Loading AI tools
ウィキペディアから
大阪バス株式会社(おおさかバス、OSAKA BUS CO.,LTD.)は、大阪府でバス事業とタクシー事業を行う日本の企業であり、東京大阪バスグループの基幹企業である。
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒577-0065 大阪府東大阪市高井田中3-6-21 |
設立 | 2001年9月 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 4122001009013 |
事業内容 |
一般貸切旅客自動車運送事業 一般乗合旅客自動車運送事業 |
代表者 | 代表取締役 西村信義 |
資本金 | 2,000万円 |
従業員数 | 54名 |
外部リンク | http://www.osakabus.jp/ |
2002年(平成14年)1月に前田観光自動車(本社・京都府福知山市)が大阪西鉄観光バス(本社・大阪市平野区)の資産を西日本鉄道から買収して設立された。なお、大阪西鉄バスと大阪バスの間には法人上の継承関係はない。その後、クリスタル観光バスを買収するなどして順次子会社化し、これら各社によって北海道から近畿地方まで幅広い事業エリアを持つことになった。貸切専業であったが、2011年から高速バス事業(乗合許可を得た路線バス)[1]、2016年から一般路線バス事業にも進出している。
現在は大阪バス本体が観光バス38台、グループ各社を含め400台余りを保有し、国内最大の貸切観光バス事業者となった。
グループの社歌「Go!東京バス Go!大阪バス」の作詞・作曲はつんく♂が手掛けており、自社運行の都市間高速バスの車内チャイムにも使用されている[2]。
車両は、京滋三菱ふそう自動車販売(現・三菱ふそうトラック・バス 近畿ふそう)で設計担当の経歴を持つ西村信義(前田観光自動車社長)が東京バスグループの初代社長を務めたことから、すべて三菱ふそう車に統一されていたが[3]、現在は日野自動車の車も導入されている。買収された各社には日野車が導入されていたことの名残でもあったが[4]、現在では新車としても導入されている。旧クリスタル観光バスからの譲渡車(旧東京近鉄観光バス等の塗装)については買収後早期に新車へ置換えられ塗装も統一が進んだため(車体の社名表記や側面に小さく入ったイラスト・文字などで区別可能[5])、全般的に車齢が若い[1]。
市内路線の車両は初期である2016年は日野自動車製の小型バスのみであったが、その後の路線網拡大により中型バス・大型バスも導入され、こちらは日野自動車製以外にいすゞ自動車製や三菱ふそう製も導入されている。
「ニュースター号」は大阪バスの登録商標(第5453935号)。
京都特急ニュースター号は東京バスグループが運行する高速バス路線である。大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪・大阪府東大阪市の東大阪永和駅・東大阪布施駅〜京都府京都市下京区の京都駅(八条口)を結ぶ路線である。第二京阪道路を経由するため、座席定員制となっている。運行開始して間もない時期は東大阪長田駅を出ると第二京阪道路の第二京阪門真ICから流入していたが、現在は近畿自動車道の東大阪北ICから流入している。
東大阪布施駅は北口ロータリー、京都駅は八条口G2のりばから発着する。
開業当初は大阪バスのみの単独運行であるが、2015年から2024年まではグループ会社も運行に加わっていた時期があった。
運行開始当初は東大阪布施駅と京都駅を結ぶ系統のみであったが、京都市内の停留所追加やホテルニューオータニ大阪とユニバーサル・スタジオ・ジャパンへの乗り入れなどにより運行区間の変更が行われ、2024年1月5日ダイヤ改正後は以下の系統で運行されている。
予約なしに乗車可能。乗車時に降車する停留所を伝えて現金で支払う運賃前払い方式[29]の他、東大阪市内~京都市内の利用に限りJTBレジャーチケットの前売り乗車券が販売されている[30]。
東大阪市内~高速京田辺および京都市内、大阪市内~高速京田辺および京都市内で利用できる。東大阪市内および京都市内だけでの利用は出来ないが、大阪市内(ホテルニューオータニ大阪 - ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)だけの利用は出来、公式サイトの運賃表には記載がある[31]。
名古屋特急ニュースター号は大阪バス・名古屋バス・京都観光バス・大阪バス近畿が運行する高速バス路線である。大阪府大阪市天王寺区の天王寺駅と愛知県名古屋市中区の愛知県庁前を結ぶ路線である。名古屋駅を発着する他社の高速バス路線と異なり、名古屋駅太閤通口向かい側のビックカメラ前にあるバス停を発着する。
途中、甲南PAで20分間の休憩を行う。
桜島駅(降車のみ)・USJ(降車のみ)・布施駅前(乗車のみ)・上本町駅(乗車のみ)・道頓堀(乗車のみ)・心斎橋長堀橋(乗車のみ)・大阪駅 - 福知山インター・石原駅前・松縄手・福知山市役所前・福知山駅
二人掛け4列リクライニングシート(トイレ付)
