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藤子不二雄名義で発表された日本の漫画(藤本弘単独作) ウィキペディアから
『21エモン』(にじゅういちエモン)は、藤子不二雄名義で発表された日本のSF少年漫画。
21エモン | |
---|---|
ジャンル | SF漫画 |
漫画 | |
作者 | 藤子不二雄 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデー |
レーベル | てんとう虫コミックス他 |
巻数 | 4巻(てんとう虫コミックス)他 |
アニメ | |
原作 | 藤子・F・不二雄 |
監督 | 原恵一 |
シリーズ構成 | 桶谷顕 |
脚本 | 桶谷顕、もとひら了、山本優 |
キャラクターデザイン | 高倉佳彦 |
メカニックデザイン | 荒川真嗣 |
音楽 | 田中公平 |
アニメーション制作 | シンエイ動画 |
製作 | テレビ朝日、ASATSU、シンエイ動画 |
放送局 | テレビ朝日系列 |
放送期間 | 1991年5月2日 - 1992年3月26日 |
話数 | 全39話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
藤本弘(独立後の名義は藤子・F・不二雄)による単独執筆作品。
『週刊少年サンデー』(小学館)1968年1号から1969年6号まで、増刊掲載も含め全55話を連載。その後、アニメ映画化やテレビアニメ化など、各種メディアで展開された。
藤本は「これまで日常の舞台にオバケやスーパーマンなどの「非日常」が入り込むことで生まれるギャップの面白さを描いてきたが、ひとつその逆をやってみようと思い、この21エモンを描きました。つまり未来という「非日常」を舞台に、今に通じる日常を描くことで新たな面白さが生まれると思ったからです」と、本作のコンセプトを後日述懐している[要出典]。
藤本が珍しく「楽しんで描いた」と語る作品だったが、ギャグで人気を博した当時の藤子作品とは異なり、連載当時の評価は芳しくなく、『オバケのQ太郎』から『ウメ星デンカ』までの『週刊少年サンデー』連載作品で唯一、連載中のアニメ化が実現しなかった。
『週刊少年サンデー』連載版は、1976年頃、『朝日小学生新聞』に再録連載されたが、いくつかの回の掲載順に混乱が見られる。
1977年、てんとう虫コミックスで単行本化された頃から、次第に再評価されるようになり、1981年にはアニメ映画化され、『月刊コロコロコミック』に新作漫画が読切掲載された。1991年には、連載から22年もの歳月を経てテレビアニメ化された。掲載誌の性格や連載終了で使えなかったアイデアのいくつかは、同じコンセプトの『モジャ公』へ流用されていたが、このアニメ化で逆流用されている。
2010年、小学館発行の藤子・F・不二雄大全集のラインナップとして全2巻で刊行された。
21世紀[注釈 1]の地球は異星との交流が進み、国際連合ならぬ星間連合にも加盟して、多くの惑星からの観光客がひっきりなしに訪れる一大観光惑星となっていた。
そんな中、トウキョウシティーに居を構えるホテル「つづれ屋」は、江戸幕府の成立とほぼ同時に旅館として開業して以来、初代当主の市右衛門、二代目仁右衛門、三代目参右衛門…と二十代、四百数十年にわたって細々と続く老舗ホテルだが、利用客はサッパリで隣接する豪華なホテル・ギャラクシーやオリオンホテルなどに圧倒されて潰れる寸前であった。
現当主の20エモンは閑古鳥の経営状態を立て直そうと必死になるが、その跡取り息子21エモンはホテル経営に関心を持とうとせず、宇宙へと憧れパイロットになって大宇宙を冒険したいという夢を持っていた。家業に専念して欲しい父親に叱咤されて21エモンはしぶしぶボーイとして働くが、コツコツとチップを貯め、いつかは自分のロケットを手に入れたいという夢があったため続ける。「つづれ屋」に居候する宇宙生物モンガーやボーイとして働かされているイモ掘りロボットのゴンスケといった強烈な個性を持った家人たち、さらには宇宙からの風変わりな客が次々とホテルに押しかけて、21エモンと「つづれ屋」は毎日のように珍騒動に巻き込まれる。
