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日本のテレビアニメシリーズ ウィキペディアから
『ポケットモンスター』は、株式会社ポケモン[注 7]と任天堂より発売されているゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズを原作とする日本のテレビアニメ。
ポケットモンスターシリーズ | |
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アニメ | |
原案 | 田尻智(PM - ) 増田順一、杉森建(AG - MPM) |
総監督 | 湯山邦彦(PM - SM、MPM) 冨安大貴(PM2第1話 - 第117話、LR第46話 - ) |
監督 | 日高政光(PM - AG第158話[注 1]) 須藤典彦(AG第170話 - BW2) 浅田裕二(DP第171話 - 第193話[注 2]) 矢嶋哲生(XY、XY&Z) 冨安大貴(XY&Z第124話・第141話・第142話、 SM、PM2第118話 - MPM) 小平麻紀(PM2第1話 - 第54話) 大和田淳(PM2第55話 - 第117話) でんさおり(LR - ) |
シリーズ構成 | 首藤剛志(PM第1話 - 第157話) 冨岡淳広(DP - XY&Z、MPM) 松井亜弥(SM) 米村正二(PM2) 佐藤大(LR) |
キャラクターデザイン | 一石小百合(PM - AG) 山田俊也(DP - BW2) 広岡トシヒト(XY、XY&Z) 中野悟史(SM) 安田周平(SM - MPM) 山崎玲愛[注 3](LR) |
音楽 | 宮崎慎二(PM - SM) 林ゆうき(PM2 - MPM) コーニッシュ(LR) |
アニメーション制作 | OLM TEAM OTA[注 4](PM第1話 - AG第169話) TEAM IGUCHI[注 4](AG第170話 - DP第136話) Team Kato[注 5](DP第164話 - LR第45話) TEAM KUMEMURA(LR第46話 - ) |
製作 | テレビ東京 SOFTX→MEDIANET 小学館プロダクション→ShoPro |
放送局 | テレビ東京系列ほか。#放送局も参照。 |
放送期間 | 第1期:1997年4月1日 - 2023年3月24日 第2期:2023年4月14日 - |
話数 | 第1期:全1240話+未放映3話・最強メガシンカ全4話・SP1話[注 6] 第2期:未発表 |
その他 | 放送休止期間あり (1997年12月17日 - 1998年4月15日) DP第121話(2009年4月2日)より ハイビジョン制作 |
関連作品 | |
テンプレート - ノート |
記載されている略号は以下の通り。 記載されている略号
「ポケモンマスター」を目指す少年・サトシと、相棒のピカチュウをはじめとしたポケモンの成長を描いた物語とキャラクター性に焦点を当て、ゲーム版『ポケットモンスター 赤・緑』の発売から1年あまり経った1997年(平成9年)4月1日から、テレビ東京系列で放送を開始した。
当初はセル画で制作されていたが、2002年(平成14年)8月[注 8] より、デジタルアニメーション制作に移行した。ただし、主題歌の映像などはそれ以前からデジタル化していた。『アドバンスジェネレーション』の後期からはポケモンの技などにCGが使用されるようになった。
地上デジタルテレビ放送が日本全国に広がって以降も標準画質(画面比4:3)による製作が続いていたが、2009年 (平成21年)4月2日[注 8]以降はハイビジョン化されている[2]。また、アナログ放送では2009年(平成21年)10月1日放送[注 8]分よりレターボックスでの放送に移行した。2012年(平成24年)1月5日放送分以降は連動データ放送[注 9] も開始されている。この他、テレビ東京系列(開始当初より)などでは字幕放送を行っている。また、字幕放送で表示される技の名前は漢字を使用して、ワンセグ放送以外では上にふりがなをふっている(例:かえんほうしゃ→火炎放射など)。なお、一部の技は字幕放送では一部分だけひらがなで表示されることも稀にある。
1997年(平成9年)12月16日の第38話『でんのうせんしポリゴン』の放送時には「ポケモンショック」が発生するが[注 10]、1クール強(約4ヶ月)の放送休止を乗り越えて放送は再開された。