京都駅 - 綾部駅・石原駅前・松縄手・福知山市役所前・福知山駅
二人掛け4列リクライニングシート(トイレなし)
名古屋駅 - 京都駅 - 綾部駅・石原駅前・松縄手・福知山市役所前・福知山駅
二人掛け4列リクライニングシート(トイレなし)
阪急観光バス(運行開始当初は大阪空港交通)との共同運行。
神戸空港が2025年から2030年にかけて段階的な国際線就航の実施による国際化が行われることから、空港と都心部のアクセス強化を図ることを目的に開設された路線である[121]。
大阪府内から神戸空港を結ぶ路線としては空港が開港した当初に日本交通がなんば(OCAT)からの路線が運行されていた(2007年4月1日で休止)が、大阪駅からの路線は本路線が初めてである。
関西空港や大阪空港へのリムジンバスが他社との共同運行であるのに対し本路線は大阪バスの単独運行となっている。
市内路線バスは東大阪市・八尾市内の交通空白地帯をカバーする目的で、2016年(平成28年)7月29日より運行を開始したのを皮切りに、2020年(令和2年)3月29日からは大阪市内にも一般路線バスの運行が開始されている。
特に東大阪市と八尾市内の路線については上記の理由から自治体などの協業によって新設されている[132]。
これらの市内路線バスのうち運賃の支払いについては路線によって異なり、均一制運賃を採用している御堂筋線と俊徳道駅・近畿大学線、新大阪駅 - 帝国ホテル大阪 - ホテルニューオータニ大阪線の3路線は現金の他に交通系ICカード[133][134][135]とスマホ決済のPayPay、LINE Pay、au PAY、J-Coin Pay、Alipay、WeChatも利用できるのに対し[136][137]、多区間制運賃を採用している布施八尾線・八尾志紀線・東大阪西地区循環バスの3路線は交通系ICカードやスマホ決済が利用できず現金のみとなっている。
元は近鉄バス大蓮線の廃止により交通空白地帯となった大蓮・金岡付近をカバーする路線で、2016年7月29日に新設された。
新設当初はかつての近鉄バス大蓮線とは異なり、大蓮付近では府道173号(八尾街道)から外れ、衣摺・大蓮地区の住宅地および商店街にルートをとっていたが、2020年(令和2年)7月10日からは衣摺・大蓮地区の住宅地や久宝寺緑地を経由せず府道173号線を進む急行便が追加された[138]。
2020年の急行便追加以降は大きな動くがなかったが、2023年から2024年にかけて6回に渡って運行ダイヤなどの変更が行われ、大幅な減便や一部停留所の新設および休止、運行経路の改編などが実施され現在の運行形態となっている。
運行ルートは2016年の開始当初は衣摺・大蓮地区の隘路を経由する系統が1つのみであったが、2020年に衣摺・大蓮地区の住宅地や久宝寺緑地を経由しない急行便の追加された。2023年10月1日から2024年4月1日にかけて複数回実施された運行経路の大幅な改編と一部経路の休止を経て2024年4月1日以降は全便が衣摺・大蓮地区の住宅街へ乗入れが休止され[139]、府道173号線を主に経由する系統のみとなっている。
2023年10月1日から2024年3月31日まで運行されていた長瀬南経由の便は近鉄バス加美線や大阪シティバス19号系統と一部競合する区間が存在したが、これらの競合区間内には停留所が設置されていない。また、経路の関係で長瀬西小学校・長瀬南経由便がJR長瀬駅を経由しないことから、これまで急行便のみ経由させていた俊徳道駅を全便経由させる救済措置が実施されたが[140]、1ヶ月後の2023年11月1日に再び急行便のみ俊徳道駅経由に再変更されている。
なお、2023年10月1日の運行経路改編により本路線が3つの経路に分かれたことから運行に入る車両の行先表示と公式サイトおよび停留所掲示の時刻表にはそれぞれの経路ごとに色分けされる形で案内されている[141][140]。
東大阪市の布施駅から高井田中央駅を経由し市立東大阪医療センター間を結んでいる路線で、2019年7月1日に市立東大阪医療センター線として新設された路線を前身としている[159]。2019年12月21日には俊徳道駅・宝持を経由する南回りが新設され[160]、高井田中央駅経由の系統を北回りとした。
大阪バスでは将来的に北回りと南回り系統をつなげた路線にする考えから循環バスの名称が与えられたが[161]、2020年9月7日に南回りが当面運行を休止して以降は高井田中央駅経由の北回りのみが運行されている。
近鉄バス志紀線の運行取り止めにより交通空白地帯となった曙川地区をカバーする路線である。
南小阪合町から曙川地区ではかつての近鉄バス志紀線と八尾市コミュニティバス「愛あいバス」中央ルートの一部をカバーする形で、楠根川と府道174号線を縫うようにルートを取っている。
JR志紀駅は東口へ乗入れているが、同駅への乗り入れは2008年6月末に廃止された八尾市コミュニティバス「愛あいバス」以来11年ぶりとなる。
東大阪市の俊徳道駅から近畿大学の東門を結ぶノンストップで結ぶ路線。
