Loading AI tools
日本のフジテレビ系列のバラエティ番組 (2011-2013) ウィキペディアから
『ほこ×たて』(ほこたて)は、フジテレビ系列で2011年1月17日から同年9月19日まで毎週月曜日 23:00 - 23:30(JST)に放送されて、その後、ゴールデンタイム・プライムタイムに昇格し、2011年10月16日から2013年10月20日まで毎週日曜日 19:00 - 19:58(JST)に放送されていたバラエティ番組である。
ほこ×たて | |
---|---|
ジャンル | バラエティ番組 |
演出 | 石田昌浩(総合演出) |
出演者 |
タカアンドトシ (タカ・トシ) 宮澤智(フジテレビアナウンサー) 大島優子(当時AKB48) ピース (又吉直樹・綾部祐二) 藤森慎吾(オリエンタルラジオ) テリー伊藤 東野幸治 中山秀征 ほか |
ナレーター |
林田尚親 あまやゆか |
オープニング | カルミナ・ブラーナ |
製作 | |
プロデューサー |
藤村えりこ、桐谷太一、田隝宗昭、大川友也、岡村恭子 亀高美智子(CP) |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
音声形式 | モノラル放送 (モノステレオ放送)[1] |
放送国・地域 | 日本 |
世界で誰も見たことがない対決ショー ほこ×たて | |
放送期間 | 2011年1月17日 - 9月19日 |
放送時間 | 月曜日 23:00 - 23:30 |
放送枠 | 不定期 |
放送分 | 30分 |
プライドを懸けた真剣対決ショー ほこ×たて | |
放送期間 | 2011年10月16日 - 2013年10月20日 |
放送時間 | 日曜日 19:00 - 19:58 |
放送分 | 58分 |
特記事項: 実況:福永一茂(フジテレビアナウンサー) 正式な放送開始時刻は19:01:00。 |
矛と盾に関する故事『矛盾』にちなみ、相反する「絶対に○○なもの」同士を戦わせて決着をつけて白黒はっきりさせるというバラエティ番組。ただし、本当の意味での「矛盾」対決だけではなく、番組内容としては各分野における最強対決がベースとなっている。
2010年10月と2011年1月に『対決バラエティ ほこ×たて』(たいけつバラエティほこたて)のタイトルで特別番組で放送され、2011年1月17日から月曜日のバラパラ枠にてレギュラー化された。
同年9月19日の放送をもってバラパラ枠での放送は終了し、10月からは『1年1組 平成教育学院』の後番組扱いで日曜19時台のゴールデンタイムに移動、かつ1時間番組となった[2]。これにより、月曜日の『ネプリーグ』、金曜日の『ペケ×ポン』、土曜日の『〜あらゆる世界を見学せよ〜潜入!リアルスコープ』と合わせて、フジテレビの19時には歴代深夜出身番組が4つ並ぶこととなった。また、日曜19時に昇格してからバレー中継や特番が続き、2012年1月29日までレギュラーの1時間番組としての放送がなかった。その後はスポーツ中継や特番で、レギュラー回と2時間スペシャル版と合わせて月に1回から3回程度放送されていた。
2013年の元日には、18:00 - 23:30に『新春かくし芸大会』の終了後、後継番組が定まっていないゴールデンタイム・プライムタイムで5時間半スペシャルの放送を行った。
2013年10月20日をもって放送が打ち切られた(後述)。
番組では、冒頭に対決内容を確認した上で、それぞれ「矛盾」の「矛」と「盾」にあたる対戦者の概要を説明し、その後「MAX PERFORMANCE」と呼ばれるプレゼンテーションによって双方の実力が提示される。スタジオではVTRを踏まえた上で、さまざまな分野の知識人が解説及び結果の予想を行い、出演者はそれらを参考にしながら、どちらが勝利するのかを予想する。そして最後に、ある一定のルールの下で対決が行われ、「矛盾」の最終的な勝敗を決する。なお、画面下のテロップなどでは「矛盾対決」と表示されているが、読みは「むじゅん対決」ではなく、「ほこたて対決」である。
なお、対決には公正を期すため、対戦相手の情報は再戦等の例外を除き、対決当日まで知らされることはない。ただ、「どんな獲物でも絶対に捕まえる鷹 VS 絶対に捕まえられないラジコンカー」の際は、初戦の際、ラジコンに鷹が怖がってしまい対決不能となってしまったため、鷹がラジコンに十分慣れてから再戦が行われた。
原則として対戦相手は知らされないことから、通常では対決場所で初めて対戦相手の正体を知ることになり、対決前には対戦相手同士がビジネスライクに名刺交換をすることが約束事となっている。
食に関する絶対に○○な企画を行う。このコーナーではトシも本田とともに進行を務める(タカは見届け人として参加)。
ゴールデン進出から名前が付いたが、企画自体は深夜時代から行われている。不可能な悩みを持つ芸能人に不可能を絶対可能にさせる達人が挑む。達人は現物を見た時点で不可能と判断した場合はギブアップすることも可能。また、第3回からは代金を自腹で支払うこととなり、物品の価値(購入費)の数倍の修理代金の請求にあからさまな不快感を示す提供者が続出した。