1998年(平成10年)夏には劇場版の第1作『ミュウツーの逆襲』を公開、同年に日本で公開された映画の興行成績第4位と興行収入72億4000万円を記録した[注 11]。その後も毎年7月中旬から夏休みにかけて劇場版が上映されている。
2016年(平成28年)4月7日より、テレビ東京系列では放送時間を5分繰り上げ、18:55 - 19:25の放送となった[4]。1998年4月に放送再開して以来、18年ぶりに放送時間が変更となる。
2017年(平成29年)4月で放送開始から20周年を迎え、同年11月9日(SM49話)で放送通算1000回[注 12] を迎えた。
2018年(平成30年)10月7日より、テレビ東京系列では日曜18:00 - 18:30枠に移動となった[5][注 13]。これにより、テレビ東京系列の木曜19時のアニメ枠が廃止され、同時に同系列の19時台のアニメ枠が一旦消滅した。
2020年(令和2年)10月9日より、テレビ東京系列では金曜 18:55 - 19:25枠に移動となった[6]。木曜時代以来、2年ぶりにゴールデンタイムでの放送となった[6]。
2023年(令和5年)3月24日[注 8]をもって、サトシとピカチュウを主人公としたテレビアニメシリーズは26年間・通算1240話[注 6]の放送に幕を下ろした。
2023年(令和5年)4月14日からは主人公を新キャラクターのリコとロイに交代した『ポケットモンスター』が放送されている[7][8]。
視聴率は1997年(平成9年)11月11日に放送された第33話「ほのおのポケモンだいレース!」で番組最高視聴率となる18.6%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)を記録した。
テレビ朝日の『決定!これが日本のベスト』での「好きな日本アニメは?」というアンケートで、アニメ版ポケットモンスターが2位にランクインした[9]。
アニメ化にあたって、演出上の都合でゲーム版の一部の設定に変更がなされた。
なお、アニメ版で初めて登場した概念が後にゲーム版で反映されたケースもある。一例を挙げると、『赤・緑・青』までのピカチュウは、「わざマシン」を使わなければ「10まんボルト」を覚えなかったが、アニメ版が反映された『ピカチュウ版』以降では、レベルアップで「10まんボルト」を習得できるようになっている。『X・Y』以降では、ピカチュウの鳴き声がアニメ版と同じ大谷育江のボイスに変更されている。また、ポケモンの一部が登場する『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』においては、声優のいないものを除き全てのポケモンに声優が割り当てられており、そのほとんどは過去にテレビアニメ版、劇場版で同一の役だった声優が担当しているが、そのどちらとも異なる声優が起用されているケースも存在している。
サトシとシゲルの名前は、それぞれ田尻智、宮本茂から引用されている。また、ロケット団の3人組は吉川兆二曰く『タイムボカンシリーズ』に登場する三悪の影響を強く受けている」[12]とのこと。
この他にも、この作品と関係の深いメーカーや商品、芸能人の仕草や発言に関するネタが登場することもある。例えば、ロケット団の操るメカに任天堂のWiiの「Wiiリモコン」や「ヌンチャク」[注 19]が登場していた。なお、日本国外版ではパロディの部分が差し替えられていることもある[注 20]。
2023年現在、アニメシリーズの構成は、サトシを主人公とするシリーズが『無印』から『新無印』までの7作、およびリコとロイを主人公とする『リコとロイ編』の計8作品で構成される。
本項目ではサトシを主人公とするテレビシリーズを「第1期」、リコとロイを主人公とするテレビシリーズを「第2期」として節を分けて記載する。
1997年4月1日から2023年3月24日[注 8]まで放送。SM編までは放送開始と同時期に発売された本編ゲームをベースに制作されており、AG編以降はゲーム版(本編)が新作に代わる度に既存のシリーズが終了し、新しいシリーズに突入するという形を取っている。時系列上はPM編からMPM編まで繋がっており、年や四季の巡りも存在しているが、登場人物の設定年齢は変化していない[注 22]。一部のシリーズではPM編から登場しているキャラクターのデザインの変更がなされ、BGMについてもBW編ではDP編まで使用されていたものから新規のものに変わるなど、一部リニューアルが施されることもある。