外見も風俗習慣も全く異なる宇宙人の宿泊客や、進歩した宇宙文明に触れて様変わりした地球文明の様子なども描かれる。基本的に「つづれ屋」が舞台となるコメディーだが、連載中21エモンは3度宇宙への旅を決行しており[注釈 2]、物語は宇宙を巡る冒険ものへとシフトしたこともあった。なおアニメでは、テレビ版・81年の劇場版とも、宇宙への夢とつづれ屋発展の夢を両立させる形で終了している。
アニメでの舞台は2051年→2071年。宇宙観光時代に突入したばかりの地球。
宇宙標準語として「共宙語」が使われはじめる。しかし完全に普及しているわけではなく、トウキョウシティー内でも日本語の文字、英字、共宙語の文字が混在している。宇宙では共宙語が主流だが、共宙語が使われていない星も存在するため、万能ではない。
20世紀の自動車は減少し、代わりにエアカーが主流となる。現代における自動車とは異なり、小学生であるエモンでも、ボード型、スクーター型、軽乗用車型を運転可能。個人用のほか、公共用のバス型もある。
鉄道はほとんどが廃止され、代わりにチューブトレインを開設している。トウキョウシティーからシズオカシティーまでは15分で移動することが可能である。
声の項は1981年アニメ映画版 / テレビアニメ版の順。1人しか記載されていない場合は特記ない限りテレビアニメ版のキャストとし、それ以外のものは別途記載する。
1991年5月2日から1992年3月26日にテレビ朝日系列で放送。全39話。
原作発表から23年余、映画「宇宙へいらっしゃい!」から10年を経てテレビアニメ化となった。キャラクターデザインや設定の一部が変更(詳細は後述)され、エピソードは原作および『モジャ公』から流用がある。
チーフディレクターを務めた原恵一によると、原作は古いもののため「そのままアニメにするのは難しい」という思いがスタッフ内にあり、内容をかなり脚色したという。またテンポ良くとがった演出をしようとしたため、「自分で苦手な部分を無理してやったのではないか」と語っている。
第1話ではサブタイトルにもあるとおり、ドラえもんがゲスト出演しているが、セリフが一切ない背景キャラクターとして数秒間のみの出演であり、21エモンとも一切絡んでいない[注釈 67]。なお、新番組予告では21エモンを視聴者に紹介する役割でドラえもんが台詞付きで出演している。
第29話以降、エモンとモンガーゴンスケと3人による宇宙旅が始まり、第38話で一応の終わりを迎え、第39話は総集編と後日談的な内容になっている。
この作品のメインスタッフは『エスパー魔美』(初期は『藤子不二雄ワイド』に内包)『チンプイ』と本作まで長らく藤子作品を手掛けていたが、これを機に演出の安藤敏彦と脚本スタッフ(もとひら了は除く)以外は、当枠から月曜19:00に移動した『クレヨンしんちゃん』へと移行し、『ドラえもん』シリーズを除いたテレビ朝日・シンエイ動画による藤子・F原作のテレビアニメは本作で最後となっている[注釈 68]。
話数 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 僕ドラえもん僕の友達 エモン君の宇宙大冒険! | 桶谷顕 | 原恵一 | 高倉佳彦 | 1991年 5月2日 | |
2 | トウキョウシティ! 21代目エモンvsモンガー? | 高柳哲司 | 堤規至 | 5月9日 | ||
3 | あっと驚くゴンスケ! 不思議な客タイロック? | もとひら了 | 貞光紳也 | 樋口善法 | 5月16日 | |
4 | 星雲間亜光速ロケット! ミリオネヤ星人の秘密 | 義野利幸 | 市野文隆 | 高倉佳彦 | 5月23日 | |
5 | ハッピーレポート! 超人スカンレーの伝説秘話 | 桶谷顕 | 安藤敏彦 | 堤規至 | 5月30日 | |
6 | ハッピー昭和村? ワントナック公爵はレトロ好き | もとひら了 | 貞光紳也 | 樋口善法 | 6月13日 | |
7 | フラッシュポイント!! コイケラス星人怒りの攻撃 | 山本優 | 高柳哲司 | 高倉佳彦 | 6月20日 | |
