王子駅
東京都北区王子にある東日本旅客鉄道・東京地下鉄の駅、東京都交通局の停留場 ウィキペディアから
東京都北区王子にある東日本旅客鉄道・東京地下鉄の駅、東京都交通局の停留場 ウィキペディアから
王子駅(おうじえき)は、東京都北区王子一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。
本項では、付近にある東京都交通局都電荒川線(東京さくらトラム)の王子駅前停留場(おうじえきまえていりゅうじょう)についても記述する。
以下の3社3路線が乗り入れており、相互間の接続駅となっている。
JR東日本の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東北本線であるが、当駅には電車線を走る京浜東北線電車のみが停車し、旅客案内では「東北(本)線」とは案内されていない。また、JRの特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。
築堤上に島式ホーム1面2線を有する高架駅[10]。ホームの東十条寄りで国道122号(明治通り)およびその路面を通る東京さくらトラム(都電荒川線)を跨いでいる。
京浜東北線のほか、山側から順に湘南新宿ラインと貨物列車が走行する貨物線、宇都宮線・高崎線列車が走行する列車線、海側には廃止された北王子線が並行する。構内南側で尾久駅へ向かう列車線(尾久支線)が立体交差で東側へ分岐するが、戸籍上および運賃計算上は尾久支線に当駅は存在せず、赤羽駅が東北本線と尾久支線の分岐駅となっている。
改札口は北口・中央口・南口の3か所がある。南口にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、終日インターホンによる案内となる[11]。自動券売機、多機能券売機[11]、指定席券売機[11]、話せる指定席券売機[11]、自動改札機が設置されている。また、直営駅(管理駅)として上中里駅を管理下におく。南北線への乗り換えは北口か中央口が、都電荒川線への乗り換えは中央口が、飛鳥山公園方面へ向かうには南口がそれぞれ便利である。北口ロータリーにはバスターミナルとタクシー乗り場が、南口ロータリーに面してタクシー乗り場がある。
(出典:JR東日本:駅構内図)
JRの駅の北口に面するバスターミナルおよび国道122号(北本通り)の直下に位置している。島式ホーム1面2線を有する地下駅であり、フルハイトタイプのホームドアが設置されている。
改札口は2か所あるが、うち1か所はエレベーター利用者専用で、自動改札機1通路(両通行)のみの簡易なものである。エレベーター自体は開業時から設置されているが、開業当時は車椅子専用で、係員の付き添いがないと利用することができなかった。また、地下通路は北区の文化施設「北とぴあ」の正面入口に通じており、ここにもエレベーターが設置されている。
当駅は、「後楽園駅務管区王子地域」として近隣の駅を管理している[12]。
(出典:東京メトロ:構内図)
開業時から吉村弘作曲の南北線全駅共通の発車メロディ(発車サイン音)を使用していたが、2015年3月13日にスイッチ制作の当駅オリジナルのメロディに変更されている[報道 5]。
曲は1番線が「地図を広げて」、2番線が「ノッカー」(いずれも福嶋尚哉作曲)である[14]。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。遅延等で運行間隔が短くなった際に、複数の電車の乗降扱いができるように有効長が長い。また、折り返し運転用の渡り線を持つ。
当停留場では多客時に運賃箱・カード読み取り端末が設置され、荒川線唯一、有人改札業務が行われるため、ホームで運賃の支払いを済ませれば車内で運賃を支払う手間がなくなる。
早稲田方面は当停留場を出てすぐ左にカーブし、明治通り上の併用軌道区間に入る。なお、1972年11月12日に廃止された赤羽線は分岐して右にカーブし、北本通りへ進んでいた。
乗車ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
西側 | 都電荒川線 (東京さくらトラム) |
上り | 三ノ輪橋方面 |
東側 | 下り | 早稲田方面 |
各年度の1日平均乗降人員は下表の通り。
年度 | 営団 / 東京メトロ | |
---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
2002年(平成14年) | [15]48,341 | |
2003年(平成15年) | [15]49,141 | 1.7% |
2004年(平成16年) | 49,850 | 1.4% |
2005年(平成17年) | 51,042 | 2.4% |
2006年(平成18年) | 51,867 | 1.6% |
2007年(平成19年) | 54,592 | 5.3% |
2008年(平成20年) | 55,449 | 1.6% |
2009年(平成21年) | 55,470 | 0.0% |
