タイチ(1980年3月19日 - )は、日本の男性プロレスラー。YouTuber。本名:牧 太一郎(まき たいちろう)。現在は新日本プロレスのユニットJust 5 Guysのメンバーである。
概要 タイチ Taichi, プロフィール ...
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新日本プロレス所属。北海道石狩市出身。血液型O型。
学生時代
- 中学の頃からのプロレスファンであり、一人でトレーニングを行っていた[1]。中学3年生の時に、札幌で行われたパンクラスの入門テストに合格したが、両親の反対により北海道岩見沢農業高等学校へ進学する[1]。
- 高校時代は道内きっての名門であったレスリング部に所属し、1997年、国体の北海道大会予選で二位の成績を納め、インターハイにも出場。
- 大学へ進学するも授業には出ずにパチンコ屋へ入り浸り、そのままアルバイト店員となって退学した[1]。
全日本プロレス時代
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- 2001年、全日本プロレスが夏に開催した2泊3日の第1回BATTキャンプに参加し、コーチだった馳浩に入門を直訴。9月に全日本プロレスへ練習生見習いとして入門する。
- 2002年12月2日、1年で75kgから10kg増えたらデビューという条件だったが、欠場選手が続いたため、条件に満たないまま「石狩太一」として新潟・長岡市厚生会館大会にて土方隆司戦でデビューした。入場曲は北海道出身から松山千春の季節の中でが採用された。
- 2003年3月、天龍源一郎全日本プロレス退団まであと2試合のところで、シングルマッチが組まれた。
- 全日本プロレスは他のカードを用意していたが、天龍本人の希望により初対戦となった。
- 天龍サイドのセコンドには、何故か大仁田厚が20年以上前の全日本プロレスジャージを着て登場した。
- 試合後天龍は「物足りなかったから、もう一回石狩太一と再戦したいね」とコメントした。
- 2004年2月、ジュニア戦線主要レスラーとして、大阪プロレス主催の『スーパーJカップ』全日本代表として出場。しかし、1回戦で大阪プロレスの村浜武洋に敗れた。
- 2005年2月、デビュー後から付き人を務めていた川田利明が退団する際、共に退団。後にその理由を「自分は川田さんの付き人であったため」と明かした。
フリー時代
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姑息なファイトスタイル[39] が中心である一方、躍動感のある技やタイチの師でもある川田を彷彿とさせるハードヒットな蹴り技を駆使した闘い方も要所要所で見せることもある。ヘビー級転向後は、よりハードヒットなスタイルが強くなり、クリーンな勝利を挙げる試合も多くなっている。
フィニッシュ・ホールド
- ブラックメフィスト
- 現在のタイチのフィニッシャー。CIMAの得意技であるシュバインのように相手を逆さまにかつぎ、相手の足を交差させてマットに垂直落下気味に落とし脳天から後頭部にかけてダメージを与える変形の水車落とし。CIMAのシュバインは胴タックルから抱え上げるのに対し、タイチのブラック・メフィストは相手の股に頭を突っ込んで持ち上げる。名前の由来は、タイチの師匠でもある川田の海外遠征時代の時のリングネームから。タイチの最上位のフィニッシュホールドとして、後述の天翔十字鳳・タイチ式ラストライド・タイチ式外道クラッチを全てキックアウトされた場合の切り札として使用する。
- トラース・キック(天翔十字鳳)
- ヒールターンしてからも愛用し続ける蹴り技のひとつ。タイチの場合は、コスチュームのロングタイツを剥ぎ取ってショートタイツに変身する際に放つが剥ぎ取るまでに時間が掛かり、相手に余裕を与え、返り討ちに合うこともある。