8 | 不思議ズタ袋? ハッピー商事の陰謀! | 義野利幸 | 市野文隆 | 堤規至 | 6月27日 | |
9 | アルバイトで200万! スペーススーツ獲得大作戦 | もとひら了 | 青山弘 | 安藤敏彦 | 高倉佳彦 | 7月11日 |
10 | 危機一髪!! 火炎地獄から脱出 謎の暗黒へワープ | 桶谷顕 | 貞光紳也 | 樋口善法 | 7月18日 | |
11 | 大気圏離脱もう戻れない!! エモン未知の世界へ? | もとひら了 | 原恵一 | 市野文隆 | 堤規至 | 7月25日 |
12 | マジカルプラネット!! 観光用ロボットの反乱? | 安藤敏彦 | 高倉佳彦 | 8月8日 | ||
13 | オーチンが消えた! まるごとサスペンスパニック | 山本優 | 高柳哲司 | 堤規至 | 8月15日 | |
14 | ワクワク冒険大活劇? 東京ベイブリッジ物語!! | 桶谷顕 | 貞光紳也 | 樋口善法 | 8月22日 | |
15 | お江戸5エモンモーニング? 謎のジュゲム星人!! | もとひら了 | 義野利幸 | 市野文隆 | 高倉佳彦 | 8月29日 |
16 | だるまさんがころんだ? ゴリダルマの五ツ星 | 山本優 | 安藤敏彦 | 堤規至 | 9月5日 | |
17 | ウッキッキー? ウキキの木のチャネリング!! | 桶谷顕 | 本郷みつる | 高倉佳彦 | 9月12日 | |
18 | ウハウハ3億円! おぼっちゃまの忘れ物 | もとひら了 | 貞光紳也 | 樋口善法 | 9月19日 | |
19 | 誘惑ワンダーランド? ホンキートンクホッパー!! | 山本優 | 高柳哲司 | 高倉佳彦 | 10月17日 | |
20 | 奇人変人悪人か! 不思議宇宙船から奇跡の生還? | 桶谷顕 | 原恵一 | 市野文隆 | 堤規至 | 10月24日 |
21 | 木星異常接近!! 衝撃度99%のソーラーヨット? | 本郷みつる | 高倉佳彦 | 11月7日 | ||
22 | ガニメデ到着! 出逢いはすてきな恋の始まりか? | 貞光紳也 | 樋口善法 | 11月14日 | ||
23 | 地球消滅! 超人エモン異次元ポケットに迷う? | もとひら了 | 原恵一 | 市野文隆 | 堤規至 | 11月21日 |
24 | 突然変異か! 新能力か! モコラの世にも奇妙瞬間 | 山本優 | 本郷みつる | 高倉佳彦 | 11月28日 | |
25 | スーパー超能力! レストアロボのどっきり恩返し | 桶谷顕 | 寺東克己 | 安藤敏彦 | 小川博司 | 12月5日 |
26 | 謎のサルガッソー! ロマンチックサルベージ? | もとひら了 | 貞光紳也 | 樋口善法 | 12月12日 | |
27 | 魔物伝説! マグネットパワーで正体をあばけ | 本郷みつる | 高倉佳彦 | 12月19日 | ||
28 | マルチ星雲ツインツイン? パパたちの少年時代 | 山本優 | 原恵一 | 市野文隆 | 堤規至 | 1992年 1月9日 |
29 | 無限トランクで大変身!! マジカルパワーモンガー | もとひら了 | 安藤敏彦 | 小川博司 | 1月16日 | |
30 | キャプテンは俺だ! 冷暖星・超空間ゴースト戦 | 桶谷顕 | 貞光紳也 | 樋口善法 | 1月23日 | |
31 | 目玉と口が散歩する? エモン・ゼロ次元の恐怖! | 山本優 | 原恵一 | 市野文隆 | 高倉佳彦 | 1月30日 |
32 | モンガー大解剖! 不思議工場の発明実験室 | もとひら了 | 寺東克己 | 堤規至 | 2月6日 | |
33 | 7627番目の客 幸福の星はパッピーだらけ | 義野利幸 | 安藤敏彦 | 小川博司 | 2月13日 | |
34 | 太陽が復活する モアモア伝説モンガーの予言 | 山本優 | 貞光紳也 | 樋口善法 | 2月20日 | |
35 | 決闘ナイナイ星! エモン親の仇と狙われる!! | もとひら了 | 原恵一 | 市野文隆 | 堤規至 | 2月27日 |
36 | 惑星爆破! エモン絶体絶命!! クエ星人の敵討ち | 安藤敏彦 | 3月5日 | |||
