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ペルソナシリーズの第3作 ウィキペディアから
『ペルソナ3』(ペルソナスリー、PERSONA3)は、アトラスにより制作・リリースされたロールプレイングゲーム。2006年7月13日にPlayStation 2用ゲームソフトとしてリリースされ、ファミ通ゲームアワード2006にて優秀賞(RPG部門)を受賞した。
ペルソナ3 | |
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ゲーム | |
ゲームジャンル | ロールプレーイングゲーム |
対応機種 | PlayStation 2 ポータブル PlayStation Portable Xbox Series X/S Xbox One PlayStation 4 Nintendo Switch Microsoft Windows (Microsoft Store、Steam配信) |
開発・発売元 | アトラス |
プロデューサー | 橋野桂 |
ディレクター | 橋野桂 |
キャラクターデザイン | 副島成記 |
シナリオ | 田中裕一郎 |
音楽 | 目黒将司 |
メディア | ペルソナ3 / ペルソナ3フェス DVD-ROM 1枚組 ポータブル UMD 1枚組 / ダウンロード販売 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | ペルソナ3 2006年7月13日 2007年8月14日 2008年2月29日 2008年3月6日 フェス 2007年4月19日 2008年4月22日 2008年10月17日 2008年11月18日 ポータブル(PSP) 2009年11月1日 2010年7月6日 2011年4月28日 ポータブル (Xbox One、XSX/S、PC、PS4、Switch) 2023年1月19日 |
売上本数 | ペルソナ3 210,319本[1] ペルソナ3フェス 165,471本[2] ペルソナ3ポータブル 22.5万本[3] |
レイティング | CERO:B(12才以上対象) ESRB:M(17歳以上) OFLC (豪): M PEGI: 12+ |
その他 | *アペンド版は初回起動時に 『ペルソナ3』のディスクが必要 |
ゲーム:ペルソナ3 リロード | |
ゲームジャンル | ロールプレーイングゲーム |
対応機種 | Xbox Series X/S Xbox One PlayStation 5 PlayStation 4 Microsoft Windows (Microsoft Store、Steam配信) |
ゲームエンジン | Unreal Engine 4 |
開発・発売元 | アトラス |
プロデューサー | 和田和久、新妻良太 |
ディレクター | 山口拓也 |
キャラクターデザイン | 副島成記、嶋田あずさ |
音楽 | 喜多條敦志 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2024年2月2日 |
売上本数 | 100万本(2024年2月時点)[4] |
レイティング | CERO:C(15才以上対象) |
その他のゲーム | |
漫画 | |
原作・原案など | アトラス |
作画 | 曽我部修司 |
出版社 | アスキー・メディアワークス |
掲載誌 | 電撃「マ)王 電撃黒「マ)王 ペルソナマガジン |
レーベル | 電撃コミックス |
発表期間 | 2007年2月 - 2017年1月 |
巻数 | 全11巻 |
映画:PERSONA3 THE MOVIE #1 Spring of Birth #2 Midsummer Knight's Dream #3 Falling Down #4 Winter of Rebirth | |
原作 | 「ペルソナ3」(ATLUS) |
監督 | 秋田谷典昭(#1) 田口智久(#2、#4) 元永慶太郎(#3) |
脚本 | 熊谷純 |
キャラクターデザイン | 渡部圭祐 |
音楽 | 目黒将司、小林哲也(#2 - #4) |
制作 | AIC ASTA(#1) A-1 Pictures(#2 - #4) |
製作 | 劇場版「ペルソナ3」製作委員会 |