- 2016年頃より、両腕を横に広げる独特の構えから繰り出すトラース・キックを天翔十字鳳の名前で使用している。相手に避けられることも多いが、命中した場合は3カウントを取れる場合もある。
- 技名の由来は漫画『北斗の拳』の敵、聖帝サウザーの拳法・南斗鳳凰拳奥義から取られており、トラースキックを放つ際の構えもサウザーが技を出す際の構えを真似たものとなっている。
- タイチ式ラストライド
- ラストライドを決めてから自分の体を滑らせるように相手に乗せ、エビ固めで固める。タイチの師匠・川田の渾身パワーボムと同様の固め方。この技で3カウントを取れる事もあり、フィニッシュホールドとしても使用。
- 垂直落下式パワーボム(三冠パワーボム)
- タイチの師匠でもある川田のオリジナル技で、ヘビー級転向後に使用。
- タイチ式外道クラッチ
- 外道クラッチと同型のフォール技。尾崎仁彦リングアナウンサーが外道クラッチとアナウンスしたところ、タイチのパートナーのTAKAが「牧クラッチだよ!」と抗議することがあった。
- それ以降は何度か呼び名が移り変わり、現在の技名に定着した。タイチの場合は、レフェリーのブラインドを突いて急所攻撃を見舞ってから移行するのが主流となっている。
- 地獄突き(アイアン・フィンガー・フロム・ヘル)
- 引退した飯塚が使用していた鉄製グローブをはめての地獄突き。
- 凶器攻撃の一種の為か、基本的にレフェリーのブラインドを突いて行われ、発見された場合は即反則負けとなってしまう。
- だが、2021年5月3日のタイチVSタマ・トンガとのアイアンフィンガーフロムヘル争奪マッチにおいてタイチが勝利し、アイアンフィンガーは封印された。
打撃技
- エルボー
- エルボー・スタンプ
- バックエルボー
- 横綱式カチ上げエルボー
- 2021年7月22日の内藤戦で初披露。同年の大相撲七月場所で復活優勝を飾った横綱の白鵬関が千秋楽で見せた動きを真似た物。四股を踏み、立会いの状態から相手に突進をかけ見舞うエルボー。試合の最終盤、タイチのフィニッシュ・ホールドへ繋げる際に多用する。2022年のNEW JAPAN CUP以降は、相手を仕留めるフィニッシュ技として使用する機会も増えた。
- 逆水平チョップ
- ジャンピングハイキック
- 対戦相手の顔面をジャンプして蹴りつける荒技。
- 師匠でもある川田を彷彿とさせる技の一つ。時折、師匠ばりの叫び声を上げながら蹴りつける。
- スライディングキック
- ロープへ跳んで助走をつけ尻餅を着かせた相手の左側頭部を足の甲で捕らえる。時折、フィニッシュ技としても用いられる。
- バズソーキック
- 中腰の相手に放つ側頭部への回し蹴り。試合中盤に放つケースが多い。
- フロントハイキック
- タイチの師である川田が得意とするコーナーへの串刺し式も使用している。
- アックスボンバー
- 大森隆男から採用「アックスボンバー!」と叫びながら串刺し式で繰り出す。タッグマッチの際は、両腕で二人同時に叩きつける型も見せる。鈴木軍の試合では、タイチの串刺し式アックスボンバーを皮切りに他のメンバーが「アックスボンバー!」と叫びながらフロントハイキックやフライングエルボーなど、アックスボンバーとは関係のない技を串刺し式で浴びせていく連携も行われる。
- 邪外殺し
- ニーブレスを身に着けての膝蹴り。2013年上半期より使用していた技。
- ドロップキック
- タイチのドロップキックは打点が高く、フォームも美しい。ヒール転向後は全く見られなくなったが、2020年2月2日のオカダ・カズチカ戦で放った。
- ステップキック
- これもタイチの師である川田が得意とする蹴り技の一つ。相手の頭を抑えつけ、顔面を小刻みに蹴り上げる。
- サッカーボールキック
- 各種キック
- ローキック、ミドルキック、ハイキック、ローリング・ソバット
- マトリックス
