稲荷神社

神社の一形態。稲荷神を祀る神社 ウィキペディアから

稲荷神社

稲荷神社(いなりじんじゃ)・稲荷社(いなりしゃ)は稲荷神を祀る神社。京都市伏見区深草にある伏見稲荷大社神道上の稲荷神社の総本宮となっている[1]神仏分離の際、稲荷神社は多数の神道系と少数の仏教系とに分かれた[2]

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稲荷神社総本宮の伏見稲荷大社

神社のうちで稲荷神社は、2970社(主祭神として)[3]、32000社(境内社・合祀など全ての分祀社)[4]を数え、屋敷神として個人や企業などに祀られているものや、山野や路地の小祠まで入れると稲荷神を祀る社はさらに膨大な数にのぼる。

建造物

鳥居

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参道の鳥居(伏見稲荷大社)
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鳥居が並ぶ階段(壱岐伏見稲荷神社)

神道系の稲荷神社の入り口には通常、朱色鳥居が建てられている。朱塗りは社殿や鳥居で広く使われ、稲荷を象徴するものになっている[5]。総本宮である伏見稲荷大社では、参道は「千本鳥居」によって導かれる[6]

ほとんどの稲荷神社では社頭などに守護獣として形の像が置かれ、奉納された赤い前掛けをつけていることも多い[5]。狐は稲荷の神使であるが、俗に神そのものとも考えられている[7]。狐の像は普通、雌雄一対となっている[5]。多くの場合、口や前足に象徴的な品を持ち、その品は宝玉や鍵、巻物が一般的であるが、稲束や子狐なども好まれている。彫像は写実的なものでなく様式化されており、狐が座し、尻尾が立ち上がっている様が表現されている。これらの共通した特徴にもかかわらず、各像は非常に個性的であり、完全に同じであるものは二つとして無い[5][8]。今日では、入り口で狐の像を見つけたら、それは稲荷神社の存在を表している[6]

稲荷神社一覧

要約
視点

以下では各地に鎮座する稲荷神社を掲げる。太字は稲荷信仰と習合している仏教寺院。

北海道

東北地方

関東地方

中部地方

近畿地方

中国・四国地方

九州地方

日本国外

脚注

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