配給 | アニプレックス |
封切日 | #1:2013年11月23日 #2:2014年6月7日 #3:2015年4月4日 #4:2016年1月23日 |
上映時間 | 91分(#1 Spring of Birth) 99分(#2 Midsummer Knight's Dream) 87分(#3 Falling Down) 105分(#4 Winter of Rebirth) |
アニメ | |
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テンプレート - ノート | |
プロジェクト | コンピュータゲーム・漫画・アニメ |
ポータル | コンピュータゲーム・漫画・アニメ |
のちに、後の世代のゲーム機などへアレンジ要素などを加えた移植版が発売されている。
また、本作を原作とした小説、漫画、ドラマCDなどのメディアミックス展開も行われている。本項では、これらについても記述する。
ペルソナシリーズのナンバリング第3作目。略称は「P3」、ほかの派生・リメイク作品と区別をするため「オリジナル」、「無印版」と呼ばれることもしばしばある。
学園都市を舞台に「ペルソナ」という特殊能力を使う少年少女たちが主人公(チーム)となって様々な活動を行うのが「ペルソナシリーズ」の基本だが、本作の場合、昼は学園生活を送りながら色々な人物と交流を深め、夜は「影時間」に出現する「シャドウ」と呼ばれる謎の怪物と「ペルソナ」を駆使して戦っていく。ペルソナシリーズ全体を通して見ると、本作から画面のデザインがポップな感じになったり、BGMの多くに英語のボーカル曲が採用されていたりと、グラフィックやサウンド面において転換点となっており、「中興の祖」的な存在となっている。なおナンバリングされたシリーズとしての次作『ペルソナ4』と本作は一部サブキャラクターの後の姿がゲスト的に登場したり、一部の設定などで緩やかな繋がりがある。
前述のとおり「ペルソナ」は歴代シリーズ作品から引き継がれたコアシステムだが、前作までは一度作ったペルソナは成長させるだけだった。本作ではペルソナ同士を合体させることで新たなペルソナを作ることが可能になった。これは関連する作品群「真・女神転生シリーズ」(「真メガテンシリーズ」)作品のひとつ『真・女神転生III-NOCTURNE』(『NOCTURNE』)チームが制作を担当しており、同作のスキル(魔法や特殊能力を本作ではまとめて「スキル」と呼ぶ)の継承やスキルチェンジ(レベルアップ時に所持しているスキルが別のスキルに変化すること)などの要素も導入し、ペルソナの育成を更に奥の深いものにした事による。そのほか戦闘システムに『NOCTURNE』のプレスターンバトルをアレンジして搭載したり、ベルベットルーム(本作における「合体」の施設)にペルソナ全書(『NOCTURNE』の「悪魔全書」に相当)が搭載されていたりと、「真メガテンシリーズ」で好評だった要素が導入されている。
ちなみにメインキャラクターのペルソナ名(オルフェウス、イオ、ヘルメス、ヒュプノス等)やダンジョンの名前(タルタロス)はギリシア神話をモチーフにしている。生きる目的が希薄で黒い思惑を持つ企業の子や復讐を目的とするキャラなど、個々のキャラクターの背景は過去のペルソナシリーズに登場したキャラを彷彿とさせるものが多い。
ディレクターは『NOCTURNE』の橋野桂。キャラクターデザインおよび新たな専用ペルソナのデザインは副島成記が担当し、それ以外のペルソナは金子一馬のイラストを使用している。
本作の他機種移植は単純な移植では無く、何らかのパワーアップ・アレンジ要素が加わることが多い。より詳しい内容はリンク先を参照。下記のリリース日は『リロード』以外は初版のもの。
2008年には本作ゲーム版を原案としたテレビアニメ『ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜』が放送された。2013年から2016年に渡って原作のストーリーを忠実に再現した劇場アニメが公開された。
このほか序文に書いたとおり、小説・舞台演劇、パチンコ、いわゆる「謎解きイベント」など各種媒体において本作を題材としたものが作られている。くわしくはそれぞれの副節を参照されたい。