PM2編からはBW編からSM編まで使用されていたBGMを一新し、ロゴも従来の緑基調から青色に変更、物語のフォーマットも変更するなど大幅なリニューアルがなされている[注 23]。
一番放送期間が長いのはPM編の5年7ヶ月[注 24]。その後のAG編とDP編は約4年間、BW編とXY編とSM編は約3年間、最終作のPM2編は約3年4ヶ月放送された。
DP編までは初回から最終回までシリーズタイトルの途中変更などはなかったが、BW編ではシーズン2・エピソードN・ デコロラアドベンチャーとタイトルが変わっており、XY編でも『XY&Z』としてシーズン2を放送、PM2編ではサトシを主人公とするシリーズの最終章『めざせポケモンマスター』を同作品のシーズン2として放送。ただしPM編は「カントー編」「オレンジ諸島編」「ジョウト編」、AG編は「ホウエン編」「バトルフロンティア編」へと、同一のシリーズ内で物語の舞台によって区分されている[注 25]。
サトシとピカチュウ・ムサシ・コジロウ・ニャースは第7シリーズまでの全作品で一貫して登場している。ヒロイン枠はシリーズごとに交代し、BW編以降はタケシなどのようにジムリーダー枠も交代する形となっている。それまでのレギュラーキャラクターはシリーズ終了後も続編や特別編で再登場することがある。無印からサトシと共に全シリーズに出演しているロケット団はBW編からは登場しない回もあったが、PM2編の第32話では、これまで最終回後の特別編や番外編を除き、本編には1話から毎話欠かさず登場していたサトシとピカチュウも初めて本編に登場せず、同シリーズにてサトシと共に主人公を務めるゴウの単独主役となった。
シリーズ終盤や映画に次の地方のポケモンがゲスト出演として(ハヅキのバシャーモ、ルカリオなど)登場したり、XY編以降はゲームに先んじて新フォルムとして(サトシゲッコウガ、たそがれのルガルガンなど)登場することがある。
AG編からDP編及びSM編は放送終了後の翌週に次作の放送直前番組が放送されている。DP編からXY編は本編最終話の後に特別編が放送されており、BW編とXY編ではシリーズの垣根を超えてサトシの旅の仲間だった者同士が共演している。
劇中のナレーションは『PM』から『SM』第91話まで一貫して石塚運昇[注 26][注 27]が担当。石塚の死去に伴い、『SM』の第95話から堀内賢雄が引き継いだ。
第1シリーズ。『(ポケモン)無印』などと呼ばれる。
『ポケットモンスター(1997年版)』の続編。『(ポケモン)AG』などと呼ばれることがある。
『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』の続編。『(ポケモン)DP』などと呼ばれることがある。
『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』の続編。『(ポケモン)BW』『(ポケモン)BW2』などと呼ばれることがある。
『ポケットモンスター ベストウイッシュ』の続編[15]。『(ポケモン)XY』『(ポケモン)XY&Z』などと呼ばれることがある。テレビ東京開局50周年記念作品。
『ポケットモンスター XY』の続編[注 28]。『(ポケモン)SM』などと呼ばれることがある。
『ポケットモンスター サン&ムーン』の続編。第7シリーズにして、サトシとピカチュウを主人公とした[注 29]テレビアニメシリーズの最終作[7][8]。タイトルは1997年に放送がスタートしたときと同じく、シンプルに『ポケットモンスター』となっている[16]。第1シリーズとの区別のため、『新無印』等とも呼ばれる。
2023年4月14日から放送される第8シリーズ以降は主人公をリコとロイに交代した新シリーズが展開される。
シーズン2まではPM2編のフォーマットを一部引き継いでおり、放送時点でのゲーム最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に特化した内容にはなっていなかったが、シーズン3ではパルデア地方が主舞台となり、同作品の要素がより多く取り入れられるようになっている。
専属のナレーションは置かれておらず、本編のナレーションをリコが行い、次回予告はぐるみんとクワッスが行っている。