不可能なことを可能にするためさまざまなプロの力を結集し不可能と思えるチャレンジに挑む。スタジオでは設定された不可能チャレンジに成功するか否かを予想する。
「男性は11歳と55歳、女性は11歳と45歳の運動能力がほぼ同じ」というデータをもとに、最強の11歳チームと最強の55歳(女性は45歳)チームが対決する。スタジオでは11歳サイドと55歳(45歳)サイドのどちらが勝つかを予想する。
2013年10月20日に放送された2時間スペシャルでの対決『スナイパー軍団 vs ラジコン軍団』に出演した国際模型自動車連盟(IFMAR)主催の世界選手権にて14度目のチャンピオンを誇る広坂正美(2019年9月末にヨコモを退社)が、放送された対決は編集によって捏造されたもの(やらせ)であり、実際の対決とはかけ離れた内容であると告発。会社のウェブサイトにも掲載された[8][9][10]。
この対決の内容は、「ラジコンヘリ」「ラジコンカー」「ラジコンボート」の操縦のプロが、それぞれ射撃のプロ3人と勝ち抜き戦をするものであり、広坂はこのうち「ラジコンカー」を担当した。放送では、ラジコンヘリとラジコンカーが相次いで射撃チームの先鋒に敗北、その後ラジコンボートが3人の射撃から連続して回避し、ラジコンチームの勝利となっていた[11]。
しかし、広坂はこの内容に異議を主張し、「全くの作り物」と抗議した。広坂の主張は以下の通りである。
この編集を受け、広坂は番組編集担当者に、編集版を放送した時には事実を公表する、とあらかじめ忠告をしていた[9][11][12]。
また、過去の演出でも2011年10月16日に放送された「VS ラジコンカー」の『第1戦 - どんな獲物も捕まえる鷹』では、鷹が逃げないようにゆっくり走ってほしいとの要求が[9][13]、2012年10月21日に放送された「VS ラジコンカー」の『第2戦 - どんな獲物も捕まえる猿軍団』では、ラジコンカーと猿(日光猿軍団所属)の首を釣り糸で繋いで引っ張ることで、ラジコンカーを追いかけているように見せる細工をしていた[9][14][13][注 2]。
これを受け、2013年10月24日にフジテレビは、収録の順番や対戦の運営方法について、不適切と思われる演出が確認されたとして、同年10月27日[注 3]から当面の間放送を中止することを発表した[15][16][17]。
この影響により、つなぎ番組として2013年10月27日は『美川・はるな愛のぶらり旅・長瀞へSL列車で行っちゃいました。松茸もあるヨ!スペシャル』を当初予定の当日夕方(『日曜スペシャル』)から枠移動・拡大の上、フジテレビ・長野放送のみのネットから急遽全国ネットに格上げして放送することになった[注 4]。元々が90分番組であったため、120分番組として再編成するために、後半30分を「美川が倍返ししたいゲスト」として、過去の「美川・はるな愛のぶらり旅」の中から印象的だったゲストを特集した総集編を放送した。なお、この代替番組においてすら、問題演出があったのではという意見がある[18]。
同年11月1日、フジテレビは番組の打ち切りを決定し[19]、同日放送の『FNNスーパーニュース』と翌日放送の『新・週刊フジテレビ批評』で番組終了と謝罪を行った。フジテレビ社長の亀山千広は、同年11月29日の定例記者会見において「番組を盛り上げるために勝負内容に『過度な演出』を行ってしまった」と謝罪したが、「撮影前から勝敗が決まっていたわけではないので『やらせ』には当たらない」とコメントした[20]。この影響により、当番組の公式サイトは閉鎖となった[21]。12月26日、フジテレビは大多亮、港浩一の両常務取締役を減俸処分に、編成制作局編成部長の立松嗣章、バラエティー制作部長の宮道治朗、チーフプロデューサーの石川綾一を減給処分にすると発表した[22]。ちなみに、過去にもフジテレビ系列では2007年1月に『発掘!あるある大事典II』(関西テレビ制作)がデータ捏造問題で打ち切られたことがある。
批判は放送倫理・番組向上機構(BPO)にも寄せられ、2013年12月13日の第77回委員会にて2時間スペシャルの審議入りが決定した。これは2011年10月16日、2012年10月21日に放送された分も含まれている[23]。BPOは2014年1月に関係者に対してヒアリングを行い、2014年4月1日にBPOはフジテレビに対して「重大な放送倫理違反があった」[24]とする委員会決定を通知し、記者会見で委員会決定を公表した[25]。
2014年2月2日からは後継番組として『日本語探Qバラエティ クイズ!それマジ!?ニッポン』の放送が開始された[注 5]。なお、司会のうちタカアンドトシは続投した。
このやらせに関与した制作会社スタッフはその後、『珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー』(TBS系列)でも問題を起こしている[注 6]。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送時間 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ(CX) (制作局) |