『ペルソナ3 フェス』(ペルソナスリー フェス、PERSONA3 FES)は『ペルソナ3』に追加要素を加えたPlayStation 2用ソフト。略称は「P3F」。「フェス」はフェスティバルの略で、お祭りソフト的な位置づけとされている。『ペルソナ3』のエンディング後を描く新シナリオ「Episode Aegis」が収録されている他、本編シナリオにもユーザーから寄せられた要望を踏まえた様々な追加要素・改良が施されている。『ペルソナ3』からセーブデータの一部継承も可能。
『ペルソナ3』所持者向けの「アペンドディスク版」と『ペルソナ3』を持っていない新規ユーザー向けの「単体起動版」(通常版)の2種類が発売された。パッケージイラストはそれぞれ異なっているが、ゲーム内容は本編追加要素を含めどちらも同じ[5]。「アペンド版」は初回起動時のみ『ペルソナ3』のディスクの認証が必要になる代わりに価格が安く抑えられている。
2006年10月20日発売の『週刊ファミ通』に「私を手放さなければ、きっとまた会える」というキャッチコピーを表したアイギスの広告が掲載されたり、『ペルソナ3』公式サイトで「ペルソナ3のディスクを手放さないでいただければ きっといいことがあると思います」と意味ありげな予告がされていたが、2006年12月8日にようやく正式発表された。
『ペルソナ3』の本編に様々な新要素や改良が加えられた、言わば増補版本編。『ペルソナ3』未体験のユーザーはこちらを先にプレイすることが推奨されている。無印版を既にプレイしたことのあるユーザーは、ニューゲーム開始時に『ペルソナ3』のセーブデータをロードすることで、ペルソナ全書(ペルソナ名のみ。パラメータは初期のものになる)・ミックスレイド・主人公のパラメーター・コミュランクMAX時に入手したアイテムを継承することができる。
『ペルソナ3 ポータブル』(ペルソナスリー ポータブル、PERSONA3 PORTABLE)は、PlayStation 2版より一部の要素を追加および削除しており、PlayStation Portable用に開発されたバージョン。略称は「P3P」。『フェス』の「Episode Yourself」をベースにしており、後日談である「Episode Aegis」は収録されていない。
ポータブルと銘打たれているが、2023年1月にはXbox Series X/SやXbox One、PlayStation 4、PC(Microsoft Store、Steam)にも「リマスター版」として移植リリースされている。同日には据え置きゲーム機と携帯機の要素を併せ持つNintendo Switchへも前4機種用と同内容でリリースされている。(いずれもダウンロード専売ソフト)
『ペルソナ3 リロード』(ペルソナスリー リロード、PERSONA3 RELOAD)は、2024年2月2日に下記機種用ソフトとしてリリースされたマルチプラットフォームソフト(記載は発表順)。
本作は初発表時、上記4プラットフォームへの展開のみが明かされた(日本では、上記版はダウンロード専売となる)。その数日後に、下記プラットフォームでもリリースされる事が発表された。
PlayStation 2版を直近のシリーズ最新作である『ペルソナ5』など比べても見劣りしないレベルにグラフィック(各キャラクターの3DCGモデルなど)をグレードアップさせる事に主眼が置かれており、『フェス』で追加された本編の後日談や『ポータブル』の女性主人公などといったシステム・ストーリーへの大きな変更要素は含まれない事が事前に公表されている。ただし、「『フェス』で追加された本編内の要素が全く無いというわけでは無い」とも制作サイドよりコメントされている。
フェスに相当する部分はDLCとして2024年9月にリリースされる予定。前述の通りXbox Game Pass Ultimateに加入していれば全てのDLCを購入する必要はない。
『フェス』からの要素としては、「コロマルの散歩」「学生寮の監視カメラ」「アイギスの永劫コミュ」などが実装されている[8]。
声はゲーム版・劇場アニメ版のキャスト。演は舞台版のキャスト。
『無印』および『フェス』とリメイクである『リロード』では男性主人公のみだが、『ポータブル』では女性主人公が追加されている。
初期ペルソナのオルフェウスは電撃・闇弱点となっており、デザインは主人公の性別によって異なる。
正式名称は「Special Extracurricular Execute Sector」。シャドウ討伐を目的としており、ペルソナ使いで構成されている集団。