- 相手をコーナーにスルーし、助走をつけながらセカンドロープに足を乗せながらロープを踏み台にして軽く跳躍した後、振り上げた足の甲で相手の側頭部を捕らえる。
- マトリックス2
- マトリックスの改良版。上述の通りに跳躍し、ドロップキック気味に相手の胸を蹴り上げる。
関節技
- 聖帝十字陵
- ストレッチプラムと同形の関節技。時折フィニッシュホールドとして用いられることもある。
- こちらもトラースキックと同様に技名は、北斗の拳よりサウザーが劇中で作った(正確には作らせた)、ピラミッドを模した師の墓の名前が由来。
- 鬼葬
- 飛びついて腕と足を極める複合サブミッション。
反則技
- ロー・ブロー
- ロー・ブロー・キック
- 凶器攻撃
- 主に入場時に使用しているマイクスタンドを、試合中にレフェリーのブラインドをついて使用。また、場外では椅子や机、ゴングを叩く木槌、中継カメラの配線コードで首を絞めるなどを使うことも多い。
- 飯塚高史の引退後からは2019年の引退時まで飯塚が使用していたアイアンフィンガー・フロム・ヘルを持参している。
- チョークスリーパー攻撃
- 喉輪
- 2020年以降、試合の展開関係なく多用している技。自身が好角家であることや、自らのルーツの全日本プロレスで活躍した元力士・田上明の得意技であったことから、使用・その名が付いているが、実際は反則のチョーク攻撃である。
- レフェリーはチョーク攻撃として反則カウントを取るが、タイチは「お前新人だろ!」「今のはチョークじゃねえ。チョークはこうだ!」と言ってさらに相手にダメージを重ねる展開が一種のお約束となっている。因みに「新人だろ」と言う相手は、レフェリーが本当に新人だろうとベテランだろうと関係無く言い放つ(マーティー浅見レフェリーにも普通に言ったりする)
合体技・連携技
- ミラノコレクションA.T.
- スーパースクラップキック
- サンドイッチ式のトラースキック。膝をつきグロッキーになった相手の両脇を陣取り、同時にトラースキックを発射し相手の頭部を挟み打つ。
- ユニオーネの竜巻
- タイチが羽交い絞め、その隙にミラノがドラゴンスクリューを放つ。羽交い絞めし身動きが取れなくなったことでドラゴンスクリューの適切な受身を取れなくするため、靭帯へのダメージは相当なものと言える。
- TAKAみちのく
- みちのくメフィスト
- ブラックメフィストとみちのくドライバーIIの複合技。ブラックメフィストの要領で担ぎ上げたタイチの正面に回ったTAKAがみちのくドライバーIIの形で相手を抱え込み、相手を頭から落下させる。
- トレイン式アックスボンバー
- タイチがコーナーにいる相手にアックスボンバーを放ち、TAKAが膝蹴りを放つ。これにデスペラードが加わるとキャノンボールを放つ。タイチ以外の鈴木軍メンバーが「アックスボンバー!」と叫びながら、全く違う技(ニーバット、エルボー、ボディスプラッシュなど)を放つパターンもあり、最終的には対戦相手も「アックスボンバー!」と叫びながら別の技を繰り出して返されることもある。
- 鈴木みのる
- ローフライフロー
- タッグマッチ時、鈴木のアシストで放たれる低空式ボディプレス。試合権利があるタイチがダウンしている時、鈴木が介入して相手をゴッチ式パイルドライバー等でダメージを与え、タイチを強引に相手の上に投げ飛ばしそのままフォールさせる。名称は、棚橋のフィニッシュホールドでもあるハイフライフローから。
- エル・デスペラード
- 13y5(トレッセイシンコ)
- デスペラードがギターラ・デ・ラ・ムエルタの態勢に入ったところからタイチが背後からブラックメフィストの態勢を取り、タイミングをあわせ同時に相手をマットに叩きつける連携技。
- 金丸義信
- ハイボールW
- タイチがラストライドを決めてから金丸がディープインパクトを決める連携技。
- 白角
- タイチがパワーボムで相手を寝かせ、金丸がトップロープからムーンサルトプレスを決める連携技。
- ザック・セイバーJr.
