中鉄北部バス株式会社(ちゅうてつほくぶバス)は、中鉄バスの子会社で、岡山県津山市を中心に路線を広げているバス事業者である。
2008年11月1日に中鉄バスから同社津山営業所の分離譲渡を受け、同日から中鉄バスから同営業所が担当する全路線の運行を引き継いで営業を開始した。車両・営業所の土地や建物は親会社が貸与し、管理部門の業務は新会社へは設置を行わず、親会社が担当する。先に分社化された中鉄美作バス・総社バス(中鉄総社バス)とは異なり、同営業所が親会社からの分社後もサービスを維持させるため、岡山県共通バスカード(中鉄バス発行分/2008年9月30日販売終了)・中鉄バス専用バスカードが使用可能。
親会社の中鉄バスでは2021年12月31日をもってバスカードの利用を終了したが、中鉄北部バスでは引き続き利用可能。スルッとKANSAI協議会に加盟しているがHareca・PiTaPaは導入していない。
- 2008年
- 2009年
- 2011年
- 4月1日 - 中鉄美作バスから一般路線3路線(津山広域バスセンター - 野介代線・西田辺線・上横野線)及びごんごバス東循環線の運行を移管。
- 12月21日 - 津山市コミュニティバス1路線(小循環線)が新設される。
- 2013年
- 2017年4月1日 - 津山駅北口広場の整備とバス乗り場設置に伴い、津山広域バスセンター発着の路線を津山駅バス乗り場発着に変更。
- 2018年11月1日 - ごんごバス西循環線が鏡野町内に乗り入れを行う実証実験を開始。
- 2019年10月1日
- ごんごバス西循環線が正式に鏡野町内に乗り入れを開始。
- かがみのコミュニティバスが毎日運行・増便となる。
- 2022年4月1日 - 中鉄観光津山と合併。貸切バス事業、旅行業(岡山県知事登録2種418号)を真庭旅行センターにて開始。
- 2023年
- 4月1日 - ごんごバス東循環線、小循環線、西循環線、久米線の4路線でICカードICOCA・ICOCA定期券を導入[3]。
- 8月1日 - 馬桑線(津山駅 - 馬桑)のうち、小坂 - 馬桑間を廃止。これに伴い、路線名を「馬桑線」から「小坂線」に変更[4]。
- 10月1日 - 11月19日の土曜・日曜・祝日に限り、「岡山 - 勝山線」4往復のうち2往復が蒜山高原へ延長運行[5]。
- 2024年10月1日 - 津山営業所を東一宮から津山口(旧両備バスカンパニー津山支店・津山タクシー跡)に移転。東一宮車庫線が廃止となり、同日より東一宮循環線の運行を開始[6]。
- 津山営業所
- 昭和町車庫
- 行方車庫
- 吉ヶ原車庫
- 久世営業所・真庭旅行センター
- 勝山出張所
現在運行中の路線
岡山 - 勝山線(ロマンチックロード)
- 真庭市役所または勝山で、真庭市コミュニティバス「まにわくん」(蒜山・久世ルート、新庄・久世ルート)に接続。
- 2023年10月1日から11月19日までの土日は蒜山高原まで延長運転された。
行方・小坂線
- 津山駅 - 伏見町 - 東津山 - (津山中央病院) - 津山IC - (イオン津山店前) - 押入中 - 高野農協前 - 高野駅前 - 成名(せいめい)小学校前 - 勝北支所前 - 日本原 - 自衛隊前 - 滝本局前 - ナギテラス - 行方(ぎょうほう) - 小坂(おさか)
- 国道53号に沿う路線で、津山営業所の中では最も運行本数が多い。津山駅 - 行方間は1時間に1本程度運行される幹線である。また、行方 - 小坂間は朝の上り便と夕方の下り便のみの運行であるため、津山方面からその日のうちにバスで小坂まで往復することはできない。
- 津山駅 - 大手町 - 市役所西 - 衆楽園市役所前 - やよい団地 - 志戸部 - 籾保 - 成名小学校前 - 勝北支所前 - 日本原 - 自衛隊前 - 滝本局前 - ナギテラス - 行方 - 小坂
- 津山駅 - 大手町 - 市役所西 - 衆楽園市役所前 - やよい団地 - 志戸部 - マルイ高野店前 - 高野農協前 - 高野駅前 - 成名小学校前 - 勝北支所前 - 日本原 - 自衛隊前 - 滝本局前 - ナギテラス - 行方 - 小坂