ネット上に復讐代行サイトを開き、それに書き込まれた依頼を影時間を利用して行っている謎の集団。影時間の中で象徴化を強制解除する術を持っているようだが、詳細は不明。
メンバーは元々孤児で、桐条グループの研究員によって人工的に生み出されたペルソナ使い。当初100人ほど集められた被験者達の生き残り。
主人公達と違い、「ペルソナを飼いならせない」ため、特殊な薬でペルソナ能力を抑制しており、薬が切れるとペルソナが本人に襲ってくる。作中で本名は明らかにならないが、公式設定資料集にて判明している。
主人公が巌戸台に訪れて間もなく、一定の周期で野外に出現し始めた12体の大型のシャドウ。
建物や車両を占拠し、建物内の人間の精神に影響を与え、時に機能の支配ないし干渉を行っている。また出現が近くなると後述の影人間の増加がピークになり、倒すと彼らの症状が回復する。
出現理由は当初は不明だが、後にある人物によって明かされる。
各コミュニティに関わるサブキャラクターにはそれぞれ本編とは違うストーリーがあり、親交を深めることでコミュニティランクが上がるとともに物語を進めることができる。随所に選択肢が表示され、適切なものを選べばコミュニティランクが上がりやすくなる。ただし一部のコミュキャラクターは強制イベントによって必ずコミュニティランクが上がる。各コミュニティを最高ランクであるランク10まで上げると各コミュニティ最強のペルソナを生み出す合体が解禁となる。中には特定のコミュが成立しなければ発生しない特殊なコミュニティがある。
コミュニティランクを上げるうえでの障害として「リバース」と「ブロークン」があり、一定期間交流が無かったり機嫌を損ねたりしてしまうと、コミュニティによってはリバース状態となってしまう。リバース状態を放置したり仲直りが失敗するとブロークン状態となり、そのコミュニティと同アルカナのペルソナが召喚不能になってしまう。本作では恋愛要素が取り入れられており、恋人同士の関係になれる。攻略可能な人物は少々特別で、いわゆる「同時攻略」するとキャラクターが嫉妬してしまい、リバース状態に陥りやすくなってしまう。
『ポータブル』では一定期間交流がなくてもリバースが発生せず、ブロークンも発生しにくくなっている。また、『ポータブル』の女性主人公編は一部コミュニティが変更されており、新規コミュニティも用意されている。
『ペルソナ3 ザ・ナイト・ビフォア』(ペルソナスリー ザ・ナイト・ビフォア、PERSONA3 THE NIGHT BEFORE)は『ペルソナ3』発売に先駆けて配信されていたブラウザゲーム。プレイ料金は無料。登録時にメールアドレスが必要で、フリーメールアドレスでは加入することができない。『ペルソナ3』の本編の「前夜」という位置づけ。ゲームシステムやストーリーなどは本編とは別物だが、『ペルソナ3』の世界を体験することができる。毎晩見る夢の世界でオリジナルの物語が紡がれていく。
プレイヤーはポートアイランドに毎夜現れる迷宮の塔「タルタロス」に挑み、そこに巣食う敵「シャドウ」を倒しながら頂上を目指す。ゲーム中は何らかの行動をするたびに「時間」が経過し、ゲーム内で1時間が経過すると次の日まではプレイできなくなる。また、プレイヤーはレジスタンス側かシャドウ側のどちらかの陣営に所属し、「戦争」の勝敗に応じて名声やお金が手に入る。
なお、サービス終了と同時にペルソナシリーズをベースにした新たなブラウザゲーム『ペルソナ アインソフ』が立ち上がっている。
公開後もアップデートにより様々な機能が追加された。これ以外にも不具合やゲームバランスの修正は随時行われていた。
この節の加筆が望まれています。 |
著:藤原健市 イラスト:副島成記 ファミ通文庫
真田明彦の視点で本編開始直前のひと月が物語られている。
著:藤原健市 イラスト:副島成記 ファミ通文庫
ストレガの1人・ジンの視点で、ストレガサイドの物語が描かれている。
著:勝沢哲也 イラスト:副島成記 ソニー・マガジンズ
『ペルソナ3FES』の完全ノベライゼーション。カードブック付属。Epilogueに真田明彦の10年後であり、『ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜』へと続く話が描かれている(ただし、Ifの物語にあたる[27])。
