東京都立公園
東京都が所管する公園 ウィキペディアから
東京都立公園(とうきょうとりつこうえん)は、東京都が所管する公園。東京都建設局が所管する都立公園[注 1]、東京都港湾局が所管する都立海上公園、東京都環境局が所管する都立自然公園および都民の森などがある。
設置場所・地域は主に国有地か都有地である(国有地は国が管理権を委託)。指定管理者制度の導入により、大部分が指定管理者に管理が委任されている。
都立公園
要約
視点
東京都建設局が所管する都市公園。都市基幹公園(総合公園・運動公園)、広域公園、特殊公園(風致公園・歴史公園・動物公園・植物公園・墓園)、緑地(緩衝緑地、都市緑地、緑道)が含まれる。東京都では特に文化的価値の高い公園(庭園)を「文化財庭園」と呼び、その他の開放公園と区別している。指定管理者制度により、動物園・水族園は東京動物園協会、庭園・公園の大部分は東京都公園協会に管理が委任されている。
- 無償化の動き
- 1972年4月、東京都が「都民に、もっと緑と広場を」という方針で六義園や小石川後楽園などを無料開放した。しかし無料化直後から、池のコイが盗まれるなど来園者のマナーが極端に悪化[1]。ほどなく有料化に戻している。
動物園
植物園
庭園
公園名 | 所在地 | 文化財指定 | 時代 | 人物 | 様式・特徴 | グループ[2] | 運営者[2] |
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旧岩崎邸庭園 | 台東区 | 重要文化財(建造物) | 明治 | 岩崎久弥 | J.コンドル設計の洋館 | 文化財庭園グループ | 東京都公園協会 |
旧芝離宮恩賜庭園 | 港区 | 特別史跡・名勝 | 貞享 | 大久保忠朝 | 回遊式泉水庭園 | 文化財庭園グループ | 東京都公園協会 |
旧古河庭園 | 北区 | 名勝 | 大正 | 古河虎之助 | J.コンドル設計の洋館とバラ園 | 文化財庭園グループ | 東京都公園協会 |
清澄庭園 | 江東区 | 東京都指定名勝 | 明治 | 岩崎弥太郎 | 回遊式林泉庭園 | 文化財庭園グループ | 東京都公園協会 |
小石川後楽園 | 文京区 | 特別史跡・特別名勝 | 江戸 | 徳川光圀 | 水戸黄門ゆかりの大名庭園 | 文化財庭園グループ | 東京都公園協会 |
殿ヶ谷戸庭園 | 国分寺市 | 東京都指定名勝 | 大正 | 江口定条 | 段丘崖を生かした回遊式林泉庭園 | 文化財庭園グループ | 東京都公園協会 |
浜離宮恩賜庭園 | 中央区 | 特別史跡・特別名勝 | 江戸 | 徳川家宣 | 潮入りの回遊式築山泉水庭 | 文化財庭園グループ | 東京都公園協会 |
向島百花園 | 墨田区 | 史跡・名勝 | 文化 | 佐原鞠塢 | 唯一現存する江戸時代の花園 | 文化財庭園グループ | 東京都公園協会 |
六義園 | 文京区 | 特別名勝 | 元禄 | 柳沢吉保 | 代表的な江戸時代の大名庭園 | 文化財庭園グループ | 東京都公園協会 |
公園(区部)
公園(多摩地域)
公園(島しょ部)
海上公園
東京都港湾局が所管する公園。東京都海上公園条例により管理され、原則として都市公園法の適用を受けない。水域における自然環境の保全及び回復を図り水に親しむ場所である「海浜公園」、ふ頭内の環境の整備を図り港の景観に親しむ場所である「ふ頭公園」、臨海地域における自然環境の回復を図り緑に親しめる場所である「緑道公園」の3種類に分けられる。指定管理者制度の導入により、全て指定管理者に管理が委任されている。
海浜公園
ふ頭公園
緑道公園
- 青海緑道公園(江東区)
- 有明北緑道公園(江東区)
- 有明テニスの森公園(江東区)
- 大井ふ頭緑道公園(品川区)
- (大森緑道公園) → 大田区へ移管(2013年4月)
- 京浜運河緑道公園(品川区)
- 京浜島緑道公園(大田区)
- (東雲南緑道公園) → 江東区へ移管(2006年4月)
- 城南島緑道公園(大田区) - 城南島海浜公園に接続
- (昭和島北緑道公園) → 大田区へ移管(2016年4月)
- (昭和島南緑道公園) → 大田区へ移管(2012年4月)
- 新木場緑道公園(江東区)
- シンボルプロムナード公園(港区・江東区)
- 辰巳の森緑道公園(江東区) - 辰巳の森海浜公園に隣接
- 東海緑道公園(大田区)
- 晴海緑道公園(中央区)
- 東八潮緑道公園(品川区)
- 夢の島緑道公園(江東区)
自然公園
東京都環境局が所管する自然公園および自然公園施設。
都立自然公園
- 東京都立秋川丘陵自然公園 (あきる野市)
- 東京都立狭山自然公園(瑞穂町・武蔵村山市・東大和市)
- 東京都立高尾陣場自然公園(八王子市) - 一部が明治の森高尾国定公園と重なる
- 東京都立滝山自然公園(八王子市・あきる野市)
- 東京都立多摩丘陵自然公園 (八王子市・日野市・多摩市)
- 東京都立羽村草花丘陵自然公園(羽村市・あきる野市)
都立自然ふれあい公園
- 大島公園(海のふるさと村)(大島町) - 富士箱根伊豆国立公園内
- 奥多摩湖畔公園(山のふるさと村)(奥多摩町)
- 小峰公園(小峰国民休養地)(あきる野市) - 秋川丘陵自然公園内
- 多幸湾公園(神津島村) - 富士箱根伊豆国立公園内
- 羽伏浦公園(新島村)
- 八丈植物公園(八丈町)
都民の森
東京都環境局が所管する自然体験施設(県民の森)。
都立霊園
東京都建設局が所管する墓園(都市公園)。指定管理者制度により、東京都公園協会に管理が委任されている。
関連項目
その他
- 2023年1月から2024年3月まで「都立公園開園150周年」を記念した事業が行われている[3]。最初の都立公園の開園から150年となる2023年10月には都庁が緑色にライトアップされた。
- 緑色にライトアップされた都庁(2023年10月21日)
脚注
外部リンク
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