2010年(平成22年) | 56,052 | 1.0% |
2011年(平成23年) | 54,464 | −2.8% |
2012年(平成24年) | 55,804 | 2.5% |
2013年(平成25年) | 57,159 | 2.4% |
2014年(平成26年) | 57,781 | 1.1% |
2015年(平成27年) | 59,546 | 3.1% |
2016年(平成28年) | 61,612 | 3.5% |
2017年(平成29年) | 63,317 | 2.8% |
2018年(平成30年) | 64,405 | 1.7% |
2019年(令和元年) | 63,541 | −1.3% |
2020年(令和 | 2年)[メトロ 2]43,924 | −30.9% |
2021年(令和 | 3年)[メトロ 3]49,405 | 5.6% |
2022年(令和 | 4年)[メトロ 4]53,326 | 14.9% |
2023年(令和 | 5年)[メトロ 1]57,821 | 8.4% |
各年度の1日平均乗車人員は下表の通り。
年度 | 日本鉄道 / 国鉄 |
出典 |
---|---|---|
1883年(明治16年) | [備考 1]84 | [東京府統計 2] |
1884年(明治17年) | 124 | [東京府統計 3] |
1885年(明治18年) | 87 | [東京府統計 3] |
1886年(明治19年) | 75 | [東京府統計 4] |
1888年(明治21年) | 311 | [東京府統計 5] |
1890年(明治23年) | 333 | [東京府統計 6] |
1891年(明治24年) | 86 | [東京府統計 7] |
1893年(明治26年) | 341 | [東京府統計 8] |
1895年(明治28年) | 441 | [東京府統計 9] |
1896年(明治29年) | 567 | [東京府統計 10] |
1897年(明治30年) | 678 | [東京府統計 11] |
1898年(明治31年) | 790 | [東京府統計 12] |
1899年(明治32年) | 816 | [東京府統計 13] |
1900年(明治33年) | 867 | [東京府統計 14] |
1901年(明治34年) | 946 | [東京府統計 15] |
1902年(明治35年) | 893 | [東京府統計 16] |
1903年(明治36年) | 859 | [東京府統計 17] |
1904年(明治37年) | 830 | [東京府統計 18] |
1905年(明治38年) | 1,219 | [東京府統計 19] |
1907年(明治40年) | 1,601 | [東京府統計 20] |
1908年(明治41年) | 1,711 | [東京府統計 21] |
1909年(明治42年) | 1,847 | [東京府統計 22] |
1911年(明治44年) | 1,754 | [東京府統計 23] |
1912年(大正元年) | 1,665 | [東京府統計 24] |
1913年(大正 | 2年)1,272 | [東京府統計 25] |
1914年(大正 | 3年)1,132 | [東京府統計 26] |
1915年(大正 | 4年)1,148 | [東京府統計 27] |
1916年(大正 | 5年)1,361 | [東京府統計 28] |
1919年(大正 | 8年)2,184 | [東京府統計 29] |
1920年(大正 | 9年)2,608 | [東京府統計 30] |
1922年(大正11年) | 3,000 | [東京府統計 31] |
1923年(大正12年) | 3,405 | [東京府統計 32] |
1924年(大正13年) | 3,551 | [東京府統計 33] |
1925年(大正14年) | 3,622 | [東京府統計 34] |
1926年(昭和元年) | 4,088 | [東京府統計 35] |
1927年(昭和 | 2年)5,168 | [東京府統計 36] |
1928年(昭和 | 3年)11,615 | [東京府統計 37] |
1929年(昭和 | 4年)12,058 | [東京府統計 38] |
1930年(昭和 | 5年)11,113 | [東京府統計 39] |
1931年(昭和 | 6年)10,288 | [東京府統計 40] |
1932年(昭和 | 7年)9,959 | [東京府統計 41] |
1933年(昭和 | 8年)10,398 | [東京府統計 42] |
1934年(昭和 | 9年)10,660 | [東京府統計 43] |
1935年(昭和10年) | 11,057 | [東京府統計 44] |
年度 | 国鉄 / JR東日本 |
営団 | 出典 |
---|---|---|---|
1953年(昭和28年) | 34,138 | 未開業 | [東京都統計 1] |
1954年(昭和29年) | 35,780 | [東京都統計 2] | |