第8シリーズ[7][8]。タイトルはPM編・PM2編と同様だが、ロゴが再度一新されており、ストーリーの展開に合わせて当初から副題が設定されている[17]。
以下の人物、団体は個別項目を参照。
アニメ映画が1998年から2019年までは毎年夏休み時期の7月に、2020年は冬休み時期の12月に公開されている。
オリジナルアニメ(OVA)が1998年-2001年に発売され、2004年-2011年の夏に新作が全日空で機内上映され、後日発売された。
テレビシリーズ本編第1期(サトシを主人公とするシリーズ)に関連した作品と、それとは関連性のない独立した作品が存在する。
回 | 放送日 | エピソード | 選んだ人物 |
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第1回 | 2017年 7月24日 |
PM 第1話「ポケモンきみにきめた!」 | 湯山邦彦 |
第2回 | 7月31日 | PM 第21話「バイバイバタフリー」 | 松本梨香 |
第3回 | 8月7日 | XY 第31話「メガルカリオ対メガルカリオ! 波導の嵐!!」 | 本郷奏多 |
第4回 | 8月14日 | DP 第122話「進化! その時ポッチャマは!?」 | 佐藤栞里 |
第5回 | 8月21日 | PM 第39話「ピカチュウのもり」 | 林明日香 |
第6回 | 8月28日 | PM 第136話「リザードンのたに! またあうひまで!!」 | 中川翔子 |
第7回 | 9月4日 | PM 第106話「ピカチュウVSニャース!?」 | 大谷育江 |
第8回 | 9月11日 | PM 第5話「ニビジムのたたかい!」 | 岡崎体育 |
第9回 | 9月18日 | PM 第14話「でんげきたいけつ!クチバジム」 | 藤田ニコル |
第10回 | 9月25日 | PM 第98話「おニャースさまのしま!?」 | 栗原類 |
テレビ東京 月曜1:35 - 2:05(日曜深夜)枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ポケットモンスター プレミア10
(2017年7月 - 9月) |
放送開始当初はミニコーナーは放送されていなかったが、第61話から本編の終了後にミニコーナーが放送されるようになった。
テレビ東京系列(TXN)では1997年4月から同年12月までは火曜18:30 - 19:00の放送だったが、「ポケモンショック」による休止を経て1998年4月に再開し、それ以降は約18年に渡って2016年3月まで木曜19:00 - 19:30で、2016年4月から2018年9月までは放送時間を5分繰り上げて木曜18:55 - 19:25で放送された。2018年10月に放送時間が日曜18:00 - 18:30となり、20年6ヶ月ぶりに曜日移動が行われた。同枠では2020年9月まで放送され、2020年10月からは金曜18:55 - 19:25に放送している。
他の系列より放送地域の狭いテレビ東京系列の番組ではあるが、兵庫県を除く全ての都道府県(広域圏含む)[注 43]のテレビ局にスポンサードネット(一部地域を除く、初期は番組販売)[注 44]され放送されている。
劇場版のエンディング(2003年の第6作『七夜の願い星 ジラーチ』以降)では、テレビ東京系列局を含めた全てのネット局(38局)が「プロモーション協力」として明記されている[注 45]。この表では、「プロモーション協力」で表記される順番によった(テレビ東京系列局を始めとし、北の地方から順番に列挙)[注 46]。また、これはテレビ東京公式サイトでの系列局表記順[32]に準じている[注 47]。
ネット配信では、『ベストウイッシュ シーズン2』より放送終了後数日後に動画配信としてHuluで配信される。その他、ポケモン公式YouTubeチャンネル・TVer・ABEMAにて見逃し配信サービスを行っている。また、2022年4月15日放送分よりテレ東系リアルタイム配信の対象番組として、TVerにて同時配信も行われている。
日本国内での放送時間は2024年4月現在。字幕放送はテレビ東京系列・BSテレ東[注 48]・岐阜放送[注 49]・奈良テレビ[注 50]・キッズステーションのみ実施[注 51][注 52]。連動データ放送はテレビ東京系列のみ実施。
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