フジテレビ系列 | 日曜 19:00 - 19:58 |
北海道 | 北海道文化放送(uhb)[net 1] | ||
岩手県 | 岩手めんこいテレビ(mit) | ||
宮城県 | 仙台放送(OX) | ||
秋田県 | 秋田テレビ(AKT) | ||
山形県 | さくらんぼテレビ(SAY) | ||
福島県 | 福島テレビ(FTV) | ||
新潟県 | 新潟総合テレビ(NST) | ||
長野県 | 長野放送(NBS) | ||
静岡県 | テレビ静岡(SUT) | ||
富山県 | 富山テレビ(BBT) | ||
石川県 | 石川テレビ(ITC) | ||
福井県 | 福井テレビ(FTB) | ||
中京広域圏 | 東海テレビ(THK) | ||
近畿広域圏 | 関西テレビ(KTV) | ||
鳥取県 島根県 | 山陰中央テレビ(TSK) | ||
岡山県 香川県 | 岡山放送(OHK) | ||
広島県 | テレビ新広島(tss) | ||
愛媛県 | テレビ愛媛(EBC) | ||
高知県 | 高知さんさんテレビ(KSS) | ||
福岡県 | テレビ西日本(TNC) | ||
佐賀県 | サガテレビ(STS) | ||
長崎県 | テレビ長崎(KTN) | ||
熊本県 | テレビくまもと(TKU) | ||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ(KTS) | ||
沖縄県 | 沖縄テレビ(OTV) | ||
大分県 | テレビ大分(TOS) | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 | 金曜 16:52 - 17:53 |
宮崎県 | テレビ宮崎(UMK) | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | 日曜 14:00 - 15:00 |
青森県 | 青森テレビ(ATV) | TBS系列 | 日曜 14:00 - 14:58 |
山口県 | テレビ山口(tys) | 土曜 12:55 - 13:55 | |
山梨県 | 山梨放送(YBS) | 日本テレビ系列 | 土曜 15:00 - 16:00 |
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送時間 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ(CX) (制作局) |
フジテレビ系列 | 月曜 23:00 - 23:30 |
北海道 | 北海道文化放送(uhb) | ||
岩手県 | 岩手めんこいテレビ(mit) | ||
宮城県 | 仙台放送(OX) | ||
秋田県 | 秋田テレビ(AKT) | ||
山形県 | さくらんぼテレビ(SAY) | ||
福島県 | 福島テレビ(FTV) | ||
新潟県 | 新潟総合テレビ(NST) | ||
長野県 | 長野放送(NBS) | ||
静岡県 | テレビ静岡(SUT) | ||
富山県 | 富山テレビ(BBT) | ||
石川県 | 石川テレビ(ITC) | ||
福井県 | 福井テレビ(FTB) | ||
中京広域圏 | 東海テレビ(THK) | ||
近畿広域圏 | 関西テレビ(KTV) | ||
鳥取県 島根県 | 山陰中央テレビ(TSK) | ||
岡山県 香川県 | 岡山放送(OHK) | ||
広島県 | テレビ新広島(tss) | ||
愛媛県 | テレビ愛媛(EBC) | ||
高知県 | 高知さんさんテレビ(KSS) | ||
福岡県 | テレビ西日本(TNC) | ||
佐賀県 | サガテレビ(STS) | ||
長崎県 | テレビ長崎(KTN) | ||
熊本県 | テレビくまもと(TKU) | ||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ(KTS) | ||
沖縄県 | 沖縄テレビ(OTV) | ||
大分県 | テレビ大分(TOS)[net 1] | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 |
木曜 9:55 - 10:25 |
宮崎県 | テレビ宮崎(UMK) | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
月曜 10:45 - 11:15 |
青森県 | 青森テレビ(ATV) | TBS系列 | 月曜 23:50 - 翌0:20 |
山口県 | テレビ山口(tys)[net 2] | 火曜 1:25 - 1:55(月曜深夜) | |
徳島県 | 四国放送(JRT)[net 3] | 日本テレビ系列 | 日曜 13:00 - 13:30 |
放送時刻はJST。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.