- 天翔ザックドライバー
- ザックがザックドライバーで持ち上げ、タイチが相手の頭部に天翔十字鳳を決めたあと頭から落下させる合体技。
- ザックメフィスト
- 上記のみちのくメフィストと同型。
- 俺とザック
- 俺が田上をもじったもの。タイチが喉輪落とし、ザックはバックドロップの形で相手を捉え、同時に投げ叩きつける連携技。
- 趣味は大相撲観戦、ゲーム、スロット。
- 『陸海空 地球征服するなんて』に出演したことがきっかけでドローンを購入した。
- 鈴木軍時代はあべみほをディーヴァとして起用し帯同していた。
- スターダムに所属していた山口菜緒は友人である、あべみほの試合を観戦してからプロレスラーを志し、デビュー戦ではタイチ直伝のアックスボンバーを放った。
- 独特のヒールファイトが特徴で、観衆からは「タイチは帰れ!」というブーイングを浴びせられていたが、2018年にヘビー級に転向してからは「レッツゴータイチ!」のチャントが発生するようになった。
- 『北斗の拳』の登場人物サウザーの技名や台詞をギミックの一部に取り入れている。
- 鈴木軍時代は金丸義信、エル・デスペラードと酒を飲んでいる様子をよくTwitter上に投稿していた。また金丸、デスペラードとはTwitter上でリプライや引用リツイートのやり取りをしているほか、トータルテンボスのYouTubeチャンネル「SUSHI★BOYS」にも3人でゲスト出演した。
- 上記の金丸、デスペラード以外にも、Twitter上では後藤洋央紀、田口隆祐などとも頻繁にリプライや引用リツイートのやりとりをしている。また、2019年にはゴーストリコン ブレイクポイントでSANADAそっくりのキャラクターを作成してこれを「サナやん」と呼称し、これに本人が「#sanaやん」のタグで反応するなどといったやりとりも見せている。また、田口の日記に登場する「巨乳ちゃん」という架空のキャラクターを使って田口、SANADAと日記上でクロスオーバー現象も起こしている。
- 飛行機が苦手で地方興行の際は陸路移動をしている。北海道に帰省する際も同様で、この場合は鉄道を利用している。
- 「pageant」(Moi dix Mois) - 現在のテーマ曲。鈴木軍結成後は鈴木の入場曲である風になれとミックスされたバージョン、飯塚高史の入場曲とミックスされたバージョンも使用する。2014年6月まではインストゥルメンタル版を使用していたが、6月以降はボーカル入り版を使用し、エアボーカルパフォーマンスをするようになった。新日本プロレスワールドでは当初は著作権の影響で2015年までは無音で、2016年内から2017年1月末までは別の曲に差し替えられたが、2017年2月5日からボーカル入り版が普通通りに流れるようになった。
- 「forbidden」(Moi dix Mois)
- 「季節の中で」(松山千春) - デビュー当初に使用
- 「OBSCURE」(Dir en grey)
「レスラーヒューマンストーリー第191回 タイチ」、『週刊プロレス』No.1736、平成26年5月7日号(4月23日発行)、79-82頁、2014年。
『週刊プロレス』NO.1996 2019年2月13日号 p.6
試合結果 新日本プロレス (2019年2月4日閲覧)
当初はKENTAが出場する予定であったが、KENTAが1月5日の東京ドーム大会で負傷し欠場することとなったため、矢野がKENTAの代替として出場した。
ご報告. 鷹木信悟ちゃんねる. 1 March 2024. 2024年3月2日閲覧。
積極的に戦おうとしない、頻繁にリングアウトする、「正々堂々とやる」と言って相手が油断したところでサミングを行う、マスクマンに対してマスク剥ぎや中の人のリングネームで呼ぶなど。