2019年にJRおおさか東線の北区間開業に伴う全線開業により、同線の利用する近畿大学の学生及び職員の利便性を図る目的[185][186]で新設された路線である。運賃は近鉄バスが八戸ノ里駅から運行されている近大シャトルと同じく120円(小児運賃は60円)[187][188]で学生・学校関係者以外の一般利用も可能となっている。
運賃の支払には現金の他に交通系ICカード[133][134][135]とスマホ決済のPayPay、LINE Pay、au PAY、J-Coin Pay、Alipay、WeChatも利用できる[137][136]。
運行ダイヤは近畿大学の開校日などの条件により、本数の多いA運行日、本数が少なめのB運行日、さらに本数が少ないC運行日が設定されている。
2024年8月10日のダイヤ変更からは日曜祝日に運休日が設定されているが、近畿大学の開校日などによって日曜祝日でも運行される。そのため同路線を利用する際は運行日カレンダーを確認する必要がある。
運行日カレンダーは大阪バスの公式サイトで確認出来る他、俊徳道駅と近畿大学東門前の両停留所にも掲示されている[189]。
大阪駅を起点に心斎橋大丸前・ホテルニューオータニ大阪・なんば黒門市場前・ホテルプラザオーサカを結ぶ路線である。
5系統あるうち、大阪駅から心斎橋大丸前への系統は大阪シティバス8号系統と運行経路で重複する部分があるが、両者とも大阪駅側・心斎橋側共にのりばの場所[198][199][200] が異なるほか、運行経路中に複数の停留所が設置され運行経路も実質ループ系統となっている大阪シティバスの系統に対し、大阪バスの系統は大阪駅から心斎橋大丸前まで停留所は数カ所に絞られている。また、なんば黒門市場前発の系統は大阪駅行きのみとなっている。
運賃は既設の東大阪市及び八尾市内の路線とは異なり、大人210円、小児110円の均一運賃となっている。運賃の支払には現金の他に交通系ICカード[133][134][135]とスマホ決済のPayPay、LINE Pay、au PAY、J-Coin Pay、Alipay、WeChatが利用できる[136]。
2016年7月29日に路線が新設された当初の経路[145]で、狭隘だった衣摺・大蓮地区の住宅地や商店街を通ることから、車両は小型ノンステップバスの日野ポンチョが使用されていた。
2023年10月1日に経路変更と停留所の休止が実施されため、現在の隘路を避ける経路に改編された。
八尾市のJR久宝寺駅 - 大阪市平野区の地下鉄出戸駅間を結んでいた路線である。
八尾市西部の交通空白地帯である竹渕地区をカバーする路線[212]であったが、道路が狭隘である竹渕地区は通行規制も多いことから、同地区内のニーズに合った運行ルートや停留所の設定が出来ず[213]、運行開始当初から利用が低迷。2019年3月をもって運行が休止された[214][215]。
これを受けて八尾市では乗合タクシーによる代替を検討、その結果、地元タクシー会社の龍華交通に運行委託する形で2021年2月1日より「八尾市乗合タクシー」として実証運行を開始、現在に至っている[216][217][218]。
2017年3月31日に近鉄バス上小阪線が運行取り止めになったことにより生じた公共交通空白地帯をカバーする目的で、東大阪市の誘致[219] により2019年12月21日に新設された路線[160]であったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響・緊急事態宣言の発令に伴い2020年4月13日から平日運行のみとなり、その後2020年9月7日から運行が当面休止となったが、2021年4月23日に北回りの運行再開されて以降も運行休止のままとなっている[220]。
なお、2020年(令和2年)8月24日に運行が開始された俊徳道駅・近畿大学線は南回りの俊徳道駅 - 宝持の経路が活用されたが、途中の停留所はからの利用は出来ない。
運行開始当初、大阪バスでは将来的に北回りと南回り系統をつなげた路線にする考えから循環バスの名称が与えられたが[161]、南回りの運行が開始された時点では経由地が異なる系統を車両運用上で結んでいるのみであり、運賃体系は北回り・南回りで独立したものであった。そのため布施駅南口または市立東大阪医療センターを跨いでの利用をする場合、両停留所までの運賃を一度精算した後、もう一度整理券を取った上で降車時に布施駅南口または市立東大阪医療センターからの運賃を精算するように案内されていた[221]。
新大阪駅から帝国ホテル大阪を経由しホテルニューオータニ大阪を結ぶ路線である。
新大阪駅の乗り場は北口のニッセイ新大阪ビル東側のバスのりば(JR新大阪駅北口停留所)にある[222]。
運賃は大人210円、子供110円の均一運賃で現金の他に交通系ICカード[133][134][135][223]とスマホ決済のPayPay、LINE Pay、au PAY、J-Coin Pay、Alipay、WeChatが利用できる[136]。
2023年2月25日から運行が開始されたが、2024年7月7日に運行が休止されている。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.