奥津温泉・石越線
- 津山駅 - 大手町 - (市役所西 - 衆楽園市役所前) - 小田中 - 小田中局前 - 松原中 - グンゼ前 - 院庄駅前 - 芳野公民館前 - (プラント5) - 寺元 - 小座 - 奥津振興センター前 - 落合橋 - 阿曽 - 奥津温泉 - 上斎原 - 石越
- 奥津振興センター前 - 小山口間、石割桜 - 奥津温泉 - 奥津公民館前間はフリー乗降区間。
高下・スポーツセンター線
- スポーツセンター - 沼住居跡入口 - グリーンヒルズ入口 - 上河原 - 小原東 - 美作大学前 - 市役所西 - 大手町 - 津山駅 - 押淵下 - 大戸 - 柵原西小学校前 - 久木橋 - 柵原病院前 - 吉ヶ原 - 飯岡(ゆうか)中 - 王子(おうじ) - 高下(こうげ)
- 津山駅 - 大手町 - 市役所西 - 美作大学前 - 小原東 - 上河原 - グリーンヒルズ入口 - 沼住居跡入口 - スポーツセンター
東一宮循環線
- 津山駅 - 大手町 - 市役所西 - 美作大学前 - 小原東 - 上河原 - グリーンヒルズ入口 - 北の街 -〔鳥居公園口 → 一宮小入口〕- 北の街 -(往路と同じ経路)- 津山駅
榎線
- 津山駅 - 大手町 - 小田中 - 小田中局前 - 松原中 - グンゼ前 - 向陽小学校 - 田邑(たのむら)農協前 - 宿口 - 曲松→榎→榎口
勝間田駅前線
- 津山駅 - 東津山 - (津山中央病院 - 津山IC - イオン津山店前 - 津山IC) - 河辺 - 大崎 - 黒坂 - 勝間田駅前
高田循環線
- 津山駅 - 大手町 - 市役所西 - 美作大学前 - 小原東 - 上河原 - 高田 - 籾保 - 志戸部 - やよい団地 - 衆楽園市役所前 - 市役所西 - 大手町 - 津山駅
西田辺・上横野線
- 津山駅 - 大手町 - 総社 - 下小原(中国道津山北BS最寄り) - 一宮局前 - 西山方 - 西田辺
- 津山駅 - 大手町 - 総社 - 下小原(中国道津山北BS最寄り) - 一宮局前 - 中山神社前 - 東山方 - 横野農協前 - (高田 - 横野農協前 - )上横野
- 高田経由は土日祝日・津山市立高田小学校休校日は運休。東山方 - 上横野間はフリー乗降区間。
中鉄北部バスでは、「ごんごバス」の全線を津山市より、「かがみのコミュニティバス」を鏡野町より委託され運行している。
かがみのコミュニティバス
- 上齋原振興センター - 下斎原 - 奥津温泉 - 小畑 - 奥津振興センター - 久田 - 塚谷口 - 小座 - 寺元 - プラント5【小座経由】
- 上齋原振興センター - 下斎原 - 長藤コミュニティーハウス - 奥津温泉 - <踊堂(4月 - 11月)/小畑(12月 - 3月)> - 奥津振興センター - 久田 - さくらそう前 - 鏡野病院 - 寺元 - プラント5 - 芳野病院前 - マルナカ院庄店【鏡野病院経由】
- 2019年10月1日より毎日運行開始。マルナカ院庄店またはプラント5で津山市コミュニティバス「ごんごバス西循環線」に接続。鏡野町からの補助金の交付を受けて運行され、運賃は全区間200円(小学生以下の子供と障がい者は100円)均一。
親会社中鉄バス同様に、自社導入車は日野自動車製をメインに導入しているが、中古導入により三菱ふそう・いすゞ自動車・日産ディーゼル製も保有する。中鉄バスから転属してきた車両も多い。
- 一般路線・コミュニティバス
- 高速バス
- 貸切バス
津山 - 岡山間は、親会社の中鉄バスがかつて一般路線バス路線を開設していて、本路線は2003年8月1日に中鉄バスがこの路線を廃止して以来、約10年ぶりの路線復活であった。
関連会社
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- 岡山ルートサービス
- タス・コーポレーション
- ヒルゼン観光(ヒルゼンハイツ)
- 恩原高原観光開発
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