1955年(昭和30年) | 37,568 | [東京都統計 3] | |
1956年(昭和31年) | 40,889 | [東京都統計 4] | |
1957年(昭和32年) | 43,212 | [東京都統計 5] | |
1958年(昭和33年) | 45,846 | [東京都統計 6] | |
1959年(昭和34年) | 49,278 | [東京都統計 7] | |
1960年(昭和35年) | 53,000 | [東京都統計 8] | |
1961年(昭和36年) | 54,634 | [東京都統計 9] | |
1962年(昭和37年) | 59,307 | [東京都統計 10] | |
1963年(昭和38年) | 64,518 | [東京都統計 11] | |
1964年(昭和39年) | 69,294 | [東京都統計 12] | |
1965年(昭和40年) | 71,070 | [東京都統計 13] | |
1966年(昭和41年) | 73,345 | [東京都統計 14] | |
1967年(昭和42年) | 74,291 | [東京都統計 15] | |
1968年(昭和43年) | 77,114 | [東京都統計 16] | |
1969年(昭和44年) | 73,325 | [東京都統計 17] | |
1970年(昭和45年) | 65,784 | [東京都統計 18] | |
1971年(昭和46年) | 66,751 | [東京都統計 19] | |
1972年(昭和47年) | 68,077 | [東京都統計 20] | |
1973年(昭和48年) | 72,299 | [東京都統計 21] | |
1974年(昭和49年) | 73,326 | [東京都統計 22] | |
1975年(昭和50年) | 71,189 | [東京都統計 23] | |
1976年(昭和51年) | 72,641 | [東京都統計 24] | |
1977年(昭和52年) | 71,849 | [東京都統計 25] | |
1978年(昭和53年) | 71,474 | [東京都統計 26] | |
1979年(昭和54年) | 70,391 | [東京都統計 27] | |
1980年(昭和55年) | 70,077 | [東京都統計 28] | |
1981年(昭和56年) | 68,079 | [東京都統計 29] | |
1982年(昭和57年) | 67,145 | [東京都統計 30] | |
1983年(昭和58年) | 66,574 | [東京都統計 31] | |
1984年(昭和59年) | 65,844 | [東京都統計 32] | |
1985年(昭和60年) | 65,745 | [東京都統計 33] | |
1986年(昭和61年) | 65,734 | [東京都統計 34] | |
1987年(昭和62年) | 66,169 | [東京都統計 35] | |
1988年(昭和63年) | 67,964 | [東京都統計 36] | |
1989年(平成元年) | 68,148 | [東京都統計 37] | |
1990年(平成 | 2年)69,345 | [東京都統計 38] | |
1991年(平成 | 3年)70,194 | [備考 2]4,968 | [東京都統計 39] |
1992年(平成 | 4年)70,096 | 6,099 | [東京都統計 40] |
1993年(平成 | 5年)68,959 | 7,099 | [東京都統計 41] |
1994年(平成 | 6年)66,332 | 7,482 | [東京都統計 42] |
1995年(平成 | 7年)64,740 | [備考 3]7,574 | [東京都統計 43] |
1996年(平成 | 8年)64,490 | 13,748 | [東京都統計 44] |
1997年(平成 | 9年)63,061 | 16,468 | [東京都統計 45] |
1998年(平成10年) | 62,252 | 19,063 | [東京都統計 46] |
1999年(平成11年) | [JR 1]61,035 | 19,522 | [東京都統計 47] |
2000年(平成12年) | [JR 2]61,407 | [備考 4]21,142 | [東京都統計 48] |
年度 | JR東日本 | 営団 / 東京メトロ |
出典 |
---|---|---|---|
2001年(平成13年) | [JR 3]60,850 | [備考 5]23,795 | [東京都統計 49] |
2002年(平成14年) | [JR 4]60,728 | 24,068 | [東京都統計 50] |
2003年(平成15年) | [JR 5]60,811 | 24,470 | [東京都統計 51] |
2004年(平成16年) | [JR 6]60,606 | 24,822 | [東京都統計 52] |