著:藤原健市 イラスト:副島成記 ファミ通文庫
ベルベットルームの住人視点のサイドストーリー。
『電撃「マ)王』で2007年4月号から2009年2月号まで連載し、以降は『電撃黒「マ)王』2009年5月号から連載。『電撃黒「マ)王』が2010年8月号限りで『電撃「マ)王』へ統合されて以降は、ペルソナシリーズ全般について扱う雑誌『ペルソナマガジン』にて連載。その後『電撃マオウ』に戻り、2013年7月号から2017年3月号まで連載され完結した。
著者は、今作が初の漫画連載となる曽我部修司。絵柄が原作に近い。ストーリーは基本的にゲーム本編をなぞり、1巻はペルソナの覚醒と暴走、2巻はモノレール事件解決、3巻は山岸救出、4巻は幾月の裏切りや修学旅行、5巻はストレガ出現から天田のペルソナ覚醒までをメインに扱っているが、錯時法的な演出で各シーンの提示順を再構成している(デフォルトストーリーに近い)。主人公の名前は「有里湊(ありさと みなと)」というコミック版固有のものが用意されている。この名前はアトラススタッフから示された候補ワードの中から曽我部が選ぶという形で決定した。
著者は八十八良。ペルソナ3以降のシリーズを主なネタにしたギャグ系4コマ漫画。初出は著者のサイトでの二次創作WEB漫画。それらの選り抜き、および、『電撃マオウ』や『ペルソナマガジン』での連載分をまとめて単行本が発売。同作の4冊目にあたる「ワイルド」からは『デンプレコミック(電撃PlayStation付録冊子)』で連載していて、ペルソナ5のキャラも登場する。
2007年発売分は、ほぼ同時期にフロンティアワークスとランティスの2社から発売されるという珍しいリリース編成。2008年発売分は、フロンティアワークスから「キャラクタードラマCD」の名で全5枚がリリース。またこれらとは別に、コトブキヤからショートドラマCD付きのフィギュアが2品発売された。2009年初頭にも、新たに2枚が発売されている。2010年にはPSP版を題材としたものが発売。
『ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜』の題名で2008年1月から2008年6月まで放送されていた。本作より10年後の世界を舞台としているが、キャラクターやストーリーは真田を除き完全オリジナルである。本作とは設定に相違があり、パラレルワールドとなっている[27]。
『PERSONA3 THE MOVIE』(ペルソナスリー・ザ・ムービー)のタイトルで四部作に分かれており、1作目「#1 Spring of Birth」は2013年11月23日に公開。2作目「#2 Midsummer Knight's Dream」は2014年6月7日に公開。3作目「#3 Falling Down」は2015年4月4日に公開。4作目「#4 Winter of Rebirth」は2016年1月23日に公開。
2012年6月に行われた『ペルソナ4』のテレビアニメ版『Persona4 the ANIMATION』のイベント上映のエンディング終了後、本作の映画化が発表された。発表当初の公式サイトに出ている情報と言えるものはTwitterアカウントのみであり、満月の日にはゲームの設定における影時間に合わせてイベント上映後に放映された動画が公開されている。また、阪神電鉄と神戸新交通から本作の公開を記念して記念乗車券の発売された。男性主人公の「結城理(ゆうき まこと)」という名前が設定されている。
また、『P4A』を製作・放送していた毎日放送が協力として参加しており、エンディングには同局プロデューサーの丸山博雄と前田俊博がクレジットされている。
『#1 Spring of Birth』は全国26スクリーンの小規模公開ながら、2013年11月23日、24日の初日2日間で興収6,091万2,300円 動員3万9,963人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第7位となり[33]、公開館数30館以下の作品を対象としたミニシアターランキングでは、堂々の第1位を獲得し、日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第3位を獲得した[34]。
2015年3月27日正午から4月3日正午まで#1を約65分、#2を約61分に再編集したダイジェスト版がniconico、バンダイチャンネル、GYAO!、dアニメストアで配信された。
