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日本の長野県長野市にあるバス会社 ウィキペディアから
長電バス株式会社(ながでんバス)は、市内路線に長野県長野市・須坂市・高山村・小布施町・中野市・飯山市・山ノ内町・飯綱町を持つながでんグループのバス会社である。このほかにも高速路線(高速乗合バス)や急行バスなどがある。
奥志賀高原線の急行バス | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | ながでんバス |
本社所在地 |
日本 〒381-0011 長野県長野市大字村山471番地1 |
設立 | 1995年(平成7年)5月29日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 5100001002583 |
事業内容 | 乗合バス事業・ハイヤー事業・貸切バス事業・旅行業・自動車整備業 他 |
代表者 | 代表取締役社長 鈴木 立彦 |
資本金 | 1億円(2020年3月期) |
売上高 |
19億800万円 (2020年3月期) |
経常利益 |
▲2億4600万円 (2020年3月期) |
純利益 |
900万円 (2020年3月期) |
純資産 |
7億2400万円 (2020年3月期) |
総資産 |
14億4500万円 (2020年3月期) |
従業員数 | 273名(2019年8月15日現在)[1] |
支店舗数 | 4営業所 |
決算期 | 毎年3月31日 |
主要株主 | 長野電鉄 100%(2020年3月31日現在) |
外部リンク | https://www.nagadenbus.co.jp/ |
特記事項:上記財務指標は、特記なき限り長野電鉄の有価証券報告書 第155期(平成31年4月1日〜令和2年3月31日)による[2]。 |
1941年(昭和16年)以来長野電鉄直営であったバス事業を、1987年(昭和62年)から1995年(平成7年)にかけて長電バス・信州バス・信濃交通・長電整備の4社に分離した後、2006年(平成18年)にこれらを統合した会社である。2020年(令和2年)に同グループの飯山観光ハイヤーを合併したことを始まりに、ハイヤー事業(長電ハイヤー)も営んでいる。
南海バスと共同運行。
新潟交通と共同運行。
富山地鉄北斗バスと共同運行。各社1便ずつの運行。
権堂 - 長野駅前 - 須坂(須坂駅) - 小布施(小布施北斎館入口) - 中野 - 黒部 - 魚津 - 滑川 - 総曲輪 - 富山駅前
長野駅の他、2015年3月14日に延伸開業した北陸新幹線の飯山駅から、周辺観光地への2次交通として以下の急行バスを運行している[29]。冬季に新幹線の駅とスキー場を結ぶ路線がメインとなっている。
北信地域を訪れる外国人スキー客は1週間以上滞在するケースが多く、複数のスキー場で滑りたいという要望があることから、各宿泊施設が送迎する例も出てくるようになった。こうした状況を受けてスキー場の若手スタッフから周遊バスを運行したらどうかと発案があり[45]、野沢温泉・戸狩温泉・斑尾高原の3つのスキー場を結ぶ「野沢・戸狩・斑尾周遊バス」として2010年 - 2011年のスキーシーズンから運行が開始された[46][47]。
その後、北陸新幹線延伸開業後の2015年 - 2016年のシーズンより途中の経由地が戸狩温泉スキー場から飯山駅に変更され、「野沢・飯山駅・斑尾周遊バス」として運行されるようになった。また、従来は前日までに乗車停留所のあるスキー場への事前予約が必要であったが[47]、同シーズンより不要となった[48]。
なお、かつて経由していた3か所のスキー場の頭文字をとって「NOTOMAバス」と表記される場合もある[48]。
冬季のみの運行で、野沢温泉中央ターミナル - 野沢温泉第一駐車場間のみの利用はできない[48]。
本社営業所。主に以下の長野市内の路線を管轄するほか、アルピコ交通長野支社と共同で市街地循環ぐるりん号の運行を、単独で東北ぐるりん号の運行を長野市から受託している。全ての路線でICカードKURURUが利用可能。
かつては共同運行の大豆島保科温泉線を除いて系統番号が1から順に不規則に割り当てられていたが、2020年に川中島バスと同様に長野駅のりばの番号を先頭とする方式に変更された[53]。長野駅を経由しない便は100番台となっている。
(系統番号・停留所名は廃止当時の名称)
(系統番号付与以前に廃線)
須坂市・上高井郡高山村内の路線を管轄するほか、すざか市民バスの運行を須坂市から受託している。特に事務所は持たず、車両は長野営業所に置かれている。
KURURUはサービス開始当初は利用できなかったが、2018年までに全ての路線で利用可能になった。
もと仙仁線、米子線(廃止代替バス)、明徳団地線(廃止代替バス)、相ノ島線(廃止代替バス)として長電バスが須坂市内で運行していた路線を再編し、2009年(平成21年)10月1日から「すざか市民バス」として実証運行を開始した。
主に中野市内の路線を管轄する。
長電バスとしての路線の他に、山ノ内町のコミュニティバスである楽ちんバスの運行を受託している(長電ハイヤーとして受託)。
全路線とも土曜・休日と12月29日 - 1月3日の間は運休する。