2005年(平成17年) | [JR 7]60,909 | 25,427 | [東京都統計 53] |
2006年(平成18年) | [JR 8]61,250 | 25,822 | [東京都統計 54] |
2007年(平成19年) | [JR 9]62,070 | 27,117 | [東京都統計 55] |
2008年(平成20年) | [JR 10]61,912 | 27,512 | [東京都統計 56] |
2009年(平成21年) | [JR 11]61,481 | 27,655 | [東京都統計 57] |
2010年(平成22年) | [JR 12]61,426 | 27,899 | [東京都統計 58] |
2011年(平成23年) | [JR 13]60,294 | 27,197 | [東京都統計 59] |
2012年(平成24年) | [JR 14]60,656 | 27,770 | [東京都統計 60] |
2013年(平成25年) | [JR 15]61,067 | 28,447 | [東京都統計 61] |
2014年(平成26年) | [JR 16]60,835 | 28,687 | [東京都統計 62] |
2015年(平成27年) | [JR 17]62,193 | 29,579 | [東京都統計 63] |
2016年(平成28年) | [JR 18]63,690 | 30,581 | [東京都統計 64] |
2017年(平成29年) | [JR 19]64,797 | 31,370 | [東京都統計 65] |
2018年(平成30年) | [JR 20]64,762 | 31,929 | [東京都統計 66] |
2019年(令和元年) | [JR 21]63,882 | 31,489 | [東京都統計 67] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]47,322 | ||
2021年(令和 | 3年)[JR 23]49,238 | ||
2022年(令和 | 4年)[JR 24]54,084 | ||
2023年(令和 | 5年)[JR 25]56,939 |
当駅周辺は、主に区役所をはじめとする北区の行政の中心となっている。
以下の路線が乗り入れ、国際興業バス、東武バスセントラル、都営バス、日立自動車交通によって運行されている。停留所名は国際興業バス・東武バスセントラルが「王子駅」、都営バスが「王子駅前」、日立自動車交通が「JR王子駅」である。
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 都営バス | 新田二丁目行きは深夜バスのみ | |
2 |
|
「王55折返」は平日朝・夕方のみ運行 | |
3 | |||
4 |
| ||
5 | 東武バスセントラル |
| |
都営バス | 王40出入(一部無番):北車庫前 |
| |
6 | 国際興業バス | ||
7 |
| ||
8 | 都営バス | 王55:池袋駅東口 | 池袋駅東口行きは王子駅ターミナルに入らない。 |
9 | 草64:浅草雷門南 | ||
10 | 王40甲・王57:豊島五丁目団地 | 王57は乗車専用。 | |
11 | 王40丙:江北中学校前(循環) | ||
12 | 王40甲:西新井駅前・江北四丁目 | ||
13 |
|
||
14 |
|
||
降車1 | 都営バス | 降車専用 | 王子駅ロータリー内の当停留所が終着・始発となるバスの多くが停車する。(王49、王78は無停車) |
国際興業バス | 降車専用 | 基本的に王子駅始発・終着となる国際興業バスの全ての系統がここに停車。 | |
降車2 | 都営バス | 降車専用 | 王57(豊島五丁目団地行)や高速バスなどが停車する降車専用停留所。 |
北とぴあ前 | Kバス (日立自動車交通) |
王子・駒込ルート:JR駒込駅 | |
のりば | 運行事業者 | 愛称・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
王子駅(北本通り沿い) | |||
ジェイアールバス関東 | マロニエ新宿号・マロニエ東京号:佐野プレミアム・アウトレット・佐野新都市バスターミナル | ||
|
那須・塩原号:那須温泉 / 塩原温泉 / 西那須野駅 |
| |
|
夢街道会津号:猪苗代駅・会津若松駅 / 道の駅あいづ・喜多方営業所 |
| |
あぶくま号:郡山駅前行・福島駅東口 |
| ||
|
ドリーム盛岡 (らくちん) 号:盛岡駅 |
| |
|
境 - 東京線:境町高速バスターミナル |
| |
王子駅南口(ロータリー内) | |||
東京特急ニュースター号:京都駅・大阪駅・天王寺駅・東大阪布施駅 | |||
|
東名特急ニュースター号:名古屋駅・愛知県庁 | ||
|
VIPライナー:名古屋駅 / 京都駅・大阪駅・三宮駅 | ||
|
空港連絡バス:羽田空港 |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.