津山市
岡山県の市 ウィキペディアから
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津山市(つやまし)は、中国地方の東部、岡山県の北部に位置する市。岡山県では第三規模の都市である。1929年(昭和4年)市制施行。
つやまし 津山市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 中国地方(山陽地方) | ||||
都道府県 | 岡山県 | ||||
市町村コード | 33203-8 | ||||
法人番号 | 5000020332038 | ||||
面積 |
506.33km2 | ||||
総人口 |
95,116人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 188人/km2 | ||||
隣接自治体 |
真庭市、苫田郡鏡野町、勝田郡勝央町、奈義町、久米郡美咲町 鳥取県:鳥取市、八頭郡智頭町 | ||||
市の木 | クス | ||||
市の花 | サツキ、サクラ | ||||
津山市役所 | |||||
市長 | 谷口圭三 | ||||
所在地 |
〒708-8501 岡山県津山市山北520 北緯35度04分09秒 東経134度00分16秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
かつては県北の雄都と呼ばれていた[2]。県北の美作地方および津山都市圏の中心都市であり、同時に人口面と経済面における県北最大の都市。また、中国山地の中心都市でもある。越前松平家10万石津山藩の城下町から発達した都市で、市街地は旧苫田郡に含まれる。市全体では、苫田郡・久米郡・勝田郡の3郡に跨る。津山は古代律令時代より美作国の中心地で、山地の多い美作において平野面積が大きな津山盆地に位置することから、古くよりもっとも開け、出雲街道の宿駅なども置かれていた。一宮の門前には市が立ち戸川宿が成立する。戦国時代後半には、森蘭丸の弟の森忠政が18万6500石を拝領し戸川に入封。中世に山名氏が築城した鶴山城跡地に築城し、新たに城下町を築いた。同時に、鶴山を津山へと改称。森家断絶後は、越前松平家が10万石で入封する。
現在はシンボルキャラクター・活波鶴丸・さくら姫、環境ヒーロー・津山太助となかまたち等のご当地キャラがいる。ご当地グルメとして、津山ホルモンうどん、津山バーガー、津山ロール、津山餃子などが知られる。
旧津山市、旧加茂町、旧阿波村、旧勝北町は豪雪地帯対策特別措置法において豪雪地帯に指定されている。
年間を通して災害が非常に少ない。
津山特別地域気象観測所(津山市林田、標高146m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 17.9 (64.2) |
22.5 (72.5) |
25.8 (78.4) |
30.4 (86.7) |
32.9 (91.2) |
36.1 (97) |
37.4 (99.3) |
38.4 (101.1) |
36.6 (97.9) |
30.7 (87.3) |
26.3 (79.3) |
19.9 (67.8) |
38.4 (101.1) |
平均最高気温 °C (°F) | 7.8 (46) |
9.2 (48.6) |
13.4 (56.1) |
19.5 (67.1) |
24.2 (75.6) |
26.9 (80.4) |
30.4 (86.7) |
32.0 (89.6) |
27.7 (81.9) |
21.9 (71.4) |
15.7 (60.3) |
9.9 (49.8) |
19.9 (67.8) |
日平均気温 °C (°F) | 2.5 (36.5) |
3.4 (38.1) |
6.8 (44.2) |
12.4 (54.3) |
17.5 (63.5) |
21.5 (70.7) |
25.3 (77.5) |
26.3 (79.3) |
22.2 (72) |
16.0 (60.8) |
9.7 (49.5) |
4.5 (40.1) |
14.0 (57.2) |
平均最低気温 °C (°F) | −1.4 (29.5) |
−1.1 (30) |
1.4 (34.5) |
6.1 (43) |
11.6 (52.9) |
17.0 (62.6) |
21.6 (70.9) |
22.3 (72.1) |
18.1 (64.6) |
11.2 (52.2) |
5.1 (41.2) |
0.4 (32.7) |
9.4 (48.9) |
最低気温記録 °C (°F) | −12.8 (9) |
−11.1 (12) |
−9.7 (14.5) |
−5.1 (22.8) |
−0.6 (30.9) |
6.1 (43) |
11.4 (52.5) |
11.4 (52.5) |
5.7 (42.3) |
−0.6 (30.9) |
−5.5 (22.1) |
−8.9 (16) |
−12.8 (9) |
降水量 mm (inch) | 52.2 (2.055) |
59.3 (2.335) |
99.7 (3.925) |
116.1 (4.571) |
148.5 (5.846) |
185.1 (7.287) |
238.3 (9.382) |
127.9 (5.035) |
170.5 (6.713) |
99.0 (3.898) |
60.8 (2.394) |
56.1 (2.209) |
1,416 (55.748) |
降雪量 cm (inch) | 18 (7.1) |
16 (6.3) |
2 (0.8) |
- | - | - | - | - | - | - | 0 (0) |
9 (3.5) |
44 (17.3) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 9.9 | 10.3 | 11.3 | 10.5 | 10.8 | 12.4 | 13.4 | 10.3 | 11.0 | 8.2 | 8.4 | 9.6 | 125.7 |
% 湿度 | 79 | 76 | 72 | 69 | 71 | 77 | 81 | 78 | 78 | 79 | 81 | 82 | 77 |
平均月間日照時間 | 114.9 | 121.3 | 160.2 | 185.3 | 195.7 | 145.0 | 144.5 | 180.2 | 146.6 | 154.1 | 121.1 | 111.5 | 1,779 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1943年-現在)[3][4] |