37 | エモンの遭難! シード星50億人の地球侵略!! | 桶谷顕 | 寺東克己 | 3月12日 | ||
38 | 異星人の宇宙センター 移動惑星が地球を救う!! | 原恵一 | 市野文隆 | 堤規至 高倉佳彦 | 3月19日 | |
39 | 大冒険秘録!! 誘われてセンチュリーボーイ? | 原恵一 | 堤規至 | 3月26日 |
※放送日時は個別に出典が提示されているものを除き1992年3月終了時点、放送系列は放送当時のものとする[5]。
放送地域 | 放送局 | 放送系列 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | テレビ朝日系列 | 木曜 19:30 - 19:58 | 制作局 |
北海道 | 北海道テレビ | |||
青森県 | 青森朝日放送 | 19話から放映[注釈 69]。 | ||
宮城県 | 東日本放送 | |||
福島県 | 福島放送 | |||
新潟県 | 新潟テレビ21 | |||
長野県 | 長野朝日放送 | |||
静岡県 | 静岡けんみんテレビ | 現:静岡朝日テレビ。 | ||
石川県 | 北陸朝日放送 | 19話から放映。 | ||
中京広域圏 | 名古屋テレビ | |||
近畿広域圏 | 朝日放送 | |||
広島県 | 広島ホームテレビ | [注釈 70] | ||
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |||
福岡県 | 九州朝日放送 | |||
長崎県 | 長崎文化放送 | |||
熊本県 | 熊本朝日放送 | |||
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |||
岩手県 | 岩手放送 | TBS系列 | 土曜 5:30 - 6:00 | 現:IBC岩手放送。 |
秋田県 | 秋田放送 | 日本テレビ系列 | 日曜 11:00 - 11:30 | |
山形県 | 山形放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | 金曜 19:00 - 19:30 | |
山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列 | 木曜 16:00 - 16:30 | |
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | 木曜 17:30 - 18:00 | |
山口県 | 山口放送 | 水曜 17:00 - 17:30 | ||
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | 月曜 19:00 - 19:30 | |
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 | 月曜 - 木曜 16:00 - 16:30 | 1992年に帯放送[6] |
2003年よりCS放送のテレ朝チャンネルで「シンエイアニメシアター」の一作品として全話再放送が開始され、2007年頃まで断続的に再放送がリピートで行われている(現在はチャンネル内容が分割され2つになったうちのテレ朝チャンネル1)。2005年にはテレビ朝日の「アニメDEおめざめ」枠で1話から連続して再放送されたが、同年12月に打ち切られた。サイバーエージェントとテレビ朝日が運営しているインターネットテレビ局「AbemaTV」の家族アニメチャンネルにて2016年4月11日の本放送開始と同時に再放送を開始したが、オープニングとエンディングは割愛され、いきなり本編から放送している。
劇場版以外は長らく家庭用ビデオソフト発売はされていなかった。2010年6月にローソンで企画された「藤子・F・不二雄キャラクターズフェア」の一環として、ローソン店舗限定でヴィジョネアから販売されたDVD MAGIC(一部内容がPPVで収録されている)形態のDVDビデオ「藤子・F・不二雄 アニメキャラクター大集合!!(発売元:小学館)」第2巻に第17話が収録され初のソフト化となった。