志賀高原内の観光輸送を担っており、スキーシーズン中には一部の時間帯・区間においてスキーシャトルバスとして無料で乗車することができる[58]。かつては志賀高原スキー場共通リフト券(ICチケット)を所持し、車載機にタッチした場合のみ無料だった。
スキーシャトルバスとしての区間は以下のようになっている[60]。
旧・信州バス本社営業所。主に飯山市・下高井郡木島平村・同郡野沢温泉村内の路線を管轄する。
事務所は木島駅跡に置かれ、車両の行先表示では「木島」と表記される。
長電バスとしての路線の他に、飯山市のコミュニティバスである菜の花バスの運行を受託している[62][63]。
菜の花タクシーへの変更以前の上野線と深沢線を含め、全路線の全区間が自由乗降区間となっている(ただし市街地循環線の静間北 - 中町東間を除く)[32]。また、全路線とも土曜・休日と12月29日 - 1月3日の間は運休する。
飯山市の予約型乗り合いタクシーである菜の花タクシーのうち、富倉大川線・小境線・温井線・深沢永田線の運行を受託している[32]。乗車には事前の電話予約が必要となっている。
後述の信濃町支所管内と併せて2000年代に多くの路線が各町の新公共交通システムに再編された。ただし、新公共交通システムとしての運行開始後も、引き続き長電バスが主体となって運行を請け負っている。
営業所内の待合室に飯綱町i(アイ)バス(後述)の予約センターが併設されている。また、温かいお茶のサービスが受けられる[67]。
一部の車両の行先表示では「牟礼営業所」「牟礼」などと表記される。
もと高岡・飯綱線、溝口線、奈良本線として長電バスが飯綱町内で運行していた路線を再編し、2007年(平成19年)10月1日から飯綱町の新公共交通システム「i(アイ)バス」として運行を開始した。
運行は長電バスと飯綱ハイヤーが受託し、朝夕は定時定路線バスを、日中はデマンドワゴンをそれぞれ運行する[67][68]。定時定路線バスは誰でも利用できるが、デマンドワゴンは利用登録した飯綱町民しか利用できない。
以下は定時定路線のうち長電バスが運行を受託している路線である。全路線とも土曜・休日と12月31日 - 1月3日の間は運休する(デマンドワゴンを含む)。KURURUはサービス開始当初は利用できなかったが、2019年までに全ての路線で利用可能になった。
上水内郡信濃町内の路線を管轄する。
飯綱町と同様にほとんどの路線が新公共交通システムに再編され、長電バスとしての路線は2町にまたがる国道線と、観光客向けの周遊バスが残るのみである。
もと国道線、黒姫高原線、荒瀬原線、板橋線として長電バスが運行していた路線、古海線として川中島バスが運行していた路線、ならびに信濃町コミュニティバス「ふれあい号」を再編し、2012年(平成24年)4月1日から信濃町新交通バスとして運行を開始した。
朝夕は長電バスが定時定路線を受託運行し、日中は長電バス・野尻湖タクシー・鳥居川観光タクシーがデマンドタクシー「ふれあいコスモス号」を運行する。定時定路線バスは誰でも利用できるが、ふれあいコスモス号は利用登録した信濃町民しか利用できない。
川中島バスから引き継いだ1 古海・菅川線は、妙高高原駅 - 熊坂の1区間のみ新潟県妙高市に乗り入れている。長電バスの車両が定期的に新潟県内に乗り入れるのは、高速バスを除くと長沢線(飯山駅 - 長沢)の廃止以来のことである。
全路線とも土曜・休日と12月29日 - 1月3日の間は運休する。
日野自動車・三菱ふそうトラック・バス製の車両を中心に導入されている。カラーリングは長野電鉄の電車と同じクリーム色に赤の組み合わせを採用するが、貸切車は1998年の長野オリンピック前後から銀色ベースに変更されている。
また、一般路線向けにディーゼルエンジンとモーターのハイブリッドシステムを搭載したノンステップバス(ハイブリッド・ノンステップバス)を保有している。主に東長野病院線・三才線・浅川西条線・平林・柳原線・志賀高原線で運用されている[69]。
長電ハイヤー(ながでんハイヤー)は、長電バスが営むタクシー事業のブランドである。
長電バスのハイヤー事業は、2020年(令和2年)に飯山観光ハイヤー株式会社を合併したことに始まり、当初はそのまま引き続き飯山観光ハイヤーの名称で運行していた[4]。その後、2022年(令和4年)に長電タクシー株式会社 湯田中営業所の事業および岳北ハイヤー有限会社のタクシー事業を吸収分割したことで、長電ハイヤーに改称した[6]。
現在では、湯田中営業所・飯山営業所を拠点に、奥信濃交通圏(飯山市・中野市・下水内郡・下高井郡)において営業している。また、飯山市乗合タクシー富倉大川線(旧長電バス長沢線)・深沢永田線、中野市乗合タクシー「お出かけタクシー」、山ノ内町コミュニティバス「楽ちんバス」(旧長電バス須賀川線ほか)、木島平村デマンド交通「ふう太号」の運行を受託している[4][6](詳細は#湯田中営業所中野管内・#飯山営業所管内を参照)。
なお、ながでんグループ内にはつばめ長電タクシー株式会社も存在するが、こちらは長野交通圏・北信濃交通圏(主に長野市・須坂市・小布施町)で営業している。
全23両を所有する[70]。
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