平成の大合併により、現在大きく分けると29の地区が存在する。
平成の大合併前からの地区
平成の大合併で加わった地区
津山市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 津山市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 津山市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
津山市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
2005年の合併に伴い、地名は、以下の通り変更された。
ただし、以下の例外がある。
市外局番は、0868(21 - 32,36,42,46,57)となっている。
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
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初-2 | 小沼敬三郎 | 1929年3月20日 | 1935年4月12日 | |
3 | 中島琢之 | 1935年10月15日 | 1937年2月21日 | |
4 | 有元史郎 | 1937年8月15日 | 1937年10月17日 | |
5 | 中島琢之 | 1938年7月11日 | 1939年9月2日 | |
6 | 小沼敬三郎 | 1939年9月3日 | 1942年9月24日 | |
7 | 平松俊太郎 | 1943年2月9日 | 1946年10月30日 | |
8 | 和田義一 | 1947年4月5日 | 1951年4月4日 | 以後、公選 |
9 | 中島琢之 | 1951年4月23日 | 1954年11月8日 | |
10 | 岸本昌 | 1954年12月12日 | 1955年7月22日 | |
11 | 井上義夫 | 1955年9月3日 | 1956年6月7日 | 在職中死去 |
12-14 | 額田雄治郎 | 1956年7月22日 | 1968年7月21日 | |
15-18 | 生末敏夫 | 1968年7月22日 | 1983年4月3日 | |
19-21 | 永礼達造 | 1983年4月24日 | 1995年4月25日 | |
22-24 | 中尾嘉伸 | 1995年4月26日 | 2006年1月29日 | リコール成立で失職 |
25 | 桑山博之 | 2006年3月19日 | 2010年3月1日 | 2期目を目指した市長選挙に落選。任期満了前に辞職 |
26-27 | 宮地昭範 | 2010年3月2日 | 2018年2月26日 | 元津山市職員。3期目を目指した市長選挙に落選。任期満了前に辞職[7] |
28-29 | 谷口圭三 | 2018年2月27日 | ||
※歴代市長[8]
議員名 | 会派名 | 備考 |
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本山紘司 | 自由民主党岡山県議団 | |
山本雅彦 | 自由民主党岡山県議団 | |
田野孝明 | 自由民主党岡山県議団 | |
清水薫 | 自由民主党岡山県議団 |
県北の拠点として、商業は中心産業である。古くから美作国津山藩の城下町として、また出雲街道の宿場町として、街道沿いには商家が建ち並び、商業は盛んであった。旧出雲街道沿いに広がる市街地には多くの商店街が形成されていたが、モータリーゼーションの発達に伴う近年の郊外型ショッピングセンターの隆盛により利用は減少傾向にあった。そのため再開発計画が進められ、1999年(平成11年)には中心施設である複合ショッピングビル「アルネ・津山」が天満屋を核にオープンした。
製造業事業所数 212事業所、従業者数 6,606人、製造品出荷額等 226,646百万円(平成22年)。
農家数4,783戸。経営耕地面積4,314ha。うち、田:3,918ha、畑 338ha、樹園地 58ha (平成17年)。
無集配郵便局
加茂郵便区
成名郵便区
簡易郵便局 津山郵便区
加茂郵便区
成名郵便区
2009年3月に急行「つやま」が廃止されたことにより津山駅に発着する急行列車は消滅した。岡山駅 - 津山駅間には快速「ことぶき」が運行されている。
このほかに阿波・加茂・勝北・久米地域においてAI配車システムを活用したデマンド型交通「のるイコつやま」が運行されている。
市内では国道同士や国道と県道を含め、多くの道が重複する区間がある。西部の津山市一方から同市東部の河辺までは国道53号、国道179号、国道429号が重複、河辺からも高野本郷までは、53号と429号が重複する。交点のみも含めると船頭町交差点では5つ(国道53号、179号、429号、県道394号、452号)が重複するケースもある。交点のみを除くと、今津屋橋 - 横山の津山駅前まで上述の5つから県道452号を除く4つが重複する。実際には国道優先、若い番号優先で、この場合国道53号と呼称されることが多いが、道路標識上などはこれらがすべてひとつの道に当てられている。
津山地域の基幹局である「津山中継局」の他、市の中心部では「津山南中継局」を受信している世帯も多い。なお、NHK総合のみ季節混信対策として津山東中継局が設置されている。
加茂地区では「美作加茂局」を受信するが、ここからはRNC・KSB・TSCが電波を出していない。
2009年12月24日につやまコミュニティFM(愛称:エフエムつやま)が開局し、2010年7月1日にはエフエム津山(愛称:レディオつやま)が開局した。ただし両者は電波の送信場所が異なるため、受信可能な区域も当然異なる。エフエムつやまの送信所は北部の天狗寺山で津山市、勝央町、鏡野町および奈義町の各一部(4万6173世帯)、レディオつやまの送信所は南部の神南備山で津山市の一部(1万5475世帯)と勝央町、鏡野町、真庭市の一部を放送区域としている。なお、レディオつやまの送信所がある神南備山はテレビ放送の「津山南中継局」と同一場所である。レディオつやまは2020年10月25日をもって放送を終了した。
いずれも津山市内に設置されている。
津山城址の鶴山公園や大名庭園の衆楽園といった城下町らしい名所・旧跡が点在する。しかし、津山市単独で考えれば決して観光資源に恵まれている訳ではなく、周辺の美作三湯や蒜山高原なども含めた「作州」としての観光開発・提案を行う向きもある。近年は、B'zの稲葉浩志の出身地として日本各地から訪れるファンも多く(津山観光協会作成の観光マップにも稲葉君メモリアルロードが掲載されている)、津山観光の大きな一翼を担っている。
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