2010年9月に藤子・F・不二雄ミュージアム開業記念企画として発売された「藤子・F・不二雄TVアニメアーカイブス」シリーズ(発売元:TCエンタテインメント・テレビ朝日 販売元:スーパー・ビジョン)のセレクション2と4に、それぞれ第14話、第35 - 36話が収録された。
2011年8月5日にDVD-BOX「21エモンComplete Box」(発売元:小学館・テレビ朝日 販売元:TCエンタテインメント)が発売された。放送から20年を経て初の全話パッケージソフト化となる。
2021年現在、Blu-ray版はリリースされていない。
『21エモン 宇宙へいらっしゃい!』(にじゅういちえもん うちゅうへいらっしゃい!)は、1981年8月1日に公開されたアニメ映画。上映時間は92分。同時上映は「ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ」。
映画ドラえもんが好評だったことから製作された藤子不二雄原作の「21エモン」の初アニメ作品。つづれ屋での騒動を描いた前半と宇宙冒険に繰り出す後半で構成され、全体的に原作の流れをコンパクトに纏めた作品である。ギャグタッチの物語が宇宙に飛び出すことで引き締まり、緊張感のある冒険物語に仕上がったことで、原作の持つ面白さがよく再現されている。本作はテレビアニメ化に対するパイロットフィルム的な意味合いも持たせてあったが、この時点では実現せず10年を要したため、独立した作品となった。併映の『ドラえもん』とリンクする場面が1カット入っている。
使用形態 | 曲名 | 唄 | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
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オープニングテーマ | 宇宙へいらっしゃい! | 井上和彦 杉山佳寿子 肝付兼太 | 藤子不二雄 はばすすむ | 菊池俊輔 | |
エンディングテーマ | 遥かなる宇宙 | 井上和彦 | はばすすむ | ||
『21エモン 宇宙いけ!裸足のプリンセス』(にじゅういちえもん そらいけ!はだしのプリンセス)は、1992年3月7日に公開されたアニメ映画。上映時間は39分。同時上映は「ドラえもん のび太と雲の王国」。
テレビシリーズの2年後(第38話と最終回である第39話の間に位置)という設定の中編作品で、 前半は『ローマの休日』をモチーフにした物語展開が、後半は『モジャ公』の「アステロイドラリー」をベースにした宇宙レース「銀河ラリー」が繰り広げられる。アニメ作品としては最初にDVD化された。
2012年10月3日から2013年8月27日まで、藤子・F・不二雄ミュージアムのFシアターで上映[1]。
つづれ屋再建をのび太が立て直そうとするが、うまくいかず、結局ドラえもんの道具でうまくいくという流れは、後述の「オンボロ旅館をたて直せ」(『ドラえもん』てんとう虫コミックス32巻)とも共通点がある。
『ドラえもん』と共演したのはこの作品が初めてではなく、何度か登場している。
本作の登場人物は他の藤子作品、およびアニメに出演したことがある。ドラえもんとの競演は#『ドラえもん』との関連を参照、ゴンスケのみの登場に関してはゴンスケを参照。
連載間もない「週刊少年サンデー」1968年2・3合併号で、藤子を始め、当時「少年サンデー」に漫画を連載していた漫画家8名が紅白に分かれ、「紅組」は手塚治虫の『どろろ』、「白組」は赤塚不二夫の『もーれつア太郎』の1頁パロディ漫画を発表する企画「紅白ものまねまんが合戦」で、藤子は紅組で『どろろ』のパロディを発表。内容は百鬼丸とどろろが旅をしていると、そこへ妖怪が現れたので百鬼丸が襲いかかるが、妖怪は突然泣き崩れ、そこへ21エモンが「御客さん、こちら」と登場、実は妖怪は宇宙人というオチであった。この作品は「藤子・F不二雄大全集」版「21エモン」第1巻ラストの特集記事や、2013年3月発刊の「手塚治虫トレジャー・ボックス どろろ」に収録されている。
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