章 | サブタイトル | 監督 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 封切日 |
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#1 | Spring of Birth | 秋田谷典昭 | 田口智久 福島利規 | 笹原嘉文 福島利規 | 小磯沙矢香、吉田優子 福島勇、石川智美 澤田美香、志賀道憲 草間英興、谷拓也 門智昭、安留雅弥 片山敬介 | 朝来昭子 高橋瑞香 | 2013年11月23日 |
#2 | Midsummer Knight's Dream | 田口智久 | 笹原嘉文 小坂春女 福島利規 小林孝志 | 石川智美、石丸賢一 丸山修二、大塚八愛 松田芳明、松岡秀明 シンディ・H・ヤマウチ、安留雅弥 山内則康、志賀道憲 | 石川智美 大塚八愛 シンディ・H・ヤマウチ | 2014年6月7日 | |
#3 | Falling Down | 元永慶太郎 | 元永慶太郎 岩畑剛一 | 元永慶太郎 江口大輔 | 大塚八愛、小林利充 山田裕子、小倉寛之 高原修司、吉田優子 熊田明子、安留雅弥 | 石川智美 大塚八愛 山田裕子 長谷川亨雄 | 2015年4月4日 |
#4 | Winter of Rebirth | 田口智久 | 田口智久 笹原嘉文 江口大輔 | 立川聖治、安留雅弥 熊田明子、宇佐美皓一 舛田裕美、小林利充 坪山圭一 | 大塚八愛 吉田優子 山田裕子 石川智美 | 2016年1月23日 |
BD・DVD共に、未公開映像を追加した「ディレクターズカット版」を収録。なお、本編の劇場公開版はBDのみの収録となる。
巻 | 発売日 | 規格品番 | ||||
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BD限定版 | DVD限定版 | BD通常版 | DVD通常版 | |||
#1 | Spring of Birth | 2014年5月14日 | ANZX-11105/06 | ANZB-11105/06 | ANSX-11105 | ANSB-11105 |
#2 | Midsummer Knight's Dream | 2015年3月11日 | ANZX-11107/08 | ANZB-11107/08 | ANSX-11107 | ANSB-11107 |
#3 | Falling Down | 2016年1月20日 | ANZX-11109/10 | ANZB-11109/10 | ANSX-11109 | ANSB-11109 |
#4 | Winter of Rebirth | 2016年8月3日 | ANZX-12111/12 | ANZB-12111/12 | ANSX-12111 | ANSB-12111 |
『石田彰と緒方恵美の劇場版「ペルソナ3」影時間ラジオ』のタイトルで、2015年7月2日から2016年2月23日まで劇場版公式サイトにて配信された。不定期更新、全9回。パーソナリティは石田彰(結城理 役)、緒方恵美(天田乾 役)。[35]
『ペルソナ3 the Weird Masquerade』のタイトルで上演開始。2017年4月に最終章を上演してシリーズを締めくくった。
上演回によって男性主人公と女性主人公に分かれているダブルキャスト制を取っており、男性主人公の名前は「汐見朔也(しおみ さくや)」、女性主人公の名前は「汐見琴音(しおみ ことね)」で設定されている。
イベント
この節の加筆が望まれています。 |
2009年3月にタイヨーエレックからパチンコがリリースされた。
リリースされたのは、通常時の当り確率が約1/98の遊パチ仕様の1機種のみ。盤面にはアイギスのオルギア役物、ジャックフロスト役物を搭載している。
10種類ある図柄のうち3と7が確変図柄となっている。
本作にはコピーガード対策が取られており、レベルMAXなどのチート改造を施すと、風花に怒られる仕様がある。だが、わざわざその台詞を聞きたくてチートをするプレイヤーも出る本末転倒なことが起こってしまった[40]。
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