会社ではなく俳優とマネージャーが出資し共同で運営する生活協同組合であり、所属する俳優とマネジメントスタッフの組合員が、1人1票で選挙で選出した理事によって運営する「民主主義的運営」が特徴である[1]。
1960年5月、外画の輸入と日本語吹き替え版制作を行っていた太平洋テレビの芸能部のスタッフと俳優たちが労働問題から独立してタレント&マネージャークラブTMCを四谷に設立し[1][2][3]、同年5月に俳協となる[4]。
1972年に映画・演劇コースの2年間の付属養成所を開設して、俳優の育成事業を開始した[3]。
1981年にNHKプロモートサービス(現・NHKプロモーション)と業務提携してマネージメントオフィスのNPSテアトルを設立[5]
1983年には、舞台公演部門を「劇団俳協」の名称でミュージカル専門の劇団としても発足させた[6]。
1984年に声優サマースクールを定員75名で募集したところ105名が集まったことをきっかけに、1985年から付属養成所に1年の声優コースを設置した[3]。
2006年2月に、設立45周年記念イベント「Party Live!」を開催した。
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